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チームの様子や大会結果・イベントなど、クラブの今をご紹介します。

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【6年生A】秋季区民大会 予選リーグ総括 「決勝トーナメントベスト8進出!」
コーチの秋元です。
6年生秋季大会の予選リーグが開催されました。
6年生で構成したAチームは2戦とも勝利し、予選リーグ1位通過となりました。
今回は受験を終えて休会から多くの選手が帰ってきたため、最後の大会は6年生だけのチームで臨むこととしました。総勢14名、ほぼ単独の小学校の生徒から構成されるチームで最終学年にこれだけの選手が集まることは、渋谷区の他のチームには無いことのように感じられます。このチームを一つの居場所としてサッカーを楽しんでくれたことがとても嬉しいです。
怪我で出場できないりひと、はおも駆けつけてくれて、ベンチ入りしました。また、LAから一時帰国しているあいらも急遽参戦し、元気な姿を見せてくれました。

ベンチ入り選手:あきら、はる、すみまる、たつき、こうた、しゅうた、あゆむ、ひろ、れんせい、しゅうま、すざく、あいら、りひと、はお

第一試合 vsセントラルA 5ー0
得点者:はる×5

第二試合 vs猿楽 3-1
得点者:はる、あいら×2

この大会はディフェンスの安定性を重視して、3-3-1の布陣としました。
その分、1名となるセンターハーフの選手には負担がかかるため、あゆむとあきらが前後半で交代する役割分担としつつ、サイドからの崩しを狙う作戦としました。が、案の定、はるのパワーに頼る展開で、第一試合ははるの規格外の活躍で5得点を奪ってくれました。
一方で、久しぶりの公式戦の中で、色々と課題点が見えてくる中で、20分ほどしかありませんでしたが、試合の間でいくつかの修正点を確認しました。
2試合目の猿楽はハイプレスと複数名でのパスワークでの崩しが特長の守りにくい相手でした。
前半は苦戦し、はるの遠距離からのシュートでなんとか1点を奪うのが精一杯でした。
後半、選手を入れ替える中で、コーチとしては、あいらを体の強さを活かしたディフェンスで投入することを提案しましたが、選手たちからはるをディフェンスにして、あいらをトップに起用することを提案されました。はるを守備に置くことで、攻め手に欠ける状況になることを心配しましたが、選手たちのモチベーションは非常に高く、集中力高く組織的な守備を行なってくれたことで、守りに入ることなく、安心感のある試合運びができました。
そうした中で、後ろからのボールをうまく収めた形であいらが2得点を決めてくれました。
身体能力の高さを活かした素晴らしいゴールで、このチームの課題でもある、はる以外の得点を実現してくれました。

これで次戦はベスト4をかけた戦いです。小学校生活最後、富ヶ谷SCの選手として最後の大会を全力で楽しみましょう。お疲れ様でした。

動き出す季節。6年生最後の大会とテペ・ノヴォーレ2023始動
内藤です。
1月もまもなく終わり、中学受験の本番である2月初旬が目前となりました。受験生がいいらっしゃるご家庭は、おそらくは緊張もマックスに高まっている時期かと想像します。

再来週にはその中学受験が終わり、我が富ヶ谷SCの6年生の休会組がクラブに復帰します。彼らはそのまま2月の下旬には6年生Aチームとして最後の大会に挑むことになります。長くボールとゴールを共有してきた彼らにとって、最高の思い出になることを強く祈っています。

それと同時に、昨年秋から始めたテペ・ノヴォーレ(富ヶ谷SC U-12選抜)も代がわりを迎えます。

2月よりテペ・ノヴォーレは現5年生からの選抜メンバーを中心に、現4年生、現3年生からもメンバーを選抜して編成します。

2022のテペは、わずか2節ではありましたが、区外のチームと真っ向からぶつかり、自分たちの力がブロック参加チームに勝るとも劣らないという手応えを得てくれたと思います。

2023のテペは、より多くの試合を重ね、さらに高い目標を見据えて進んでもらいたいと思っています。

近日テペ・ノヴォーレ2023のメンバー選抜を行い、2月25日(土)の6年生大会にBチームとして参加し、その初陣を飾ってもらう予定です。

選手の卒団とトップチームの新生。運営体制の変革と交代。
時間が大きく動く節目の季節が近づいてまいりました。

会員保護者の皆さんには、後年もこのクラブで時を過ごしてよかった、そのように振り返っていただけるチームでありたいと思っています。

引き続き愛あるサポート、どうぞよろしくお願いいたします。
令和5年、明けましておめでとうございます
1月もすでに20日ということで随分と遅くなってしまいましたが、新年明けましておめでとうございます。

例年通り、代々木八幡宮様で安全祈願ならびに必勝祈願のご祈祷をいただき、無事新しい年の活動をスタートしております。

4年生チームは年始早々、千駄谷SCさんと区外からリバティーFCさんを富小校庭に迎えて練習試合を行いました。
新しいゴールも、まずは1台だけですが導入されました。

クラブ運営の中心となる執行部の代がわりもいよいよ本格的に進んでいくことになります。

「保護者と地域で育む、選手ファーストの毎日」を支えていただくため、保護者ならびに地域の皆様には引き続きあたたかいご協力をいただきたく、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

富ヶ谷サッカークラブ
監督 内藤 洋史
年末のご挨拶
今年は行動制限のない年末年始ということで、選手および各ご家庭の皆さんも、それぞれの過ごし方をされていると思います。
2022年は、前年に引き続きコロナの存在感を感じながら活動した1年間でした。私自身も6月に罹患し、隔離生活を含めなかなか辛い体験をしました。

それでもこの1年間、社会の情勢としては緩和に向かう流れも確実に感じられました。昨年、あるいは一昨年のように、活動停止に追い込まれてしまうこともありませんでした。

つい先日まで開催されていたワールドカップでは世界の名プレイヤーたちの躍動に、大きな感動を覚えた選手も少なくないはずです。
そしてみんなの先輩である菅野くんが所属する成立学園高校が全国高校サッカー選手権大会へ出場し、国立競技場での開幕戦を勝利で飾りました。

努力を積み重ね、その成果を勝ち取るために本気で挑むことの素晴らしさを、彼らは教えてくれます。
私達富ヶ谷サッカークラブのひとりひとり(選手だけでなく、保護者、指導者含め)が、クラブのことを想い、より良い活動ができるよう絶えず努力と工夫を重ねて、今があります。

保護者が手ずから作り育む、選手ファーストの毎日。それが富ヶ谷サッカークラブのもっとも大切な理念です。

選手の皆さん、保護者の皆さん、指導者の皆さん。1年間お疲れさまでした。
来たる新年も、クラブ一丸で手を取り合い、より素晴らしいチームを目指していきましょう。

それでは
どうぞ良いお年をお迎えください。

監督 内藤 洋史
富ヶ谷SC U-12選抜 テペ・ノヴォーレ第2節 総括
コーチの秋元です。
テぺの2回目の活動は、ホームグラウンドである富谷小学校に同じ区内の本町スポーツ少年団と、新宿区早稲田を中心に活動するFC WASEDAをお招きして交流戦を行いました。

招集選手は以下の13名です。
6年:たつき、しゅうた、はる、こうた、すざく、あきら、はやと(一時帰国中に特別参加)
5年:けい、てとら、ゆうき、そうすけ
4年:ふうか、そうや

1本目 vs WASEDA 3-1
     得点者 はる、はやと、はる
2本目 vs 本町 0-1
3本目 vs WASEDA 4-0
     得点者 そうすけ、はる、はる、はる
4本目 vs 本町 1-0
     得点者 けい
5本目 vs WASEDA 3-1
     得点者 はる、そうすけ、はる
6本目 vs 本町 2-0
     得点者 はる、はる

結果のとおり、13得点中9点をはるが文字どおり蹴り込んでいる状況です。
相手チームも徹底的にマークしてきましたが、パワーとスピードで競り勝って得点に結びつけていました。周囲の選手たちもボールを渡した後に任せてしまうのではなく、もっと連携した崩しを見せられるようにしていきたいですね。
今回は久しぶりにはやとが一時帰国中に参加してくれました。低学年時代に印象的だったスピードに乗ったサイドアタックは健在で、相手選手が体を入れていてもそれを追い越してボールを奪う姿勢は皆の学びにもなりました。

なお、今回は基本的に5・6年生を中心とした現時点のベストメンバーと、一部を4年生たちも組み込んだ編成をある程度固定して臨みました。試合前に各ポジションに期待する役割を伝え、ゲームごとに振り返りをしながら進めましたが、ボールを繋いでいく連携に違いが見られました。
この辺りは普段一緒にやっている同学年とは違い、意思疎通が難しい部分もあると思いますが、折角の上級生たちに混ざって召集されている機会ですので、中盤のポジションごとの位置関係を中心に声を掛け合って連動できると、もっと意図を持った崩しができ、守備から攻撃の切り替えのスピードアップにつながると思います。
来年の活動でもっとレベルアップしていきましょう!
お疲れ様でした。
6年生の北山巴琉選手、渋谷区選抜チームとして地区選抜大会優勝
11/26日に大田区サッカー協会主催で行われた地区選抜大会。
富ヶ谷SCから北山巴琉選手が渋谷区選抜として招集されました。北山選手は全試合に出場し、大田区選抜や稲城市選抜、世田谷区選抜などと対戦し、その5戦を全て勝ち抜き優勝を飾りました。
個人としても1ゴール1アシストを記録しました。選抜メンバーに選ばれるだけでもすごいことですが、その大会で優勝をするというのは、とても素晴らしいことです。

北山選手は、卒業後は昨年のU-12 全日本少年サッカー大会での全国大会ベスト4でも知られる名門、横河武蔵野FCのジュニアユースチームへの入団が決まっています。

卒業まであと3ヶ月ちょっととなりました。
5年生以下の後輩たちからたくさんのリスペクトを集めている北山選手。
残り少ない日々の中で、引き続きそのプレーやふるまいを通じて多くのことを後輩たちに伝えてもらいたいです。

内藤
富ヶ谷SC出身、菅野芳帆くんが全国高校サッカー選手権大会、開幕戦へ出場
内藤です。

先月の22日、全国高校サッカー選手権大会 東京都Bブロック決勝戦が駒沢競技場で行われました。その1戦で国士舘高校を下し、見事全国大会へのきっぷを手に入れたのは成立学園高校でした。同校には、富ヶ谷SC出身の菅野芳帆(カンノヨシホ)くんが3年生選手として所属しており、その決勝戦でも途中出場して、相手ゴールを何度も脅かしていました。

さて、そうして東京都B代表に選ばれた成立学園高校の初戦は、なんと国立競技場での開幕戦となりました。

12月28日(水) 15:00キックオフです。
開幕戦ということで、開会式から観覧することも可能です。

富ヶ谷SCの先輩である菅野くんのプレーを、大舞台で応援できる絶好のチャンスです。

チケットは本日から販売を開始しています。
サッカーファンにとっては年末年始の風物詩ともいえる、全国高校サッカー選手権大会。

この機会にお子様と一緒に観戦をしてみてはいかがでしょうか。
澄みきった広い冬空の下でぶつかり合う青春のきらめきは、忘れられないものになると思います。

https://www.jfa.jp/match/alljapan_highschool_2022/ticket.html

※成立学園スタンドは北側となりますのでお間違えないようご注意ください。
【幼児】秋季区民大会 順位決定リーグ優勝!
内藤です。
先日の予選リーグでは勝利をつかみ取れなかったみんなでしたが、続いて行われた順位決定リーグでは、びっくりする大活躍を見せてくれました。
なんと、4戦4勝で見事リーグ優勝を果たし、初めての表彰状を手にしたのです。

今回も内藤からは特に細かな指示はしていません。試合前に、動き出すときの一歩目を早くしよう、と言っただけです。サッカーは間違いなく彼らのもの。自分たちで考え、しっかり走り、相手のボールを奪い、きっちりゴールを奪い続けた結果としての、リーグ優勝です。

■出場選手

イッセイ
セリナ
エイタ
ケイイチ
アサヒ
シュウヘイ
ゲン
ナオヨシ
ケイヒル
ルナ
リン

■試合別レポート

・第1試合 vs 渋谷セントラルB
勝ち 3-2

エイタが前半だけでハットトリックを達成。予選でくすぶっていた彼の得点力が、一気に火を吹きました。その前半はセリナがゴールキーパーを務め、しっかり守りきり無失点で折り返します。後半は2点を取り返されましたが、みんなで守りきり今季初の勝利を収めました。
後半ゴールキーパーとして入ったリンは、ゴールキックをサイドに散らして攻撃の一歩目を作ることに貢献。思考と技巧を感じさせるプレーでした。アサヒは、予選と比較して明らかに一歩目の動き出しが早くなっていました。シュウヘイはルーズボールに対して長い足でしっかり触れていました。攻守が度々切り替わる目まぐるしい展開でしたが、誰よりもいち早く切り替えてボールを追いかけていたのはイッセイです。ボールを追いかけるコース取りにも無駄がなく、すばらしいの一言です。

・第2試合 vs トリプレッタB
勝ち 4-0

エイタの得点力はこの試合でも爆発。前半2点、後半2点で4得点をマーク。少しテクニカルな分析をすると、このゲームの相手はお団子サッカーではなく、ポジションを分散させるひとつ上のレベルのサッカーを仕掛けてきました。相手チームのほうが全体的に攻勢だった時間は長かったと思います。しかし、その分散したポジションがかえって1vs1の局面を多くすることになり、エイタにとってはドリブル突破のチャンスが多く訪れる結果となりました。そのことが、大量得点につながったようです。
このゲームで注目するべきは、エイタだけではありませんでした。ゴールキーパーのナオヨシは、ゴールキックのときにたくさん考えてから蹴っていました。このゲームでロングシュートを放ったゲンは、ボールの行き先をちゃんと予測して走っていました。ルナは守備のとき、相手に対して強いプレッシャーを掛けることができていました。この3人が見せたプレースタイルは、学年を重ねるごとに真価を発揮していく「大切な能力」を持っていることを感じさせるものです。

・第3試合 vs 千駄谷C
勝ち 3-0

前半のゴールキーパーはアサヒ。リン同様、ゴールキックでは上手にサイドに散らし、リスクを回避するとともに攻撃の起点となりました。アサヒの素晴らしいセービングも見られ、ゲンのよく走って戻る献身的なディフェンスと相まって、これまでのゲームで最も集中した守備を見せてくれました。待望の先制点は予選でも大活躍していたケイヒルから生まれました。
後半はエイタの1ゴールの他に、リンの強力なロングシュートによる1点も決まりました。集中力の高い安定した守備に加え、1ゲームで3人の選手がゴールを決めるという攻撃バリエーションの幅を見せ、完全な勝利を見せてくれました。

・第4試合 vs 渋谷東部 A
勝ち 3-0

ゲームを重ねて、全員がどんどん成長していくのを確認しました。
予選はお休みだったケイイチも、この日はみんなにしっかり合流して、ボールを追いかけずっと走り回っていました。みんながしっかりと走り、このゲームでもエイタ、ケイヒル、イッセイという3名がゴールを決め、総合的な強さを感じさせる1戦となりました。

4試合を通してエイタは9得点。
リーグ得点王として、幼児最後の大会で目をみはる大活躍を見せてくれました。

予選リーグのレポートの際にもお話しましたが、勝敗にこだわったサッカーというコンセプトは、もうしばらくの間、掲げることはありません。しかしそれは、指導の方針として勝利や優勝を喜ばない、ということではありません。

自分たちで勝ち取った素晴らしい大勝利、そしてリーグ優勝、本当に素晴らしいことだと思います。

次は、ランドセルでの通学になれた頃に開催される、1年生の春季区民大会。
そこでの活躍も、楽しみにしています。


【1年生B】秋季区民大会予選リーグ 総括
内藤です。
ワールドカップグループリーグE、サムライブルーがスペイン代表に歴史的な勝利を決めてグループ1位で本戦に駒を進めたその翌日、我らが富ヶ谷SCの1年生選手たちも、区民大会の予選リーグに挑みました。

春季区民大会では直前にメンバーが増えた大所帯の1チームで、ユニフォームのないまま臨むことになりましたが、この秋季区民大会はしっかりとユニフォームに袖を通し、AB2チーム編成で臨むことができました。

学年が進むと、習熟度や意識レベルでAB分けを行うことが多いですが、1年生の彼らに対してはそうではなく、育成テーマ別にAB分けを行いました。

内藤が帯同したBチームの育成テーマは「チームとして仲間意識を持ち、協働すること」です。
プレーのレベルや身体能力が備わっていても、サッカーは一人ではできないスポーツです。昨今、サッカー選手(とくに攻撃の選手)にはエゴが必要、と言われるトレンドがありますが、富ヶ谷SCの育成理念としては、まずはチームワークの精神を大切にしたいと考えています。そんなわけもあり、良くも悪くもエゴが強めな選手たちを、Bチームには集めてみました。

エゴが強い、というと大仰ですが、あくまで小学1年生としてのそれです。
ボールを持ったらドリブル一択でパスをしない、スローインやフリーキックは絶対に譲らない、キックオフを巡って喧嘩をする、どんな時もマイペース・・・などなど、裏を返せば積極性と自信があり、人としての強さを持つ頼もしい彼らですが、この先サッカーを楽しむためには、やはり仲間と一緒に戦う気持ちが大切です。

そんな彼らに、年長3名の追加補強を入れて戦いに挑みました。
※年長の3名については、上記の基準で選んでいません。

■出場選手

コウ
ハル
ユウ
ダイチ
ヒロト
エイタ(年長)
イッセイ(年長)
ケイヒル(年長)

■全体を通して

初戦の前に皆を集めて、2つの約束を守ることをめあてにしてもらいました。それは
[1] 仲間のボールを奪わない
[2] 仲間のことを悪く言わない
の2つです。
4試合を通してこれらが完全に守れた、ということはありませんでしたが、チームを意識して戦う経験、そのきっかけにはなったのではないかと思います。

競技の観点ではは、今回は勝ち点を得ることができませんでした。
それぞれの持っている力は確かなものがあるので、チームとしての一体感を高めつつ、次節の順位決定リーグでは結果を勝ち取ってもらいたいと思っています。

■試合別レポート

(1) vs 猿楽

負け 1-2

相手ゴール前での積極的なチェイスから相手のオウンゴールを誘い1点を先制。
その後、相手GKがバックパスをキャッチしてしまい、これがファールとなって富ヶ谷は間接フリーキックをゲット。ゴールキーパーのダイチがそれを豪快にゴールに(直接)蹴り込みました。本人たちは喜びを爆発させてましたが、残念ながらルール上これは無効です(間接フリーキックを直接決めてしまったので)。この辺のルールも少しずつ覚えていってもらおうと思います。
ダイチがGKながら積極果敢に上がり攻め続けた一方の結果として、ゴールはガラ空きになりがちでした。その局面でもハル、コウ、ヒロトが積極的に相手カウンターを追いかけよく守っていましたが、2失点を喫し、敗戦となりました。
気持ちの強さと大胆さ、このチームの特徴が良くも悪くも表れたゲームだったと思います。特に、自陣ゴール前でボールを持ったハルが、相手FWを冷静にターンでかわしたシーンは、彼のハートの強さを象徴していたと思います。

(2) vs トリプレッタB

負け 1-3

後半、中央からドリブルで飛び出したユウがスピードあるシュートで1点を取る、彼らしいゴールがありました。ベンチからは、年長イッセイの「がんばれ、とみやが!!」の可愛らしいエールの連呼もありましたが、健闘むなしくこの試合も黒星となりました。
ただ、その中でもヒロトのディフェンダーとしての活躍には眼を見張るものがありました。味方全員が上がっていても、自分だけは最後尾にとどまり、いつでも守備ができるポジションにこだわっているようでした。いざ守備のシーンとなったときも、強い球際を見せ、高いデュエル勝率を見せつけてくれました。チームの一員として、役割を意識した瞬間であったように思います。

(3) vs 渋谷東部A

負け 0-10

とにかく圧倒される相手でした。体の大きさの差は明白、キック力やパワー、テクニックのすべてでかなわない相手との一戦。加えて、審判にチャレンジするほどの、徹底した勝利へのこだわりを見せるベンチワークで分かる通り、各選手に対して大人によるメンタル改造も進んでいます。富ヶ谷SCが目指すのとは大きく異るサッカーチームとの対峙でしたが、これが彼らにとって良い体験となることを期待しています。具体的には、数年のうちに、今回の相手を圧倒するようなチームに成長することを、です。
少なからずその手応えを感じたのは、富ヶ谷SC Bチームの全員の気持ちの強さと自主性です。体をはって相手の強いボールを跳ね返すコウ。果敢にゴール前までドリブルで切り込んだエイタ。ナイスセーブを連発するGKのヒロト。ちょっと前まで弱気を見せることのあったケイヒルも、ひるむことなく楽しそうに相手に挑んでいました。
どんなに点差をつけられても、誰一人として気持ちは切れてませんでした(ユウは、ちょっと切れてたかもしれないけれど、今後の課題として拾い上げることができました)。
。ともかく、最後まで自分で考え、全力で走り続けた彼らを見て、こう思いました。
この試合で、自分の力だけでサッカーを楽しんでいるのは、富ヶ谷SCのほうだ、と。

(4) vs 渋谷セントラルC

負け 0-3

4試合目で、Bチームの雰囲気に少しの変化を感じ取ることができました。
試合前、もう出たくないな、と言っていたヒロトが、試合直前に、やっぱり出たいなぁ、と気持ちを持ち直したこと。
キックオフの際に、ユウが作戦らしきものを仲間に耳打ちしていたこと。
これまでドリブルで逃げ回ってボールを失う事が多かったダイチに、パスの意識が芽生えてきたこと。
大きな変化は、その前にちょっとした兆候を伴うことが多いものです。この予選での経験が、1年生のチームビルディングに必要となる、大切な何かを見つけるきっかけになってくれたのではないかと、期待しています。

【1年生A】秋季区民大会 予選リーグ 総括
コーチの三村です。
12月3日(土)に秋期区民1年生大会の予選リーグが行われました。
内藤監督から富ヶ谷Aチームに出されたこの日のテーマは「積極的に試合に熱中すること」でした。
一番近くで見て感じた選手たちの様子をレポートしていきます。


出場選手
きょうすけ、なつ、ゆうさ、あきよし、りょう、しんのすけ、あさひ(年長)


1試合目 vs セントラルA 0-5
試合前の準備運動からどこかふわふわした様子でした。
ポジションを決める話し合いでも反応がうすく、うまくまとまらないまま試合に入ってしまいました。
緊張からかどこか固さがあり相手のドリブルにもなかなか足が出せません。
気持ちの優しい子が多いAチームは相手ボールに1度はチャレンジしても、2度目3度目とガツガツは行けない様子でした。なんとかマイボールになってもキックがいつもより弱く、相手陣地にはほとんど入れない展開でした。
試合後「このボールを渡さないぞ」「相手のボールをぜったい奪ってやる」という気持ちが向こうの方が上だったねと話しました。「失敗したらどうしよう」という選手がいたので、ミスを怖がって全力でやらないことがミスだよ、思い切ってやることにミスなんてないよとみんなで確認しました。

2試合目 vs 千駄ヶ谷B 1−1
公式戦の雰囲気になれてきたのか、さっきとはボールへの気持ちが見違えました。
遠慮がちだった子たちが1度ボールを奪えると、自信をもって2度3度、1人抜かれても2人目3人目が次々にボールに向かって行きました。失点しても気落ちせず見事に1点を取り返しました。
1試合目の反省を生かして、押し込まれた時にもパントキックなら相手陣地に入れること、キーパーが手でキャッチしたらチャンスだよと伝えたところ、何人かの選手はハーフラインを越えて待つようになりました。ボールに集まる団子サッカーに見えてもちゃんと戦術があって、ゴールをねらって動きが変わるサッカーの面白さが見られました。

3試合目 vs セントラルB 0-1
先発選手を決める話し合いで、大きな変化がありました。
キーパーやる!もう1回ディフェンスで出る!疲れてるけど走り回る!と次々に出場意欲を示してくれました。ハーフタイムでも全員が交代したくないというので、仕方なくジャンケンで決めたほどです。 
みんなの目の輝きが最初と全然違いました。

結果は1分2敗でしたが、次はもっと点を取りたい、勝ちたいという言葉が聞けました。
そのためには、初戦からこれくらいの気持ちで試合にのぞむことと、今のくやしい気持ちを忘れないことを伝えました。「積極的に試合に熱中すること」というテーマを全員が達成できたことが何より嬉しかったです。

この年代では勝ち負けよりもまずはサッカーを好きになることが大事なことだと思います。
ボールを思い切り蹴る、ドリブルで抜く、相手のボールを奪う、難しいことにチャレンジする、ゴール以外にもサッカーにはいろんな楽しさがあります。
普段の練習で蒔いた楽しさの種が2試合目で芽生え、3試合目で少し大きくなったことはご覧の通りです。
この芽をより育て、それぞれがやがてどんな花を咲かせるかを楽しみにコーチングをしています。
今、W杯ベスト16のオランダvsアメリカを横目にこのレポートを書いていますが、大きな舞台で躍動するすごい選手たちも最初はサッカーを好きになり、熱中することから始まったに違いありません。
最後に選手たちに出した宿題は、お家に帰ったら今日の3試合で楽しかったことや出来たことを話すこと。それぞれどんな会話があったでしょうか。どうか保護者のみなさんも結果に一喜一憂せず、純粋にサッカーを楽しむ姿を温かく見守ってくださると嬉しいです。
ピッチの中で見ると毎日おもしろい発見や気づきがあります。ご興味のある方はお気軽にアシスタントコーチから参加してみてください。


最後にがんばった選手たちに一言ずつメッセージです。

なつ サイドで待つとゴールキックの受け手になれるよと伝えたらすぐにポジションを取り始めました。
試合の中ですぐに生かせるのはすごいことです!
ゆうさ 試合が始まるとスイッチが入り、内に秘めた気持ちが見えました。スピードがあるのでドリブルを磨くといいアタッカーになりそうです!
りょう 持ち前のパワーと左足のキックで何度もおしいシュートがありました。もう少しゴールまで運べばよかったと自分で気づいていたので次に期待しています!
あきよし 味方が抜かれてもいいようにカバーに回るなど全体を見て動いていることが見てとれました。ポジショニングでチームを助けられるいい選手になりそうです!
しんのすけ 2試合目でディフェンスがうまく行き、そこからは自信をもって何度も相手のドリブルを防ぎました。この日ナンバーワンの成長を見せてくれました!
あさひ 前に残ってカウンターをねらってましたが惜しくもシュートまで行けませんでした。年長は一人だけでしたが、助っ人として緊張することなくのびのびやってくれました!
きょうすけ 攻守に走り回る運動量が素晴らしかったです。ドリブルからのシュートでこの日唯一の得点を取りました。キャプテンとしてもいい見本になってくれました!

次の試合も楽しみにしています。