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チームの様子や大会結果・イベントなど、クラブの今をご紹介します。

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【4年生】練習試合レポート(vs駒場ユナイテッド)
コーチの山野です。
3/3(日)桃の節句、4年生チームは目黒区立第1中学校にて 駒場ユナイテッドSCさん+広尾SCさんから練習試合にお誘いいただきました。
中学生が11人制で使っている広いグラウンド+ピッチャーマウンド、大きなゴールというなれない環境の中で15分x3本の試合を行いました。
相手チームに5年生数人、テクニックとスピードがある選手がいたこともあり、1試合目に大量失点してしまい、自信を失いそうになっていましたが2試合目、3試合目も心折ることなく果敢に戦い、徐々に失点が少なくなりました。
試合ごとに思考錯誤しながら突破口を探す姿勢は素晴らしかったです。
攻められているときは、ボールを奪取してからサイドからのヤマトの裏抜けにチャンスがあるということや、押している時間が多かったから失点が少なくなった等の分析がありました。
なんとかもぎ取った1点は相手を完全にくずしたものでした。
ゼンが左サイドから右サイドに張ったキーランにサイドチェンジ。そのボールを中にグラウンダーで折り返し、タクヤがワントラップで相手をかわし得点となりました。
短い時間でしたが、皆全力を尽くしたようで、数人の選手は徒歩での帰り道に足がつらいと言っていました。失点をたくさんしてしいましましたが、強度のあるよいTMになったと思います。
【1年生】Aチームは渋谷区3位、秋季区民大会 総括
コーチの渡辺です。
2月23日(金)、好天に恵まれた予選大会と打って変わって冷たい雨がそぼ降る中、スポーツセンターで1年生秋季大会決勝リーグが開催されました。

富ヶ谷1年Aチーム、Bチームは、それぞれ1位リーグ、4位リーグに挑み、寒さに負けず素晴らしい戦績を残してくれました。Aチームは1位リーグ5チーム中3位となり、渋谷区3位が確定し見事、銅メダルを獲得してくれました。Bチームも4位リーグを負けなしの1勝2分で終え、4位リーグ4チーム中2位となりました。凍える寒さのなか、頑張って結果を残したA、B両チームの選手に心から拍手を送りたいと思います。

リーグ戦の結果はそれぞれ次のとおりです。

【Aチーム】 
VSセントラルA 0-0
VS千駄ヶ谷A 0-6
VS トリプレッタA 2-4
 得点:ケイヒル×1、エイタ× 1
VS 本町 8-0
 得点:シュウ×2、ケイヒル×2、コウノスケ×1、エイタ×3

【Bチーム】 
VS千駄ヶ谷C 1-1
 得点:ゲン
VSセントラルB 0-0
VS渋谷東部C 3-0
 得点:ゲン×2、ナオヤ×1

今回、Aチーム、Bチームともに予選と同様に、ディフェンス×2、サイドハーフ×2、フォワード×1というフォーメーションで臨みました。

守備面では、(1)フォワードは前線では相手に前を向かせないようにして、サイドに追いやってからフォワードとサイドハーフで挟み込みボールを奪う事、(2)ボールを奪えずに相手に抜かれたらフォワード、サイドハーフはしっかりとボールを追いかけて戻り、数的有利を作ってしっかり守っていく事、(3)ディフェンダー2人はお互いにバランスを取りながら1人は相手のボールホルダーの侵攻を阻止、もう1人は、裏に回り込む相手をマークしながらもう1人が抜かれた時に備えてカバーする「チャレンジ&カバー」で守る事、(4)ドリブルの上手な選手には足だけで止めようとするのではなく、体を相手とボールの間に入れて守る事、などをディフェンス面での原則とし、

攻撃時には、(1)ディフェンス2人のうち1人は残ってカウンターを警戒しつつ、 もう1人が攻撃参加し、4名以上が攻撃参加することで数的優位を作っていく事、(2)ゴールキックの際には、しっかりとディフェンスが左右に開いてゴールキーパーのパスコースを確保しつつ、相手ディフェンスの裏のスペースが狙える場合には、そこを狙ってパスを繋いでいく事、(3)パスを左右に展開して相手のディフェンスがズレる隙を作り、そこで縦にボールを展開してセンタリング又はシュートまで繋げる事、などを攻撃面での原則として選手達にプレーしてもらいました。

結果的に自分たちよりも格上のチームと対戦したAチームは特にディフェンス面でこの原則は概ね達成できていたと思いますが、各リーグを1位通過してきた上位のうち、特に千駄ヶ谷、トリプレッタに対しては、スピードの差、キック力の差、技術の差、判断の差から一瞬の隙を作られて、失点を許してしまう場面が見られました。攻撃面では、個人の力だけで得点まで持っていくことができた予選とは異なり、個人での攻撃の仕掛けがことごとく相手ディフェンダー陣に阻まれ、相手のプレッシャーが強い中でなかなかパスで相手を崩すところまで持っていくことも難しかったと思います。しかし、そのような経験ができたことは今後の糧になると思います。今回はこの実力の差をしっかりと受け止めて、その差を縮めて追い越していけるよう、今後の練習を通じてしっかり改善して行けたらと思います。

逆に自分たちと同等の実力のチームとの対戦となったBチームは、ディフェンス面ではしっかり数的優位を作って相手の攻撃を防ぎ、攻撃面でも余裕を持ってパスを回しながら攻撃を展開していく場面も見られ、ディフェンスラインでもパスでボールを繋ぎ、横パスで相手が引き寄せられたタイミングで縦にパスを繋いでサイドハーフを走らせるような、横から縦に攻撃を展開していく場面が何度も見られました。また、前線からしっかりとプレッシャーをかけてボールを奪い得点に繋げるなど、理想的なサッカーを展開してくれたと思います。AもBも関係なく富ヶ谷SCの1年生チームとして目指しているプレースタイルがしっかり浸透していることが確認できた事は嬉しい発見だったと思います。今後は個人のスピードやテクニックをさらに向上させることで、1年生チーム全体として、厚みのある強いチームを作っていけたらと思います。

それぞれのマッチレビューに移ります。

【Aチーム】渡辺コーチ
前述のとおり、Aチームは、ディフェンス面では概ね目指していたプレースタイルを実行できていましたが、トリプレッタ戦、千駄ヶ谷戦では、多くの時間で集中できていたにも関わらず、全員がボールウォッチャーになってしまい、相手のボールに引き寄せられてしまった瞬間に裏のスペースにパスを通されて大きなピンチを招き、相手のスピードに翻弄され、軽く足を出してしまった瞬間にドリブルでかわされてキーパーと1対1の局面が作られるなど、一瞬一瞬の気の緩みが失点につながってしまいました。

千駄ヶ谷戦の前半は後半終了数十秒前までしっかりと集中を保ち相手の得点を0点に抑えることができましたが、前半終了間際の相手のコーナーキックのリスタートの速さについて行けず、ディフェンスの体制を整える前に相手選手にフリーでボールを与えてしまい、簡単に得点されてしまいました。また、千駄ヶ谷戦のハーフタイム、疲労と寒さから、指定されたポジションへの不満やポジションチェンジの希望を訴える選手が何人か出てしまい、ここは指導者の力不足を痛感しましたが、これを上手く収集できないまま後半に送り出してしまい、結果的に集中の糸が切れたように、失点を重ねてしまいました。

例えば、全員がフォワードを希望してその希望をすべて叶えてしまえば、ディフェンスの選手が1人もいなくなり守備が崩壊してしまうため、個人の希望をすべて優先することが難しいことは、冷静になればどの選手も理解してくれると思うのですが、上位リーグでの緊張や前の試合の疲労、寒さで集中が切れてしまったこともあるとは思いますが、この1番集中しなければいけないタイミングで、そのような気持ちになってしまったこと、それを説得して選手たちをまた集中する気持ちに戻して上げられなかったことは、選手、指導者共に経験不足が露呈してしまった場面だったと思います。

もちろん、集中が切れてしまったこと以上に、相手の個人個人のスピードやキック力、判断力、技術力などが富ヶ谷を少しづつ上回ったことが、直接的な敗因ではありますが、前半は集中できていたことでその差を少しでも埋めることができていたので、この一件が無ければ後半ももっと善戦できていたのではないかと思うと大変悔しい気持ちになります。

しかし、これも含めて今の富ヶ谷の実力だと思いますし、リスタートの速さや気持ちの切り替えの問題は、経験の問題ですので、この経験を次に生かせるという意味では、1年生でこのような経験ができたことはむしろラッキーだったと捉えて今後に生かして行けたらと思います。

また、メダルをかけた重要な試合などでは機会の公平性よりもチームとしての勝利を優先せざるを得ない場面が出てくること、だからこそ、試合に出場したいのであれば、常に試合に出場し続けるために何をすれば良いのか、ということも、こういった経験を通じて学んでいってもらえたらと思います。

攻撃面では、ゴールキック時の連動した動き、ディフェンスの攻撃参加など意図した攻撃はできていましたが、それでも、個人の力、テクニックに頼る攻撃は、各リーグを1位通過してきたセントラル、トリプレッタ、千駄ヶ谷には通用せず、ほとんどの場合、相手ディフェンダーのスピード、デュエルの強さが上回り、個人の能力だけで相手のディフェンスを崩していく事は難しかったと思います。

上位陣に唯一得点できたトリプレッタ戦を振り返ってみると、ディフェンスの裏にヒロトが強いパスを送り、そこに走り込んだケイヒルから1点目のゴールが生まれ、2点目はエイタのフリーキックでしたが、その前のプレーは、相手からボールを奪取したトウマがケイヒルにパスを繋ぎ、それを後ろから追い越してディフェンスの裏に走り込んだシュウにケイヒルがスルーパスを出して、相手のディフェンスラインの裏に抜け出したシュウがワンタッチで前を向き、そのままドリブルでゴールに向かって前進し、その左右をケイヒルとコウノスケが追い越すように走り迫り、シュウとしては(1)ドリブルシュート、(2)ケイヒルへのパス、(3)コウノスケへのパスと3つの選択肢を選べるような大きな決定機を作る素晴らしい連携を見せてくれたことで、相手もたまらずファウルでシュウを止めるしかない、というものでした。エイタのフリーキックも相手がしっかり壁を作っていたその頭上を超えて、しっかりゴールにおさまる素晴らしいものでしたが、その前の「連携」があってこそのゴールでした。

このように、上位に打ち勝っていくためには、パスを駆使しながら組織的に相手を崩していく「組織」としての連携に「個人」の能力を組み合わせたような攻撃がどうしても必要になってきます。また、ディフェンス面でもリーグ戦を通して、集中を保ち、簡単にフェイントに引っかからない個人のディフェンス、ボールウォッチャーにならずに裏の選手をカバーする組織的なディフェンス、リスタートの速さなどに体や判断を慣らしていく必要があります。

今回の1位リーグでの経験を通じて、そこにある上位チームとの確かな「差」が見えましたが、その「差」の正体に迫ることもできたと思います。また、優勝したトリプレッタ相手に2得点もできたことで自分たちの力が上位チームに十分通用する部分も見えたと思います。今はまだこの差は大きく見えるかもしれませんが、練習日数や試合経験数など構造的に縮めることが難しい部分はありつつも、縮められる「差」も存在すると思います。今後はこの「縮められる差」をできるだけ縮め、追い越していけるように、今回の反省を生かして練習に励み、2年生の春季リーグに臨みたいと思います。

【Bチーム】守谷コーチ
雨が降り気温も低く、正直、選手たちのコンディションを心配しましたが、全くの杞憂でした。リンは会場入り直後から「早くプレーしたい、ボールが蹴りたい」とアピール。予選での手応えもあったのでしょうか、選手たちの表情はやる気に満ちていました。今回のコンセプトも、予選に続き「素早い戻りを意識してチームで守ろう」。結果として、1勝2分という「負けなし」の成績でリーグ2位。ゲームの内容としても、最後まで諦めずによく守り、チャンスをきちんと掴んだ結果でした。

3連戦の対戦スケジュールとなったこの日、選手たちには全試合を通じて、チームで守る意識がありました。印象的だったのは、必死に守備に戻るシンタロウ。相手チームにドリブルで攻め込まれあわやという場面でも、シンタロウに続くように一人、また一人と戻ってきます。大ピンチの場面でナイスクリアを見せたあの姿も忘れられません。シンタロウは、ナオヤと交代してベンチに戻ってからも「(今のプレーは)惜しかったね」とエールを送り続けチームプレーを象徴していました。先制点こそ許した展開でしたが、チームは諦めませんでした。人一倍に首を振り守備に尽くしていたゲンが、センにシュートへ繋がる縦パスを出したり、前から積極的に相手チームへプレッシャーをかけにいきます。そんな姿は周囲にも伝わったのでしょう。ディフェンダーの選手が前にボールを繰り出す展開が生まれだし、すかさず飛び出したゲンがボールをゴールへ流し込みました。立役者の1人はナオヨシ。スローインで、チャンスになるスペースを的確に判断し、大きな流れを作ってくれました。待望の同点ゴールで引き分けに持ち込んだこの試合。選手たちはきっと、最後まであきらめないことの大切さをあらためて感じたはずです。

第2戦はドリブルの上手な相手選手に翻弄される防戦の展開でしたが、ソウジが何度もピンチを救います。押し込まれがちな場面で、ディフェンダーとして前線を押し上げるキックを見せます。相手選手に最後まで食らいついていく姿は、勝ちたい気持ちの強さを感じさせました。スコアレスドローとなった後、ベンチに引き上げて来た選手たちには、やり切った達成感のようなものが漂っていました。

いよいよ第3戦。相手は予選でも対戦し、勝利したチームでした。寒さの影響こそピークになっていましたが、第2戦で守り切った自信のようなものがにじみ、選手たちからは「どうしても勝ちたい」との思いが溢れていました。躍動するゲンは、とにかく積極的にボールを取りに行くプレーの連続。トップを務めたソウジからのフォローも受け、あれよあれよとシュートを決め、2得点を叩き出しました。勢いは年長コンビにも波及し、センと同じく最後まで諦めずにボールを追いかけていたナオヤが、ボールをきちんとゴールに押し込み得点。リンも、GKとしての役割をしっかり果たし、この試合を無失点で終えました。試合後、解散する前にセンがお迎えの保護者らの前で、「勝ったぁー!」と弾ける笑顔を見せていたのが、選手たちの気持ちをストレートに表現していたと思います。今回の大会を通じてあらためて選手たちそれぞれの成長を実感できました。Aチームと同様、それぞれの選手のテクニックの向上が、きっとサッカーをもっと楽しいものにしてくれるはずです。
【3年生】練習試合レポート(vs 油面SC)
3年生練習試合 vs油面SC(2月23日富谷小)

コーチの吉野です。3連休初日、油面SCさんと練習試合を行いました。
4年生大会用の新たなABチーム分けの参考にすべく、
選手たちには様々なポジション・フォーメーションに取り組んでもらい検証してみました。

油面さんは東京都7ブロックに参加している試合経験豊富なチームです。
ギリギリの8名参加で、おそらく全員がレギュラーというわけではなかったと思いますが、
上手な選手が数名いた印象でした。
およそ3時間もの間、こちらが2チーム組める人数の中、
1チームで対応していただきご負担をかけたと思いますが、
最後まで全力で試合に取り組む姿は、富ヶ谷の選手達に良い刺激になったと思います。

そんなチーム相手に同等、それ以上の試合展開をできたことは大きな収穫でした。
得点の多くは個人技によるものが多かったですが、コーナーサイドへのボールフィード、
ワンツーでの中央突破、遠目からのミドルシュートなど、
少しずつパターンの広がりが出てきたことは良い傾向だと思います。
また、進んでGKにチャレンジしてくれたケイシ・トウゴ・レンタロウの活躍も目をひきました。
よくある、失点を恐れゴールにへばりついてしまう旧来GKではなく、積極的に前へ出て
DFラインの裏へ抜けたパスを防ぐ姿は最先端のGK像でした。

課題としては、長年の課題となりつつありますが、”パスの活用”でしょうか。
DFラインでのドリブルは減りつつありますが、攻撃時パス一本で楽に抜け出せるところを
ドリブル勝負を仕掛ける場面が多くみられました。
選手同士で「お前も出さないだろ!」と言い争う場面がみられましたが、
この状態が続くとお互い向きになって永遠にパス交換ができません。
コーチは、先にパスを出せる選手が格好良いと思いますし上達につながると思います。
効果的なパスを出せるアツトが途中で抜けましたが、アツトがいた時といなかった時の得点数を
比べてみても、勝つためのピースとして”パスもだせること”がチームの勝利に役立つことが
わかるとおもいます。

引き続き練習で課題を克服していって富ヶ谷3年全体のチーム力を上げていきましょう。
【1年生】秋季区民大会 予選リーグ レポート
コーチの渡辺です。

季節外れの暖かさとなった2月18日(日)、スポーツセンターで1年生秋季大会が開催されました。富ヶ谷はA 、 Bの2チームで大会に臨みました。気候の変化で何名かが体調を崩し、ベストメンバーとは言い難い状態ではありましたが、Aチーム、Bチームともに前回の春季リーグと比べ順位や戦績を上げるなど、それぞれ素晴らしい成長を見せてくれました。

前回の春季リーグでは実力を出しきれず予選5位だったAチームは、今回は全勝で予選リーグ1位通過。前回1勝もできず大会を終えた Bチームは今回は見事1勝を飾り、5チーム中4位となりました。

【Aチーム】 
VSセントラルC 5-0
 得点:アサヒ× 1、ケイヒル× 2、エイタ× 2
VSトリプレッタC 1-0
 得点:エイタ× 1
VSセントラルB 5-0
 得点:ケイヒル×3、アサヒ× 1、コウノスケ× 1
VS渋谷東部A 2-1
 得点:ヒロト×1、ケイヒル×1

【Bチーム】 
VS本町 0-7
VS渋谷東部 C 3-0
 得点:ワク×3
VS渋谷東部B 1-3
 得点:ワク×1
VSセントラル A 13-0

Aチームについては、前回の5位から大躍進して念願の1位リーグへの切符を手にできました。選手たちはこの結果に自信を持ってほしいと思います。ようやく実力通りのリーグに進めたという印象ですが、ここから先は強者がひしめく未体験ゾーンになるので、勝っても負けても自分たちの実力を図る良い機会と考え、胸を借りるつもりで次回の決勝に臨みたいと思います。

Bチームについては、今回大量失点してしまったセントラルA戦では、セントラルが選抜選手をAチームに寄せてきたことで、想定よりも厳しい戦いを強いられましたが、そうした中でも、リーグ戦を通して、自分たちの力で勝利を手にできたことには自信を持って欲しいと思います。次回決勝リーグではレベルの近いチームとの対戦になるので、白熱した試合を見せてくれることと期待しています。

Bチームの中には将来的にAチームで活躍できるポテンシャルを持った選手たちもたくさんいます。戦術をしっかり理解し、強い気持ちを持ちながらも技術や体力がまだ追いついていない選手、ポテンシャルは高くてもそれぞれの事情で中々練習に参加できない選手など状況は様々ですが、練習メニューの工夫やチャレンジブックを活用した自主練のサポートなどを通じて、Bチームのレベルの底上げ、Aチームとのレベル差を埋めていけるような工夫も検討していきたいと思います。

ABそれぞれのマッチレビューに移る前に2つ伝えたいことがあります。(1)スポーツマンシップと(2)体調管理についてです。

スポーツマンシップについて、今回残念なことに、試合間の休み時間に、他チームの選手に対して相手の戦績を見下すような発言をしてしまった選手がいました。その場で、選手にはそれが良くないことを伝え、相手の選手に謝罪し、許してもらえましたが、このような言動はあってはならないことです。Aチームの選手たちの中には、最終戦を敗戦で終えた Bチームの選手に対する思いやりに欠ける態度も散見されました。相手を思いやる心は、勝ったり負けたり、自身の心が傷ついたり、相手を傷つけてしまったりを繰り返しながら成長していくものかもしれませんが、サッカーをプレーする者の精神として、一緒にプレーしてくれる仲間、対戦してくれる相手、レフェリー、指導者、応援してくれる保護者など、そういった人たちのおかげでサッカーを楽しむ事ができること、だからこそ、そういった人たちに対する敬意と感謝は決して忘れては行けない、ということは改めて選手達に伝えたいと思いますし、今後も指導していきたいと思います。

もう一つは体調管理についてです。これは自分自身への反省も込めてですが、前回の交流戦、今回の予選リーグと体調不良で参加できない選手が何人かいました。また、出場できても、体調が万全でない選手もいました。この季節、十分気をつけていても風邪をひいてしまうことはありますし、学校や兄弟から風邪が移ってしまうこともあり仕方ないことではありますが、今回とても動きの良かった選手に話を聞いたところ、前回交流戦に出場できなかった反省から、予選リーグ前の1週間は特に体調管理に気を付けていたそうです。体調管理の大切さを改めて感じたエピソードでしたので情報共有したいと思います。

続いて、それぞれのマッチレビューです。

【Aチーム】渡辺コーチ
セントラルがチーム編成を変更しAチームに選抜選手を集めたことで、セントラルB、Cについては、想定していたよりも強度の低いチームととの対戦となり、試合を優位に進めることができました。

トリプレッタCと渋谷東部Aはそれぞれ実力の拮抗する対戦相手でしたが、富ヶ谷SCの戦術として、フォワード、サイドハーフが、相手を前に進ませない、抜かれても追いかけて守る、ディフェンスラインはチャレンジ&カバーで、重層的にディフェンスすること、攻撃時にはディフェンダーもバランスを取りながら攻撃参加することを徹底し、攻守に数的優位を作ることを意識して戦い、なんとか薄氷の勝利を得ることができました。この作戦では、どのポジションの選手も攻守に前後のスプリントを繰り返すため、体力的には大変厳しい戦いを選手達に強いることになりますが、選手達は、ベンチで交代してくれる仲間がいることを信じて、毎試合全力で走り抜いてくれました。

ゴールシーンはまだ個人の力に頼るところがありますが、これまではボールを奪ってから個人技によるショートカウンターでの得点が多かったのに対し、今回はボールを奪った後にフォワード、サイドの選手にボールを繋いでそこからゴールにつながるシーンが見られるようになりました。チームとしての成長を感じられる嬉しいポイントでした。

今回、何度か見られた良い攻撃のパターンとして、ボールを横に展開することで相手のディフェンスをずらし、その隙をついてボールを縦に展開していくような攻撃、相手ディフェンスの裏のスペースへ抜け出してキーパーとの1対1を作って行くような攻撃、ディフェンダー2人がバランスをとりながら、そのうちの1人が攻撃参加し数的優位を作り出していくような攻撃、こういった攻撃パターンを今後は意図的にもっと多く作り出していけるよう練習に取り組んでいけたらと思います。

23日の決勝戦の相手はどの相手もとても強いチームばかりで、かなりの苦戦が予想されますが、富ヶ谷も成長してきていますし、全くチャンスを作れな訳ではないと思います。これまでやって来た事を信じて最善を尽くし、少しでも良い結果、あわよくばジャイアントキリングを目指して頑張りたいと思います!

【Bチーム 】守谷コーチ
初戦。選手らとポジションや役割を共有した上で、ボール運びやマークの徹底など、課題になりそうなところを伝えて送り出しました。当初は、ボールに視線を奪われる「だんごサッカー」の展開。攻守交代の遅れから、相手チームにうまくスペースを使われる場面が目立ち、失点が増えました。「ゴールをチームで守ろう」「素早い戻りを」と確認しました。

第2戦は、モグモグタイムを経て元気を取り戻した選手たち。ピンチの場面で必死にゴールを守る中、生まれたチャンスにワクがドリブル突破からゴール。最終的にハットトリックとなり、見事勝利しました。実はハーフタイムの時、選手たちは「戻りだね」「これ、、勝てるんじゃない、、?」と話し合うなど、ものすごい集中力を見せていて、それは最後まで切れませんでした。試合終了後、ベンチに戻ってきた選手たちの表情は自信たっぷり。チームで掴んだ勝利は、きっと忘れられないものになったはずです。

しかし、第3戦、第4戦にもなると明らかに疲れが見え、足は止まりだしボールをついつい眺めてしまう時間が増え、相手選手前に蹴り込んでしまうシーンもありました。ただし、第3戦は3失点こそあったものの、1点をもぎ取ったところにBチームの底力を見ました。最も失点してしまった最終戦では、失点の度に選手たちが互いに声を掛け合ってました。直後のプレーでディフェンダーの選手の位置が明確に変わったのは、失点を防ぐために選手なりに考えた対策でした。最後まで諦めず「自ら考えるサッカー」の実践が見てとれ、とても素晴らしかったです。

ゲン:疲れていても頭は冷静さを保っていて、周囲の状況を把握する視野の広さはさすがでした。マークに堅実に取り組めていました。

シンタロウ:一生懸命に戻り、カウンターを阻止するなど何度もピンチを救ってくれました。周囲の状況もよく見え、空いたスペースに移動しチャンスメイクに一役買うなど練習の成果が出ていましたね。

セリナ:第2戦では、ワクへの縦パスを成功させ、ドリブルで抜け出てサイドを駆け上がる姿もあり、技術面での成長を感じました。GKとしても、失点を何度も防いでくれましたね。

ソウジ:ポジションやチームの課題を明確に理解し、まさにチームの頭脳的な存在でした。カウンターを受け、ピンチの場面では、DFとして相手選手との間合いを意識しつつ、上手に対処する様子に新たな成長を感じました。

チハヤ:ボールがコートから出るまで最後まで諦めませんでした。ピンチの場面でも、GKを助けようと積極的に相手選手へ向かっていき守り切りました。

リン:持ち前のキック力を遺憾なく発揮していました。サイドを駆け上がる積極性も印象的でした。ベンチでは戦術の理解度の高さが印象的でした。

ワク:一対一の場面で相手をドリブルでかわし、確実に得点するなど躍動しました。相手選手とボールの間に身体をうまくいれてボールを奪うなど、新たなステージに向かう予感があります。
【2年生】秋季区民大会 決勝リーグ 総括
内藤です。
2月13日(月祝)、北側の日陰に1週間前の雪の残る渋谷区スポーツセンターで、2年生の決勝リーグが開催されました。予選の結果が4位だった富ヶ谷SCは、SIVリーグ(4位リーグ)、5チームで争うリーグでの挑戦となりました。

予選こそ、優勝候補のチームが複数いるグループということで苦戦を強いられましたが、この日の決勝4位リーグならのびのびとゲームを楽しむことができるだろうと予想していました。一方そのことが、ドリブルが得意な一部の選手のスタンドプレー(一人サッカー)による得点量産ではよろしくないと考え、試合前みんなにチャレンジしてもらいたいコンセプトをこう伝えました。

「協働力[きょうどうりょく]を発揮してほしい」

協働力なんて言葉は、彼らはもちろん知らなかったでしょうし、大人でもなかなか聞くことが少ないかもしれません。でも、富ヶ谷SCではもっとも大切にしているコンセプトの一つです。
(毎年クラブ運営部に参画いただく保護者の皆さんにお願いしているのも、まさにこの、協働力です。)

一つのゴールも、一つのディフェンスやキーパーセーブも、一人によって成功したものではなく、みんなで協力して成功させてほしい、そのことを感じてほしいと伝えました。

つまりはチームワークだね、と子どもたちはざっくりと理解して(笑)試合に望みました。

振り返ってみると、いずれの試合も協働力を感じさせるよいチームビルディングができていたと思います。
しかし、試合結果を見ると、内藤が最初に予想していたような、のびのびと簡単にやらせてくれるようなゲームはほとんどありませんでした。

■第1試合
vs 千駄谷C 引き分け 0-0

千駄谷SCの特徴を一言で言い表すと、攻撃陣がしっかりと幅を取って(=両サイドに広がって)、横に広いサッカーを仕掛けてくることです。また、そのサイドからのクロスをきっちりと処理してゴールを生み出す、とてもお手本になるサッカーです。
ただ、この日の対戦相手は、Cチームということもあるのか、そうしたスタイルではなく中央からの突破がメインのスタイルでした。これは現時点の富ヶ谷2年生チームと同じような戦い方、と言えます。強いキックを蹴ることができる選手が何人かいる点も同じ。おそらくは発展途上のチームということで、良い好敵手となりました。わずかにこちらが勝っていたように見えるのは、相手ボールのキックオフで始まる際の、フォーメーションの綺麗さでしょうか。ポジションこそ決めましたが、フォーメーションをきれいに保つようにするというのは、内藤の指示によるものではないので、とても素晴らしいと思いました。

その一方でこちらは予想していた通りですが、予選にはいなかったヒロトが得意の守備で活躍します。いくつものピンチを、ヒロトが救ってくれました。サエはお得意のループパス(ボールを下からすくって蹴る高い軌道のパス)で、相手選手の頭上を超えるパスを成功させます。そのパスの一つはハルに届き、シュートまで繋がりました。

この日のダイチは予選と違い、ゴールキーパーとして堂々としてました。そのゴールキックが相手の隙間を通ってシュウゴに届きます。素晴らしい攻撃の組み立て方になっていました。

ユウも高い集中力で積極的にゴールを狙いますが、残念ながらこのゲームではゴールは生まれませんでした。

(富ヶ谷と引き分けたこの千駄谷Cチームは、この4位リーグで5チーム中2位となりました。)

■第2試合
vs セントラルE 負け 1-4

ゴールキーパーはシュウゴ。このチームの必勝パターンである、シュウゴがキャッチし、すぐにパントキックして一気に攻撃陣にボールを渡すカウンター攻撃が冴えますが、なかなかゴールを生むことができません。逆に、シュウゴのゴールキックが相手に拾われて失点に繋がります。これはシュウゴのキックがどうこうというより、ボールを受けてあげる選手が解決するべき問題でした。左サイドにいるシンノスケにポジションの修正を伝えてみましたが、これまでの練習中に伝えていなかったことを急に伝えても、ゲーム中に解決することは難しそうでした。今後の練習で取り組んでいきたいと思います。

結果は負けとなったこのゲームですが、半年間練習してきた成果を実感できる試合でもありました。サエ、ハル、ダイチはしっかりとトライアングル(三角形)を作り、お団子になることなくボールをパスでつなごうとする姿勢がはっきりしていました。ハルは右サイドをドリブル突破し、中央でしっかりと”中を作っていた(シュートできる位置取りをしていた)”ユウにつなぎます。ゴールにはなりませんでしたが、とてもテクニカルなシーンでした。トライアングル、パス、クロスはこの半年間の練習のテーマでしたから、コーチとしては大きな手応えを感じました。

劣勢のまま進んだゲームでしたが、ダイチの縦パスから、今大会のチーム初得点を、ハルがきっちりと決めて一矢報いました。

(セントラルEは、この4位リーグで5チーム中1位となりました。)

■第3試合
vs セントラルF 勝ち 3-0

ゴールキーパーはサエ。お得意のループパスを、ゴールキックにも活用していました。このゲームではユウが躍動します。シュウゴが左サイドからクロスを入れ、ユウがシュート。これは得点になりませんでしたが、その後
中央から切り込んでユウがゴールを決めると、今度は守備でボールを奪ったヒロトからのパスを受けてこれまたユウがゴール。このゲームでは、ユウが起点となって相手陣内でのパスワークをいくつも成功させます。ボールホルダーのシュウゴに自ら声を出してパスを要求しゴール前でボールを受けてシュートするなど、明らかに半年前とは比べ物にならないパフォーマンスの高さです。ユウが左サイドからゴール前にボールを持ち込んだときは、特に目を見張りました。以前であれば、このシーンでは右足でシュートをするために時間をかけてボールを持ち替えようとし、その隙に相手にボールを奪われていました。どうなるか見ていると、迷うことなくゴール前で中を作っていたフリーのハルへパスをしたのです。
ダイチもパスの意識がはっきりしていて、特に、他の選手がなかなかやらない”横方向のパス”をたくさん出している点は、とても素晴らしいと思いました。
シュウゴは、相手ゴールキーパーのゴールキックを積極的に狙っていき、奪取に成功すると、冷静に右隅へ決めます。実はこれが、公式戦初ゴールですね、おめでとう。

■第4試合
vs セントラルD 負け 0-1

確かな実力差がありました。どちらが強かったのかというと、富ヶ谷SCの方が圧倒していたと思います。しかし、結果は負け。
サッカーの奥深さを実感してもらうゲームになったのではないでしょうか。ゴールキーパーはダイチ。シュウゴは右からクロスを上げ、ハルがシュートを試みるも相手ゴールキーパー正面。シンノスケは、得意な強くて正確な縦パスを使い攻撃を組み立てます。ゲームの進め方は全く問題なく、終始相手陣内で時間が進みました。
ハルは試合後、こう言ってました。「(自分が)決定力不足だった。」と。別にそんなことはないんですが、そう語っているときの彼の口ぶりに(内容とは対照的なその笑顔に)、本当にサッカーが大好きなんだなぁ、と微笑ましく思いました。

失点の理由をあえて言うなら、ずっと相手を押し込めただけに、全員が前掛かりになって(=ディフェンダーも含め味方全員が相手陣内に押し寄せて)、たった一度相手のカウンターの成功、相手側のミラクルを作ってしまったことでしょう。

これについては、ディフェンスの対応の仕方など細かいことは色々あるわけですが、内藤としては現段階気にしなくて良いと思いました。

それよりも、味方が相手を押し込んでいる時に、ディフェンスも相手陣内まで攻撃に参加していたことを評価します。言葉こそ使っていませんが、シンノスケの「今は僕らも攻撃に行こう」という姿勢が、他のディフェンダーを動かしていると見ています。春の大会の頃は、味方が攻めていてもディフェンスの選手たちは自陣のゴール前に張り付いて、ボーッとしていたり、おしゃべりしたりしていたのですから。

素晴らしい進化を確認できたゲームでした。


■総合結果
5チーム中3位

■次の大会に向けて

今年度の大会はこれで終了です。
来年度からは、フィールドのサイズもゴールのサイズも2倍になります。ルールも、6人制から8人制、オフサイドルールありに変わります。当然、必要な力や技、知識や戦術も変わっていきます。基礎練習ではいよいよ、インフロントキックを使ったロングパスを身に着けてもらおうと考えています(キック練習は家族ともできる練習です。タイミングがあればぜひ、促してあげてください)。次の春に向けて、がんばっていきましょう。
【1年生】渋谷区交流戦
コーチの渡辺です。1月27日、渋谷区1年生交流戦が開かれました。寒さの厳しい1日でしたが、快晴のサッカー日和となりました。

予選と決勝に分かれる普段の大会と異なり、今回の交流戦は1日限りのリーグ戦です。富ヶ谷SCは2チーム登録しましたが、試合直前に体調不良の選手が多く出てしまい、同日のキッズ大会に人数がそろわず参加できなかった幼児チームから補強選手2名に参加してもらい、それでも1名不足でしたが、なんとか2チームで出場することができました。

試合前から厳しいスタートとなりましたが、年中さん、年長さんの入ったAチームはリーグ2戦1勝1分、非公式戦も勝利して、見事リーグ1位。人数が一人少ないBチームはリーグでは3チーム中3位となりましたが、人数が少ない中でも善戦し、非公式戦では見事勝利をおさめ、それぞれ期待を大きく上回る戦績を残してくれました。

【試合結果】

★Aチーム
vs美竹 2-1(非公式戦) 得点:ケイヒル×2
vs東部B 1-1 得点:ケイヒル×1
vs本町 2-0 得点:ケイヒル×2

★Bチーム
vsトリプレッタC 0-1
vs美竹 0-5
vs本町 3-2 得点:ワク×1、コウノスケ×1、シュウ×1

【戦評】
★Aチーム
6名中2名が幼児補強選手のAチームは、厳しい戦いが予想されましたが、幼児2名が戦力としてしっかりと機能してくれました。年中のリツトは2学年飛び級でしたが、敵からボールを奪ったり、味方にパスをつなぐ場面も見られ、年中さんとは思えない活躍を見せてくれました。年長のナオヤは、完全に戦力として機能し、3試合フル出場で勝利に貢献してくれました。特にディフェンス時のポジショニングが良く、ファーストチャレンジャーとして相手に立ち向かい、ボール奪取したり、相手を遅らせるプレーを何度も見せてくれました。

守備面では、ナオヤがチャレンジして、それをトウマがカバーして相手からボールを奪う、さらに前線からシュウが戻ってトウマのカバーをするという重層的な守備で、見ていて安心感のあるディフェンスを見せてくれました。最近GKに関心のあるカイもGKで出場した際は、最後まで集中を切らさずファインセーブを見せ、何度となくチームを救ってくれました。このような全体が連動した守備は今後の試合でも継続していきたいと思います。

攻撃面では、ケイヒルのスピードと決定力が一つ抜けていました。広いコートでの試合で、普段よりもケイヒルのスピードと突破力が発揮されていました。また、シュウは、仲間と相手を引き付けてから裏のスペースにスローインを出す攻撃が効果的だったほか、急なダイレクトパスで攻撃の緩急をつけるなどサッカーIQの高いプレーでビルドアップに貢献してくれました。全体的にもパスをつないで相手を崩すチャレンジも徐々に増えてきた印象もあり、このまま継続していきたいです。

★Bチーム
Bチームはトリプレッタ戦、本町戦にはAチームから補強に入ってもらい、6名で試合することができましたが、Aチームと試合時間帯が重なる美竹戦では一人少ない5名での戦いを強いられました。

トリプレッタ戦では、相手にドリブルの上手な選手がおり、DFが飛び込んだところをうまくかわされてシュートを決められましたが、それ以外の場面では、全選手集中を切らさず走り切り、相手としっかり距離をとって無理に飛び込まず、しっかりと守ることができました。特にヒロト、シンタロウを中心に、相手のサイド攻撃時にも首をしっかり振って裏のスペース、敵の位置を確認し、ボールウォッチャーにならずに中央の守備を固めてくれたことや、ワクの前線からのプレス、ナオヨシの相手の攻撃を遅らせるディフェンスや、ボールを簡単に奪われない足元の技術の高さなど、それぞれ持ち味を発揮して、失点以外の場面では、大きなピンチを作らずに相手の攻撃を抑えることができました。

5人での戦いを余儀無くされた美竹戦では、前半はトリプ戦と同様に守備を固め、何度かシュートまでつなぐシーンも見られていたのですが、終盤に押し込まれ、ファンブルしたボールが不運にもゴールに吸い込まれ惜しくも失点してしまいました。後半は1名少ないことで、体力が落ちてきたこともありますが、4失点とも、ゴールキックの際に人数が一人少ないことでボールの出しどころがなかったところを狙われての失点でした。仕方のない失点ではありましたが、今後はボールの受け手がGKが蹴りやすい位置やスペースに動いてあげることで、パスコースを作っていく動きを練習し、このような失点を今後防いでいけるようにできたらと思います。

最後の本町戦は、全選手フル出場で疲れもピークに達しており、攻守の切り替わりの際にもなかなかディフェンスに戻り切れず、互いにカウンターの応酬となる激しい打ち合いの試合になりましたが、自陣のディフェンスラインでは、ヒロトとナオヨシが丁寧にパスを回し前線につなげるシーンも見られるなど、しっかりとボールをつなぐサッカーを最後まで見せてくれました。

そうした中、球際で随所に強さをみせてくれたコウノスケが中央突破で一歩抜け、そこからゴール前に走りこんだワクにつなぎ、ワクが素晴らしいフィニッシュで先制点を奪いました。その後、先方のカウンターから追い付かれ、さらには一時逆転を許しますが、後半には再びコウノスケがカウンターから得点し、さらに、相手のシュートを防いだ際にけがをしたシンタロウと交代して出場したシュウが、こぼれ球を押し込み見事逆転に成功しました。体力の限界を超えて勝利を手にしたこの経験は今後の大きな糧になると思います!

Aチーム、Bチームとも、厳しいコンディションの中でも全力を出し切り、最後まで集中力を切らさずに走り切ってくれた選手たちに感謝したいと思います。

2月は秋季大会の予選と本戦が控えていますが、ぜひこの勢いをキープして、大会に臨みたいと思います!
【2年生】秋季区民大会 予選リーグ
新年のご挨拶にしては遅い時季になりましたが・・・、
明けましておめでとうございます。

監督の内藤です。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、2024年、最初の大会は2年生の秋季区民大会です。
2月3日(土)、2月らしい寒い青空の下で、富ヶ谷SCは予選の3試合に挑みました。

予選リーグの対戦相手は、千駄谷SC Aとトリプレッタ Aを含む3チーム。
明らかに格上の相手にどんなゲームをするのか、選手のみなと話をしました。

まず、負けるにしても負け方には2種類あることを伝えました。
ひとつは相手の強さにやる気をなくして、なすすべもなく負けるパターン。
もうひとつは、相手が強くても、最後の最後まで全力を出し切った上での負け。

皆がどちらの負け方をするかを見守っている、と最初に話しました。

コーチとして、試合前に負け前提での話をするのはどうかと悩んだのですが、強い相手と戦うんだ、という心構えを持って臨んでもらいたくて、あえてそんな話をしました。

3試合を通して勝利も得点もありませんでしたが、負けた試合はいずれも、最後の最後まで全力を出した上での気持ちの良い負けでした。それだけでなく、大きな可能性を感じさせるプレーがたくさんあり、春の大会からの大きな成長を実感させてくれました。

以下、試合ごとのレビューです。

■第1試合 vs 千駄谷SC A

負け 0-10

いきなり大会優勝候補との試合。
相手はクロスからの攻撃が上手だよ、と伝えて送り出しました。
案の定、序盤からクロスを軸に相手が得点を重ねていきます。こちらはハルとユウを2トップにしてカウンターのチャンスを狙います。何度かこちらのカウンターのシーンはありましたが、その数が少ないことと、相手のディフェンダーの足が早く、ハルもユウも追いつかれてしまいカウンターが成功しません。
そこで後半はゲームシナリオを変更し、みんなで1点でも多く守るサッカーに切り替えました。2トップの二人をベンチに下げ、二人には次の試合で活躍してもらうことをお願いしました。その二人、ベンチでとても良い声掛けをしていました。
前半でのことになりますが、ハルフミとユウが中盤で素早いワンツーパスで相手を攻略するシーンがあり、この半年間チームの目標にしていたパスサッカーが体に染み込んでいることを感じさせてくれました。
ゴールキーパーのダイチはいつものような強気の姿勢があまり見られず、相手のシュートを怖がって避けるシーンが多く、これは意外でした。後で聞いてみると、「相手がかなり強い」とコメント。これまで、ボロボロに負けた試合ではその悔しさから相手の悪口をたくさん言っていたのに、相手の強さを認められるくらい精神的に成長していることを知り、素晴らしいと思いました。でも、「ダイチなら怖がらずに止められる相手だったよ」と、正直な感想は伝えておきました。
サエは自陣から蹴り出されたボールを懸命に追いかけ、相手ゴールキーパーと1 vs 1のシーンを作り出しました。すばらしいチェイス(追いかけ)でした。

■第2試合 vs セントラルB

引き分け 0-0

実力の伯仲する相手と、熱い試合になりました。
どちらも多くのチャンスを作り出しましたが、互いに集中力の高いディフェンス、ゴールセービングを見せ、手に汗を握る無失点ゲームのまま終了のホイッスルが吹かれました。
試合開始前、「ゴールキーパーのシュウゴがボールをキャッチしたら攻撃開始の合図。そのときツートップはどうする?」と質問をしてピッチに送り出しました。
ツートップのユウとハルは自分たちでしっかりと答えを表現し、シュウゴの大きなパントキックにあわせて相手陣内に走り込み、たくさんのゴールチャンスを作り出しました。
しかしこの日、内藤にとっての一番のサプライズはシンノスケでした。これまでディフェンダーとして引いたポジションにいることが多かったのですが、この日は積極的に相手陣内に走り込んでいました。しかも、以前のように味方のボールホルダーに寄るのではなく、そこが最高!と言えるゴール前に走り込んでいるのです。それも何度も。そのため、たくさんのチャンスにシンノスケが関わっていました。シュートを打つシーンもあり、以前から楽しみにしていた覚醒の時期が近づいていることを感じます。
ユウとハルのツートップは、普段の練習のときと比べると距離が近すぎた感があります。もう少し離れていつものようにパスを使って相手を崩しても良かったかもしれません。でも、ハルが相手ボックス内にドリブルで侵入した後にゴールキーパーの目の前で見せたマルセイユ・ルーレットは素晴らしかったです。ユウも、試合を通して集中力を切らすことなく、シュウゴのパントキックにあわせてよく走り続けました。
この試合ではサエのディフェンスがとても光ってました。相手の攻撃にいち早く反応して自分の陣地に戻り、ストッパーとして何度も相手のチャンスを潰すことができていました。

■第3試合 vs トリプレッタA

負け 0-5

昨年まで一緒のチームだったアキヨシと対戦することができた第3試合。
ゴールキーパーのサエはナイスセーブを連発。そして、ハルフミが躍動を見せます。相手のドリブラーに対してしっかりと体を入れてボールを奪ったり、気合あふれるプレーで相手の攻撃を潰すシーンをたくさん見せてくれました。この日は3試合通して、積極的で自信あふれるプレーができていたと思います。ナツはやはり、いい場所に顔を出します。トラップも上達しているので足元に収まることが多く、後はその後のキックを磨くことで、チームの力を大きく強化してくれることでしょう。
ユウはトップとして、前線にしっかりと残り攻撃の準備をしっかりと整えていました。なかなか2年生ではできないことなので、すごいです。そんなユウに対し、右サイドを突破したハルからの最高のクロス。中央で待ち構えたユウがシュートを試みます。得点にはなりませんでしたが、ここがこの日のハイライトと言っても言いすぎじゃないでしょう。
ダイチとシュウゴが最終ライン付近に残って守っていたことで、守備がとても安定していました。ダイチは縦方向の技ありショートパスを見せ、シュウゴは強くて正確なロングパスで味方の攻撃の起点として活躍しました。
後半ベンチに下がったナツが、「もう一回出れる?」と聞いてきました。残念ながらその機会はあげることができなかったものの、その意欲的な姿勢に頼もしさを感じました。

来週の決勝リーグ、みんなの本気が勝利につながると信じています。
【1年生】TMレポート
【1年生】練習試合レポート(vs 北沢キッカーズ、三鷹ファイブ)

コーチの渡辺です。11月のUSTさんとのトレーニングマッチ(以下TM) に続き、12月17日(日)、北沢キッカーズさんにお招き頂き、北沢キッカーズさん、三鷹ファイブさんとのTMに参加させて頂きました。

この日は前日までの暖かさが嘘のように厳しい寒さを感じる一日でしたが、選手たちは寒さに負ける様子もなく、1本10分の試合を8〜9本、合計で大人の試合と変わらない90分近くの試合時間を最後まで元気一杯に走り抜けてくれました。

今回は参加人数の関係で、いつもの6人制ではなく、5人制のゲーム、また、会場の北沢中は人工芝ではなく、クレーコートでの試合であったため、普段とは異なる環境での試合となりましたが、選手たちもしっかり適応してプレーしてくれたと思います。

今回、5人制であったこともあり、富ヶ谷は実力分けの2チームに分けて参加しました。結果Aチームは6勝3分17得点3失点、Bチームは7敗1分け3得点20失点でした。北沢キッカーズさん、三鷹ファイブさん、富ヶ谷ともに、トップチームはレベルが拮抗しており、Aチームは実力を試す意味で、Bチームは胸を借りる意味で、それぞれ申し分のない対戦相手でした。結果詳細は次のとおりです。

【富ヶ谷A】
vs北沢A 6-0 得点:エイタ×5、コウノスケ×1
vs北沢B 0-0
vs富ヶ谷B 2-1 得点:ケイヒル×1、アサヒ×1
vs三鷹 1-1 得点:シュウ×1
vs北沢A 3-0 得点:エイタ×1、ケイヒル×2
vs北沢B 0-0
vs三鷹 2-0 得点:ケイヒル×1、エイタ×1
vs北沢A 2-1 得点:トウマ×1、コウノスケ×1
vs北沢B 1-0 得点:ケイヒル×1

【富ヶ谷B】
vs北沢B 0-3
vs三鷹 0-6
vs富ヶ谷A 1-2 得点:ヒロト×1
vs北沢A 0-1
vs北沢B 0-1
vs北沢A 1-3 得点:ナオヨシ×1
vs北沢A 0-3
vs北沢B 1-1 得点:エイタ×1

Aチームの方は、全体的に勝ち越し、上々出来ではありましまが、敢えて厳しいコメントをするなら、得点パターンは前線からのプレス、ボール奪取からのショートカウンターが中心で個人の推進力に頼る形が中心であったこと、守備面では、全体的にポジションが前がかかりになり過ぎて、組織的なディフェンスができずに、あわや失点というシーンが何度となく見られたことなどは反省点と言えると思います。トウマをはじめ何人かの献身的な守備で結果3失点に抑えることはできましたが、攻守ともに個人の力に頼ってしまうようでは、区民大会などの公式戦で上位のチームと伍していくのは難しいと思います。攻撃面でも守備面でも個人の力だけではなく、仲間と連携して相手を崩し、組織的に守れるチームになれるよう、意識しながら練習に取り組んでもらえたらと思います。(本当はとても嬉しい結果でしたが、皆さんの成長のためにコーチは敢えて厳しいコメントをしています。Aチームの選手全員が得点できたこともすばらしかったと思います。)

Bチームの方は、結果を見ると負け越しですが、それぞれゲームを重ねる毎に成長を重ね、どんどん動きは良くなっていきました。選手たちからも試合のたびに手応えを感じている様子が伺え、どんどん強くなっていく見ていてとても楽しいサッカーを展開してくれました。特に3試合目以降、攻撃面では、お団子にならずに広がってボールを回すこと、フィールドに体を開いてトラップすること、自陣では球離れを早くして前の選手に繋ぐこと、守備面では、積極的に前からプレッシャーをかけること、お団子にならずに首を振って、ゴール前のフリーの選手をマークすることなど、各ゲーム後の振り返りにみんなで話し合って確認した改善点をしっかりと実行して、富ヶ谷Aチームや、初戦で大敗した北沢のトップチームにも勝利に肉薄する素晴らしいゲームを演じてくれました。終盤は5名だけで回していた疲れが出たのか、北沢Aとの2連戦では失点を重ねてしまいましたが、積極的に攻める中で、ヒロトやナオヨシからゴールが生まれるなど、とても充実したTMとなったと思います。BチームとAチームの実力差は今は大きく感じるかも知れませんが富ヶ谷ダービーの結果を見れば紙一重である事がわかると思います。基礎的な技術力に加えて、初動の動き出しの判断スピードの速さが攻守で身についてくるとこの差を埋めて行くことができると思います。

今回、Aチームは金子コーチ、Bチームは守谷ーチにベンチワークをお願いしましたが、それぞれ以下の通りレビューを頂きました。

【Aチーム】(金子コーチレビュー)
今回の練習試合は5人制で実施されました。フィールドプレーヤーが4人と普段より少なかったことで、選手それぞれがボールに関わる機会が増え、個の強さが出やすかった一方、パスの選択肢も減っていることで選手にとっては普段よりパスが出しにくいと感じられる状況もあったかもしれません。そのような中、富ヶ谷Aの攻撃はオフェンスの選手が多いこともあって、前線からのハイプレスのショートカウンターが大半を占めるものでした。

富ヶ谷Aは今回の対戦相手に対し決して体格に恵まれていたわけではありませんでした。それでもそれぞれが球際で気持ちのこもったプレーをしていたことで、個の強さを感じられる場面が少なくありませんでした。これまでの試合だと、選手がドリブルを試みるも相手の足に引っかかって前進できないという場面をよく目の当たりにしてきましたが、今回の練習試合では引っかかっても次の一歩が速く、多少引っかかった程度では体勢を持ち直しそのまま前進していける選手が多かったように感じました。そしてそれがチャンスメイクの多さにつながっていたように感じました。こういった対人スキルは経験とともに身につく部分もあると思いますので、普段の練習や練習試合でどんどん伸ばしていってもらいたいと思います。

今回そういった個の強さが特に感じられたのが三鷹戦でした。三鷹さんは技術的にも体格的にも一枚上手のチームで、富ヶ谷Aが比較的早い時間に失点してからも攻め込まれる時間帯が続いていました。トウマを中心に全員守備で最少失点で守り切ると、試合終了間際にアサヒの正確なパスからシュウがサイドネットにシュートを決め土壇場で引き分けに持ち込むことができました。

今回Aチームは9戦で6勝3分けと見事な結果を残しましたが、選手ひとりひとりのこうした球際の一踏ん張りがこのような素晴らしい結果をもたらしてくれたことは言うまでもありません。10分マッチを9本こなしてまだまだやりたいと言っていた選手たちにお疲れさまと言ってあげたいです。

今回は球際の強さや頑張りに目が行くことが多かったですが、他にもよかった点がいくつかありました。
チームとして以前より確実にパスの意識が高まっていて、チャレンジしようとしている様子が何度もうかがえました。ただ、パスが少しズレてしまったりボールの置き位置が少し悪かったり体勢が少し崩れてたりとあと一歩のところで通らない場面が散見されました。前述の「ドリブルが引っかかってしまう」ことと同様、こうしたものもちょっとした成功経験とともにどんどん上達していくと思いますので、これからもどんどんチャレンジしてもらいたいと思います。
あとコーチが指示したわけでなく選手たちが自主的にゴール前のセットプレーでアドリブ的に様々なアイデアを出してくれたことはもはや一観客と化してワクワクするものでした。単純なコーナーキックでは上手くチャンスが作れないと判断するとショートコーナーに切り替えてシュートまで持ち込んだり、ゴールキーパーに出してダイレクトでシュートしたり、子どもたちの咄嗟のクリエイティブなアイデアに感服するばかりでした。選手たちも互いの特徴を理解しながらこのような形でコンビネーションを高めつつあり、将来がとても楽しみに感じました。
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【Bチーム】(守谷コーチレビュー)
序盤戦こそ緊張もあったのか、まだ動きにぎこちなさがあり、あれよあれよと言う間に失点されました。ただ、失点のされ方はシンプルでした。相手チームにパスでつながれ、ボールに視線を奪われた結果、ゴール前でフリーとなった相手選手にシュートを決められる、という場面がほとんどでした。ただ、そんな厳しい展開でも、選手たちは諦めませんでした。失点直後、自然と集まった選手たちは、どうすればよかったのかと互いにコミュニケーションを取っていました。さらに中盤戦になると、選手全員が互いに大きな声を掛け合い、フリーの相手選手が出ないよう必死にせめぎ合い、まさにチームで戦っていました。結果として、序盤戦で失点が相次いだ相手チームに対しても、僅差で抑えることができました。

転機は、第3戦の富ヶ谷Aとの試合でした。「俺、FWやりたい」。普段の練習の時から意欲を示していたナオヨシ。積極的に相手のボールを奪おうとトライします。体格差のある選手にも一生懸命向かっていく姿、感服しました。すると、ナオヨシが攻撃の起点になり、段々とボールが前に前に進んでいきました。そんな富ヶ谷Bの戦いに、富ヶ谷Aが苦戦しているように見えたのは私だけではないはずです。そして、ナオヨシのシュートのこぼれ球をヒロトがきっちり押し込みました。
得点できた影響もあったのでしょうか。その後の試合では、懸命にボールに向かう姿勢が目立つようになり、何度もチャンスがありました。ディフェンス面でも戻りが早くなり「マークだよ!」と選手が互いに気をつけ合ってゴールを守りました。

ヒロトは、コートを走り回る機動力の高さが際立っていました。ボールに食らいついていく気持ちの強さもあるのでしょう。ゴールキーパーとしての存在感も示しました。何度も打ち込まれてくるシュートを次々にキャッチし続けました。両手を上手に使い、キャッチした後も、すぐに周囲を見回し次のプレーを考えていましたね。

ソウジは戦術面での深い理解、サッカーの思考力が光っていました。試合の合間のコーチとのミーティングでも進んで発言し、チームの他のメンバーにたくさんの「気づき」を与えてくれました。技術面でも、ボールタッチやキックで、日頃の練習量を感じさせます。全体の位置関係のバランスをよく見て、空いているスペースに飛び込もうとするなど、視野の広さもありました。冷静さの中にも、アグレッシブに前に進む意識がありましたね。

シンタロウは、DFの場面で何度もピンチを救ってくれました。とにかく急いで自陣に戻ってくれ、切り替えのスピードも速かったです。実は、普段の練習からシンタロウはゲームの際に「ディフェンスがいないんだよね」と教えてくれたり、コートをよく見ていると感じさせます。今日もそれを遺憾無く発揮してくれました。ボールタッチも上達していて、細かなタッチでボールキープできている場面を何度も見ました。GKの時も、周りに「マーク」と声をかけてくれ、それに応えるように選手全員が懸命に手を広げながらゴールを守る姿には、チームとしての頼もしさを感じさせました。

チハヤは、負けたくないという気持ちの強さ、前面に出ていました。フィジカル面で強い当たりを受けてもボールを奪われまいとする姿勢が出ていました。要所要所でボールをクリアし失点を防ぐことに貢献していましたし、ナオヨシからゴールへ向かう縦パスがつながる理想的な展開もありましたね。

メンバー全員に光るものがあるのをあらためて感じました。互いに協力することで得られる強みを、選手たちが感じ取ってくれたら嬉しいです。試合を振り返り、少しでも選手たちが自分の成長を実感してもらえたらと思います。
年末のご挨拶
本日、無事に年内の最終練習日を迎えました。
数年の長い期間にわたって子どもたちの活動を制限してきた新型コロナウィルス。それも今年の春先に5類引き下げとなり、かつてのような活気ある年末の空気感でこの最終日を迎えられたことに、深い安堵を覚えています。


6年生選手の中には、進学受験が直前に迫り、とても冬休みという気分ではないご家庭もあると思います。当人だけでなく保護者のみなさんにとっても大変な時期だと思いますが、受験を終えた後の6年生大会の会場に、全員が笑顔で参加できることを、心より祈念しております。

5年生選手は、進学受験の予定有無いずれの場合でも、この冬休みあたりを境にサッカーとの向き合い方が少しずつ変わってくるシーズンになります。この先心が迷うことがないよう、自分の決断を固める冬休みとしてもらいたいです。5年生保護者のみなさん、運営部としての活動本当にお疲れさまでした。新年からはいよいよ引き継ぎが始まりますね。クラブの冬休みはつかの間ではありますが、どうか心身のお疲れを癒やしていただけたら幸いです。

そして、今年も全力でサッカーと向き合った6年生、来年も全力でサッカーと向き合おうと燃えている5年生。みなさんにはぜひ、来週に開催される全日本U-12サッカー選手権の試合を見てもらいたいと思います。全国の小学生サッカーチームの頂点を極める戦いです。放映スケジュールについてはこちらをご確認ください。

https://www.jfa.jp/match/japan_u12_football_championship_2023/tv.html

4年生の保護者のみなさん、新年からはいよいよクラブ運営の中枢にご参画いただくことになります。子どもファーストで、人に優しい組織づくりに、あたたかいお力添えの程よろしくお願い申し上げます。新運営部のみなさんとチームでご一緒することを、楽しみに待っております。

3年生以下の選手家庭のみなさんへ。日取りの都合もあり、今年は例年より少し早めの年納めとなりました。これから始まる冬休みの間も、自宅や帰省先でできるトレーニングがあります(リフティングやボールタッチなど)。どうか、各選手の小さな背中をそっと押していただけますと幸いです。

本年も保護者のみなさんの愛情あふれる支援の元、子どもたちがのびのびとサッカーをできた1年であったと思います。みなさんの深いご理解とご協力に心よりお礼申し上げつつ、年末のご挨拶に代えさせていただきます。

暖冬の12月から一転して一気に寒くなってきたこの頃、コロナの存在感が減った代わりにインフルエンザが流行っていると聞きます。
どうぞ、お体をご自愛いただき、良いお年をお迎えください。

監督
内藤 洋史
【4年生】秋季区民大会 順位決定リーグ 総括
コーチの山野です。

 12/9(土) 4年生チームが秋季大会順位決定戦に臨みました。結果は3チーム中1位。最後のフレンドリーマッチも勝利し、全勝笑顔で秋季大会を終えました。

試合前に皆に目標を聞いたところ、「全勝する!」「後悔がないようにする。」「1点はとる。」「守備時の寄せを早くする!」「寄せる際に切る方向を明確にし、見方が次を予測できるようにする!」等の意見がでました。

メンバー以下11名
エニシ、コウイチロウ、タクヤ、シンノスケ、ソウ、ミナト、ゼン、ヤマト、ヒューゴ(キャプテン)、チフク、シュンイチロウ
試合結果
■1試合目vs 渋谷東部B
〇4-0(前半1-0、後半3-0)
得点者:シンノスケ(ヒューゴ) タクヤx2 ヤマト
当日の1得点目はキャプテンヒューゴからスルーパスを受けたシンノスケでした。これまで、GKとしての役割が多かったシンノスケですが、練習時に体が大きく、足が速いので前線へのパスが納まりやすかったこと、FWを楽しそうにしていたこと、本人の希望でコンバートしてみましたが、結果1日4得点の大爆発でした。
前半を終えてベンチの会話も素晴らしかったです。途中経過で勝っていましたが、押しているゲーム展開の中でも、〇〇番の選手足が速くてうまいのでカウンター気を付けないといけない、DF一人は前に行っても、一人は警戒しよう。という話をしてピッチに戻っていきました。浮かれず地に足を付けた頼もしい選手達です。
2点目はこぼれ球をタクヤがミドルシュート。美しい軌道でゴールに吸い込まれました。相手選手がほぼペナルティーエリアに入っている状況でナイス判断でした。キック力もついてきたタクヤが新しいスキルを得たように、何度かチャレンジしていたところが印象的でした。3点目はヤマト。右サイド深くまでドリブルで侵入し、角度のないところから技ありシュートを決めました。4点目はシンノスケ、チフクの前線での激しいプレスからこぼれ球を拾ったタクヤが右から中へカットインしてシュート。目標を皆で体現したようなゴールでした。
 
■2試合目vsセントラルC
〇1-0(前半1-0、後半0-0)
得点者:シンノスケ
 2試合目は結果からも分かるように、タフな試合でした。前半シンノスケがペナルティーエリアやや右ライン上から見事なシュートを決めたものの、そのあと危険なシーンもいくつもありました。それでもチーム一丸になっての守備で守り切りました。シュンイチロウのスーパーセーブやコーチング、FWのシンノスケのディフェンシブサードに戻っての献身的な守備、ミナトの見失いがちなファーサイド相手選手への視野の広い守備が印象的でした。       
そんな試合の中でも時折話題に挙げていた、DFのソウ、コウイチロウがボール奪取した際に攻撃に繋げるパスを見ることが出来たのは収穫でした。DFとして当然どうしても失点したくない意識が高い二人なので、これまではピンチの時はすぐにタッチラインに出したり、ダイレクトで大きくクリアしてしまうシーンが目立っていました。ただ、安全にやっていたら攻撃に繋がっていたかもしれないチャンスもなくなってしまう。失敗したら次どうすればいいか考えればいいから、チャレンジすることが成長に繋がるよって促していました。終わってからのMTGでタクヤからディフェンシブサードのサイドからの縦パスがうまくいっていたとの指摘があったことは、試合を通じて攻撃のパターンを自分たちで獲得しているのだと思います。
 
■3試合目vs セントラルC(フレンドリーマッチ)
〇3-2(前半1-0、後半3-1)
得点者:シンノスケx2(ソウ、ゼン)、タクヤ
モグモグタイムを経て3試合目に臨みました。HTに聞きましたが、数人の選手が食べたばかりで体が重たかったようです。捕食することでスタミナ回復が図れますが、何をどのくらい食べると調子がいいかは経験したり、ご両親に相談したり、自分で意識して調整しましょう。
チーム総力戦で挑んだ3試合目。前半は体が重い、相手がフレッシュな選手だったこともあったのか、寄せても止まり切れず1対1の局面で負けていた印象でした。1失点で折り返して戻ってきた選手達でしたが、誰一人ネガティブな心境の選手はいないようでした。それよりも、「〇〇番と●●番にサイドで裏を取られてるよ。マークの確認をしよう。」と会話をしてからピッチに戻っていきました。前半ベンチでお腹を休めていた選手達が途中交代で入っていったせいか、後半はペースを持ち直してきました。1点目は守備から前へつなげる意識が高まったソウからのスルーパスを圧巻のスピードドリブルでGKとの1対1を制したシンノスケが得点。2点目は前線のプレッシャーからこぼれ球を拾ったタクヤがゴールに流し込みました。3点目は左サイドのゼンからのグラウンダークロスを遠いサイドに膨らみながら絶妙なコースで走り込んだシンノスケがゴールの右サイドに沈めました。終了間際に1失点したものの、なんとか全勝を勝ち取りました。

秋季大会後半戦、チーム全員で目標通り有言実行した全勝は格別だったと思います。試合中は真剣にプレーし、MTGでも立派に意見交換をしていた選手たちですが、解散時にはご両親達の前で、盛大に浮かれ切っていました。(素晴らしい!)
 試合後に帯同いただいた渡邊コーチから、「皆、個人としてもチームとしてもすごい成長していて感動した!」とのお言葉を頂いたように、皆出来ること、アイデアがどんどん増えていると思います。これからも貪欲にサッカーを楽しみ、一緒に成長していきましょう!