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チームの様子や大会結果・イベントなど、クラブの今をご紹介します。

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【1年生B】春季区民大会予選リーグのレポート
内藤です。
夏休みも明けた9月2日、1年生の春季区民大会の予選が行われました。(これから秋に向かうこの時期に春季大会というのは、6月7月の雨天の影響によるものです。)

内藤はBチームに帯同しましたので、その様子をレポートします。

■出場選手

ケイイチ
リン
チハヤ
ゲン
ワク
ソウジ
ヒロト

■めあて

今大会が初めての試合となる子がほとんどでしたので、勝利をめざすことよりも、仲間とサッカーの試合を楽しむことを目標にしました。チームスポーツ、対戦相手あっての仲間です。この一日の体験が、仲間との結びつきを強くしてくれたはずです。

■第1試合
vs 千駄谷B
負け 0-5

■第2試合
vs トリプレッタB
負け 0-2

■第3試合
vs トリプレッタC
負け 0-5

■予選を通してのふりかえり

第1試合の前、ゴールキーパーをやりたい人を募ったところ、誰も手を上げませんでした。みながそれぞれ、「ぼくはできない」「やりたくない」と小声で返します。
よくあることですが、まずはその意識から変えてもらいたいと思いました。

「誰かがやらないといけないことがあって、それを全員がやりたくないといったら、チームは困らないかな?」

そう言っても「じゃあ僕がやる」というようにはいきませんでした。
結局試合ごとにじゃんけんで決めたんですが、第1試合のヒロト、第2試合のチハヤのゴールキーパーの活躍を見て、みんなの気持ちも変わってきたようです。
第3試合の前に「ゴールキーパーをやりたい人?」と聞いてみたところ、ソウジ、リン、ワク、ゲンの4人が手を上げました。最終的に、じゃんけんでソウジがゴールキーパーとなり、強い気持ちで前に飛び出す素晴らしいゴールキーパー姿を見せてくれました。

3試合通して、みんなよく走り、そして粘り強く守備をしたと思います。全員が全身でサッカーの試合を楽しんでいることが伝わってきました。

ピッチの外では、保護者の皆さんが息ぴったりに「ナイスー!」「オッケー!」の声。大会開始前に、選手だけでなく、保護者のみなさんにとってもデビュー戦、とお伝えしましたが、保護者の皆さんのチームビルディングもばっちり進めていただけたようで、頼もしい限りでした。

さてさて、今回の予選ではBチームには勝利も、得点もありませんでした。
でも、心配しないでください。富ヶ谷SCはいつも、そこからスタートするんです。

歴代の卒団生の保護者のみなさんが口々に言います。

「富ヶ谷SCはまるで、漫画の主役のチームだった」、と。

6年間かけて進む、感動のストーリーが始まります。

もちろん、2週間後の決勝トーナメントでいきなりなにかが変わるということはまだないでしょう。だからこそ、選手、保護者のみなさんが一丸となって、一歩ずつ前に進んでいけるよう、サポートをしていきたいと思います。

決勝トーナメントも楽しみましょう!
【1年生A】春季区民大会予選リーグのレポート
コーチの渡辺です。

厳しい暑さが続きますが、暦は秋に変わり、秋季大会がいよいよ開幕しました。
ただし、1年生は春季大会が延期されてこのタイミングにずれ込んだため、「春季大会」としての実施になります。
9月2日、その春季大会の予選リーグが開催されました。

今回の大会から、1年生はチームを2つに分けて臨みました。
チームは予選リーグのレベルや、選手の体力、練度、練習の参加状況などを踏まえて決めましたが、今後もこのチームを固定するつもりはなく、選手のコンディションや、練習状況を見ながらメンバーはどんどん入れ替えていきたいと思います。

結果として、Aチーム、Bチームともに悔いの残る形となってしまいましたが、両チームとも、選手たちは最後まであきらめずにボールを追いかけ、選手たちにとっては、悔しさを抱えつつも、できたこと、できなかったことを実感できた、得るものの多い予選リーグになったのではないかと思います。

コーチ陣にとってもAチーム、Bチームにかかわらず、新たな課題を確認できただけでなく、期待以上のパフォーマンスを見せてくれた選手たちの発見等も含め、実りの多い予選リーグとなりました。

Aチームが戦ったグループAは千駄ヶ谷、トリプレッタともにおそらくレベル分けされた上位チームが参加する強度の高いグループでした。セントラルはA・Bチームとの対戦となりましたが、今回のセントラルはA〜Eチームまで5チームが出場し、おそらくレベルとしてはおよそ均等割のチーム編成のようでした。結果として仮に他のグループで勝ち進んだとしても決勝トーナメントで対峙しなければいけない強敵と予選リーグでぶつかる形となりました。Bチームが戦ったグループBは、千駄ヶ谷のBチーム、トリプレッタのBチーム、Cチームとの対戦となりましたが、富ヶ谷にとっては、Aチーム、Bチームそれぞれ、自分たちのサッカーのレベルの現在地を知る上でも丁度よい対戦カードであったと考えています。

それぞれの試合について以下の通りコメントします。

【富ヶ谷A VS 千駄ヶ谷A】 0-6
気合十分で望んだ第1試合でしたが、走力、テクニックに勝る相手に押し込まれる展開が続き、浮足立ったところから失点、さらにサイドにボールを散らしてからのセンタリングに合わせるお手本のような攻撃に対応できないまま失点を重ね、後半は持ち直したものの、攻撃面でもなすすべなく、結果的に0-6での惨敗を喫しました。

【富ヶ谷A VS セントラルA】 1-1(得点者:けいひる)
第2試合目のセントラルA戦では、相手チームに1人身体能力の高い選手が攻守で活躍し、同選手から先制を許したほか、富ヶ谷の攻撃もその選手に阻まれる場面が何度かありましたが、全体的には富ヶ谷が押し気味で試合を進めることができたと思います。まだまだ団子サッカーから抜け切れていませんが、パスでの展開もしながら何度か良いチャンスを作っていたことは評価したいと思います。後半にケイヒルがこぼれ球を押し込んで同点に追い付き、その後も何度かチャンスが訪れましたが、勝ち越しにつなげることはできず、惜しくも同点となりました。

【富ヶ谷A VS トリプレッタA】 0-8
第3試合のトリプレッタAは千駄ヶ谷同様チームとしての完成度が高い上に、テクニックのある選手も多く、角度のないサイドからシュートを決められる等、第1試合に続き0-8の惨敗を喫してしまいましたが、富ヶ谷のパスミスからの失点など、改善の余地のある失点もありましたので、この差を埋めるべく、練習に取り組んでいきたいと思います。

【富ヶ谷A VS セントラルB】 0-1
最後の試合となったセントラルB戦は、惜敗を喫しましたが、試合内容は今回の富ヶ谷Aチームの予選リーグの中では一番良く、しっかりと守り、たくさんのシュートチャンスを作ることもできました。最後の一瞬の気の緩みから、相手スローインの際にしっかりとマークに付くことができず、フリーで受けた相手選手に決められてしまいましたが、勝てるチャンスがあっただけにとても悔しい敗戦となりました。

Aチームメンバーには試合後のミーティングで各選手に試合を終えての気持ち、試合を通じての課題と評価、その課題をどう克服していくか、次のトーナメントに向けた意気込みを語り合ってもらいましたが、選手たちは落ち込むことなく、気持ちを切り替えて、2週間後のトーナメントに向けて悔しさをパワーに変えてくれていました。

短い期間ではありますが、指導部としても今回見つけた課題や発見を次に生かせるように練習を組み立て指導しトーナメントに臨みたいと思います。
【6年生A】春季区民大会決勝トーナメント 総括
7月17日(月)海の日に6年生の春季区民大会決勝トーナメントが行われました。富ヶ谷Aはアンダー11のテペ・ノヴォーレという選抜チームでエントリーしました。5年生8人と4年生1人にスペインから帰国中の櫻井廉大くん(サクレオ)を加えた10人です。
一度は富ヶ谷SCを離れた彼をこのチームに迎えていいものか、選ばれなかった選手の気持ちはどうか、迷いはもちろんありましたが最後は「富ヶ谷で考えられる最強のメンバーを選出する」という元々のチームコンセプトにそって判断しました。
何より選手たちみんなが10ヶ月ぶりにサクレオとプレーできることを心から楽しみにしていました。それは彼が積み上げてきた信用の貯金です。特別な言葉がなくてもいつまでも過去にとらわれるのではなく、今を楽しもうとする選手たちに清々しさを感じました。
プロチームや代表チームではいろいろな個性がぶつかったとしても、勝つためには団結して協力して強いチームを作ります。それはサッカーというチームスポーツの素晴らしい一面だと思います。
もしかしたら他の学年でも、友達との関係で迷うことがあるかもしれません。このチームのように “ 時間が解決してくれる “ というような安易なことは言えません。が、それでも少したくましく大きくなった選手たちを見て ” この年代で間違いなくいい経験をしている “ ということは言い切れそうです。

(1)vs トリプA 0-4
(2)vs 富ヶ谷B 0−1
(3)vs 本町 0-3

3敗という悔しい結果になりましたが、富ヶ谷AB対決となった2試合目を取り上げます。
富ヶ谷Bは6年生で組織されたチームでお互いに個々の特徴をよく知っている相手です。学年対抗でゲームをして勝てたことはほぼありません。力の差があるからこそボール際はより激しく行く必要があります。何度も決定機を作られましたが、サクレオのスーパーセーブもあり守備面では1失点でよくこらえたと思います。こちらのゴールチャンスは3回ありました。
(1)ダンペイがいい形で前線でキープ、中央でフリーになっていたタクヤにパス。抜け出したもののシュートはキーパーに取られました。いつもなら右前にドリブルするところを逆手に取ったいい判断でした。
(2)ワクタロウが左サイドでドリブル、相手を4人引きつけたところで中央でフリーのフウカにパス。トラップが少し乱れシュートに至らず。この前に左サイドをドリブル突破したことが伏線となって、相手DFがカバーに気持ちがいったことで中央がフリーになりました。
(3)リクの直接FKからのシュートをキーパーが弾いたところをタクヤが詰めるも得点ならず。敵味方5、6年生の中、最初にボールに行ったタクヤの気持ちの強さがよく現れていました。

3敗という結果に納得している選手はいませんでしたが、試合後に櫻井コーチが「結果は悔しいけど、これは6年生大会の決勝トーナメント。ひとつ上のカテゴリーにチャレンジできたことがすごい。1年ぶりに見た5年生はパスがつなげるようになっていて驚いた」と言ってくれたことで表情も明るくなりました。本当にその通りだと思いますが、テペとして今後よりいい試合ができるようにあえてそれぞれに主な課題を伝えたいと思います。

5年
リク(C)
CBとしてフル出場。中心として声が出るようになってきました。浮き玉の処理はDFにとって避けては通れないです。まずは後ろに逸らさず前に弾き返す練習をしましょう。もう一つ浮き玉で20〜30mくらいのロングキックは必要な技術です。それを蹴れると足の早い選手を走らせることができるので、相手の守備ラインを下げることができ結果的に後ろのパス回しがもっと楽になります。期待しています!

カズキ
左DFとしてフル出場。守備時の1対1はチームで一番うまいです。MFを追い越して攻撃参加が増えたのも素晴らしいです。せっかくいい攻撃参加なのに、声がないので気づいてもらえてないシーンが多く見られました。もう一つ、パスが弱い点は改善したいです。つま先でチョンと蹴ったのを相手に拾われて連続して攻撃されるのを改善したいです。迷ったらロングキックをドーンでいいと思います。期待しています!

コウタロウ
右DF。パワーとスピードを兼ね備えている選手です。少しずつ次に起きることを予測できるようになってきました。が、まだまだ基礎がもの足りないです。思ったところに止められないから、次のプレイに移るのに時間がかかりプレッシャーを受けてしまいます。守備面ではボールに飛び込むクセを改善して粘り強く守備をしたいです。体の強さを生かした守備を学んでいきましょう。期待しています!

ダンペイ
主に右MF。スピードがありスペースに抜け出すのが上手いです。密集しているところでもドリブルしてしまうのは、顔が上がらずボールを見てしまうからです。周りの状況を見て判断できるともっとプレーの幅が広がります。そういう意味で上でも書いたタクヤへの左足でのパスの感覚は今後につなげてほしいです。あとは気持ちのコントロール。闘争心はいいんですが、あおりに乗っては相手の思うツボ。期待しています!

ワクタロウ
左MF。課題だった守備と縦へのドリブルにチャレンジ出来ていました。3試合目の3失点目など玉離れが早すぎてパスミスになっていることがあるので、しっかりキープできるとチームを落ち着かせられます。左でゲームを作るというチームコンセプトの中心になるために、3試合走り続ける体力が付くともっともっといい選手になりそうです。期待しています!

ユウキ
FW。縦へのスピードとコースを狙ったシュートが特徴です。3試合とも押し込まれる時間が多く、ほぼシュートチャンスがありませんでした。それでも前線で効果的な守備ができている時は後ろが楽になります。その為には、ボールホルダーだけでなく自分の周りの状況を見ることで位置取りを変える必要があります。この日は体調不良の中よくがんばってくれました。次は万全でのぞみましょう。期待しています!

フウカ
中MF。豊富な運動量と球際の強さ、点を取る意欲に溢れた選手です。コーチングの声も一番出ていたし、課題だった逆サイドへ展開するパスも何度か見られました。前述した2試合目のシュートチャンスは惜しくもトラップミスになりましたが、あの時間帯にあそこに走っている嗅覚はさすがです。次はしっかり決められるように高いレベルを目指して欲しいです。期待しています!

タクヤ
主にFW。4年生ながらテクニックに優れ、気持ちも強いです。今大会はパワー面で不利になるかと思いきや、逆にすばしっこさを生かして大きな相手がやりにくそうでした。前述した2試合目のダンペイのパスもそうですし、最後にキーパーのこぼれ球に一番に反応しました。必要な場所にいることは才能です。その後の展開を予測できるともっと周りを使ったプレイができそうです。期待しています!

スズレオ
右MF。スピードと攻撃センスに優れた選手です。独特なスタイルから感覚的な部分に目が行きがちですが、実は周りをよく見てプレーしています。今回は攻め込まれる時間が長かったですが、相手にボールを保持されている時の前線の守備に見事に生かされていました。後日のヒアリングで理由はわかりましたが、1試合を残しての無断での途中離脱は残念でした。チームスポーツであることを一緒に学んでいきましょう。期待しています!

サクレオ
GK。安定感のあるセービングで何度もシュートを防いでくれました。取ってからのスローイング、スペースへの低弾道のキックはカウンターの起点になっていました。課題はプレースキック。ゴールキックで浮き玉を蹴れると相手FWが下がるので、もっとショートパスでつなぎやすくなります。次はチームを助けに来た中心選手だと思って遠慮なくより堂々と参加してほしいと思います。期待しています!

ケンタ
今回はメンバー外でしたが、暑い中3試合を通して大声で応援してくれました。これはなかなか出来ることではないと感心しました。チームプレイヤーとしてその優しい気持ちを持ち続けてほしいと思います。今度は一緒にピッチで戦えるのを楽しみにしています。期待しています!

(三村)

【4年生】トレーニングマッチ総括(vs 多聞SC)
コーチの山野です。
7/17(月) 海の日に多聞SCさんを富小グラウンドに招待し、4年生TMを開催しました。

出場選手:ゼン・チフク・エニシ・ヤマト・コウイチロウ・ソウ・ミナト・スバル・タクヤ・
3年生:アツト・キョウイチ・トモカズ

4年生にとって3年生の春以来、2回目の多聞SCさんとのTM。
猛暑であった都合上7人制オフサイド有、試合8分/4分休憩を1セットで試合を行いました。

試合前に選手たちには下記のことを伝えました。
今回試合結果には拘らずに、これまでトレーニングでめあてとしていたことをチャレンジしよう。みんな、仲間がチャレンジした為に起きた失敗はOKとしよう。
毎回伝えることですが、相手選手も含めTMに関わってくれている全ての人に感謝しつつホームチームとしての振舞いも素晴らしかったです。

ここ数カ月目標としてきたことは、攻撃では縦にボールを入れることを優先とした横パス、前線での守備時に連動した前からのプレッシャーの2点でした。
試合としては選手達は目当てとしていたことの後者にフォーカスしてチャレンジしてくれました。相手陣内でボール保持されているときに誰かが最初に、パスコースを限定し次のパスコースが予測できるようなプレッシャーを掛ける。次の選手が次にパスが出てきそうな選手にプレッシャーを掛ける。ボールが取れそうなタイミングで奪いきるということです。
そういった理由で富ヶ谷としては前掛かりな展開になったように見えました。試合結果にも如実に表れており、勝ったゲームは1-0が4回、負けた試合は2-0や3-0が4回程度でした。得点シーンはショートカウンター、失点はボールの取りどころで奪いきれずに高いディフェンスラインの裏をとられたものがありました。
 前者のめあては今回チャレンジできる機会が少なかったようです。2つのめあては、トレーニングをする上で両立しやすいですし(半面フィールドでのゲーム形式)、サッカー選手として知っておくべきセオリーの一部であるとは考えます。ただ試合の中で同時に再現することはなかなかレベルが高いと考えていましたので気にせず、今後様子を見ながら取り組みたいと思います。後者のめあては、より皆で理解を深めていきたいと思います。
 相手のクロスボールに対して遠いサイドの選手のマークが甘く失点したシーンがありましたが、試合の中で修正することができました。ディフェンスのボールを持っていない選手にマークする立ち位置、(基本ゴールを背、ボールとマークが同時に見える、パスカット、チャレンジできる間合い)については日々意識して取り組んでもらえたらと思います。

 3年生選手は突然、4年生のめあてや、決まり事(コーナーキックのサイン等)を聞かされたと思いますが、4年生に負けじと楽しそうに走り回ってくれたと思います。とても頼もしかったです。

 試合結果に拘らないと言いつつも、前回の多聞SCさんとのTMのレビューを見ると、随分とやられていた感じがしますが、今回は食らいついていけたのではないかと思います。
 皆、考える力やコミュニケーションの能力、精神的にもとても成長していて素晴らしいと思います。この勢いで今夏も熱く成長していきましょう。
【6年生B】春季区民大会決勝トーナメント総括
コーチの岩崎です。

7月17日の海の日に6年生春季大会の順位決定トーナメントがありました。
この日は朝から30℃を超える猛暑日でしたが、3試合酷暑の中で選手たちは最後までよく戦い抜いたと思います。以下総括です。

富ヶ谷Bチームを6年生全員で参戦することにしましたが、当日の参加メンバーは以下の11名です。
参加メンバー:けい、ゆうき、てとら、はるた、かろ、そう、せいた、れい、りょう、そうすけ、はるき

さて、過去の大会でも何度も同じことを課題として書いてきましたが、順位決定トーナメントはとにかく初戦に勝つか負けるかで大きく運命が変わります。この夏休み以降本格的に中学受験に向けて動き出すメンバーも多くなることから、実質この大会が6年生の実力を試す最後の大会になるため、何とか初戦に勝ちベスト4以上の結果を残すことを考えていました。想いは選手も同じく、これまでの自分たちの課題を克服すべく、非常に高い集中力で初戦に向けて準備が出来ていたと思います。

初戦の相手は「トリプレッタB」。Aリーグを3勝し首位で突破してきたチームということで言わずもがな強豪チームです。結果は1-2で負け。ゆうきの芸術的なFKで1点を挽回しましたが、1点差での惜敗でした。
過去にトリプレッタには大敗したこともある今の6年生にとって、この1点差での惜敗を悔しいと感じるか、よく頑張ったと感じるかは各選手で感じ方は違うと思います。私は「よく頑張った」と思っています。トリプレッタは練習の日数も試合経験も富ヶ谷SCより上を行くチームです。その中で過去に大敗したチームと今回互角で渡り合うことが出来たのは、各選手がチームでの練習以外でもしっかりレベルを向上すべく努力してきた賜物だと思います。
トリプレッタBチームとは、チームのコンセプトがほぼ一緒だったと考えています。「しっかり守ってパスを繋いでゴールチャンスを多く作る」。このコンセプトでは、プレスのスピード・強さ、パスの精度・トラップ、シュートの正確性の3点がとても重要になってきます。6年生は日ごろの練習からこの3点を意識して取り組んできましたが、トリプレッタBの選手の方が富ヶ谷Bの選手少しずつですが上回っていたのが、この1点差という結果だったと考えています。
ただ、この小学生の間で、6年生全員という登録チームでトリプレッタと互角に渡り合えるほどになっていますので私は「よく頑張った」と思っています。

その後の2試合結果は以下の通りです。
2試合目:富ヶ谷A 1-0(〇)(得点者:けい)
3試合目:東部A 0-1(●)

結果を見てお分かりかと思いますが、この日はすべての試合が1点差で勝敗が決まっています。初戦については「よく頑張った」と評価をしましたが、残りの2試合は反省の多い内容でした。
まず2試合とも実力的には富ヶ谷Bチームが上でした。ボール支配率やシュートの本数を見ても富ヶ谷Bチームが上回っていました。
2試合目は1点差で薄氷の勝利でしたが、とにかく最後の「点を取る」という点において非常に「雑」だったと感じています。言い換えれば「点を取ることに執着していなかった」と言っても良いかもしれません。それはおそらくですが、相手が富ヶ谷Aチームで、普段練習している後輩たちなので、勝てるだろうという慢心があったものと思っています。

3試合目は酷暑の中最後まで粘れた部分は評価できますが、多くのチャンスを作りながら最後得点をすることが出来なかったこと。そして相手の少ないチャンスで点を決められてしまったこと。これについては少しずつの技術と精神的な部分での向上が必要です。技術については以前から言っている通り「止めて・蹴るという基本」をさらに磨きを掛ける必要があります。
精神的な部分について、この日選手たちに「声を出して味方をコーチングする、モチベートしよう」と言っていましたが、暑さにやられ声が出ている選手がほとんどいませんでした。最後の試合は相手監督と私の声がピッチに響き渡ってしまっていたのがそれを物語っていると思いますが、相手も同じ状況下でどれだけ自分たちを追い込めるか、これは技術というより精神的な部分が影響しますので、普段の練習から自分をどれだけ追い込めるか、余力を残して練習から帰ることが無いようしてもらいたいと思います。最近カッコつけでダラダラとプレーをする選手がいますが、それが今回の負けに繋がったのではないかとその本人に気づいてもらいたいと思います。

「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」これは故野村克也監督の言葉ですが、「何の理由もなく負けるわけではなく、その試合中に必ず何か負ける要素があり、一方で勝った時でも、すべてが良いと思って慢心せずに、何か負けにつながったかもしれない要素ある」という意味だと理解しています。
2,3試合目については、1点差での勝ちと負けという結果になりましたが、2試合を通じて私の頭の中に浮かんだ言葉がこの言葉でした。
試合後選手たちには、「各個人でかならず課題があるはずなので、何か自分の課題であるのかを考えてほしい。そのうえでその課題を克服するために何をしたら良いのかを考えて具体的に行動してほしい。」というリクエストをしています。以前から大会のたびに同じことをリクエストしていますが、自分が何も課題認識せず行動もせず、ただ時間だけが経過してしまった人もいると思います。ただ、この自分で考えて実践するというアクションは、サッカー選手になるならないにかかわらず、人生の何においてもとても重要ですので、選手たちには卒団までに何か1つでも自分の中の課題克服に向けてアクションをしてもらうことを期待しています。
【1年生】トレーニングマッチ(vs 多聞SC)
コーチの渡辺です。

7月17日(月)、海の日の祝日、富ヶ谷小学校グラウンドで多門SCさんとTMを行いました。

当日は最高気温36度を超える猛暑日でしたが、幸い試合開始時刻には校舎の影がグラウンドを覆い、時折涼しい風が吹き抜ける中、熱中症に細心の注意を払いながら、体調不良者を出すことなく無事に練習試合を行うことができました。

渋谷区では幼児から2年生までの試合は、通常6人制で行われますが、今回は多門SCさんからの申し出を受け、普段より少し広めのコートで、8人制サッカーを行いました。

8人制とした理由は2つあります。1つ目は両チームとも参加選手が多かったこともあり、できる限り多くの選手に出場機会を与えるためです。そして2つ目は3年生以降に取り組む8人制サッカーを体験するためです。

8人制サッカーではフィールドの大きさも倍になり、オフサイドのルールも加わり、フォワードやミッドフィルダー、ディフェンスなどポジションの役割に応じた動きが求められる本格的なサッカーに近づいていきます。(今回はオフサイドはなしで実施)

一方、富ヶ谷SCでは、まだ普段の練習で8人制サッカーに取り組んでいる訳ではないので、今回も特にポジション分けはせずに試合に臨みました。

試合が始まる前、選手たちには1年生になってから練習で取り組んでいる(1)攻撃面ではパスを使って攻めること、(2)守備面ではマークにつくこと、(3)数的優位を作るためにみんなで守り、みんなで攻めること、の3つに取り組んでほしいと伝えました。

とはいえ、選手たちも頭では理解しているものの、それを実行に移すことはなかなか容易ではありません。結果的にいつものお団子サッカーとなってしまいました。しかし、個人のドリブルや突破で局面を打開できても、パスで次につないで相手を崩していかなければ得点することが難しいこと、ディフェンスでは、選手全員がボールウォッチャーになってボールに近寄っていってしまうと、その裏に生まれたスペースやフリーの相手選手にパスがつながることで簡単に失点してしまうということを選手たち個人個人が体験できたことは大きな収穫だったと思います。

そして、3つの目標のうち、「数的優位を作るためにみんなで守り、みんなで攻める」については、選手全員が一生懸命取り組んでくれたと思います。

結果的に全体では負け越す形となりましたが、ゲーム単位では勝ったり同点となるゲームもあり、負けたゲームでも選手たちは下を向くことなく、最後までサッカーを楽しみながら一生懸命プレーしてくれました。

今回の練習試合では、それぞれのレベルで、うまくいったこともあれば、うまくいかなかったこともあったと思いますが、うまくいったことは成功体験として、うまくいかなかったことも次に生かせる反省点としてしっかりと心に刻んでほしいと思います。

これから夏休みが始まりますが、9月には延期されていた1年生初の公式戦となる春季大会が控えています。

富ヶ谷SCでは、基礎技術の向上に向けて低学年向けのチャレンジドリルを作成しましたので、後日選手たちに配布したいと思います。ぜひ夏休み中に活用いただき、個々人のスキルアップを目指していただければと思います。チーム練習では引き続き、パスやマーク、数的優位など、チームで連携して行える練習を中心に取り組みます。

春季大会で1試合でも多く勝利をつかめるよう、夏を大事に過ごしていきましょう!

VS多門SC 4-11 得点者 エイタ(2点)、シュウ(2点)
【2年生】春季区民大会 決勝リーグ総括
内藤です。
猛暑の3連休の真ん中、7月16日(日)に2年生の春季区民大会 決勝S3リーグが開催されました。照りつける太陽の中、4試合を戦い抜いた選手たちの試合について以下の通りレポートさせていただきます。

■出場選手
シンノスケ
ハル
ユウ
サエ
ダイチ
ヒロト
ナツ
ハルフミ

■第1試合 vs トリプレッタA
1-4 負け
得点者:ハル(アシスト:ダイチ)

初戦から強豪チームとの対決。ひとつひとつの力で圧倒され、試合を支配され続けました。例えばこちらがドリブルをしてもすぐにボールを奪われ、パスを出してもすぐに相手選手にカットされてしまいます。そのため、ずっと相手の攻撃が続きました。それでも4失点ですんだのは、ディフェンスのヒロトの守備力の高さのおかげです。無得点で終わりそうなこの試合に値千金の得点をもたらしたのはハル。ダイチのパントキックを相手陣内でつかまえて、ぐんぐん加速して強烈なシュート。素晴らしい得点でした。

■第2試合 vs 美竹
1-0 勝ち
得点者:ユウ(アシスト:ダイチ)

猛暑のためか、美竹の選手が2名ダウンしてしまい、選手が4名しか出場できませんでした。6名のこちらが優勢になるのは当然ですので、コーチとしてはこの勝利はノーカウントにしています。ダイチ、ナツもシュートの機会がありましたが、この試合の得点はユウが決めました。第1試合同様、ダイチのパントキックを、今度はユウが走り込んでつかまえて見事なシュート。このチームの得点パターンと言えそうですね。

■第3試合 vs 千駄谷B
0-1 負け
実力的には互角の相手でした。結果として負けてしまいましたが、素晴らしいプレーも見られました。カウンター攻撃(守ってボールを奪って、一気に攻めるスピード攻撃)をしかけてきた相手選手にいち早く反応し、ボールを取り返したヒロト。やはり守備能力がチームで頭一つ抜けています。ダイチのゴールキックは右サイドのハルへ。そのハルがゴール前にスルーパス。そのボールに追いついたユウがゴール前まで運びました。この連携は偶然の要素もあったと思いますが、そのようなプレーができたというのは事実です。ぜひ、今後同じようなプレーを再現できるよう、連携を強めてほしいです。

■第4試合 vs 本町A
1-1 引き分け
3位決定戦となったこの試合。富ヶ谷は3位になるためには勝利が必要でした。ハルがぐんぐん引き離すドリブルからシュートを放ち、得点を決めます。しかし相手にも1点を奪われ、残念ながらドローで3位を逃しました。ダイチは、相手ボールを遠くまで拾いに行ったことでレフェリーからグリーンカードをもらいました。とてもよい行動ですね。

■選手別総括

シンノスケ
・・・せっかくのキック力(特にインサイドキック)をいかすためには、ボールが来てから次の動きを考えるのではまにあいません。常に「今自分のところにボールが来たら何をしようか?」ということ考えて準備するくせをつけてみてください。それと、きっと新しい感覚が手に入ると思うので、この夏はリフティングを10回できるようにがんばってみませんか?

ハル
・・・ドリブル、シュート、ともに光るものがあります。トラップもとても上手です。しかしそれらはどちらも、自分ひとりの力です。今後さらに成長するためには、他の選手との連携を学んでいくことが大事です。パスを出す、パスを引き出す。この2つをテーマにがんばってください。おすすめの練習は、上級生とのロンドやミニゲームです。

ユウ
・・・ドリブル中にフェイントを使えるようになると、もっと簡単に相手を抜くことができるので、ぜひ自主練のテーマに加えてみて下さい。あと、ドリブルしながら左サイドに流れるくせがあります。その事自体は問題ないですが、その後に右足でシュートしようとボールを持ち替えるのはあまり良くありません(時間がかかり、せっかく抜いた相手に追いつかれるから)。左足でシュートするか、右にカットインするか、改良をしてみてください。

サエ
・・・キャプテン、おつかれさまでした。立派なあいさつでした。勝ちたいという強い気持ちを、プレーで表現する。そのために必要なことは、基本を大事にする、ということだと思います。思ったようなプレーができるととても楽しい反面、そうでないと逆の気持ちになるはずです。簡単じゃないと思いますが、この夏休みはリフティングを10回できるように頑張ってみてはどうでしょう。サエ本来の力を引き出すもっとも早い方法だと思います。

ダイチ
・・・4試合中3試合でゴールキーパーとしてがんばり、自身でシュートも打ち、2アシストの大活躍。次のレベルを目指すために、必要なことを伝えます。正面に来たシュートはとても得意だと思うので、動いて、さらに手を伸ばさないと取れないシュートをセーブできるよう練習してみて下さい。それと、サエと同じですが、まだ本当の力を眠らせています。この夏休みは、リフティングを10回できるよう頑張ってみませんか?もちろんノーバウンドです。

ヒロト
・・・ボールをもった相手との1対1の勝負(デュエル)については、ヒロトはチームで一番上手です。次のステップを目指してトライしてほしいことは2つです。ひとつは、一度抜かれてしまった後に、しつこくもう一度勝負をしに行くこと。もうひとつは、ボールを奪った後のパスです。キック自体に苦手意識があるようなので、この夏はリフティングを10回できるようにがんばってみましょう。

ナツ
・・・どの試合も、攻撃中のポジショニング(いばしょ)がとてもよいです。今回、惜しいシュートがありましたね。ナツのポジショニングのよさが、そのシュートのチャンスを引き寄せました。これからもシュートの機会が増えると思います。そのときのために、今のうちにキック力を伸ばすと良いと思います。この夏休み、リフティングを10回できるようにがんばってみて下さい。


ハルフミ
・・・監督の見るかぎりでは、決勝の4試合ではハルフミらしいプレーはなかなかできていなかったように感じます。ハルフミのシュートもドリブルも、とてもレベルが高いです。ぜひ自信を持って、強気のプレーを見せて下さい。監督はそんなに詳しくないのですが、ブルーロックという漫画はハルフミの参考になるかもしれません。サッカーの試合や動画をたくさん見ることもおすすめです。


■最後に

得点は嬉しいものですが、そのすべてがカウンターやドリブル突破による得点であったことはチームとして注意が必要です。みんなにパスの大切さを実感してもらえるよう、秋の大会に向けて指導をしていきたいと思います。
テクニカルな総括は以上です。

さて、今回のめあては、予選に引き続き、「チームになること」でした。ダイチがヒロトに、「ヒロトは一番守備がうまいから」と嬉しそうに言ったり、(打ち上げに行かないと言っているヒロトに)「ヒロト、打ち上げ、行くよな?」としつこく迫ったりするのを見て、うれしくなりました。今回の大会は、間違いなくみんなを一つのチームにするための大切な時間になったと思います。そしてなにより、保護者の皆さんで打ち上げをされた、ということがとてもうれしかったです。当日もお伝えしましたが、これからも大会後などのを見つけては打ち上げをしていただき、チームワークの強化をしていただけると幸いです。

【3年A】春季区民大会 決勝トーナメント
コーチの吉野です。
3年生Aチーム、春季区民大会決勝トーナメントの総括です。
07/15(土)渋谷区スポーツセンター。
真夏日が続く三連休の初日、15時18分kickoff。

参加選手:アツト・アサユキ・カノト・キョウイチ・ケイ・ソウタ・タイチ・トウマ・トモカズ

予選リーグを1位通過しシードで臨む決勝トーナメント。
大事な初戦、終了のホイッスルが吹かれると、前回の秋季大会とは全く違った光景が広がっていました。グラウンドには膝をつく選手・悔しさで涙を流す選手・頭を抱える選手。
大会前、前回よりも良い成績を残そうと練習に励んでいただけに、この敗戦は、より胸にくるものがあったのだと思います。
でも、一番悔しがっているのは君たちを勝たせてあげられなかったコーチです。
優秀な選手を数多く抱えながらもこのような結果になってしまった責任を感じています。
ただ、多くの課題を再確認できたのは収穫です。また、言葉で伝えてもいまいち理解してもらえなかった「自分等に足りなかったもの」が、鮮明に見えたことと思います。
秋の大会では一つでも順位をあげられる様、ポジショニングの理解を深め、勝つための戦術を確立させていきましょう。


○第1試合 vs美竹
試合結果 0-1

勝ち上がってくる相手の試合を研究するため急遽集合時間を早めたにも関わらず全員が「勝つため」の努力として集まってくれました。また試合前、選手等は作戦ボードに書かれた三村コーチからの熱い激励コメントを発見し、一気にボルテージを高めました。
が、チーム全体が共通認識を持ち組織的にプレーしてくる相手に、攻め込むものの中々得点が奪えず、次第に焦りからドリブル突破で無理やり攻撃するプレーが目立ち始めるように。
前がかりになりすぎDFがアサユキ一人になるシーンが多くなると、その裏へパスを通され先制点を奪われる展開に。その後一点を取り返しに猛攻撃を続けるもゴールまでが遠く、冒頭に書いたような悔しい結果を経験しました。
メンバーの技術・フィジカル面で決して見劣りするものではありませんでした。
その差は、「ポジショニング」「攻撃パターン」等、様々な決まり事を選手等が共通して理解できているかどうか、チームとして戦えているかどうかだと思います。
これまで富ヶ谷は個の力で無理やり難局を打開してきた展開が多かったです。が、FC早稲田さんとの2回の練習試合を通して、「8人制において個の力だけでは、なかなか通用しない」ことを経験しました。そこで予選リーグ後、パスとポジショニングの重要性を選手等に体で理解してもらえるよう練習メニューを組んできたつもりですが、今一つ選手には浸透していなかったということがわかりました。今後、ポジションをある程度固定するなど「8人制で勝つ」ための対策を練っていこうと思います。


○第2試合 vs千駄ヶ谷
試合結果 0-3

1試合目終了後のミーティングで戦術ボードを使い、先程のポジショニングや攻撃パターンの説明をしました。その際、選手から「勝つためには俺がGKした方がいい」(トモカズ)「俺は攻めてみたい」(タイチ)等、彼らなりに挑戦したいことがあったようなので、それらの意見を反映した上、試合に臨むことに。結果、一試合目同様ポジショニング等修正できず、3失点で敗北を喫しました。この二戦は試合中にベンチから声かけをするのを控えました。ピッチ上で悔しさを体験することで「勝つためにはどうすれば良いか」を自分たちで考えて欲しかったからです。

○第3試合 vs猿楽
試合結果 4-0

最終戦は明確なミッションを与えました。
「自分のポジションを守ること」「早めにパスを回すこと」です。
これらを徹底し「8人制サッカーで勝つためのスタイル」を確立させることが狙いでした。
相手チームは前の2チームと見劣りしない実力だったと思いますが、試合展開は全く変わったものになりました。
まずはキョウイチのスルーパスをフリーで受け取ったアツトがフィニッシュ。
この日のファーストゴール!続く2点目もキョウイチのパスから生み出されたものでした。
その後、パスを回すことで自分の相手マークを外し、効果的にドリブルでボールを運べる様になったキョウイチがペナルティーエリア内で倒されPKも奪取。
トモカズが豪快に蹴り込み3点目。
後半に入っても攻撃の手は緩まず、カノトとトモカズがゴール前で奮闘し、こぼれ球をアツトが見事なハーフボレーで蹴り込み4点目。
本来の彼ららしい超攻撃的な試合展開を望める形が垣間見れた試合だったと思います。このスタイルをいち早く確立させ秋季大会に臨んでいこうと思います。

得点者:アツト・トモカズ・トモカズ(PK)・アツト


BチームからAチーム入りを目指し頑張っている選手も多くいるので、今回でAチームは解散し、次回秋季大会は新生Aチームで臨もうと思います。技術面・目指すチームスタイルに適応するかはもちろん、練習態度も考慮して選考しようと思います。Bチームに回ってもらう選手も出てくると思いますが、まだ大会まで時間はあります。暑い夏でどれだけ頑張れるかが勝負ですので、熱中症に気をつけながらサッカーをしてください!



○選手評
アツト :
予選に続き、チームキャプテンを立派に務めてくれました。ピッチ上でも攻守の要として奮闘し、効果的・決定的なパスを数多く演出。多くの試合を観戦しているからか、サッカー脳も大分鍛えられてきています。
課題としては、フィジカル面の強化でしょうか。暑さと疲れからか試合中ボールを奪われた時のファーストディフェンスが遅れる場面が何度か見られました。とはいえ急に身体的な成長を促すことは難しいので、試合でのペース配分を考えるなどで対応するのが良いと思います。

アサユキ:
抜かれたら失点につながる大事な場面でも体を投げ打ってディフェンスを頑張ってくれました。また、以前より最終ラインでの声かけを積極的に行える様に。ただ、周囲の選手のポジショニングの意識が十分でなかったため声が届かず、一試合目は最終ラインを一人で守る展開が多く見られました。個性が強く攻めたがりな選手が多い中、手綱を取るのは難しいと思いますが、この難題を打開してくれると期待しています。

カノト :
個人技、キック力ともに磨きがかかってきています。ボールを受けたときにロストする機会が格段に少なかったです。チーム練習以外での練習量の多さが垣間見えます。その足技を生かして、個人的にはアツトと共にミッドをして欲しいと思っています。一方で足元に自信がついた分、球離れが遅くなってしまった印象を受けました。またオフザボールのポジショニングが他選手とかぶったりする場面が多かったです。首振りで位置確認をする、逆方向へ行くフェイントを入れる等、汗をかくプレーが加われば、より個人技を生かせると思います。あとコーチの話の時には、まず静かに聞くように。

キョウイチ:
大きくなったコートでも変わらずピッチを駆け回れる無尽蔵の体力は圧巻。FWにも関わらずゴール前のシュートブロックにも顔を出し数点分失点を防ぐ活躍でした。一方課題としては、ポジショニングの意識と、永遠の課題のようになってきたパス。自身の経験で気づいてもらうのが一番だと思い、最終試合はドリブルは禁止・まず「パス」を選択することを厳命しました。結果、数多くの得点機会をアシストできたり、自身のドリブルスペースが生まれたことに気づけてもらえたら幸いです。あとコーチの話の時には、まず静かに聞くように。

ケイ:
ケイ・ソウタ・トウマには比較的難しいミッションを課しています。攻守のバランスを見極め、そこをフォローする役割です。ハードワークが要求されますが、ケイはよく状況を見極めて走れていたと思います。実際に相手からボールを奪い何度も前線に跳ね返してくれました。ただ、次のステージに向かうためには、このボールをやみくもに蹴るのではなく、味方・もしくは空いているスペースに向けて蹴り出せるようになること。これはボールに詰め寄る前に周囲の状況を確認し、奪った後の展開を数パターン用意しておくといった準備が必要です。目線を常に上にあげる状態をつくることで解消されることが多いので、足下の技術アップを目指していきましょう。

ソウタ :
ゲーム状況を見極め、バランサーとして活躍してくれました。特別足が早いわけでも、大柄な体格でもありませんが、サッカー脳が優れているのでしょう。味方の守備の弱い部分を見つけ、敵の動きを予測し相手の嫌がる場所に顔を出せていました。危なそうな場面になると常にソウタがいてくれ木村コーチも感心していました。あとはアツト同様、フィジカル面を鍛え上げていければ頭と体がよりシンクロできると思います。

タイチ :
特に最終戦はフィールドもできるGKとして恐れずに高い位置をとり、相手の前線へのフィードボールをことごとく跳ね返す姿はメチャクチャ格好良かったです。また、声かけも以前より多くできていました。課題としてはキック。最近の練習の成果でパントキックも落ち着いて蹴れる様になりミスが激減してます。引き続き練習して高く、遠くへ飛ばせるゴールキックを目指しましょう。

トウマ :
今回も控えが多かったですが、ピッチの上では全力を尽くしてくれました。前回より相手へのフィジカルコンタクトも増え、ゴール前では体を投げうってドリブル突破を防いでくれました。課題としてはハイボールを怖がらずに対応すること。先に触れるかどうかで局面が大きく変わってしまうので、まずはハイボールへの恐れをなくせるよう練習でも挑戦してみましょう。

トモカズ:
最終戦、彼のあるプレーで、富ヶ谷の得点パターンとなりえるだろうスタイルを見つけられた気がします。やはり富ヶ谷の得点源となる選手だと再確認しました。またキーパーとしてもPKを止めるなど大活躍。課題としては、カノト同様オフザボールの動きが少ないのがもったいないです。もう一工夫することで、ボールを受ける回数も増えるし、相手のマークを外してプレーができる様になると思います。あとコーチの話の時には、まず静かに聞くように。



富ヶ谷最終戦の裏でトリプvs東部の決勝戦が行われていたので、チラチラ様子を伺っていましたが、まず、コーチの話をちゃんと聞き、集合も早く立派な印象でした。やはり強いチームは時間を無駄にしない選手が多い様です。ピッチ上ではトラップはコントロールできる範囲・進みたい位置にピタッと止めるし、パスの展開も早く、キックも強力。グラウンドを大きく使ったサッカーをしていました。予選リーグからの時間で、大きく成長をしたのだと容易に分かりました。これから先、どんどん彼らを始め他チームも戦術的にも技術的にもステップアップさせてきます。勝利の喜びを一つでも多く味わうためにも、引き続き練習を頑張っていきましょう!

【5年生B】春季区民大会 順位決定トーナメント
悔しい1日でした。念願の勝利まであと一歩まで迫りながら、わずかに手が届かず。チームを勝たせてあげられなかったこと、コーチとしては反省しきり、選手達のがんばりには大きな感謝です。
大会終了後、くおん に感想を聞くと「ハッピー」と答えてくれました。誰もが楽しくサッカーをすること、結果だけじゃなくサッカーをプレーする喜びを大切にする富ヶ谷SCのコーチとしてはこの日の悔しさと反省を、この一言におおきく助けられたと思います。

2点を先行されながら、すずれお のハットトリックで一時は1点差まで迫った東部B戦。後半、待望の先制点から終盤に追いつかれてPKで敗れたセントラルAとの試合。美竹戦では追いかける展開の中、試合終盤もう少しで同点!という場面も作りました。

応援してくれている保護者のかたには、なかなか勝利を届けられなくて申し訳ないですが、もうしばらくこのチームの成長を見守っていただければと思います。
大差で敗れた試合でも「(負けたけど)選手達ががんばっていた」「(負けても)熱いプレーがよかった」「(勝てなかったけど)面白かった」とポジティブ?な感想をいただけることもあり、どんな試合でも熱く面白い試合ができることは、このチームの誇れるところです。

いつか勝利の喜びを爆発させるその時まで辛抱強くお付き合いいただければ幸いです。



vs 東部B (3−5)
得点 すずれお 3

小柄ながらテクニックのある選手の多い東部Bとの対戦。フォーメーションは4−2−1、左サイドバック すずれお の攻撃参加で得点を狙う作戦ですが、試合序盤に2点を先制される苦しい立ち上がりになりました。4バックの両サイドに攻撃意識の高い選手を置いてしまったコーチの判断が悪かったと反省しています。
給水タイムを利用してセンターバックでプレーしていた けんた を右サイドに移動すると守備が安定し、すずれお が本領発揮。ハットトリックの活躍で一時は1点差まで迫る健闘をみせました。



vs セントラルA (1−1 PK3−4)
得点 ぜん

実力はほぼ互角、両チーム決定機は作れず、前半を0−0で折り返えします。後半、フォワードに入った しんのすけ と右サイド えいく が積極的に前からの守備をしてチームに勢いが出ます。
しんのすけのボールキープから ぜん にパスが出ると丁寧なトラップから右足のシュートで待望の先制点。なんとか守り切りたかったのですが、疲れた選手の交代が遅れてしまい終了間際に追いつかれてしまいました。
PK戦のすえ、トーナメントとしては敗戦となりましたが、正式な試合結果としては引き分けが記録されます。小さいけれど今後の勝利に向けた大事な結果となりました。

vs 美竹 (0−1)

立ち上がりは富ヶ谷ペース。狭いスペースを巧みに抜け出す、賢い動きで たくや がシュートを放ちますが、わずかに枠外。押し込みながら相手のカウンターを受けると、富ヶ谷ディフェンスも必死に戻りましたが、止めきれずに先制点を奪われます。
ビッグチャンスは後半、すずれお が左サイドを抜け出す得意のかたち。ゴール前にもしっかり富ヶ谷の選手がつめていきます。いつものように強引なシュートを狙うかと思いましたが、すずれお の選択は右足アウトサイドキックでのセンタリング。相手選手のクリアが間に合い、同点にはできませんでしたが、面白い攻撃でした。

出場選手

けんた
おもに右サイドバックでプレー。東部B戦ではタイミングのよいオーバーラップから すずれおのセンタリングを強烈なシュートも惜しくも枠外。守備の戻りも早くなりました。
キャプテンに名乗りを挙げてPKも一人目を志願。過去最高に強く蹴れた右足のインステップキックは、強すぎてゴールの上に。ゴールにはなりませんでしたが、5年生になってから全員が目標としていた「高いキックを蹴る」はクリアすることができました。

てゅん
中央右のセンターバック。対人に強く、安定感のあるディフェンスで3試合フル出場。得点など目に見える結果を残せるポジションではないですが、チームの柱になる選手で影のMVPだと思います。
1点を追いかける場面では高めのポジションをとってロングシュートを狙うクレバーさも見せてくれました。

すずれお
守備時は左サイドバックの位置に隠れておいて、カウンターで左サイドを突破する役割をお願いしました。スピードとトリッキーなテクニックを発揮して3得点。意外性のあるドリブルはインターネットの動画を見て真似をしているとのこと。

りゅうた
試合前、パントキックの練習ではスポーツセンターの金網を超えて外に飛び出す特大のキックを披露。いつの間にやら体つきも大きくなり、相手チームのコーチからも「キック飛ぶから気をつけろー」の声がかかっていました。予選リーグでは相手に奪われていたゴールキックもサイド、中と丁寧に蹴り分けて安心して見ていられました。
ミッドフィルダーとして出場した第3戦では ぜん が動いたスペースに飛び出す、得点につながりそうな良いフリーランニングができていました。

くおん
1戦目、前半に走り回って、少しバテ気味でしたが涼しくなった3戦目に本領発揮。相手陣内での素早いプレスでチャンスを作りました。ゴール前、ボールを持てた時にもう少し早くシュートまで行ければ得点も取れると思います。

えいく
東部戦、けんたのスルーパスに右サイドをスピードで突破した場面は素晴らしかったです。しっかりとドリブルして相手ゴール前に入っていき後はシュートだけ!という場面も作れました。試合の中の動き方で少し迷ってしまうところがあるようですが、試合に出ていれば自然に身につくと思思うので心配なく。まずはリフティングなどでキックの練習をしていきましょう!

たくや
中央のミッドフィルダー。相手のボールを奪うこと、パスをサイドに展開することを意識してもらいました。パスの成功本数はチームで一番多かったと思います。シュートにつながるいいランニングもみせていました。
味方足元におくるパスに加えて相手ディフェンス裏のスペースへのパスを意識できると大きくレベルアップすると思います。

ぜん
トップの選手として中央で相手を引きつけて、サイドの選手の走るスペースを空ける役割をしかっりとつとめてくれました。セントラル戦の先制点はチームと会場を大きく盛り上げました。4年生補強メンバーは ぜん だけでなく、みんなショートパスの意識と前からの守備がよく、Bチームの奮闘に貢献してくれています。

こういちろう
2戦目、リードした後に こういちろう をピッチに入れる判断が遅れました。コーチのこの日の最大の反省です。チームが苦しい時に懸命に頑張れる選手で、彼がいれば最後の失点は防げたかもと今でも思っています。得点の欲しい時間が多い中、出場時間が減ってしまってごめん!

そう
てゅん とのセンターバックコンビは安定感抜群。残る時、奪いにいく時の判断がよく、天性の守備センスを感じます。攻撃時ディフェンスラインを押し上げる動きもできてきました。1戦目前半の給水タイム以降はフル出場でチームのピンチを何度も救ってくれました。

しんのすけ
遅れてチームに合流し、2戦目後半から出場。ゴールキーパーりゅうた がいいプレーを見せていたのでフォワードに起用すると体の強さを活かしたボールキープで先制点をアシスト。後半から彼のような特徴のある選手を起用できると、相手チームからするととても厄介。今後も5年チームの補強にきてくれると嬉しいです!

本庄
【5年生A】春季区民大会順位決定トーナメント 総括
7月9日、5年生春大会順位決定トーナメントが行われました。 この日のAチームは3試合での勝利を目指しつつ、今後強いチームに勝つためのチャレンジをしました。はっきり変更した点はゴールキックのつなぎ方です。キーパーからのショートパスを今まではバック3人で受けていましたがサイドの1人(主にこうたろう)が高めに位置を取り、後ろの2人+キーパーで展開します。りく、かずきのパス回しが安定してきたことで次の段階に進むことにしました。やってはいけないミスが何本かありハラハラしたシーンはありましたが、試合の中でたくさんミスをして経験することが次につながります。キーパーりくと、さくれおのセービングに助けられ失点にはならなかったものの、今後の課題がたくさん見つかったことが良かったと思います。対策としてはパスが来る前に敵味方の状況を見ておくこと、その上で適切なポジションを取ることなどいい準備をすることをトレーニングしていきましょう。
その変更により、ボールを前に運びやすくなりました。春から取り組んできた「右からのパスは左に、左からのパスは右に」を合言葉に、パスをつないで逆サイドに展開できるようになったことでチームに余裕が生まれました。
故オシム監督の言う「ボールは汗をかかない。ボールを走らせろ。」の最初の1歩を踏み出せたように思います。実際、つなげないことで走りまわらなければならなかった時より無駄なスプリントが減り、左サイドのわくたろうが余力を残して縦に突破しアシストする機会が何度もありました。ふうかを起点にサイドからワンツーで崩すシーンが左だけでなく右のだんぺいとも見られました。少しポゼッションが出来ることで落ちつく時間が生まれたことは大きな成長です。全体的に3試合を終えても体力的に余裕が感じられました。
もう一つの良かった点、3試合で1失点だった理由として守備の連携が上がったことがあります。ワントップのゆうき、しのたがどちらも前線で相手のパスコースを切ることができていたので次の守備の予測がたてやすくなりました。さらに基本的な陣形を崩すことなく、戻って守備(プレスバック)をする意識を全員が持ったことで相手にとってはボールを保持しにくくなっています。相手ボールホルダーに対して後ろからのチャージが増えたので、ファウル数も増えましたがこれくらいガツガツ行く守備は強い相手に勝つ為には必要だと思います。
繰り返しになりますが、試合間のミーティングでもっといいサッカーをする為には、次に何が起こりそうなのかを予測して準備することが大事だと伝えました。例えば、左サイドからセンターバックに横パスがあった瞬間に右サイドの選手はライン側に開いてポジションをとり前方にトラップすることを考えます。いい準備ができると余裕を持ってプレイができて周りを見渡せるのでよりいい判断ができたり、いいキックやドリブルが出来るようになります。これは生活面からトレーニングできます。ふだんから次のことを予測して行動ができれば「やろうと思ってたのにー」とお家の方に言う機会もへるでしょう。サッカーもうまくなって一石二鳥なのでぜひ取り組んでみてください。
個人的にこのチームの戦術を考えることがとても楽しいです。ゴールキックのつなぎ方の変更を伝えたのは前日の練習の時です。それでもすぐに対応できるようになったのは、選手それぞれが話を聞く力とサッカーを理解する力がついてきたからだと思います。体力、体格が劣っていても、サッカー脳(サッカーIQ)が高いと戦えるのがこのスポーツの面白いところです。そんな魅力をこの選手たちにもたくさん感じて欲しいと願っています。

vs セントラルA 5-0(ゆうき2、だんぺい、ふうか2)

vs 東部B 0-1

vs セントラルD 5-0(ふうか3、だんぺい1、りく1)

ふうか 中央でパスを受けて右左に散らそうと言う意識がたくさん見られました。
ゆうき いい形で強いシュートを打てる体勢になるまで粘れるのが素晴らしいです。
しのた 3試合目でポストプレーから何度もチャンスが生まれました。あれを繰り返すとシュートチャンスが必ず来ます。
だんぺい 前より周りを使う意識が見られました。こうたろうとの連携ができるともっと面白そうです。
わくたろう 課題だった縦突破でアシストもできました。次はシュートを打てるようにカットインもしてみよう。
こうたろう 準備ができていれば、というシーンが何度かありました。体の強さを生かした守備はすばらしいです。
りく ディフェンスの中心として頼りになりました。パスの出しどころをいくつか見つけられるとさらに良くなりそうです。
かずき パスを受ける位置がよかったです。課題だったオーバーラップも何度かあり可能性を感じました。
りくと 守備機会は少なかったですが集中していました。パントキックの精度は素晴らしいので、あとはロングキックお願いします。
さくれお 久しぶりの面々とのサッカーは楽しかったでしょうか。一発で前線のスペースに出せるので次はチーム戦術に取り入れます。
(三村)