コーチの吉野です。
5年生春季区民大会順位決定リーグの総括です。(※前回総括で秋季と記入しましたが、”春季”扱いだったようです。失礼しました。)
11/23(日)渋谷区スポーツセンターにて9:40kickoff
出場選手:アサユキ·アラタ·アン·カノト·カンタ·ケイ(C)・タイチ・トウゴ・トモカズ・フミヒト・ムネヒサ・ユウヤ
前回、守護神として大活躍してくれたジミーが前日練習での怪我により無念の欠席となりましたが、その穴を埋めるようにカノト·フミヒトが参加してくれ、ほぼ学年全員、“ワンチーム”として大会に挑むことができました。三連休の中日、さらにインフルエンザの流行や受験勉強などで普段の練習でも全員が揃うことが難しい状況で、これだけのメンバーが揃ってくれたことにまず大きな感謝を伝えたいです。
結果は3勝1敗の2位。数字だけ見ても素晴らしい戦績ですが、それ以上に嬉しかったのは「学年全体が本当の意味で一つになれた」ということです。最近の練習で大切にしてきた“他者へのリスペクト”を体現してくれる選手が増え、キャプテンのケイを中心に、グラウンド内では多くの選手が自然と“声でのカバーリング”を行い、仲間を支え合う姿が随所に見られました。
試合の内容をみても、トウゴパパが「前を向いて3本パスを繋いで攻め上がるなど、前より連携がとれている場面が多くあり、見ていて本当に面白かった。成長を感じた」と言ってくださったように、プレーの質が明らかに上がっていました。さらに、これまで集中が途切れやすかったベンチメンバーも、この日は全員が“戦力”。フミヒトがトリプレッタに呼応して独自のチャントを歌ってチームを鼓舞するなど、日本代表サポーターさながらの熱量でピッチの仲間の背中を押し続け、まさに全員で戦っていると感じられる最高の空気を作ってくれました。トウゴの「日本代表のスペイン戦より興奮した!」という言葉は、その場の熱さを象徴していたと思います。
今大会で見せてくれた一人ひとりの成長、一体感、そして仲間を思いやる姿勢。これらすべてが、来年の卒団に向けて最高のフィナーレを迎えるための大きな一歩になりました。秋季大会では、サポーターの皆さんにさらに大きな”ワクワク”を届けられるよう、選手·スタッフ全員でまたしっかりと準備を重ねていきます。
·試合結果
●第1試合 vsセントラルC 4-0
富ヶ谷から移籍したレンタロウが所属するチームとの対戦。長年共にプレーをしてきた富ヶ谷選手たちの気合がグラウンド全体にみなぎっていました。久しぶりに参加したフミヒトはベンチスタートでしたが、ピッチへ積極的にポジティブな声かけを行い、これをきっかけに他の選手たちも自然と声を掛け合うように。ベンチとピッチが一体となった雰囲気の中、選手たちは初戦にも関わらず非常に良い状態でプレーを展開していました。
前半は相手陣地で優位に試合を進めるも、あと一歩でゴールに届かず緊張感の続く時間が続きました。しかし、それを打ち破ったのがトモカズのシュート。これを皮切りに、カノトとトモカズを中心に攻撃の手を緩めることなく攻め続け、アラタもオトリとなる献身的な走りを積極的に見せてくれたおかげで相手ディフェンダーのバランスを崩し最終的に4得点を奪う見事なスタートを切ることができました。選手たちが声を掛け合い、互いに支え合うチームの力がしっかりとピッチに表れた、印象的な一戦でした。
●第2試合 vs猿楽 1-0
7人での参加となった猿楽との対戦。サッカー協会の方針により、こちらも同人数にしての対戦となり、一瞬の判断や一人ひとりの動きが試合を大きく左右する緊迫した展開となりました。
試合開始早々、カノトが先制点を決め、チームに勢いをもたらします。その後もPKのチャンスを得るなど攻撃面で大活躍。しかし、PKは惜しくも枠を外してしまい、珍しく「トモカズに蹴ってもらえばよかった…」と悔しそうな表情を見せました。しかし誰一人カノトを責める選手はなく、「PKまでいけたのはすごい!もう一点取りに行こう」とポジティブな声かけを行うことで守りに回らず攻撃の手を緩めることがなかったことが僅差での勝利へとつながったのだと思います。
守備では、アンが相手の巧みな突破を許さず、1対1の場面でスーパーセーブを連発。前回のジミー同様、守備の要となり、チームは最後まで集中力を切らさず見事クリーンシートで試合を終えることができました。
人数が少ない中でも、攻守で一人ひとりが役割を全うし、チーム全体が一丸となった試合。まさに「みんなで勝ち取った一戦」と言えるドラマチックな試合となりました。
●第3試合 vs美竹 2-0
対戦前、トリプレッタと0−1の白熱したゲームを展開した美竹の試合を事前に観戦した選手たち。二連勝の余韻に浸ることなく、気を引き締めた非常に良い状態で試合に臨むことができました。
が、ここでアクシデントが。ここまでハードワークを続けてきたトモカズが「前半は休みたい」と足の痛みを訴えてきましたので大事をとって休ませました。しかし、拮抗した試合展開を目の当たりにすると、「やっぱり俺が何とかしないと」と決意を表明してきたので前半途中の交代出場を許しました。その言葉どおり、痛みを抱えながらもオフェンスでもディフェンスでも全力でボールに食らいつく姿は、普段口には出さない”富ヶ谷のみんなと勝ちたい!”という強い想いそのものだったと思います。その熱戦ぶりに、トウゴが「日本代表のスペイン戦みたい!」と興奮を隠せないほどの白熱した展開となりました。守備ではムネヒサ·ケイ·アサユキ·ユウヤが積極的に体を寄せたり、抜かれないディフェンスを心がけ相手の攻撃を封じ、最近の練習で習得した“手を使い相手を前に進ませないディフェンス”が効力を発揮。攻撃ではタイチとトモカズのダイレクトパスを絡めた突破が、観ているこちらも思わず声を上げるほどのスピード感でした。
また試合前、そのスキルから圧倒的なボールキープ力を持つカノトに「相手ディフェンスが多くマークにつく時は、開いたスペースに攻め上がる仲間へのパスでチャンスを作ろう」と伝えていましたが、この試合では随所に効果的なパスを披露。特にケイへのパスはシュートこそバーに当たったものの、ゴールに迫る決定的なシーンとなり、チーム全体の士気をさらに高めました。
一人ひとりの気持ちがぶつかり合い、声援が響き渡る中で戦ったこの試合。ピッチ上でもベンチでも、まさに全員が一丸となった熱い戦いでした。
●第4試合 vsトリプレッタC 0-6
グループ暫定1位として迎えた最終戦。対戦表の表示に群がり最終戦の順位を予想する子供達の姿は興奮と勝ち上がれた誇りに満ちていました。試合前のミーティングでは、これまでになく選手自身から戦術や対策について活発な声があがりました。「トリプはロングシュートも打ってくるから、シュートチェックを早めにしよう」「誰かが抜かれた後のカバーリングを徹底しよう」。一人ひとりが真剣に具体的な戦術を考え、意見を出し合う姿は、まさに“自分たちで勝利をつかむチーム”の姿そのものでした。
試合が始まると、巧みな戦術と個々のスキルを持つトリプの前に、ゴールのチャンスを作りながらもあと一歩で決めきれない展開が続きます。ピッチ上の選手たちは悔しさや緊張に少し押される場面もありましたが、ベンチからの声掛けは止まることなく、互いに励まし合い、最後の最後まで勝利を目指し続けました。
結果として勝利は手にできませんでしたが、選手一人ひとりが力を出し切り、チーム全員で戦った姿は、まさに「誰も置いていかないサッカー」というトミサカ理念の集大成。勝ち負け以上に、「全員で挑み、全員で支え合うチーム」の強さと成長を、ピッチとベンチ両方で体現した、忘れられない大会となりました
選手評
アサユキ:練習時、自陣でドリブルを選択することが多かったですが、大会では相手に詰め寄られる前に仲間へフィードすることで、守備から攻撃へのつなぎが多く演出できていました。ボール奪取時の鬼気迫るプレーはとても迫力がありました。
アラタ :予選同様、強力なエンジンを生かしたプレーは攻守にわたり光っていました。特に攻撃時、カノトやトモカズと共にアラタがスペースに動くことで相手DFの連携が崩れ得点チャンスが多く生まれました。
アン :GKとして試合の結果を左右するスーパーセーブを連発してくれました。味方攻撃時、ゴールエリアより前に出ることで相手の裏抜けを防いでくれるのでディフェンスラインが高く保て、攻撃に厚みを持たせることができました。
カンタ :左サイドバック職人として今回も活躍してくれました。ボール奪取時、シンプルに周囲の仲間へパスすることで攻守の切り替えを素早く行えるので安心して左サイドを任せられます!
カノト :レベルの高い他チームでの経験を富谷で存分に発揮してくれました。得点の5割以上を生み出す攻撃力は圧巻でした。共にプレーする仲間もその姿を誇らしく思っていました。
ケイ(C):バー直撃のシュートを初め、左サイドからドリブルから相手ゴールへ迫るなど、普段の地道な努力が成果がとなって現れていました。またピッチで仲間を鼓舞する姿などをみても、5年生の
誇らしいキャプテンへと成長してくれていると感じました。
タイチ :美竹戦でのトモカズとのダイレクトパスに見られるようパスセンスの向上が著しいです。低学年でGKを経験し視野を広く捉えることができているからだと思います。富谷5年生に最も足りないピース、パサーとして期待しています。
トウゴ :ボールを持つ前に、周囲のスペースを確認してパスコースを選択しておくことを最近の練習で徹底してもらいましたが、その成果が出ていました。クリアに逃げず繋ぐ意識を持つことで、ボールポゼッションを優位に保つ展開に貢献してくれました。
トモカズ:足の痛みにも関わらず魂のこもったプレーを見せてくれました。全力でプレーし仲間を支えた経験は必ず自分の成長につながっています。カノトと共に引き続き富谷のエースとして他チームでも活躍できると信じています!
フミヒト:久々の富ヶ谷参加となり体力面を心配しましたが、試合が始まると全くの杞憂に終わりました。持ち前のハードワークは変わらず、トリプ戦で右サイドをトモカズとパス交換して駆け上がり好機を演出した姿が印象的でした。
ムネヒサ:予選時よりポジショニングが大分良くなっていた印象です。試合展開を頭で想像できている証拠だと思います。ケイ·ユウヤ同様、小柄ながら手を使うディフェンスで上背のある相手にも負けていませんでした。
ユウヤ :手を使ったディフェンスでかなりディフェンス力が上がってきました。もともと運動能力が高く負けん気も人一倍強いと思って見てます。足元スキルと空間把握能力を伸ばすとより相手の脅威になるプレーヤーへと成長してもらえると期待しています!
今回は松崎C・加藤Cからも総括頂戴しました!
〈松崎C〉
選手の皆さん、そして応援に来てくれた家族の皆様、順位決定戦まずはとにかくお疲れ様でした‼
朝から夕方まで戦い続けた4試合。中々の長丁場でしたね。
しかしそれを感じさせないくらい選手達が圧倒的な熱量で頑張ってくれたおかげで、素敵な一日を過ごす事が出来ました。
今となってはあっという間に4試合が終わったと錯覚しているくらいです笑
大会後の打ち上げ会も出場選手全員が参加する事が出来(+怪我で欠場せざるを得なかったジミーも参加してくれて)、改めてこの学年の結束力を感じる事が出来ました^_^
打ち上げに一緒に帯同してくださった親御さん達も、さぞこの日は美酒に酔いしれた事でしょう♪
それもそのはず。
細かいサッカーのお話は吉野コーチにお任せするとして試合の結果は4試合で3勝1敗、この日の結果だけで言えば2位という堂々たる結果に!
この結束力というのが間違いなく今の富ヶ谷の“チーム力”となって、それがこの結果に繋がったのは言うまでもありません。
選手それぞれが得意とする分野を分け合って、話し合って、様々なバリエーションを駆使しながら相手に立ち向かっていく姿は本当に誇らしかった。ジミーが抜けてしまった大き過ぎる穴も何とか皆んなでカバーし合って全力で戦っていました。
選手のみんな本当に格好良かった!
何度も言ってるかもしれませんが、
何度でも言いたいので言わせて下さい。
このチームは本当に良いチームです!!
他人に誇って良い 素晴らしい仲間だと思っています。
仲間は財産。
今だからこそ出会える仲間が居て、
それはきっと今しか出会えない仲間であって、
大人になってもその関係は大切にし続けて欲しいと思っています。
きっとそれは一生の宝物になるはずですからね。
また次の練習から皆んなで一緒に頑張って勝利を目指して“楽しみながら”切磋琢磨していきましょう!
皆さん本当にお疲れ様でした!
素敵な一日をありがとう‼
〈加藤C〉
今回の大会は日曜の決勝リーグしか参加できませんでしたが、1日を通して選手たちの成長を強く感じることができました。
逆サイドのフリーの味方へロングパスを出したり、ワンツーで相手を抜いたりと、思わず「すごい!」と感じるプレーがたくさんありました。
さらに、トモカズのディフェンス、ケイの惜しいシュート、アンのセーブ、トウゴのロングボールをピタッと止めるトラップなど、、、一つひとつの光るプレーもとても印象的でした。
また、試合以外の場面でも成長が見られました。
チームメイトや相手チームをリスペクトする姿勢や、吉野コーチがいない時間でも自分たちでアップを始められるようになったことなど、サッカーの内容以外の部分でも大きな成長を感じました。
一方で、トリプレッタは個人技だけでなく、味方同士の連携の速さや精度も高く、その差を感じる場面もありました。
秋の大会·6年に向けて、少しでもその差を縮められるように、みんなで取り組んでいきましょう!
5年生春季区民大会順位決定リーグの総括です。(※前回総括で秋季と記入しましたが、”春季”扱いだったようです。失礼しました。)
11/23(日)渋谷区スポーツセンターにて9:40kickoff
出場選手:アサユキ·アラタ·アン·カノト·カンタ·ケイ(C)・タイチ・トウゴ・トモカズ・フミヒト・ムネヒサ・ユウヤ
前回、守護神として大活躍してくれたジミーが前日練習での怪我により無念の欠席となりましたが、その穴を埋めるようにカノト·フミヒトが参加してくれ、ほぼ学年全員、“ワンチーム”として大会に挑むことができました。三連休の中日、さらにインフルエンザの流行や受験勉強などで普段の練習でも全員が揃うことが難しい状況で、これだけのメンバーが揃ってくれたことにまず大きな感謝を伝えたいです。
結果は3勝1敗の2位。数字だけ見ても素晴らしい戦績ですが、それ以上に嬉しかったのは「学年全体が本当の意味で一つになれた」ということです。最近の練習で大切にしてきた“他者へのリスペクト”を体現してくれる選手が増え、キャプテンのケイを中心に、グラウンド内では多くの選手が自然と“声でのカバーリング”を行い、仲間を支え合う姿が随所に見られました。
試合の内容をみても、トウゴパパが「前を向いて3本パスを繋いで攻め上がるなど、前より連携がとれている場面が多くあり、見ていて本当に面白かった。成長を感じた」と言ってくださったように、プレーの質が明らかに上がっていました。さらに、これまで集中が途切れやすかったベンチメンバーも、この日は全員が“戦力”。フミヒトがトリプレッタに呼応して独自のチャントを歌ってチームを鼓舞するなど、日本代表サポーターさながらの熱量でピッチの仲間の背中を押し続け、まさに全員で戦っていると感じられる最高の空気を作ってくれました。トウゴの「日本代表のスペイン戦より興奮した!」という言葉は、その場の熱さを象徴していたと思います。
今大会で見せてくれた一人ひとりの成長、一体感、そして仲間を思いやる姿勢。これらすべてが、来年の卒団に向けて最高のフィナーレを迎えるための大きな一歩になりました。秋季大会では、サポーターの皆さんにさらに大きな”ワクワク”を届けられるよう、選手·スタッフ全員でまたしっかりと準備を重ねていきます。
·試合結果
●第1試合 vsセントラルC 4-0
富ヶ谷から移籍したレンタロウが所属するチームとの対戦。長年共にプレーをしてきた富ヶ谷選手たちの気合がグラウンド全体にみなぎっていました。久しぶりに参加したフミヒトはベンチスタートでしたが、ピッチへ積極的にポジティブな声かけを行い、これをきっかけに他の選手たちも自然と声を掛け合うように。ベンチとピッチが一体となった雰囲気の中、選手たちは初戦にも関わらず非常に良い状態でプレーを展開していました。
前半は相手陣地で優位に試合を進めるも、あと一歩でゴールに届かず緊張感の続く時間が続きました。しかし、それを打ち破ったのがトモカズのシュート。これを皮切りに、カノトとトモカズを中心に攻撃の手を緩めることなく攻め続け、アラタもオトリとなる献身的な走りを積極的に見せてくれたおかげで相手ディフェンダーのバランスを崩し最終的に4得点を奪う見事なスタートを切ることができました。選手たちが声を掛け合い、互いに支え合うチームの力がしっかりとピッチに表れた、印象的な一戦でした。
●第2試合 vs猿楽 1-0
7人での参加となった猿楽との対戦。サッカー協会の方針により、こちらも同人数にしての対戦となり、一瞬の判断や一人ひとりの動きが試合を大きく左右する緊迫した展開となりました。
試合開始早々、カノトが先制点を決め、チームに勢いをもたらします。その後もPKのチャンスを得るなど攻撃面で大活躍。しかし、PKは惜しくも枠を外してしまい、珍しく「トモカズに蹴ってもらえばよかった…」と悔しそうな表情を見せました。しかし誰一人カノトを責める選手はなく、「PKまでいけたのはすごい!もう一点取りに行こう」とポジティブな声かけを行うことで守りに回らず攻撃の手を緩めることがなかったことが僅差での勝利へとつながったのだと思います。
守備では、アンが相手の巧みな突破を許さず、1対1の場面でスーパーセーブを連発。前回のジミー同様、守備の要となり、チームは最後まで集中力を切らさず見事クリーンシートで試合を終えることができました。
人数が少ない中でも、攻守で一人ひとりが役割を全うし、チーム全体が一丸となった試合。まさに「みんなで勝ち取った一戦」と言えるドラマチックな試合となりました。
●第3試合 vs美竹 2-0
対戦前、トリプレッタと0−1の白熱したゲームを展開した美竹の試合を事前に観戦した選手たち。二連勝の余韻に浸ることなく、気を引き締めた非常に良い状態で試合に臨むことができました。
が、ここでアクシデントが。ここまでハードワークを続けてきたトモカズが「前半は休みたい」と足の痛みを訴えてきましたので大事をとって休ませました。しかし、拮抗した試合展開を目の当たりにすると、「やっぱり俺が何とかしないと」と決意を表明してきたので前半途中の交代出場を許しました。その言葉どおり、痛みを抱えながらもオフェンスでもディフェンスでも全力でボールに食らいつく姿は、普段口には出さない”富ヶ谷のみんなと勝ちたい!”という強い想いそのものだったと思います。その熱戦ぶりに、トウゴが「日本代表のスペイン戦みたい!」と興奮を隠せないほどの白熱した展開となりました。守備ではムネヒサ·ケイ·アサユキ·ユウヤが積極的に体を寄せたり、抜かれないディフェンスを心がけ相手の攻撃を封じ、最近の練習で習得した“手を使い相手を前に進ませないディフェンス”が効力を発揮。攻撃ではタイチとトモカズのダイレクトパスを絡めた突破が、観ているこちらも思わず声を上げるほどのスピード感でした。
また試合前、そのスキルから圧倒的なボールキープ力を持つカノトに「相手ディフェンスが多くマークにつく時は、開いたスペースに攻め上がる仲間へのパスでチャンスを作ろう」と伝えていましたが、この試合では随所に効果的なパスを披露。特にケイへのパスはシュートこそバーに当たったものの、ゴールに迫る決定的なシーンとなり、チーム全体の士気をさらに高めました。
一人ひとりの気持ちがぶつかり合い、声援が響き渡る中で戦ったこの試合。ピッチ上でもベンチでも、まさに全員が一丸となった熱い戦いでした。
●第4試合 vsトリプレッタC 0-6
グループ暫定1位として迎えた最終戦。対戦表の表示に群がり最終戦の順位を予想する子供達の姿は興奮と勝ち上がれた誇りに満ちていました。試合前のミーティングでは、これまでになく選手自身から戦術や対策について活発な声があがりました。「トリプはロングシュートも打ってくるから、シュートチェックを早めにしよう」「誰かが抜かれた後のカバーリングを徹底しよう」。一人ひとりが真剣に具体的な戦術を考え、意見を出し合う姿は、まさに“自分たちで勝利をつかむチーム”の姿そのものでした。
試合が始まると、巧みな戦術と個々のスキルを持つトリプの前に、ゴールのチャンスを作りながらもあと一歩で決めきれない展開が続きます。ピッチ上の選手たちは悔しさや緊張に少し押される場面もありましたが、ベンチからの声掛けは止まることなく、互いに励まし合い、最後の最後まで勝利を目指し続けました。
結果として勝利は手にできませんでしたが、選手一人ひとりが力を出し切り、チーム全員で戦った姿は、まさに「誰も置いていかないサッカー」というトミサカ理念の集大成。勝ち負け以上に、「全員で挑み、全員で支え合うチーム」の強さと成長を、ピッチとベンチ両方で体現した、忘れられない大会となりました
選手評
アサユキ:練習時、自陣でドリブルを選択することが多かったですが、大会では相手に詰め寄られる前に仲間へフィードすることで、守備から攻撃へのつなぎが多く演出できていました。ボール奪取時の鬼気迫るプレーはとても迫力がありました。
アラタ :予選同様、強力なエンジンを生かしたプレーは攻守にわたり光っていました。特に攻撃時、カノトやトモカズと共にアラタがスペースに動くことで相手DFの連携が崩れ得点チャンスが多く生まれました。
アン :GKとして試合の結果を左右するスーパーセーブを連発してくれました。味方攻撃時、ゴールエリアより前に出ることで相手の裏抜けを防いでくれるのでディフェンスラインが高く保て、攻撃に厚みを持たせることができました。
カンタ :左サイドバック職人として今回も活躍してくれました。ボール奪取時、シンプルに周囲の仲間へパスすることで攻守の切り替えを素早く行えるので安心して左サイドを任せられます!
カノト :レベルの高い他チームでの経験を富谷で存分に発揮してくれました。得点の5割以上を生み出す攻撃力は圧巻でした。共にプレーする仲間もその姿を誇らしく思っていました。
ケイ(C):バー直撃のシュートを初め、左サイドからドリブルから相手ゴールへ迫るなど、普段の地道な努力が成果がとなって現れていました。またピッチで仲間を鼓舞する姿などをみても、5年生の
誇らしいキャプテンへと成長してくれていると感じました。
タイチ :美竹戦でのトモカズとのダイレクトパスに見られるようパスセンスの向上が著しいです。低学年でGKを経験し視野を広く捉えることができているからだと思います。富谷5年生に最も足りないピース、パサーとして期待しています。
トウゴ :ボールを持つ前に、周囲のスペースを確認してパスコースを選択しておくことを最近の練習で徹底してもらいましたが、その成果が出ていました。クリアに逃げず繋ぐ意識を持つことで、ボールポゼッションを優位に保つ展開に貢献してくれました。
トモカズ:足の痛みにも関わらず魂のこもったプレーを見せてくれました。全力でプレーし仲間を支えた経験は必ず自分の成長につながっています。カノトと共に引き続き富谷のエースとして他チームでも活躍できると信じています!
フミヒト:久々の富ヶ谷参加となり体力面を心配しましたが、試合が始まると全くの杞憂に終わりました。持ち前のハードワークは変わらず、トリプ戦で右サイドをトモカズとパス交換して駆け上がり好機を演出した姿が印象的でした。
ムネヒサ:予選時よりポジショニングが大分良くなっていた印象です。試合展開を頭で想像できている証拠だと思います。ケイ·ユウヤ同様、小柄ながら手を使うディフェンスで上背のある相手にも負けていませんでした。
ユウヤ :手を使ったディフェンスでかなりディフェンス力が上がってきました。もともと運動能力が高く負けん気も人一倍強いと思って見てます。足元スキルと空間把握能力を伸ばすとより相手の脅威になるプレーヤーへと成長してもらえると期待しています!
今回は松崎C・加藤Cからも総括頂戴しました!
〈松崎C〉
選手の皆さん、そして応援に来てくれた家族の皆様、順位決定戦まずはとにかくお疲れ様でした‼
朝から夕方まで戦い続けた4試合。中々の長丁場でしたね。
しかしそれを感じさせないくらい選手達が圧倒的な熱量で頑張ってくれたおかげで、素敵な一日を過ごす事が出来ました。
今となってはあっという間に4試合が終わったと錯覚しているくらいです笑
大会後の打ち上げ会も出場選手全員が参加する事が出来(+怪我で欠場せざるを得なかったジミーも参加してくれて)、改めてこの学年の結束力を感じる事が出来ました^_^
打ち上げに一緒に帯同してくださった親御さん達も、さぞこの日は美酒に酔いしれた事でしょう♪
それもそのはず。
細かいサッカーのお話は吉野コーチにお任せするとして試合の結果は4試合で3勝1敗、この日の結果だけで言えば2位という堂々たる結果に!
この結束力というのが間違いなく今の富ヶ谷の“チーム力”となって、それがこの結果に繋がったのは言うまでもありません。
選手それぞれが得意とする分野を分け合って、話し合って、様々なバリエーションを駆使しながら相手に立ち向かっていく姿は本当に誇らしかった。ジミーが抜けてしまった大き過ぎる穴も何とか皆んなでカバーし合って全力で戦っていました。
選手のみんな本当に格好良かった!
何度も言ってるかもしれませんが、
何度でも言いたいので言わせて下さい。
このチームは本当に良いチームです!!
他人に誇って良い 素晴らしい仲間だと思っています。
仲間は財産。
今だからこそ出会える仲間が居て、
それはきっと今しか出会えない仲間であって、
大人になってもその関係は大切にし続けて欲しいと思っています。
きっとそれは一生の宝物になるはずですからね。
また次の練習から皆んなで一緒に頑張って勝利を目指して“楽しみながら”切磋琢磨していきましょう!
皆さん本当にお疲れ様でした!
素敵な一日をありがとう‼
〈加藤C〉
今回の大会は日曜の決勝リーグしか参加できませんでしたが、1日を通して選手たちの成長を強く感じることができました。
逆サイドのフリーの味方へロングパスを出したり、ワンツーで相手を抜いたりと、思わず「すごい!」と感じるプレーがたくさんありました。
さらに、トモカズのディフェンス、ケイの惜しいシュート、アンのセーブ、トウゴのロングボールをピタッと止めるトラップなど、、、一つひとつの光るプレーもとても印象的でした。
また、試合以外の場面でも成長が見られました。
チームメイトや相手チームをリスペクトする姿勢や、吉野コーチがいない時間でも自分たちでアップを始められるようになったことなど、サッカーの内容以外の部分でも大きな成長を感じました。
一方で、トリプレッタは個人技だけでなく、味方同士の連携の速さや精度も高く、その差を感じる場面もありました。
秋の大会·6年に向けて、少しでもその差を縮められるように、みんなで取り組んでいきましょう!

