11月10日(日)春季1年生区民大会 決勝リーグが行われました。予選では3位でしたが、全リーグの3位の中で成績がトップだったので決勝リーグは2位リーグに組み込まれました。
参加選手:ナオヤ(c)、カイ、ケイタ、セン、ヒナタ、ユア、ヨウ、リョウ、
(1) vsセントラルC ⚪1-0 得点:セン
(2) vs東部B ⚪5-0 得点:セン、カイ4
(3) vsセントラルA ●0-1
2勝1敗、堂々の2位リーグ2位。ほんの少し前まで1年生は5人だけで、年長さんに入ってもらってやっとチームが組める状態だったことを考えれば胸を張れる結果でした。何より、サッカーを楽しみながらのびのび個性を伸ばすことに重きをおいた”富ヶ谷スタイル”で勝てる経験ができたことがうれしかったです。
2位リーグということもあり、どのチームも個々のスキルでは富ヶ谷と同じくらいか少し上と思われましたが、2つ勝ち切ることができたのは毎週のトレーニングの賜物だと思います。普段の練習の成果がよく出ていたポイントとして、自ゴールキックからの失点がゼロだったことがあります。ロングキックが飛ばないこの年代では、ゴールキックをどうやって前に運ぶかが最初の課題です。予選、決勝の全6試合をとおして、中央で相手に奪われすぐ攻めこまれるような危ない場面がほとんどありませんでした。富ヶ谷では両サイドに誰かがポジションを取り、守備の手薄なところから前に運ぶことをトレーニングしてきました。もしミスして奪われてもサイドなら誰かが守備に行けます。これを何度かくり返すと相手も両サイドに守備をつけてきましたが、それを見たキッカーは前線の選手にポジションを指示し中央のDFの間を通しました。おしくも得点にはなりませんでしたが、パス一つでおしいシュートまで持ち込めました。他にも試合中のコーチの指示は最小限でピッチの選手たちで考えて判断していた場面がいくつもありました。
これまでキーパー以外のポジションをあえて決めなかった理由がここにあります。サッカーはフィールド上のどこに動いてもいいスポーツです。自分の目で見て判断し、自由に走り回ることを楽しんでほしいと思っています。6人制の小さなコートサイズでパスワークに優れたチームがまだないこの時期なら走力があればこれでも十分戦えます。相手ボールの時はボール保持者に集まってディフェンスします。では、こちらの攻撃時には何を見てどこに動けばいいか。4月からそれをくり返し選手たちに言い続けてきました。ぜひご家庭で選手たちにサッカーでは何を見るのかを聞いてみてください。ほとんどの選手が4つ答えてくれると思います。(答えれなくてもまだまだ言い続けるので大丈夫です!)そんなチームの約束事がゴールキック時のポジション取りに現れています。さっきまで右サイドにいた選手が次の場面では左にいたり、その逆があったりするのはそのためです。ポジションを決めることのメリットはもちろんありますが伝え方を間違うと「そこにいなければならない」と勘違いし、サッカーの醍醐味である自由なプレーが制限されてしまうような怖さもあります。今後は徐々に役割を決めていきますが、目指すのはどのポジションからもシュートを狙えるサッカーです。自分で見て得た情報で判断し、実行できるような自由な選手に成長させていきたいです。
他に良かった点として、全6試合のキーパーを4人(リョウ、ヨウ、ヒナタ、セン)が交代でやれたことがあります。機会はなかったですが他の選手もお願いすればやってくれたと思います。得意不得意は別にしてやってと言われればじゃあやるか、と思えることが大切だと考えています。キーパーを特別なポジションととらえず、失点をキーパーのせいにするのは違うよねという雰囲気ができつつあるのはポジティブな点です。とりあえず、まずは何でもやってみる、失敗をおそれずチャレンジするのが当たり前のチームにしたいです。
最後の挨拶でも言いましたが、公式戦の数が限られている富ヶ谷にとって春と秋の区民大会
は貴重な真剣勝負の場です。普段のトレーニングで判断し、勝つことを優先して出場メンバーを決めました。選手の出場時間に差がでることに申しわけない気持ちはありましたが、ベンチメンバーを含めみんなで勝つことを目指し、喜んだり悔しがったりできるチームだったと思っています。
今の6年生を1年生のときから見てきましたが、伸びる時期は本当に選手それぞれ違います。足が速かったり体が大きいのはたしかにサッカーに有利ですが、個々の特徴の一つにすぎません。体が小さくても、足が遅くても他の特徴や技術を伸ばすことで活躍できるのがサッカーの面白さであり、その個性を見つけて伸ばすのがコーチの仕事です。誰がどんな選手に育つのか、成長を楽しみに長い目で見ていてください。
最後に保護者でありサポーターのみなさん。他のチームには選手だけのエリアに入ってきたり、観戦中に大声で選手に指示する保護者が見られましたが、富ヶ谷には一人もいませんでした。いいチームにはいいサポーターが不可欠です。選手たちを出迎えてくださった拍手の大きさに驚いたし、最後の1本締めも最高でした。今後も熱いサッカーをお見せできるようにみんなで楽しんでトレーニングに励みます。ひきつづき、応援のほどよろしくお願いいたします!
お忙しいとは思いますが、選手たちと一緒にこのレビューを読んで、難しいところは言いかえたりしてくださるとうれしいです。もし分かりにくかったら説明しますので、練習後にでも聞いてください!
三村
参加選手:ナオヤ(c)、カイ、ケイタ、セン、ヒナタ、ユア、ヨウ、リョウ、
(1) vsセントラルC ⚪1-0 得点:セン
(2) vs東部B ⚪5-0 得点:セン、カイ4
(3) vsセントラルA ●0-1
2勝1敗、堂々の2位リーグ2位。ほんの少し前まで1年生は5人だけで、年長さんに入ってもらってやっとチームが組める状態だったことを考えれば胸を張れる結果でした。何より、サッカーを楽しみながらのびのび個性を伸ばすことに重きをおいた”富ヶ谷スタイル”で勝てる経験ができたことがうれしかったです。
2位リーグということもあり、どのチームも個々のスキルでは富ヶ谷と同じくらいか少し上と思われましたが、2つ勝ち切ることができたのは毎週のトレーニングの賜物だと思います。普段の練習の成果がよく出ていたポイントとして、自ゴールキックからの失点がゼロだったことがあります。ロングキックが飛ばないこの年代では、ゴールキックをどうやって前に運ぶかが最初の課題です。予選、決勝の全6試合をとおして、中央で相手に奪われすぐ攻めこまれるような危ない場面がほとんどありませんでした。富ヶ谷では両サイドに誰かがポジションを取り、守備の手薄なところから前に運ぶことをトレーニングしてきました。もしミスして奪われてもサイドなら誰かが守備に行けます。これを何度かくり返すと相手も両サイドに守備をつけてきましたが、それを見たキッカーは前線の選手にポジションを指示し中央のDFの間を通しました。おしくも得点にはなりませんでしたが、パス一つでおしいシュートまで持ち込めました。他にも試合中のコーチの指示は最小限でピッチの選手たちで考えて判断していた場面がいくつもありました。
これまでキーパー以外のポジションをあえて決めなかった理由がここにあります。サッカーはフィールド上のどこに動いてもいいスポーツです。自分の目で見て判断し、自由に走り回ることを楽しんでほしいと思っています。6人制の小さなコートサイズでパスワークに優れたチームがまだないこの時期なら走力があればこれでも十分戦えます。相手ボールの時はボール保持者に集まってディフェンスします。では、こちらの攻撃時には何を見てどこに動けばいいか。4月からそれをくり返し選手たちに言い続けてきました。ぜひご家庭で選手たちにサッカーでは何を見るのかを聞いてみてください。ほとんどの選手が4つ答えてくれると思います。(答えれなくてもまだまだ言い続けるので大丈夫です!)そんなチームの約束事がゴールキック時のポジション取りに現れています。さっきまで右サイドにいた選手が次の場面では左にいたり、その逆があったりするのはそのためです。ポジションを決めることのメリットはもちろんありますが伝え方を間違うと「そこにいなければならない」と勘違いし、サッカーの醍醐味である自由なプレーが制限されてしまうような怖さもあります。今後は徐々に役割を決めていきますが、目指すのはどのポジションからもシュートを狙えるサッカーです。自分で見て得た情報で判断し、実行できるような自由な選手に成長させていきたいです。
他に良かった点として、全6試合のキーパーを4人(リョウ、ヨウ、ヒナタ、セン)が交代でやれたことがあります。機会はなかったですが他の選手もお願いすればやってくれたと思います。得意不得意は別にしてやってと言われればじゃあやるか、と思えることが大切だと考えています。キーパーを特別なポジションととらえず、失点をキーパーのせいにするのは違うよねという雰囲気ができつつあるのはポジティブな点です。とりあえず、まずは何でもやってみる、失敗をおそれずチャレンジするのが当たり前のチームにしたいです。
最後の挨拶でも言いましたが、公式戦の数が限られている富ヶ谷にとって春と秋の区民大会
は貴重な真剣勝負の場です。普段のトレーニングで判断し、勝つことを優先して出場メンバーを決めました。選手の出場時間に差がでることに申しわけない気持ちはありましたが、ベンチメンバーを含めみんなで勝つことを目指し、喜んだり悔しがったりできるチームだったと思っています。
今の6年生を1年生のときから見てきましたが、伸びる時期は本当に選手それぞれ違います。足が速かったり体が大きいのはたしかにサッカーに有利ですが、個々の特徴の一つにすぎません。体が小さくても、足が遅くても他の特徴や技術を伸ばすことで活躍できるのがサッカーの面白さであり、その個性を見つけて伸ばすのがコーチの仕事です。誰がどんな選手に育つのか、成長を楽しみに長い目で見ていてください。
最後に保護者でありサポーターのみなさん。他のチームには選手だけのエリアに入ってきたり、観戦中に大声で選手に指示する保護者が見られましたが、富ヶ谷には一人もいませんでした。いいチームにはいいサポーターが不可欠です。選手たちを出迎えてくださった拍手の大きさに驚いたし、最後の1本締めも最高でした。今後も熱いサッカーをお見せできるようにみんなで楽しんでトレーニングに励みます。ひきつづき、応援のほどよろしくお願いいたします!
お忙しいとは思いますが、選手たちと一緒にこのレビューを読んで、難しいところは言いかえたりしてくださるとうれしいです。もし分かりにくかったら説明しますので、練習後にでも聞いてください!
三村