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【4年生B】春季区民大会2024 予選リーグ 総括
内藤です。
7月13日(土)、比較的涼しい曇り空の下、4年生の春季区民大会の予選リーグが開催されました。内藤の帯同したBチームについて、レポートします。

【出場選手】
ユウヤ
トウマ(体調不良で当日欠場)
カンタ
アラタ
レンタロウ
フミヒト
ダイチ
シュンタロウ
ケイシ
ジミー

この予選リーグの対戦相手の中には、富ヶ谷のAチームもいました。
直接対決があることをふまえ、Bチームとして試合に望むことの意味を、皆に確認しました。

「勝ったけどつまらない試合と、負けたけど面白い試合、どちらがいい?」

皆が口を揃えて、”負たけど面白い試合”と答えました。
公式戦ではありますが、勝負そのものにこだわるのではなく、サッカーというスポーツの楽しさを十二分に実感してもらうことにしました。

サッカーを楽しむために必要なことは3ポイントだと考えています。
[1] 基礎技術。いわゆる、走る、止める、蹴る、運ぶです。
[2] 本気で試合に挑むという気持ち。
[3] 思考と表現。

1の基礎技術は普段の練習や、個人練習の中でじっくり力をつけるものなので、試合当日にどうこうできるものではありません。一人でも、仲間とでも、お父さんお母さんともできる練習なので、ぜひチャレンジしてもらいたいです。
一方、2の気持ちについてですが、Bチームのメンバーは、すでに全員が本気で挑む強い気持ちを持っています。
なので、この日は[3] 思考と表現 を重視したコーチングを行いました。

「ゴールキーパーのいちばん大切な仕事って何?」
と問いかけました。このクイズ、どの学年にしても最初は必ず外すんですが、ジミーが
「パス!」
といきなり正解を出したので、びっくりしました笑。

おそらくこれはどのチームもそうだと思うのですが、Bチームの選手というのはどうしても守備的になる傾向があります。

だからこそ、ゴールキーパーを始め、すべてのポジションに攻撃に関する大切な役割があり、攻撃的になることの意味を伝えました。特に、守備のポジションに光を当てて解説しました。

今回のフォーメーションは3-3-1。
サイドバックはゴールキックを受け、縦につなげていく。スローインはすべてサイドバックが行うことでディフェンスラインを積極的に上げるとともに、攻撃の枚数を増やす。
センターバックはディフェンスラインを統率し、積極的に押し上げ攻撃を有利にするだけでなく、中盤からバックパスを受けてサイドチェンジの起点になる。
ゴールキーパーは、ゴールキックでもパントキックでもロングパスを狙わないこと。ショートパスでも中央は狙わない。左サイドバックか右サイドバック、そこが無理なら左ハーフか右ハーフを狙い、サイドから確実にボールをつなげる。

中盤のミッドフィールダー(ハーフ)が前に進めなくなったら、後方のセンターバックに下げ、そこからサイドチェンジを行う。

などなど。

実は普段、Bチームに対してはあまり具体的に示さないチームの基本戦術をじっくりと説明しました。これまで説明を避けていたのは、まだまだ選手それぞれとサッカーとの距離感がまちまちだったからです。戦術説明をしてしまうことでかえってサッカーがつまらなくなってしまうことを心配していました。

でも、今回の4年生Bチームは、サッカーを頭で理解したい、という気持ちと準備がしっかりできていました。基本戦術を共通理解とすることで、みんなが連動できるようになり、クリエイティブな応用ができるようになります。
思考しながら表現しようとすることで、サッカーの面白さがぐっと上がることを期待しました。

■第1試合 vs 美竹SC
負 1-7
左ハーフのシュンタロウは、前方へ進めるのが難しいと感じた際に、センターバックのレンタロウにバックパス(落とし)を行いました。素晴らしいシーンだったと思います。レンタロウも左から来たボールを右にはたき、頭を使ったサッカーを表現し始めます。この試合では特に、左サイドバックのカンタから左ハーフのシュンタロウへのパス成功率の高さが目立ちました。カンタがあえてゴールライン近くまで下がってパスをもらうことで、相手選手を中途半端な位置に釣り出し、シュンタロウも意図を読み取ってパスコースに顔を出す動きをしていました。
得点を決めたのはセンターハーフのフミヒト。ゴールキーパーにプレッシャーを掛け、ボールを奪い技アリの股抜きゴール。フミヒトは自分ひとりの力ではなく、みんなの力でつながったゴールだった、と連動の手応えを感じていました。
レンタロウは初めてのセンターバックというポジションに戸惑っているシーンもありました。ベンチからディフェンスラインを上げるように指示をされる回数も多く、試合後、いそがしかった、と語っていました。
でも、ボールがないところで忙しくする、というのはサッカーにとって大切なことです。レンタロウをセンターバックにおいたのは、足元の技術が高いということもありますが、ゲームを組み立てる楽しさを学んでもらうためでもあったので、この”忙しかった”という感想は100点満点だと思いました。

■第2試合 vs 富ヶ谷A
負 0-16
相手は強い、だから少しでも得失点差で有利になるためにディフェンスの枚数を増やしてラインを下げる・・・というような消極的戦術は取りませんでした。何点取られても自分たちのサッカーの形を目指すことを重視し、初戦と同じ基本戦術で挑みました。点差こそ開きましたが、Bチームが勝っていた部分が一つだけありました。それは、チームとして自分たちのサッカースタイルを共有していたことです。Aチームは相手がBチームだからか、個の力に頼った強引なスタンドプレーが目立ちました。Bチームとしてはまだまだ技術やスピードで届かない部分もあり失点は多くなりましたが、試合の中でチームが目指す形を実現しようと、みなが意識と思考を共有し、表現しようとしていたのはすばらしかったです。一方のAチームはハーフタイムで吉野コーチによる修正を受けたことで次第にチームとしての完成度の高さを取り戻していき、Bチームはどんどん苦しくなりましたが、最後まで心を折らずに戦いきった姿には、大きな拍手を送りたいです。

■第3試合 vs 本町
負 0-6
このゲームでは、内藤はほとんど声を出していなかったと思います。レンタロウは積極的にディフェンスラインを押し上げ、自分たちでゲームを作り始めていました。トップをやりたい、と主張したケイシでしたが、この日はトウマの穴を埋める形で右サイドバックに入ってもらいました。ケイシはBチームの中ではレンタロウ、ジミー、フミヒトと並んで攻撃が得意な選手です。でも、仲間と連携するより個で打開しようとする事が多いので、この日はチームとの連動を意識するきっかけを見つけてもらおうと思いました。レンタロウ、カンタとのディフェンスラインは、最初のうちはバラバラでしたが、3試合目の頃になるとスムーズに連動できるようになりました。
ゴールキーパーのユウヤのパスは素晴らしかったです。4つの選択肢をうまく使い分け、確実な攻撃の一歩目として安定感あるプレーを見せてくれました。みんなが目指す形を共有していることもあり、右ハーフのアラタの運動量が効果的でした。ここでアラタが行ってくれるから、自分はここを、、、という連動のきっかけをたくさんつくっていました。3年生からの助っ人ダイチは、さすがにチーム戦術の理解、共有というところまでは到達していなかったため、右サイドバックを任せたときはうまくハマりませんでしたが、ワントップに据えると一転、水を得た魚のように躍動し、相手ゴールに果敢に迫りました。
もう一人のワントップ、ジミーによるカウンター攻撃も再三にわたりベンチと観客席を騒がせます。体の大きさを活かしたプレーを身につけると、決定力が格段に上がりそうで、今後の期待大です。
この試合は、ベンチにいるコーチたちは見ているだけでOKでした。しっかりと自分たちで修正し、サッカーの形をみんなで作ろうと楽しく頑張っていたと思います。
結果、Aチームと引き分けたリーグ2位の本町を相手にこの日最小失点。特に後半だけ見れば0-2と、かなりの善戦だったと言っていいでしょう。


■最後に
3試合目が終わった後、みんなに聞きました。
「どの試合が一番楽しかった?」
もちろん、聞かずとも答えはわかっていました。
「絶対3試合目!」
みんなが目を輝かせて答えてくれました。

みんなでチーム戦術を共有し、指示されて動くのではなく自分たちの頭で考え、表現しようとチャレンジを続けた素晴らしいゲームでした。

”負たけど面白い試合”・・・その意味を大きくレベルアップした1日になったと思います。

このチームのキーとなる選手、トウマは残念がら体調不良で出場できませんでしたが、次の順位決定リーグでは、トウマを加えて、みんなのサッカーの形のさらなる進化を追い求めていきましょう。

そして目指しましょう、「勝った&楽しい試合」を。
【4年生A】春季区民大会2024 予選リーグ 総括
コーチの吉野です。
4年生、春季区民大会予選リーグの総括です。
7/13(土)渋谷区スポーツセンター
出場選手:アサユキ・アツト・アン・カノト・キョウイチ・ケイ(C)・タイチ・トウゴ・
     トモカズ・ムネヒサ

堂々の1位通過、おめでとう!
見事8月31日開催、強豪ぞろいの決勝トーナメントへのチケットをもぎ取りました。
試合前に設定した目標に向かい、ミーティング中・試合中、選手同士で檄を飛ばし合い、高い緊張感を最後まで保てたことが最高の結果につながったと思います。
1位通過のアドバンテージを活かし(初戦は他リーグの2位)、まずは1勝。
そしてメダルを!少しでも良い色のメダルを狙えるよう準備していきましょう。


・試合結果
●第1試合 vs本町  2ー2
初戦の入り、久しぶりの大会で選手達に少し緊張が目立つ中、前半早い時間でアツトが先制点を決めてくれたのが大きかったです。その後、追いつかれるも再び取り返すというシーソーゲーム。そして勝利を目前とした終了間際の失点で追いつかれ引き分けとなりましたが、この後、絶対に負けられないという気迫を選手全員が持てたことは大きかったです。
試合後、素早く気持ちを切り替えてミーティングに臨め、適宜修正していけたことが今回1位通過をできた大きな要因だったと思います。選手達の精神的な大きな成長を感じました。

●第2試合 vs富ヶ谷B  16-0
勝手知ったる同門対決。得点こそ大差つきましたが、ゲーム内容はBチームが優っていた箇所が多かったです。たとえば、自分達の目指す理想の戦術に向け、ミスをしつつも一歩一歩前進していた点。一方でAチームは前半、ミーティングで掲げた戦術と全く反対の”個の力に頼る”だけの進化のないサッカーをしてしまいました。ハーフタイムで修正できましたが、このままでは決勝トーナメントで相当痛い目をみるので、是非練習にて意識の修正をしていければと思います。

●第3試合 vs美竹  3-0
昨年の決勝トーナメントでの雪辱を果たすことができました。富ヶ谷B戦後半で修正した成果が遺憾なく発揮され、勝利に繋がりました。また、この試合でフォーメーション・戦術的に富ヶ谷Aの勝ちパターンが見えた気がします。このストロングポイントを磨いていけば、決勝トーナメントでも良い戦いができるはずです。


・決勝トーナメントに向けて
全体としては、(長年の課題ですが、)”パスサッカーができる”チームにすることでしょうか。
パスを選択肢に入れることにより、ドリブルが効果的に使用できることを選手自らが気付けるよう「より簡単にボールを離す(特にDF)」「オフザボールでの動きを意識する」練習メニューを増やしていこうと思います。
攻撃面ではサイドの選手が相手DFの裏を狙って走り込めるような意識が増えたら得点機会が倍増すると思いますので、こちらもメニューに組み込んでいきます。
また、全体的に攻撃時、前がかりになりすぎて守備の数が足りなくなるシーンが多々ありましたので、そちらも修正できればと思います。


アサユキ:DFとしてのポジショニング・コーチングは以前より上手になり、守備陣の連携を統率できていました。一方、ルーズボールへの反応が以前より遅れて、自陣深くで相手に寄せられた時の対応でドリブルを選択し、苦しむシーンが目立ちました。ボールを保持する前に次の選択肢を3つくらい(パス・ドリブル・クリア等)イメージしていると攻撃の起点として富ヶ谷の得点力アップにつながると思います!

アツト:中盤、前線に積極的に顔を出し、アシスト数・シュート数、圧巻のものでした。あえて課題をだすならコーナーキック。今回全てニア、またはキーパー付近になってしまったので、ショートコーナー、キーパーが出にくいマイナス方向へのキックなど他のパターンも試していきましょう。

アン:初得点おめでとう!持ち前のボディバランスとシュートへの意識は良いと思います。課題としてはオフサイドポジションを解消する動き。また、FWは勇気を持って下がらないことも大事です。FWが下がることで相手DFラインをあげてしまい失点リスクが増えるからです。こちら日本語での説明に加え、図解でもわかりやすく説明していきます!

カノト:GKとしてのスキルは非常に高いと思います。積極的にゴールエリアより前に出て、相手のスルーパスを何度も潰せました。ただ、キャッチしてから自らドリブルを選択し、ヒヤリとする展開も数度ありました。またFPの時も自陣のゴール付近でボールキープをしすぎて危ない場面も見られました。足元の技術はあるので、ドリブルを選択してしまう気持ちはわかるのですが、仕掛ける場所を考え、リスクを最小限にしていくと多くのチャンスが生まれると思います。

キョウイチ:本人は攻撃したがりますが今回はCBをやってもらいました。結果、コーチ陣が興奮するほど圧巻のプレーを見せてくれました。守備範囲の広さもさることながら、前線へのパスも、以前より大分精度が上がっています。地道なリフティング練習の成果ではないでしょうか。とはいえ自陣でのドリブル選択がまだ多いので、より早い球離れを意識できれば、非常に相手から嫌がられる選手になれると思います。

ケイ(C):試合内外で立派なキャプテンシーを見せてくれました。美竹戦で得点を挙げた時、彼の周りに選手達が駆け寄ってきた光景は、まさにその象徴でした。アップやミーティングなどで選手たちを素早く集合させてくれたおかげで、時間を有効に使えたことも勝利につながった大きな要因でした。一方、チームを勝たせたい気持ちから攻撃時、相手陣内の高い位置にい続けてしまう場面もあったので、全体を見渡しポジショニングを意識していければ、よりフォーメーションのバランスを保てると思います。

タイチ:MF・DF・GKとポリバレントに活躍できるので相手によって様々なフォーメーションを試せて助かりました。また唯一のレフティーという利点を活かし、左サイドからどんどんシュートを狙ってみても良いと思います。一方、ケイ同様、高い位置にいくと、戻れず、相手に裏を取られるシーンも多かったので、同様に全体を俯瞰で見ることを意識してもらえればと思います。

トウゴ:闘志溢れるプレーが魅力のトウゴ。自らDFを志願するだけあり、そのパワフルな対人能力を活かし相手FWを幾度も止めてくれました。たまに後ろに相手FWがいることも見受けられたのでオフザボール時に周囲の確認をする等、ポジショニングに工夫がでるとより強固なDFになると思います!

トモカズ:右サイドの覇者として、幾度もドリブルで駆け上がり多くの得点機会を作ってくれました。また、守備の場面にも多く顔を出し何度も失点機会を防ぎました。攻撃時、右サイドをえぐってから、ラストの得点パターン(マイナスへのパス、センタリング等)をアツト・アンと確立できるとチームとしての得点力が大きくアップすると思います。

ムネヒサ:足元の技術があり、パスの精度も高く視野も広いのでアツトと共にコートを広く使える数少ない選手です。ただ、対人でひるむところがあるので、フミヒトのように激しく相手とコンタクトがとれると、より富ヶ谷のボールポゼッションを高められると思います。


最後に木村コーチから頂戴したコメントです!

この学年の初めての公式戦はコロナ禍にあった1年春季区民大会、そこから多くのメンバーが吉野コーチのもとで富ヶ谷のサッカーを仲間とともに頑張ってきたから今があります。
今回の4年春季区民大会の予選リーグでは、個々の選手の技術的な成長を感じるシーンも多く見られましたが、チームとしてはやや意思統一が足りず、攻守ともにポジショニングに課題があり、試合前の作戦を実行できたという選手はいなかったのではないでしょうか。
まだ決勝トーナメントまで時間はあるので、改めて今回のチームの共通目標をメンバーが共有し、お互いの良い部分を理解し活かす富ヶ谷らしいサッカーで渋谷区を驚かせる準備をしていきましょう!
【1年生】はじめての遠征練習試合
7/7 9:00〜10:30 at 目黒区学校サポートセンター
vs 駒場ユナイテッド
カイ、セン、ナオヤ、ヒナタ、リョウ、リョウタ、リツト(年長)

コーチの三村です。このチームで初めて外部施設でのTMを行いました。保護者のみなさん、暑い中の送迎、応援ありがとうございました。ゲームを見守る姿も温かい声がけばかりで素晴らしいサポーターでした!
試合はエアコンの効いた体育館でのフットサルルール5人制10分を5本。結果は4勝1分(総得点13-2)。
相手チームが試合慣れしていなかったので勝敗はさておき、それでもゴールがたくさん生まれ何より選手みんなが積極的にプレイしていたのが印象的でした。

この日のキーパーは全員が順番にやることにしました。キーパーを特別なポジションと思わず、みんなが出来るようにしたいです。PKストップするなどナイスプレー連発だったカイが「キーパーは出来ると思ってなかったけど、出来たみたい」と言ってたのが印象的でした。今のうちにいろんな経験をたくさん重ねて、みんなでどんどん自分のリミッターを外していってほしいです。
オフェンスでは、いつも練習している「他の選手がいない場所を見つけて動くこと」ができていたシーンが多くありました。中でも左サイドのナオヤから中央のセン、右のカイにパスがつながった場面。相手がボールに集まりやすかったので、スペースを使った効果的なパスまわしでした。正直なところサイドチェンジができるのはまだまだ先だろうと思っていたので、こちらの予想をこえるプレーに驚きました。
リョウタはスペイン仕込みの寄せの早さで相手陣地でボールを奪い、何度もゴールをあげました。
ディフェンスではドリブルが上手い選手に対して、一人が抜かれても後ろに控えたナオヤ、ヒナタが止める守備ができていました。そこを突破されても最後尾にいるリョウ、リツトがはじき返すシーンもありました。相手のストロングポイントに気づいたキーパーのセンが「3番にマークついて!」と後ろからコーチング。何をすればいいかわかったら仲間に教えよう、これも普段の練習から繰り返し言っていることです。
キーパー以外はポジションを決めませんでしたが、自分で周りを見て判断しポジションをとることができていたのでいわゆる団子サッカーにはならず、それぞれが自分の特徴を出せたことがいいゲーム内容につながりました。この年代にありがちなスローイン(この日はキックイン)の取り合いになることもなく、お互いに譲り合ったりして思っていたとおりとてもいいチームでした。
ゴールがたくさん入ったこともあり誰が何点とったかは数えられてないですが、カイ、リョウタ、センが複数得点。何度もおしいところまで行っていたナオヤが最後に1点。キーパーと同じく、ピッチに出ている全員がゴールを狙えるチームを目指したいです。

最後に普段の練習で心がけていることの話です。
サッカーの練習ではないところで実はサッカーにつながっているところがたくさんあります。先ほど言った「気づいたことを声がけしよう」もその一つです。集合に気づいてない子がいたらコーチが大声を出すのでなく早く集まった子が教えてあげればいいよ、と伝えています。
お気づきの方もいるかもしれませんが、練習中にボールを集めるときにあえてボールカゴを使っていません。「コーチのところにボールを集めてー」と言うと最初はみんなが思い思いになかなかの強さでこちらに蹴りこみました。全部は止めれないのでバラバラになったり、あちこちに散らばったり。そこで練習を止めて「どうすれば上手に集められるかな?」と聞くとそれぞれが考えはじめます。「手で持っていく」「ちょうど止まるくらいの強さで蹴る」「コーチ!って呼んでから蹴る」答えはそれぞれですが自分で考えることに意味があり全部正解です。相手をよく見てから、適切な強さのパスをすることにもつながっています。これは一例ですが、サッカーを通して自分で考え解決法を見つけられるように成長してもらいたいと思って指導しています。

ぜひ、上記(とくに試合でよかったところ)をご家庭で子ども達にわかりやすく説明していただけると嬉しいです。
【3年生】春季区民大会2024 順位決定リーグ総括(1)
内藤です。
2週間前に予選リーグを終えた3年生チームが、順位決定リーグに挑みました。
しかしこの日は突然の雷と記録的な豪雨により、わずか1試合しかできませんでした。

まずはその1試合について、まとめておきます。

前回の予選で、攻撃の際にディフェンスラインを高く保ち、コンパクトなサッカーの形が見え始めていたこのチーム。

今回はさらに、攻撃時と守備時のサイドバックの位置について理解を深めてもらいました。

具体的には、守備をするときには両サイドバックが中央のセンターバックに近づく形で相手の攻撃に備える”絞る(しぼる)”と、攻撃の際にはその反対に両サイドバックがそれぞれタッチライン近くまで広がる”開く”、の2つです。

まだまだちゃんと実践できる段階ではありませんでしたが、ゲーム中に選手自ら”開け”という声が出ていたのはとても良いと思います。

雷雨で中止となった順位決定リーグの続きは、秋以降になることが予想されます。時間ができたことをチャンスにして、みんなのサッカーの形を一緒に作っていきましょう。

■ vs セントラルD
負 1-4

得点者 エイタ
【3年生】春季区民大会予選リーグ2024 総括
監督の内藤です。
サッカー日本代表の新しいユニフォームが発表された本日6月22日。3年生の春季区民大会予選が開催されました。
いつもであれば全試合終了後に総括を書き始めるものですが、今回は大会当日の朝、つまり試合前にこれを書き出しています。

というのも、指導者としてチームのみんなに対して一つ申し訳なく思っていることがあるからです。それは、大会までにこのチームらしいサッカーをつくりあげることができなかったこと、です。

昨年度から今年度にかけて主力級の選手が4人もいなくなり、その一方でグラウンドのサイズは2倍、6人制から8人制へのシフト。

今年4月、チームは再構築が必要になりました。

それから2ヶ月。今回の大会に望む10人のメンバーは、まだ”同じサッカー”を共有していません。わかりやすくいうならば、「自分たちらしい攻め方、守り方」というものができあがっていない、そんな状態で大会に望むことになりました。

ディフェンスライン(ディフェンスの選手の縦方向の位置を1直線に整えている状態)を高く保ち※、相手から奪ったボールをショートパスで繋いで攻撃を組み立てる。日々の練習では、そんなサッカーを組み立て中でした。

※ディフェンスラインについてはこちらの動画で解説しています。
https://youtu.be/9r1WiaUkkLc

しかしそれは、まだゲームの中で実行できる段階ではありません。
少なくとも、先週の練習試合を見る限り、ディフェンスラインの概念すらまだおぼろげでした。

今日は、きっと勝つことは難しいでしょう。
それでもひとりひとりが何かを得られるよう、挑んでもらいたいと思います。

ーーーー

【予選全試合を終えて】

内藤の予想は半分あたり、半分外れました。
勝つことができない、という予想はあたりました。結果は、0勝2敗1分け。しかし、その内容は内藤の想像していたものとは違いました。彼らのサッカーは、その形がうっすらと見えるほどに仕上がりが進んでいたのです。
子どもたちの成長に驚かされました。

ディフェンスリーダーのヒロトがディフェンスラインを上げ、両サイドバックのミドリ、サエあるいはシンノスケがしっかりと息を合わせることで、3試合通して20近くのオフサイドを獲得しました。

また、高い位置でディフェンダーが奪ったボールは、ちょうどよい距離感のハーフの選手にパスが通りやすく、攻撃が得意な2年生選手5名とうまく連動し、3試合を通して3得点をマークしました。

チームの再構築がしっかりと進んでいる、そんな手応えを感じました。
同じことをまた言ってしまいますが、子どもの成長は大人の想像をはるかに超えるものですね、びっくりです。

【試合別寸評】

[1] vs セントラルC
負 0-9

ディフェンスラインについては、ベンチからの声が必要でしたが、声をかければラインの上げ下げができる、という具合で機能していました。たくさんのオフサイドを取りましたが、3バック(3人のディフェンス)それぞれの間が間延びしてしまい、そこをドリブルで切り裂かれ失点するケースが多く目立ちました。ただ、ミドリは相手のパスを読むセンスが良く、パスカットを成功させる回数が多かったです。


[2] vs 本町A
負 1-7

ゴールキーパーはサエ。カウンターで真ん中を駆け上がる相手フォワードのドリブルに対し、ゴールキーパーとして前に出ることでプレッシャーを掛けシュートミスをいくつも誘いました。代わって攻撃に参加するダイチは、相手陣内左サイドから、中央を走るエイタに技アリのスルーパスを成功させます。ヒロト(3年)は相手の縦方向のパスに対し、体をうまく入れゴールキックを獲得。
少ないチャンスに舞い込んだコーナーキック。ゴール前でコウノスケがワントラップ、ターンして鮮やかなシュートを打つもこれはわずかに枠(ゴール)を捉えきれず。この頃には、ベンチからの声掛けがなくても、自分たちでディフェンスラインを整える動きがあり、オフサイドの獲得も多くなってきます。ゴール前に切り込んだコウノスケのシュートが跳ね返されたところを、よくつめていたヒロト(2年)がしっかり押し込んでこの日チーム初得点。


[3] vs 千駄谷B
分 2-2

試合前、2つのめあてを伝えました。
(1)味方を責めないこと
(2)自分たちのサッカーをつくること
の2つです。
しかし、暑い天候での2試合のあとで、みんなの集中力が切れているように感じました。喧嘩したりダラダラしたり遊んだり。初めての大きなピッチでの試合だったし仕方ないかなと感じつつ、なにかでみんなの気持ちを引き締められないかなぁ、と考えました。そこで意地悪な僕は、「これは、次の試合は勝てないなぁー」とヘラヘラしながらみんなに伝えました。「ひどっ!」「そういうことは言っちゃいけないんだよっ」「監督大嫌い!」と好反応(?)。
試合開始直前には、円陣を組んで「絶対勝つぞー!」「オー!!!」。
この日、もっとも仕上がったゲームを見せてくれました。

ミドリはナイスなクリアを見せるだけでなく、次第に奪ったボールをパスでつなげることもできるようになっていきました。自分たちの攻撃の番になると、僕に言われる前にヒロト(3年)は両手を使ってラインを上げ、見事にディフェンスラインを統率します。それだけでなく、ディフェンス3枚のうち一人をハーフウェイラインに残し、自身ともう一人を連れてさらに前線まで上がっていくなど、はやくも大人のサッカーを実践します。
コンパクトに仕掛ける富ヶ谷SCの攻撃の中、ドリブルで切り込んだケイヒルは反則タックルで倒されフリーキックを獲得。
ゴールまで少し距離がありましたが、しっかりと枠を捉えたケイヒルのシュートは、その先にいたシュウの見事なワンタッチを経由してゴールに吸い込まれます。その後相手のゴールも決まり一進一退の好ゲーム。
見せ場を作ったのは、高い位置の守備から始まったカウンターで抜け出したエイタ。その小さな背中からは、ゴールが決まる予感がしっかりと感じられました。見事な追加点を決めます。千駄谷が得意とするクロスからの攻撃に苦しめられ、最終的に2-2の引き分けとなりましたが、このゲームでは富ヶ谷SC3年チームのサッカーの形がうっすらと見えていました。


【総評】

大きなグラウンドでの8人制のサッカーへの変更。
ディフェンスが引きすぎてしまって中盤との距離が間延びし、その広大なスペースを相手チームにいいように使われてやられてしまう、というのが、各クラブ3年生春の段階での負けパターンです。
そのため、まず初めに、オフサイドの理解はもちろん、ディフェンスラインを統一し、攻撃時にそのラインを上げることの習慣づけが大切だと考えています。

これまで以上に一人の力より、仲間と連動することが大切になっています。

順位決定リーグでも、自分たちらしいサッカーづくりをがんばっていきましょう。


【6年生A】春季区民大会2024 予選 総括
コーチの堀口です。

5/6に行われた6年生春季大会の総括です。
結果としては2敗1分けという戦績でしたが、全体的には強豪相手によく戦ったと思います。

ディフェンス:
 テユンとこうたろうのディフェンスが安定していました。
 ただし、一発で飛び込んで抜かれるシーンもかなり多くあったので、そこはなくすように意識していきましょう。
 攻撃力不足解消にはリクがオーバーラップして攻撃に加われることが重要になってくるので
 サイドバックがしっかり戻ることでセンターバック2人と合わせて4人に任せても安心という状況を作っていきましょう。

ミッド:
 中盤でうまく受けて前線へボールを供給できていました。
 空いているスペースを見つけて出していたスルーパスも狙いは良かったです。
 周りの選手は相手の裏のスペースを意識して飛び出せるようにしましょう。
 一方で、前に当てられない場合はしっかりキープし、横につなぎましょう。
 中盤では、無理に前に出そうとして奪われると危険です。

オフェンス:
 裏抜けだけでなくボールをもらいに来る動きもできていました。
 ただし、せっかく良い位置でフォワードにボールが入ってもそこで孤立してしまって攻撃に厚みが出ないケースが見られました。
 フォワードがボールを持った後の周りのフォローを増やしましょう。
 一方で、フォワードの選手も味方を探すくせを付けましょう。相手が強い場合は1人で抜き切るのは難しくなります。


●1戦目 vs トリプレッタB (0-4)
 4点取られはしましたが強豪相手によく守りました。
何本かフォワードへ良いパスが入ったり、ディフェンスの選手が上がってゴール前まで運べたりしましたが、最後のシュートまでなかなか行けなかったですね。
フォワードに当てた後の攻撃やサイド攻撃のパターンも意識しましょう。

●2戦目 vs トリプレッタA (0-4)
 相手に、当たり方のうまい選手がいてその選手にボールを奪われることが多かったと思いますが、
上手くかわせている場面もあり、頑張って対応していたと思います。
こういううまい選手がいる場合は、その選手をおびき寄せた後に大きくサイドチェンジして反対サイドで戦う
というような戦術をゲームの中でみんなが考えて共有できるともっと良くなると思います。

△3戦目 vs 渋谷東部B (1-1) --- 後半10分:りく(あつと)
 全体的にパスがつながらない試合展開が多かったですが、カノトとアツトが入ってお互いが良い位置関係を保ったことで、ミッドの選手もそのスペースを使いやすくなったように見えました。
真ん中のリクやカズキの位置からカノトに当ててアツトと二人のコンビで崩すシーンがよく見られました。
6年生もぜひポジショニングを意識したプレーを考えてみましょう。


以下、個人別のコメントです。
今回は今後に向けてという意味も込めてここのコメントの量を増やしています。
良かった点だけでなく、今後のステップアップに必要な辛口コメントも載せていますのでぜひ次の大会に向けて意識して伸ばしてみてください。
(☆マークが付いている部分は今後の伸びしろです!)

・りくと
◎キーパーとして決定的なピンチを何度も救ってくれました。
☆相手のシュートを自分ではじいたボールは手で取って大丈夫です。なるべく手で取るようにすることと、手で取れる状況をしっかり理解しましょう。
☆ピンチをしのいだ後はしっかりキャッチして1回落ち着かせましょう。
☆ボールを怖がって背中を向けるのはやめられるように精神もきたえましょう。
☆フィールドで出るためにも、『止めて蹴る』をしっかりできるようにすることと、ボールを取られた後に全力で取り返すプレーを心がけましょう。

・テユン
◎2人目のディフェンスとしての動きが素晴らしいです。
☆1対1になると1発で飛び込んで簡単に抜かれてしまうことが多いので、飛び込まないディフェンスができるようになりましょう。
☆ゴールキックをもらって大きく前に蹴った後など、その場に止まってしまうことがありました。『絞りながらラインを上げる事』を無意識にできるようにしましょう。特に相手に取られたときはすぐに中に絞りましょう。
☆ゴールキックを受けたら敵を抜く前にパスしましょう。

・こうたろう
◎抜かれても食らいつきボールを奪い返そうとする姿勢が素晴らしいです。
☆基本的には、ボールを離すのを早くしましょう。
☆相手が来ている時にボールを長く持ってしまい、逆に相手がいない時に焦って蹴って取られてしまうことが多かったです。
☆センターバックはまず守備の意識を持ちましょう。その上で、味方が有利な状況でボールを持った時が攻めに参加できるタイミングです。
 (2本目のPKを与えてしまったファールは、守備の意識が薄れて絞り忘れたところにボールが出て後ろから引っ掛ける形になっていました。)

・りく
いつもはセンターバックですが、この日はテユンとこうたろうに後ろを任せて1つ前にポジションを取ってもらいました。
◎危ない場面ではDFラインに入って守ったり、センターバックのどちらかが上がった場合にはその空いたポジションを埋めるということができていました。
☆後ろから前線へのパスは、目の前の相手の足にはかからないようにしましょう。
 相手をちょんとかわそうとしたのかなと思えるプレーがありましたが、相手の体の中心に蹴っていたのでそのまま相手にあたってボールを失うことが多かったと思います。
☆体力を付けましょう。

・かずき
◎ミッドの真ん中として周りへの声かけや指示出しが出来ていて、中盤から前線への効果的なパスも出せていました。
☆自陣内では絶対にボールを取られないようにしましょう。
☆相手へのプレスはもっとしっかり強くかけましょう。
☆ボールを取られた後はつねに全力で取り返しに行きましょう。

・けんた
この日の作戦は、けんたがトップで囮になって相手を引き付け、空いたスペースに他の人が飛び込み、その後の折り返しを相手の死角を突くのがうまいけんたに合わせるというものでした。
◎相手を引き付けるということをかなり意識してプレーしてくれたと思います。
 この『チームにおける自分の役割りを意識して動く』というのはサッカーに限らずチームスポーツでは重要なことです。よくできていました。
◎キーバーのこぼれ球やキーパーの後ろでディフェンスが止めたボールなどトップの選手であれば確実に狙っていかないといけないところにしっかり飛び込めています。
☆最初の動きは出来ているので、次の試合では最後のゴール前に「ひょっこり」現れて得点を取りましょう!
☆自陣でボールを持った時のキックの判断を早くして、強いキックができるようにしましょう。
 判断が遅れて相手に詰められた後はどうしてもキックが弱くなり、パスをカットされていたと思います。
☆センタリングが上がってくるときも大抵ゴール前にいるので、ゴール前に現れる嗅覚は良いものを持っていると思います。
 あとはシュートまでいけるようにしましょう。

・だんぺい
◎東部戦では持ち前のスピードと気迫を発揮してくれました。
◎スピードを活かした縦への突破で何度もゴール前まで運んでくれました。
☆トリプ戦は、試合前から少し気持ちが萎縮してしまったようで持ち前の強気なプレーが少し影をひそめていました。常に自分らしいプレーができるように気持ちを高められる方法を見つけてみましょう。
☆ゴールエリア内で最後のタッチが大きくなりやすいようです。細かい調整もできるように練習しましょう。

・ジン
◎攻めに守りによく走り回ってくれました。
◎アタリの強さを活かした守備がチームにとって助かる場面が多かったと思います。
☆3試合目は疲れてしまったのか、守備の意識よりも攻撃の意識が強くなり過ぎた結果、守備に戻れない場面が増えたと思います。
 チームとしてしっかり守備をしてボールを自分たちのものにすることで攻撃にも人数をかけられるようになるので、まずは守備の意識を持ちましょう。
☆自分のポジションを意識しましょう。
☆自分がまかせられたエリアにしっかり「いる」ことも大事です。
 反対側までボールに絡みに行くことで味方の邪魔になってしまう事もあるので、まずはまかされたエリアを中心に動いてみましょう。
☆3戦目の後半にDFをやってもらいました。DF難しかったと思います。
 何が難しかったかを考えてみて、自分のプレーに足りないものを探してみましょう。

・あつと
◎2学年も上の相手にも臆せず気持ちの入ったプレーが出来ていました。
◎特にかのとと一緒にフィールドに立ったときは、かのととのコンビネーションで前線でしっかりキープしてゴール前にラストパスも送れていました。
◎キーパーのこぼれ球を狙って詰めるのが出来ていました。
☆一歩ボールを迎えに行けると自分のボールにできるケースがあるので意識してみましょう。

・かのと
◎2学年も上の相手にも臆せずがつがつとぶつかるガッツあふれるプレーを見せてくれました。
◎キーパーも助かりました。
☆縦への突破力もありますが、格上相手ではそれだけでは止められてしまいます。味方を使った『テンポの良いパスワーク』も意識してできるようにしましょう。
 これができると、その記憶が相手の判断をにぶらせてドリブル突破のタイミングでも有利に働いてきます。
☆『決定力』を付けましょう。3戦目前半のアツトからの最高のパスは決めたかった(笑)
【U-10】練習試合レポート(vs テキサスイレブン)
コーチの吉野です。
5月25日(土)U-10 テキサスイレブンさんとのTM(4年&3年)総括です。
場所:代々木公園サッカー場(人工芝)

グラウンドの人工芝が、富ヶ谷小・深町小公園・スポセンよりも深いので、普段とボールの跳ね方・伸び方が違いました。
慣れない環境でボールコントロールが難しかったと思いますが、ほとんどの選手が早い段階で順応してくれてました。
今後サッカーを続けていくなら、ジュニアユースのTMは土や凸凹の天然芝等、
様々なグラウンドコンディションに慣れることが必要とされるので、良い経験になったかと思います。
また、通常より大きなグラウンドでしたが、ルーズボールを追う時や、相手の攻撃に対する寄せのスピードはとても早かったです。
やはり対外試合となると、通常練習よりも気分が乗るのでしょう。機会があれば是非今後もTMを組みたいものです。

7月の渋谷区大会に標準を合わせ、本決定ではありませんが実践を見据えてのA・Bチーム分けをし、
私がAチーム、内藤監督が3年生を含めたBチームを担当しました。

Aチームは常連メンバーを中心に、選手の入れ替え等行い様々なパターンを試してみました。
収穫としては、これまで多かった個人技での得点ではなく、パスワークで崩してからのものやミドルシュート・
相手キーパーにセービングされ、こぼれたボールを押し込むなど、多くの攻撃パターンが見られました。
全員が攻撃意識を高く持っていたからこそだと思います。
特に起点となるアツトの成長ぶりが著しく感じました。ほとんどの得点シーンに絡んでいたのではないかと思います。
が、それは同時に、アツトを経由しない場合での得点パターンが少ないことを意味します。
おそらく次回大会では、そういった選手には意図的にマークをキツくしてくると思います。
その時に、もう一人、起点となれる選手が出てくるかどうかが勝敗を分ける鍵になると思います。
我こそは!とパス・オフザボールの動きに自信のある選手、是非ともアピールしてください。

そしてBチームの選手達の試合アピールも印象的でした。Aチーム入りを狙い多くの選手が全力で走り切り、
気迫が溢れるプレーをしてくれていたと思います。3年生との連携・声掛けも非常にうまくできました。
その結果としてレンタロウの得点が生まれたものだと思います。

6月にも駒場SCさんとTMが組まれています。
その日のパフォーマンスを鑑みて最終選考しようと思いますが、選手のみんなは是非、普段の練習でもプレーでアピールしてください!
【6年生B】春季区民大会2024 予選リーグ 総括
6年生Bチーム 春季区民大会 予選リーグ

富ヶ谷Bチーム、6年生大会の総括です。今大会は5年生を中心に1学年上の大会にチャレンジしました。対戦相手は6年生の多い編成で結果は3戦3敗と悔しいものでしたが、貴重な経験を得て笑顔で解散できたことは嬉しく思います。また大会終了後も応援にきていた保護者の皆さまから温かい拍手をいただき、選手たちにも大きな励みになっていると思います。選手同様、粘り強くサポート続けていただけること、大変感謝しております。

5年生チームの特徴は前線から相手にプレッシャーをかける守備と、相手のマークを外してスペースへのパスをねらう攻撃。それに加えて試合間のミーティングでは選手同士で自分の考えを伝え合えるチームワークが長所です。活発に意見の言い合いができる試合間のミーティングはコーチとして参加していてもおもしろかったです。

やろうとしているサッカーはレベルが高く、すぐに結果の出るスタイルやコーチングではないかもしれません。ボールを止める、蹴るの基本技術、相手のプレッシャーに負けずにボールをキープするドリブル、味方と連動したポジショニングと選手間のコーチングなど選手個々の課題を少しずつでもレベルアップして勝利を目指して行きましょう。

各試合を振り返ると1戦目の東部A戦では、試合開始直後から失点が多くありました。給水タイムを利用してフォワード、サイドの選手にディフェンスのマークを確認して少し改善されましたが、もう一歩粘り強さが足りなかった印象です。特に相手のシュートシーンでディフェンスが近くにいながら最後のブロックに行けずキーパーにとって難しいコースに飛ぶシュートが多かったです。シュートブロック、コースを限定する守備の練習を今後の練習に取り入れたいと思います。

続くセントラルA戦は敗戦の中でも4年生の活躍が光りました。2人ともボールにガツガツいける気持ちの強いプレーヤー。2学年の飛び級登録はケガの心配もあり今まであまり行っていませんでしたが、体格やテクニック以上に気持ちの強さの大事さを感じさせてくれました。

3戦目では千駄ヶ谷Aチームに対して、5年生チームらしい前線でのプレッシャーから相手のボールを奪い、4年生きょういちの先制点がありました。地力のある相手に押し返されて前半に逆転されると、後半は得失点差を稼ぎたい相手チームの猛攻にされされて結果は大敗となりました。
後半に関しては経験を優先してポジション変更したことが裏目に出ました。コーチとしての反省点でもあります。あらためて選手がやりたいポジションとやったほうがいいポジションのバランス、選手ごとの出場時間の調整の難しさを感じました。

3戦を通して、試合ごとに守備意識の改善がみれたことは今大会の収穫です。
守備面の課題としては
・広いコートで前線からプレッシャーをかけ続けるには体力面で不安があり前後半の終盤に失点が増えること
・後ろに残ってディフェンスしたい選手と、前から奪いたい選手で意識の差が増えて中盤に大きなスペースを与えてしまうこと
が大きな2点だと思います。
試合中も声を掛け合い前からプレッシャーに行くのか、後ろでしっかり守るのかピッチにいる選手たちが自分達で判断できるようにしていきたいと思います。

攻撃面は普段の練習で狙っているショートパスの展開、スペースへの攻撃のアイデアは見えました。アイデアを実現できる基礎技術を身につけていきましょう。

順位決定リーグもよろしくお願いいたします!(本庄)

試合結果
vs東部A (0-16)
vsセントラルA (0-6)
vs千駄ヶ谷A (1-15)
【2年生】練習試合レポート VS 赤坂FC、千駄谷SC
5月12日(日)、赤坂SC、千駄ヶ谷と練習試合を行いました。今回先方のご意向で8人制での開催となり、富ヶ谷のこの学年にとっては初めての8人制での試合となりました。

富ヶ谷はBチームに人数が足りず、AチームとABチーム混合チームの2チームで試合に臨み、結果として、両チームとも勝ち越しで試合を終えることができました。赤坂SCはおそらく1年生を中心としたチーム、千駄谷はBチームが主体のチームだったようですが、8人制の初めての試合としてはちょうど良い対戦相手だったと思います。

【試合結果】
Aチーム
vs赤坂SC 0-0
vs千駄谷 2-0 得点:ケイヒル、コウノスケ
vs赤坂SC 2-0 得点:エイタ、コウノスケ
vs千駄谷 2-0 得点:ケイヒル、シュウ

Bチーム
vs赤坂SC 0-0
vs千駄谷 1-1 得点:コウノスケ、
vs赤坂SC 2-0 得点:エイタ×2
vs千駄谷 1-0 得点:アサヒ

【戦評】
試合前、選手たちには、(1)オフサイドのルール、(2)8人制サッカーにおけるフォーメーションの種類、(3)富ヶ谷2年生チームで採用するフォーメーションの特徴、(4)相手のフォーメーションによってディフェンスの仕方が異なってくることなどを説明しました。

相手のフォーメーションによってディフェンスの仕方が変わる、となると、とても複雑そうに感じますが、どのフォーメーションに対しても、(1)基本的にはセンターバックの一人をカバーリングの選手として余らせること、(2)相手のディフェンスラインには一人一人マークは付けず、フォワードの選手が複数の相手ディフェンダーの動きに対応すること、(3)上記(2)に関連してボールを保持している相手のディフェンスラインに対してこちらのフォワードがプレスをかける局面では、相手ディフェンスのパス回しに連動してボールを追いかけつつも、相手ディフェンスのパスミスやトラップミスなどの場合を除いて、基本的には無理に追いかけてボールを取り切らなくても良い事という共通のルールを置くことで、相手がどのフォーメーションであっても、その他のポジションでは、単純に近接する相手にマークをはめていくだけで、中盤では数的同数、自陣ゴール付近では数的優位を保つことができるようになります(ただし、マークが突破された場合はこの限りではないので、その際は近接する選手が1人ずつマークをずらして対応する必要があります)。

1年生の時からフォーメーションでの守備に慣れていたためか、どの選手も概ね組織的な守備についての概念を理解できている様子で、選手たちに、「この場合はだれがマークに付くかな?」と質問しながらマークを確認していくと、適切なマークのつき方を自ら考えて言い当てていました(とは言え、実際の試合では、そもそも自分のポジションを忘れて、自由に上がったり下がったりしてしまう選手も少なくなく、せっかくのディフェンス戦術が機能しなくなってしまうので、攻守の切り替えの際には、ポジション修正を促しました。今後はポジション修正は外からの声がなくても自分で周囲の状況を確認して、自ら判断、調整していけるよう、徐々に慣れていってほしいと思います。)

相手が富谷戦に対してレベルを下げてきていたこともありますが、結果的にAチームの方では、このディフェンス戦術は機能していたと思います。Aチームの方は4試合を通じてシュート被弾数は2本程度で、終始全線でボールを奪い、ショートカウンターでシュートまでつなげる展開を見せてくれました。Bチームの方も対千駄ヶ谷戦の1本目では相手のシュート数の方が多かったですが、その他の試合ではほとんど相手からシュートを打たれることなく優勢に試合を進めてくれました。

しかし、今後区民大会などで競合と対戦していく中では、一つのフェイントや、個人のスピードで簡単にマークを外されピンチを招くシーンも出てくると思います。選手たちには、マークを外された際にマークをずらして連動して守る意識や、そもそも1対1で簡単に抜かれないよう1対1の守備の強化も意識を持ってもらうよう指導していきたいと思います。

なお、オフサイドのルールについては、オフェンス面、ディフェンス面でそれぞれ考えるべきことは異なりますが、ディフェンスに関して、これまで自分たちが攻めている時にセンターバックが自陣のゴール付近に留まってしまうことがよくありましたが、そうしてしまうと、相手ゴール付近の集団と自陣に留まるセンターバックの間に無駄にスペースができてしまい、そのスペースにボールが転がってきた時に相手に先にボールを取られてしまい攻め込まれてしまうため、ディフェンスラインは上げておいた方が良いのですが、オフサイドのルールの下では自分たちが攻めている時にはディフェンスラインを相手のオフェンスよりも前に押し上げる事で相手オフェンスの選手をオフサイドにすることができる事などを説明し、また、センターラインよりも相手の陣地側にいる相手選手については、こちらのディフェンスラインよりも後ろでボールを受けてもオフサイドにならないため、その対策として、相手陣地内にいる時は、相手の最前線よりもディフェンスラインを下げて対応する必要があることなどを説明しながらその動きを確認しましたが、選手たちは一様に理解できている様子でした。

また、Aチームの方は、最近試しているキックの上手なアサヒやコウノスケをディフェンスラインに下げてビルドアップの起点とする作戦を8人制でも試していたところ、アサヒもコウノスケも随所に短いタッチ数で前線に素晴らしいボールをフィードして攻撃の起点になってくれていましたが、ここを狙われてボールを奪われピンチになるシーンも見られました。これはディフェンスの最終ラインで相手にボールを奪われるリスクがありつつも、そのリスクを取ってでも最終ラインからボールをしっかり回していこうという戦術であるため、ある程度仕方のない部分ではあります。今回はボールを奪われた選手が自らリカバリーし、コンビを組むセンターバックの選手のカバーリングもあり失点には至りませんでしたが、今後強豪と対峙していくときに、失点につながるリスクもあるので、今後もディフェンスラインのパス回しでボールを奪われた際のカウンターは警戒しながら、そもそもボールを奪われないような動きは改善していけたらと思います。これは、アサヒやコウノスケに限らず、AチームでもBチームでもボランチやセンターバックでプレーする可能性のある選手全員にお願いしたいことですが、ボールを受ける前からの首振りで相手選手との距離や、パスの選択肢の確認などの状況を判断し、素早く仲間に簡単に繋いだ方が良いのか、少し余裕を持ってパスできるのか判断していくことや、ワンステップでキックできるように、どんな状況でもしっかり足元でボールを落ち着かせるトラップの精度を上げていく事などはぜひ意識してもらいたいと思います。

Bチームの方は、まだどうしてもボールに引き付けられてしまう選手が多く、試合前に確認していたフォーメーションから離れ、思い思いのポジションでプレーをしてしまう選手が多く見られました(Aチームの選手も何人かはそうですが)。そうしてしまうとせっかくのディフェンス戦術が機能せず、お団子状態になって空いたスペースを簡単に使われて、相手が攻撃をしやすい状況を作り出してしまうので、選手達にはぜひ、プレー中に首を振って、味方の位置、敵の位置、自分自身の位置を確認しながら自分でポジション修正する感覚を身に着けてほしいと思います。

攻撃面については、特に事前に指導は行いませんでしたが、オフサイドになる選手が、何人か出ていたので、試合の合間に、オフサイドを取られないためにどう動けば良いか考えてもらう時間を設けて、直線的にディフェンスの裏に走りこむのではなく、パスのタイミングを見ながらオフサイドラインに向かって膨らんでから裏に抜けることでオフサイドを取られづらくなることなどを確認しました。また、スローインやコーナーキックでよくある動きとして、最初から裏のスペースに走りこんでその場で立ったまま動かずにボールを待ってしまう選手がいますが、そうすると、すぐにマークに付かれてしまい、せっかくできていたスペースを潰してしまうことになるため、オフサイドと同様にあえて、前に行くのを我慢して、相手を引き付けてスペースを自分から作っていくような動きも今後練習に取り入れていきたいと思います。

攻撃面ではもう一点、これは前回の区民大会からの継続的な課題ではありますが、得点力の強化は大きな課題だと思っています。今回、ABチームともに1試合ごとに10本近くのシュートを放ちながら、決めきれないシーンが何度も見られました。今回は特に初めての8人制での大きなコートでの試合だったこともあり、シュートの距離感や強さを測りかねている選手が多かったようですが、途中のゲーム終了後の振り返りで、「シュートはゴールへのパス」だよと伝えたところ、ケイヒルがインサイドでコースを狙ってしっかりゴール隅にパスしてゴールを決めてくれたのが印象的でした。今後も、しっかりとコースを狙っていく練習、また、ペナルティエリアからでもゴールを狙えるようなシュート力の強化は課題として練習に取り入れていきたいと思います。

また、サイドからの縦への突破に対して相手が守備を集めて対応していたので、逆サイドでフリーの仲間がいる事、縦の動きを警戒する相手に対して、横パスは比較的繋ぎやすい事などを踏まえてサイドチェンジして攻撃を組み立てる事にチャレンジするよう促しました。縦が詰まった場合は後ろに戻したり、横に繋いで攻撃を組み立て直す動きなどは今後練習に取り入れて行きたいと思います。以上のように守備面、攻撃面で課題は見られましたが、総じて初めての8人制としては上出来だったと思います。AB両チームの選手とも、とても高い順応力、理解力を見せてくれました。秋季リーグはまだ6人制で行われますが、今後も機会を見て8人制の練習試合なども組んでいけたらと思います。みんなで頑張っていきましょう!

最後に選手一人一人にアドバイスです。

エイタ
センタリングの意識やラストパスを狙うプレーなど自分が得点するだけではなくチーム全体で得点して勝つための献身的な姿勢が素晴らしかったです。なんども決定機を作り出していましたが、サイドの奥まで駆け上がった後にセンタリングをあげる際に、右足でも左足でもしっかり足と腰を振り切って、ファーサイドまで届くセンタリングが上げられるようになるともっとチャンスメイクができるようになると思うので意識して練習して見てください。また、キーパーと1対1の場面で決めきれない事が何度か見られたので、シュート直前のトラップの方向やシュートのタイミング、トラップしてからシュートするまでの速さ、シュートするコースなども意識してゴールの確率を上げられるように普段から意識して練習に取り組むと良いと思います。

ケイヒル
縦の突破力はケイヒルの素晴らしい武器ですが、ケイヒルのドリブル中に相手が何人も引き寄せられて、逆サイドの仲間がフリーになっていることが多いので、そこを見れるように、そこまでボールをつなげられるようになると、もっと簡単にチームでの得点が望めると思うのでぜひ意識してみてください。中につなぐ選択肢を持つと、ディフェンスの意識も中に集中するので、その時は逆にもっと簡単に縦突破できるようになると思います。最後の得点シーンでは闇雲にシュートするのではなく、しっかりゴールの空いているスペースにパスをしていましたが、周囲のアドバイスを聞いてすぐに実践できる適応力の高さもケイヒルの強みの一つだと思います。スピードにシュート精度が加わると今よりもさらに相手の嫌がるストライカーになれると思います。

シュウ
オフザボールの動きが素晴らしく、ボールホルダーの仲間を追い越して、裏のスペースに抜けるランニングや全体の流れとは敢えて違う動きをして、自分の前にスペースを作りながらボールを待つポジショニングにはセンスを感じます。これはなかなか指導することも難しく、練習しても簡単にできるものではありません。今回もそのポジショニングの良さから何度も決定的なチャンスを作り出していたと思います。あとはシュートの強さ、タイミング、コースの精度も上げていくことで、得点を量産していくことができると思います。ぜひフィニッシュを意識して練習に取り組んで見て欲しいと思います!

ヒロト
豊富な運動量と判断の良さが強みだと思います。プレー中もよく首を振って、チャンスになりそうなところ、ピンチになりそうなところをよく見極めて動いていると思います。初めての8人制でまだ距離感を掴みかねている感じでしたが、攻撃時には球離れよくパスを回して、守備時には素早く相手の攻撃の芽を積んで攻守に活躍してくれました。今回はボランチとサイドハーフでプレーしてもらいました。ボランチは状況に応じて上がったり下がったり、ボールに近づいたり離れたり、ゲームのバランスをとることが求められる難しいポジションですが、今回のゲームではバランスのとれたポジショニングができていたと思います。ボールタッチやトラップ、パスの精度が上がってくると、さらに活躍できるのではないかと思います。ぜひ、練習に励んで欲しいと思います。

コウノスケ
キック力が強く、キックの精度も高く、視野も広いため、ロングパスやシュートに強みのある選手だと思います。今回も3得点と活躍してくれたほか、ボランチで出場した際には、前方に効果的なパスをフィードしてくれました。改善点としては、攻撃から守備へのトランジションの際の守りへの切り替えの速さ、攻め上がった後にディフェンスに戻れる体力がついてくるとより勝利に貢献できる選手になれると思います。また、ボールに集中しすぎてついついボールに引き寄せられてしまったり、攻めたい、守りたい気持ちが強すぎて、本来のポジションから離れたポジショニングをしてしまい、フォーメーションが機能しなくなってしまうことがあるので、味方の位置、敵の位置、自分自身の位置を確認しながら自分でポジション修正できるように意識してもらえると良いと思います。

トウマ
ディフェンスの要として、主に最終ラインでのカバーリングを得意とする選手です。遠くからよく相手のオフェンスの選手の動きを観察して、タイミングを見て一気に距離を詰めて相手の攻撃を刈り取るディフェンスは猛禽類の狩を見ているようで頼もしいです。ただ、仲間が攻め上がっているタイミングでも自陣に留まってしまうところがあるので、そういった時はディフェンスのラインを上げて、ディフェンスラインの底でこぼれ球を処理するなど攻撃への参加ができるようになるとよりチームの勝利に貢献できる選手になると思います。特に8人制がはじまるとオフサイドを有効に活用していくことも必要なため、ディフェンスラインを下げすぎてしまう部分は改善していけたらと思います。また、今後はディフェンスラインでパスを回していく場面も増えていくと思うので、ボールタッチやトラップ、パスの精度を上げていく必要があると思います。ぜひ練習に励んでもらえたらと思います。

アサヒ
キック力、キック精度、ボールタッチなど基礎技術がとても高い選手だと思います。また、プレーの再現性が高く、前回大会でディフェンスラインから少ないタッチ数で、右サイドの前方の裏のスペースへスルーパスを出して攻撃の起点となったシーンがありましたが、これをその後のミニゲームや練習試合などで、意識的に再現しているようです。今後もこのような得意なプレースタイルをたくさん作ってくれたら良いと思います。さらに、その得意技に対して、別の選択肢を作っておくと良いと思います。例えば、先ほどの縦パスを一つの得意技として、縦にパスをすると見せかけてシュートフェイントしてから後ろにいる味方にパスを出す、といった選択肢を追加してみるといった具合です。仮に得意なパターンが5つあるとして、それぞれに別の選択肢を作ると10通りのプレーができるようになります。選択肢を増やすと、相手もどちらを警戒したら良いのか迷い、得意技の成功率も上がっていきます。ぜひ、こうやってプレーの幅を増やしてもらえたらと思います。また、ディフェンスラインではボールを持ちすぎると簡単にボールを奪われて、さらに後ろで守る選手がいないので、大きなピンチにつながりやすいです。簡単にボールを繋ぐ意識を持ち、ボールを奪われた後には焦らず冷静に、しかし素早くディフェンスに切り替えて、仲間と連携してディフェンスを立て直せるよう意識してもらえたらと思います。

カイ
今回キーパーとフィールダーの両方で出場してもらいましたが、フィールダーとしても以前より上手くなっていて驚きました。近代サッカーではキーパーもパス回しやドリブルなど足元の技術が求められるので、キーパー以外の動きもぜひ継続して練習してもらえたらと思います。キーパーとしては、相手との距離感を掴むのがとても上手で、勇気を持って飛び出してセービングができるのも強みです。ボールを取った後にしっかり体を被せてボールを押さえ込む動きも安定感があって良いと思います。ゴールキックの際もより安全な場所を選んで、素早くパスを出せるようになってきたと思います。今後の改善点としては、相手のボールホルダーに応じたポジショニングの修正が上げられると思います。相手がボールをずらすと相手から見たシュートコースはどんどん変化していきますが、その動きに合わせてシュートコースを1番小さくすることが必要です。これをせずに、同じところに止まったままでいると、相手から見たシュートコースが広がって得点しやすくなってしまいます。また、キックの向上は今後も取り組んでもらいたいです。パントキックもだいぶ蹴れるようになってきましたが、まだボールの芯を捉えられていない時がありますし、力を抜くタイミング、力を入れるタイミングを変えることでもっと飛ばせるようになると思います。パントキックと同時にロングキックもぜひ一緒に練習してもらえたらと思います。それぞれ、3年生になるまでに、8人制のフィールドでハーフウェイラインを超えてボールを飛ばすことを目標に練習してみると良いと思います。

ソウジ
とても理解力の高い選手だと思います。事前のミーティングで8人制のフォーメーションの動きを確認している時も、いち早くそれぞれのポジションの動きについて的確な意見を出してくれました。最近はキック力もついてきて今回の練習試合でもロングシュートを狙うシーンが見られました。ソウジは気持ちや理解力とは裏腹に思い通りのプレーができずもどかしい部分もあるのではないかと思います。その原因の一つに体の力みがあるのではないかと思います。私も専門ではありませんが、インターネットで調べてみると、力みを解消するために、テニスボールを両手に持ったまま、ボールタッチする練習(手が力むことで体全体のバランスが崩れてしまうのを防ぐトレーニング)や、 ストレッチのような脱力トレーニングなど色々な手法があるようです。色々と試してみてソウジに合うトレーニングを探してみるのも良いかもしれません。後はやはりプレーの前によく首を振って状況を判断していくことも大事だと思います。球際のボールの取り合いの際に遠慮したり躊躇している場面も見られるので、あまり深く考えずに相手より先にボールに触ることだけに集中してみても良いかもしれません。球際の強さと体の力みが取れるとプレーの質が変わってくるのではないかと思います。ぜひ意識して練習してみてください。

ナオヨシ
とてもテクニックのある選手で、ダブルタッチなど成功率の高いフェイントも身につけています。また、ファーストディフェンダーとしての動きもよく、相手選手をよく観察して相手がスピードに乗って方向転換できないタイミングを狙って相手の動きをブロックするシーンも増えてきました。キックも上手でロングキックも段々と蹴れるようになってきたと思います。課題はボールを奪った後やダブルタッチで相手をかわした後のプレーが続いていかないところだと思います。この点については、無理にボールを運ばずにパスを選択してみるなど、ドリブル以外の選択肢を考えてみるのも一案だと思います。1人を抜いた時点で数的有利を作り出しているので、2人3人と抜いていく必要は必ずしもないのです。パスを出す選手だと思われればその裏をとってドリブルすることでドリブルも改善していくと思います。もう一つは、ドリブルで向かう方向や相手の体の向き、ディフェンスしている方向、自分の体の向きを考えて見ることが大切だと思います。たまに左サイドでボールを持った時に相手のコーナーまでボールを奪われずにドリブルで駆け上がることが最近増えてきたと思いますが、その時に自分の体の向き、相手の体の向き、ドリブルの方向はどうなっているのか、逆にフィールドの中央でドリブルしようとしてなかなか前に進めないときはどうなっているのか考えられるようになるとボールを奪われないドリブルができるようになると思います。ぜひ色々と挑戦してみてください。

シュウヘイ
スピードと左利きが武器の選手です。スピードは富ヶ谷の2年生で1番のスピードスターですし、左利きは、右利きに慣れている相手の逆をつくことができるのでサッカーでは有利とされています。怪我の影響でブランクがありましたが、戻ってからも積極的に練習に参加してくれていると思います。シュウヘイの課題は、足元の技術の向上だと思います。ボールをしっかりトラップして、インサイドキック、インステップキックがしっかり蹴れるようになると、サッカーがもっと楽しくなると思います。また、ポジショニングについて、まだボールに引き寄せられて本来のポジションとは別のポジションでプレーしてしまうことがありますが、ポジションを意識してプレーできるようになると組織的に相手を崩して攻めたり守ったりがもっと簡単にできるようになると思います。フォーメーションの各ポジションに求められる動きを意識して、味方の位置、敵の位置、自分自身の位置を確認しながら自分でポジション修正できるようにぜひ意識してみてください。

セリナ
相手からボールを奪ったり、相手のボールを止めにいくタイミングがとても良いと思います。またポジションに求められる役割を理解して動いてくれていたのは素晴らしかったと思います。相手とのぶつかり合いを恐れない勇気も素晴らしいと思います。今回の練習試合では主に右サイドハーフを担当してもらいましたが、随所で相手の攻撃を止めてボールを前に蹴り出してくれていたと思います。セリナの課題としてはシュウヘイと同様に足元の技術の向上だと思います。トラップして、インサイドキック、インステップキックがしっかり蹴れるようになると今までと違った景色が見られるようになってサッカーがもっと楽しくなると思います。ぜひお兄さんと一緒に練習してみてください。

シンタロウ
最近成長が著しいです。キックも上手になってきてディフェンスラインでボールを大きくクリアするシーンも増えてきたと思います。また、ディフェンス意識が高く、サイド攻撃を受けている時に首を振りながら、中央を固めに戻り走ることが多く、全体をみながらプレーできる視野の広さは素晴らしいと思います。キックは上手になってきましたが、引き続き、インサイド、インステップと蹴り分けられるようになるともっとプレーの幅が広がると思います。また、ボールを持ってからのパスかドリブルの判断のスピードも上げていけるとよいと思います。最近は相手からボールを奪う際に勇気を持って飛び込んでいけるようになってきましたが、浮き玉を少し怖がってしまう時もあるので、ボールを上に投げてキャッチする練習などをしながらボールを最後まで見て、落ちてくるボールがバウンドする前に相手選手よりも先に足で触れるようになるとゲームを優位に進められるようになると思うのでぜひ意識してもらいたいと思います。
【5年生】春季区民大会2024 順位決定リーグ 総括
コーチの山野です。

 4/29(月)昭和の日 5年生チームは春季大会順位決定戦に臨みました。結果は1勝3敗
4チーム中3位の結果となりました。

メンバー以下12名
ゼン、エニシ、チフク、シュンイチロウ、テルマ、コウイチロウ、ヤマト、ヒューゴ、ミナト、タクヤ、シンノスケ、スバル
試合結果
1試合目vs 美竹
●0-4
2試合目vs東部B
〇3-2 得点者:シンノスケ、ヒューゴ、スバル
3試合目vsトリプレッタB
●0-2
4試合目vsセントラルC
●2-3 得点者:シンノスケx2

ピリッとした雰囲気の中、選手たちが自分で決めたメニューでアップすることは良いルーティンになってきました。今回はキャプテンヒューゴが一連のアップ、準備、挨拶等で立派にリーダーシップを発揮してくれました。

当日、得点シーンや惜しいシーンをたくさん見ることが出来たと思います。右サイドのヤマトからシンノスケが中央で、左サイドのヒューゴまで丁寧に繋いでシュートをするシーンがあったり、相手がビルドアップを試みているところ、シンノスケやタクヤの前線からのプレッシャーからこぼれたボールをスバルが詰めたりするシーンがあったり、シンノスケへ一本のカウンターパス等、多彩な攻撃ができるようになってきたと思います。
一方、今大会では相手陣内で試合を運んでいながら、相手のカウンターや、クロスへの対応による失点が多かったように思います。今後の課題として練習に取り組んでいきたいと考えています。

MTGでは仲間を褒めるシーンが印象的でした。「〇〇がサイドで攻め上がってたのにディフェンスもすごい頑張っていた。」「〇〇のフィジカルやべぇ」等。問題点の指摘、解決策を話合う姿にもほれぼれすることがありました。発言できる選手が増えてきたことも素晴らしいことと思います。試合間が十分でなかったこともあり、途中で切らざるを得なかったですが、延々と聞いていたかったぐらい白熱して議論していたシーンもありました。

最後の選手達への総括では、サッカーに対する理解力や思考力、コミュニケーション能力はとても素晴らしいものをもっている。すぐに伸びるものではないが、ボールを触る時間を増やし、足元の技術の向上ができればもっと試合でうまくいくことが増えることを話しました。今後もよいところはどんどん伸ばし、苦手なことも克服しながら、秋季大会でよりよい成績を獲得できるように頑張りましょう。