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チームの様子や大会結果・イベントなど、クラブの今をご紹介します。

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【1年生】春季区民大会2024 決勝リーグ
11月10日(日)春季1年生区民大会 決勝リーグが行われました。予選では3位でしたが、全リーグの3位の中で成績がトップだったので決勝リーグは2位リーグに組み込まれました。
参加選手:ナオヤ(c)、カイ、ケイタ、セン、ヒナタ、ユア、ヨウ、リョウ、

(1) vsセントラルC ⚪1-0 得点:セン
(2) vs東部B ⚪5-0 得点:セン、カイ4
(3) vsセントラルA ●0-1

2勝1敗、堂々の2位リーグ2位。ほんの少し前まで1年生は5人だけで、年長さんに入ってもらってやっとチームが組める状態だったことを考えれば胸を張れる結果でした。何より、サッカーを楽しみながらのびのび個性を伸ばすことに重きをおいた”富ヶ谷スタイル”で勝てる経験ができたことがうれしかったです。
2位リーグということもあり、どのチームも個々のスキルでは富ヶ谷と同じくらいか少し上と思われましたが、2つ勝ち切ることができたのは毎週のトレーニングの賜物だと思います。普段の練習の成果がよく出ていたポイントとして、自ゴールキックからの失点がゼロだったことがあります。ロングキックが飛ばないこの年代では、ゴールキックをどうやって前に運ぶかが最初の課題です。予選、決勝の全6試合をとおして、中央で相手に奪われすぐ攻めこまれるような危ない場面がほとんどありませんでした。富ヶ谷では両サイドに誰かがポジションを取り、守備の手薄なところから前に運ぶことをトレーニングしてきました。もしミスして奪われてもサイドなら誰かが守備に行けます。これを何度かくり返すと相手も両サイドに守備をつけてきましたが、それを見たキッカーは前線の選手にポジションを指示し中央のDFの間を通しました。おしくも得点にはなりませんでしたが、パス一つでおしいシュートまで持ち込めました。他にも試合中のコーチの指示は最小限でピッチの選手たちで考えて判断していた場面がいくつもありました。
これまでキーパー以外のポジションをあえて決めなかった理由がここにあります。サッカーはフィールド上のどこに動いてもいいスポーツです。自分の目で見て判断し、自由に走り回ることを楽しんでほしいと思っています。6人制の小さなコートサイズでパスワークに優れたチームがまだないこの時期なら走力があればこれでも十分戦えます。相手ボールの時はボール保持者に集まってディフェンスします。では、こちらの攻撃時には何を見てどこに動けばいいか。4月からそれをくり返し選手たちに言い続けてきました。ぜひご家庭で選手たちにサッカーでは何を見るのかを聞いてみてください。ほとんどの選手が4つ答えてくれると思います。(答えれなくてもまだまだ言い続けるので大丈夫です!)そんなチームの約束事がゴールキック時のポジション取りに現れています。さっきまで右サイドにいた選手が次の場面では左にいたり、その逆があったりするのはそのためです。ポジションを決めることのメリットはもちろんありますが伝え方を間違うと「そこにいなければならない」と勘違いし、サッカーの醍醐味である自由なプレーが制限されてしまうような怖さもあります。今後は徐々に役割を決めていきますが、目指すのはどのポジションからもシュートを狙えるサッカーです。自分で見て得た情報で判断し、実行できるような自由な選手に成長させていきたいです。
他に良かった点として、全6試合のキーパーを4人(リョウ、ヨウ、ヒナタ、セン)が交代でやれたことがあります。機会はなかったですが他の選手もお願いすればやってくれたと思います。得意不得意は別にしてやってと言われればじゃあやるか、と思えることが大切だと考えています。キーパーを特別なポジションととらえず、失点をキーパーのせいにするのは違うよねという雰囲気ができつつあるのはポジティブな点です。とりあえず、まずは何でもやってみる、失敗をおそれずチャレンジするのが当たり前のチームにしたいです。

最後の挨拶でも言いましたが、公式戦の数が限られている富ヶ谷にとって春と秋の区民大会
は貴重な真剣勝負の場です。普段のトレーニングで判断し、勝つことを優先して出場メンバーを決めました。選手の出場時間に差がでることに申しわけない気持ちはありましたが、ベンチメンバーを含めみんなで勝つことを目指し、喜んだり悔しがったりできるチームだったと思っています。
今の6年生を1年生のときから見てきましたが、伸びる時期は本当に選手それぞれ違います。足が速かったり体が大きいのはたしかにサッカーに有利ですが、個々の特徴の一つにすぎません。体が小さくても、足が遅くても他の特徴や技術を伸ばすことで活躍できるのがサッカーの面白さであり、その個性を見つけて伸ばすのがコーチの仕事です。誰がどんな選手に育つのか、成長を楽しみに長い目で見ていてください。

最後に保護者でありサポーターのみなさん。他のチームには選手だけのエリアに入ってきたり、観戦中に大声で選手に指示する保護者が見られましたが、富ヶ谷には一人もいませんでした。いいチームにはいいサポーターが不可欠です。選手たちを出迎えてくださった拍手の大きさに驚いたし、最後の1本締めも最高でした。今後も熱いサッカーをお見せできるようにみんなで楽しんでトレーニングに励みます。ひきつづき、応援のほどよろしくお願いいたします!

お忙しいとは思いますが、選手たちと一緒にこのレビューを読んで、難しいところは言いかえたりしてくださるとうれしいです。もし分かりにくかったら説明しますので、練習後にでも聞いてください!
三村
【2年生B】秋季区民大会2024 予選リーグ総括
Bチームのお手伝いをさせていただいた金子です。今回Bチームは、(1)ゴールに向かうプレーをすること、(2)前からプレッシャーをかけること、を目標としました。その狙いは、できるだけ相手陣内でプレーする時間を長くし、チャンスを増やしピンチを少なくすることです。(2)については、やや意地悪な言い方ですが、「相手を焦らせる」ようなプレッシャーをかけようと伝えていました。

今回Bチームの戦績は以下の通り4戦4敗と結果こそ振いませんでしたが、観ていてワクワクするようなサッカーをしてくれたのではないでしょうか。選手たちに伝えたのはチームのベースとなる(1)、(2)くらいで、試合中に観られたワクワクするようなプレーの数々はほぼすべて選手たちのアイデアによるものです。例えば、コウやガクがコウノスケに落として(=バックパスして)、コウノスケがコーナーに向かってロングボールを蹴る戦略は強豪の渋谷東部A相手には非常に効果的でしたが、選手たちが自分たちの置かれている状況やチームメイトの特徴を踏まえて自ら判断した結果です。ピッチ上で自由な発想で表現する選手たちのクリエイティビティを今後も楽しみにしています!

vs 渋谷東部A
●2-3
得点者 : コウノスケ、コウ(ガク)

vs 美竹
●0-2

vs セントラルB
●0-2

vs セントラルC
●0-2

最後に、今回の大会で選手たちは本当によく走っていました。翌日筋肉痛になった選手も多かったのではないでしょうか。でも練習の翌日に筋肉痛になることはありますか?練習から大会くらいのインテンシティでできればもっと強くなれると思います。決勝トーナメント、順位決定リーグに向けて練習の質も上げていきましょう!

コウノスケ

キャプテンとしてプレーメーカーとして存在感を発揮してくれました。コウノスケはボールを持った時にタメを作れる選手なので周りによいポジション取りをする時間を与えてくれます。さらに正確なパスも出せるためコウノスケからチャンスが生まれることが多かったです。今回はベンチでの振る舞いも素晴らしくベンチからコーチングをしてましたね。(低学年だと遊んでしまうことが多いので)控えの選手によるコーチングというのはとてもよいアイデアだど思いました。

コウ

コウは何でもできるオールラウンダーですが、この日はサイドで前に進むドリブルがピカイチでした。そしてそこからのクロスが見事でした。クロスの本数はABチーム合わせてもトップだと思います。クロスを上げることは意外と難易度が高い(ドリブル中に中が見れる、前に進みながら横に蹴る)ですが、コウは身体の使い方が上手いのだろうなと感心しました。あとは、チームメイトがコウの特徴を理解して(コウを信じて)ゴール前に走り込めるとより攻撃の厚みが増すと思います。

ガク
ガクは2年生の中で最も突破力、攻撃力のある選手の1人です。この日も持ち前の攻撃力を活かし多くのチャンスを作ってくれました。前からのプレッシャーもとても迫力があってよかったです。それだけでなく、最終ラインまで戻り、何度か決定的なピンチも救ってくれました。ガクのようにボックストゥボックスで(自陣ペナルティエリアから相手のペナルティエリアまで)走れる選手はとても貴重です。相手は富ヶ谷は7人出ていたと思ったかもしれません。

トウマ
トウマのボール奪取力がこのチームの核となっていました。1対1はほぼ全勝だったのではないでしょうか。トウマのところでボールを奪い切ることができるので、そこが富ヶ谷Bの攻撃の起点になり、相手陣内でのプレー時間の長さにつながっていました。成長を感じたのは奪った後に前の選手にボールを渡せるようになりましたね。副キャプテンとしてお手本になるような闘志溢れるプレーを見せてくれました。

タツイチ
タツはとても守備能力の高い選手です。特にボールと相手の間に体を入れるのがとても上手だと思いました。実は今回タツとはマンマークの練習もしていました。紅白戦では試しにエイタをマンマークしてもらいましたが、そのエイタが練習後にBチームのMVPはタツだと言ってました。また、今回はゴールに向かうプレーを意識してもらいましたが、少しずつできるようになってきました。

シンタロウ

シンタロウは責任感が強く特に守備時のポジショニングが上手な選手です。それに加えて、今回の大会では、インターセプト(相手のパスを途中でカットすること)の上手さも光ってました。インターセプトは相手のプレーを予想しないとできません。シンタロウが試合中よく周りを見てよく考えていることがわかるプレーでした。それからキックが上手くなりましたね。チーム目標をきちんと理解し、前にボールをつなげられていました。

ワク
ワクは怖がらずにボールや相手に向かって行ける選手です。また本能的にゴールに向かうプレーができる選手でもあります。そのため今回のチーム目標はワクにとっては当たり前だったかもしれません。紅白戦では、ワクがエイタに激しくプレッシャーをかけ、「プレッシャーをかけたらエイタですら蹴り出した」という発見をチームに共有してくれました。これがチームの基礎になったことは言うまでもありません。試合では、前から献身的なプレッシングをしてくれたり、GKを引き受けてくれたり、チームのためのプレーをたくさんしてくれました。

リン
GKとFWで強みのキック力を発揮してくれました。リンのパントキックやゴールキックはボールを前進させることに大いに役立ちました。それからリンのFW起用は今回Bチームの秘密兵器でした。リンのシュートは会場を沸かすことができます。リンがボールを持つとみんなが期待します。それが富ヶ谷にとてもよい雰囲気をもたらしてくれました。リンとは試合前にシュートを何本打つか約束するのが決まりになっているのですが、簡単に達成してくれるのもお決まりになっています。
【2年生A】秋季区民大会2024 予選リーグ総括
コーチの渡辺です。
11月4日(文化の日の振り替え休日)、渋谷区2年秋季大会予選リーグが開かれました。この日はさわやかな秋晴れで絶好のサッカー日和となりました。

富ヶ谷は選手たちの成長や新戦力の加入等もあって全体のレベルが拮抗してきたこともあり、対戦相手とのバランスも考慮して全く新しい2チームを編成して大会に挑みました。結果としてグループリーグAに参加したAチームはリーグ参加5チーム中2位で決勝トーナメント進出を決め、グループリーグBに参加したBチームは残念ながら参加5チーム中5位となりましたが、リーグ1位の渋谷東部Aに2-3と肉薄する接戦を演じる等、ポテンシャルの高さを示してくれました。


このレビューでは、Aチームの結果について振り返ります(Bチームは金子コーチに別途レビューしてもらいます)。

【試合結果】
Aチーム
vsセントラルF 0-0
vs千駄ヶ谷A 0-5
vs猿楽  3-0 (得点:アサヒ、シュウ×2)
vsセントラルE 3-0(得点:ヒロト、シュウ、エイタ)


【戦評】
第1試合のセントラルF戦では初戦の硬さが最後まで抜けず、固まって守る相手に対して、前衛の3枚だけで攻撃をしかけ、全体で連動した攻撃が行えないまま試合を終えました。前回の大会でもそうでしたが引いて守る相手を攻めきれないのは、守備的な布陣をとったことで攻撃に枚数をかけられていなかったこと、裏のスペースを狙うことを目標としていたため、相手が引いてプレスをかけていない状態でも、焦って早いタイミングで前線にボールを配球してカウンターを受けたり、自陣でも相手陣地でも数的不利の状況を作ってしまったことなどが原因だと思います。

結果的に、相手の体制を崩せないままゴール前でつぶされてしまったり、無理にシュートを放って枠外にそれたり、キーパーにセーブされるシーンが多く見られ、また前線とディフェンスラインが連動していないことで、守備時にも何度かピンチも招いていました。後半はソウジをアンカーとして、アサヒ、ヒロトが一列前に移り4名で前線からプレスをかける形に切り替えて押し気味に試合を進めることができましたが、ゴールに届かないまま試合を終えました。

今回は、強度の高いチームを想定してあえて初戦から守備的な体制を試していたことで、守備的に入りすぎて初戦で思うように攻撃の形が作れませんでしたが、相手の強度に合わせて戦術を変えたり、選手の自主性に任せて試合の状況を見て自ら判断してもらうように促すことも必要だったと反省しています(特にBチームの初戦のようにアグレッシブに前線からプレスをかけて前にボールを進めることにフォーカスした戦い方を見て、改めて目標や戦術が試合に与える影響の大きさを感じました)。

また、相手の強度に関わらず、フリーの状態では無理にボールを蹴るのではなく、しっかりとボールを前に運び、相手を引き付けてから仲間にボールをつなぐことで数的優位を作りだし、相手のディフェンスを崩していく必要がありますが、こうした動きについては、改めて練習に取り入れながら決勝トーナメントで体現できるようにしていきたいと思います。

第2戦はこのリーグ首位通過の千駄ヶ谷Aとの対戦となりました。前回の対戦での反省も踏まえて、できるだけ相手陣地にボールを運ぶことや自陣ではシュートを打たせないように体をしっかりと寄せていく守備など、選手たちにも意識的に実践してもらいましたが、千駄ヶ谷のプレスの速さ、正確なパス、ドリブルのスピード、シュート力、リスタートの速さなど多くの点で千駄ヶ谷が富ヶ谷を凌駕し、2列目からのロングシュート、ドリブルからのシュート、カウンターなど様々な形で失点を許してしまいました。

そのような中でも、カイのファインセーブで何度かピンチを防いだ場面も見られましたし、全体的に不用意に飛び込まずに体を相手に寄せてうまく攻撃をさせないディフェンスができていた場面も何度も見られました。

攻撃面では相手のプレスの速さに対応できずパスを回せずに全く攻撃を組み立てることができませんでしたが、今後は強いプレスを受ける中でもボールを失わないよう、意識的に練習に取り入れながら対策を取っていきたいと思います。また、キックオフやゴールキック、コーナーキック、フリーキックなどセットプレーについても、決勝トーナメントまでに選手たちと話し合っていろいろなアイディアを試していけたらと思います。

第3戦の猿楽戦では、終始優勢に試合を展開できましたが、相手キーパーの好セーブに阻まれ、後半の残り1分までゴールが奪えずハラハラする展開が続きました。しかし、途中交代したシュウヘイが前線でのプレスからこぼれ球を先に触ってゴール前にセンタリング、アサヒがそれを滑り込みながらのダイレクトシュートで先制。勢いに乗った富ヶ谷は、キックオフのボールをインターセプトしたエイタがドリブルで駆け上がり、ゴール前のシュウにスルーパスを送り、シュウがこれを落ち着いてゴールし2点目、さらに相手のカウンターによるピンチに素早く飛び出したカイがこれをクリアする際に相手ゴール前に素晴らしいフィードを送り、これをシュウがアウトサイドの美しいトラップから落ち着いて3点目を奪い、これまでのうっ憤を晴らすかのように立て続けにゴールを奪い勝利しました。

第4戦のセントラルE戦では、決勝トーナメント進出を目指して序盤から積極的に前線でプレスをかけて、前半中盤で相手ゴール前でこぼれ球に飛び込んだヒロトが浮き球を力強いボレーシュートでゴールに沈め先制し、続いて相手の不用意なゴール前へのバックパスをインターセプトしたシュウが落ち着いて決めて2点目、後半には相手ゴールキーパーのスローインをシュウがヘッドで折り返し、そこに詰めたエイタが3点目を奪い、3-0で勝利しました。


この結果、Aチームは次回は決勝トーナメントを戦います。予選以上に苦戦が強いられる展開が続くと思いますが、今回の決勝は3試合の総合力が試されるリーグ戦ではなく、負ければ即敗退のトーナメントです。悔いの残らないよう、予選よりもアグレッシブに試合に臨み、最後まで全力を尽くせたらと思います。

また、本日予選CDリーグを観てきましたが、決勝トーナメントに勝ち進んだチームはどこも富ヶ谷よりも数段格上のチームが揃っています。しかし、怖がってばかりはいられせん。富ヶ谷もしっかり準備をして決勝トーナメントに挑み、少しでも上を目指して頑張りましょう!

最近上り調子のソウジは3分間の体幹トレーニングを毎日こなしているようで、エイタも真似してトレーニングを始めました。決勝トーナメントまで残された時間は僅かですが、選手一人一人、自分にできることを最後まで考えて試合に臨みましょう。
【5年生】秋季区民大会2024 予選リーグ 総括
コーチの山野です。

 11/4(月) 5年生チームが秋季区民大会予選に臨みました。結果は1勝1敗。3チーム中2位で予選を突破し、決勝トーナメント出場を決めました。

メンバー以下11名
エニシ、タクヤ、ソウ、ゼン、ヤマト、ヒューゴ(キャプテン)、チフク、シュンイチロウ、テルマ、キョウイチ、トモカズ

試合結果
■1試合目vs 美竹
〇1-0(前半0-0、後半1-0)
得点者:タクヤ(トモカズ)
 対戦相手が体格的に優位であり、分析からも厳しい試合が予想できることを選手達とも話していましたが、見事に貴重な勝ち点3を手にすることができました!
 皆、試合序盤からのアプローチが素晴らしく、ボールを奪取した際の味方のサポートが相手の準備を凌駕し、集中力を切らさずにプレーを続けられたことが、勝利の大きな要因となったと思います。
 後半では、右FWのトモカズが単独でスピード突破を試みる場面と、味方とのコンビネーションによる突破のバランスが絶妙で、相手ディフェンスにとって対応が非常に難しい状況を作り出していました。そして、得点シーンではトモカズとタクヤの3往復程のワンツーが相手DFを完全に崩し、タクヤが巧みにディフェンスとキーパーをかわしてゴールを決めることができました。

■2試合目vsトリプレッタC
●7-0(前半0-2、後半0-5)
 厳しい結果となりましたが、最後まで気持ちを切らさずに戦い続けた姿勢は素晴らしかったです。2試合目では、1試合目と比較して個々のスキル差が顕著であり、さらに1試合目での体力消耗が大きく影響したことが、実力差以上に失点を重ねた要因として大きいのではと考えます。
 この試合、シュンイチロウの思い切った飛び出しと果敢な守備が印象に残りました。以前に比べ判断力のレベルが向上し守備範囲が格段に広がったように見受けられました。後半、失点を重ねて厳しい状況でしたが、ヤマトのベンチから味方を鼓舞する声掛けも素晴らしかったです。特に「もうピッチでは限界でこれぐらいしかできません」という言葉は、彼が全力を尽くしたことと、それでも味方の為に出来ることをするという姿勢を見ることができました。
 一方、前半で2失点した後のHT、キョウイチとゼンのサイドに混乱が見られたため確認したところ、ゼンは得点しなければ勝てない、キョウイチは失点したくないという異なる意識が見えました。このような意識の食い違いを試合中に同じ方向へ向けるコミュニケーションも、チーム全体で改善を図るべきポイントかもしれません。

 選手達への総括では、皆、ポジションごとの役割について共通認識をもつことができ、ポジションチェンジした際にもスムーズに役割を理解できる、試合中のカバーリングやポジションのスライドがうまくできたと思う。ただそういった組織的な考え方があっても1対1の局面でスキル差があると、どうしようもないことがあり足元の技術やスキルが大事だということを話しました。
 次回はいよいよ決勝トーナメントです。短い期間ですが悔いのないように準備をしていきましょう!
【1年生】春季区民大会2024 予選リーグ
11月3日(日)1年生・春季渋谷区区民大会 予選リーグ
<参加選手>
ナオヤ(c)、カイ、ケイタ、セン、ヒナタ、ユア、ヨウ、リョウ

夏の暑さが過ぎ去り、これ以上ないくらいのサッカー日和に1年生の初めての公式戦が行われました。いろんな事情が重なり延び延びになったことで、先月から3人仲間が加わった富ヶ谷はオール1年生でのぞむ事ができました。

試合前のアップでは、他のチームが気になってよそ見したりそわそわしたり落ち着かない選手たちが多く見られました。経験上このふわふわした気持ちのまま試合に入ると相手に一気に押し込まれることが予想されました。
一度集めて「他のチームが強そうに見えるでしょ?相手から見たら富ヶ谷もそう見えてるんじゃないかな。緊張してドキドキしてる子いるかな?」と聞くとほとんどの選手が手を挙げました。「それはすばらしい!この試合でいいプレーをしたいって思ってる証拠だね。どうでもいいって思ってたら緊張なんてしないよ。笛が鳴ったらいつも通りプレーできるから大丈夫!」と背中を押しました。少しホッとしたのか、いつも通りの表情になってきました。

(1) vs セントラルB ○7-0 得点:ヒナタ、カイ4、セン、ナオヤ
いい入り方ができたこともあり、最初から相手コートに押し込む展開がつづきました。相手が団子状態だったことに加え、ホームグラウンドの富小より広いコートだったので、スペースを使ったパス交換が何度も見られました。先制点は最近強いキックが蹴れるようになったヒナタ。独特の感性で神出鬼没する見ていて面白い選手です。早めに得点できたことでチームに勢いをつけてくれました。
新戦力のケイタ、ユアも積極的にボールに絡みにいけました。ボールを持ってる相手の正面に立つ(寄せる、プレスする)というディフェンスの基本を ”フタをする”という言葉で練習しています。この試合ではしっかりフタができ、いい守備から得点を重ねられました。サッカーを始めたばっかりでキック、ドリブルなど技術的にまだこれからの選手も試合の中でチームに貢献できるプレーがあることをしっかり見せてくれました。2人の出場時間が他の選手より少なくなってしまいましたが、ベンチにいても「早く出たい!」と志願してくれました。もちろん出てもらいたい気持ちとチームのバランスを見ないといけない状況で申し訳ない気持ちがありましたが、サッカーを好きになって楽しんでくれている様子がわかってうれしかったです。

(2) vs トリプレッタA ●1-4 得点:セン
ナオヤがヘディング、こぼれ球をセンが競り勝ちスライディングシュートで先制点。負けはしましたが、1位抜けするトリプレッタのこの日唯一の失点でした。逆転された後半、キーパーに入ったセンのパントキックで前がかりになった相手の裏のスペースに走り込む作戦で何度か惜しいところまで行きました。得点はあげられませんでしたが、ハーフタイムにコーチが言った作戦をすぐにチームで共有して実行できたことに驚きました。とくに負けている時にはいろんな感情が混じって少しパニックになるものです。負けはしましたがこのチームの可能性を感じました。

(3) vs セントラルA △0-0
初戦でトリプAとスコアレスドローだったセントラルAはこのリーグで一番力が拮抗してると思われる相手です。トリプが負けることは考えにくいので、勝てば2位抜け、引き分け以下なら3位抜けが濃厚です。一番バランスがいいと思う初戦と同じメンバーでスタートしました。このチームは4月からキーパー以外はポジションを決めずにやってきました。その意図はどこかで説明しますが、この日はセンに一番後ろから守備のサポートと前線へのボールの配給を指示しました。それを伝えるのに本人に言ったのは「森重選手みたいにプレーしてみて」の一言だけです。毎週のようにスタジアムやテレビで観戦しているFC東京のガチサポにはその一言で十分伝わりました。長年、FC東京でセンターバックを務める元日本代表のイメージが彼にはあります。本来攻撃が大好きなセンがチームのためにその役を引き受けてくれたことで、最後までゴールを守り切り、何度かゴールチャンスを作ることにつながりました。たくさんサッカーを観ることは経験値になりサッカーセンスが磨かれ、実戦にも生かされます。今はyoutubeでもいろんな動画を観ることができます。まずは好きな選手、チームを見つけてみましょう。
もう一人、無失点で守り切れた立役者にキーパーをやってくれたリョウがいます。後半は別の選手がキーパーになるプランでしたが、うまく行ってるチームを変えることができず後半もお願いしました。期待通り最後に相手のいいシュートを体を張って防いでくれました。
大抵のことには笑ってやり過ごせる強さがあるリョウが最後に涙していたのはシュートの痛みだけでなく、フィールドをやりたい悔しさがあったからかもしれません。チームのために「じゃあやるよ!」と言ってくれたおかげで引き分けに持ち込めました。

シュートが大好きなカイはさすがの得点力を見せてくれました。ドリブルのときも顔が上がって周りを見れているので、スペースに運んだり効果的なパスができます。味方にパスの要求が強いのは、自分がなんとかしてやるという気持ちの表れだと見ています。カイの好きな三笘選手は華麗なドリブルの印象が強いですが、ボールがない時にはどんなプレーをしているかぜひ見てみてください。カイならできると思ってつい要求が厳しくなってしまいますが、中心選手として苦手なことにも挑戦してくれていることが見ていてよくわかります。

新戦力ながら3試合フル出場のヨウは欠かすことができない選手でした。ふだんの練習から闘争心がすばらしいです。技術、体力はトレーニングできますが、教えることが難しい大事なものを最初から持っていました。取られても取り返し、走りまわってシュートチャンスまで作りました。止める蹴るの基本技術がつくと点も取れるよりいい選手になりそうです。

この日のキャプテンはナオヤでした。彼の持ち味は相手の強さに関わらず全力を出し切るところ。どんな状況になっても最後まで走ってくれると信じてキャプテンに指名しました。結果、想像をはるかに超える運動量でナオヤが3人いるかのような活躍でした。チームは生き物とよく言いますが、失点して弱気になったりマイナスの感情はすぐに広がります。言葉はなくてもナオヤのように振るまってくれる選手がいるとコーチはすごく助かります。最後のあいさつも堂々としていて立派でした。ナオヤにお願いして本当によかったです。

結果は1勝1敗1分でしたが、それぞれの持ち味が出せた納得のいく3試合でした。次は各リーグの3位が集まります。より力の拮抗した相手にどんなサッカーを見せてくれるか今から楽しみです。

最後に保護者のみなさん、この日もあたたかい応援をありがとうございました。最高のサポーターの前で思いっきりプレーできる選手たち。サッカーの素晴らしさがつまった景色をベンチからたくさん見せていただき感謝です。
ひきつづき、よろしくお願いいたします!

三村
【4年生B】春季区民大会 順位決定トーナメント 総括
コーチの吉野です。
4年B、春季区民大会順位決定リーグの総括です。
10/20(日)27日(日)渋谷区スポーツセンター
20日出場選手:
アラタ・カンタ・ケイシ・トウマ・フミヒト・ユウヤ・レンタロウ(C)・(3年)ダイチ・ヒロト
27日出場選手:アラタ・カンタ(C)・トウマ・ユウヤ・レンタロウ(3年)ダイチ・ヒロト(2年)エイタ

Aチーム同様、集合場所で鬼ごっこらしきもので走り回っていたBチーム。
今回20日にジミー、27日にフミヒト・ケイシが不参加となり3年生からダイチ・ヒロト2年生からエイタが参戦してくれました。
前回「サッカーというスポーツの楽しさ」を実感するというチーム目標を掲げ、サッカーの面白さを味わうことができた彼ら。さらなる楽しさを味わってもらうべく、前回の戦術を踏襲しつつ「スペースを狙う」ことに重きをおいて試合にのぞみました。
「自陣ゴール前での球離れを早くする」「DF・MFがサイドスペースへボールをフィードし、中央へ折り返す」ことを徹底することで幾度もチャンスを作り出しました。途中、パス回しを連続で成功させ、相手が全くボールに触れられない時間帯もつくれたほど、団子サッカーから脱却し、サッカーの楽しさを味わうことを経験できていたと思います。
最後まで勝利を目指した彼らには最終戦となった東部Bとのフレンドリーマッチでご褒美が!
強敵相手にエイタが2点(今大会最高得点)をもぎ取るという最高の結末で今大会を終えることができました。


・試合結果
●第1試合 vsセントラルD 0ー3
(GKユウヤ DFフミヒト・アラタ MFカンタ・レンタロウ・ケイシ FWダイチ・トウマ)
前半の内容は素晴らしかったです。左MFカンタ・右MFケイシがサイドへボールをフィードし、FWトウマ・ダイチが走り込み中央へ折り返すというグラウンドを広く使ったサッカーを展開し、ポゼッションも相手チームを圧倒していました。
守ってもDFフミヒト・アラタが圧倒的な運動量と粘り強いマークをみせてくれ、GKユウヤまでボールを運ばせませんでした。
その大きな要因がダイチ・トウマのフォアチェック。前線の選手がハードワークをすることにより相手の攻撃の芽を早い段階で潰せていたからです。
トウマが放った速さのあるセンタリングに相手DFが対応できず、中央にいたケイシが振り抜いたシュートは、惜しくもゴールとはなりませんでしたが、大いに会場を沸かせました。
後半、相手のポジション変更がうまくいったのか早い時間に強烈なシュートを決められてしまうと、前半できていたサッカーが難しくなり苦しい展開に。
自陣ゴール前でのボール処理の遅れ、そして得点を急ぎスペースを狙うサッカーではなく、縦一本の展開になってしまいました。
選手自身も体感していたようで試合後のミーティングで同様の点があげられていました。
今一度、自分たちの目指すサッカーを再確認できたことが次戦での良い内容につながったと思います。

●第2試合 vsセントラルC  0-4
(GKトウマ DFカンタ・レンタロウ・アラタ MFダイチ・ユウヤ FWフミヒト・ケイシ)

2戦目の相手は、強豪・千駄ヶ谷Aに惜敗したセントラルC。1試合目よりも強度のあるチーム。自分たちの目指すサッカーを展開できるかと不安を感じていましたが、全くの杞憂でした。
早い時間帯に失点を許してしまいましたが、1試合目での経験が生きたのか、戦術を徹底させることができ、そこから崩れたりせず、むしろその後は富ヶ谷の有利な時間が続きました。
右サイドに出たボールにMFユウヤが追いつくとサイドを駆け上がり中央へセンタリング。
FWフミヒトがフリーで受け、シュートでフィニッシュできた時はピッチ外から大きな拍手が!
後半、守りの要、CBで出場したヒロトが気持ちの入った、まさに体当たりでのディフェンスで幾度もピンチを防いでくれました。
点差はつきましたが、内容的には自分達の掲げたサッカースタイルを貫けたことが素晴らしいと思います。


●第3試合 vsセントラルC  0-0 (PK 0-2)
(GKトウマ DFカンタ・ヒロト・ユウヤ MFアラタ・ダイチ FWエイタ・レンタロウ)

27日に行われた最終戦。得点力強化を考え、飛び級で2年生のエースストライカー・エイタに参戦依頼しました。
この日もスタイルを変えず、DFからサイド展開を狙いFWや空いたスペースを狙う展開が徹底できていました。DF陣は魂のこもった守備を見せてくれ、再三ディレイで相手攻撃を遅らせ、何回もシュートブロックに行くことで相手攻撃を跳ね返してくれました。特にGKトウマの活躍が光ってました!積極的に前に出て相手FWとの距離を詰めてブロックしたり、ミドルシュートにも横っ飛びで対応するなどスーパーセーブを連発!そんなDF陣の頑張りにこたえるかのようにエイタ・レンタロウは、皆が繋いでくれたボールをゴールへ突き刺そうと、前後にハードワークを繰り返してくれ数度シュートチャンスを作り、両者譲らずでPK戦へ。
アラタ・レンタロウのシュートは惜しくも阻まれ、惜しくも敗戦となってしまいましたが、今大会の試合内容では一番だったと思います。


●フレンドリー vs東部B  2-?(←失念しました!)
(GKレンタロウ DFカンタ・トウマ・ MFアラタ・ユウヤ・ヒロト FWエイタ・ダイチ)
トーナメント上位の強敵・東部Bとの対戦。開始直後に失点すると、前半は大量点を奪われました。しかし、試合前に立てた目標「どれだけ失点しても良いから1点とること」に向かい、気持ちを切らさずにいてくれた選手たちは、カウンターを貪欲に狙い、数度シュートまでもちこめていました。
ハーフタイムでエイタに、「GKが高いラインをとっているから、早い段階でシュートを狙ったら?」そう囁くと、言われないでもわかってるといった表情を見せ、「点とってくる」と答えてくれたエイタ。
後半、GKにコンバートしたダイチからのパントキック落下地点で幾度も相手DFに潰されましたが、決して気持ちが折れることはありませんでした。相手DFが触れずこぼれてきたボールを前線へ運ぶと、スーパーシュート!念願の1点をもぎ取ってくれました!
さらに勢い止まらず、レンタロウからスルーパスを受けたエイタは、相手GKがゴールを開けて前に出ていることを確認すると、ロングシュート!こちらも無人のゴールに吸い込まれ見事2点目!頼もしい助っ人に誇らしげに駆け寄る4年生の姿が印象的で、試合終了後も選手たちの顔はとても充実感に溢れていました。



解散後、カンタが「僕はじめてサッカーの試合が楽しく思えた!」と声をかけてくれました。
今回Bチームは順位にはあらわれませんでしたが、良い内容、いわゆる「サッカー」という競技を純粋に楽しめたのだと感じます。グラウンドを大きく使い、ボールを動かすことで、低学年の頃とは比べ物にならないダイナミックなサッカーを展開できていました。
一方、走力・体力面まだ足りない部分があり、パスを出した後のサポート、いわゆるパス&ゴーができていれば…という場面が多く見られました。
Aチーム総括でも書きましたが、富ヶ谷らしく仲間とプレーする楽しさを味わうのは存分にできていると思います。あとは、「”勝利”して楽しい試合」を目指していきましょう!


吉野MVP : カンタ
27日キャプテンとして、ピッチの内外で誰よりも大きな声で皆を盛り上げてくれました。また、本人の言葉にあったように、デュエル・パスの成功率が高く、サッカープレーヤーとして大きく飛躍した一人だと思います。大きな体を生かし、これからも富ヶ谷の壁を目指して頑張ってください!



そして、松崎コーチからもコメントをいただきました!

Bチームの皆さん、夏の大会お疲れ様でした!
率直に今回の松崎コーチの感想は…「皆んな本当に成長したなー!!」でした!

試合の結果こそ全敗でしたが、サッカーの内容は相手と点差ほどの“差”は全くなかったと思います。全員でゴールをしっかり守りぬき、周りの仲間を確認して空いてるスペースに走り込んで、そこにしっかりパスを通して、チャンスになる。今回の大会では、そんな光景を何度も目にする事が出来ました。
ちゃんとチームでサッカーをして皆んなで勝とうとする“意識”。これはもう成長を感じざるを得ませんでした。

しかし今回 おしかったのはそこで点が入れられなかったこと。相手に先制を許してしまうと、一気に気持ちが暗くなり負けてしまうのが今回の富ヶ谷Bでした。でもこればかりは仕方がない!
悔しいのは“本気で勝ちたい”の裏返しですからね。そういう感情をコントロール出来るようにするのなんて、これから大人になるにつれて少しずつ学んでいけば良いんです!笑

今はとにかく全力で悔しがって。そしてその気持ちを持って次もまた絶対全力で勝ちにいきましょう‼

選手の皆さん、応援に来てくれた親御さんの皆さま本当にお疲れ様でした!そして、今回4年Bチームに参加してくれたダイチ、ヒロト、エイタ、ありがとう!とても良いチームになりました♪

最後に。応援に来てくれたAチームの皆んな、本当にありがとう‼間違いなくチカラになりました。
このチームは良いチームですね(^^)

【4年生A】春季区民大会 決勝トーナメント
コーチの吉野です。
4年A、春季区民大会決勝リーグの総括です。
10/19(土)渋谷区スポーツセンター
出場選手:アサユキ・アツト・アン・カノト・キョウイチ・ケイ(C)・タイチ・トウゴ・
     トモカズ・ムネヒサ

珍しく集合時間5分前に全員集まるという、”快挙”(珍事?)を成し遂げたAチーム。
決勝リーグにかける気合は並々ならぬものと感じさせてくれました。
しかし、そこに広がっていた光景は低学年の頃から変わらないもので、鬼ごっこのようなかけっこでした。良くも悪くも他クラブでは見られない光景ですが、笑顔で友人とはしゃぐ彼らを見ると、他者・施設の迷惑にならない程度ならと目を瞑ってしまいます。
一方、この触れ合う様子は富ヶ谷SCの宝物のようにも思えております。何も不安を感じず精一杯楽しめることは、この窮屈な時代にしては珍しいことです。
このチームカラーにプラスして、”サッカーの実力”を加えることができたら、きっとどのクラブよりも魅力的なものになると、改めて感じました。

大会結果としては初戦を落とし下位トーナメントにまわりましたが、チームで勝利するために気持ちを切らさず7位で終えることができました。


・試合結果
●第1試合 vsセントラルA 0ー1
(GKカノト DFアサユキ・キョウイチ・ケイ MFトモカズ・アツト・タイチ FWアン)
集合時間の5分前に全員揃うなど、これまでと違った気合を見せてくれた選手たち。
試合前のアップも通常より熱がこもっていたと思います。また、次戦であたる相手チームの試合を観戦する時も、マークすべき選手の見極め、対策を選手間で自発的に話し合うなど、戦う意識を高いレベルで保てていたと思います。
フォーメーションはカノトをキーパーにすえた3-3-1。守備的布陣で、中央のCBキョウイチが広いスペースを対応してボールを奪い、アツトを経由してサイドのスペースへ球を運びトモカズ、またはタイチからクロスを入れ、アンがフィニッシュするイメージでしたが、相手の素早いプレスになかなかサイドの展開が狙えませんでした。
後半早々、相手の強烈なシュートで先制された後は、焦りからか縦パス一本の展開が多く続いてしまいました。そんな中、トウゴが献身的な走りをみせてくれ、いくつかのチャンスと惜しいシュートシーンを生み出してくれたのが印象的でした。
惜敗で多くの選手がピッチで涙しましたが、全員が最後の最後まで勝利を目指し戦う姿は、とてもカッコよかったです。

●第2試合 vsトリプC 0-2
(GKタイチ DFキョウイチ・トモカズ MFアサユキ・アツト・カノト・ケイ FWアン)
勝てば5位を目指せた試合。とはいえ、強豪トリプが相手なので初戦と同じ戦術では厳しい展開になると思いフォーメーションを変更することに。
その際、選手たちは色々なアイデアを発言してくれました。最終的には私が決めたフォーメーションにしましたが、数年前とは違い、多くの選手がサッカーへの理解を深めてくれていたことに、感心しました。
2点差つきましたが、内容的には一試合目より、ちゃんと”サッカー”ができていたように思います。
常にオフ・ザ・ボール時フリーの状況を意識してポジショニングしていた右MFムネヒサにパスが出てたら得点の機会が生まれていたかもしれません。
審判部の望月さんからも、「トリプ相手に空いているサイドのスペースをを狙ってボールを動かし、チャンスをいくつも作れたのはすごい。良いサッカーしてるじゃん」とお褒めの言葉をかけられました。


●第3試合 vs本町   2-1
(GKタイチ DFキョウイチ・トモカズ MFアサユキ・アツト・カノト・ケイ FWトウゴ)
勝てば7位となる試合は予選で引分けた相手、本町。
ゲームをうまく展開できていたトリプC戦でのフォーメーションでのぞみました。
カノトがドリブルで右サイドへ抜け出すと、ゴール左隅、ネットに突き刺さる豪快なシュート
圧巻のプレーは、試合の流れを一瞬でこちらにもたらしてくれました。
この展開ができたのも、アサユキとケイが常にサイドのスペースを狙い続け、相手DF間のギャップを生み出したからこそだと思います。
その後、攻勢を続け、アツトの精度の高いコーナーキックに合わせたのは、ピンポイントに走り込んだアン。見事なヘディングシュートに選手たちが大勢駆け寄っていました。
また、パスミスでボールを奪われ、相手に強烈なシュートを打たれましたが、これをタイチが横っ飛びで見事なセービング。これもチームの士気を一段と上げてくれたと思います。
後半、追加点を狙うあまり前がかりになるシーンが増え、キョウイチがDF一人になる時間が多くなり失点しましたが、その後修正しつつも追加点を狙い続け、見事、決勝リーグ初勝利をおさめました。


●フレンドリー vs猿楽 3-1
(GKタイチ DFケイ・トウゴ MFカノト・キョウイチ・トモカズ FWアサユキ・アン)
フレンドリーマッチということもあり、最後は思いっきり楽しんでもらおうと皆に好きなポジションを選んでもらい試合に臨みました。
どこかで見たフォーメーションだなと思っていたら、メダルを取った大会のものと非常に似ている超攻撃的な布陣でした。
強度のある相手には通じるかわかりませんが、この試合に限っては、見ていて非常にワクワクする展開でした。保護者の方の声援の大きさも今大会1じゃなかったでしょうか。

まず今大会で初めて高いポジションでプレーすることになった左MFキョウイチが爆発。早い時間帯でドリブルで数人抜き去り先制点をもぎとると、続いては右MFトモカズが同サイドをえぐり、中央へ折り返したところを、アンが落ち着いて決め2点目。
ラストはドリブルで中央を駆け上がったキョウイチが相手DF数人を引きつけたところで、フリーとなったカノトへのパス。この状況のカノトがシュートを外すはずもなく3点目。
守備においても、攻撃陣が前がかりになる中、ケイを中心にDF陣が常に2人残り、相手カウンターに備え、ディレイができていたことも安定感ある試合運びができた要因でした。
今大会、守備に重きを置いてのぞみましたが、ここにアツトを加えた布陣で初戦からのぞんだら…と思わずタラレバを考えてしまうほど全選手が生き生きとプレーできていたと思います。


・吉野MVP ケイ
ケイのキャプテンシーは試合内外において、素晴らしいものでした。
試合前、模範となるよう率先して準備を行い、試合中の失点の際は、いち早く大きな声でチームを鼓舞し、敗戦で涙した時は、勝つためにどうすれば良いかを必死に考えコーチの僕に相談・提案をしてくれました。
ケイがすごいのは、大会の時だけでなく普段の練習でもこれが行えていることです。
コーチが見ていない時でも仲間のために、誰よりも用具の準備・片付けを率先して行ってる姿は本当にカッコ良く思います。

自分たちの試合後、応援に来てくれたBチームのメンバー。そして寒い中、グラウンドへ暖かい声援を届けて続けてくれた保護者の方々、誠にありがとうございました。
引き続き、選手たちがサッカーを楽しめるよう邁進していきます。


今回も木村コーチからもお言葉をいただきました!

4年Aチームの選手の皆さん、お疲れ様でした。今回は予選リーグから約3か月経ってからの決勝トーナメントでしたが、その間フルメンバーが揃っての試合機会や練習は一度もなかった中で、それぞれの選手の立ち位置で今できることを頑張っていたのが印象的でした。望んだ結果ではなかったかもしれませんが、富ヶ谷の仲間たちでサッカーをやりたくて集まり、ここまでみんなで来れたことはぜひポジティブに受け止めてほしいと思います。
学年が進み、今後はチームにもいろいろな変化があると思いますが、それぞれが頑張れることを意識して富ヶ谷全体にも良い影響を与えていってくれることを願っています。

【3年生】春季区民大会 順位決定リーグ(2)
監督の内藤です。

7月に開催されるも、激しい雷雨で中断されてしまった3年生の春季渋谷区民大会の順位決定リーグが、9月28日の土曜日に再開されました。春季大会が秋の季節にずれ込んだのは、熱中症対策のために日本サッカー協会から原則として8月の大会開催を見送るように通達があったことも関係していますが、そのおかげもあって3年生の選手たちは合宿を経験してから試合に望むことができました。

以下、試合ごとの総括です。

■第1試合 vs トリプレッタC
負け 1-3

相手は、今年の春までの間に富ヶ谷SCから移籍していった3名の選手(アキヨシ、ハルフミ、ユウ)がいるトリプレッタC。
どんな試合になるだろうかとワクワクしてみていましたが、前半は富ヶ谷SCが相手を押し込む展開。とはいえ相手もさすがで、こちらの攻撃を何度も受けながら、その都度しっかり守って跳ね返しカウンターを組み立てます。このカウンターに対して、守備の選手であるシンノスケ、コウノスケ、ミドリがしっかりと走ってボールを奪い返し、再び次の攻撃につなげます。ディフェンスラインを高くたもっていたことが有利に働き、ハーフのヒロト(2年)やさらに前線のシュウやエイタにボールがつながることが多く、攻撃の時間が長くなりました。特に、相手のゴール付近からのクリアボールを相手陣内につめていたミドリがヘディングではね返したときは、とてもびっくりしました。たまに攻め込まれたときにも、ゴールキック(サエ)→サイドバック(シンノスケ)→ハーフ(2年ヒロト)という、安全なサイドから脱出し、縦方向に攻撃を組み立てるという、春からずっと練習してきた形がしっかりと実行され、危なげなくピンチを脱出します。特にシンノスケ、左から来たボールを右足でトラップする(次にパスする方向に向きながらトラップする)という基礎練習で取り組んでいたことがしっかりと習慣になっており、すばらしかったです。
相手陣内で進む前半、相手守備の崩れをついて、ついにシュウが先制点を決めます。会場は大盛りあがりでしたね。前半を1-0で折り返しました。

ただ、よく言われることですが、互角、あるいは少し格上の相手に前半を1-0で勝ち越して折り返すというのは、ゲームを難しくすることがあります。3-0くらいまで差がついていれば別ですが、1点差で迎える後半は、かえってこちらの油断を生み、相手の対応に対して対応できなくなるケースが多いからです。
実際、ハーフタイムの選手たちは「相手、弱いな」「後半はもっと点を取る」という感じで、完全に油断していました。会場にいた保護者のみなさんも、「このままいけば勝てるんじゃないかしら?」と興奮されていたかもしれません。

しかし後半は、ポゼッション(ボール支配率)を奪い返され、富ヶ谷の陣内での守りの時間が増えました。
こちらのメンバー交代は、勝利にこだわったメンバー交代ではなく、なるべく全員がたくさん試合に出れるように、という意図の交代でしたから、メンバー交代の影響がなかったとは言えません。でも、原因はそことは別にあったと考えます。
一つは、トリプレッタ側がハーフタイムで対策を打ってきたこと。これは推測ですが、少し機能していなかったディフェンスの連携を調整したように思います。そのため、こちらの攻撃の終わり(相手にボールを奪われたタイミング)がことごとく相手の攻撃の始まりになっていました。さらに、富ヶ谷側の気持ちの変化、でしょうか。1点を守りきりたいという気持ちが焦りになったのか、相手の攻撃の終わり(つまり、こちらがボールを奪ったタイミング)で行う富ヶ谷の選手のアクションに変化がありました。前半は、安全なサイドから縦につなぐという、このチームのスタイルがしっかりとできていましたが、この後半は焦って前方向(自陣中央)に安易なパス、あるいはクリアばかりになりました。ベンチの選手すら、ボールを奪ったシーンで「カウンター!!」と叫ぶほど、せっかちなサッカーになっていました。前半と後半で、両チームはお互いのサッカースタイルを交換したような展開になりました。
あっという間に3点を奪われ、このゲームを勝つことはできませんでした。

しかし、この試合には良いこともうまくいかなかったこともたくさんありました。これほどよい体験ができる試合は少ないと思います。ぜひ、この試合のことをしっかりと覚えておいて、次の大会のヒントにしてほしいな、と思いました。

■第2試合 vs セントラルE
負け 1-2

さて、第1試合は色々と見るべきところがあり長くなってしまいました。ここからはさっくりとまとめます。
この試合の良かったところは、ダイチのプレーです。トップとして相手ゴールキーパーの手が届くところまでドリブルで進んでおいて、バックパスで後ろに詰めていたエイタにシュートを任せたシーンです。フリーで受けたエイタはゴールの枠を外すような選手ではありません。完璧で最高のゴールシーンでした。連動こそ、サッカーの美しさの象徴だと、内藤は考えています。

とはいえ、このゲームも負けた試合です。改良できそうなポイントについてはいくつかあるので、まとめておきます。


ケイヒル→スピード、反応力、ボールコントロール能力に恵まれている選手です。その分、自身のドリブルのみに頼ってしまいがちです。まずは近くの味方、あるいは後ろの選手を利用したワンツーパスなどのポストプレーから、チーム連携を深めていくと、自慢のドリブルはさらに武器になると思います。

シュウ→トライアングルをしっかりと意識するとよいです。攻撃の切り替えのスピードは素晴らしいですし、決定力の高さはまちがいありません。その分、自分(この試合では右ハーフ)とトライアングルをつくる右サイドバック(シンノスケ)、センターバック(3年ヒロト)の位置を確認せずに相手陣内にひとりで走り込むシーンが目立ちます。自分にパスを送るのは誰か、その誰かとの距離感はちょうどよいものかどうか、そのあたりを考えながらプレーすると、ボールを持つ時間は数倍に増えると思います。つまり活躍ももっと増えることでしょう。

ヒロト(3年)→第1試合はセンターバックをやりたくない、ということで他のメンバーに任せましたね。一方で、その試合をベンチで見ていて、ヤキモキしてたのがわかります。センターバックは、圧倒的な守備力と、ディフェンスラインの統率力(まとめる力)、ゲーム全体を見て管理する力が必要で、上手で強くて冷静な選手にしかできないポジションです。もちろん他のポジションもどんどん経験してほしいですが、自分がセンターバックの名手であるということに、誇りを持ってさらに磨きをかけてもらいたいです。

サエ→秋合宿でたくさん得点を決めて、ゴールすることの楽しさをいっぱい感じたと思います。合宿でのポジショニング(ボールをもらえる位置に移動すること)はとてもよかったです。あとは、オフサイドにならないように相手選手の位置を確認しながら同じことができるよう、意識してみてください。

■第3試合 vs 本町B
負け 0-2

後半ゴールキーパーに入ってエイタの活躍は見事でした。たくさんのシュートを連続でセーブ。特に、普通なら確実に決まったであろう相手の見事なシュートを、ものすごい反応速度で横っ飛びして止めたのは圧巻でした。本町のコーチも、「ゴールキーパーがすごすぎる」と絶賛していました。

ナツ→クロスで受けてゴールの枠内に振り切ったナツのシュート、惜しかったですね。その後も、シュウへのスルーパス、見事でした。ポジショニングの才能、空間を把握する能力に恵まれています。いつ自分のところにボールが来ても、イメージ通りのプレーができるよう基礎的なトレーニングを地道に励んでほしいと思います。リフティングはそのために最も確実な練習です。お父さんやお母さんに、公園でロングキックの練習に付き合ってもらうのも良いと思います。

コウノスケ→どんどん上手くなっています。ベンチで、プレー中のケイヒルに対して「パス!パス!」と声をかけているのを見て、パスの大切さを知っているんだな、と思いました。一方、自分がプレーするときには、実はそんなにパスが出せていません。意識はあるけど、パスを出せる状況にないように見えます。トラップの瞬間にワンタッチで自由になるターン(コントロール・オリエンタード)を身につけると、パスの意識を形にすることができそうです。


■最後に

せっかくの機会なので、一部の選手には改良ポイントを書かせてもらいました。
合宿を経験した3年生は、あきらかに7月とは別人のように堂々とサッカーしていましたね。これからも自信を持ってサッカーを楽しめるよう、基礎的な練習(キックとトラップ)を大切にしてください。リフティングはキックとトラップが上手になるし、一人でできる最高の練習メニューです。

全体的にシュートをゴールキーパーに蹴ってしまう事が多かったり、パスが弱かったりとまだまだ伸びしろがあります。

秋の大会は、さらに強くて楽しいサッカーを他のチームに見せられるよう、がんばっていきましょう!
【1年生+年長】板橋区のFCレパードと練習試合
9月8日(日) TM vs FCレパード(板橋区)at 富小
参加選手:セン(c)、カイ、ナオヤ、ヒナタ、リョウ、エイスケ(年長)、ナオ(年長)、リツト(年長)
来月に迫った区民大会に向けてTMを組みました。FCレパードさんは他の学年で対戦したことがあり、おそらくかなり強い相手というのは予想がついていました。1年生はこれまでのTMは2戦とも大勝だったので、気を引き締める狙いもあります。予想通り完敗でしたが、ドリブルの上手な相手に何度もあきらめずに追いかけて、いつもどおり戦える選手がいたことはたのもしく思いました。センとナオヤです。この2人の走力がこのチームの基準になるともっといいゲームができると思います。どんな相手にもいつも通りのプレーをする。これは決して簡単ではありません。激しくプレーする相手に、少し引いてしまうのが普通だと思います。あと一歩が出なかったのは体力がなかったのではなく少し戸惑っているように感じました。公式戦を前にしたこのタイミングでこの強度を体験することができてよかったです。
このチームに関わるときに決めたことのひとつに「いろんな感情を経験させる」があります。サッカーを通して、いいことも上手くいかないこともたくさん経験してほしいと思っています。相手は親のようにわざと負けてくれたりしません。この日のTMをどう思ったか、ご家庭で話してみて、選手の感じたことを尊重してあげてください。今度どんな様子だったかを聞かせていただけるのを楽しみにしています。
最後に年長さんの3人はいきなりの強敵でしたが、怖がらず嫌がらず助けてくれてありがとう。次回もぜひお願いします!
みんなでしっかり次につなげましょう。
(三村)
【1年生】練習試合レポート(vs 美竹SC)
8月25日(日) トレーニングマッチ(TM)vs 美竹SC
参加選手:ナオヤ(c)、カイ、セン、ヒナタ、リョウ
美竹SCさんの選手は1年生3人と年長さん4人だったので時間を短めに7分。5人制で5本行いました。
結果は4勝1分、多くのゴールをあげ無失点でした。最後の1本は相手が7人だったのでゴールをこじ開けられず引き分けましたが、富ヶ谷はまだまだ何ゲームでもできそうな勢い。春から比べるともりもり体力が付いてきました。

前日からこのTMは勝ち負けよりもチャレンジしているかどうか、とくに 「ゴールするためにプレーしているか」を見ていることを話しました。守備の時間であってもこちらが「攻撃するためにボールを取り返す」という気持ちでプレーするように普段の練習から声がけしています。

<ゴールに向かう意識がとくに見えた場面>
(1)カイのゴールキックをサイドに開いて受けたナオヤが相手ゴール方向にトラップしたことで、中央の相手DFを置き去りにしてスムーズにシュートまで行けました。ナイスポジション、ナイスパス、ナイストラップでした!
(2)センはゴールが見えたら遠くからでも迷わずシュートを打てるキック力があります。それに加えて相手ボールも積極的に奪いに行ってくれるので、まさに攻撃のための守備ができています。
(3)ドリブルでキープして相手を3人引きつけたカイが逆サイドのセンやナオヤにパス。広いスペースを使って攻撃できました!
(4)自主練で以前よりキック力がついてきたヒナタは昨日の練習から初ゴールの匂いがしていました。結果、見事に2ゴール。練習はウソをつきません。
(5)後ろでキープしたセンから前で待つカイに縦パス。ワントラップでターン(!)したカイがシュート。一切ムダのない攻撃で驚きました。

最後のゲームの前にリョウにも点を取ってもらうためにどうしたらいいか、みんなで考えました。口々に「パスするからペナルティエリア付近にいてシュートしてほしい」というアイデアが出ました。作戦板のペナルティーアーク(半円型のところ)を指差して「かまぼこ(の形)の辺り」でパスを待ってみようと伝えました。普段は口数の多くないヒナタが「かまぼこ大好き〜」と言ってました。笑

(6)ゴールするためにリョウは粘り強くそこでポジションを取っていました。たまに違うところに行くと他の選手から「リョウ!かまぼこ!!」とかわいいコーチングがありました。惜しくも結果はついてきませんでしたが、リョウのゴールに向かう気持ちはより強く見れました。コーチからの指示ではなくみんなで考えた作戦を実行するのはチームスポーツの醍醐味でもあり、サッカーにはとても大切なことです。自分たちで考える機会が増えるようにこれからもコーチングしていきます。
(7)キーパーで出ていたナオヤが攻撃参加しました。こちらが押し込んでずっと相手コートでプレイしていたのでいいアイデアだし、枠にはまらない面白いプレーでした。もし相手にキック力のある選手がいて失点したとしても、今後につながるいいチャレンジだったと思います。「キーパーはゴール前にいないといけない」そんな決まりはありません。自分で考えて、何かを感じ自由にプレーを選択していることがうれしかったです。まさに「ゴールするためのプレー」だったと思います。

10月の公式戦に向けて、あと1回はTMを組みたいと思っています。次は年長さんの助っ人参加も期待しています。
保護者のみなさんのご協力もひきつづきよろしくお願いいたします。
みんなでいい準備をしていきましょう!
(三村)