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【5年生】秋季(春季)区民大会2025 レポート
コーチの吉野です。
5年生春季区民大会順位決定リーグの総括です。(※前回総括で秋季と記入しましたが、”春季”扱いだったようです。失礼しました。)

11/23(日)渋谷区スポーツセンターにて9:40kickoff
出場選手:アサユキ·アラタ·アン·カノト·カンタ·ケイ(C)・タイチ・トウゴ・トモカズ・フミヒト・ムネヒサ・ユウヤ

前回、守護神として大活躍してくれたジミーが前日練習での怪我により無念の欠席となりましたが、その穴を埋めるようにカノト·フミヒトが参加してくれ、ほぼ学年全員、“ワンチーム”として大会に挑むことができました。三連休の中日、さらにインフルエンザの流行や受験勉強などで普段の練習でも全員が揃うことが難しい状況で、これだけのメンバーが揃ってくれたことにまず大きな感謝を伝えたいです。
結果は3勝1敗の2位。数字だけ見ても素晴らしい戦績ですが、それ以上に嬉しかったのは「学年全体が本当の意味で一つになれた」ということです。最近の練習で大切にしてきた“他者へのリスペクト”を体現してくれる選手が増え、キャプテンのケイを中心に、グラウンド内では多くの選手が自然と“声でのカバーリング”を行い、仲間を支え合う姿が随所に見られました。
試合の内容をみても、トウゴパパが「前を向いて3本パスを繋いで攻め上がるなど、前より連携がとれている場面が多くあり、見ていて本当に面白かった。成長を感じた」と言ってくださったように、プレーの質が明らかに上がっていました。さらに、これまで集中が途切れやすかったベンチメンバーも、この日は全員が“戦力”。フミヒトがトリプレッタに呼応して独自のチャントを歌ってチームを鼓舞するなど、日本代表サポーターさながらの熱量でピッチの仲間の背中を押し続け、まさに全員で戦っていると感じられる最高の空気を作ってくれました。トウゴの「日本代表のスペイン戦より興奮した!」という言葉は、その場の熱さを象徴していたと思います。
今大会で見せてくれた一人ひとりの成長、一体感、そして仲間を思いやる姿勢。これらすべてが、来年の卒団に向けて最高のフィナーレを迎えるための大きな一歩になりました。秋季大会では、サポーターの皆さんにさらに大きな”ワクワク”を届けられるよう、選手·スタッフ全員でまたしっかりと準備を重ねていきます。


·試合結果
●第1試合 vsセントラルC  4-0
富ヶ谷から移籍したレンタロウが所属するチームとの対戦。長年共にプレーをしてきた富ヶ谷選手たちの気合がグラウンド全体にみなぎっていました。久しぶりに参加したフミヒトはベンチスタートでしたが、ピッチへ積極的にポジティブな声かけを行い、これをきっかけに他の選手たちも自然と声を掛け合うように。ベンチとピッチが一体となった雰囲気の中、選手たちは初戦にも関わらず非常に良い状態でプレーを展開していました。
前半は相手陣地で優位に試合を進めるも、あと一歩でゴールに届かず緊張感の続く時間が続きました。しかし、それを打ち破ったのがトモカズのシュート。これを皮切りに、カノトとトモカズを中心に攻撃の手を緩めることなく攻め続け、アラタもオトリとなる献身的な走りを積極的に見せてくれたおかげで相手ディフェンダーのバランスを崩し最終的に4得点を奪う見事なスタートを切ることができました。選手たちが声を掛け合い、互いに支え合うチームの力がしっかりとピッチに表れた、印象的な一戦でした。



●第2試合 vs猿楽   1-0
7人での参加となった猿楽との対戦。サッカー協会の方針により、こちらも同人数にしての対戦となり、一瞬の判断や一人ひとりの動きが試合を大きく左右する緊迫した展開となりました。
試合開始早々、カノトが先制点を決め、チームに勢いをもたらします。その後もPKのチャンスを得るなど攻撃面で大活躍。しかし、PKは惜しくも枠を外してしまい、珍しく「トモカズに蹴ってもらえばよかった…」と悔しそうな表情を見せました。しかし誰一人カノトを責める選手はなく、「PKまでいけたのはすごい!もう一点取りに行こう」とポジティブな声かけを行うことで守りに回らず攻撃の手を緩めることがなかったことが僅差での勝利へとつながったのだと思います。
守備では、アンが相手の巧みな突破を許さず、1対1の場面でスーパーセーブを連発。前回のジミー同様、守備の要となり、チームは最後まで集中力を切らさず見事クリーンシートで試合を終えることができました。
人数が少ない中でも、攻守で一人ひとりが役割を全うし、チーム全体が一丸となった試合。まさに「みんなで勝ち取った一戦」と言えるドラマチックな試合となりました。

●第3試合 vs美竹   2-0
対戦前、トリプレッタと0−1の白熱したゲームを展開した美竹の試合を事前に観戦した選手たち。二連勝の余韻に浸ることなく、気を引き締めた非常に良い状態で試合に臨むことができました。
が、ここでアクシデントが。ここまでハードワークを続けてきたトモカズが「前半は休みたい」と足の痛みを訴えてきましたので大事をとって休ませました。しかし、拮抗した試合展開を目の当たりにすると、「やっぱり俺が何とかしないと」と決意を表明してきたので前半途中の交代出場を許しました。その言葉どおり、痛みを抱えながらもオフェンスでもディフェンスでも全力でボールに食らいつく姿は、普段口には出さない”富ヶ谷のみんなと勝ちたい!”という強い想いそのものだったと思います。その熱戦ぶりに、トウゴが「日本代表のスペイン戦みたい!」と興奮を隠せないほどの白熱した展開となりました。守備ではムネヒサ·ケイ·アサユキ·ユウヤが積極的に体を寄せたり、抜かれないディフェンスを心がけ相手の攻撃を封じ、最近の練習で習得した“手を使い相手を前に進ませないディフェンス”が効力を発揮。攻撃ではタイチとトモカズのダイレクトパスを絡めた突破が、観ているこちらも思わず声を上げるほどのスピード感でした。
また試合前、そのスキルから圧倒的なボールキープ力を持つカノトに「相手ディフェンスが多くマークにつく時は、開いたスペースに攻め上がる仲間へのパスでチャンスを作ろう」と伝えていましたが、この試合では随所に効果的なパスを披露。特にケイへのパスはシュートこそバーに当たったものの、ゴールに迫る決定的なシーンとなり、チーム全体の士気をさらに高めました。
一人ひとりの気持ちがぶつかり合い、声援が響き渡る中で戦ったこの試合。ピッチ上でもベンチでも、まさに全員が一丸となった熱い戦いでした。
●第4試合 vsトリプレッタC   0-6
グループ暫定1位として迎えた最終戦。対戦表の表示に群がり最終戦の順位を予想する子供達の姿は興奮と勝ち上がれた誇りに満ちていました。試合前のミーティングでは、これまでになく選手自身から戦術や対策について活発な声があがりました。「トリプはロングシュートも打ってくるから、シュートチェックを早めにしよう」「誰かが抜かれた後のカバーリングを徹底しよう」。一人ひとりが真剣に具体的な戦術を考え、意見を出し合う姿は、まさに“自分たちで勝利をつかむチーム”の姿そのものでした。
試合が始まると、巧みな戦術と個々のスキルを持つトリプの前に、ゴールのチャンスを作りながらもあと一歩で決めきれない展開が続きます。ピッチ上の選手たちは悔しさや緊張に少し押される場面もありましたが、ベンチからの声掛けは止まることなく、互いに励まし合い、最後の最後まで勝利を目指し続けました。
結果として勝利は手にできませんでしたが、選手一人ひとりが力を出し切り、チーム全員で戦った姿は、まさに「誰も置いていかないサッカー」というトミサカ理念の集大成。勝ち負け以上に、「全員で挑み、全員で支え合うチーム」の強さと成長を、ピッチとベンチ両方で体現した、忘れられない大会となりました

選手評
アサユキ:練習時、自陣でドリブルを選択することが多かったですが、大会では相手に詰め寄られる前に仲間へフィードすることで、守備から攻撃へのつなぎが多く演出できていました。ボール奪取時の鬼気迫るプレーはとても迫力がありました。
    
アラタ :予選同様、強力なエンジンを生かしたプレーは攻守にわたり光っていました。特に攻撃時、カノトやトモカズと共にアラタがスペースに動くことで相手DFの連携が崩れ得点チャンスが多く生まれました。

アン  :GKとして試合の結果を左右するスーパーセーブを連発してくれました。味方攻撃時、ゴールエリアより前に出ることで相手の裏抜けを防いでくれるのでディフェンスラインが高く保て、攻撃に厚みを持たせることができました。

カンタ :左サイドバック職人として今回も活躍してくれました。ボール奪取時、シンプルに周囲の仲間へパスすることで攻守の切り替えを素早く行えるので安心して左サイドを任せられます!

カノト :レベルの高い他チームでの経験を富谷で存分に発揮してくれました。得点の5割以上を生み出す攻撃力は圧巻でした。共にプレーする仲間もその姿を誇らしく思っていました。

ケイ(C):バー直撃のシュートを初め、左サイドからドリブルから相手ゴールへ迫るなど、普段の地道な努力が成果がとなって現れていました。またピッチで仲間を鼓舞する姿などをみても、5年生の
誇らしいキャプテンへと成長してくれていると感じました。

タイチ :美竹戦でのトモカズとのダイレクトパスに見られるようパスセンスの向上が著しいです。低学年でGKを経験し視野を広く捉えることができているからだと思います。富谷5年生に最も足りないピース、パサーとして期待しています。

トウゴ :ボールを持つ前に、周囲のスペースを確認してパスコースを選択しておくことを最近の練習で徹底してもらいましたが、その成果が出ていました。クリアに逃げず繋ぐ意識を持つことで、ボールポゼッションを優位に保つ展開に貢献してくれました。

トモカズ:足の痛みにも関わらず魂のこもったプレーを見せてくれました。全力でプレーし仲間を支えた経験は必ず自分の成長につながっています。カノトと共に引き続き富谷のエースとして他チームでも活躍できると信じています!

フミヒト:久々の富ヶ谷参加となり体力面を心配しましたが、試合が始まると全くの杞憂に終わりました。持ち前のハードワークは変わらず、トリプ戦で右サイドをトモカズとパス交換して駆け上がり好機を演出した姿が印象的でした。

ムネヒサ:予選時よりポジショニングが大分良くなっていた印象です。試合展開を頭で想像できている証拠だと思います。ケイ·ユウヤ同様、小柄ながら手を使うディフェンスで上背のある相手にも負けていませんでした。

ユウヤ :手を使ったディフェンスでかなりディフェンス力が上がってきました。もともと運動能力が高く負けん気も人一倍強いと思って見てます。足元スキルと空間把握能力を伸ばすとより相手の脅威になるプレーヤーへと成長してもらえると期待しています!


今回は松崎C・加藤Cからも総括頂戴しました!

〈松崎C〉
選手の皆さん、そして応援に来てくれた家族の皆様、順位決定戦まずはとにかくお疲れ様でした‼
朝から夕方まで戦い続けた4試合。中々の長丁場でしたね。

しかしそれを感じさせないくらい選手達が圧倒的な熱量で頑張ってくれたおかげで、素敵な一日を過ごす事が出来ました。
今となってはあっという間に4試合が終わったと錯覚しているくらいです笑
大会後の打ち上げ会も出場選手全員が参加する事が出来(+怪我で欠場せざるを得なかったジミーも参加してくれて)、改めてこの学年の結束力を感じる事が出来ました^_^
打ち上げに一緒に帯同してくださった親御さん達も、さぞこの日は美酒に酔いしれた事でしょう♪
それもそのはず。
細かいサッカーのお話は吉野コーチにお任せするとして試合の結果は4試合で3勝1敗、この日の結果だけで言えば2位という堂々たる結果に!
この結束力というのが間違いなく今の富ヶ谷の“チーム力”となって、それがこの結果に繋がったのは言うまでもありません。
選手それぞれが得意とする分野を分け合って、話し合って、様々なバリエーションを駆使しながら相手に立ち向かっていく姿は本当に誇らしかった。ジミーが抜けてしまった大き過ぎる穴も何とか皆んなでカバーし合って全力で戦っていました。
選手のみんな本当に格好良かった!

何度も言ってるかもしれませんが、
何度でも言いたいので言わせて下さい。
このチームは本当に良いチームです!!
他人に誇って良い 素晴らしい仲間だと思っています。

仲間は財産。
今だからこそ出会える仲間が居て、
それはきっと今しか出会えない仲間であって、
大人になってもその関係は大切にし続けて欲しいと思っています。
きっとそれは一生の宝物になるはずですからね。


また次の練習から皆んなで一緒に頑張って勝利を目指して“楽しみながら”切磋琢磨していきましょう!
皆さん本当にお疲れ様でした!
素敵な一日をありがとう‼


〈加藤C〉
今回の大会は日曜の決勝リーグしか参加できませんでしたが、1日を通して選手たちの成長を強く感じることができました。
逆サイドのフリーの味方へロングパスを出したり、ワンツーで相手を抜いたりと、思わず「すごい!」と感じるプレーがたくさんありました。
さらに、トモカズのディフェンス、ケイの惜しいシュート、アンのセーブ、トウゴのロングボールをピタッと止めるトラップなど、、、一つひとつの光るプレーもとても印象的でした。

また、試合以外の場面でも成長が見られました。
チームメイトや相手チームをリスペクトする姿勢や、吉野コーチがいない時間でも自分たちでアップを始められるようになったことなど、サッカーの内容以外の部分でも大きな成長を感じました。

一方で、トリプレッタは個人技だけでなく、味方同士の連携の速さや精度も高く、その差を感じる場面もありました。
秋の大会·6年に向けて、少しでもその差を縮められるように、みんなで取り組んでいきましょう!

【4年生】秋季区民大会 順位決定リーグ 総括
コーチの堀口です。

生憎の雨の中、11/9に4年生秋季大会順位決定リーグが開催されました。

この日は仕事の関係で会場到着が試合開始直前となってしまうため、渡邊コーチにサポートに入ってもらい、アップと事前に準備したメッセージを伝えておいてもらいました。
おかげで選手もしっかり準備をして第1試合に臨めたと思います。渡邊コーチ、ありがとうございました。

ここで、大会の総括に入る前に、ちょっとだけ最近の4年生のフォーメーションを説明しておこうと思います。
フォーメーションを知った上で試合を見る事で、子供たちがどこの役割をどうこなそうとしているかが分かり、子供たちの試合を見るのがより楽しくなるのではないでしょうか。

8人制でよく見るフォーメーションは、3-3-1や3-2-2ではないかと思いますが今大会のフォーメーションは前回と同じく2-4-1というスタイルです。
DF2人、MF4人、FW1人というバランスですが、中盤の4人は横並びではなくひし形になるポジション(いわゆるダイヤモンドと呼ばれる中盤のスタイル)にしています。
このフォーメーションの意図を解説しだすとそれだけで数ページの分量になってしまいそうなのでここではやめておきます。
ちなみに、「3バックの方がいいんじゃない?」と選手からも積極的な意見・質問があり良い傾向だと思いました。
(これについてはその時答えてますが、「忘れちゃった」という子もいると思うので何度でも聞きに来てください。)

さて、試合結果ですが、残念ながら0勝2敗という結果でした。
この結果をしっかり振り返って次につなげていきたいと思います。
(もちろんコーチとしても改善するところがあるので一緒に成長していきましょう。)

嬉しいことに4年生は最近少し人数も増えてきて、まだまだチームが育っている過程だと思います。
もちろん今回の大会も大事ですが、5年生、6年生で結果を出せるように、サッカーを楽しみながら1つずつ成長して行ければと思います。


■vs トリプレッタB
●0-5

前半は1失点とほぼ互角の勝負が出来ていました。
試合内容としては攻め込まれる時間帯も多かったとは思いますが、まず取られないことが前半のポイントと考えていたので、十分期待通りもしくはそれ以上のパフォーマンスを見せてくれたと思います。

前半を最小失点で乗り切ったことで後半は点を取りに行くために少し前がかりになるメンバー交代をしました。
その結果チャンスは何度か作れましたが、逆に失点も増えてしまいました。
後半失点が多くなってしまったことは攻めに行った結果なのでしょうがないところだと思います。

現在守備の練習に励んでいるので、これから十分強くなれるチームだと信じています。

■vs 本町
●2-5 前半 9分:だいち、13分:ゆう

前半は2-2と両者一歩も譲らずの熱い展開でした。
前線の2人が1点ずつ取るという理想的な形だったと思います。
一方失点は、サイドから逆サイドという展開でディフェンスを乱されての失点でした。
現在ちょうど連携した守備を練習しているところなので、この練習の成果がでれば次はこういった失点は防げるようになると期待しています。

一転して後半は0-3と失点がかさみました。
全体的に連携が乱れ、守備がかみ合っていなかったかなと思います。

前半が良かっただけに・・・という気持ちもきっとあったと思いますが、これからチームとして強くなっていくためにも大事な敗戦だったと思います。
ぜひ一人一人がしっかり振り返って次につなげていきましょう。


今回のレビューでここは少し厳しめなレビューとなってしまいますが、これからのみんなにとって大事なポイントだと思うので、しっかりと考えてもらいたくて書きます。

今回の一番の振り返りポイントは、試合開始前のポジション発表にてキーパーを誰がやるかで中々まとまらなかった点です。
(かいは予選からずっとGKをやってくれていたので、最後くらいはフィールドで出してあげようという話の中の出来事です。)

やりたいポジションがあって希望を言うのは良いことだと思います。(むしろ練習中にどんどんアピールしてください。)
一方で、「これから試合をするぞ」という時にいつまでも希望だけを言っていると結局準備が間に合わず、たとえ希望したポジションで出られたとしても活躍できないこともあります。

チームで勝つためにはその場にいる選手がどういう役割をこなすのが良いかを選手も考えて行動することが大事です。
この自発的な行動が試合中のピッチの上で個人戦術を考え実行し、チームの勝利に結びつけることができるようになると考えています。
コーチが出来るのはピッチの外で指導することだけです。試合が始まってしまえばピッチの中で戦っている選手たちが自分たちで考えて決定していかないといけません。
そして、これができると、楽しくて強いサッカーができるようになると思っています。

また、富ヶ谷は「勝利至上主義」ではなく「誰も置いていかない」サッカーを目指しています。
そのために試合に来てくれた選手は基本的に全員出す努力をしています。
いつでも固定のメンバーでとはならない中でこれからピッチに立つメンバーならどうすると良い戦いができるかというのをぜひ考えてみてください。


ちなみに、キーパーに対するコーチの考え方も共有しておきます。
相手のシュートや決定機を止めたらそれはキーパーのおかげです。逆に、シュートを打たれて点を取られたらそれは全員(GKやDFだけではなくMF、FWも含めて)のせいです。
そもそもキーパーが活躍しなければならないのはその手前でフィールドプレイヤーが相手の攻撃を止め切れていないからです。
また、相手の攻撃を止めるのはDFだけの仕事ではありません。FWが前線から追い込み、それをMFがさらに選択肢を狭め、最後にDFが誘導したところで取るという全員の意識と行動があって守備は成立します。
つまり、シュートを打たれた時点でフィールドプレイヤー全員のミスをキーパーが最後の最後で勝負してくれるという状況なわけです。
ですが、フィールドプレイヤーで追い込むというのを上手く実行するためには、GKの最後尾からの指示も必要になってきます。つまりは全員のせいというわけです。

これで点を取られたとしてキーパーを攻める人がいてよいかはしっかり考えてほしいと思います。


最後に、こんな中でも「キーパーやるよ」と手を上げてくれた「だいち」と「さえ」に改めてありがとうと言いたいです。


--- 個人へのコメント ---

☆だいち
トリプ戦では、押し込まれる展開から我慢の時間が長く、上がりたい気持ちの中よく頑張って守備をしていたと思います。
また、「トップをやりたい!」という強い希望から本町戦ではトップでの出場でした。
そのアピール通り、本町戦では同点に追いつくゴールを見事に決めてくれました。

今後の伸びしろ:
雨だったためか少しスリッピーで怖かったのかと思いますが、ボールから体が逃げてしまうとせっかくの浮き球処理のうまさが影をひそめてしまいます。ボールを怖がらずに正面で迎えられるようになるとプレーの幅が大きく広がると思います。

☆ひろと
2試合通してボランチの定位置を中心にフィールドを縦横無尽に駆け回って相手に食らいついてくれていました。
そのおかげで多くの場面で敵のチャンスをつぶし、特にトリプ戦前半の最小失点に大きく貢献していたと思います。
そういった意味で、今回のトリプレッタB戦のMVPはひろとだったと思います。
また、体も強いので、相手からボールを奪った後に体をボールとの間に入れてしっかりガードしていました。

今後の伸びしろ:
ボールをキープした後のパスがうまくなるともっと攻撃の起点になれると思います。

☆さえ
「チャンスがあれば裏へのパスを狙ってみて」というこの日の初戦開始前のアドバイス通り何本も裏を狙ったパスを出してくれました。
得点には結び付きませんでしたが、味方とのタイミングさえ合えばビッグチャンスになるパスもあったので、これをチームが感じ取れるようになると攻撃パターンの1つになりそうです。
守備面においては、サイドでのパスカットも積極的に狙ってくれていたと思います。

今後の伸びしろ:
立ち止まってしまうことがたまにあるので、常に少し先の事を予想しながらプレーできると思い描いた通りのパスカットができるようになると思います。

☆みどり
転がっているボールに対するキックの威力と精度が飛躍的に上がったと思います。
何度も左サイドから前線への鋭いパスを供給できていました。
本町戦の2点目も、みどりのパスからだいちが一旦前線で受けて、そこからゆうにつながってゴールが決まったというものでした。
サイドからトップに当てる(パスを通す)のは攻撃としてとても有効です。
この形が定着するとチームの攻撃力が一気に増すはずです。

今後の伸びしろ:
ドリブルやキープしてからのキックが弱くなることがあります。
動いているボールに対するキックがしっかりできているので、出来ているキックのイメージを持って他のキックもやってみましょう。
コツさえつかめばすぐによいキックができるようになると思います。

☆ゆう
スピードがあるので、DFとキーパーの間に出たボールに追いついてチャンスを何度も作ってくれました。
ドリブルもパスもできるので、ゆうが加入(復帰)してくれたことでチームの戦術が広がりました。
復帰後初ゴール、おめでとう!

今後の伸びしろ:
抜け出した後のドリブルが大きくなってキーパーまで行ってしまうことがあります。
難しいですが、スピードを落とさずにちょうどよい位置に蹴る事が出来るようになると、もっと点が取れるようになると思います。

☆えいた
前でも後ろでも積極的に相手にアタックをし、ボールを奪ってチャンスを作ってくれました。
また、惜しくも外れましたがこぼれ球に対してキーパーの位置等を瞬時に判断したシュートの選択は素晴らしかったです。

今後の伸びしろ:
どこにでも現れることでチーム全体のポジショニングを崩してしまうことがあります。
特に前がかりになっている時は守りよりも攻めの意識が強くなり自分のポジションを空けてしまうことがあるように見えました。
自分の本来の役割(ポジション)とその時点の味方のポジショニングなどから上がるべきか留まるべきかの判断ができるようになると試合をもっと安定させられるようになると思います。

☆がく
献身的なディフェンスで自陣の深い位置で相手のボールを奪い、そこから攻撃の起点になってくれていました。

今後の伸びしろ:
MFとDFでは相手ゴールまでの距離が違います。DFの位置からドリブルを開始しても相手には脅威にならず、また途中で取られることも増えてしまいます。
これはDFに限らずMFの場合も同じですが、ドリブルとパスのタイミングが使い分けられるようになると強みであるドリブルがもっと活きてくると思います。

☆こうのすけ
チームが前に急ぎすぎている状況で後ろの位置でしっかりパスを回してくれたことでポゼッションの安定感が増しました。
また、相手がパスコースに入ってきたときに無理にそこに蹴るのではなく、キャンセルしてプレーを変えるというシーンがありました。
言葉で言うのは簡単ですが実際にやるのは難しいプレーです。こういった冷静なプレーが出来ることも1つの武器だと思います。

今後の伸びしろ:
パスの判断スピードを上げることと第2のパスコースの選択肢を持っておくことでチャンスメイクできる場面が増えると思います。

☆たついち
最後まであきらめずにくらいついて相手の攻撃を止めたりシュートをブロックしたりとディフェンスで大活躍をしてくれました。

今後の伸びしろ:
相手の前に出てパスカットしたりというプレーが得意だと思いますが、
裏を取られる(自分よりも相手選手が自陣ゴールに近い位置でボールを受けられる)場面が結構見られました。
なるべく前の選手のところでカットするというよりも、最終DFとして最後尾で裏を絶対取られないことを守りつつ、タイミングを読んで前に出てパスカットできるようになると守備の安定感が増すと思います。

☆かい
雨でボールが滑る中、よくゴールを守ってくれました。
また、積極的にペナルティエリア外まで出てのクリアでピンチを救ってくれました。

今後の伸びしろ:
今回もディフェンスラインの裏に出されたボールに対してうまく飛び出してクリアできていた場面を多く見る事ができましたが、一方で出だしが遅れたり、前に出れば先に触れそうな場面でもいったん引いてしまってピンチになる場面がありました。
ディフェンスラインの後ろのスペースは全部自分がカバーするくらいの気持ちで構えていると
もっと飛び出しが早くなり、安全にクリアできるケースが増えると思います。
【3年A】秋季区民大会2025 予選リーグ レポート
コーチの渡辺です。11/3(月・祝)富ヶ谷3年Aチームが参加する秋季大会予選Cリーグが開催されました。

当日は曇りがちで肌寒い一日でした。怪我や体調不良で一時は8名での出場が危ぶまれましたが、アサヒが怪我から復帰し、2年生のリョウを補強選手に迎え、10名で予選リーグに臨みました。ベストコンディションではない選手も多く、最後まで体力が持つか心配でしたが、選手たちは全力を尽くし、全勝で予選リーグ1位通過を果たしてくれました。

vs セントラルA 3-2
得点:アサヒ(PK)、ガク、ケイヒル
アシスト:ケイヒル

vs 美竹B 2-0
得点:エイタ、アサヒ(PK)
アシスト:なし

vs 千駄ヶ谷C 2-0
得点:エイタ×2
アシスト:ケイヒル、タツイチ

vs セントラルD 9-1
得点: エイタ×5、ガク、ケイヒル、アサヒ、コウノスケ
アシスト:エイタ×3、ケイヒル×2、タツ、コウノスケ

今回の予選の大一番は、初戦のセントラルA戦でした。実力は拮抗していますが、総合力では相手の方が上回っていたと思います。前半は守備的に守りを固める布陣で臨みましたが、攻撃に枚数をかけられず、相手に自由を与えすぎてしまい、先制を許してしまったため、後半は敢えて攻撃的なフォーメーションに変更しました。2点を先制される厳しい流れではありましたが、その後の展開は素晴らしかったです。

シュウのダイレクトパスを起点にエイタが相手のスペースの裏に抜け出しペナルティエリアで倒されPKをもらうと、アサヒがこれを冷静に決めて反撃を開始しました。その後、再びシュウが起点となり、相手の裏のスペースにフィード、サイドラインギリギリでエイタがこれを拾うと、中央に切り返しケイヒルにパス、さらにケイヒルがファーサイドのガクに繋げ、ガクが値千金のゴールを押し込み、同点に追いつきました。最後は慌てた相手のクリアミスをインターセプトしたケイヒルがペナルティエリア外から鮮やかなロングシュートを放ち逆転に成功しました。ディフェンスでは、タツ、コウノスケ、カイを中心に最後まで全員でよく守り見事に逆転勝利をおさめてくれました。0-2と追い込まれた状況から冷静に粘り強くプレーを続け、逆点に成功した選手たちの精神力に敬意を表したいと思います。

第二試合の美竹B戦では2-0と勝利しましたが、内容としては、どの選手も一様に、攻撃を焦ってボールをつなぐことを忘れ、バラバラに個人プレーに走ってしまい、簡単に攻撃を潰されてしまう場面が目立ちました。また、攻撃を焦り前のめりになっていたことで、中盤がぽっかり空いてしまい、簡単にカウンターを受けてピンチを招くなど、反省の多い内容だったと思います。

第三戦では、これらの反省点についてインターバルで話し合ってから試合に臨みました。スコアは変わりませんが、内容は大きく改善しました。仲間との連携で、シンプルにボールをつなぎ相手を崩す展開が増え、結果的にアサヒからパスを受けたケイヒルがサイドを駆け上がり、早いタイミングで中央のエイタにスルーパスを出し、そこに抜け出したエイタがドリブルで持ち込みゴール。2点目は高い位置でボールを奪ったタツイチが前線にボールをフィードし、再びエイタがこれに合わせて裏に抜け出して2-0としました。その後は追加点こそなりませんでしたが、ケイヒルを中心にアサヒ、シュウ、ガク、エイタなど前衛の選手がしっかりボールをつなぎ相手を崩すサッカーを何度となく展開してくれました。タツやコウノスケもディフェンスラインを高く保ち、ボール奪取からの前方への展開も良かったと思います。相手のディフェンスが高い位置を保つ中で、その裏のスペースを有効に活用できていたと思います。

最終戦はスコアこそ9-1となりましたが、相手が引いて守る中で、再び攻め急ぎ、プレッシャーもないのに大きく蹴り出してしまったり、相手を崩しきる前に無理にシュートしてゴールを大きく外れてしまうようなシーンが散見されました。また、失点シーンはボランチが高い位置を取りすぎたために空いたスペースを利用されての失点でした。相手が守りに入り、プレシャーが弱い時こそ、焦らずしっかり落ち着いてボールを回して相手を崩していくことで、より簡単に攻撃を進めることができるはずです。そのような遅攻を身につけることで、よりプレッシャーの強い相手に対しても落ち着いてプレーできるようになるので、今後も意識して欲しいと思います。一方で、得点シーンを振り返ると9得点に対して、しっかり7アシストがついており、多くの得点で、しっかり崩す形が作れていたことは良かったと思います。

このように、今回はなんとか1位通過を果たすことができましたが、決勝トーナメントでは簡単に勝てる相手は1チームもありません。

強度の高いチームと対戦していく上で、ディフェンス面では、しっかりプレッシングをかけていくこと、ラインを突破されてもしっかりプレスバックして戻り相手にプレッシャーを与え続けて最後まで相手に攻撃の自由を与えないことが重要になります。練習を通じてこの意識をチームに浸透ささて行きたいと思います。オフェンス面では今回芽が出始めた、つないで崩すサッカーをさらに伸ばしていくことで、1人の活躍で勝つサッカーではなく、チームメンバーが協力し、総合力で押し切る力強いサッカーを展開し、活路を開いていきたいと思います。

勝ち負けや結果とは関係なく選手の成長にフォーカスする指導を心がけていますが、こういった真剣勝負を通じて選手が成長するところは大きいです。リーグ戦に所属していない富ヶ谷にとって区民大会は真剣勝負ができる唯一の貴重な場です。やるからには高い目標を持って決勝トーナメントに臨みたいと思います。ハードルは非常に高いですが、優勝目指して共に頑張りましょう!

各選手へのコメント

エイタ
今回も攻撃の要として最後まで全力を尽くして頑張ってくれました。セントラルA戦での両サイドでのドリブル突破はチームに勇気を与えてくれる素晴らしいプレーでした。富ヶ谷のほとんど全ての得点に絡む活躍も見事でした。後は抜かれた後のプレスバックを徹底してくれると良いと思います。決勝トーナメントでもいつものように、コーチや仲間、応援してくれるサポーターを驚かせるような活躍を見せてくれることを期待しています!

ケイヒル
今回の大会で大きな成長を見せてくれた選手の一人です。1得点4アシストと、チーム最多のアシストを記録してくれました。仲間を信頼してボールを預け、マークを外して再びボールを受け、ラストパスを送る――シンプルですが攻撃の理想形だと思います。個人技で打開するのもサッカーの楽しさですが、仲間と連携して相手を崩すことこそサッカーの醍醐味だと思います。ケイヒルはこの大会を通じて、その「仲間と崩す楽しさ」に目覚めて、予選を通じて、プレーの質がどんどん向上していきました。決勝トーナメントでもさらなる進化を期待しています。ディフェンス面では、抜かれた後にしっかりプレスバックする事と、逆サイドが攻められた時に、大裏のカバーなどのために、サイドバックの位置まで戻る事、の2点を意識して欲しいと思います。

シュウ
今回体調が万全ではなかったものの、大一番のセントラルA戦では2得点に絡む見事な活躍を見せてくれました。1点目も2点目も、攻撃の起点はシュウのダイレクトパスから生まれました。セントラルが優勢に試合を進める中、流れを変える大胆なダイレクトプレーで状況を一変させたのは本当に素晴らしかったです。トーナメントはぜひ体調を整えて臨んでください。左サイド、ボランチ、ゴール前で今回のように決定的な仕事をしてくれることを期待しています。他の選手と同様、抜かれた後のプレスバックの徹底も意識して欲しいと思います。

アサヒ
足の怪我からの回復直後で出場が心配されましたが、怪我を感じさせない活躍で全試合に出場し、2本のPKを決めるなど決定的な仕事をしてくれました。冷静で正確なPKも見事でしたが、今回はボランチとしてケイヒルとの連携が特に光りました。サイドでパスを受けて前方へスルーパスを出したり、ケイヒルが詰まった際にフォローに入りサイドへ展開する動きも素晴らしかったです。決勝トーナメントでもぜひ、力を発揮して欲しいと思います。他の選手と同様、抜かれた後のプレスバックも徹底していきましょう。

ガク
ガクも体調が万全ではない中、セントラル戦での値千金の同点ゴールなどチームの勝利に大きく貢献してくれました。サイドハーフとして攻撃だけでなく、守備でも長い距離を戻ってシュートブロックするなど、何度もチームを救ってくれました。失点はディフェンスやキーパーだけでなく、誰しもが走って戻りシュートを防ぐべきですが、ガクはそれをしっかり体現してくれました。決勝トーナメントでは体調を整え、予選で見せたプレーを継続してほしいと思います。プレスバックも引き続き徹底していきましょう。

コウノスケ
コウノスケは視野が広く、足元の技術やキックも上手で、センターのポジションに向いている選手です。これまでは本人の希望も踏まえてボランチやフォワードで起用してきましたが、今回は急遽センターバックを担当してもらいましたが、慣れない中でもしっかり役割を果たしてくれました。以前はポジションが上がり過ぎたり下がり過ぎたりする傾向がありましたが、今回はラインを保ちながら、サイドのスペースを埋めるスライドにもよく対応できていました。スピードのある相手には苦戦もありましたが、多くの場面でデュエルに勝ち、コーナーの守備でもマンマークを徹底し、相手の体に触れながら位置を確認して追い続ける姿勢が見られました。決勝トーナメントでもセンターバックでの起用となると思います。今回の経験に自信を持って臨んでください。

タツイチ
ディフェンスの要として勝利に大きく貢献してくれました。タツイチの武器は詰めの速さと、相手に物怖じしないプレスです。以前はキックが課題でしたが、今では強くて正確なパスを出せるようになりました。ボールを奪った後に前線へつなぐプレーが増え、千駄ヶ谷戦で初アシスト、セントラルD戦でもアシストを決め、予選で2アシストを記録しました。トーナメントでも守備の要として期待しています。素早いプレス、プレスバックの意識を持ち続け、クリアは強く前へ蹴り出すことを意識しましょう。

ソウジ
ソウジも体調が万全ではありませんでしたが、美竹戦・千駄ヶ谷戦・セントラルD戦で活躍してくれました。課題は相手へのプレスの部分です。ディフェンスでは相手との距離を保つのではなく、しっかり詰めて体を当てながらボールを奪い、抜かれてもプレスバックすることが基本です。チャレンジ&カバーは2人だけでなく、1人目が抜かれたら2人目がセカンドチャレンジャーとして当たり、3人目がカバーに入るイメージを持つと良いでしょう。最終ラインで抜かれる事を考えると怖いと感じるかもしれませんが、そう言う時には中盤の選手も戻って守るべきで、守備は全員の責任です。勇気を持って積極的にチャレンジしてほしいと思います。今回の試合でも力強いアタックでボールを奪う場面がありました。決勝トーナメントでもその姿勢を続けて欲しいと思います。

カイ
今回も主にキーパーとして活躍し、ゴールをしっかり守ってくれました。ルーズボール時の飛び出しも判断よく素早く対応できるようになり、安心して見ていられます。1対1ではゴール位置を確認して間合いを詰める動きも様になってきました。ボールが遠い時も、背中が常にゴールの中心を向くよう意識してポジション修正できると、急な1対1にも対応しやすくなると思います。パントキックの精度も高く、攻撃の起点になっていますが、学年が上がるにつれて、パントをヘッドなどで跳ね返される場面が増えてくるので、チームで対策を考えていければと思います。ゴールキックも同様に狙われる場面が増えていますが、ここでもチームとして対策していけたらと思います。トーナメントに向けてセットプレーの練習も増やしていきますので、集中を高めていきましょう!

リョウ
怪我人や欠席で8人での出場が危ぶまれる中、バックアップとして急遽参加してくれたリョウに感謝です。3年Aチームに混じっての大会は緊張したと思いますが、出場機会が限られる中で、最後まで試合に出たい気持ちを示してくれて立派でした。試合出場に向けて、相手のパスコースを予測し、パスが出される先にプレスをかけるよう意識してもらいましたが、実際にプレスがはまり相手からボールを奪う場面もあったのは素晴らしかったと思います。相手ゴール前でゴールに絡めそうな惜しいシーンもありました。肩の力を抜き、スピードに緩急をつけて走れるようになるとさらに活躍の幅が広がると思います。トラップやキックなど基礎練習に取り組むと良いと思います。
【3年生B】秋季区民大会2025 予選リーグ レポート

コーチの渡辺です。10/26(日)富ヶ谷3年Bチームが参加する秋季大会予選Aリーグが開催されました。富ヶ谷Bチームの3年の登録は3名だけとなったため、2年から7名の助っ人の力を借りて大会に臨みました。生憎の雨模様となりましたが、選手達は最期まで気迫のこもったプレーを見せてくれました。

今回の富ヶ谷Bチームは、人数構成的には2年生主体のチームということもあり、大差で負けるゲームやリーグ最下位も覚悟して試合に臨みましたが、蓋を開けてみると、1勝1分2敗の堂々3位となり、期待を大きく上回る結果を残してくれました。

vs トリプレッタB 0-3
vs セントラルE 4-0
得点:カイ、ナオヤ、ケイタ、シュウヘイ
vs セントラルC 2-2
得点:ケイタ、セン
vs 美竹A 0-6

3年のシュウヘイ、リン、ゲンは、それぞれ今まで見せた事がないくらいの気迫あるプレーで攻守に活躍し、先輩の立場に恥じないプレーを見せてくれました。2年生の頼もしい助っ人達も期待を遥かに超える素晴らしいプレーでチームの勝利に貢献してくれました。

今回、攻撃面は2年生が担ってくれましたが、三村コーチが目指している「人に指示されて動くマーチングバンドではなく、自ら考えて動く鳥の群れ」を体現してくれるような多彩な攻撃を見せてくれました。2年生はテクニックに優れた選手もいますが、ワンマンプレーに走る事なく、仲間を活かして全体が連動しながら相手のディフェンスを崩していく攻撃スタイルが魅力で、見ていてとても楽しいサッカーを展開してくれました。ワンマンプレーに走りがちな3年生も見習っていきたいと思います。

この2、3年の合同チームを指揮するのは今回が初めてでしたが、攻撃面は2年生の攻撃スタイルを信頼して選手達に任せる事にして、今回は特に守備にフォーカスして選手たちと確認を行いました。守備面ではラインを意識して前線、中盤、終盤でラインを保つこと、ライン間をコンパクトに保つこと、守備時にはライン上でポジションを絞って相手に攻撃のスペースを与えない事、ラインの役割は相手を縦に進ませないこと、これによってボールを横に展開させて、そのタイミングでプレスをかけてボールを奪うこと、突破されても追いかけて戻り次のラインのプレスに加わることなど守備面の基本的な動きを確認しました。これを踏まえて、試合の間のインターバルでは、ディフェンスの基本となるプレスの動きについて繰り返し練習しました。

実際には、結局だんだんとラインが崩れて中盤のラインがフォワードやディフェンスに吸収されてしまい、間伸びしてしまう場面も度々見られましたが、何度も練習した相手へのプレッシングは、それなりに試合の中で実践してくれたのではないかと思います。

特にディフェンスのプレッシングや抜かれた後に諦めずに戻って追いかけるプレー、相手のシュートに対してギリギリまで距離を詰めてシュートブロックするプレーなどは、選手の体力や、身体能力に依る部分もありますが、最後はやっぱり気持ちなのだと思います。今回の富ヶ谷Bチームはどの試合でも気持ちで負けている試合は一つもなく、選手達が最後まで気迫溢れるプレーを見せてくれたと思います。次回の順位決定リーグは、今回以上に厳しいリーグになりそうですが、このチームであれば最期まで楽しいサッカーを見せてくれるのではないかと思います。ゴールキックを拾われてからの失点や攻め込まれるシーンが多かったので、次回までにこの辺りを改善できたら良いと思います。また、この勢いで、富ヶ谷Aチームも気迫のこもったプレーができるように頑張りたいと思います!

各選手へのコメント

シュウヘイ
今回キャプテンとして立派に最期まで走り抜き、相手にプレスをかけ続けてくれました。特にサイドバックでのディフェンスでは、何度も相手の攻撃の芽を摘み取ってくれるなど、とても頼りになるキャプテンでした。最終戦の終盤には力を使い果たして、富ヶ谷3年最速のスピードは見る影もありませんでしたが、それでも最後まで気力を振り絞って必死にボールを追いかける姿に心を打たれました。コーナーキックからの初得点は頑張ったシュウヘイへのご褒美でしたね。

リン
今回、フォワード、キーパーとして活躍してくれました。後輩たちが参加する中で、フォワードで出たい気持ちを抑えて前線のポジションを後輩に譲り、チームのためにキーパーを引き受けてくれたリンには感謝の気持ちで一杯です。キーパーではしっかりと気持ちを切り替えて、何度もファインセーブを連発して、チームの危機を救ってくれました。とても頼りになる富ヶ谷の守護神でした。フォワードで出場した際も、これまで3年チームで取り組んできた前からのプレスや夏合宿で練習したキックの成果を見せてくれました。ゴールには届きませんでしたが、キック力を活かして遠目からでもシュートを狙っていく姿勢がとても素晴らしかったと思います。

ゲン
今回特にディフェンダーとして起用が多かったですが、気迫溢れるプレーで何度もゴールを救ってくれました。首を振って背後のフォワードに気づいてディフェンスしたり、サイドバックの2年生に対して、大きな声でポジション修正の声がけをしたり、随所に3年生らしい経験値の高いプレーも見せてくれました。特にセントラルC戦で見せた値千金のシュートブロックは素晴らしかったです。シュートブロックをした後に高らかに天に向かって拳を突き上げたゲンのガッツポーズをコーチは忘れることはないでしょう。

シュウヘイ、リン、ゲン、ともに気持ちのこもった素晴らしいプレーが多かったです。それだけにやっぱり、キックやトラップなど、基礎的な技術が伴ってくるともっと良いプレイヤーになってくれるだろうと思います。また、今回不慮の反則でいくつか間接フリーキックを与えてしまいましたが、ルールについての理解も深められたのではないかと思います。なかなか普段の練習で指導が行き届いておらず申し訳ないですが、今後も練習試合などを通じてこういった細かいルールも学んでいけたらと思います!

カイ
今回は病み上がりということもあり、本調子ではなかったですが、そんな状態でも高学年相手に1得点できたことはすごい事だと思います。また、サイドでのボールキープからのセンタリングで何度もチャンスを作ってくれました。得点に繋がったセントラルC戦でのナオヤへのセンタリングも素晴らしかったです。もちろんカイの実力はまだまだこんなものではない事は知っていますので、今回思うように動けず、悔しい気持ちはあったと思いますが、体調が悪くても通用した部分があった事に目を向けて、自信を持って次のリーグに臨んでもらえたらと思います!アドバイスとしては、相手へのプレッシング、ボールを奪われた後に追いかけるディフェンスが強化できると良いと思います。それができるようになると、仲間からボールをもらうのを待つだけではなく、自らディフェンスしてボールを奪ってからのショートカウンターという武器を増やせると思います。

セン
2年のエースとして、攻守に躍動してくれました。センはドリブルで勝負して自ら得点することも、仲間を活かしてスペースに走らせるパスもできて、どちらを選択するかの判断もとても良いです。センを経由する事でチームが生き生きと動き出す富ヶ谷2年の司令塔のような存在だと思います。敢えてアドバイスするならボールを受ける際に裏を狙うだけではなく相手ディフェンダーの間に顔を出してボールを受けるプレーも増やせると良いと思います。また、ボールを奪われた時、相手に抜かれた時、後ろの仲間に任せるだけじゃなく、自分で取り返す姿勢を強化できたら上手いだけじゃなく上手くて強い選手になれるのではないかと思います。

ナオヤ
富ヶ谷2年で一番体力のある選手だと思います。その運動量を活かして、サイドやボランチで攻守に大活躍してくれました。攻撃参加も守備への戻りもコーチが指示する前に自分の判断で上がり下がりできてたのも素晴らしかったと思います。本人は相当疲れたのではないかと思いますが、ケロッと涼しい顔をしているのも頼もしかったです。セントラルC戦でのセンへのラストパスは2年のフニーニョ魂を感じさせる素晴らしいプレーでした。サイドバックながら長い距離を走ってゴールを決めてくれたシーンも素晴らしかったです。今後も富ヶ谷2年のダイナモとしてチームを引っ張ってくれることを期待しています!

ケイタ
今回期待を大きく上回る素晴らしいプレーで攻撃の要となってくれました。今回予選リーグの1番のサプライズだったかもしれません。いつも練習後に遅くまでグラウンドの隅でシュート練習をしているのは知っていましたが、今回、シュート以外にも様々なプレーができることを示してくれました。小さな体でも力強いプレッシング、ドリブル突破、そして見事な2ゴールを見せてくれました!前線でのプレッシングは体力的にも相当きつかったと思いますが、最後まで粘り強く前線でプレスをかけ続けてくれたお陰で、中盤やディフェンスへの負担をかなり減らすことができました。ボールを受ける際のターンやトラップも鮮やかでした。前を向くだけではなく、左右の裏のスペースにボールを展開するポストプレーも素晴らしかったです。ぜひ、このまま突き進んで欲しいです!

ヨウ
守備の要として、センターバック、ボランチで活躍してくれました。ヨウは、ディフェンスのカバリングのセンスが卓越していると思います。仲間が抜かれた後にセカンドチャレンジャーとして、しっかり相手にアプローチして、ボールを刈り取ったり、シュートをブロックして富ヶ谷ゴールを何度も守ってくれました。たまに見せるオーバーラップも推進力があって素晴らしかったです。ボールを保持している時にもう少し顔を上げてプレーできるようになると、ドリブルから次の選手につなぐプレーであったり、ボール奪取時にクリアする以外の選択肢が増えて良いと思います。センターバックやボランチが向いていると思いますが、センターの選手には左右ウィングや、ボランチ、サイドバックへの正確なボールフィード、広いサイドに展開する判断力が求められます。キック力の強化や、相手からプレスをかけられても落ち着いてプレーする力を身につけられると良いと思います。顔を上げながらボールタッチをする練習や、相手がプレスしてきた時に、ボールを蹴るふりして相手の動きを止めるキックフェイントなど、練習すると良いと思います。

ヒナタ
今回、サイドバックやボランチとして活躍してくれました。体の大きさに比べてとても力強いキックの蹴れる選手だと思います。サイドでボールを奪った際のクリアなど、しっかり遠くまで飛ばしてくれるので、とても助かりました。また、これは、ヒナタに限ったことではないですが、せっかく強いキック力があるので、闇雲に前に蹴るのではなく、次の展開を予測して、意図を持って狙った場所に蹴れるようになると良いと思いました。例えば、ヒナタのクリアやパスが、同サイドのフォワードの裏のスペースに出された際に、フォワードへのスルーパスとなって大きなチャンスとなる場面がありましたが、足元へのパスなのか、裏のスペースへのスルーパスなのか、単なるクリアなのか、意図的に判断してプレーできるようになると良いと思います。そのためにはボールを受ける前、もしくは保持した際にしっかり顔を上げて周囲の状況を認知できるようになると良いと思います。普段からボールに触れる際に顔を上げるように意識しておくと良いと思います。

コウセイ
主にサイドバック、ボランチで活躍してくれました。コウセイも体力があり、思い切りの良いプレーができるので、相手へのプレッシングが強くボール奪取やシュートブロックなど、特に守備面で活躍してくれたと思います。前線でも前からプレスして押し込んで、カイの得点に繋がる場面がありました。キックやトラップなど、基礎技術が身につくと、将来大きな成長を見せてくれそうな期待を持たせてくれるポテンシャルの高い選手だと思います!基礎はいざという時に自分を助けてくれます!コウセイに限りませんが、インサイドキック、インステップキック、ロングキック、トラップやターン、顔を上げた状態でのドリブルなど、基礎練習はやるだけ上手になれますので、ぜひ練習してみてください!次回の三位リーグでレベルアップした姿をみせてくれることを期待しています!
【5年】秋季区民大会2025 予選総括
コーチの吉野です。
5年生秋季区民大会予選リーグの総括です。
10/19(日)渋谷区スポーツセンターにて15:30kickoff
出場選手:アサユキ・アラタ・アン・カンタ・ケイ(C)・ジミー・タイチ・トウゴ・トモカズ・ムネヒサ・ユウヤ

学年として初めて1チームでの参戦となった今大会。
受験等で選手の参加率が減少していくことを考慮すると今後も1チームで挑むことになります。
そのため今大会では、このメンバーでの最適解を見出すべく色々なポジションを検証することにしました。
大きな変更点で言うとアサユキ・アラタの1トップ、ジミーのFP・アンのGK起用などですが、
今後につながる戦術オプションが見えてきた気がします。
プレー後、選手自身に感想を聞いたところ、今後目指すべきポジションや
プレーの方向性をより明確に認識してくれた声が多かったです。

7ブロックで活躍する強豪2チームとのリーグに組み込まれたので、厳しい試合展開を予想していましたが
GKジミー・アンのスーパーセーブを始め、守備陣の目覚ましい活躍があり善戦できたと思います。
一方、攻撃面ではトモカズの「周りの選手の動き出しがなくパスコースがなかった」
という言葉に象徴されるように攻めあぐねる場面が多くみられました。
前日の練習でも行ったダイアゴナルランなど、マークを外してパスをもらう・
空いているスペースを見つけ出しボールを要求する動きの意識が増えると、
よりチャンスが生まれると思いますので練習で次回までにレベルアップしていきましょう。


・試合結果
●第1試合 vsセントラルA  0-4
守備のわずかな連携ミスや、シュートファンブル等アンラッキーな失点がありましたが、
内容的にはイーブンだったと思います。右サイドからのアサユキ・トモカズラインの攻撃は
得点チャンスを多く演出してくれました。
中でも印象的だったのはアラタの声掛けです。「(ミスを)気にするな!」「次頑張ろう!」「後ろ気をつけろ!」といった
周囲の選手へのポジティブなメッセージや”声でのディフェンス”がチームの士気を高めてくれました。


●第2試合 vs千駄ヶ谷B   0-3
千駄ヶ谷は4年生中心でしたが、とてもクレバーな選手が多く、しっかりと強かったです。
敵陣深く入るにつれてワンタッチパスを多用。攻撃で前を狙えない時は後ろか横のセーフティーなボール回し。
対人の際は無理にドリブル突破を狙わず、ワンツーパスで抜き去る。
さらに、腕を使った狡猾で激しいプレーも多く、とても試合慣れしている感じでした。
(ユウヤにイエローカードが出されましたが、先に仕掛けてきたのは千駄ヶ谷の方でした。
ユウヤも同じようなプレーでやり返したようですが、カードをもらったのはユウヤ。
審判にカードを出されないレベル感をわかっているのでしょう。)
そんな試合巧者を後半、無失点で抑えられたのは素晴らしいと思います。
終了間際にはカウンターから得点にあと一歩というプレーもでました。

●他試合(セントラルA vs 千駄ヶ谷 0-3)


次回は11月23日(日)順位決定リーグとなります。
高学年になるとどうしても試合経験数の差が出てきてしまいますが、富ヶ谷のチームワークと闘志あふれるプレーは
それを打ち破るポテンシャルがあると信じています。
約1ヶ月の準備期間がありますので、まずは1点。そして勝利を目指して練習に励みましょう!


アサユキ:トップでは少し苦しそうでしたが、ディフェンスでは息を吹き返したように足の速さと闘志を生かし
     数々の攻撃の芽を積んでくれました。

アラタ :声かけと共に、強力なエンジンを生かした粘り強いディフェンスはとても頼しかったです。

アン  :タイチと共に、正確なトラップからパスを効果的にフィードできる貴重なFP だと思います。
     千駄ヶ谷戦後半でのGKではスーパーセーブ連発!

カンタ :左サイドバックが似合う選手に成長してくれています。特に1試合目、縦突破を数々止めて
     前線へパスを成功させたプレーは頼もしかったです。

ケイ(C):今回も試合内外でキャプテンシーを発揮してくれました。合宿を経てさらに頼もしくなった気がします。
     千駄ヶ谷戦で見つけた課題を乗り越えて更なる成長を期待します!

ジミー :GKとして成長著しく、今回も大きな体格を存分にいかし強烈な存在感を示してくれました。
     FPでもパワフルなオプションとして期待しています。

タイチ :最近パスの精度が急成長していると思います。点を取るためにはアンと共に前線へ効果的なパスを出せるパサーが
     富ヶ谷には必要だと思うので期待してます。

トウゴ :ボールを取られてもすぐに取り戻しに向かえる体力と気迫が頼もしいです。
     パスの成功率をあげるために、ボールを奪う前に周囲の状況を見て準備しておくと更にサッカーを楽しめると思います!

トモカズ:パスのオプションも覚え始めたのでプレーの幅が出てきましたね。(今回は、パスコース乏しくドリブルシーンが多かったですが)
     カノトと共に他チームで揉まれて富ヶ谷トップレベルの戦力だと思っています。

ムネヒサ:周囲を確認し的確なポジションを意識したプレーがよくできてました。対人も腕を使って体を入れるなど頼しさもでてきたので、
     もっと自信を持って声出しなどをしてプレーをアピールしてください!

ユウヤ :途中参加でしたが、いきなりトップコンディションで迫力あるディフェンスをしてくれました。
     イエローカードがでましたが、今回のは立派に戦えた勲章だと思ってます!


最後に松崎Cからの”熱い”総括です!

〈試合感想〉
まずは大会1日目お疲れ様でした!
色々ありましたが、とにかく無事に5年生大会が開催されて良かったです。

年中さんの学年からず〜っと皆んなと一緒に過ごしてきて、気付けばもう5年生の秋。
このチームで、このメンバーで出来るサッカーもあともうそんなに長くないのだなと実感し、一瞬一瞬を噛み締めながら試合を見させて貰いました。
今まで沢山のメンバーが入れ替わってきて、そして今のメンバーが残り、今回の大会は1チーム編成で挑む事となりました。
助っ人を入れていつもの様に2チーム編成でという案もありましたが、私は今回はこの純正5年1チーム編成で正解だったと思っています。
一緒に過ごして来た大切な仲間達と、“勝利する”という同じ目的のために、本気でぶつかり合い意見を交わし
、時には涙を見せながら、時には怒りを表現しながら、、(時にはおふざけもありながら笑)、
なんとか必死に前に進もうとしている姿を見て、本当に彼らは順調に成長してるんだなと安堵したほどです。
ちゃんと根っこで繋がっているからこそ作れるこの空気。それがこの富ヶ谷サッカーの強みであり良さであると実感しています。
正に自慢の子供達です。

試合の結果は、今回は残念ながら2試合とも負けてしまいましたが、“勝つ事だけ”が全てではありません。
負けて悔しかったら次勝てば良いんです。負けたくなかったら努力すれば良いんです。
努力しても勝てなければもっともっと努力を続けて頑張れば良いんです。
そしたら必ず何か良い事が待ち受けているはずです。

「全ての結果には意味がある。」
私はそう信じています。
大切なのは本気かどうか。
腐らず次の試合も勝つ為に皆んなで全力で頑張っていきましょう(^^)!

松崎アシスタントコーチより
【2年生A】秋季区民大会2025 順位決定S1リーグ
10/4(土)富ヶ谷A 渋谷区秋季大会 3位リーグ
参加選手:カイ、セン、ケイタ、コウセイ、ヒナタ、ナオヤ、ハクト、ヨウ

(1)vs 東部B ○5-0
得点:ケイタ2、ナオヤ、カイ、OG
(2)vs 猿楽 ○3-0
得点:ケイタ、カイ2
(3) vs 美竹 ●0-1

結果は2勝1敗で他のチームと勝ち点で並びましたが得失点差で上回り、3位グループの首位で終えました。
2つ大勝したあと、最後にTMでも負けたことがなかった相手に足元をすくわれるところが、このチームの伸び代ですね。気の緩みはなかったと思いますが、勝利を意識しすぎたのか疲れなのかみんなで固くなったので、本当にチームは生き物だと思いました。

予選では1試合目の入り方に課題がありましたが、この日はまずサポーターのみなさんに最初から全力で行くことを約束してのぞみました。試合直前にもそれを思い出し、とくに最初の5分は全員がフルパワーで入ることを確認しました。結果、最初に流れをつかめたことが大量得点につながりました。
技術的には夏から取り組んできた「ボールを受けたら半身で受けて前を向く(向こうとする)」プレーが多く見られました。1試合目の先制点となったセンのスルーパスを受けたケイタのターンからのシュートはすばらしかったです。遠い方の足でトラップすることはターンでも、パスをつなぐうえでも大切な技術です。相手のプレッシャーが強いときにも誰もが同じことができるように、ひきつづきこだわりたいポイントです。
さらに予選を通して出てきたポジティブな点として「いろんな選手が点を取れるチーム」になってきたことがあります。予選ではヨウ、センのゴールもあったし、コウセイ、ハクト、ヒナタにも惜しいシュートまで行ったシーンがありました。ポジションにかぎらず誰でもゴールを狙えるチームを目指してきたので、心の中でガッツポーズをしていました。そんなチームになった大きな理由として、攻撃のキープレイヤーであるカイとセンの貢献が大きいです。周りを見ながらドリブルし、相手を2〜3人引きつけてフリーになった味方にパスすることは外から見ているほど簡単ではありません。もちろん、パスを信じてゴール前に走りこむ選手がいることもすごいです。そちらに気を取られてマークがゆるいときは自分で決めるのも素晴らしい。日頃の練習から言っている「難しいことをしないで簡単にゴールしてみよう」「相手を見ていい判断をしよう」が現れたゴールがたくさん見られました。4ゴールでやるフニーニョでの得点パターンをつかんだ選手がよりいい判断をしているので、1年生の時からの取り組みが実を結んでいることがうれしかったです。
守備面でもヨウ、ナオヤ、センはセンターラインをよく守ってくれました。ヒナタも含めて相手ボールに対してチャレンジ&カバーができているときは危ない場面がほぼありませんでした。この先、強いチームにはドリブルでいとも簡単に抜いてくる選手がいます。もし誰かが1対1でやられてもチームで協力して守備ができるチームを目指します。そのためには、個人のスキルアップはもちろん守備時のポジショニングが大事になってくるのでみんなで練習していきましょう。
ほぼ初の公式戦となったコウセイ、ハクトはボールへのチャレンジがすでにできています。Bチームの選手たちにも言えますが、蹴ることと止めることが上達すればもっともっと活躍できます。基礎の上達はどれだけボールを触っているかです。その証拠に高学年になるとみんなそれなりに蹴れます。成長曲線という言葉がありますが、サッカーの基礎はなだらかにうまくなるのではなく、コツをつかむといきなりできるようなります。自転車や水泳もそうですね。コツをつかむためにたくさん失敗することが大切です。がんばりましょう。

2年生最後の総括になりそうなので、個人の所感とこれからの話を少し。
ある本に「育成とはやる気にさせること」とありました。コーチとしてチームの面々を見ていて「サッカーを楽しむこと、好きになること」はこの2年で伝えられたように思います。自分が楽しむことが第一で、その次は仲間が楽しむ気持ちも大切にできるよう指導していきます。そして、自分たちより実力の上回る相手へのチャレンジを楽しめるチームになれるよう、みんなで目指していきたいです。
いつもカイパパが撮ってくれる試合の動画を見返していて、サポーターであるみなさんの声がけが本当に素晴らしくて夜中に泣きそうになりました。選手たちへの指示やティーチングはひとつもなく、本当にあたたかくて後押しするような声ばかりでした。相手チームのファインプレーを讃える声もありました。この選手たちとサポーターとなら、この先もサッカーを通してみんなの成長をもっと楽しんでいけそうです。本当に感謝しています。

さて、6人制のサッカーはここで終わり、次からは8人制となります。コートは倍の広さに、ゴールも大きくなり、オフサイドもあります。単純に選手1人が担当するスペースが広くなり、さらなる体力とキック力、ポジションの理解力が必要になります。DFラインとFWのかけ引きなど、今までよりぐっと11人制のサッカーに近くなります。おそらく次は1チーム編成になり、よりチーム富ヶ谷として団結する必要があります。今回Bチームだった選手たちにもよりサッカーの楽しさを伝えていきます。みんなで楽しみましょう。

ひきつづき、よろしくお願いします。
(ミム)
【2年生B】秋季区民大会2025 順位決定S3リーグ
2025/10/4 春季区民大会 順位リーグ
富ヶ谷FC Bチーム
<参加者>リョウ、フジ、ユア、ダン(2年生、新加入)、以下1年生→コウキ、ナオ、ダン(1年生)

vs千駄ヶ谷B (0-10)
vsセントラルE(0-7)
vsセントラルD(0-7)


秋雨で、天候が不安定の中始まった順位リーグ。富ヶ谷Bチームとして「初得点、初勝利」を目標に全員で相手コートへ向かう意識を高く持って臨みました。
目標には届きませんでしたが、今出来る実力以上の物は出してくれたかと思います。
2年生、特に1年生が半分のこのチームとしては全員期待以上の活躍をしてくれました。先週以上に全員でボールや相手に向かう意識、裏を取られても諦めず相手に立ち塞がるのは先週よりも全員が走りきってくれたと思います。
それぞれがピッチ上で考えて、最善を尽くす。といったプレーは随所に出てたと思いますし、1年生は体格も大きな2年生と当たる時にも恐れずぶつかっていってくれました。途中、雨もあり疲れちゃったシーンもありましたが、皆が今出来る全身全霊をサッカーにぶつけてくれた3試合、60分間でした。
新米コーチとしても、何とかして1点取ってほしいと思い熱くなり過ぎてしまいました…
子供達を尊重して、皆がそれぞれ楽しいと感じてもらえるようにこれからも指導出来ればと思います。


以下個人評です。
リョウ
我が子ながら、Bチームキャプテンとして、責任感持って全試合に臨んでくれました。最終戦は足が痛い中、交代選手がいないため泣きながらキーパーを全うしてくれたのは頭が下がりました。
相手を見て動く事が出来れば、ディフェンシブな部分もより磨かれるので、そこを伸ばしていきたいですね。

フジ
少ない2年生の中でも、キャッチからのフィードは一番上手です。今回のように、雨でフィールドが滑りやすい環境ではスローイングがとても効果的でした。
フィールドではまだどう動くか思い付かないシーンもあったので、まずは色んなサッカーを見て触れてみると、より自分がどう動けばいいかわかると思います。

ユア
雨の中でも一生懸命走り回ってくれました。
姉御肌な一面がとても強く出ていて、「私が出なきゃ」と率先してフィールド、キーパーに大活躍してくれました。中央でドーンとユアが構えてくれていたので、ほかの選手が前線からボールを追いかける作戦が出来ました。プレスバックに戻ったり、リスク管理して後方に下がってくれたりバランスが見れるので、見た後に他の選手に指示が出せたり、自分でその箇所にバックしたりと自主性が出てくるとより良いとコーチは思います。

ダン(2年生)
入団して初めてが公式戦、しかもこんな天候でも全試合フル出場!素晴らしいです。
プレーでは前線から必死にプレスをかけてくれて、奪った時にはあわやというシーンも見せてくれました。
いきなりでアジャストするのがかなり大変だった中でも、一生懸命にボールを追いかけ回してくれました。
これからボールの扱いやフィジカルコンタクトが身につけは、とても良い選手になると思います。

以下1年生助っ人
コウキ
チームで一番戦う姿勢が見れた選手でした。
ドリブルで複数人を突破するシーンや、ディフェンスでもプレスバックからのボール奪取と大活躍。途中からはサイドライン突破の意識も持ってくれて、狭いスペースの中でも上手くボールを扱ってくれました。最終戦では前掛かりになり過ぎているチームのバランスを見て最終ラインで奮闘してくれたり、どこにでも顔を出していて、チームの中でも一番存在感があった選手だと思います。
1年生の大会でも、エースとして頑張ってくれ!

ナオ
センターサークルからのボールフィードをチームの作戦として実行してくれました。持ち前のフィード力を発揮してくれて、そこからの前線へのプレスといった泥臭い戦法を忠実に実行してくれました。
ナオがいてくれたおかげで、チームとして相手陣地内でのプレーが増えた要因だと思います。
ボールのコントロールが難しい天候の中でも積極的なドリブル突破にも目を引くプレーが先週よりも多く出ていたと思います。

ダン(1年生)
初めての大会で、雨の中でも頑張って出場してくれました。フィジカルコンタクトは少し怖かったかな?最終戦では1年生全員に中盤を任せましたが、ボールを持った時のコントロールは流石でした。
パスやコントロールは上手だったので、中盤で攻撃のタクトを降ってくれる選手に育ってくれたらと思います。

最期に
2年生が全員フル出場、とはいかなかったですが、多くの試合での経験を経て皆の心の中で思ってくれたことはあるかと思います。その気持ちを大事にして、これからの練習や普段の生活に活かしてくれればコーチはとても嬉しいです。
皆とても良いものを持っているので練習でもどんどんぶつかっていってくれればと思います。
1年生の皆も助っ人ありがとう!是非自分達の年代の大会でも今大会で得たものを持ち帰って教訓としてくれたらと思います。

オオサワ
【2年生A】秋季区民大会2025予選リーグ
9/27(土)暑くも寒くもない、気候的には最高な秋晴れの日に2年生の秋季大会予選が行われました。
参加選手:カイ、ケイタ(C)、コウセイ、セン、ナオヤ、ハクト、ヨウ

(1)セントラルA 0-3
(2)セントラルG 1-3
(3)東部C 8-0
(4)千駄ヶ谷B 4-1

今回の目標は、
・いつも練習をしていることをしっかり出すこと
・交代は一人。キーパーを代わりながら4試合80分をみんなで走り切ること

結果だけを見ると2勝2敗でしたが、得点差ほど力の差はなく、とくにセントラルG戦はどっちが勝ってもおかしくない相手でした。結果に大きく影響したのは”先制点”の重みかと思います。シュートまでは行けるのですが、焦りからか無理な態勢でのシュートになったり、キーパーの正面へのもったいないシュートが多かったです。また、失点後は縦に急ぐあまり、相手が密集しているエリアに強引にドリブルを試みる場面も見られました。小さな選手が多かった(3)(4)ではそれでも結果はでましたが、富ヶ谷と同じくらい、もしくは格上のチームにはまず通用しません。いつもの練習で取り組んでいる落ち着いて広いスペースから簡単に攻めることにもっとチャレンジしたいです。得点に関してもう一つ、(2)の後半終了間際0-3の状況からパスを繋いでカイが1点取りました。ここで試合は終了しましたが、(3)の前に「得点はケチャップみたいなもの」だから、1点入ったら次からはドバドバ入るよ、と伝えました。本田圭佑選手の受け売りですが、素直な選手たちにはおまじないのような効果があったかもしれません。
勝った試合と負けた試合では、選手たちの声の量も違いました。ゲームの中で選手同士が声をかけ合い、指示を出し、時には気落ちしている選手を励ましたりすることをいいチームはやっています。(1)(2)ではあまり話している様子は見られませんでしたが(2)と(3)の試合間に強豪相手に頑張る富ヶ谷Bをみんなで応援したことでいい効果がありました。FC東京サポの選手たちが中心になってチャントの替え歌を大声で歌い、次の試合では自然と声が出るようになりました。BチームもAの最終戦を大きな声で応援してくれました。今大会が初のAB編成になりましたが、ワンチームとしてお互いを応援し高め合って行くことは継続して指導していきたいです。


カイ
後ろから受けたパスを前に運び、チャンスメークすることがタスクでした。カイの攻撃力を活かすためにスペースのできやすいサイドに張ってもらっています。タテに突破することを初めに何回か見せて、相手がタテを警戒してきたらカットインからのシュートも活きてくると思います。期待通り攻撃面で頑張ってくれましたが、相手のカウンターにダッシュで戻り一人で防いだシーンが一番印象に残っています。三苫選手ばりの素晴らしいプレスバックでした。

ケイタ
もっとも今までと違う面が見られた選手です。攻撃が大好きでドリブル、シュートが得意な半面、守備は少し消極的なケイタですが、この日はトップの位置から相手ボールを追い回してくれました。自分で苦手なことに向き合って、成長する姿に胸が熱くなりました。前田大然選手のように守備でがんばるFWにはご褒美のようにいいパスが来るよ、と言っていた通りのナイスゴールもありました。キャプテンとしてしっかりした挨拶も立派でした。

コウセイ
コウセイのいいところは相手ボールにガツガツ行けるところ、多少強引でも前へ前へと運ぶ推進力があるところです。少し緊張していたのかいつもの元気な姿が見られるまで少し時間がかかりました。主に右サイドのポジションにもだんだんと慣れてきました。惜しいシュートも何本かありました。運動量があり、攻撃にも守備にも活躍できる伊東純也選手みたいになりそうです。


セン
GK、CB、MFとまさしくオールラウンダーとして活躍しました。アイデアも豊富で見ていてワクワクする選手です。それだけにタテに急ぎすぎてもったいないと感じる面もありました。失点した時こそボールを集めて、チームを落ち着かせられるような久保建英選手のよう選手になってほしいなと期待しています。チーム力の拮抗する順位決定リーグはもっと点をとりに行けるポジションができると思います。

ナオヤ
運動量が豊富でピッチのいろんなところに顔を出せる選手です。運動量が多いのは体力があるのはもちろん、うまくスペースとチャンスを見つけているからです。CBなのに味方のシュートのこぼれ球を押し込むことができるのはナオヤならでは。苦手なインサイドキックにも取り組んで、だんだん強く蹴れるようになってきました。1対1にも強いのでいろんなポジションが任せられます。オリンピックでブラジルに勝ったときの伊東輝悦選手(ごめん、検索してみて)のようなダイナモになりそうです。

ハクト
デビュー戦だったこともあり出場時間が少なかったですが、出た時には元気に走り回ってくれました。
ハクトのいいところは物怖じせずにガツガツ行けるところ。キーパーの適性があるように思っていますが、どうなるでしょうか。少々のことではへこたれないハートを持っているのでキックやトラップなど基礎技術がしっかり付いてくるのが楽しみです。まだどんな選手になるかわからない、どんな選手にもなれそうな面白さがあり期待しています。

ヨウ
ヨウは体が強く守備力がありうまく相手ボールを刈り取ってくれるので主にセンターハーフを任せています。攻撃面で期待するのは後ろからのボールを受けて、前の選手やスペースに配球するいわゆるボランチとしての役割です。遠藤航選手やブスケツ選手のように、チームの屋台骨になれるポテンシャルがあります。
そのために、ボールがある時ない時に視野を広く持つこと、強くて正確なインサイドキックを蹴れることが大切になってきます。


次は3位リーグです。実力が同じくらいのチームがそろうので落ち着いて本来の目指すサッカーが見られると思います。今日の経験を活かして、次もしっかりサッカーを楽しみましょう!(ミム)

【2年生B】秋季区民大会2025予選リーグ
2025/9/27 春季区民大会2025予選リーグ
富ヶ谷FC Bチーム
<参加者> リョウ、フジ、ユア、アオハ、(以下1年生)エイスケ、コウキ、ナオ、ケンジ

vsセントラルC(0-3)
vs東部B (0-5)
vs千駄ヶ谷A(0-13)
vs東部A (0-21)

富ヶ谷2年生も人数が増えて2チームで挑んだ初めての大会。
公式戦が初めての子もいる中、皆それぞれドキドキしながらの大会となりました。
私も初めての大会引率ということもあり、至らない点もあったかと思いますが、それ以上に選手が頑張ってくれて、新人コーチを支えてくれました。

2年生はほぼ全員フル出場で試合時間合計80分もの間、
普段の練習以上のプレーで
それぞれ違った景色を見てくれたと思います。
まだまだ課題は多いですが、選手一人一人が主役になったシーンや得点の匂いがするシーンも作れたので、皆それぞれのペースで成長してくれているのを今大会で見せてくれた点も大きかった印象です。
今回の予選リーグでは初得点とはいかなかったので、来週の順位リーグでは初得点を目標としていければと思います。

以下個人評です。

リョウ:キャプテンとして奮闘してくれました。普段の練習よりもフィールドを動き回る頻度が多く、積極的にスローインやキックオフを行い、親としてもこんな一面があるのかと感心してしまうほどでした。
ユア:チームを陰ながら支えてくれて、後述するフジの急遽交代のシーンでは「私がやるしかない!」とキーパーを自分からやってくれたのはチームを救ってくれました。
普段よりもボールに積極的に飛び込んでいけていたので、キック力がつけばばかなり活躍できるのでそこはこれから頑張ろう!
フジ:病み上がりの中、キーパーにフィールドに縦横無尽に走り回ってくれました。千駄ヶ谷戦では3度のスーパーセーブの後、名誉の負傷交代となってしまいましたが、それ以外はフル出場。野球の癖か、蹴った後その場で止まってしまうことがあるのですが、自分でもわかっているようで改善出来る点だとコーチは信じています。
アオハ:今大会で一番サッカーを楽しんでくれていました。
流石に千駄ヶ谷や東部のAチームはちょっと怖かったみたいですが、一目散にボールに向かってくれる姿勢と、ディフェンスラインに戻ってきてくれる速さはチームで一番でした。
積極的にボールに足を出してくれて、インターセプトも多く取ってくれたので、味方へのパスやフィードが出来るとチームの核になってくれそうです。期待しています。
<1年生助っ人>
エイスケ:チームにインテリジェンスと闘争心をもたらしてくれました。
以前より助っ人に来てくれていた影響か、年上の相手選手にも怖気づく事なく、ゴールキックの際にはサイドに展開してからのフィードを率先してくれたので、エイスケがいなかったらもっとボールが保持出来なかった思います。
負けて悔しいのは当たり前。この悔しさをバネに1年生の大会でも活躍してくれると思います。
コウキ:チームに落ち着きとフィードキックをもたらしてくれました。相手選手が波のように来た時にはちょっとビックリしていたように見えましたが、球際の粘りと前線にボールを蹴ってくれるのはコウキが一番上手でした。エイスケ同様にサイドで張ってくれて、チームプレイをしてくれてとても感謝しています。
ナオ:サイドライン、中央とどこからでも相手選手に向ってくれて味方のディフェンスを援護してくれました。
千駄ヶ谷や東部の強いチームには少し恐怖心もあったみたいだったけど、それでも諦めないでボールを追ってくれました。相手にボールを取られてからも、一番しつこく食らいついてました。途中交代ばっかりでゴメン!
ケンジ:今日ゴールの匂いを一番感じた選手です。
前線から相手にプレスをかけて大きい相手からファウルを受けても立ち向かってくれました。あと一歩でゴールだったけど…とても惜しかった!サイドラインの突破は2年生チーム相手にも全然通用しているので、その長所はこれからも磨いていってください。

最後に
今日は全選手が普段の練習の何倍も頑張ってくれました。リョウも普段の練習では見せないような悔し半泣きするくらい、皆いい経験してくれたと思います。
みんなが主役になった試合で感じた気持ちを大切に、そして忘れずに次の試合や普段の練習に取り組んでいければと思います。
私としても初めての公式戦で、試合の途中に交代指示をする事もままならずあっという間に終わってしまいました…もっと選手起用も考えていければと思います。

今日を機に、皆がもっとサッカーが好きになってくれたらコーチはとても嬉しいです。
これからも、よろしくお願いします。
オオサワ



【4年生】秋季区民大会2025 予選リーグ
コーチの堀口です。
だいぶ涼しくなり秋の様相を呈してきた9月21日、4年生秋季大会予選リーグに挑みました。
この日の対戦相手は、千駄谷SCと渋谷東部B。どちらも強豪チームですが、特に千駄谷SCは優勝候補の一角。
個人の技術ではやはり1枚も2枚も上手な相手のため個の力で戦っても厳しい。一方で富ヶ谷SCの強さはチームワークです。
「つい先日の秋合宿で強化したチームワークで戦おう!」と伝えました。

フォーメーションに関しては「2バック(DFが2人)で行くよ」と伝えたところ、最初はみんなDFの数の少なさに不安がっていました。
ですが、これまでの練習試合や秋合宿の様子を見て「たついち」と「とうま」のディフェンス感覚やバランスがとても良いと感じていたので、
「2人のDF感覚なら大丈夫!」ということをみんなと共有するとともに「もちろん守備はDFだけでやるものじゃないから、みんなで守ってみんなで攻めるよ」
と伝えると、みんなも「行ける!大丈夫!」となり、気持ちが切り替わったと感じられました。
ここでも、みんなを信頼し自分も頑張るというチームワークの力が見えた瞬間だったと思います。

結果は1敗1分の勝ち点1でしたが、渋谷東部B戦は何度もチャンスを掴み勝ってもおかしくない試合でした。
残念ながら千駄谷vs東部Bの結果が0-5だったため富ヶ谷SCはリーグ3位となり次は順位決定リーグです。まずは1勝を目指していきたいと思います。

■vs 千駄谷A
●0-8

前半4点、後半4点とだいぶ失点してしまいましたが、全体的には失点しても攻める気持ちを失わずに戦えたと思います。
ただ、後半残り1〜2分のところで集中が切れてしまったのか、立て続けに2点取られてしまったのがもったいなかったです。
特にリーグ戦は得失点差も影響してきます。最後まで集中してプレーできることも考えていきたいです。

■vs 渋谷東部B
△1-1 前半14分:えいた

前半残り5分で交代で入った「えいた」が、前半終了間際にゴール前に抜け出し、一度はDF,GKに跳ね返されながらも諦めずにボールに食らいつき、最後にはゴールに流し込んでくれました。
先制点を取られていただけに、前半に追いつけたのは大きかったと思います。

後半は惜しいシュートが何本もあり入ってもおかしくない展開が続きましたが、最後まで得点を奪えず引き分けに終わりました。


☆個人へのコメント

だいち
浮き球の扱いのうまさを見せ、高く上がった球のトラップなど随所に光るプレーを見せてくれました。
「えいた」、「がく」、「こうのすけ」が上がり気味になったときはバランスを見て下がるなど、全体を見たプレーもあり、ゲームキャプテンとしての動きも素晴らしかったと思います。
「浮き球の扱いがうまいのでゴール前で浮いた球が来たら思い切り行け!」ということを試合前に言いそびれてしまっていたのですが、試合の中で選手同士で会話したようで、コーナーキックではゴール前に位置取るシーンがありました。
コーナーキックから良い位置にあがってきたボールにうまく合わせ1点かと思わせるプレーは、試合前に期待していたプレーの1つでした。

ひろと
当たりの強さを活かしたオールラウンドでのボール奪取を期待し、前目のポジションの時は前線で奪ってチャンスを作ることも要求した試合でした。
東部戦ではボランチの位置でプレーしてもらいましたが、チャンスと見るや相手ゴール前まで上がり、うまくマークを外してキーパーと1対1のシュートの場面まで作り出しました。
攻撃時にゴール前の空白のスペースにポッと現れるセンスがあります。最初から前線にいるよりも後ろから上がってくるケースの方がその場面をよく見るかもしれないので、ポジションはいろいろ試してみましょう。

さえ
サイドをしっかり自分のエリアにしてプレーできていました。
味方DFからのサイドラインぎりぎりのパスに対してもしっかりポジショニングを取り対応できていて、逆に相手がサイドを使って攻撃してきたときもしっかりとDFに行き、相手のプレーを邪魔できていました。
今回は影を潜めていましたが、サイドでパスを受けた時にダイレクトパスでチャンスを作りだすことがよくあるので、次回は攻撃でも「おっ!」というプレーを期待しています。

みどり
今回の一番のポイントは、千駄谷SC戦での値千金のクリアだったと思います。
自陣左サイドから早いライナー性のクロスがゴール前少し右に上がってきた場面でした。
そのボールをダイレクトボレーでクリアしたのですが、触らなければその後ろに構えていた相手がトラップからキーパーとの1対1というのが見えた場面だったため、ナイスクリアでした!
これ以外でもサイドで相手の攻撃をうまく阻止する場面が多く見られた試合でした。

えいた
値千金の1点を取ってくれました。
全体通して得点こそ1点でしたが、前に後ろに常に精力的に動き、守備でも攻撃でもチームを助けてくれました。

がく
敵陣で仕掛けるドリブルで何度もチャンスを作ってくれました。
最後の方は相手も明らかに嫌がっていて、東部戦の後半に中央突破で抜け出したところでは相手はイエロー覚悟で手を使って止めるしかないほどでした。
ファウルをたくさんもらうということはそれだけ相手にとって脅威だということ。
ケガをしないように注意する必要はありますが、ファウルをもらって怒るだけでなく、相手に脅威を与えていると自信を持ち、フリーキックをもらえてラッキーと思える余裕も持てるともっと自分のプレーの幅が広がると思います。
(がくへのコメント欄ですが、ファウルの話はえいたも同じことが言えると思うので、読んでもらえると良いかなと思います。)

こうのすけ
今回、慣れない中盤真ん中のポジションをやってもらいましたが、持ち前のガッツと溢れんばかりのやる気でしっかり対応してくれました。
相手にくらいつきピンチを何度も救い、ボールを奪った後に味方につなげることで攻撃の起点にもなってくれました。
東部戦はボランチの位置だったため中々攻める機会が少なかったと思いますが、それでも後半はしっかり攻撃に参加しチャンスを作ってくれました。

たついち
全体の戦術・フォーメーションのところに書いた通りですが、2バックの1人として頑張ってくれました。
ディフェンス感覚が光っていましたが、特に、サイドを突破されても追いつき、タッチライン、エンドラインにしっかり押し出すというのがとてもうまかったです。

とうま
「たついち」と同じく、全体の戦術・フォーメーションのところに書いた通り、2バックの1人として頑張ってくれました。
同じくディフェンス感覚が光っていましたが、特に、前後の動きでボールをカットし、相手の攻撃の芽を摘むのがうまかったです。

かい
1対1でのシュートや遠目からのロングシュートなど、今日の相手は多彩なシュートを打ってきましたが、幾度となく富ヶ谷のゴールマウスを守ってくれました。
最後にフィールダーで出たいという希望を叶えてあげたかったのですが、チームの勢いも考え、GKを含めた守備の安定感もある中で代えてあげることができませんでした。
次回はフィールドでプレーする機会も作ってあげたいと思います。