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チームの様子や大会結果・イベントなど、クラブの今をご紹介します。

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【幼児】秋季区民大会 順位決定リーグ優勝!
内藤です。
先日の予選リーグでは勝利をつかみ取れなかったみんなでしたが、続いて行われた順位決定リーグでは、びっくりする大活躍を見せてくれました。
なんと、4戦4勝で見事リーグ優勝を果たし、初めての表彰状を手にしたのです。

今回も内藤からは特に細かな指示はしていません。試合前に、動き出すときの一歩目を早くしよう、と言っただけです。サッカーは間違いなく彼らのもの。自分たちで考え、しっかり走り、相手のボールを奪い、きっちりゴールを奪い続けた結果としての、リーグ優勝です。

■出場選手

イッセイ
セリナ
エイタ
ケイイチ
アサヒ
シュウヘイ
ゲン
ナオヨシ
ケイヒル
ルナ
リン

■試合別レポート

・第1試合 vs 渋谷セントラルB
勝ち 3-2

エイタが前半だけでハットトリックを達成。予選でくすぶっていた彼の得点力が、一気に火を吹きました。その前半はセリナがゴールキーパーを務め、しっかり守りきり無失点で折り返します。後半は2点を取り返されましたが、みんなで守りきり今季初の勝利を収めました。
後半ゴールキーパーとして入ったリンは、ゴールキックをサイドに散らして攻撃の一歩目を作ることに貢献。思考と技巧を感じさせるプレーでした。アサヒは、予選と比較して明らかに一歩目の動き出しが早くなっていました。シュウヘイはルーズボールに対して長い足でしっかり触れていました。攻守が度々切り替わる目まぐるしい展開でしたが、誰よりもいち早く切り替えてボールを追いかけていたのはイッセイです。ボールを追いかけるコース取りにも無駄がなく、すばらしいの一言です。

・第2試合 vs トリプレッタB
勝ち 4-0

エイタの得点力はこの試合でも爆発。前半2点、後半2点で4得点をマーク。少しテクニカルな分析をすると、このゲームの相手はお団子サッカーではなく、ポジションを分散させるひとつ上のレベルのサッカーを仕掛けてきました。相手チームのほうが全体的に攻勢だった時間は長かったと思います。しかし、その分散したポジションがかえって1vs1の局面を多くすることになり、エイタにとってはドリブル突破のチャンスが多く訪れる結果となりました。そのことが、大量得点につながったようです。
このゲームで注目するべきは、エイタだけではありませんでした。ゴールキーパーのナオヨシは、ゴールキックのときにたくさん考えてから蹴っていました。このゲームでロングシュートを放ったゲンは、ボールの行き先をちゃんと予測して走っていました。ルナは守備のとき、相手に対して強いプレッシャーを掛けることができていました。この3人が見せたプレースタイルは、学年を重ねるごとに真価を発揮していく「大切な能力」を持っていることを感じさせるものです。

・第3試合 vs 千駄谷C
勝ち 3-0

前半のゴールキーパーはアサヒ。リン同様、ゴールキックでは上手にサイドに散らし、リスクを回避するとともに攻撃の起点となりました。アサヒの素晴らしいセービングも見られ、ゲンのよく走って戻る献身的なディフェンスと相まって、これまでのゲームで最も集中した守備を見せてくれました。待望の先制点は予選でも大活躍していたケイヒルから生まれました。
後半はエイタの1ゴールの他に、リンの強力なロングシュートによる1点も決まりました。集中力の高い安定した守備に加え、1ゲームで3人の選手がゴールを決めるという攻撃バリエーションの幅を見せ、完全な勝利を見せてくれました。

・第4試合 vs 渋谷東部 A
勝ち 3-0

ゲームを重ねて、全員がどんどん成長していくのを確認しました。
予選はお休みだったケイイチも、この日はみんなにしっかり合流して、ボールを追いかけずっと走り回っていました。みんながしっかりと走り、このゲームでもエイタ、ケイヒル、イッセイという3名がゴールを決め、総合的な強さを感じさせる1戦となりました。

4試合を通してエイタは9得点。
リーグ得点王として、幼児最後の大会で目をみはる大活躍を見せてくれました。

予選リーグのレポートの際にもお話しましたが、勝敗にこだわったサッカーというコンセプトは、もうしばらくの間、掲げることはありません。しかしそれは、指導の方針として勝利や優勝を喜ばない、ということではありません。

自分たちで勝ち取った素晴らしい大勝利、そしてリーグ優勝、本当に素晴らしいことだと思います。

次は、ランドセルでの通学になれた頃に開催される、1年生の春季区民大会。
そこでの活躍も、楽しみにしています。


【1年生B】秋季区民大会予選リーグ 総括
内藤です。
ワールドカップグループリーグE、サムライブルーがスペイン代表に歴史的な勝利を決めてグループ1位で本戦に駒を進めたその翌日、我らが富ヶ谷SCの1年生選手たちも、区民大会の予選リーグに挑みました。

春季区民大会では直前にメンバーが増えた大所帯の1チームで、ユニフォームのないまま臨むことになりましたが、この秋季区民大会はしっかりとユニフォームに袖を通し、AB2チーム編成で臨むことができました。

学年が進むと、習熟度や意識レベルでAB分けを行うことが多いですが、1年生の彼らに対してはそうではなく、育成テーマ別にAB分けを行いました。

内藤が帯同したBチームの育成テーマは「チームとして仲間意識を持ち、協働すること」です。
プレーのレベルや身体能力が備わっていても、サッカーは一人ではできないスポーツです。昨今、サッカー選手(とくに攻撃の選手)にはエゴが必要、と言われるトレンドがありますが、富ヶ谷SCの育成理念としては、まずはチームワークの精神を大切にしたいと考えています。そんなわけもあり、良くも悪くもエゴが強めな選手たちを、Bチームには集めてみました。

エゴが強い、というと大仰ですが、あくまで小学1年生としてのそれです。
ボールを持ったらドリブル一択でパスをしない、スローインやフリーキックは絶対に譲らない、キックオフを巡って喧嘩をする、どんな時もマイペース・・・などなど、裏を返せば積極性と自信があり、人としての強さを持つ頼もしい彼らですが、この先サッカーを楽しむためには、やはり仲間と一緒に戦う気持ちが大切です。

そんな彼らに、年長3名の追加補強を入れて戦いに挑みました。
※年長の3名については、上記の基準で選んでいません。

■出場選手

コウ
ハル
ユウ
ダイチ
ヒロト
エイタ(年長)
イッセイ(年長)
ケイヒル(年長)

■全体を通して

初戦の前に皆を集めて、2つの約束を守ることをめあてにしてもらいました。それは
[1] 仲間のボールを奪わない
[2] 仲間のことを悪く言わない
の2つです。
4試合を通してこれらが完全に守れた、ということはありませんでしたが、チームを意識して戦う経験、そのきっかけにはなったのではないかと思います。

競技の観点ではは、今回は勝ち点を得ることができませんでした。
それぞれの持っている力は確かなものがあるので、チームとしての一体感を高めつつ、次節の順位決定リーグでは結果を勝ち取ってもらいたいと思っています。

■試合別レポート

(1) vs 猿楽

負け 1-2

相手ゴール前での積極的なチェイスから相手のオウンゴールを誘い1点を先制。
その後、相手GKがバックパスをキャッチしてしまい、これがファールとなって富ヶ谷は間接フリーキックをゲット。ゴールキーパーのダイチがそれを豪快にゴールに(直接)蹴り込みました。本人たちは喜びを爆発させてましたが、残念ながらルール上これは無効です(間接フリーキックを直接決めてしまったので)。この辺のルールも少しずつ覚えていってもらおうと思います。
ダイチがGKながら積極果敢に上がり攻め続けた一方の結果として、ゴールはガラ空きになりがちでした。その局面でもハル、コウ、ヒロトが積極的に相手カウンターを追いかけよく守っていましたが、2失点を喫し、敗戦となりました。
気持ちの強さと大胆さ、このチームの特徴が良くも悪くも表れたゲームだったと思います。特に、自陣ゴール前でボールを持ったハルが、相手FWを冷静にターンでかわしたシーンは、彼のハートの強さを象徴していたと思います。

(2) vs トリプレッタB

負け 1-3

後半、中央からドリブルで飛び出したユウがスピードあるシュートで1点を取る、彼らしいゴールがありました。ベンチからは、年長イッセイの「がんばれ、とみやが!!」の可愛らしいエールの連呼もありましたが、健闘むなしくこの試合も黒星となりました。
ただ、その中でもヒロトのディフェンダーとしての活躍には眼を見張るものがありました。味方全員が上がっていても、自分だけは最後尾にとどまり、いつでも守備ができるポジションにこだわっているようでした。いざ守備のシーンとなったときも、強い球際を見せ、高いデュエル勝率を見せつけてくれました。チームの一員として、役割を意識した瞬間であったように思います。

(3) vs 渋谷東部A

負け 0-10

とにかく圧倒される相手でした。体の大きさの差は明白、キック力やパワー、テクニックのすべてでかなわない相手との一戦。加えて、審判にチャレンジするほどの、徹底した勝利へのこだわりを見せるベンチワークで分かる通り、各選手に対して大人によるメンタル改造も進んでいます。富ヶ谷SCが目指すのとは大きく異るサッカーチームとの対峙でしたが、これが彼らにとって良い体験となることを期待しています。具体的には、数年のうちに、今回の相手を圧倒するようなチームに成長することを、です。
少なからずその手応えを感じたのは、富ヶ谷SC Bチームの全員の気持ちの強さと自主性です。体をはって相手の強いボールを跳ね返すコウ。果敢にゴール前までドリブルで切り込んだエイタ。ナイスセーブを連発するGKのヒロト。ちょっと前まで弱気を見せることのあったケイヒルも、ひるむことなく楽しそうに相手に挑んでいました。
どんなに点差をつけられても、誰一人として気持ちは切れてませんでした(ユウは、ちょっと切れてたかもしれないけれど、今後の課題として拾い上げることができました)。
。ともかく、最後まで自分で考え、全力で走り続けた彼らを見て、こう思いました。
この試合で、自分の力だけでサッカーを楽しんでいるのは、富ヶ谷SCのほうだ、と。

(4) vs 渋谷セントラルC

負け 0-3

4試合目で、Bチームの雰囲気に少しの変化を感じ取ることができました。
試合前、もう出たくないな、と言っていたヒロトが、試合直前に、やっぱり出たいなぁ、と気持ちを持ち直したこと。
キックオフの際に、ユウが作戦らしきものを仲間に耳打ちしていたこと。
これまでドリブルで逃げ回ってボールを失う事が多かったダイチに、パスの意識が芽生えてきたこと。
大きな変化は、その前にちょっとした兆候を伴うことが多いものです。この予選での経験が、1年生のチームビルディングに必要となる、大切な何かを見つけるきっかけになってくれたのではないかと、期待しています。

【1年生A】秋季区民大会 予選リーグ 総括
コーチの三村です。
12月3日(土)に秋期区民1年生大会の予選リーグが行われました。
内藤監督から富ヶ谷Aチームに出されたこの日のテーマは「積極的に試合に熱中すること」でした。
一番近くで見て感じた選手たちの様子をレポートしていきます。


出場選手
きょうすけ、なつ、ゆうさ、あきよし、りょう、しんのすけ、あさひ(年長)


1試合目 vs セントラルA 0-5
試合前の準備運動からどこかふわふわした様子でした。
ポジションを決める話し合いでも反応がうすく、うまくまとまらないまま試合に入ってしまいました。
緊張からかどこか固さがあり相手のドリブルにもなかなか足が出せません。
気持ちの優しい子が多いAチームは相手ボールに1度はチャレンジしても、2度目3度目とガツガツは行けない様子でした。なんとかマイボールになってもキックがいつもより弱く、相手陣地にはほとんど入れない展開でした。
試合後「このボールを渡さないぞ」「相手のボールをぜったい奪ってやる」という気持ちが向こうの方が上だったねと話しました。「失敗したらどうしよう」という選手がいたので、ミスを怖がって全力でやらないことがミスだよ、思い切ってやることにミスなんてないよとみんなで確認しました。

2試合目 vs 千駄ヶ谷B 1−1
公式戦の雰囲気になれてきたのか、さっきとはボールへの気持ちが見違えました。
遠慮がちだった子たちが1度ボールを奪えると、自信をもって2度3度、1人抜かれても2人目3人目が次々にボールに向かって行きました。失点しても気落ちせず見事に1点を取り返しました。
1試合目の反省を生かして、押し込まれた時にもパントキックなら相手陣地に入れること、キーパーが手でキャッチしたらチャンスだよと伝えたところ、何人かの選手はハーフラインを越えて待つようになりました。ボールに集まる団子サッカーに見えてもちゃんと戦術があって、ゴールをねらって動きが変わるサッカーの面白さが見られました。

3試合目 vs セントラルB 0-1
先発選手を決める話し合いで、大きな変化がありました。
キーパーやる!もう1回ディフェンスで出る!疲れてるけど走り回る!と次々に出場意欲を示してくれました。ハーフタイムでも全員が交代したくないというので、仕方なくジャンケンで決めたほどです。 
みんなの目の輝きが最初と全然違いました。

結果は1分2敗でしたが、次はもっと点を取りたい、勝ちたいという言葉が聞けました。
そのためには、初戦からこれくらいの気持ちで試合にのぞむことと、今のくやしい気持ちを忘れないことを伝えました。「積極的に試合に熱中すること」というテーマを全員が達成できたことが何より嬉しかったです。

この年代では勝ち負けよりもまずはサッカーを好きになることが大事なことだと思います。
ボールを思い切り蹴る、ドリブルで抜く、相手のボールを奪う、難しいことにチャレンジする、ゴール以外にもサッカーにはいろんな楽しさがあります。
普段の練習で蒔いた楽しさの種が2試合目で芽生え、3試合目で少し大きくなったことはご覧の通りです。
この芽をより育て、それぞれがやがてどんな花を咲かせるかを楽しみにコーチングをしています。
今、W杯ベスト16のオランダvsアメリカを横目にこのレポートを書いていますが、大きな舞台で躍動するすごい選手たちも最初はサッカーを好きになり、熱中することから始まったに違いありません。
最後に選手たちに出した宿題は、お家に帰ったら今日の3試合で楽しかったことや出来たことを話すこと。それぞれどんな会話があったでしょうか。どうか保護者のみなさんも結果に一喜一憂せず、純粋にサッカーを楽しむ姿を温かく見守ってくださると嬉しいです。
ピッチの中で見ると毎日おもしろい発見や気づきがあります。ご興味のある方はお気軽にアシスタントコーチから参加してみてください。


最後にがんばった選手たちに一言ずつメッセージです。

なつ サイドで待つとゴールキックの受け手になれるよと伝えたらすぐにポジションを取り始めました。
試合の中ですぐに生かせるのはすごいことです!
ゆうさ 試合が始まるとスイッチが入り、内に秘めた気持ちが見えました。スピードがあるのでドリブルを磨くといいアタッカーになりそうです!
りょう 持ち前のパワーと左足のキックで何度もおしいシュートがありました。もう少しゴールまで運べばよかったと自分で気づいていたので次に期待しています!
あきよし 味方が抜かれてもいいようにカバーに回るなど全体を見て動いていることが見てとれました。ポジショニングでチームを助けられるいい選手になりそうです!
しんのすけ 2試合目でディフェンスがうまく行き、そこからは自信をもって何度も相手のドリブルを防ぎました。この日ナンバーワンの成長を見せてくれました!
あさひ 前に残ってカウンターをねらってましたが惜しくもシュートまで行けませんでした。年長は一人だけでしたが、助っ人として緊張することなくのびのびやってくれました!
きょうすけ 攻守に走り回る運動量が素晴らしかったです。ドリブルからのシュートでこの日唯一の得点を取りました。キャプテンとしてもいい見本になってくれました!

次の試合も楽しみにしています。

富ヶ谷SC U-12選抜、テペ・ノヴォーレ始動
内藤です。

今年も残すところあとわずかの時期ですが、この度富ヶ谷SCとして新しいチャレンジを開始しました。
U-12選抜というくくりで、6年以下の全選手から選出したベストメンバーで区外のクラブと対戦を重ねるプログラムです。
プログラム名はテペ・ノヴォーレ。通称テペです。

かなり先になるとは思いますが、将来的にはU-12カテゴリでの大会出場を目標としつつ、まずは交流戦を重ねて富ヶ谷最強のサッカーチームを育成して行きたいと思っています。

さて早速となりますが、日本代表のワールドカップ コスタリカ戦を夜に控えた11/27(日)、第一回目となるテペ・ノヴォーレの試合を開催しました。
今回の選出/参加メンバーは以下のとおりです。

【6年】
コウタ DF/GK
ハル DF/MF/FW/GK
スザクGK/MF

【5年】
ケイ FW
カロ MF
ユウキ DF/MF
ソウスケ MF
テトラ FW
リョウ DF

【4年】
リク FW
ワクタロウ MF

結果は、1勝1敗3分。
得点はいずれもハル(4得点)によるものでした。

交流戦ということで、あまり結果にこだわるべきではありませんが、それでもテペのメンバーには勝利にこだわってもらいたいと考えています。

以下、当日のベンチワークを差配いただいた秋元コーチに総括をいただきました。

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コーチの秋元です。
富ヶ谷SCとしての新しい試みである、U12選抜によるフレンドリーマッチを行いました。
今回は6年3人、5年6人、4年2人で、世田谷区を中心に活動するテキサスイレブンさんを二子玉川までお伺いしての対戦です。
スピードのある崩しや、ディフェンスの裏へのスルーパスなど学ぶことが多い対戦相手でした。
今日の富ヶ谷は2-4-1のフォーメーションで中盤の数的優位を活かしたパスワークからサイドやトップに繋いでいく戦術を目指しました。
以下、各ポジション毎の振り返りです。

■GK
タツキ、レイが欠席でしたので、普段はフィールドプレーヤーが多いスザク、ハル、コウタに対応してもらいました。素晴らしいセービングも多くありましたが、課題としては声掛けによるコーチングの少なさ、パントキックやゴールキックの精度、急ぐときと落ち着かせる時の使い分けなどはもっと意識して欲しい部分でした。

■DF
2バックですので、基本的にはオーバーラップはせずに、中盤の枚数の多さを活かしたパスワークの起点になりつつ、相手FWをしっかり抑えることがミッションです。天然芝のグラウンドでボールが不規則に弾む中で、パスの起点としては落ち着かないシーンが多く、丁寧なファーストタッチに課題がありました。
また、2バック同士でのコミュニケーションをもっと行い、相手選手に裏に抜け出されるシーンを防止する必要があると感じました。
ちょっとしたバタつきからの失点は無くせると思います。コウタの諦めない戻りは非常に効いていましたので、良かったと思います。

■MF
今日のフォーメーションはサイドハーフのディフェンスが非常に大事なのですが、前線に残ってしまう場面が多く、センターバックの二人がサイドの対応に追われることが目立ちました。
インサイドハーフの二人との連動を改めて確認して、どちらかは必ずサイドでの守備に対応できることを意識しましょう。カロは体の使い方で大きな相手にも押し込まれず、有効なパスをいくつも通していましたので、周囲の選手たちもこれを上手く活かして欲しいと思います。

■FW
それぞれの選手に特徴(良さ)がありますので、自分の良さ(自分がやりたいこととは限らず、チームに貢献できること)を理解したプレーを心がけて欲しいです。ハルはさすがの強さを発揮して全得点をマークしましたが、もっと周りの選手もハルに使ってもらえるような動きだしやコミュニケーションを取ってもらいたいと思いました。
今日のメンバーはチームを代表して選出されたことを意識して、今回の課題点を解消することを目指して欲しいと思います。


お疲れ様でした。
6年の北山巴琉選手が、渋谷区選抜に選出されました
近日、大田区主催で開催される6年生選抜の大会に、富ヶ谷SC6年の北山巴琉(はる)選手が渋谷区選抜選手として選出されました。

大田区選抜はもちろん、港区選抜、世田谷区選抜、中野区選抜、稲城市選抜、中央区選抜、新宿区選抜などとレベルの高い戦いに挑みます。

北山選手は4年生の時から渋谷区トレセンに参加している他、当クラブの外部連携プログラムで渋谷東部JFCの練習や試合にも参加し、サッカー選手としての将来を見据えて一人努力を重ねてきました。

今後の活躍がとても楽しみです。

後輩のみんなの中にも、サッカー選手としての未来を描いている人もいると思います。
是非、北山くんの背中を追いかけてがんばっていきましょう。

内藤
【幼児】秋季区民大会予選リーグ レポート
内藤です。
小雨がときおり降る肌寒い曇天の下、幼児の秋季区民大会の予選リーグが開催されました。

春季区民大会同様、テクニカルなことにふれる総括というより、後年のための記録ということで以下の通りレポートさせていただきます。

■出場選手

イッセイ
セリナ
エイタ
アサヒ
シュウヘイ
ゲン
ナオヨシ
ケイヒル
シュウ
ルナ
リン

■第1試合
vs トリプレッタA
結果 負け 1-6

■第2試合
vs セントラルA
結果 負け 1-5

■第3試合
vs 千駄谷B
結果 負け 0-3

■第4試合
vs 渋谷東部A
結果 引き分け 2-2

【ふりかえり】

大会前にお伝えしていたとおり、勝敗にこだわるサッカーというコンセプトはまだ掲げておりません。たとえ幼児だとしても、大人が工夫すればいくらでも勝率を上げることはできます。しかし、富ヶ谷SCではあえてそのプランを取りません。そうした大人の介入は、子どもたちにとってサッカーを窮屈なものに変えてしまうからです。
サッカーがいかに自由であるか。自分の意志で仲間と走ることが、どれだけ楽しいものか。
大人によって演出された勝利という一過性の喜びよりも大切なこと。これからのサッカーライフのベースとなる、特別な気持ちを体いっぱいに実感してもらうこと。それをめあてに、この大会に挑んでもらいました。

試合結果に勝利はありませんでしたが、この一日は、一指導者として大変満足のいくものでした。

他チームの保護者の様子もご覧になったと思います。皆が皆ではありませんが、その中にはピッチの外から怒声や指示を大声で出している方もチラチラといたと思います。チームによっては、ピッチの中の指導者からも同様のことがあったと思います。

戦っているのは子どもたち。
彼らのゲーム中の判断を奪わないようにすること、サッカーが自由かつクリエイティブであること、決して大人に怒られるためにやっているわけではないということ。
そのことを保護者の皆さんの心においていただくことが、富ヶ谷SCの大切なチームカラーです。その意味で、保護者の皆さんの当日の応援スタイルも満点だったと思います。引き続きどうぞ、よろしくお願いいたします。

さて、、、そんなわけなので、低学年のうちは富ヶ谷SCは負けが多くなります。そのために、他のチームの選手やその保護者たちも、「富ヶ谷SCは弱い」と言う認識が拡がるようになります。
毎年のことですが、この展開、・・・とてもワクワクします(笑)。
選手自身がサッカーの楽しさと自由を知り、自発性が芽生えることでこれからグングン後伸びしていきます。

この数年後、自分で判断できる、クリエイティブなサッカーで、渋谷区内を席巻していく。
この痛快な逆転劇が実現するときに、富ヶ谷SCの保護者の皆さんから上がるそれはそれは大きな歓声を、内藤は知っています。

他のクラブでは学年が進む毎に選手の人数が減っていくのに対し、むしろ増え続け、仲間の絆を深めていく富ヶ谷SC。
このクラブは、マンガの主役のチームみたいだといつも思います。

今はひたすらにかわいさのかたまり。そんな彼ら彼女らが、どんなカッコいいサッカーをするようになるのか、今から楽しみでなりません。

【選手別レポート】

イッセイ・・・セントラル戦で決めた鮮やかなゴール。チャンスをよくたぐり寄せ、そして決めきってくれました。俊敏でプレースタイルに華があるので、将来とても目立つ選手になりそうです。

セリナ・・・すすんでゴールキーパーを担当する強いハートを見せます。加えて、攻撃の際にボールによらずサイドで幅を取る大人なポジショニングを見せてくれました。

エイタ・・・狭いピッチの中で(味方含めた)たくさんの選手の密集に苦労し、持ち前の得点力が発揮できず不完全燃焼だったかもしれません。でも、強力なキック力と、明確な意志のあるプレーで、チームの勢いを高めてくれてました。

アサヒ・・・エイタ同様、この日は密集サッカーに苦労して、持ち前の決定力は爆発しませんでした。ただ、時折見せたキック力に、審判の方も「おぉ、ナイスキック!」と驚いてました。決勝リーグでの得点を期待します。

シュウヘイ・・・ゴールキーパーとしてボールをキャッチした後、足元にボールを置く。それを相手選手に蹴り込まれてしまうという、伝統行事を彼がしっかりパフォーマンスしてくれました。本人はショックで大泣きしてしまいましたが、最終試合ではコーナーキックから見事な得点。泣いて笑って大忙しでしたね。

ゲン・・・相手選手やボールの動きを予測して先回りするなど、サッカーIQの高さを見せてくれました。攻守の切り替えも早く、ピッチ上で大人びた振る舞いを見せていました。

ナオヨシ・・・ゲーム中自分がどこにいたらいいか、自分なりに考えているのがわかりました。大人から見たら、そこじゃない・・・という場所にいたとしても、何となくそこにいたのではなく、自分なりに意図があってそうしているようだったので、とても頼もしいなと思いました。

ケイヒル・・・お団子サッカーの中からしっかり飛び出して、ドリブル独走からゴールを奪うことに成功。この日は2得点でチーム得点王、見事でした。転んでもすぐ立ち上がるなど、ガッツあふれるプレーも印象的でした。

シュウ・・・ゴールキーパーとしてナイスセーブを連発。フィールドプレーヤーとしても、攻められたらしっかり走って戻って守備をするなど、ピッチをたくさん走っていました。

ルナ・・・試合中、セリナとおしゃべりをするお茶目なシーンもありましたが、6月の春季区民大会と比べると、ゲーム中の集中力が随分と高くなっているのがわかります。ゲームの時間外でも、仲間とたくさんコミュニケーションを取り、5ヶ月前よりずっと楽しそうに見えました。良くないことをした子をたしなめるなどの一幕もあリ、未来のキャプテン候補かもしれないと思いました。

リン・・・本人の希望もあり、この日はほぼゴールキーパーとして出場。何度も見せるナイスセーブと、その後の特大パントキック。冷静さもあるので、仲間がそのパントの落下点に先回りできるようになれば、大量得点の起点となっていきそうです。

【5年生B】秋季区民大会 順位決定リーグ 総括
コーチの三村です。
11月5日(土)秋晴れの爽やかな気候の中、5年生秋季順位決定リーグが行われました。
富ヶ谷Bチームは9月に行われた同リーグ戦が1試合を終えたところで雷雨中止となり、この日は残った3試合を戦いました。

9月に帯同してくださった岩崎コーチのチームコンセプトが「たくさんミスをしよう!」でした。このチームに合った素晴らしい目標だったので、この日も継続していっぱいミスをしようと話しました。
ミスをする為には積極的にプレーに関わらなければなりません。一生懸命チャレンジした結果のミスはきっと次につながります。
自分の経験を振り返っても、判断ミスでうまく守れなかった、反応が遅れた分全力で走ったけど追いつかなかった、という失敗は数多くありましたが、後々の似たような場面では勝手に体が動いてうまく守れたり、追い付けたりできたことが何度もあります。ミスが経験となり、次に生かせることが必ずあります。
次につながるミスをたくさんしよう!というポジティブなテーマの中、全員が点差に関わらずミスを恐れず生き生きとプレーしました。
試合結果だけを見ると予選と同じ全敗でしたがその内容は全く違いました。中を固めて外にはじき出す、クリアは強いキックで蹴るという約束事がチームで出来ていました。
とくにこの日の2戦目ではゴールまであと一歩のところまでみんなで迫りました。惜しくもシュートがポストに弾かれたり相手チームの粘りのディフェンスもあり、最後に前がかりになったところをカウンターで失点しました。いい結果につながらず悔しかったですがこれもサッカーです。
抜け出した相手FWを追いかけたはるたが、シュートに足が出せなかったと試合後に流した涙は一生懸命にチャレンジした証です。この気持ちがあれば、きっと次につながります。
惜しくも1ゴール、1勝を得る経験をさせてあげることが出来ませんでしたが、試合結果の数字には表れない成長が確かに見て取れました。
全試合を終えて、せいたはもう疲れて今日はもう走れないと言いました。他のみんなも持ってるものを出し切ったいい顔をしていました。
たくさんミスをしようと前向きにプレーしたことでたくさん得るものがあった4試合でした。
選手たちにはこの日経験したことに胸を張って、今後もサッカーを楽しんで欲しいと思います!


そう 右DFでフル出場。ボールにチャレンジ出来るようになりました。スピードで抜かれた後もすぐに追いかけクリアした場面が多く見られました。
試合を重ねるたびに自信を持ってプレーできるようになっています。
はるた 主に中DF。壁となって何度も弾き返してくれました。クールに見えて実は責任感が強いです。悔しくて流す涙にこちらの胸も熱くなりました。
ゆきや 主にスイーパー、2戦目はGKでフル出場。DF陣が思い切ってボールにチャレンジできたのは彼が最後尾にいてくれたからです。味方への声もよく出ていて頼もしかったです。
せいた 左DFでフル出場。積極的にプレーできたことでボール奪取は一番。3試合で走りきってくれました。すすんでキャプテンをやってくれたのもうれしかったです。
はるき 主にFW。基礎技術の高さに加え、アドバイスをすぐに次のプレーに生かせるセンスのよさが見られました。前線の起点となってチャンスを何度も作りました。
れい GK。さすがのセービングで何点防いでくれたでしょうか。攻撃面でも正確なパントキックが大きな武器になっていました。1戦目に負った手首の痛みから持ち直し、3試合目もゴールマウスを守ってくれました。
そうや 惜しくもポストに当たったシュートはこの日一番得点に近づいた瞬間でした。持ち前の運動量で守備でも大きく助けてくれました。
しのた 相手ボールに寄せてくれる回数が前より増えたことで、たとえ取れなくてもプレスがきいて後ろの選手の助けになりました。
クォン ボールへ寄せるスピードがすばらしかったです。積極的な守備でチームに勢いをもたらしました。
わくたろう 左サイドで起点になり、逆サイドへのパスでチャンスを作りました。はるきとのパス交換にも可能性を感じました。


9/24
(1)vs 本町 0-6
11/5
(2)vs セントラルA 0-6
(3)vs セントラルB 0-1
(4)vs 美竹 0-2
【5年生A】秋季区民大会予選2ndラウンド 総括
コーチの岩崎です。
11/5に5年生Aチームの秋季大会2次ラウンドがありました。
2次ラウンドは予選を2位以上で突破したチームしか進めないので当たり前といえば当たり前ですが、渋谷東部A、トリプレッタB、千駄谷といずれも相当な強豪チームひしめく群雄割拠なグループです。グループで2位以上に入ると進める決勝ラウンドを目指すには、全試合で自分たちが持てる力を全て出し切ることが必要不可欠でした。
 
まず結果ですが、
 1試合目 vs渋谷東部A 2vs2 引き分け(得点:けい、かろ)
 2試合目 vsトリプレッタB 0vs6 負け
 3試合目 vs千駄谷 2vs1 勝ち(得点:てとら、そうすけ)
と1勝1敗1分の勝ち点4でグループ3位と惜しくも2次ラウンドで敗退。
トリプレッタBが首位、初戦で引き分けに持ち込んだ渋谷東部Aと勝ち点4で並んだものの、得失点差で3位という結果でした。

勝ち点で並んだにもかかわらず3位になってしまった要因は何か。たくさんの要因が絡み合っての結果ですが、あえて2つ挙げるとすれば(1)「課題認識&解決・突破力」と(2)「勝つための工夫」だと考えています。
(1) の「課題認識&解決・突破力」については、これまでも各大会の総括でも挙げていますし、各大会
後に直接選手たちにも「自分の課題を認識しそれを克服するために何を実践するかを考えて行動してほしい」と伝えてきました。
 チームの課題として繰り返し挙げていたのは「試合の入り方」です。通常、大会では1日におおむね3試合をこなしますが、過去の大会のほとんどで、初戦は相手に主導権を取られ苦戦、2戦目は初戦の反省を活かして良い試合、3戦目は体力・集中力が切れて苦戦、という流れが多かったです。
そのため、初戦の重要性を理解し、初戦から自分たちのサッカーをするために、“試合前から集中力を高める”、“最初から100%で動けるように体を仕上げる”と言ったことが重要であることは、選手たちにも伝えているので理解しているとは思いますが、今大会の初戦を迎える前の雰囲気は、いつもの練習時のそれとほぼ同じでした。
 スポーツにおいて“たられば”を言ってしまえば、負けも勝ちになってしまいますが、初戦の渋谷東部Aとの試合では、試合開始直後から集中力を高めて試合に臨んでおけば、少なくとも2失点のうち1失点は防げたと思っています。結果引き分けが勝ちになっていてもおかしくはないので、この初戦で引き分けたことが3位になった要因の1つと言えると考えます。
 上記については、(2)の「勝つための工夫」にも通じるところがあるかと思いますが、「いつも通りのプレーの結果」で毎回甘んじるのではなく、「勝つためにどのような工夫・プレーが必要か」というスタンスを常に持てるようになることは、今後のステップアップにおいて重要と考えます。

 次に(2)の「勝つための工夫」についてですが、“工夫=相手が嫌がることの実践”と言って良いかと思いますが、それらを実践する意識がある選手がどれくらいいたでしょうか。相手が嫌がることと言いましたが、基本的に自分がしやすいプレーというのは、相手にとってもプレーしやすいものということをそろそろ理解する年次かと思っています。
 もっと具体的に言うと、毎回同じスピードで攻める相手に対しては、守りは非常にしやすくなりますが、攻めるペースが速かったりゆっくりだったり、ゆっくりだと思ったら急にスピードアップされると、守る側は非常に苦労します。また、さっきまではパスをメインにしていた選手が、急にドリブルで仕掛けてきたら守る方は困惑します。
 富ヶ谷SCの5年生は、良くも悪くも正統派なサッカーを心掛ける選手が多いのですが、もっと相手がされると嫌なことを自分たちが出来るか=勝つための工夫として、想像を膨らませて、自分で実践できるように考えてみて欲しいと思います。
 急にスピードを速くするプレー、相手の裏のスペースを使うプレー、さっきまでとは全く違うプレーなど、自分がやられたら嫌だと思うプレーを挙げてみてそれを実践するだけではあるので簡単そうですが、それが出来るプレーヤーも少ないという実は難易度が高いものであるので、通常の練習でも是非意識してレベルアップしてもらいたいと思います。

 6年生になると受験勉強にシフトする選手もいるかと思います。事実上5年生Aチームが全員揃っての試合は最後かもしれなかったので、是非とも決勝ラウンドに行きたかったところではありますが、上記で挙げた課題の2点はサッカーに限らず色々な場面で活きていくものでありますので、サッカーを継続するかどうかにかかわらず、人としての成長のためにしっかり課題に向き合ってもらいたいなと思っています。
富ヶ谷SC卒団生、菅野芳帆くんが高校サッカー選手権予選 東京Bブロック決勝戦へ
内藤です。

日が落ちると一気に寒くなり、年の暮れが近づいていることを実感します。
さて、年末の風物詩といえば。そうです、全国高校サッカー選手権大会が年末から年始にかけて開催されます。U-12全国選手権とあわせて、毎年の楽しみのひとつです。

昨年の第100回大会は、青森県代表の青森山田高校が見事な優勝を決めました。その時のキャプテン、松木玖生選手は、今やFC東京のスタメンとして大活躍していますね。国立競技場で彼のプレーを見た人も多いことでしょう。

今年は第101回大会となります。
その東京代表をかけた、東京Bブロックの決勝戦が、今週12日土曜日、13:15にキックオフとなります。

対戦カードは国士舘高校vs成立学園。
その成立学園には、富ヶ谷SCの卒団生である菅野芳帆(カンノヨシホ)くんが3年生FWとして所属しています。予選3回戦の桐朋戦では見事な先制点を決めていました。

駒沢陸上競技場で行われるこの決勝戦、ぜひ皆さんも注目していただきたいです。
当日はTVerでの配信が予定されている他、深夜になりますが日テレでの放送もあります。

■成立学園サッカー部 父母会 Webサイト
https://ameblo.jp/seiritz-fc-fubo/

■当日の試合観戦に関する情報
http://tokyosoccer-u18.com/information/

■6年生のときの菅野くんの有名な動画
https://youtu.be/67nKJ3Gtz8s

みんなで、菅野くんと成立学園の応援をよろしくおねがいします。
【4年生A】秋季区民大会予選リーグ1stラウンド 総括
コーチの三村です。
10月23日、4年生秋季大会の予選リーグが行われました。
富ヶ谷Aのこの日のテーマは「勝つ時は全員で勝つ、負ける時も全員で」としました。
最近の練習やTMを見ていて、味方のミスに言葉が強くなるシーンが見受けられたのでチームで戦うことの
大切さと誰か一人の力だけでは勝てないチームだと言うことをみんなで確認しました。
サッカーをやる上で主張があることはとてもいいことですが、サッカーはミスの多いスポーツです。
仲間からの言葉が強くなると、ミスを恐れてチャレンジしない消極的なプレーが増えてしまいます。
4年生は集団の中での自分の役割を意識し始める時期です。
チームにプラスになる声のかけ方をそれぞれが考えるいいタイミングだったと思います。


(1)vs 千駄ヶ谷B 1-0
課題である1試合目の入り方はこれまでで一番よかったです。最初から気合の入ったプレーで入れました。
前半はしっかり守ってスコアレスで折り返し、後半勝負に出ます。
先制点は後半4分GKテュンのパントキックから左サイドに抜け出したリクが中央に折り返し、逆サイドから詰めていたダンペイが相手キーパーより先にさわり、落としたパスを受けたソウヤがインサイドキックで空いた右隅に流し込みゴール。
「シュートはゴールへのパス」ジーコの言葉のようにゴールのスミをねらった見事なシュートでした。
最後は危ない場面も作られましたが、DF陣が声をかけあい守りきりました。
キーパーへのバックパスのルールは間接FKの守り方と合わせて、もう一度確認しましょう。

この日のソウヤは得点こそこの1得点だったものの、いつものように攻守に走り回りました。夏の合宿で練習の最後にダッシュを10本やったのですが、時間差で追いかけるコーチから最後まで逃げ切ったのはソウヤ一人だけでした。どの試合でも全力を尽くす彼の運動量にチームが助けられています。
現代サッカーではどんなにテクニックに優れた選手でも運動量と守備力が求められます。これからも続けて走り切って欲しいです。
他にも狙っていたプレーがいくつか見られました。TMで試していた中央のMFワクタロウからスペースへのスルーパス、逆サイドへの展開も何度かありました。止める蹴る技術が安定しているのでパスのさばき役として期待しています。
ダンペイのスピードは以前からこのチームの強みです。この日も何度も右サイドを突破し課題だった中へのクロスを何度も成功させました。


(2)vs セントラルB 0-2
1試合目のセントラルBDの直接対決は5−0でBが勝ちました。
おそらくこのグループで一番力があるチームとの対戦です。
「強いかもしれないけど先週の富ヶ谷5・6年よりは絶対強くない!」
一週前に胸を貸してもらった紅白戦を思い出し弱気になる選手は一人もいません。

前半は体格で勝る相手に押される展開が続くもののゴールは割らせず後半につなげます。
3試合でGKを主にやってくれたコウタロウとテュンの前への飛び出しがスムーズでした。吉野コーチによるGKを集めた練習と堀口コーチのおさらいキーパー練習のおかげです。今後もぜひ定期的にやっていただきたいです。
後半はカウンターで何度かあと一歩のチャンスを作りましたが、点を取ることは出来ませんでした。終盤こちらの足が止まってきたところで押し切られる形で2失点。惜しくも敗戦となりましたが、球際の強さで負けてなかったので技術に勝る相手にもあと一歩の惜しい試合になりました。
最後まであきらめない気持ちの強さがよく表れていて、春からの成長を感じました。
試合後のミーティングで選手に伝えたのは、攻撃面でスピードを生かしたカウンター、ドリブルで単独突破をねらうパターンだけでは、この相手より強いチームに勝つのは難しくなるということでした。
より勝てるチームを目指すなら2人3人のパスワークで攻めることにチャレンジしよう、と話しました。
チーム戦術でねらいを持ってパスを回せると、またドリブルが生きてきます。
カウンターの早さは強みとして持ちつつ次の戦術に挑戦していきましょう。


(3)vs セントラルD 4-0
勝てば2位リーグが見えてくる最終戦です。
みんないい顔をしていて気持ちの切れた選手は見当たりません。
相手はボールに集まる傾向のあるチームでした。
いわゆる団子サッカーに有効なのは攻撃時にコートを広く使うこと。
先発した3年生の助っ人タクヤは左に張って待っていてくれるのでとても効果的でした。
ボールを受けてドリブルで運ぶ、中に折り返す、期待していた得意なプレーを見せてくれました。1・2試合目が競った内容の試合だったこともあり、出番は少なかったのですが不満を言う事もなく淡々と出番を待つ姿が頼りになります。これもチームプレーヤーとして大切な点だと感じます。
前半、目を覚ましたかのように動きがよくなったリクの2得点で折り返し。ターンのスピード、シュートまで持っていく力はさすがです。フォワードとしてパス回しに参加できるとさらにいい形でシュートまで行けそうです。体の強さを生かしたポストプレーを練習しましょう。
ハーフタイムにどういう攻め方がいいかを考えてもらった結果、後半はより広く攻める意識が見て取れました。中央の選手を経由して相手の少ない逆サイドへのいい展開も何度かありました。
保護者が撮ってくれた動画に「あの子たちがパスを回しているよ。涙がでるね。」の声が入ってました。
攻め上がったフウカの縦パスにリクがワンタッチでターンからのシュートでゴール。
終始押し込む展開で相手GKのパスミスをワクタロウが拾ってエリア外からのシュートでゴール。
2試合目での経験を生かすことができ、次にチャレンジするパスをつなぐサッカーのいいスタートが切れました。
試合後にピッチから応援してくださった保護者の方々へのあいさつの後、「お父さんお母さんがいい顔してた!」とみんなが嬉しそうでした。
中でもダンペイが「パスがつながってシュートが入ったら楽しい!!」と言っていたのが印象的でした。

最後にこの日に見えた春からの成長をお伝えして終わります。
個々に上手くなっているのはもちろん、3試合を通してディフェンスラインの安定感を感じました。
中央フウカ、左カズキ、右コウタロウ・テュンの連携が素晴らしく以前より安心して観ていられました。
フウカが中でカバーしてくれるので、左右のDFが思い切ってボールに当たれそのこぼれ球を前につなぐシーンが何度もありました。どちらかのサイドに寄った時のポジション修正もよくできていました。
今まで何度も言い続けた「しぼれ!」の指示をこの日は1度も出していません。
(「しぼる」については内藤監督の作ったこちらの動画をぜひ選手とご覧ください。https://www.youtube.com/watch?v=yCoTSSNjEmw
同時に2人が上がらないなど、他にも伝え続けた約束事が言わなくても出来るようになりました。
中でもコウタロウの成長には驚きました。相手ボールに対する寄せのスピードはそのままに、周りを見てプレーの判断ができるようになってきました。課題だった奪ってからのパスもよくつなげました。決して器用なタイプではないですが、普段から基礎練習に黙々と取り組む姿勢が結果に出ています。
フウカのコーチングもよく声が出ていました。まさにディフェンスリーダーとして期待していたことをやってくれています。左利きで長短のパスが蹴れるカズキ、ボールホルダーにしっかり詰めれるテュンと特徴の違う3人で作る最終ラインが安定してくるとさらにレベルアップした戦術にチャレンジできます。

コーチとして子供に接すると「出来なかったことが出来るようになる」瞬間にあふれています。
ご興味のある方はぜひアシスタントコーチからご参加ください。

結果は2勝1敗。成長につながる中身の濃い3試合だったと思います。
いつもサポートしてくださる保護者の皆さん、紅白戦で高い壁として快く胸を貸してくれた5・6年生に
あらためて感謝を申し上げます。
次の予選2ndラウンドもしっかりやりましょう。