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チームの様子や大会結果・イベントなど、クラブの今をご紹介します。

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【6年生A(テペU-11)】春季区民大会予選リーグ 総括
6月17日(土)6年生春季大会、富ヶ谷Aの予選リーグが行われました。
今大会はBチームをオール6年生で登録したので、AチームはU-11のテペ・ノヴォーレとして5年生8人と4年生2人でエントリーしました。選考基準は、
「体格差のある相手にも守備をしっかりできること」と「チームの為に走れること」を重視しました。

5年
りく、ゆうき、ふうか、だんぺい、わくたろう、かずき、こうたろう、りくと
4年
たくや、ヒューゴ

テペのメンバー選考に関して、自分がなぜ選ばれないのか、と思うことがあったら遠慮なくコーチに聞いてみるよう選手に促していただければと思います。私ではなく学年のコーチにでも構いません。客観的な視点から自分の良いところや伸ばすべきところを知ることは上達するヒントになるはずです。


この日のチームの目標は2点。
「失点しても絶対に下を向かない。何点取られても1点を取りに行く」
今の5年生は失点に気持ちが切れて足が止まり実力差以上の大量失点を経験したことがあります。それを繰り返さないことは大きなテーマでした。落ち込む姿を相手に見せず最後まで気持ちを切らない、何点取られてもあきらめず1点を取りに行く、と言葉にするのは簡単なんですが実際には難しいことです。この日はキャプテンに指名したりくを中心に声をかけ合い、たくましい成長が見てとれました。結果、見事に初戦に勝ち、実力的には難しいだろうと思っていたトリプCからも1点を取ることができました。このチームの雰囲気は4年生の2人にもきっといい影響があったものと思います。

「まずは守備を固める意識を持つ」
パワーと技術のある相手に押し込まれる展開を想定して、まずはペナルティ幅の中央スペースの守備を固めることを確認しました。1対1にならないようボールを持った相手には2人以上で対応すること、そのためにMF・FWの選手にも積極的なプレスバック(※)を求めました。1試合目では相手がコートを広く使う攻撃をしてこなかったのでこの戦術がハマりました。中央に密集することで出来た相手コートのスペースをスピードのあるゆうきがドリブルで抜け出し得たFKをりくが直接ゴール。同じくドリブルで突破したふうかが受けたファウルで得たFKを自らシュート、GKが弾いた混戦からゆうきが押し込み2点目をあげました。前半に1点を返されたものの、後半も粘り強く走り回り2−1で守り切りました。

相手1人に対して2人以上で対応するということは当然ながら全員にいつも以上の運動量が求められます。フル出場したりく、ゆうき、ふうか、かずきはもちろん、たくや、ヒューゴ、だんぺい、わくたろう、こうたろう、選手みんながよく走りました。試合後、担当してくださったレフェリーに「富ヶ谷よく走るね!お見事!!」と誉められたほどです。キーパーのりくとも後ろからよく声が出ていたし、強いシュートにもしっかり対応できていました。まとまりのあるいいチームだったと思います。


それぞれの試合での良かった点です。
1試合目 vs セントラルA(2-1)
・後ろでパスを回せたので安定感と余裕があった
・守備の意識が強く後ろに戻るのが早かった
・とにかくよく走った
・最後まで集中しリードを守り切って勝ちきった

2試合目 vs トリプレッタC(1-11)
・前半ゆうきがGKに名乗り出て3失点に抑えた
・失点を繰り返しても気持ちを切らさなかった
・声を出して励まし合っていた
・チームメイトのミスを誰も責めることがなかった

今後より強い相手に勝つ為には、相手のミスを期待するのではなくチームとして意図を持った攻撃で得点したいです。その為にトリプC戦で得点につながったこうたろうのプレーがヒントになりそうです。DF3人の内の1人がMFを追い越し攻撃参加することで、相手のマークが曖昧になりポジションに乱れが生まれます。少し強引に見えるこうたろうのドリブルでしたが、相手2人を引きつれることになり得たファウルがゴールにつながりました。こんな積極的なプレーがもっともっと出てくるようにしたいです。

一つ一つ前進あるのみ。次もがんばりましょう。
(三村)

※ 自分よりも自陣ゴールに近い位置にいる相手ボールホルダーに対し、自陣へ戻りながらプレッシャーをかけること
【3年生B】春季区民大会 順位決定トーナメント 総括
コーチの吉野です。
予選リーグ以降に加入した新戦力を含めた10人で臨んだ
3年生Bチーム春季区民大会順位決定リーグの総括です。
(体調不良により残念ながらカンタは欠場。)
06/04(日)渋谷区スポーツセンター 14時28分kickoff。

参加選手:アラタ・グエン・ケイシ・シン・ナナセ(新加入)・ニア(新加入)・
フミヒト・ムネヒサ・レンタロウ・ユウヤ

予選リーグでベンチに入っていただいた内藤監督に大会以降の練習も
引き続き指導してもらい、選手達はポジション・フォーメーションの重要性を
理解し始めてくれたことと思います。
大会毎に試合前、選手達に意気込みを聞いておりますが、「ハットトリックしたい!」
「全勝したい!」「とにかく攻めていきたい」という声が多かったので
この日は、明確な役割を個々が行うという前回コンセプトを踏襲しつつ、
得点を狙うことに、より重きをおいて挑みました。


○第1試合 vs本町B
試合結果 1-5

新加入の2名には公式戦の雰囲気を肌で感じてもらうため、そして試合の全体の流れを
客観的に見てもらうためベンチスタートとしました。
グラウンドの8人は予選での雪辱を晴らすべく開始直後からハードワークを展開。
自分のポジションの範囲を守ろうとする選手、首を振り状況把握を自主的にする選手も
チラホラ見受けられ、団子サッカーから少しずつ脱却できているかなと感じました。
そんな彼らに、いきなり最大のチャンスが!
相手のバックパスがずれたところに、高いポジションを取り続けていたシンが飛び出し
俊足を生かし相手DFより早くボールに追いつくと、見事ゴールネットに突き刺しました。
まさに予選リーグから意識してきた狙いが実現できた瞬間でした。
見事、本日の目標を前半でクリアし波に乗るかと思いましたが、追いつかれ後半へ。
更なる目標、勝利を目指しましたが、ゴールキックを奪われて失点する展開が続き
惜しくも敗戦を喫すことに。

得点者:シン


○第2試合 vs千駄ヶ谷B
試合結果 0-3

ミーティングにてゴールキック対策と、前線へのボールの供給を増やすことを再確認し
臨んだ2戦目。
1試合目より戦術理解度が高い相手でしたので、ポゼッションがどうしても低くなり、
なかなか相手陣内へ攻め上がることができませんでした。
が、チームの成長も見られました。
これまで、このような相手との対戦時は確実に団子サッカーになっていたところ、
自分のポジション・役割を守ろうとする選手が出てきたことです。
また、グラウンド内で声を掛け合うという”コーチング”で仲間と連携する選手が
増えてきたことも大きな前進だと思います。



○第3試合 vsセントラルC
試合結果 0-4

試合前、「もう1点とりたい」「最後くらい勝ちたい」と話していた選手達。
その言葉通り、ひたむきに得点を狙う彼らに、何度も観客席から大きな声援が送られました。
この日、一番ゴールに近づく回数が多かった試合ですが、あと一歩及ばず。
結果、この日全敗となりましたが、ベンチを離れグラウンドを去る際、
「まだまだ試合したい」「次は絶対に勝ちたい」「ゴールキーパーに挑戦してみたい」
等、顔を上気させポジティブな言葉を発していた選手が多かったのが印象的でした。


○選手評
アラタ:
広くなったグラウンドでも相手に走り負けない走力・体力は素晴らしかったです。また、ミーティング時におしゃべりをする仲間に注意喚起できたり、練習メニューを黙々とこなすようになったりと、精神的にも大きく成長しているように感じます。そのフィジカルと精神面をさらに磨き上げ中盤を支配できる選手を目指して欲しいです。

グエン:
常に自陣最終ラインを意識し、相手のカウンターや仲間が抜かれた際のカバーをしてくれました。失点の匂いがしても「またグエンがいてくれた!」という場面がとても多く、10点くらいは防いでくれたのではないでしょうか。試合中、木村コーチと「超攻撃的なAチームに、このタイプのプレーヤーがいたら安心ですね。」と、話すほどでした。キックやパスの精度を磨けば、Aチーム入りに最も近い選手だと思います。

ケイシ:
本日ゲームキャプテンを務めてもらいました。練習への取り組みとAチーム入りを目指す意欲は非常に高く、常に全力で努力しています。その結果、フィールドからキーパーまで前ポジションをこなせる選手に成長しています。様々なポジションを経験することは必ず結果に現れるので、これからもチャレンジして欲しいです。また、キャプテンとしての自覚からか、本人はフィールドで出たがっていた時も、GKをする人がいないとわかると、「俺がやる!」と名乗りを上げてくれました。


シン:
ミーティング時、以前はふざけてしまうことが多かったと記憶していますが、この日は僕の目を真剣な眼差しで見つめ、じっと話を聞いていました。仲間への声かけもポジティブなものが多く、随分と頼もしくなったなと感心してました。そんな成長をお祝いするかのような1試合目のゴール。相手のバックパスへの反応は見事でした。負けん気の強さと闘志に精神力も加わったシンは仲間からも熱い信頼を寄せられていました。

ナナセ:
チームに加入後、間もない公式戦出場でしたが、堂々と相手と渡り合っていたと思います。その大きな体格、タフな精神力で相手攻撃を物ともせず跳ね返していました。練習機会が少ないので仕方のないことですが、頭の中でイメージするプレーを体現できないギャップにもどかしさを感じていると思います。家の中でボールを触る等の自主練から始めて足元の技術をつけていけば、イメージを体現できるようになり、きっと大きな成長につながると思います。

ニア:
同じくチームに加入して間もない新人選手でしたが、試合におけるパフォーマンスは注目に値するものでした。試合中、転んでしまう自分に自信をなくしてしまい、「出たくない」と話す瞬間もありましたが、いざ出場すると笑顔で走りまわっていた姿が印象的でした。基礎的なプレーにおいては今後の練習にて磨き上げていく必要がありますが、今持てる武器(手を使い相手をブロックする、強いキックで相手陣内へ蹴り込む)など、現時点での最善のパフォーマンスを見せてくれました。

フミヒト:
最初はFWとして前線に残ることが多かったですが、試合状況を見てDFに下がるなど状況判断が素晴らしかったです。オフザボール時に首振りをして周囲を確認することを忘れなかった成果だと思います。その後、DFをする機会が多かったですが、ゴールを目指す気迫とひたむきさは素晴らしいものでした。チャンスが訪れるたびに果敢に攻め上がり、相手ゴールを目指す姿勢が明確に感じられました。最終戦後半、グエンとのDFラインはとても安心してみられました。

ムネヒサ:
試合においても走り負けせず、自身の能力を最大限に活かすための努力を惜しまない姿勢は称賛に値します。FWを任せた時も、ゲーム内容から自分で判断しDF・MFに下がったりするなど、フミヒト同様、状況判断が素晴らしかったです。着実に自主練の成果が合わられていると思います。是非、今後も励んでください!

レンタロウ:
シンと共にFWを任せましたが、なかなか前線までボールが届かないので足の早いシンをFWとして残し、キープ力があるレンタロウには DFからのクリアボールをシンに繋げる中継役をお願いしました。その意識を常に持ち続けてくれたおかげで、2試合目以降、前線へボールが出る機会を増やしてくれました。キック力・パスの精度を磨いて、チームの司令塔を目指すのも良いかと思いました。


ユウヤ:
守備に、攻撃に積極的に顔を出せていたと思います。守備時は相手選手に対する寄せも早く、攻撃の芽をつめていました。またカウンター時は相手陣内の深いところまで攻め込むことが数度できていました。堅実でミスの少ないプレーは。きちんと練習を重ねてきた証だと思います。

カンタ:
直前まで体調を回復しようと努力していたと聞きます。「チームの皆と闘いたい、そのためには何をすれば良いか」を、きちんと考え行動に移せたことは非常に立派だと思います。今回は残念でしたが、次回に向けしっかりと練習をして皆で良い結果をつかみとりましょう。


大会を振り返り、Bチームのメンバーは走力・体つき・運動神経・戦術理解度等では決して劣っていない、むしろ相手を凌駕している部分もある選手が多いと思いました。
では、なぜ勝ちきれなかったかというと、「ボールを止めて蹴る」という基礎的な部分が
足りず、頭で分かっていてもプレーで表現しきれなかったからだと思います。
チーム練習でも基礎練習は取り入れていますが、時間的制限等でどうしても十分な時間をさくことができないのが現状です。
次回、「勝利の喜び」を味わうためにも、是非ご自宅・外遊びで、ボールと触れ合う時間を増やしていただければと思います。

【6年生B】春季区民大会 予選リーグ 総括
コーチの岩崎です。

5月28日(日)に6年生春季大会の予選がありました。
富ヶ谷Bチームですが、メンバーは6年生全員のうち当日参加できた以下の10名です。
参加メンバー:けい、ゆうき、てとら、あおい、はるた、かろ、そう、せいた、れい、りょう

本来であれば6年生はAチームになるところですが、Bチームの方が予選リーグを上位で突破できる可能性が高いグループであったことや、塾等でなかなか参加率が低い学年ですが、この日に10名が揃うこともあり、今大会は6年生全員をBチームでの出場にしました。

さて、予選リーグの対戦相手は「本町」「猿楽」の2チームです。
上位突破できる可能性が高いグループと前述しましたが、実力が拮抗した相手ということで全く気の抜けない2試合です。結果は以下の通り。
第1試合 vs 本町 1-1 引き分け 得点者:てとら
第2試合 vs 猿楽 2-1 勝ち   得点者:そう、けい
※本町が猿楽に2-1で勝利したため、勝ち点、得失点、総得点で富ヶ谷Bチームと並びました。本町と富ヶ谷の順位は後日コイントスで決定することになります。

気の抜けない2試合ですが、やはり1試合目がとても重要です。
1試合目の入り方が課題であるチームですが、徐々に選手自身がそれを認識して行動できるようになってきましたので、いつも通りのプレーが出来る後押しになるよう、この日のテーマを「ミスを恐れず積極的にボールに絡むこと」「ミスをした仲間に対してポジティブな声掛けをすること」にしました。

さすが6年生になってきたこともあり、この2つのテーマをしっかり意識して終始プレーできていたと思います。特に印象に残ったシーンとしてはやはり「せいたのイエローカード」でしょうか。せいたはとても心優しい選手です。そのため相手選手へのディフェンスも優しくなりがちでしたので、彼の課題は相手を恐れず積極的なディフェンスをすることでした。猿楽戦の前半終了間際、ドリブルで突破してきた相手をせいたがペナルティエリア外ギリギリでしっかりブロックしてくれました。コーチとして彼を見てきましたが、試合に集中してとにかく相手を止めるのだと必死になれていたからこそのプレーに感じました。結果、相手に与えたFKによって失点してしまいましたし、本人はイエローカードを受けたことにショックを受けていました。が、チーム内で選手を責める人は誰もいませんでしたし、むしろ私はよく勇気を持って止めたと彼を褒めました。せいたが勇気を出して必死にプレーできるようになったこと、必死のプレーによって相手のチャンスになってしまったとしても、誰もそれを責めることなくドンマイと言えた他のチームメイト、6年生の精神的な面での成長を感じるシーンでした。

精神的な成長を感じる一方で、試合中に審判のジャッジに感情的になってしまう選手が何人かいました。審判は人間です。むしろ渋谷区の区民大会で審判をするような方は、大半はおそらく普段ただのおじさんです。神様でなければVAR機能が付いているわけでもないです。選手がミスをするのと同様に、審判もミスジャッジをしてしまうことはあります。コーチから見てもオフサイドの見逃し、FK時の審判の立ち位置などレベル的に不満が無いと言えば嘘になります。
選手たちには試合後に言いましたが、今後の教訓として「審判のレベルの高低も含めて試合をする必要がある」ということを頭に入れてもらいたいです。一度審判のジャッジにクレームをつけてしまうと、審判も神様でもVARでもないただのおじさんなので、感情的になられてジャッジが自分たちに不利になってしまう可能性があります。なので、選手は試合中に審判のジャッジにはクレームを付けないように感情をコントロールしてもらいたいと思います。あからさまにおかしなジャッジがあった時には、ベンチにいるコーチがクレームを言いますので。

次にテクニカルな部分で言うと、ここは今年3月に出場した当時の6年生大会の際に書いた課題と変わっていませんので、継続して「止めて・蹴るという基本」と「連動する動きの徹底」のレベルアップが必要です。
止めて・蹴るについては、まだ止める前に次のプレーをイメージできていないために「どこに止める」が全くできていません。それが出来ていないので、ボールを持ってから次のプレーに移行するまでに「無駄な1〜2タッチ」が発生しています。この1〜2タッチを少なくできることで、相手のプレスの強度の感じ方が全く変わり、余裕を持ってプレーが出来るようになりますので、とにかくボールを止めてからパスを出すまでのスピードを速めるための「止めて・蹴るという基本」を徹底してレベルアップしていきたいと思います。
また、「連動する動き」についても、(1)味方を助ける「ヘイっ!」という声掛け、(2)相手DFから離れる動き、(3)スペースにパスを出させるための味方へのジェスチャーなど、少しずつ連動して動けるようにはなり、良いポジションにいる選手も増えてきていますので、更なるレベルアップのため(1)〜(3)を普通に出来るよう練習でも意識してコーチングしていきたいと思います。

決勝トーナメントの相手がどこのチームであれ、自分たちのレベルも向上しているということを認識してもらい、自信を持って初戦から全力を出し切ることを目標にして、決勝トーナメントまでの残り1か月と少し、日々の練習に取り組んでいきます。
日々の練習に全力で集中して取り組むことが、レベルアップの一番の近道であることを選手たちも認識して参加してもらいたいと思います。
【5年生A】春季区民大会 予選 総括
4月29日(土) 春季大会 予選リーグ
5年生A

この日のテーマは守備で体を張ること。ぶつかることを恐れてひるむとどんどん付け込まれます。1週前の自由が丘SCとのTMでひと回り大きな相手にふっ飛ばされた経験を活かして、当たりの強さで負けないように勇気を持って試合にのぞみました。自分たちより力があるチームに勝つためにはロースコアに持ち込む必要があります。そのために前線からの守備が重要です。前でプレッシャーがかかれば、DFラインの守備はずいぶん楽になります。チームが一つになって守備をすることで勝機をうかがいます。

(1) vsセントラルB 0-3
このグループで一番力のある相手に対して前半は浮き球の処理と対人の強さに優れ、スピードのある3人(左からゆうき、りく、ふうか)をDFに並べました。前半を2失点以内に抑えて後半で点を取りに行くプランです。気合十分で集中していたのですが、開始早々に右サイドを突破されマークがずれたところを後ろから飛び出してきた選手にフリーで決められました。が、その後は徐々に固さがなくなり相手陣内でのプレーも増えてきました。そんな矢先にこちらのゴールキックを中央で奪われドリブルシュートを決められました。靴紐を結んでいて対応が遅れた選手がいたのは大きな反省点です。もったいない失点でした。
後半はこうたろうが右DFに入り、りくをトップにして点を取り返しに行きます。何度かおしいチャンスも作りましたが決めきれず、逆に前がかりになったところで失点しました。3点差の敗戦ですが、内容は決して悪くなかったと思います。

(2) vs千駄ヶ谷B 4-1
1試合目で守備に徹してもらったふうか、ゆうきをMFに上げました。
2分 相手DFにしのたがプレス。こぼれ球をふうかが蹴り込み先制点をあげました。
9分 ふうかが中央でパスカット、スルーパスからゆうきがダイレクトシュートで2点目を取りました。
12分 前がかりになりDFラインが上がったところでオフサイドを取り損ねカウンターで失点。
14分 かずきのいい守備がありこぼれ球を拾ったわくたろうのパスを受けたふうかがドリブルで運び、しのたとゆうきが前のスペースにランニング。相手DFが裏を取られないように下がったスペースでふうかがゴール左隅にミドルシュート。前線が連動したお手本のような得点でした。
後半10分 だんぺいの前線からのプレスでボールを奪い、パスを受けたりくがゴール。
得点をあげた選手はもちろん素晴らしいのですが、一人の力で決まったゴールは一つもなくこのチームらしいみんなで取った4ゴールでした。

1試合目に続き、この試合でも今までに見られなかったこうたろうのオーバーラップがありました。チャンスがあればDFの1人は攻撃参加していいチームの決まりがあるものの今まで彼が上がることはほぼありませんでした。おしくもファウルになったり、パスカットされたりでしたが相手にとってはマークに付きにくい面白いプレーでした。またそれによって空いた右サイドをだんぺいが埋めていたのもこちらの指示ではなく自発的に動いたものです。ある程度の約束事は作れますが、どのタイミングでどう動くかは選手の判断です。試合の中で個々がアイデアを表現し、周りがカバーするサッカーを今後も続けていきたいです。

(3) vs東部A 0-4
この試合もまずはチーム全体で守ることをイメージして入りました。相手の左右のウイングがスピードもありドリブルが上手だったので危ない場面もありましたが、りくとのナイスセーブでねらい通り前半を無失点で守り切りました。やりたいことが出来ていたのは間違いなく富ヶ谷だったように思います。選手たちも手応えがあったようで前向きな言葉が多くあり、雰囲気よく後半にのぞみました。
しかし後半2分、隣のコートで何度も鳴った笛でこちらの足が止まったところをゴールされます。さらに守備に走り回った疲れからボールへの寄せが弱くなり、相手の力強いミドルシュートで終盤に立て続けに失点しました。3試合目の最後であれくらい力強いシュートが打てる選手は富ヶ谷にはいません。ドリブル、キック、走力含めて力の差はありましたが、それでも相手を思い通りにさせなかったのは球際に寄せることと体でぶつかることを全員が意識してやった結果だと思います。惜しくも望んだ結果にはなりませんでしたが、強いチームに勝つためのヒントが得られた3試合だったように思います。

試合後のミーティングでは1失点目の笛の話になりました。紛らわしい審判の笛に不満を言いたくなる気持ちは痛いほどわかるものの、相手は最後までプレーを止めませんでした。上手くいかなかった時に、何かのせいにするのは簡単ですがそれでは向上しません。成長するためには自分がどうすべきだったか、何ができたかを受け止めることは次に同じミスをしない為に必要なことだと思います。
それぞれに感想を求めたところ、いつも以上に悔しさを表現する選手が多かったことが嬉しかったです。次こそはいい結果が出せるように、日々の練習にどう取り組むかを楽しみにしています。
最後にチーム練習では補えない課題を交えて個々にメッセージです。



りくと GKとして頼もしさが増しました。前に出る守備とパントキックはかなり向上しています。ゴールキックでもしっかり相手FWの頭を越すロングボールが蹴れるようになりましょう。それができるとDFも安心してGKにパスができるので攻撃の起点になることができます。

だんぺい 後ろのこうたろうを助けるために上下に走りまわりました。前のスペースをついて何度かチャンスメイクもしてくれました。3試合を走り切れるスタミナが付くとさらにいい選手に。いっぱい食べよう!

こうたろう この日のように攻撃参加してMFを追い越すプレーができると面白いサッカーになりそうです。右サイドからのクロスは得点にはなりませんでしたがいい突破でした。いい状態でボールを持っている相手に飛び込み、かわされるシーンがまだ多いのでまずはじっくり見る守備をやっていきましょう。

かずき パスを受ける技術が高いこと、守備で球際に強くいけることを期待して主にセンターハーフで出てもらい期待通りの仕事をしてくれました。縦パスを急いでしまうところを改善して、キープしたりパスを前後左右に散らせるともっともっといいゲームメイカーになります。

りく DFでもFWでも頼りがいがあり、チームを鼓舞する声もありました。DFの時のマークの付き方とポジショニングでもっともっといい守備ができます。まずは背後を取られないようにしてみよう。

ゆうき 慣れないDFで奮闘してくれました。持ち前のスピードは守備でも生かされると思っています。前にスペースがある時はMFのつもりでどんどん飛び出してみよう。予想外な動きをする型破りな選手になるのが楽しみです。

ふうか 主にセンターバックでカバーリングが多い日でした。全てのポジションをこなせるユーティリティ性に助けられています。中心選手として周りの選手をどんどん引き上げてほしいです。

わくたろう 以前より守備に行けるようになってきました。パスだけでなく何度か縦にドリブル突破にチャレンジできていたのはよかったです。きれいなプレーでなくてもチームが助かる体を張ったプレーを選べるとよりいいですね。

しのた 強引なドリブルでなく、パスをしようとしていたのは感じました。前線の守備ではジョグするときとスプリントするときのメリハリがあるとより相手へのプレッシャーになります。まずはもっともっと走りまわる姿を見せることでみんなを引っ張っていってほしいです、

(三村)

【4年生】春季区民大会 決勝トーナメント 総括
コーチの山野です。

 5/5こどもの日、4年生が春季大会決勝トーナメントに臨みました。成績は8チーム中8位でした。

メンバー以下11名
エニシ、コウイチロウ、タクヤ、ミナト、ゼン、キーラン、ヒューゴ、ヤマト、チフク、シュンイチロウ、シンノスケ

試合結果
■1試合目vs トリプレッタA
●0-12
 試合が始まる前に改めて予選の振り返りをしましたが、その中で印象的だったのがトリプレッタBに前半5失点した際に心が折れそうになったという選手がいたことでした。選手みんなには強豪相手ではそういう試合になる場合もあるが、1つの負け試合に拘わらないこと、今後長く続く人生の中で一つのステップにすぎない。くじけることなく最後まで1点でも失点を食い止め、1点でも獲りに行く気持ちが成長に繋がるんだよ。と話したところ、みんなビックリするぐらい集中して耳を傾けてくれていました。
実際この試合では大量失点してしまいました。さすがに外から見ていて途中、気持ちが切れそうな場面もありましたが、自分たちで励まし合い最後までなんとか集中して戦えたことはよかったと思います。
 今回の大会で決勝トーナメントに進むことができ、最終的に優勝を争ったトリプレッタA,Bどちらとも対戦できたことはある意味ラッキーな試練だったかもしれません。

■2試合目vs 猿楽A
●0-5
 この試合、FWで出場していたシュンイチロウ。ファーストディフェンダーとして相手DFボール保持時に力強くチャレンジしてくれていました。失点してもゴールの中のボールをもってセンターサークルへダッシュ、熱い気持ちを感じました。
 LMFで出場していたチフクの運動量の多さとスピード、パスコースの読みの良さからインターセプトを多くみることができました。
 HTにDFで出場していたコウイチロウが相手のファールに嫌気を指してポジション変更を申し出てきました。ただ、サッカーで嫌な思いしたのならサッカーで対処すべきじゃない?と聞いたところ、自ら同じポジションを選び最後まで戦うことができました。
 この試合で特に気になったところは、ゲームの流れのプレーの良さに比べてゴールキックで失点することが多い印象です。非常にもったいないので今後、周りのフォローや動きながらスペースを作ること、キックの精度を中心に集中的に練習していきたいと思います。

■3試合目vs 東部A
●0-4
前半で3失点だったのですがハーフタイムにヒューゴが前向きな声掛けや、数人の選手のいいところを話してくれました。常に楽しそうにサッカーに取り組んでいてムードメーカーとしてとても素晴らしいと思います。
ヤマトは入団当初、遠慮していたところがあったのですが、この試合ではフィールドからもベンチからも大きな声でコーチングをしてくれていたところが印象的でした。
後半GKシンノスケのスーパーセーブが連発し、ベンチも盛り上がっていました。
残念ながら得点に結びつきませんでしたが、近いところまで何度も迫っていました。最後まで、1点でも獲ろうと怒涛の攻撃を見せてくれたことから、今回の大会で精神的な成長につながっていたのではないかと感じました。

 決勝トーナメントでは勝利をつかみとることができませんでしたが、最後まで1点でも獲ろう、1点でも失点を防ごうとみんなが一丸となって戦えたこと、ベンチにいたメンバーも自分たちの試合としてコーチングや失点時の元気づける声掛けが今までで一番できていたことが素晴らしかったと思います。
【5年生B】春季区民大会 予選 総括
今大会も予選リーグは強豪相手との対戦となったBチーム。ある程度の失点は覚悟の上、得点を奪うを目標に定めて3試合にのぞみました。
技術、経験、身体能力の上回る相手との対戦となっても、最後まで諦めずにチャレンジし続けた姿勢は素晴らしかったです。
第3戦目には、目標としていた1得点を奪い、この日の課題はクリア。7月の順位決定リーグでは勝利を目指して挑戦していきましょう。



vs トリプレッタA (0−16)

渋谷区最強チームの一角、トリプAとの初戦は完膚なきまでに得点を奪われて大量失点… あわや気持ちが切れてしまいそうな展開でしたが、富ヶ谷Bチームらしく最後まで戦い抜いてくれました。失点を少しでも減らすため最後まで走り切った選手達には大きな拍手を送りたいです。
早くて、強くて上手い相手にどうしたら守り切れるのか。試合を通していくつかの約束事を確認することができたので、この敗戦からもしっかりと成長につなげていきたいと思います。


vs セントラルB (0−3)

初戦の反省を活かして、改めて守備の約束事を振り返ってから挑んだ2戦目。3バックで挑んだ1戦目から、センターバックを2人、中盤に4人、トップを1人の2-4-1のフォーメーションに変更しました。
相手ゴールに迫る時間帯もありシュートチャンスもありましたが無得点。ディフェンスラインを押し上げた後、戻り切れずに裏を取られた失点と、自陣からボールを蹴り返すパワーが足らず、ショートカウンターを受けての失点がありました。
練習では少しずつキックの飛距離が伸びてきましたが、実戦のプレッシャーの中でもしっかりとボールをコントロールしていい体勢でキックが蹴れるように、もっといっぱいボールを蹴る、ドリブルをする練習をしていきましょう。

vs トリプレッタB (1−10)

前半戦、ドリブル主体で攻めてくる相手に対しては粘り強く中央を固める、いい守備ができていました。自陣でのゴールキックやパスを奪われての失点はありましたが、守備の部分にだけフォーカスすれば1戦目よりもいい内容でした。
後半、ハーフタイムで修正してパスを多用して攻めてくるようになったトリプBに崩される場面が増えましたが、見方を変えれば相手チームの本気を引き出したようにも思います。
待望の初得点は ぜん のポストプレーからサイドに飛び出した すずれお 得意のアウトサイドキックでのシュート。ナイスパス、ナイスシュートでした!

出場選手

けんた  
身体能力の高い相手にも粘り強く対応。失点のたび他の選手に声をかけてコーチングする姿も。練習から勝ちたい気持ちを強く持ってもっと積極的に!

てゅん
このチームの守備の柱。1戦目、センターバックのポジションながらサイドに釣り出されることが多くありましたが、試合の中で修正して中で待ち構える守備ができてきました。ボールを奪える強さがあるので、奪ったボールを攻撃に繋げるキックをみがいていきましょう。

すずれお
2戦目から左サイドハーフでプレー。スペースに飛び出すタイミングがよく、本能的ながら相手との駆け引きができる選手です。飛び出した相手ゴールキーパーの脇を抜くキックで得点をゲット。

くおん
豊富な運動量で、攻撃も守備もつねにボールの近くでプレー。動きながらのキックも上達してきました。順位決定リーグでは初得点も期待できそうです。

えいく
積極的な動きに加えて、インステップを使った柔らかいボールタッチで運ぶドリブルは上級者の雰囲気あり。
相手プレーヤーと接触してファールをしてしまった際に、相手選手を気づかって悲しむ優しさも見せてくれました。

たくや
センターハーフでプレー。自分でボールをうばって、攻撃の起点になることを意識してもらいました。キック、ドリブルのレベルは高いので、もっとボールに触ってチームの中心になってほしいです。

ぜん
常に相手にマークされるトップで奮闘。浮き球を丁寧なワンタッチでスペースに出したパスで得点をアシストしました。周りの選手をいかせる現代的なワントップ。ひとつひとつのプレーの精度を上げてレベルアップしていきましょう!

そう
3バックではポジショニングに戸惑いがありましたが、2バックにして真価を発揮。カバーリングのセンスがあり、最後の砦となりました。攻撃の時しっかりとラインを上げる意識を持ちましょう!

きーらん
2戦目、ゴールにあと一歩までせまる、惜しいプレーがありました。しっかりとした足元のボールコントロールに加えて、スピードを上げて相手を振り切るドリブルを覚えたら、もっと活躍できると思います!

(本庄)
【2年生】春季区民大会 予選総括
内藤です。

ゴールデンウィークのさなか、2年生の春季区民大会の予選が行われました。
昨年度の秋季区民大会はAB2チームの編成でいどみましたが、今大会は1チームでの挑戦です。この大会のめあてとして内藤がかかげたのは、「チームになること」でした。

昨年を振り返ると、春の大会の直前に急に人数が増え、チームとしてのまとまりを欠いたままいどんだ春季区民大会。明白な性格の違いで2チームに分かれていどんだ秋季区民大会。思うに、一つのチームとしてまとまる機会が足りてなかったように思います。

ですから、今大会は一つのチームになることが最大の目標であり、入賞や勝利は二の次、というより目標外と考えてのぞみました。

以下、各試合の総括です。

■出場選手
シンノスケ
ハル
ユウ
サエ
ダイチ
ヒロト
ナツ
ハルフミ

■第1試合 vs トリプレッタC 負け 0-14

絶対的に埋められない実力差。そういうものがあると、こういう大差のゲームになります。現段階、かなう相手ではないのでこの結果については深く考える必要はないと思っています。相手選手一人一人のドリブルのレベルが高すぎて、ほとんどボールに触ることができない防戦一方の展開。色んなパターンで得点を奪われた大敗のゲームでしたが、その中でも、ハルフミ、ヒロト、ダイチの3人は、かろうじて相手からボールを取り返すシーンがありました。しかし、取り返したあとすぐに、複数の相手選手にあっという間にボールを奪い返されてしまいます。試合後、みんなにあれは”ゲーゲンプレス”という技だよ、と説明をしました。サッカーには、そういう”技”があるんだな、と知るきっかけにしてもらいたいです。
この試合後、全員が口々に悔しい、つまらなかった、と言っていたのが印象的でした。
指導者の立場としては、彼らに足りないものがまだまだたくさんあり、それらを備えているチームに圧倒されるという「悔しい」経験をしてもらうことは、百回の練習を超える貴重な体験だと思っています。

■第2試合 vs セントラルG 負け 0-4

第1試合と比べると、実力差がそんなにない相手で、富ヶ谷にも十分チャンスがあるゲームでした。相手チームも含めて、互いに団子サッカー(全員がボールに集まってしまう)でしたが、この試合ではナツが大きな成長を見せてくれました。ユウやダイチがサイドをドリブルで駆け上がるとき、ナツ以外の味方はみな、そのドリブルを追いかけてしまい団子の一部となってしまいました。でも、ナツだけは相手ゴール前に入り、手を上げてパスを要求していました。これが自発的に生まれたアクションなのだとすると、この春から秋にかけての成長曲線にはかなり期待してしまうところです。
ヒロトの守備能力の高さは、チームの中では頭が1つも2つも抜けています。相手のカウンターに一人追いつき、体を入れてその攻撃の芽をつみます。体を入れるというのは、この半年の練習のテーマの1つでしたが、ヒロトは早い段階でこれを習得していました。
結果は0-4での敗北となりますが、点数ほど差のあるゲームではなかったです。惜しいシーンも何度かありました。ドリブルで仕掛けたダイチが中盤からユウに縦方向のパスを送りカウンターを演出。ユウはゴール前でシュートするも、これはキーパーに弾かれました。このシーン、ユウは得意な右足でシュートをしようとボールを持ち替えるのに少し時間を使ったのですが、ためらうことなく左足でシュートできていれば、おそらく得点になったはずです。今後、左足でのシュートにも取り組んでもらいたいと思います。
この試合は楽しかった、とサエが嬉しそうに教えてくれました。

■第3試合 vs セントラルB 勝ち 2-0

終始富ヶ谷ペースで、何度もゴールチャンスが訪れるゲームでした。その割にあまり得点が取れないのは、シュートの決定力がもう一つ、というよりは、味方のシュートを横取りしてしまったり、シュートコースをふさいでしまったりなどの、チームワークのなさに原因が求められると思います。それでも前半にシュートスキルの高いハルが得点を決めると、後半はダイチの打ったシュートが相手選手のミスを誘い追加点となりました。後方からシンノスケがシュートを打つシーンもあり、優勢のままゲーム終了。この日の貴重な勝利をつかみ取りました。


■選手別寸評

シンノスケ・・・覚醒待ちの状態に入っています。基礎的な技術は揃っていて、ものすごい活躍ができる可能性のかたまりです。ですが、試合中は何をしたらよいか戸惑っている時間が長いように感じます。試合中、何をしようか、それをつかめたら覚醒の条件は揃ったも同然です。サッカーという競技のからくりを頭で捉える時間を増やしてもらえるよう、働きかけていこうと思います。


ハル・・・サッカーに必要となる全能力をバランス良く高められています。ハートも強いし、このチームの中心になれる選手だと思います。フォワードとして大量得点を取れる選手に成長する可能性を感じています。それだけに、富ヶ谷の同じ学年の子に通用するから、と満足せず、上の学年などもっともっと強い相手に挑んで、経験値を稼いでほしいと思っています。そして、試合中は味方のボールを取らないようにしましょう笑。

ユウ・・・三笘選手のスタイルを参考にしているのかも、そんなプレーを見せてくれます。もしそうなら、三笘選手のドリブルにあって、ユウのドリブルにないものを知ることで、より三笘選手に近づけることでしょう。それは、ドリブル中の選択肢です。ユウはドリブル中に[1]相手を抜く [2]前方以外の場所へ運ぶ [3]シュートする、の3つの選択肢を持っています。三笘選手がそれに加えて持っているもう一つの選択肢がなにか、ぜひブライトンの試合をテレビで見て練習で試してもらいたいと思います。

サエ・・・楽しい試合と退屈な試合。彼女の中にそれは明確に体感があるようです。その2つの違いの理由は、相手チームや周囲の環境にあると感じているようですが、自分で楽しいサッカーに変えることができる、ということをこれからのサッカーライフで知ってもらいたいと思います。彼女は情報や状況を整理することが得意なようなので、サッカーという競技の奥深さ、面白さを知ることが鍵なのではないかと考えています。彼女にも、サッカーを頭で捉える機会が増えるよう、働きかけていくつもりです。


ダイチ・・・トリプレッタCに負けた悔しさから、試合後カチコミをかけようとしていました。闘争心について、僕は絶対悪だとは思いません。でも、その使いみちを覚えてもらいたいと考えています。自分の思い通りにならないものに対して使うのではなく、守るべき仲間のために使ってほしいのです。僕はサッカークラブの監督に過ぎず、与えられるものも限られますが、時間をかけて彼に、”彼自身が守りたいと思える仲間”を与えたいと考えています。キーパーとしての守備力、左足から放たれるシュート。それらをチームのために使ったときに感じる喜びを知ってほしいのです。


ヒロト・・・先に触れたとおり、守備に関して非常に実力のある選手です。だからこそ知ってほしいことがあります。守備とは相手の攻撃を止めるだけで終わりではありません。相手から奪ったボールを使って、攻撃を開始することが守備の本質です。これは大変に楽しい役割です。そういうわけで、今、守備のポジションはかなり人気があります。最後部からフィールドを見渡して、攻撃を組み立てる楽しさに興奮してもらいたいと思います。


ナツ・・・試合での総括でも書きましたが、味方のドリブルにつられず、相手ゴール前でボールを要求する動きはとても素晴らしいです。現段階、思うようにボールは来ないかもしれませんが、コーチに言われずに「中を作れる」選手は必ず大きく成長します。この1年でチームの中で一番存在感を伸ばしてきているのはナツじゃないかな、と感じています。いつかパスが届くようになるその日に向けて、足元の技術を高めてもらえるよう、指導をしていこうと思います。


ハルフミ・・・最近チームに加入したばかりのハルフミ。最近の練習でもまだまだ様子見をしている、という雰囲気でしたが、今回の予選の時間を通して、他の選手との距離感をだいぶ縮めてました。緊張のためか、これまではほとんど見せてくれなかった笑顔を、この日はたくさん見せてくれました。身体的能力にも恵まれている上、ボールコントロールの技術も高いものがあります。このクラブで、楽しみながら大きく成長してくれることを楽しみにしています。



■最後に
1試合目のあと、みなが悔しさを口々にしていました。その標的は相手チームでした。味方を悪く言っている選手はいなかったのです。そこにあったものこそ、チームワークのかけらです。これからもたくさん、チームワークのかけらを、集めていきましょう。

【4年生】春季区民大会 予選総括
コーチの山野です。

 5/3憲法記念日に4年生が春季大会予選に臨みました。成績は4チーム中2位で見事決勝トーナメントへとコマを進めました。

メンバー以下12名
エニシ、コウイチロウ、タクヤ、ミナト、ゼン、キーラン、ソウ、スバル、ヒューゴ、ヤマト、チフク、シュンイチロウ

試合結果
■1試合目vs トリプレッタB
●1-6
 前半で5点を失いましたが、よい部分もありました。DFソウが相手サイド攻撃に対応した際にLMFコウイチロウが中央をカバーする頭脳プレーをしてくれました。今後コミュニケーションをとりながら、逆サイドでも同じことを、別ポジションの選手とも共有できるとさらにチームとしてよくなると思います。
後半から出場のミナトが特に気合い十分で試合に入っていってくれました。FWとしてファーストディフェンスで高い集中力を保っていたところ、ご褒美のようなチャンスが巡ってきました。相手クリアが中途半端になったところをダイレクトでロングシュート。それが見事にゴールに吸い込まれていきました。
後半は1得点、失点を1つに抑えることができました。前半に比べて声をだしてコミュニケーションを意識しながらディフェンスできたこと、攻め上がる機会やボール保持時間は下がったものの、引いて自陣でコンパクトに守備ができたことで失点の機会が減ったのではないかと考えます。

得点者:ミナト1得点

■2試合目vs セントラルD
〇4-1
 初戦を落としてしまいましたが、残り2戦の勝利を目指して入った第2戦目。ミナトが自分がゴールを守らなきゃとキーパーとして立候補してくれました。その強い決心のような表情にグッときました。そしてしっかりゴールを守ってくれました。
前後半と2点ずつと危なげない試合運びでしたが、1点先取した後の1失点は初歩的なミスからでした。ディフェンスに入った選手がプレッシャー可能な位置にポジションがとれていたものの、シュートブロックよりもゴールを守ることを優先してしまったため、失点してしまったような状況でした。
また、相手がボールに集まってプレーしがちだった状況で、我々もつられてしまっていたところがありました。外から気づいたことを中心のポジションを担うタクヤを呼び出して伝えたところ自ら修正するために仲間への声掛けをがんばってくれました。

得点者:キーラン、タクヤ、ヤマト、スバル

■3試合目vs 猿楽B
〇2-0
3試合目に入る直前、2試合目の勝利から数人の選手が、かなり浮かれてしまっていました。とても子供らしいものの、1勝したからといって目標としている決勝へ行けるわけではないと引き締めました。何かを得ることが出来そうになったときに気を引き締めないと失ってしまう、大人としての経験を選手達に押し付けました。
2点目のゴールは前線のディフェンスが連動した素晴らしいゴールでした。右サイドで相手DF選手がボール保持していたところ、キーランが縦方向からプレッシャー。相手選手がたまらず、中の選手に返したところをタクヤがプレッシャー、最後に左サイドでヒューゴがボールを奪取し、ドリブルからシュート。トレーニングがモノになった成功体験のようなゴールでした。
また、この試合では特にスペースを意識した丁寧なパス回しを見ることができました。選手たちの理解度の高さ、成長の速さには驚かされるばかりです。

得点者:タクヤ、ヒューゴ
 当日、試合間のモグモグタイムをとることができなかったので最後、長めにとりました。決勝トーナメント進出を決めた後のモグモグタイムは格別だったと思います。
5/5子供の日の決勝トーナメントまで、中一日。まとまった練習時間はとれないので予選で成功したこと、出来なかったことを振り返ることが次につなげる上で大切なことを話しました。
3試合目後半では多くの選手に疲れが見えていました。何とか乗り越えることができたのは途中出場の選手も含め全ての選手が一体となった結果だと思います。決勝トーナメントもチーム一丸となって臨みましょう。

【3年生B】春季区民大会予選 総括
コーチの内藤です。
いよいよゴールデンウィークが始まりました。その初日である4月29日に3年生の春季区民大会の予選が行われました。内藤が帯同したBチームについて総括をさせていただきます。

昨年度までの大会とは異なり、3年生となった今年度からは試合のフィールドのサイズが倍になります。レギュレーションも、”6人制オフサイドなし”から”8人制オフサイドあり”に変更です。

全員がボールに集まってしまうお団子サッカースタイルのまま、この大きな変化を迎えてしまうと、試合ではかなり厳しい結果を突きつけられることになります。なので、この数ヶ月の指導のめあてとしては、その変化に対応するためフィールドを広く使用したパスサッカーの習得を掲げていました。

ただ、Bチームについてはまだまだその途上にあるまま本大会を迎えることになりました。

前回の秋季区民大会で無得点に終わっていたので、その貴重なゴールを取ることを目標に掲げたいところでしたが、3年生として、サッカーをより高度に理解し、実行できるようになってもらいたく、今大会の目安は別のものを設定しました。

それは、「ポジションとフォーメーションを意識して、自分の役割をもつこと」です。

これまでは、ゴールキーパー以外は、「攻め」と「守り」くらいのざっくりとした役割分け方しかしてませんでした。今回は、よりリアルなポジションとフォーメーションを体験してもらいました。

フォーメーションの形は、3-2-2。守備と攻撃の初手を担当するディフェンダーは、中央(CB)、右(RSB)、左(LSB)の3人。攻守に走り回る中盤のミッドフィルダーは2人(RMF, LMF)。攻撃の仕上げとしてゴールを狙うフォワード(CF)は2人。

明確な役割をそれぞれに与え、ゲームに挑んでもらいました。そのようにサッカーを体験することが、サッカーの理解をすすめる上で効果的だからです。

■1試合目 vs 本町B 負け(0-4)

ゴールキーパーはシン。
ディフェンダーは右からムネヒサ、フミヒト、アラタ。
ミッドフィールダーは右からユウヤ、カンタ。
フォワードはケイシとレンタロウ。
この日の3試合の中で、一番サッカーらしい試合になっていたと思います。ケイシとレンタロウは自分たちの攻撃開始に備え、ハーフライン付近で待ち伏せ。フミヒトは守備の中心として左右のムネヒサとアラタをしっかりと動かしていました。この試合では、レンタロウが飛躍的な成長を遂げたように感じます。具体的には、オフザボール(ボールを持っていないとき)、とくにケイシがボールを持ったときの動きです。これまでのレンタロウや、他のBチームの選手は、ボールを持ったケイシ(というかその足元のボール)に特に考えなしに近づいてしまいますが、このゲームの中でレンタロウの動きはどんどん違うものになっていきました。ケイシがパスを出せそうな場所に先回りして動いていったのです。残念ながらシュートのチャンスは訪れませんでしたが、いわゆる「引き出す動き」が自発的に始まったことはとても期待できることです。

■2試合目 vs セントラルC 負け(0-5)

ゴールキーパーはケイシ。
ディフェンスは右からムネヒサ、シン、アラタ。
中盤にグェン、カンタ。後半はカンタに代えてユウヤ。
フォワードはレンタロウとフミヒト。
ムネヒサが相手選手の前に体を入れる素晴らしい守備を見せた他、レンタロウとフミヒトがしっかり我慢して前線でポジションを維持するなど、よいところもありました。
しかし、全体的に1対1の弱さが目立ち、基本的に攻撃を受け続ける展開になりました。また、自陣で取り返したボールやスローインを、特に理由なく中に入れてしまい、そこから失点するパターンも目立ち、これはからくりの理解が必要だと感じました。
選手自身が理解していないことを、理解してなくてもいいから勝つために言われたとおり実施しろ!・・・という育成は避けたいので、まずは理解が進むよう働きかけていこうと思いました。

■3試合名 vs セントラルA 負け(0-11)

待てども待てどもパスが来ないフォワード。そこに二人を置くよりも、パスを送れる選手を増やそう、と説明し、フォーメーションを3-2-2から3-3-1に切り替えることをみなに説明しました。そういうことでサッカーの展開が変わるということを知ってもらいたいという期待を込めて。
ゴールキーパーはレンタロウ。
ディフェンスは右から、ケイシ、ムネヒサ、シン。
中盤に、ユウヤ、カンタ、グェン。
フォワードはワントップとしてアラタ。

しかし、敗戦続きで迎えた3戦目は、体力面というより、メンタル面での疲れがあったようで、終始集中力の低いゲーム展開になりました。1試合目で意識できていたフォーメーションとポジションに関してはガタガタに崩れていたように思います。
アラタは前線にとどまることを忘れ、中盤やディフェンスエリアに飲み込まれていきました。ケイシは守備を離れ好きなところに動き回ります。後半、カンタとムネヒサ、ユウヤとケイシの前後の位置を変える調整をしました。それも、どういう意味があるのか、というのを感じてもらいたいな、と思いつつ最後の15分に送り出しました。


■まとめ:1日を通して
とまぁ、ここまで書いている内容を見ると散々な一日だったかのように見えますが、内藤としては非常に満足感のある一日でした。それは主に、2つの理由です。

理由(1):「サッカーのゲームとしてのからくりに触れてもらえた」
それぞれにポジションという役割があることで、お互いの動きがどうであったか、それぞれに意見をぶつけていました。失点ごとに、なにやらディベートらしきこともしていました。サッカーというものが、パワーやスピードという個人の身体能力や精神的な気持ちだけで作られているのではなく、もっと、チームとしての戦術が大切なのだと感じてもらえたように思います。

理由(2):「負けて悔しい、という選手が出てきた」
サッカーは楽しいものです。勝敗の結果によらず。それはたとえば、鬼ごっこや缶蹴りが楽しいのと一緒です。勝ち負けとは別のところで、楽しい時間を過ごした、そう感じられる素晴らしいスポーツです。でも、負けることが悔しい、次は絶対に勝つ。そう思うことは、上達のためにはとても大切な要素です。これは、指導者や保護者による「こんなに散々に負けて悔しいと思わないのか?情けないと思わないのか?」などという叱咤で芽生えるものではありません。仮にそうして勝利への気持ちを無理やり埋め込んだりすれば、「あと伸びしない子」の完成だと思うのです。今回のように、おのずからそういう気持ちが芽生えたのであれば、それは大きく成長するチャンスだと思います。ぜひともその悔しさを忘れず、これからの練習の肥やしにしてほしいと思います。

【3年生A】春季区民大会予選 総括
コーチの吉野です。
グラウンドも大きくなる初の8人制大会。
3年生Aチーム、春季区民大会予選リーグの総括です。
04/29(土)渋谷区スポーツセンター
GW初日、少し早い夏空の下、10時28分kickoff。


参加選手:アツト・アサユキ・カノト・キョウイチ・ケイ・ソウタ・タイチ・トウマ・トモカズ


今年1月、前回A・Bチームは一旦解散し全員に”ある課題”を課しました。
「Aチーム入りの条件として、3月時点でリフティング10回以上できること。」
当時、ほとんどの子が1〜2回。できる子でも5回いくかどうか。
といったものでしたので希望する選手全員にチャンスを、と思い設定しました。

多くの選手がAチームを目指し頑張ってくれましたが、
想像以上の結果を残してくれた選手がいました。
アツトです。
小公園で黙々と目標に向かい自主練に励んでいたと聞きます。
1月時点で5回しかできなかった彼ですが、2月で既に10回をクリア。
3月には、なんと3桁に届く回数をできる程に成長していました。
フォームも美しく安定した球の軌跡から、相当な時間練習をしたことは想像に難くないです。
結果、シュート力の向上・ボールキープの安定性・正確なパスワークなど、あらゆる面で
目覚ましいスキルアップを遂げ、その成果は今大会でも遺憾なく発揮されていました。

規定回数をクリアできたのは数名だったのですが、近い数字を出していた選手を中心にAチームとして選出しました。
結果、前回と同じメンバーになりましたが、ボーダー上の選手との差は紙一重でした。
秋の大会でもメンバー入れ替えを予定してますので、引き続き自主トレや練習に励んでいただければ幸いです。



○第1試合 vsトリプレッタC
試合結果 3-0

試合前、2位でも決勝トーナメントに進めると伝えたところ、
選手全員が「予選リーグ全勝通過を目指したい」と頼もしい声をあげてくれました。

初戦のトリプ戦は守りを固めて前半を無失点で折り返すことを目標に挑みました。
恒例となりますが、カノトは試合にフワッと入ることが多いので、「前半、点を取らなかった後半ださないからな」と、今回もパワハラで訴えられるレベルの追い込みをかけました。

リーグ戦の1試合目、プロでも緊張などで上手く試合に入れないことが多い中、
前半、ソウタやケイが果敢にゴールに挑んだり、相手の攻撃に対しては、トモカズ・キョウイチという猛獣をアサユキが必死にコーチングして対応してくれました。
両チームともチャンスはつくるものの膠着状態が続きましたが、
均衡を破ったのはプレッシャーに打ち勝つ男、カノト!
前半終了間際、見事にゴールネットを揺らし、貴重な先制点をもぎとってくれました。
(そして自身の後半出場権も獲得。)
良い雰囲気で後半を迎えると、
アツトのセンタリングからのボールをトモカズが振り抜き試合を決める2点目!
トリプ相手に連携で崩してゴールを決めるとは大したものです。
パスサッカーが少しずつ根付いたかな。と思ったのも束の間、
その後、トモカズが重戦車ドリブルでピッチを駆け上がり3点目。
まだまだ団子になるシーンが多かったですが、少しずつコートを広く使えるようになってきた兆しもあり、良いスタートを切れました。

得点者:カノト・トモカズ2


○第2試合 vsセントラルD
試合結果 11-1

この試合のオープニングゴールはゴール前混戦からのこぼれ球に走り込んだソウタ。
選手がボールに集まりがちな中、常に空いたスペースを狙う意識があるソウタならではの
見事なゴールでした。
この後、キョウイチがバックパスを中央に折り返したところを相手に狙われ失点。
(真ん中に不用意にボールを戻すのは危ない!というのを身もって理解してくれたのは不幸中の幸いです)
同点に追いつかれグラウンド内外に緊張感が走りましたが、
その後、トモカズが敵陣深くまで切り込みマイナスへ折り返し、アツトが見事にゴール。
そこからはアツト劇場!なんとダブルハットトリックの大活躍!
まさにリフティングを始めとする自主トレの賜物だと思います。

また後半フィールドを希望したタイチ・自身の得点を熱望していたキョウイチも終了間際にゴールをもぎとり終わってみれば大量得点でした。

試合後のミーティングでは、それぞれの良かったプレー・改善ポイントを選手間で忖度なく発言してもらいました。文章が長くなるので詳細省略しますが、なかなか目の付け所がよい指摘が多かったですし、特にコーチ目線ではなく仲間からの歯に物着せぬ意見だったことが心に響いたようですので今後も取り入れていこうと思います。


得点者:ソウタ・アツト6・トモカズ2・タイチ・キョウイチ


○第3試合 vs本町B
試合結果 7 - 0

本町Bは前試合のトリプ戦で好ゲームを展開していたので初戦同様、守備重視で臨みました。
が、これまで中々パスを出さずドリブル突破至上主義だったキョウイチ・トモカズが、敵陣深く切り込み、ラストパスを供給することを覚えてくれたおかげで数多くのチャンスが生まれ、結果、大量得点を収めることができました!
後半、アサユキが攻め上がった裏を狙われ あわや失点のシーンがありましたが、そこを全力でカバーしてくれたのはこの日、FW・DFと様々なポジションを担当してくれたトウマ。
少ない出場時間でしたが、魂のこもった印象に残るプレーでこの試合クリーンシートで終えることができました。
またドリブル突破でのゴールとサイドからのクロスなど、パスからの得点が半々くらいにできたことは大きな成長の証だと思います。

得点者:トモカズ4・カノト・ソウタ・カノト


予選リーグを振り返ると、相手ゴールキックを奪ってからのイージーな得点が多かったのですが、決勝トーナメントでは、このようなシーンは激減します。
連携プレーを中心とした流れの中で得点ができる。また、オフサイドラインを意識したDFラインの押し上げによるコンパクトなサッカーを心がけた練習に励んでいきたいと思います。

大会後、審判部の部屋に挨拶にいったところM月さんを始め渋谷区サッカー協会の審判部の方々から、「富ヶ谷は全員が全力で走ってゴールを狙える良いチームだ!ゲームを見てて楽しかった。」と絶賛してくれました。

そして精神的な成長も見られました。
試合中、相手チームの選手が思うようなプレーができなかった苛立ちからか、汚い言葉をかけられた選手が何人かいたようですが、フィールドではグッと堪え、その挑発に乗らず、プレーで思いを返した彼らは立派でした。
決勝トーナメントで更なる高みを目指し、もう一段階ギアを上げていきましょう!


○選手評
アツト :
ピッチ内外での模範的態度・練習への姿勢・サッカースキルから、ゲームキャプテンを担当してもらいました。2試合目のダブルハットトリックは、ゴールを狙う飽くなき姿勢と練習の成果の賜物です。今後、アツとが司令塔としての役割をどれだけできるかで、この学年の未来が変わってくると思うので、より一層の自主トレや仲間との意思疎通・連携プレーを高めていってください。

アサユキ:
相手攻撃の先の展開を読むクレバーなプレーで最終ラインを高くキープしてくれたので大くの失点の機会を防いでくれました。アサユキがDFラインを統率できるかどうかで決勝トーナメントのメダルの色が変わってくると思います。今回以上のDF仲間への声かけや最終ラインの統率を磨いていってください。
時々、点を取りたくなって上がってしまうこともありましたが、その時は、周囲の選手に自分の守備範囲をカバーしてもらうよう声掛けを!

カノト :
1試合目と3試合目。僕からの「点を取らないと外すよ」というプレッシャーをものともせず、
得点をあげたのは流石です。練習の成果もありフリーキック・ロングキックの威力はこの学年では一枚抜けてると思います。あとは、フィールドでボールをチェイスする汗かき役をもう少し頑張って相手から恐れられるFWになりましょう!

キョウイチ:
ポジションを右サイドと言えば左サイドにいたり、左サイドと言えば右サイドにいたり。相手に囲まれる前にパスを出してと言えばドリブルでしかけまくったり。ですが、それを凌駕するほどピッチ全体をケアし、ボールを失っても必ず取り戻す速さと体力は流石です。
「パスを出せ」と指示はしますが、このままドリブルを極めて唯一無二のドリブラーになってもらうのもありかなと思っています。
とはいえ、武器がドリブルのみだと対策されやすくなります。
今回パスを何度か成功させたことで相手が少し離れてケアするようになり、結果、得意のドリブルを生かせるシーンが増えたことに気づけてもらえたら何よりです。

ケイ:
トモカズやキョウイチと程よい距離を保ち、彼らのフォローを常に心がけてくれたので、二人が失敗を気にせずガンガン攻めていけたのだと思います。今日の得点の何点かは、そんなケイの陰ながらの働きあってのものだと思います。あとは1vs1やボールを追いかけるときに少し遠慮してしまうところがあるので、もっと荒々しく、激しくいけるよう練習していきましょう。

ソウタ :
本日2得点の活躍!いずれもオフザボールの動きが素晴らしく、特にそれが報われたのが、2得点目。ゴール中央で一人フリーになり、トモカズからのセンタリングをゴールに叩き込んだ瞬間は、ピッチの選手はもちろん、コーチ陣も思わず唸るほどのナイスゴールでした。あとはケイ同様、今後は1vs1やフィジカルで負けない技を磨いていきましょう。

タイチ :
今回あまりGKの出番は少なかったですが特筆すべきプレーがありました。それは足元のボールを取る時のプレー。周囲に敵がいない状態でも、きたボールに対し「腰を落とし、足でもガードし、両手でキャッチする。」と絶対にこぼさない丁寧な取り方をしてくれたことです。一見、なぜ敵がいないのに?大袈裟では?と思われる方もいると思いますが、実は大事なプレー。基本のプレーをミスなく行うことで、相手は安易なミスをしないGKだという印象をもち1vs1の場面などでシュートをためらうようになるからです。また味方にも安心感を与えることで、より攻撃にも集中できるようになるからです。
決勝トーナメントでは、倍以上に出番が多くなります。DFの裏に出たボールへの飛び出し・キャッチの判断・DFへのコーチングの精度・ゴールキックを高く蹴る練習をしていきましょう。(できればキックは富ヶ谷練習ではなく自主練で励んでみよう。)


トウマ :
今回控えが多かったですが気持ちを切らさずにいてくれて頼もしかったです。トウマの武器は、今のところキック力・戦術理解度だと思います。ベンチから出るためには、3試合目、相手FWと競り合い失点を防いだあの気迫を常に出せるようになること。強いキックができるし、体格も恵まれているので、もっと激しいフィジカルコンタクトをとれるよう練習していきましょう!
ケイ・ソウタ同様、1vs1などを強化し、自信をつけていこう。目指せ、富ヶ谷の壁!

トモカズ:
キョウイチ同様、パスを覚え始めてくれたおかげでプレーの幅が大幅に増えたと思います。
抜群のドリブル突破力があるので、あとはパスの精度。と、フィニッシュ。
左足キックができれば、あと3点は取れた思います。右足でもつために切り返す時間がなくなれば、おそらくこの世代でトップクラスのストライカーになれると思うので、初めから出来ないときめつけず練習してものにしましょう!



・今回も、木村コーチからも総括頂戴できました!
富ヶ谷Aのメンバーのみんな、予選リーグ1位突破おめでとう!試合を重ねるごとにパスを使った得点も出て、手応えを感じた1日になりましたね。試合以外でも登録メンバーチェックでの挨拶や試合開始前に対戦相手よりも先にポジションについて準備するなどの姿勢も好感を得ていて素晴らしかったです。次の闘いは決勝トーナメント、全員で力を合わせて富ヶ谷旋風を巻き起こしましょう!