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チームの様子や大会結果・イベントなど、クラブの今をご紹介します。

件数:347

新1年生の生徒及び保護者のみなさん、ご入学おめでとうございます!
富ヶ谷サッカークラブ、監督の内藤です。


すでにソメイヨシノは散り、八重桜も葉桜の時節となりました。
今年の4月より小学校に入学されたお子様、ならびにその保護者様に心よりお祝いを申し上げます。

幼稚園、保育園から小学校に上がったことで、お子様の環境は大きく変わってきているかと思います。新しい集団の中で、お子様はもちろん、保護者のみなさんも不安に感じていることもあるのではないでしょうか。

さて、そんなみなさんに私たちからのご提案です。
その不安に、新しい仲間とともに立ち向かってみてはいかがでしょうか。

まずは私たち富ヶ谷サッカークラブ、略して”トミサカ”について、簡単に紹介をさせていただきます。

トミサカは昔ながらの地域密着型のスポーツ少年団です。
その歴史は古く、60年以上続く大変伝統の長いサッカーチームです。

その特徴は、保護者ひとりひとりが力を合わせ、子どもたちのたくさんの笑顔を生み出すという、古き良きあたたかさにあります。

富ヶ谷サッカークラブでは、”子どもたちのサッカーチームを作り、守る”という課題を共有することで、保護者のみなさんが一致団結、子供の成長をとても近い距離で見守れる特別な数年間を体験できます。

子どもたちにはチームを通して特別な絆が芽生え、小学校卒業の後も、その思い出は消えることなく心の大事な場所に残り続けます。

そして、このチームを通して知り合った保護者の皆さん同士にも、強い絆が生まれ、いつまでも振り返りたくなる素敵な時代を共有することができます。

ただの同級生のママ友、パパ友を超えた、特別な強い絆を持つ集まりへのお誘いです。

子どもたちのサッカーを育むために、私はみなさんに”少し面倒なこと”をお願いしています。それは練習のお当番、試合のお当番であったり、会計係や施設係、備品係などなど。

あえてみなさんに、チームを運営するためのお仕事をお願いしています。
そうした「課題」こそが、保護者のみなさんをつなげ、団結につながることを知っているからです。

そうして手に入れた、みなさんだけのチームワークは、びっくりするくらい心強いものになります。

クラスにしっかり馴染めているかしら。仲の良いお友達はできたのかしら。先生とうまく行っていないようだけど他の子はどうかしら。隣の席の子がヤンチャで心配だわ。中学受験って、本当に必要なのかしら。

小学校生活では、いろんな悩みのタネがそこかしこにあります。一人だと手強い悩みのタネも、仲間と一緒なら、あっけないほど気楽な気持ちになったり、笑いのタネに変わってしまうこともあります。

サッカーを通して、子供は身体的な強さを育むだけでなく、集団の中でうまくやっていくための様々な力を会得します。でもそれは、どのサッカークラブに所属しても大差ありません。

富ヶ谷サッカークラブの競技面での特徴は、「誰もおいていかないサッカー」です。
運動が苦手な子が継続できて、しかも上手な子とも仲良く共存できる。その特徴においては、他のクラブと一線を画していると思っています。

さぁ、お子さんと一緒に、サッカーチームを作る体験を始めてみませんか?

見学、練習体験、随時お待ちしております。

【2年生】練習試合レポート「FC WASEDA戦」
コーチの吉野です。

冨谷小学校卒業式の翌日である3月25日(土)、
代々木公園球技場にてFC WASEDAさんとTMを行いました。
生憎の雨模様で中止の可能性がありましたが、
先方から「サッカー大好きっ子が多く、是非開催したい」とありがたいお気持ちを
頂戴できたので雨天決行となりました。

ジュニアサッカーにおいて3年生は特別な年代になります。
これまでの6人制から8人制となることで、
一層本格的なサッカーを体験するようになるからです。
ルールではオフサイドが適用され、フィールドも倍の大きさになります。
6人制時のおよそ2倍です。
個人の能力よりもチームで戦うことが一層要求されるようになります。

相手チームは東京都のブロック大会に出場するチーム。
(HPを拝見したところJリーガーも輩出しているようです!)
すでに8人制の経験もあったようで、いわゆる団子サッカーではなく
フィールドを大きく使い全員で攻守の切り替えを意識するサッカーを展開してきました。

当チームでも前大会以降8人制へ向けたトレーニングを少しずつ取り入れてきましたが、
私の指導力不足で、ドリブルに頼りがちになったり、球離れが遅くなってしまったり、
オフザボール時立ち止まってしまっているなど、選手へ中々浸透させきれずにいました。

今回のTMでは選手たち自身に、6人制サッカーと8人制サッカーの違いを体感してもらい
今後の課題を見つけてもらえればと、
特にポジション、選手を固定させず、自分達の思うようにプレーをしてもらいました。
結果、得点こそあったものの試合内容としては、
ほぼ相手チームにボールポゼッションを許す一方的な展開に。

しかし、実力差のある相手でも選手はよく走り必死に対応してくれ、
常に皆、出場機会を望んでくる姿勢は頼もしかったです。
またベンチにいる選手から「ボールに集まりすぎ」「逆サイドが空いている」など
スペースを使う重要性に気付ける声かけが多く出てきたことは大きな収穫だったと思います。

渋谷区大会を4月に控え、時間はありませんが、今後の練習で前回大会を上回る成績を
狙えるよう練習に取り組んでいきたいと思います。
【6年生B】秋季区民大会決勝トーナメント 総括
コーチの岩崎です。
3月11日(土)に6年生の秋季大会でのベスト8以上の順位決定トーナメントがありました。
富ヶ谷SCのテペ(予選と同様実質5年生チーム)が富ヶ谷Bチームとして参加し指揮を執りましたので以下総括いたします。
富ヶ谷Bチームの参加メンバーは以下11名です。
ゆうき、けい、せいた、はるた、そう、そうすけ、れい、ゆきや(全試合出場)
かろ、てとら、りょう(2試合目までの出場)

予選の総括でも書きましたが、このチームの課題は初戦の入り方。この日に関してはみんな意識高く課題克服のために動けていたと思います。課題が克服できずとも、今回のように意識して動けるようになることでようやくスタートラインに立てたと思いますので、引き続き意識して来期の大会に臨んでもらいたいと思います。

さて、ベスト8からの順位決定トーナメントということで、初戦に勝てばベスト4以上が確定します。よってこの日も初戦がとても大切でした。初戦はトリプレッタC。リーグAを1位通過してきた強豪チーム。
実力は相手が格上であることが予想できた中で、普段通りのプレーができるか、相手に臆せず立ち向かえるかがポイントになると考えました。選手たちには、ミスを恐れず全力でプレーすること、気持ちで負けないように声を出すことを指示しました。試合前に心も体もしっかり整えた成果か、この日は序盤に視野が狭くなって球離れが遅くなることはほとんどなかったと思います。
が、結果的には相手のプレスがとても速くパスが回せず終始試合を支配されてしまいました。相手とは体格的には差がありましたが、相手の走力・スピードが飛び抜けて凄いかというとそうでもありません。では、なぜ相手のプレスが速かったのか。それはトリプCの選手が“予測”して動いていたからです。トリプの選手は、ある程度次のプレーを予測し、そこに先回りしてプレスを掛けることで、スピードはなくとも速いプレスが出来ていました。富ヶ谷の課題という観点の言い方だと、「相手の予測可能なプレーしかできていなかった」となるかと思います。具体的には2点。
(1)パスを出す前からこの仲間にパスを出すのだと言うオーラが出てしまって相手に読まれてしまう&パスを出すまでが遅い。
(2)パスコースを作れたとしても1つしか作れていない。

2点とも普段の練習で取り組んでいることですが、とにかくトラップしてからパスを出すまでのスピードを上げることによってプレーのレベルが数段上がります。止める・蹴るという基本はもとより、どこに止めるかを決めるために予め周囲を把握すること。これは個人で出来るレベルアップです。
次にチームとしてのレベルアップのために、パスコースを複数作れるよう連動して動ける選手を多くしていく必要があると考えています。まだまだボールを持っている選手を傍観してしまい、自分とボールを持っている仲間との間に相手選手がいる状況の選手が多いです。パスがもらえる位置に自然と移動できるようになり、常にパスコースが2つ以上作れるチームになるのが理想です。
この2点のレベルが上がると、どんなに相手のプレスが強く・速くなろうとも簡単にパスを取られることはないです。引き続き「止めて・蹴るという基本」と、「連動する動きの徹底」によるレベルアップをしていくことが重要と考えます。

2戦目の渋谷東部A戦に関しては、更なるレベルアップのために必要な観点の課題がありました。それは“相手キーマンのポジション把握”です。富ヶ谷SCで例えると、6年のハルのポジションがどこかを把握するという感じでしょうか。渋谷東部Aにもキーマンになる背番号29の選手がいました。前半はこの選手がセンターバックのポジションにいて、前線へのロングパスがメインでしたので、相手の攻撃が単調&攻撃の枚数も少ないため守備もしやすく、スコアレスドローで前半を終えることができました。後半は背番号29の選手がトップ下の位置まで上がってきました。足元のテクニックも高く、ボールをキープされることで相手攻撃陣が高い位置まで上がってくる時間ができ、キーマンからパスが供給されて人数を掛けて攻撃をされてしまうことで失点される状況に陥りました。
試合後に選手たちには、相手のキーマンが誰だったかを質問したところ全員が29番と答えました。一方で、前半と後半で29番の選手のポジションが変わったことに気づいた人が居たかを聞きましたがほとんどの選手が気づいていませんでした。
課題として挙げることは「状況把握能力の向上」です。相手選手のポジションをすべて把握することは難しいです。ただ、最低限キーマンのポジションは正確に把握し、もしそれが変わった場合は自分たちのプレーを変えた方が良いのかなど、状況を把握し考えながら試合が出来るようになると更なるレベルアップができます。ただ、かなり高いレベルでの話をしていますので、最低限キーマンのポジションを正確に把握することを意識する必要があるということを意識してもらえれば現時点ではよいと考えています。

3戦目は富ヶ谷Aチームとの直接対決になりました。実質6年生vs5年生ということで、公式戦で真剣勝負できるのはこれが最後と、6年生の思い出になるように気持ちを全面に出して全力で戦おうチームの士気を高めました。2戦目の反省を活かしてキーマンになるハルのポジションを把握し、ボールを持ったら人数を掛けて恐れずにしっかりボールを取りに行くこと、初戦・2戦目とあまり出来ていなかった見方を鼓舞する積極的な声掛けをすることの2点を約束事として送り出しました。3戦目はかろ・てとら・りょうの主力メンバー3人を欠いたこともあり、思うように自分たちのサッカーをさせてもらえませんでしたが、体力的にも厳しい中、最後まで気持ちを切らさず頑張りぬくことができたのは、最上級生としての自覚が少し芽生えたように感じましたので、コーチとしてとても嬉しく感じました。

来期は私が直接指導できる機会が非常に少なくなってしまうかと思いますが、これまでの総括に書いた課題や改善点等を個々のメンバーが意識して、自らレベルアップのために行動できるようになることを期待しています。

【試合結果】
1試合目:vsトリプレッタC 1vs5(●)得点者:てとら(かろ)
2試合目:vs渋谷東部A 0vs4
3試合目:vs富ヶ谷SC A 0vs3

【3年生】練習試合レポート「本町スポーツ少年団」「テキサスイレブン」戦
コーチの山野です。
3/21 春分の日に本町スポーツ少年団さまとテキサスイレブンさまを招待しTMを開催しました。

出場選手:エニシ、コウイチロウ、タクヤ、シンノスケ、ソウ、ミナト、ゼン、スバル、ヒューゴ、チフク、キーラン

3年生にとって初のホームに対戦相手を招いてのTM。ホームチームとしての振舞い方をお話しました。対戦相手がいてこそサッカーができることに感謝する、大きな声で挨拶することを確認しました。

サッカーに関しては、試合に入る前にこれまで皆でトレーニングしてきたメニューを振り返り、それぞれのポジションごとの、プレーエリアごとの役割分担を確認しました。
最初に2チーム総当たりx4セット 8試合あることの理解を促し、最初の1セットは日ごろ慣れているポジション、2,3セットはポジションをシャッフルしいろんなポジションを経験、4セット目はいつものポジションをベースにポジションシャッフルして得た経験を反映したポジションで挑んでみることを説明して試みました。自分がどのポジション、役割だということと同時に他の選手がどのポジションでどんな役割かを考えてもらうことが裏テーマでした

以下個人評です。
エニシ:試合の中で集中してプレーできる時間が増えたと感じました。時々キラリと光るボールコントロールとキラーパスが印象的でした。ディフェンスへの意識が飛躍的に伸びていました。

コウイチロウ:危機察知能力を裏付けとしたポジショニングとディフェンス能力がより向上したと感じました。ボールを獲ってから、冷静に次につなげるプレー、キック力の向上、攻撃参加する機会が増えればもっとサッカーが楽しくなると思います。

タクヤ:これまで左サイドMFでプレーすることが多かったタクヤですが、今回はCMFを中心にプレーしてみました。元々左サイドからカットインして右足でシュートすることが好みだったようですが、興味深かったのは感想を聞いた際、サイドよりゴールが近くなったという発言と実際タクヤの得点機会が増えたことでした。2-3-2フォーメーションの中で、最近トレーニングで取り組んでいる、自チームがボールを持っている時は常にパスコースのトライアングルを作る動きがCMFでは得に重要になることと、その為にオフザボール時にフリーになる動きが大切だということだけを伝えましたが、バイタルエリアでのディフェンスもがんばってくれました。

シンノスケ:自身でも気づいているようでしたが、集中している時のディフェンスへのコーチングが素晴らしい反面、自チームが攻めているとき声が出なくなっているのは集中切れているねと話しました。本町戦でハイボールのシュートに対して素晴らしいセービングがありました。ゴールキックでは最初の方に相手にあっさりボールを渡してしまうシーンがありましたが、試合を重ねるごとに思考を重ねているように見受けられましたので続けていけばよくなると思います。具体的には周りがシンノスケを助けてあげるポジショニングをとること、またはシンノスケが指示することを確認しました。

ソウ:主にDFでプレーしました。ディフェンスに戻る際の走るコース取り、ポジショニングが素晴らしかったです。これまでは相手サイドの選手につられるシーンがあったのですが、サイドMFが対応していることを察知した後の判断の切替が意識的に見ることができました。

ミナト:DFで出ているときもFWで出ているときも、気迫と強いフィジカルを生かしてボールを追いかけまわしていました。ミーティングでどのポジションで出ていても役割を理解することを皆に力強く話してくれたことが印象的でした。

ゼン:前線でプレーする機会が多いゼンですが、後ろ向きでボールを受けて味方が上がってくる時間を稼ぎ、味方を生かすパスを出すプレーが素晴らしいです。後ろ向きでプレーするのか、前向きでプレーするのかを意識し、シュート練習やゴール前での1対1でやっているダイアゴナルランの動きを例に自分が前向きでプレーする動きも取り入れれば、もっといろんなことができるよと提案しました。今後トレーニングの中でフォーカスしていきたいと思います。

スバル:足元の技術の上達が夏の合宿以降目覚ましいスバル。DFでプレーした際に、自分はディフェンス苦手だからフォワードがいいという発言がありました。FWもボール奪取力は必要で、スバルがディフェンス苦手だと思わないことを伝えました。乗り気ではなかったようですが、DFも考えながらプレーしているように見受けられました。

ヒューゴ:ディフェンスに強みがあるためDFで出場が多いヒューゴですが、攻撃したい気持ちが強いようです。当日は攻撃の機会が多いサイドMFをプレーした後DFに戻しました。そうすると運動量を生かして自ら攻撃機会を増やし、守備の時は戻るという新たな発見があったようです。チームメイトもヒューゴはDFなのに攻撃するけど、守備の時はちゃんと戻っていたと評価していました。最後の試合ではそのご褒美のようなゴールがあったことは特筆すべきことと思います。

チフク:チームでもサッカー経験が少ない方のチフクですが、運動量とスピード、楽しそうにプレーしているところが素晴らしいです。ポジションを忘れてどうしてもボールがある方につられてしまうところがありますが最初は皆同じでした。お話に耳を傾ける姿勢、こちらからの問いかけ対するレスポンスが秀逸です。どんどんサッカーの魅力に取り憑かれていってもらえたらと思います。

キーラン:当日学校があって遅れてきたキーランでしたが、プールの授業の後、準備万端でやってきました。試合ではパスのアイデアが素晴らしかったです。いつも通り攻撃時の右サイドでの推進力は素晴らしいのですが、相手ディフェンス陣が対応できないループパスや相手の死角を突いた右サイドから左サイドへのグラウンダークロスと創造力あふれたプレーをしていました。

個人的に興味深かったことは、左効きの相手選手に対してシュートを防ぐために左側からプレッシャーをかけて追い込む作戦を選手たちで導き出したのですが、あっさり逆に切り返されて右足で決められたことでした。相手選手にしてやられましたが、自分たちでゲームの中でスカウティングをしてアイデアを練って実行するということにビックリしました。

最後に皆に帰ってから(1)出来たこと、(2)出来なかったこと、(3)どうすれば改善できるかを思い出してみるように話しました。ご家庭で改めて促していただけると幸いです。

【6年生A】秋季区民大会 決勝トーナメント 総括
コーチの秋元です。
6年生秋季大会の決勝リーグが開催されました。
準決勝進出を賭けてトリプレッタAと対戦し、引き分けとなりましたが、PK戦で惜しくも敗戦、順位決定トーナメントに周り、結果は7位となりました。

出場選手:あきら、はる、すみまる、たつき、こうた、しゅうた、あゆむ、ひろ、れんせい、しゅうま、すざく、あいら、りひと、はお

第一試合 vsトリプレッタA 2ー2(PK0-2)
得点者:はる×2

第二試合 vs千駄ヶ谷 0ー1

第三試合 vs富ヶ谷B 3ー0
得点者:はる×2、あいら

第一試合はトリプレッタAとの対戦でした。相手チームの攻撃はセンターハーフからの展開を軸に両サイドを崩してくることを想定し、2-4-1の布陣をベースとしつつ、守備時は4-2-1として守りを固めつつ、前線のはるにシンプルにボールを入れて、周囲の選手がサポートするゲームプランを確認しました。
相手チームのセンターハーフの選手がパスワークの起点になるところをあゆむとあいらが的確にマークを引き渡しながら有効なパスを出させず、両サイドハーフのしゅうた、れんせいもしっかり守備に貢献してくれました。また、相手のワントップの選手が何度もドリブルでの打開を試みましたが、すざく、こうたが良い体制ではシュートさせず、たつきの安定したゴールキーパ等、良い形で試合に入りました。そして、たつきのボールキャッチから早いタイミングでのパントキックをはるが上手くキーパーをかわすループシュートを決め、ゲームプラン通りの展開で先制してくれました。前半は終了間際のコーナーキックでサイドを変えられた際のマークのずれを付かれて失点した部分以外は非常に集中し、富ヶ谷ペースでゲームができたと思います。
後半も選手を入れ替えて望みましたが、前半同様に良い試合ができていました。はるのコーナーキックからの直接ゴールの1点にとどまりましたが、しゅうたやあいらのシュートがポストに嫌われるシーンもあり、優位に展開している時間帯が多くありました。ただ、受験組や怪我からの復帰組を中心に疲れも見えるなか1失点し、2-2の引き分けとなりました。
PKはチームの中でもシュートの上手い選手を選出してチャレンジしてもらいましたが、30分走り続けたことに加え、力む部分もあり、悔しい結果になりました。
春の大会は優勝したトリプレッタCに準決勝で敗れ、1年前の5年生秋季大会も今回と同様に、準々決勝でトリプレッタに引き分けの末、PK戦で敗れており、なかなかトリプレッタの壁を破ることができませんでしたが、怪我からの復帰間も無いりひと以外は全員が出場する中でこうした拮抗した試合をすることができたことは胸を張って良いと思います。

第二試合は第一試合からの気持ちの切り替え、集中力のリセットができない中、組織で戦うことができず、最近では最も良さが出せないゲームとなり、0-1での敗戦となりました。

最終試合は富ヶ谷SCでの対決となりました。試合前に勝負にこだわるのではなく、自分達の特長であるパスワークを意識したゲーム展開を選手たちで活発に議論してくれて、実際にゲームの中でもその点を意識した声かけ、サポートが実践されており、選手たちの成長を実感しました。

富ヶ谷SCのメンバーとして最後の公式戦、全員で、全力で臨んだ第一試合はこのチームの集大成だったと思います。あと僅かなところで勝利を逃しましたが、チームとして話し合い、それぞれの役割を果たしながら声を掛け合い、仲間のためにプレーしている選手たちを見れたことは、コーチとして本当に嬉しかったです。
お疲れ様でした。
【4年生B】秋季区民大会 順位決定リーグ 総括
  4年生Bチーム 順位決定リーグ

ひさびさの公式戦は雨天延期となっていた秋季大会。フレンドリーマッチを含めた全3試合を戦いました。この日は惜しくも勝ち点に手が届かず、悔しい3位。

一対一の勝負強さなど個人の力は伸びています。結果にはつながりませんでしたが、実力の近いチームとの対戦はチームの成長と課題を知るよい機会になりました。よかったところも、ダメだったところも、しっかり振り返って次のステップを目指しましょう。


参加選手
4年生 しのた、けんた、すずれお、ゆいと、くおん、えいく、ゆうき
3年生 きーらん、ぜん、そう

1戦目(フレンドリーマッチ)
 vs 猿楽 0−1

予選を勝ち抜き2次リーグに進出していた猿楽を相手にわずかな差で競り負け。
相手が疲れていたとはいえ、大敗した予選リーグからの成長を感じさせてくれました。ゴールラインぎりぎりでのクリアを見せた きーらん、センターバックの中央でプレーした くおん、えいくの粘り強い対応が光った試合でした。

オフェンスは一人の力で突破を試みるだけだとボールを失う回数が増えて、守備に大きな負担をかけてしまいます。
前がかりな相手に対してサイドの選手はもっと大きく開いてボールをもらう。中央の選手は囲まれる前にパスの意識を持つ。2つの約束事を徹底しましょう!

2戦目 vsセントラルA 1−2
得点 しのた(PK)

1戦目惜しくも決定機を逃した しのた がドリブル突破で得たPKを、ゴール右上に豪快に蹴り込んで1得点。自陣ゴール前でこぼれ球が相手にわたり2失点はありましたが、 ディフェンスラインの2人、ゆいと けんた がいいポジションでお互いのカバーをしていたので大きく崩されたシーンは少なかったと思います。

相手チームのプレッシャーが早く、いいポジションでボールを奪っても、その後の展開に息詰まるシーンが多くみられました。ディフェンスラインの選手もボールを持った時に、自信と落ち着きを持ってボールコントロールする技術を練習しましょう。


3戦目 vsセントラルD 0−2

ゴールキーパーすずれお がPKからの連続セーブでチームを盛り上げ、その後、何度か決定機を迎えますが決めきれず。相手フリーキックがディフェンスラインの裏に抜けてしまい先制点を奪われます。
2失点目は、自分達のゴールキックが奪われたことがきっかけ。この日は3試合とも、このチームの正ゴールキーパー りゅうた がお休みでゴールキックからの展開に苦労しました。
慣れない選手がゴールキーパーの時は、周りの選手が声をかけたりフォローに入ったり、チームを助けるためにお互いがコーチングできるチームを目指していきましょう。



4年生最後の大会も終わり、5年生からはまた新たな編成のチームがスタートします。

今ではAチームの主力となった、ふうか や そうや(あるいは他チームで活躍している はおり) も、かつてはBチームでプレーしていました。

悔しさをバネに、本気にめざめて練習に取り組んだ彼らの成長は、すばらしいものでした。
このチームからも、彼らのように大きな成長を見せてくれる選手が出てくること、とても楽しみにしています。

(本庄)
【4年生A】秋季区民大会 2nd ラウンド 総括
コーチの三村です。
2月23日、4年生秋季大会の2次リーグが行われました。
予選リーグを勝ち上がった富ヶ谷Aはこの時点でベスト8。この日のリーグを2位以内で勝ち上がると、ベスト4となりメダルをかけた決勝リーグに進みます。
強敵ぞろいではあるものの、勝ち上がるチャンスは十分にあると踏んでいました。

基本のフォーメーションは新しく取り組んでいた2-4-1。最終ラインが今までの3バックより1人少ないので、DF陣の1対1の状況が増えます。基本的にDF陣の後ろにはカバーがなくキーパーしかいないので、今までより慎重に相手FWに対応する必要があります。慣れ親しんだ3-3-1からこのシステムにした狙いはいくつかあり、選手個々に伝えた課題は以下です。

コウタロウ DFとしての1対1で負けないこと。
カズキ 視野の広さを生かして声で周りを動かすこと。
ダンペイ 右サイドを突破し中央にパスを折り返すこと。
ソウヤ 運動量を生かしてサイドを上下に走り続けること。
ワクタロウ 中盤で受けて前線へのパスの出し手になること。
テユン 激しい守備で相手の中心選手をマークすること。
リクト キーパーとして勇気をもって前に出ること。
タクヤ 左サイドでボールをおさめて起点になること。
フウカ 中盤でより多く攻守に絡むこと。後ろが苦しい時は最終ラインまで戻ること。
リク 前線で周りを使って攻撃の起点になること。

メダルに向かう気持ちが強すぎたのか、消極的なミスがいつも以上に多く厳しい展開になりました。いつになく固い入り方になり、リズムを取り戻すことが難しいまま3試合を終えました
とくに目立ったのはロングボールの処理のミスです。相手のキック力が今までより強く、頭を越されて簡単に失点するシーンも見られました。まず大切なのは相手より先にボールに触ること。それが難しかったら相手に体を当てていい状態でプレーさせないこと。とくに体格の大きな相手にこれをやらないと、かなり苦しくなります。
他には、対戦した3チームの方が広いコートの使い方に慣れている印象がありました。
サイドの幅を広く使うために適切なポジショニングやショートパスもロングパスもより強く、正確な技術が必要になります。

まだメダルを取ったことがない学年になんとか次のステージに挑戦させてあげたい思いでしたが、
実力の差以上に点差は開いてしまいました。あらためてメンタルコントロールの難しさを感じました。
「普段の練習の時は自分を下手な選手と思い、試合では自分を最高の選手だと信じる」
いい選手になるためにとても大切な言葉ですが、この日は上手く自信を持たせることができませんでした。
点差が開き多くの選手が気落ちする中、フウカは最後まで1点を取りに行くことをあきらめずプレーし続けました。言葉で言うのは簡単ですがなかなか出来ることではありません。そんな選手が増えていくように指導していきたいと思っています。


新5年生になると、富ヶ谷SCの副キャプテンが1名選出されます。
吉田麻也選手のように大きな声でも、澤穂希選手のように背中(人となり)でも、チームが苦しい時にこそ、盛り上げられるような選手がこの学年から出てくるのを楽しみにしています。

vs 東部A 2-3 得点 リク・ダンペイ
vs 千駄ヶ谷A 0-5
vs セントラルC 0-7
【1年生B】秋季区民大会SIVリーグ 総括
【1年生B】秋季区民大会4位リーグ 総括

渡辺です。

今回の1年生Bチームは、「みんなで守り、みんなで攻める」をテーマにプレーしてもらいました。

他の学年の試合を見ても失点シーンでは、一人の選手がパスやドリブルで相手に抜かれた後に、ボールを追いかけることを諦めて、後ろに残った選手にディフェンスを任せてボールウォッチャーになってしまうという事が重なることで、数的不利の状況が作られて失点することが多いように思います。

攻撃面でも同様にせっかく一人の選手がドリブルやパスで相手陣地に切り込んでも周りのサポートがなければ得点までつなぐことは簡単ではありません。昨年「プレミアリーグ」で優勝した「マンチェスター・シティ」はサイドからセンタリングを上げる時には常に3人以上の選手がペナルティエリアの中に入り込んで得点に絡んできます。

このように攻守において数的優位を作り出すことはとても大切なことですが、実際にこれをやろうと思うと、攻守を素早く切り替えて休みなく走り続ける必要があるので、選手にとってはとてもハードな要求になります。プロの試合でも、試合を通してほとんどの時間で攻守に走り続けても、ほんの一瞬のたった一度の気の緩みで失点してしまうこともあるので、最後まで集中して「みんなで守り、みんなで攻める」を続けることはとても難しいことです。

しかし、今回1年生Bチームはこのハードな要求に応えて最後までしっかりと頑張ってくれたと思います。前後半16分間×3試合を走り切り、肩で息をしながらベンチに戻ってくる選手たちの姿はとても誇らしかったです。結果的に2位となりましたが、選手たちにとっては大きな手ごたえ、達成感のある充実した体験になったと思います。

ベンチ入り選手:
ハル、ユウ、コウ、ダイチ、ヒロト、エイタ(年長)、ケイヒル(年長)、イッセイ(年長)


第1試合 VS美竹 2-1
 得点:ゆう×2
第2試合 VS富ヶ谷A 2-2
 得点:えいた、ゆう
第3試合 VS千駄ヶ谷C 0-0

第1試合は出だしからユウとハルが何度か惜しいシュートを相手ゴールに放ちますが、カウンターから先制点を許す展開となりました。しかし、選手たちは落ち込むことなくすぐに切り替え、ハル、コウ、ヒロトが中盤で競り合い、ユウがそこから抜け出してドリブルからシュートにつなげる流れを何度も繰り返し、ついにゴールをこじ開け同点に追いつきました。後半もユウが再びサイド突破から角度のないコースを上手に決めて逆転に成功し、うれしい勝ち点3を勝ち取りました。

第2試合は富ヶ谷Aとの同朋対決となりました。キックオフ早々相手チームのリョウの飛び出しに意表を突かれ失点を許しますが、その後は立て直し、中盤での激しいボールの取り合いを制したダイチからエイタにボールがつながり、これをエイタが冷静に決めて1点を取り返しました。その後ユウがこの日何度も見せてくれた得意のドリブル突破から追加点をもぎ取りましたが、再びリョウに得点を許し、結果2-2の同点で試合を終えました。

第3試合の千駄ヶ谷C戦は惜しくも0-0の同点となりました。スピードのあるユウ、コウ、ハルの3選手を中心に、ドリブルでのサイド突破や中盤からの飛び出しで何度も相手チームのゴールに迫り、全体的に富ヶ谷の優勢で試合を進めることができました。ダイチは中盤で相手選手にプレッシャーを与え、ヒロトはディフェンスの要として相手の攻撃の芽を摘み、それぞれキーパーとしても好セーブを見せてくれました。このお陰で、何度か危ういシーンも見られましたが、無失点で試合を終えることができました。補強選手のケイヒルは攻撃面で縦へのスピード、イッセイは守備面でポジショニングの良さ、と攻守でそれぞれ持ち味を発揮してくれました。

全体を通して良かった点は、(1)最後まで集中を切らさずに走りきれた点、(2)得点力のある選手がしっかり得点できた点、(3)ゴールキックでキーパー以外の選手が周囲に散らばって、複数の選択肢を作りゴールキックをしっかりとつなげた点、(4)パスでつなぐ姿勢が見られた点や(5)カバーリングの意識が見られた点です。

特にカバーリングの意識について、小学生のサッカーは学年が上がるにつれて、お団子サッカーからパスサッカーに変化していき、ドリブル突破以外にもパスによって、数的優位を作り出す選択肢が増えていきますが、パスサッカーに移行するタイミングでお団子サッカーから抜け出せないチームが受ける洗礼として、サイド攻撃を仕掛けられた際に複数人でボールを取りに行って、中央の敵をフリーにしてしまい、センタリングから失点するシーンが多くみられます。これを防ぐ戦術の一つとして、チャレンジ&カバー(相手のボールホルダーに対し、一人がボールを奪うために距離を詰め(チャレンジ)、もう一人は一緒に突っ込まずに距離を保って別の敵をマークしながら、チャレンジした仲間が抜かれた際のカバーを行う戦術)が必要になりますが、ヒロトを中心にカバーリングの姿勢が見られたことは次につながる良い点だと思います。

改善点としては、(1)自陣で不用意にゴール前にいる仲間にパスやスローインをして相手にボールを奪われてピンチにつながってしまっていた点、(2)相手選手がサイド突破を仕掛けて来る際に、中央の選手がボールウォッチャーになってしまい、中央の相手選手へのマークが遅れ、数的不利によるピンチになってしまっていた点、(3)味方チームが攻撃している間にディフェンスのポジションにいる選手が自陣のゴール前で待機してしまいディフェンスラインが間延びしてしまっていた点、(4)逆に味方が守っているタイミングで、オフェンスポジションにいる選手が一人前線に残ってしまっていることがあった点です。(3)、(4)については、いずれも攻守のタイミングで数的不利につながり、得点のチャンスを逃し、失点の機会の増加につながります。以上の4点については、普段の練習でも折を見てコーチングしている点ですが、浸透までにまだ時間が要する部分だと思います。この他にも、シュート、パス、トラップなど、個人の能力の改善の余地、伸びしろはとても大きいと思います。富ヶ谷SCでの練習の時間だけではなく、自主練などを通じてぜひ今以上に個々の能力を高めていってほしいと思います。

【1年生A】秋季区民大会 決勝リーグ 総括  「SIVリーグ1位!」
内藤です。
まだ寒い日もありますが、日に日に春の訪れを感じられる季節になってまいりましたね。そんな小春日和の2月26日(日)、1年生の秋季区民大会 SIVリーグが開催されました。

内藤の帯同したAチームについて、以下レポートをさせていただきます。
予選リーグの続きとなるため、Aチーム、Bチームの編成は変更ができません。予選に参加していなかったサエをAチーム登録として、以下のメンバーで3試合を戦ってもらいました。

アキヨシ
シンノスケ
キョウスケ
リョウ
ナツ
ユウサ
サエ
アサヒ(年長)

スポーツセンター入場前に選手や保護者の皆さんにもお伝えしましたが、この春でこのクラブを後にする選手がこの中に4名います。このメンバーで戦えるのはこれで最後になるわけなので、ぜひ良い思い出になるよう、全力で楽しんでもらいたいなと思ってました。

結果としては、2勝1分でSIVリーグ1位。さらに嬉しいことには、Bチームも同リーグで2位に輝きました。このメンバーでずっと練習してきた、その節目としてとても素晴らしい1日になったと思います。

以下、試合ごとにレポートします。

■第1試合 vs 千駄谷C

勝ち 1-0
得点 リョウ

ゴールキーパーはリョウ。オープニングゴールもリョウ。”攻撃に参加するゴールキーパー”、というより、”手が使えるストライカー”として、縦横無尽に駆け巡っていました。キョウスケは最近の練習でボールキープを体得しました。この試合でも、足元に収めたボールをすぐに蹴り出すのではなく、周りを見ることができていました。後ろから追い抜いてきたリョウに見事なパスを2回成功させていたのは、まさにこのところの成長の証です。また、特にポジションやフォーメーションを決めたわけではないのに、ナツが左から、サエが右からドリブルでゴール前にボールを持ち込むなど、うまく空間を意識したプレーがあり、驚きました。リョウが攻撃に参加して手薄になったゴール付近は、アキヨシとシンノスケがしっかりとカバー。攻守バランス良く忙しく動いた富ヶ谷SCが、大きな勝利を獲得しました。

■第2試合 vs 富ヶ谷B

引き分け 2-2

試合開始早々、中央突破からゴールキーパーのリョウがゴールを決めます。その後2点を取り返されましたが、最後にアキヨシにゴールキーパーを託したリョウが同点弾を決めます。ユウサは相手のドリブルに最後まで食らいつき、自身がドリブルすれば右サイドをどんどん運んでいきます。持ち前のボールタッチはこの日はあまり発揮するチャンスがありませんでしたが、その走力とボールタッチが融合すれば向かうところ敵なしです。
アサヒは1年生顔負けの運動量でフィールドを走り回りました。本人はゴールを決めたくてウズウズしていました。この日は残念ながらゴールはできませんでした。パスが来ないから・・・と言っていたので、パスをたくさんもらう秘訣を、これから体得してもらおうと思います。
なお、指導者の身としては、Aチームのベンチにありながら、対戦相手のBチームのことも応援をしてしまいます。それだけに、心のどこかで期待していた、切磋琢磨の末の引き分けという結果に、人知れず安堵していたというのは、ここだけの話です。

■第3試合 vs 美竹

勝ち  5-0

第2試合まで、すべてのゴールがリョウによるものでした。忘れてはならないもうひとりのストライカー、キョウスケがこの試合で大活躍を見せます。前半にキーパーの頭上を超えるシュートで先制点を決めると、立て続けに3得点をマークし、ハットトリックを達成。リョウも負けじと後半に2得点。大量得点で、このSIVリーグでのI位を勝ち取りました。サッカーの結果というのは、得点に目が行きがちですが、この試合を無失点に抑えた功績はシンノスケの守備によるものであり、そしてゴールキーパーアキヨシのナイスセーブによるものであったことも書き添えておきます。

【最後に】

冒頭で書いたとおり、この春に去っていくメンバーがいます。
去る子も残る子も、これまで1つのチームとして一緒にたくさんの練習をしてきたこと、緊張と興奮を胸に試合に望んたこと、きみたちだけのボールとゴールを共有してきたことを、どうか忘れないでほしいです。

その思い出を心にしまって、それぞれの新しい春に向けて気持ちの良い再スタートを切りましょう!

【6年生B】秋季区民大会 予選リーグ総括 「決勝トーナメントベスト8進出!」
コーチの岩崎です。
2月25日(土)に6年生の秋季大会予選リーグおよび順位決定トーナメント1回戦がありました。
富ヶ谷SCのテペ(今回は実質5年生チーム)が富ヶ谷Bチームとして参加し指揮を執りましたので以下総括いたします。
富ヶ谷Bチームの参加メンバーは以下11名です。
ゆうき、けい、かろ、せいた、はるた、てとら、そう、そうすけ、れい、りょう、ゆきや

この5年生は1試合目の入り方がなかなか克服できない課題です。
23日に行われた富ヶ谷AチームとのTMでも同様で、「ミスをしないよう注意深くなり過ぎるが故にタッチ数が多くなる」「視野が狭くなる故にパスの出しどころが見つけられない」という状況から球離れが遅くなることで相手にボールを奪われ、序盤に立て続けにゴールを奪われるといった展開でした。
TM後、25日の1試合目の入り方をどうすれば改善できるのか、各自で考えることを課題にしましたし、試合前もチームでの改善策をメンバー全員で話し合って臨みました。
が、1試合目のトリプB戦でも、開始早々に立て続けに失点を許してしまいました。もちろん相手は6年生でそもそもの実力差があったと思いますが、それ以上に自分たちのプレーが出来なかったことが原因だったと感じています。

課題というのはそう簡単に克服できるものでも無いですし、そもそもすぐに改善されたら課題にもなりません。また、この大会で改善されなかったからダメというものでも無いです。粘り強く各選手が試合を振り返ってチームおよび個人の課題に向き合い、それを克服する努力が実践できるかということの方が大切だと考えています。

【予選リーグ】
1試合目 vsトリプレッタB 0-5(●)
2試合目 vs 本町 5-0(◯)
     得点者:ゆうき(CKかろ)、けい(てとら)、ゆうき(CKかろ)、けい(かろ)、はるた(CKかろ)
【順位決定トーナメント】
1回戦 vsセントラルB 0-0 PK:3-2(◯)

1試合目のトリプB戦は、上記の通り序盤に自分たちのプレーが出来なかったことによる3失点があったものの、前半途中以降は善戦したと思います。やはり相手は6年生のためパワー・スピードともに基礎体力が上回っていましたし、パスワークのポジショニングがしっかりしていましたので、富ヶ谷Bチームより実力的にも格上であったことは確かだと思います。その中で、試合に慣れてきた頃からは、プレスの強度も上げることができ、いつも通りのパスワークを発揮することができました。
失点を防ぐことに終始してしまった試合になりますが、このような相手から1点をもぎ取るためには、やはり相手の想像を超えるプレーが必要になります。以前どこかの総括でも書いた記憶ありますが、良くも悪くも5年生は真面目で正統派なプレーを好みます。もちろんそれが悪いわけではないのですが、味方の足元への堅実なパスを繰り返すだけでは相手の想像を超えることはできません。失敗を恐れずチャレンジ・創意工夫ができるようになると、自分たちのプレーの幅が広がり、それが更なるレベルアップにつながると考えます。
2試合目の本町戦は、特段の課題はありません。トリプBと比較すると実力的に劣る相手であることもありますし、5年生のチームは過去ほとんどの大会で2試合目のパフォーマンスが一番良くなりますので、あまり心配はしていませんでした。敢えて言えば、5得点のうちコーナーキックから3得点と、かろの精度の高いプレースキックを自分たちの武器として得点を重ねられていたので、コーナーキック狙いでどんどん相手ゴールの近いエリアでのプレーを試みるための創意工夫を試合中に出来るようになるとよりレベルアップ出来るのではないでしょうか。
予選リーグを2位通過し、3試合目は順位決定トーナメントということで、勝てばベスト8以上の道が残されます。相手はセントラルBチーム。Bリーグ3位通過以外の事前情報はありませんでしたが、勝つという気持ちで負けずに全力で最後まで走りぬくことを約束事として送り出しました。
試合開始後、何となく勝利への貪欲さが全面に出ている感じではなくサッカーを楽しんでいる雰囲気が出ている相手でしたので、いつもの実力が発揮できれば大丈夫だと感じる一方で、ゴール前まで押し込めど、数多の決定機をゴールに繋げることができない、攻めているのに苦しい展開になってしまいました。このような試合展開だと、ゴールを焦るあまりイライラして自分たちのサッカーを見失ってしまうことで相手に得点を許してしまうことを避けなければなりませんが、最後まで集中して守り切ることができたことは、精神的な部分での成長を感じました。結果的には劇的なPK戦勝利となりましたが、そもそもPK戦までもつれ込むレベルの相手ではありませんでしたので、しっかりとゴールチャンスをものに出来なかった攻撃陣は大いに反省し、次の試合で名誉挽回することを期待しています。

次戦に勝てば6年生大会でのベスト4になります。1試合目の戦い方に課題を残すチームですが、絶対勝つという気持ちで、最初から全力で試合に臨めるように選手個々人が準備してもらいたいと思います。
おそらく、公式戦で親御さんの応援がある中で、多くの選手が、ミスをしたらどうしよう、かっこ悪い姿を見せたくない、という気持ちから緊張してパフォーマンスが発揮できない状況に陥るものと推測しています。以前にも伝えている通り、「ミスはプレーした人だけが出来るもの」です。ミスを恐れてプレーに関与しようとしない人は、ミスをしていませんがもちろん評価されません。ミスをしないように全力でプレーしない人も、ミスをしていないかもしれませんが評価されません。逆に、勝利を目指して全力でプレーした結果のミスを責める人は誰もいません。何なら世界のトップリーグでゴールを量産するスーパースターのシュート決定率はおおよそ2〜30%です。逆の言い方をすると、100本シュートを打って7〜80本は外していますが、彼らはスーパースターです。このように考えるとミスを恐れる必要は全くなく、むしろ全力で試合に臨むことだけを考えればよいのです。
が、気持ちのコントロールだけで試合で緊張しなくなるほど人生は甘くできていません。それを克服するためにもう一つ選手に意識してもらいたいこと。「普段の練習をもっと真剣に取り組むこと」です。普段の練習をヘラヘラと仲間と楽しむだけで何の目的無しにこなしてしまうと何も得るものがありませんから、練習すれども結果自分のプレーに自信が持てず、いざ試合になった時に不安で緊張してしまいます。普段の練習から試合を意識して真剣に取り組めるかどうか、そこもチームの課題克服の大事なポイントと考えていますので、是非とも来週の練習では選手たちの意識が変わりより真剣に練習に取り組む姿に会えることを楽しみにしたいと思います。