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チームの様子や大会結果・イベントなど、クラブの今をご紹介します。

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【3年生】Football JAM 代々木公園クラシコ
コーチの吉野です。
10月21日(土)代々木公園サッカー場で行われた3年生代々木公園クラシコの総括です。

渋谷からJリーグを目指すサッカークラブ「SHIBUYA CITY FC」さんが主催する
都市型サッカーフェスティバル「FOOTBALL JAM 2023」の1イベントとして、
千駄谷SCさんと練習試合を行いました。
https://www.football-jam.com/news-2023/yoyogipark-classic

内藤監督が審判を務める際レフリーウェアを着用されるとのことだったので、
私も日本代表の森保監督を模して、スーツ(&小さなメモ帳)で参加しました。

千駄谷さんは来週開催される区民大会で同ブロック。
大会前の最終調整としてはこの上ない対戦相手でした。
富ヶ谷Aチームは、千駄谷Aチーム(トップチーム)、Bチームは千駄谷Bチーム(セカンド)との対戦で大会同様の15分ハーフ。


・富ヶ谷A
全体の意識として、ボールホルダーに1人もしくは2人でチャレンジすることができるようになってきたので、徐々に団子サッカーから脱却できているように思います。
しかし千駄谷Aはトップチームということもあり、各選手の個人技・チームの連携レベルが数段上の印象でした。
パス交換もワンタッチで行えたり、空きスペースにボールを出されたりなどされ、ボールポゼッションもほとんど千駄谷で、前半は大量失点。
しかし、試合中アツト・トモカズが最終ラインへポジション変更するなど、ピッチ上の選手達が”勝つための戦術”を自分たちで考え、修正できていたのは素晴らしい成長だと思います。
またハーフタイム、木村コーチとのミーティングで更なる戦術を変更。(ケイシを相手キーマンにマンマークで対応させる等)それを体現できた事で後半の失点は激減しました。
歯がたたなかった相手に、一試合でここまで修正できたのは見事でした。
大会まで残り少ないですが、この経験を次回に活かし勝利をもぎ取りましょう!

・富ヶ谷B
千駄谷はBチームも強度のあるチームでした。特にCBはキョウイチのスピードに対応しカノトにも当たり負けしない良い選手でしたね。改めて選手層の暑さを感じました。
このチームのキーマン・キョウイチは、いつものように前線からDFまで全てのポジションをカバーするべく走り回っていましたが、今回は相手が強く・またコートが広いこともあり体力の消耗が激しかったようで後半スタミナ切れするシーンが見受けられました。
また、タイチ・カノトも同様に個人プレーに走ってしまうシーンが目立ちました。
今回の試合で体感したと思いますが、現レベルだとまだまだレベルアップをしていかないと
”個人で強いチームに立ち向かう”のは難しいと思います。
ボールをもらう前しっかりと周りの状況を把握し、パスコース・数秒先の未来をイメージして仲間とパスで連携できれば、ここのトライアングルで爆発的に得点力を生み出せるはずです。
そして、カンタの右サイドでのプレーに目を引かれました。
オフ・ザ・ボール時、両チームともサイドへの意識が薄かったため、広大に開いていたサイドスペースに気づきポジショニングできていたことで、相手選手がそのスペースを見つけてフィードした時にもいち早く対応できていました。自分がチームのためにできることを考え、ボールが来なくても何度も広大に開いたサイドをカバーしようと往復していました。体力の限界までチプレーしたのでしょう、珍しく自ら途中交代を口にするほどでした。


この日、千駄谷さんと練習試合をできたのは本当に良い機会でした。
今回のABチームでの修正点・対策法を数多くみつけることができました。
大会まであと数日ですが、休み時間にチームメイトと作戦を練ったり、
放課後練習をする等、まだまだチームが成長する方法はいくらでもあります。
この試合結果をどう感じ、大会にどう活かすのか?
富ヶ谷AB対決を制するのはどちらのチームでしょう!


【1年生B】春季区民大会 決勝リーグのレポート
内藤です。
3連休、いかがお過ごしでしたでしょうか。まだまだ暑い日差しの中、練習初日である9月16日(土)、1年生の春季区民大会の決勝トーナメントが開催されました。

予選リーグの結果に従い、AチームBチームとも、SI Vリーグでの参戦となりました。

内藤が帯同したBチームについて、以下レポートです。

■出場選手

ケイイチ
チハヤ
セリナ
シンタロウ
ゲン
ワク
ヒロト
ナオヤ

■めあて

予選からわずか2週間。成長を確認するには短い期間ですが、予選にできなかったことにはチャレンジしてもらおうと思いました。この日のめあては、予選では手に入らなかったゴールです。そして、できることなら初勝利のよろこびをあじわってほしい。

■ふりかえり

結果からいうと、この日は合計5ゴール。
そして輝かしい1勝をマークしました。結果が全てではないけれど、よろこべる結果があることはすばらしいことです。チームで勝ち取った結果として、チームワークを強めることができたと思います。

■試合別結果

第1試合 vs セントラルA
負け 0-6

予選で富ヶ谷Aチームと引き分けた相手。力の差はたしかにありました。
しかし、ゴールキーパーのケイイチは最後まであきらめず、ベンチのチハヤは負けていても「ドンマイ!」と明るい応援を送ります。流れたボールがラインを割るだろうと相手選手は走るのをやめましたが、そのボールをあきらめず取りに行くヒロト。気持ちのこもったスライディングで相手の足を止めるワク。特に後半は、チーム全員で一生懸命守備ができてました。
勝つことよりも大切な経験を詰めたゲームだったと思います。

第2試合 vs 富ヶ谷A
負け 1-5

今回の富ヶ谷のチーム分けは、現時点での修練度、サッカーに対する理解力など分けていますので、Bチームにとって富ヶ谷Aチームは手強い相手でまちがいありません。結果としては、やはりかなわなかったのですが・・・このゲームで待望の初ゴールが生まれました。みんなで守って奪ったボールをチハヤが相手陣内にクリアし、それをヒロトが推進力あるドリブルでゴール前に持ち込み、鮮やかにシュートを決めました。
その他色々見るところのあるゲームでした。1試合目、失点後の動きについてアドバイスをしました。具体的には、失点後、すぐにボールをセンターサークルに持っていき、試合再開を急ごう、というものです。ケイイチはこの試合で積極的にこの動きを見せてくれました。
ゴールキーパーのセリナがナイスセーブを連続。この活躍がなければ、2倍は失点していたはずです。サイドで味方からのパスを引き出そうとするゲンには、高いポジショニング能力を感じました。

第3試合 vs 渋谷東部B
勝ち 4-0

そしてついに、初勝利の時が来ました。
ドリブルから押し込んだワクの先制点を皮切りに、相手ゴール前で跳ね返ってきたボールをきっちりチハヤが決めると、右サイドから切り込んでヒロトが追加点。同じパターンでさらにヒロトがこの日通算3ゴール目を決め、試合を決定づけました。今回ゴールは決まりませんでしたが、セリナのシュートも見事でした。守備の面ではシンタロウや、まだ年長のナオヤも、高い集中力でゲームに参加し、組織的な守備の一角を担ってくれていました。

■決勝トーナメントを通して

例年の1年生Bチームと比べると、全員、試合中の集中力がとても高いと感じます。
お父さんお母さんに言われてなんとなく試合に出ている、、、という感じの子は一人もおらず、全員が自分の気持ちでサッカーにチャレンジしていることがわかりました。

秋の大会に向けて、みんなの成長が楽しみです。
【1年生A】春季区民大会 決勝リーグのレポート
コーチの渡辺です。

2023年1年生区民大会春季決勝リーグについてレポートします。決勝リーグは全4リーグで行われますが、前回の予選リーグの結果、富ヶ谷はAチーム、BチームともにSIVリーグ(4位リーグ)での決勝リーグ参加となりました。

結果を見ると、Aチームは全勝でSIVリーグ優勝、Bチームも1勝を勝ち取り、SIVリーグで3位となりました。全てのリーグの出場チーム全体の順位をみれば厳しい結果であることに変わりはありませんが、内容をみれば、AチームもBチームも次につながるとても素晴らしい結果であったと思います。

Bチームは自分たちの力で勝利を勝ちとるこができた喜びやサッカーの楽しさを、Aチームは実力を存分に発揮できたときの自分たちの強さを実感することができたと思います。

そういった意味では、今回の大会は自分たちの実力を確認しつつも次につながる大変有意義な大会だったと思います。

特にAチームは前回の予選で戦ったトリプレッタA、千駄ヶ谷Aが今回1位リーグで優勝争いを行ったことを考えれば、富ヶ谷Aにとっての予選リーグはまさに「死のグループ」だったことが分かります。

予選リーグで終盤のちょっとした気の緩みからの失点で1点差で敗れたセントラルBは3位リーグで優勝したこと、予選リーグで1-1の同点だったセントラルAとの再戦では6-0で勝利できたことを考えれば、富ヶ谷は大会順位以上の実力を持っていると言えると思います。1位リーグの結果をみても、トリプレッタや千駄ヶ谷と他チームの得失点差を考えれば、富ヶ谷も上位リーグでも十分戦える実力があると考えられます。

予選リーグと決勝リーグで富ヶ谷のプレーは見違えるようでしたが、予選と本戦で何が違ったのか考察してみました。

もちろん下位リーグで相手のレベルが下がったこともありますが、予選リーグで実力を出し切れなかった要因としては、(1)春季大会がずれ込んでしまった影響で、1年生大会が秋季大会の序盤に行われ、特にこの8月、猛暑での練習中止やお盆休み、合宿期の休みなどで直前までほとんど練習ができていなかった富ヶ谷の1年生にとっては厳しい大会日程であったこと(2)先に述べたとおり、予選リーグの組み合わせで強いチームと当たってしまったこと等、不運が重なってしまったことが原因ではないかと考えています。

いずれにせよ、今回の大会では、小学生にあがってから初めての大会でしたが、富ヶ谷SCの現在地をしっかり確認することができたことが大きな収穫です。厳しい結果ではあるものの、ここからは上に上がっていくだけですので、今回の反省を生かして次回以降の大会では決勝上位リーグ進出を目指して改善していきたいと思います。

それぞれのマッチレポートは以下のとおりです。

【富ヶ谷A VS 渋谷東部B】10-0
渋谷東部Bは、幼児を主体としたチームだったようです。実力差は明白でしたが、最後まで手を緩めず大量得点での勝利となりました。強引なドリブル突破で得点するシーンも見られましたが、これは上位リーグではなかなか通用しない攻撃スタイルです。普段の練習では、パスで数的優位を作って相手を崩す練習に取り組んでいますが、この試合では、パスで展開しながらサイドに開いた選手からのセンタリングに合わせるシーンも何度かみられるなど収穫もありました。右サイドでボールを受けたシュウが鋭いセンタリングを上げて中央にいたエイタが得点したシーンがありましたが、このような攻撃パターンを今後も増やしていけたらと思います。

得点者:エイタ(8点)、ケイヒル(1点)、アサヒ(1点)

【富ヶ谷A VS 富ヶ谷B】5-1
つづいての富ヶ谷ダービーでは、富ヶ谷同士ということで試合前から少し緊張感が薄れてしまっていたのが気になりましたが、テクニックのあるアサヒがハットトリック、シュウ、コウノスケも得点し勝利を収めました。失点シーンは、富ヶ谷Bのヒロトによるゴールでしたが、ボールを奪ってからのカウンターで自陣から素早いドリブルで持ち込んでの見事なゴールでした。

試合内容としては、Aチーム、Bチーム共に、まだどの選手も、どうしてもボールに寄って行ってしまうことが多いため、片側のサイドに人が集まってしまい、反対サイドのスペースががら空きになってしまうシーンが多く見られました。

このような状態では、攻撃面ではスペースを有効に使ってプレーできていないこと、守備でも反対サイドに展開されてピンチになりやすいこと、それらの対策として、攻撃面ではサイドにボールを展開することで数的優位を作れるようにすること、守備面では、お団子から引いた位置で、しっかりとカバーリングし、ボールウォッチャーにならないように、サイドに展開している相手選手がいないか首を振って確認すること、などの課題を試合後にチームで話し合いました。

得点者:アサヒ(3点)、シュウ(1点)、コウノスケ(1点)


【富ヶ谷A VS セントラルA】6-0
最後に前回の試合で1ー1の同点だったセントラルAと対戦しました。セントラルAは様々なレベルの選手たちの混成チームのようですが、何人か身体能力の高い選手がいて、攻守に躍動感のある動きを見せてくるチームです。今回は先方の主力選手がキーパーとして先発する中、序盤から高い集中力を見せた富ヶ谷がフィールドを制し、守備面では相手にチャンスを与えず、攻撃面でもより多くのチャンスを作り、先方の主力が後半にフィールダーに変わった後も攻勢を続けた結果、6-0で勝利しました。予選リーグ以降の2週間、守備面ではチャレンジ&カバーの意識、攻撃面ではパスで数的優位を作ることを意識して練習してきましたが、この試合ではしっかりとチャレンジ&カバーの守備で完封し、パスを繋いでゴールに迫るプレーも幾度となく見られ、練習の成果を存分に発揮してくれました。局面このような実戦の場で、攻守共に数的優位を作ることの有効性を体験、実感できた事は選手にとっても大きな収穫だったと思います。

特にカウンター時に、エイタが並走するケイヒルにスルーパスを出して、キーパーとの1対1の局面を作り、それをケイヒルが落ち着いてゴールしたシーンは見事でした。相手選手が背後から迫る中で、一人で無理やり勝負するのではなく、フリーの選手にパスすることがゴールに繋がるという、確実性の高い選択肢があることを実感できたと思います。今後もこのような攻撃をいつでも出せるようにしていきたいです。

また、戦術面だけでなく、気持ちの面でも、選手たち一人一人が、最後まで全力でプレーしていたことが、大勝を引き寄せた大きな要因の一つだったと思います。最後まで集中を切らさずに走り抜いた選手たちを大いに讃えたいと思います。

得点者:エイタ(2点)、ケイヒル(4点)
【1年生B】春季区民大会予選リーグのレポート
内藤です。
夏休みも明けた9月2日、1年生の春季区民大会の予選が行われました。(これから秋に向かうこの時期に春季大会というのは、6月7月の雨天の影響によるものです。)

内藤はBチームに帯同しましたので、その様子をレポートします。

■出場選手

ケイイチ
リン
チハヤ
ゲン
ワク
ソウジ
ヒロト

■めあて

今大会が初めての試合となる子がほとんどでしたので、勝利をめざすことよりも、仲間とサッカーの試合を楽しむことを目標にしました。チームスポーツ、対戦相手あっての仲間です。この一日の体験が、仲間との結びつきを強くしてくれたはずです。

■第1試合
vs 千駄谷B
負け 0-5

■第2試合
vs トリプレッタB
負け 0-2

■第3試合
vs トリプレッタC
負け 0-5

■予選を通してのふりかえり

第1試合の前、ゴールキーパーをやりたい人を募ったところ、誰も手を上げませんでした。みながそれぞれ、「ぼくはできない」「やりたくない」と小声で返します。
よくあることですが、まずはその意識から変えてもらいたいと思いました。

「誰かがやらないといけないことがあって、それを全員がやりたくないといったら、チームは困らないかな?」

そう言っても「じゃあ僕がやる」というようにはいきませんでした。
結局試合ごとにじゃんけんで決めたんですが、第1試合のヒロト、第2試合のチハヤのゴールキーパーの活躍を見て、みんなの気持ちも変わってきたようです。
第3試合の前に「ゴールキーパーをやりたい人?」と聞いてみたところ、ソウジ、リン、ワク、ゲンの4人が手を上げました。最終的に、じゃんけんでソウジがゴールキーパーとなり、強い気持ちで前に飛び出す素晴らしいゴールキーパー姿を見せてくれました。

3試合通して、みんなよく走り、そして粘り強く守備をしたと思います。全員が全身でサッカーの試合を楽しんでいることが伝わってきました。

ピッチの外では、保護者の皆さんが息ぴったりに「ナイスー!」「オッケー!」の声。大会開始前に、選手だけでなく、保護者のみなさんにとってもデビュー戦、とお伝えしましたが、保護者の皆さんのチームビルディングもばっちり進めていただけたようで、頼もしい限りでした。

さてさて、今回の予選ではBチームには勝利も、得点もありませんでした。
でも、心配しないでください。富ヶ谷SCはいつも、そこからスタートするんです。

歴代の卒団生の保護者のみなさんが口々に言います。

「富ヶ谷SCはまるで、漫画の主役のチームだった」、と。

6年間かけて進む、感動のストーリーが始まります。

もちろん、2週間後の決勝トーナメントでいきなりなにかが変わるということはまだないでしょう。だからこそ、選手、保護者のみなさんが一丸となって、一歩ずつ前に進んでいけるよう、サポートをしていきたいと思います。

決勝トーナメントも楽しみましょう!
【1年生A】春季区民大会予選リーグのレポート
コーチの渡辺です。

厳しい暑さが続きますが、暦は秋に変わり、秋季大会がいよいよ開幕しました。
ただし、1年生は春季大会が延期されてこのタイミングにずれ込んだため、「春季大会」としての実施になります。
9月2日、その春季大会の予選リーグが開催されました。

今回の大会から、1年生はチームを2つに分けて臨みました。
チームは予選リーグのレベルや、選手の体力、練度、練習の参加状況などを踏まえて決めましたが、今後もこのチームを固定するつもりはなく、選手のコンディションや、練習状況を見ながらメンバーはどんどん入れ替えていきたいと思います。

結果として、Aチーム、Bチームともに悔いの残る形となってしまいましたが、両チームとも、選手たちは最後まであきらめずにボールを追いかけ、選手たちにとっては、悔しさを抱えつつも、できたこと、できなかったことを実感できた、得るものの多い予選リーグになったのではないかと思います。

コーチ陣にとってもAチーム、Bチームにかかわらず、新たな課題を確認できただけでなく、期待以上のパフォーマンスを見せてくれた選手たちの発見等も含め、実りの多い予選リーグとなりました。

Aチームが戦ったグループAは千駄ヶ谷、トリプレッタともにおそらくレベル分けされた上位チームが参加する強度の高いグループでした。セントラルはA・Bチームとの対戦となりましたが、今回のセントラルはA〜Eチームまで5チームが出場し、おそらくレベルとしてはおよそ均等割のチーム編成のようでした。結果として仮に他のグループで勝ち進んだとしても決勝トーナメントで対峙しなければいけない強敵と予選リーグでぶつかる形となりました。Bチームが戦ったグループBは、千駄ヶ谷のBチーム、トリプレッタのBチーム、Cチームとの対戦となりましたが、富ヶ谷にとっては、Aチーム、Bチームそれぞれ、自分たちのサッカーのレベルの現在地を知る上でも丁度よい対戦カードであったと考えています。

それぞれの試合について以下の通りコメントします。

【富ヶ谷A VS 千駄ヶ谷A】 0-6
気合十分で望んだ第1試合でしたが、走力、テクニックに勝る相手に押し込まれる展開が続き、浮足立ったところから失点、さらにサイドにボールを散らしてからのセンタリングに合わせるお手本のような攻撃に対応できないまま失点を重ね、後半は持ち直したものの、攻撃面でもなすすべなく、結果的に0-6での惨敗を喫しました。

【富ヶ谷A VS セントラルA】 1-1(得点者:けいひる)
第2試合目のセントラルA戦では、相手チームに1人身体能力の高い選手が攻守で活躍し、同選手から先制を許したほか、富ヶ谷の攻撃もその選手に阻まれる場面が何度かありましたが、全体的には富ヶ谷が押し気味で試合を進めることができたと思います。まだまだ団子サッカーから抜け切れていませんが、パスでの展開もしながら何度か良いチャンスを作っていたことは評価したいと思います。後半にケイヒルがこぼれ球を押し込んで同点に追い付き、その後も何度かチャンスが訪れましたが、勝ち越しにつなげることはできず、惜しくも同点となりました。

【富ヶ谷A VS トリプレッタA】 0-8
第3試合のトリプレッタAは千駄ヶ谷同様チームとしての完成度が高い上に、テクニックのある選手も多く、角度のないサイドからシュートを決められる等、第1試合に続き0-8の惨敗を喫してしまいましたが、富ヶ谷のパスミスからの失点など、改善の余地のある失点もありましたので、この差を埋めるべく、練習に取り組んでいきたいと思います。

【富ヶ谷A VS セントラルB】 0-1
最後の試合となったセントラルB戦は、惜敗を喫しましたが、試合内容は今回の富ヶ谷Aチームの予選リーグの中では一番良く、しっかりと守り、たくさんのシュートチャンスを作ることもできました。最後の一瞬の気の緩みから、相手スローインの際にしっかりとマークに付くことができず、フリーで受けた相手選手に決められてしまいましたが、勝てるチャンスがあっただけにとても悔しい敗戦となりました。

Aチームメンバーには試合後のミーティングで各選手に試合を終えての気持ち、試合を通じての課題と評価、その課題をどう克服していくか、次のトーナメントに向けた意気込みを語り合ってもらいましたが、選手たちは落ち込むことなく、気持ちを切り替えて、2週間後のトーナメントに向けて悔しさをパワーに変えてくれていました。

短い期間ではありますが、指導部としても今回見つけた課題や発見を次に生かせるように練習を組み立て指導しトーナメントに臨みたいと思います。
【6年生A】春季区民大会決勝トーナメント 総括
7月17日(月)海の日に6年生の春季区民大会決勝トーナメントが行われました。富ヶ谷Aはアンダー11のテペ・ノヴォーレという選抜チームでエントリーしました。5年生8人と4年生1人にスペインから帰国中の櫻井廉大くん(サクレオ)を加えた10人です。
一度は富ヶ谷SCを離れた彼をこのチームに迎えていいものか、選ばれなかった選手の気持ちはどうか、迷いはもちろんありましたが最後は「富ヶ谷で考えられる最強のメンバーを選出する」という元々のチームコンセプトにそって判断しました。
何より選手たちみんなが10ヶ月ぶりにサクレオとプレーできることを心から楽しみにしていました。それは彼が積み上げてきた信用の貯金です。特別な言葉がなくてもいつまでも過去にとらわれるのではなく、今を楽しもうとする選手たちに清々しさを感じました。
プロチームや代表チームではいろいろな個性がぶつかったとしても、勝つためには団結して協力して強いチームを作ります。それはサッカーというチームスポーツの素晴らしい一面だと思います。
もしかしたら他の学年でも、友達との関係で迷うことがあるかもしれません。このチームのように “ 時間が解決してくれる “ というような安易なことは言えません。が、それでも少したくましく大きくなった選手たちを見て ” この年代で間違いなくいい経験をしている “ ということは言い切れそうです。

(1)vs トリプA 0-4
(2)vs 富ヶ谷B 0−1
(3)vs 本町 0-3

3敗という悔しい結果になりましたが、富ヶ谷AB対決となった2試合目を取り上げます。
富ヶ谷Bは6年生で組織されたチームでお互いに個々の特徴をよく知っている相手です。学年対抗でゲームをして勝てたことはほぼありません。力の差があるからこそボール際はより激しく行く必要があります。何度も決定機を作られましたが、サクレオのスーパーセーブもあり守備面では1失点でよくこらえたと思います。こちらのゴールチャンスは3回ありました。
(1)ダンペイがいい形で前線でキープ、中央でフリーになっていたタクヤにパス。抜け出したもののシュートはキーパーに取られました。いつもなら右前にドリブルするところを逆手に取ったいい判断でした。
(2)ワクタロウが左サイドでドリブル、相手を4人引きつけたところで中央でフリーのフウカにパス。トラップが少し乱れシュートに至らず。この前に左サイドをドリブル突破したことが伏線となって、相手DFがカバーに気持ちがいったことで中央がフリーになりました。
(3)リクの直接FKからのシュートをキーパーが弾いたところをタクヤが詰めるも得点ならず。敵味方5、6年生の中、最初にボールに行ったタクヤの気持ちの強さがよく現れていました。

3敗という結果に納得している選手はいませんでしたが、試合後に櫻井コーチが「結果は悔しいけど、これは6年生大会の決勝トーナメント。ひとつ上のカテゴリーにチャレンジできたことがすごい。1年ぶりに見た5年生はパスがつなげるようになっていて驚いた」と言ってくれたことで表情も明るくなりました。本当にその通りだと思いますが、テペとして今後よりいい試合ができるようにあえてそれぞれに主な課題を伝えたいと思います。

5年
リク(C)
CBとしてフル出場。中心として声が出るようになってきました。浮き玉の処理はDFにとって避けては通れないです。まずは後ろに逸らさず前に弾き返す練習をしましょう。もう一つ浮き玉で20〜30mくらいのロングキックは必要な技術です。それを蹴れると足の早い選手を走らせることができるので、相手の守備ラインを下げることができ結果的に後ろのパス回しがもっと楽になります。期待しています!

カズキ
左DFとしてフル出場。守備時の1対1はチームで一番うまいです。MFを追い越して攻撃参加が増えたのも素晴らしいです。せっかくいい攻撃参加なのに、声がないので気づいてもらえてないシーンが多く見られました。もう一つ、パスが弱い点は改善したいです。つま先でチョンと蹴ったのを相手に拾われて連続して攻撃されるのを改善したいです。迷ったらロングキックをドーンでいいと思います。期待しています!

コウタロウ
右DF。パワーとスピードを兼ね備えている選手です。少しずつ次に起きることを予測できるようになってきました。が、まだまだ基礎がもの足りないです。思ったところに止められないから、次のプレイに移るのに時間がかかりプレッシャーを受けてしまいます。守備面ではボールに飛び込むクセを改善して粘り強く守備をしたいです。体の強さを生かした守備を学んでいきましょう。期待しています!

ダンペイ
主に右MF。スピードがありスペースに抜け出すのが上手いです。密集しているところでもドリブルしてしまうのは、顔が上がらずボールを見てしまうからです。周りの状況を見て判断できるともっとプレーの幅が広がります。そういう意味で上でも書いたタクヤへの左足でのパスの感覚は今後につなげてほしいです。あとは気持ちのコントロール。闘争心はいいんですが、あおりに乗っては相手の思うツボ。期待しています!

ワクタロウ
左MF。課題だった守備と縦へのドリブルにチャレンジ出来ていました。3試合目の3失点目など玉離れが早すぎてパスミスになっていることがあるので、しっかりキープできるとチームを落ち着かせられます。左でゲームを作るというチームコンセプトの中心になるために、3試合走り続ける体力が付くともっともっといい選手になりそうです。期待しています!

ユウキ
FW。縦へのスピードとコースを狙ったシュートが特徴です。3試合とも押し込まれる時間が多く、ほぼシュートチャンスがありませんでした。それでも前線で効果的な守備ができている時は後ろが楽になります。その為には、ボールホルダーだけでなく自分の周りの状況を見ることで位置取りを変える必要があります。この日は体調不良の中よくがんばってくれました。次は万全でのぞみましょう。期待しています!

フウカ
中MF。豊富な運動量と球際の強さ、点を取る意欲に溢れた選手です。コーチングの声も一番出ていたし、課題だった逆サイドへ展開するパスも何度か見られました。前述した2試合目のシュートチャンスは惜しくもトラップミスになりましたが、あの時間帯にあそこに走っている嗅覚はさすがです。次はしっかり決められるように高いレベルを目指して欲しいです。期待しています!

タクヤ
主にFW。4年生ながらテクニックに優れ、気持ちも強いです。今大会はパワー面で不利になるかと思いきや、逆にすばしっこさを生かして大きな相手がやりにくそうでした。前述した2試合目のダンペイのパスもそうですし、最後にキーパーのこぼれ球に一番に反応しました。必要な場所にいることは才能です。その後の展開を予測できるともっと周りを使ったプレイができそうです。期待しています!

スズレオ
右MF。スピードと攻撃センスに優れた選手です。独特なスタイルから感覚的な部分に目が行きがちですが、実は周りをよく見てプレーしています。今回は攻め込まれる時間が長かったですが、相手にボールを保持されている時の前線の守備に見事に生かされていました。後日のヒアリングで理由はわかりましたが、1試合を残しての無断での途中離脱は残念でした。チームスポーツであることを一緒に学んでいきましょう。期待しています!

サクレオ
GK。安定感のあるセービングで何度もシュートを防いでくれました。取ってからのスローイング、スペースへの低弾道のキックはカウンターの起点になっていました。課題はプレースキック。ゴールキックで浮き玉を蹴れると相手FWが下がるので、もっとショートパスでつなぎやすくなります。次はチームを助けに来た中心選手だと思って遠慮なくより堂々と参加してほしいと思います。期待しています!

ケンタ
今回はメンバー外でしたが、暑い中3試合を通して大声で応援してくれました。これはなかなか出来ることではないと感心しました。チームプレイヤーとしてその優しい気持ちを持ち続けてほしいと思います。今度は一緒にピッチで戦えるのを楽しみにしています。期待しています!

(三村)

【4年生】トレーニングマッチ総括(vs 多聞SC)
コーチの山野です。
7/17(月) 海の日に多聞SCさんを富小グラウンドに招待し、4年生TMを開催しました。

出場選手:ゼン・チフク・エニシ・ヤマト・コウイチロウ・ソウ・ミナト・スバル・タクヤ・
3年生:アツト・キョウイチ・トモカズ

4年生にとって3年生の春以来、2回目の多聞SCさんとのTM。
猛暑であった都合上7人制オフサイド有、試合8分/4分休憩を1セットで試合を行いました。

試合前に選手たちには下記のことを伝えました。
今回試合結果には拘らずに、これまでトレーニングでめあてとしていたことをチャレンジしよう。みんな、仲間がチャレンジした為に起きた失敗はOKとしよう。
毎回伝えることですが、相手選手も含めTMに関わってくれている全ての人に感謝しつつホームチームとしての振舞いも素晴らしかったです。

ここ数カ月目標としてきたことは、攻撃では縦にボールを入れることを優先とした横パス、前線での守備時に連動した前からのプレッシャーの2点でした。
試合としては選手達は目当てとしていたことの後者にフォーカスしてチャレンジしてくれました。相手陣内でボール保持されているときに誰かが最初に、パスコースを限定し次のパスコースが予測できるようなプレッシャーを掛ける。次の選手が次にパスが出てきそうな選手にプレッシャーを掛ける。ボールが取れそうなタイミングで奪いきるということです。
そういった理由で富ヶ谷としては前掛かりな展開になったように見えました。試合結果にも如実に表れており、勝ったゲームは1-0が4回、負けた試合は2-0や3-0が4回程度でした。得点シーンはショートカウンター、失点はボールの取りどころで奪いきれずに高いディフェンスラインの裏をとられたものがありました。
 前者のめあては今回チャレンジできる機会が少なかったようです。2つのめあては、トレーニングをする上で両立しやすいですし(半面フィールドでのゲーム形式)、サッカー選手として知っておくべきセオリーの一部であるとは考えます。ただ試合の中で同時に再現することはなかなかレベルが高いと考えていましたので気にせず、今後様子を見ながら取り組みたいと思います。後者のめあては、より皆で理解を深めていきたいと思います。
 相手のクロスボールに対して遠いサイドの選手のマークが甘く失点したシーンがありましたが、試合の中で修正することができました。ディフェンスのボールを持っていない選手にマークする立ち位置、(基本ゴールを背、ボールとマークが同時に見える、パスカット、チャレンジできる間合い)については日々意識して取り組んでもらえたらと思います。

 3年生選手は突然、4年生のめあてや、決まり事(コーナーキックのサイン等)を聞かされたと思いますが、4年生に負けじと楽しそうに走り回ってくれたと思います。とても頼もしかったです。

 試合結果に拘らないと言いつつも、前回の多聞SCさんとのTMのレビューを見ると、随分とやられていた感じがしますが、今回は食らいついていけたのではないかと思います。
 皆、考える力やコミュニケーションの能力、精神的にもとても成長していて素晴らしいと思います。この勢いで今夏も熱く成長していきましょう。
【6年生B】春季区民大会決勝トーナメント総括
コーチの岩崎です。

7月17日の海の日に6年生春季大会の順位決定トーナメントがありました。
この日は朝から30℃を超える猛暑日でしたが、3試合酷暑の中で選手たちは最後までよく戦い抜いたと思います。以下総括です。

富ヶ谷Bチームを6年生全員で参戦することにしましたが、当日の参加メンバーは以下の11名です。
参加メンバー:けい、ゆうき、てとら、はるた、かろ、そう、せいた、れい、りょう、そうすけ、はるき

さて、過去の大会でも何度も同じことを課題として書いてきましたが、順位決定トーナメントはとにかく初戦に勝つか負けるかで大きく運命が変わります。この夏休み以降本格的に中学受験に向けて動き出すメンバーも多くなることから、実質この大会が6年生の実力を試す最後の大会になるため、何とか初戦に勝ちベスト4以上の結果を残すことを考えていました。想いは選手も同じく、これまでの自分たちの課題を克服すべく、非常に高い集中力で初戦に向けて準備が出来ていたと思います。

初戦の相手は「トリプレッタB」。Aリーグを3勝し首位で突破してきたチームということで言わずもがな強豪チームです。結果は1-2で負け。ゆうきの芸術的なFKで1点を挽回しましたが、1点差での惜敗でした。
過去にトリプレッタには大敗したこともある今の6年生にとって、この1点差での惜敗を悔しいと感じるか、よく頑張ったと感じるかは各選手で感じ方は違うと思います。私は「よく頑張った」と思っています。トリプレッタは練習の日数も試合経験も富ヶ谷SCより上を行くチームです。その中で過去に大敗したチームと今回互角で渡り合うことが出来たのは、各選手がチームでの練習以外でもしっかりレベルを向上すべく努力してきた賜物だと思います。
トリプレッタBチームとは、チームのコンセプトがほぼ一緒だったと考えています。「しっかり守ってパスを繋いでゴールチャンスを多く作る」。このコンセプトでは、プレスのスピード・強さ、パスの精度・トラップ、シュートの正確性の3点がとても重要になってきます。6年生は日ごろの練習からこの3点を意識して取り組んできましたが、トリプレッタBの選手の方が富ヶ谷Bの選手少しずつですが上回っていたのが、この1点差という結果だったと考えています。
ただ、この小学生の間で、6年生全員という登録チームでトリプレッタと互角に渡り合えるほどになっていますので私は「よく頑張った」と思っています。

その後の2試合結果は以下の通りです。
2試合目:富ヶ谷A 1-0(〇)(得点者:けい)
3試合目:東部A 0-1(●)

結果を見てお分かりかと思いますが、この日はすべての試合が1点差で勝敗が決まっています。初戦については「よく頑張った」と評価をしましたが、残りの2試合は反省の多い内容でした。
まず2試合とも実力的には富ヶ谷Bチームが上でした。ボール支配率やシュートの本数を見ても富ヶ谷Bチームが上回っていました。
2試合目は1点差で薄氷の勝利でしたが、とにかく最後の「点を取る」という点において非常に「雑」だったと感じています。言い換えれば「点を取ることに執着していなかった」と言っても良いかもしれません。それはおそらくですが、相手が富ヶ谷Aチームで、普段練習している後輩たちなので、勝てるだろうという慢心があったものと思っています。

3試合目は酷暑の中最後まで粘れた部分は評価できますが、多くのチャンスを作りながら最後得点をすることが出来なかったこと。そして相手の少ないチャンスで点を決められてしまったこと。これについては少しずつの技術と精神的な部分での向上が必要です。技術については以前から言っている通り「止めて・蹴るという基本」をさらに磨きを掛ける必要があります。
精神的な部分について、この日選手たちに「声を出して味方をコーチングする、モチベートしよう」と言っていましたが、暑さにやられ声が出ている選手がほとんどいませんでした。最後の試合は相手監督と私の声がピッチに響き渡ってしまっていたのがそれを物語っていると思いますが、相手も同じ状況下でどれだけ自分たちを追い込めるか、これは技術というより精神的な部分が影響しますので、普段の練習から自分をどれだけ追い込めるか、余力を残して練習から帰ることが無いようしてもらいたいと思います。最近カッコつけでダラダラとプレーをする選手がいますが、それが今回の負けに繋がったのではないかとその本人に気づいてもらいたいと思います。

「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」これは故野村克也監督の言葉ですが、「何の理由もなく負けるわけではなく、その試合中に必ず何か負ける要素があり、一方で勝った時でも、すべてが良いと思って慢心せずに、何か負けにつながったかもしれない要素ある」という意味だと理解しています。
2,3試合目については、1点差での勝ちと負けという結果になりましたが、2試合を通じて私の頭の中に浮かんだ言葉がこの言葉でした。
試合後選手たちには、「各個人でかならず課題があるはずなので、何か自分の課題であるのかを考えてほしい。そのうえでその課題を克服するために何をしたら良いのかを考えて具体的に行動してほしい。」というリクエストをしています。以前から大会のたびに同じことをリクエストしていますが、自分が何も課題認識せず行動もせず、ただ時間だけが経過してしまった人もいると思います。ただ、この自分で考えて実践するというアクションは、サッカー選手になるならないにかかわらず、人生の何においてもとても重要ですので、選手たちには卒団までに何か1つでも自分の中の課題克服に向けてアクションをしてもらうことを期待しています。
【1年生】トレーニングマッチ(vs 多聞SC)
コーチの渡辺です。

7月17日(月)、海の日の祝日、富ヶ谷小学校グラウンドで多門SCさんとTMを行いました。

当日は最高気温36度を超える猛暑日でしたが、幸い試合開始時刻には校舎の影がグラウンドを覆い、時折涼しい風が吹き抜ける中、熱中症に細心の注意を払いながら、体調不良者を出すことなく無事に練習試合を行うことができました。

渋谷区では幼児から2年生までの試合は、通常6人制で行われますが、今回は多門SCさんからの申し出を受け、普段より少し広めのコートで、8人制サッカーを行いました。

8人制とした理由は2つあります。1つ目は両チームとも参加選手が多かったこともあり、できる限り多くの選手に出場機会を与えるためです。そして2つ目は3年生以降に取り組む8人制サッカーを体験するためです。

8人制サッカーではフィールドの大きさも倍になり、オフサイドのルールも加わり、フォワードやミッドフィルダー、ディフェンスなどポジションの役割に応じた動きが求められる本格的なサッカーに近づいていきます。(今回はオフサイドはなしで実施)

一方、富ヶ谷SCでは、まだ普段の練習で8人制サッカーに取り組んでいる訳ではないので、今回も特にポジション分けはせずに試合に臨みました。

試合が始まる前、選手たちには1年生になってから練習で取り組んでいる(1)攻撃面ではパスを使って攻めること、(2)守備面ではマークにつくこと、(3)数的優位を作るためにみんなで守り、みんなで攻めること、の3つに取り組んでほしいと伝えました。

とはいえ、選手たちも頭では理解しているものの、それを実行に移すことはなかなか容易ではありません。結果的にいつものお団子サッカーとなってしまいました。しかし、個人のドリブルや突破で局面を打開できても、パスで次につないで相手を崩していかなければ得点することが難しいこと、ディフェンスでは、選手全員がボールウォッチャーになってボールに近寄っていってしまうと、その裏に生まれたスペースやフリーの相手選手にパスがつながることで簡単に失点してしまうということを選手たち個人個人が体験できたことは大きな収穫だったと思います。

そして、3つの目標のうち、「数的優位を作るためにみんなで守り、みんなで攻める」については、選手全員が一生懸命取り組んでくれたと思います。

結果的に全体では負け越す形となりましたが、ゲーム単位では勝ったり同点となるゲームもあり、負けたゲームでも選手たちは下を向くことなく、最後までサッカーを楽しみながら一生懸命プレーしてくれました。

今回の練習試合では、それぞれのレベルで、うまくいったこともあれば、うまくいかなかったこともあったと思いますが、うまくいったことは成功体験として、うまくいかなかったことも次に生かせる反省点としてしっかりと心に刻んでほしいと思います。

これから夏休みが始まりますが、9月には延期されていた1年生初の公式戦となる春季大会が控えています。

富ヶ谷SCでは、基礎技術の向上に向けて低学年向けのチャレンジドリルを作成しましたので、後日選手たちに配布したいと思います。ぜひ夏休み中に活用いただき、個々人のスキルアップを目指していただければと思います。チーム練習では引き続き、パスやマーク、数的優位など、チームで連携して行える練習を中心に取り組みます。

春季大会で1試合でも多く勝利をつかめるよう、夏を大事に過ごしていきましょう!

VS多門SC 4-11 得点者 エイタ(2点)、シュウ(2点)
【2年生】春季区民大会 決勝リーグ総括
内藤です。
猛暑の3連休の真ん中、7月16日(日)に2年生の春季区民大会 決勝S3リーグが開催されました。照りつける太陽の中、4試合を戦い抜いた選手たちの試合について以下の通りレポートさせていただきます。

■出場選手
シンノスケ
ハル
ユウ
サエ
ダイチ
ヒロト
ナツ
ハルフミ

■第1試合 vs トリプレッタA
1-4 負け
得点者:ハル(アシスト:ダイチ)

初戦から強豪チームとの対決。ひとつひとつの力で圧倒され、試合を支配され続けました。例えばこちらがドリブルをしてもすぐにボールを奪われ、パスを出してもすぐに相手選手にカットされてしまいます。そのため、ずっと相手の攻撃が続きました。それでも4失点ですんだのは、ディフェンスのヒロトの守備力の高さのおかげです。無得点で終わりそうなこの試合に値千金の得点をもたらしたのはハル。ダイチのパントキックを相手陣内でつかまえて、ぐんぐん加速して強烈なシュート。素晴らしい得点でした。

■第2試合 vs 美竹
1-0 勝ち
得点者:ユウ(アシスト:ダイチ)

猛暑のためか、美竹の選手が2名ダウンしてしまい、選手が4名しか出場できませんでした。6名のこちらが優勢になるのは当然ですので、コーチとしてはこの勝利はノーカウントにしています。ダイチ、ナツもシュートの機会がありましたが、この試合の得点はユウが決めました。第1試合同様、ダイチのパントキックを、今度はユウが走り込んでつかまえて見事なシュート。このチームの得点パターンと言えそうですね。

■第3試合 vs 千駄谷B
0-1 負け
実力的には互角の相手でした。結果として負けてしまいましたが、素晴らしいプレーも見られました。カウンター攻撃(守ってボールを奪って、一気に攻めるスピード攻撃)をしかけてきた相手選手にいち早く反応し、ボールを取り返したヒロト。やはり守備能力がチームで頭一つ抜けています。ダイチのゴールキックは右サイドのハルへ。そのハルがゴール前にスルーパス。そのボールに追いついたユウがゴール前まで運びました。この連携は偶然の要素もあったと思いますが、そのようなプレーができたというのは事実です。ぜひ、今後同じようなプレーを再現できるよう、連携を強めてほしいです。

■第4試合 vs 本町A
1-1 引き分け
3位決定戦となったこの試合。富ヶ谷は3位になるためには勝利が必要でした。ハルがぐんぐん引き離すドリブルからシュートを放ち、得点を決めます。しかし相手にも1点を奪われ、残念ながらドローで3位を逃しました。ダイチは、相手ボールを遠くまで拾いに行ったことでレフェリーからグリーンカードをもらいました。とてもよい行動ですね。

■選手別総括

シンノスケ
・・・せっかくのキック力(特にインサイドキック)をいかすためには、ボールが来てから次の動きを考えるのではまにあいません。常に「今自分のところにボールが来たら何をしようか?」ということ考えて準備するくせをつけてみてください。それと、きっと新しい感覚が手に入ると思うので、この夏はリフティングを10回できるようにがんばってみませんか?

ハル
・・・ドリブル、シュート、ともに光るものがあります。トラップもとても上手です。しかしそれらはどちらも、自分ひとりの力です。今後さらに成長するためには、他の選手との連携を学んでいくことが大事です。パスを出す、パスを引き出す。この2つをテーマにがんばってください。おすすめの練習は、上級生とのロンドやミニゲームです。

ユウ
・・・ドリブル中にフェイントを使えるようになると、もっと簡単に相手を抜くことができるので、ぜひ自主練のテーマに加えてみて下さい。あと、ドリブルしながら左サイドに流れるくせがあります。その事自体は問題ないですが、その後に右足でシュートしようとボールを持ち替えるのはあまり良くありません(時間がかかり、せっかく抜いた相手に追いつかれるから)。左足でシュートするか、右にカットインするか、改良をしてみてください。

サエ
・・・キャプテン、おつかれさまでした。立派なあいさつでした。勝ちたいという強い気持ちを、プレーで表現する。そのために必要なことは、基本を大事にする、ということだと思います。思ったようなプレーができるととても楽しい反面、そうでないと逆の気持ちになるはずです。簡単じゃないと思いますが、この夏休みはリフティングを10回できるように頑張ってみてはどうでしょう。サエ本来の力を引き出すもっとも早い方法だと思います。

ダイチ
・・・4試合中3試合でゴールキーパーとしてがんばり、自身でシュートも打ち、2アシストの大活躍。次のレベルを目指すために、必要なことを伝えます。正面に来たシュートはとても得意だと思うので、動いて、さらに手を伸ばさないと取れないシュートをセーブできるよう練習してみて下さい。それと、サエと同じですが、まだ本当の力を眠らせています。この夏休みは、リフティングを10回できるよう頑張ってみませんか?もちろんノーバウンドです。

ヒロト
・・・ボールをもった相手との1対1の勝負(デュエル)については、ヒロトはチームで一番上手です。次のステップを目指してトライしてほしいことは2つです。ひとつは、一度抜かれてしまった後に、しつこくもう一度勝負をしに行くこと。もうひとつは、ボールを奪った後のパスです。キック自体に苦手意識があるようなので、この夏はリフティングを10回できるようにがんばってみましょう。

ナツ
・・・どの試合も、攻撃中のポジショニング(いばしょ)がとてもよいです。今回、惜しいシュートがありましたね。ナツのポジショニングのよさが、そのシュートのチャンスを引き寄せました。これからもシュートの機会が増えると思います。そのときのために、今のうちにキック力を伸ばすと良いと思います。この夏休み、リフティングを10回できるようにがんばってみて下さい。


ハルフミ
・・・監督の見るかぎりでは、決勝の4試合ではハルフミらしいプレーはなかなかできていなかったように感じます。ハルフミのシュートもドリブルも、とてもレベルが高いです。ぜひ自信を持って、強気のプレーを見せて下さい。監督はそんなに詳しくないのですが、ブルーロックという漫画はハルフミの参考になるかもしれません。サッカーの試合や動画をたくさん見ることもおすすめです。


■最後に

得点は嬉しいものですが、そのすべてがカウンターやドリブル突破による得点であったことはチームとして注意が必要です。みんなにパスの大切さを実感してもらえるよう、秋の大会に向けて指導をしていきたいと思います。
テクニカルな総括は以上です。

さて、今回のめあては、予選に引き続き、「チームになること」でした。ダイチがヒロトに、「ヒロトは一番守備がうまいから」と嬉しそうに言ったり、(打ち上げに行かないと言っているヒロトに)「ヒロト、打ち上げ、行くよな?」としつこく迫ったりするのを見て、うれしくなりました。今回の大会は、間違いなくみんなを一つのチームにするための大切な時間になったと思います。そしてなにより、保護者の皆さんで打ち上げをされた、ということがとてもうれしかったです。当日もお伝えしましたが、これからも大会後などのを見つけては打ち上げをしていただき、チームワークの強化をしていただけると幸いです。