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チームの様子や大会結果・イベントなど、クラブの今をご紹介します。

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【4年生B】秋季区民大会 予選リーグ1stラウンド 総括
4年生 秋季区民大会 富ヶ谷Bチーム
いよいよワールドカップの開幕が近づいてきました。日本代表はドイツ、スペインの優勝候補2チームに加えて、中米の中堅国コスタリカと対戦するなかなか厳しい予選リーグに臨みます。

区民大会予選リーグに臨むBチームの対戦相手は、さながらW杯の日本代表のような強豪ぞろい。
「初戦はドイツみたいな優勝候補のトリプA」
「2戦目はBチームながら難敵の東部B」
「最終戦のセントラルCも主力組。スペインみたいだね」

そんな話をしつつ、明るい雰囲気で迎えた初戦は見事なまでの完敗となりました。
もしもこれが日本代表だったら、、鳴り止まないブーイング、荒れる渋谷のスクランブル交差点、さよなら森保監督、、と大惨事になりそうです。

公式戦でも「勝利だけが目的じゃないサッカー」ができるのは小学生の特権だと思います。
大敗となった試合でも、最後まで気持ちを切らさずに失点を一つでも減らすため、必死に戦い抜きました。ベンチに引き位上げてくる選手たちは悲壮感よりもやり切った満足感が強かったように感じます。

たとえ失敗したとしても、ゆいと と けんた はパスをもらいに行く動き方ができてきました。
サイドをえぐって攻撃してくる相手を中で待ち構えてクリアを試みた くおん すずれお。
思い切ってディフェンスラインを上げてオフサイドを誘うシーンもありました。りゅうた は積極的に前に出て相手のシュートを体に当てるプレーができるようになりました。しのた、じゅたろう はボールを待つだけでなく、自分で奪いにいくプレーが目に見えて増え、走り抜きました。
飛び級で参加した3年生の3人も明るい性格とドリブルでチームをひっぱってくれました。

多くの失点は、スピードに振り切られない走力、ボールを止めて蹴る技術、速いボールに素早く対応する反射神経の不足から。身体の成長と技術の向上のため、いっぱい体を動かしてボールに触る機会を増やしていきましょう。

あきらめずに戦った3試合を見て大会後、選手たちには
「次は全部勝てるよ」と伝えてみました。
順位決定リーグは力の均衡した相手と戦います。次は勝利を目標に、目に見える成長と喜びがきっとあるはずです。

私事で恐縮ですが、先日ひさびさにフットサルに行きました。参加者は20代から40代まで幅広く、中にはガンバ大阪ユース出身者やら高校サッカー強豪校の元キャプテンなどもいて、小学生でサッカーをやめてしまった自分にとっては厳しい相手。
それでも最低限、インサイドキックで止めて蹴れる技術があればプレーに参加できます。正しい時に正しい場所にいることで得点もゲット、楽しい時間になりました。

日本代表が目標じゃなくとも、いつになっても楽しくサッカーが続けられることも大きな成功と思います。そのためにまずはあらためて正しいキックから練習していきましょう!
試合結果
vs トリプレッタA (0-14)
vs 渋谷東部B (0-3)
vs セントラルC (0-11)


(コーチ 本庄)
2年生Aチーム、2022年度渋谷区秋季区民大会、ベスト3!
先日開催された渋谷区秋季区民大会で、予選を1位通過した2年生Aチームが決勝リーグを戦い抜き、全20チーム中3位という素晴らしい結果を残しました。
選手たちにはそれぞれ銅メダルが授与され、小さな体で大きな大きな喜びを爆発させていました。

年末までに開催される予定の区長杯でも素晴らしい結果が残せるよう、これからも練習を頑張り、サッカーをもっともっと楽しんでいきましょう。

決勝リーグの詳細はこちら
https://tomigaya-sc.school.tm/news-detail/240

監督 内藤
【3年生】秋季区民大会 順位決定リーグ 総括
コーチの山野です。

 先日9/19、3年生が秋季大会順位決定戦に臨みました。結果は1敗2分け。

メンバー以下12名
エニシ、コウイチロウ、タクヤ、ゼン、ユウ、キーラン、ソウ、シンノスケ(キャプテン)、スバル、ミナト、ヤマト、ヒューゴ

順位決定戦では試合前に予選と同様に自分たちでコーチングをしながら試合を進めていくことと、前回予選からの改善できるポイントを話し合いました。普段守備のルールにフォーカスした練習を中心にしているが、守り切っても勝てないことから時間最後まで得点することにこだわること、DF2人は中央にポジションをとりつつMFとディフェンスラインの距離を考えること、ゴールキックの際には周りが動きながらボールを受けられるポジションをとること、引き続きDF2人は相手サイド攻撃に対して釣られず、シュートを打とうとしてる選手に注意することを確認しました。

試合結果
■1試合目vs セントラルB
●0-5
1試合目は今大会のこれまでの経緯から一番手ごわい相手になることを試合前に話しました。前半は1得点で折り返す拮抗したゲームでした。攻めている時間帯も多く攻められる時間が少なかったことと、CMFコウイチロウが相手の攻撃の芽を摘む素晴らしいプレイをたくさん見ることができたからだと考えます。右サイドで完全にくずしてユウからのクロスをタクヤがシュートしたシーンはGKに防がれましたが良いプレイでした。
後半はポジションチェンジの影響で守備が前がかりになってしまい、GKシンノスケと守備陣の間を突かれ失点を重ねてしまいました。DFが自ら考えディフェンスラインをコントロールすることはもちろんですが、今後シンノスケにはディフェンスラインの高さに関する声掛けも期待したいと思います。

■2試合目vs セントラルA
△1-1
前半早い時間に体が大きく、足が速く足元も上手な相手選手にカウンターからの得点を許してしまいました。出端をくじかれ、一度浮足立った様子でしたがすぐにユウの左からのクロスをゼンが押し込んで得点を得ることができました。その後押し込む時間帯も多かったのですが、あともう少しなのに追加点がなかなかとれないまま終了のホイッスルを聞くことになりました。
 この試合、ヤマトは前回予選でのアシストを期待できるような右サイドからの攻撃を何度か見せてくれました。惜しくも得点に結びつきませんでしたが得意な形が見えたのではないかと思います。ヤマトが右サイドでボールを持つと何かが起こりそうだとベンチも盛り上がっていました。
キーランは逆サイドで攻撃が始まった際に相手ディフェンス裏でスピードに乗ってボールを受けようとチャレンジする動きが印象的でした。オフサイドを意識した動きができればさらによくなると思います。
合宿でキック力に自信をつけたスバルは後半FWで出場した際に何度か果敢にゴールに迫っていました。ディフェンスの際の相手に寄せる力も格段に上がったと思います。

得点者:ゼン(アシスト:ユウ)

■3試合目vs トリプレッタC
△0-0
前半ソウとヒューゴはこれまでの試合での経験を生かし、お互いの位置を確認しながら適切なポジショニングから安心感ある守備を続けてくれました。特にヒューゴは最後列から勝負するタイミング、時間を稼ぐプレイの使い分けが素晴らしかったです。
ミナトは後半、前線から得意の体を張ったディフェンスでボールを奪うシーンが素晴らしかったです。簡単にクリアするだけでなく、次につなげることを事前に考えることができればさらに良くなると思います。
 エニシは長いゴールキックを前線で美しく収めるシーンがありました。足元の技術と視野の広さは以前から高いので長いフィードができるようになれば近い将来戦局を一気に変える司令塔として君臨するかもしれません。
タクヤは当日全試合に出場していたにもかかわらず最後まで、特に運動量の多いポジションで攻守にわたりパフォーマンスを維持できました。

惜しくも決勝で勝利を得ることはできませんでしたが、みんなが最後の最後までフィールド内で声を懸け合いながらプレイできていたことは素晴らしかったです。
 今大会のテーマの一つとした自分たちでコーチングをしながら試合を運ぶことに関してはチームとしては出来ていました。今後、足元の技術はもちろん、もっとボキャブラリーを増やし、考えながらサッカーを楽しめるようになってもらえればと思います。

【2年生A】秋季区民大会 決勝リーグ 総括
コーチの吉野です。
2年生Aチーム、秋季区民大会決勝リーグの総括です。
09/23(金)渋谷区スポーツセンター
台風が近づく曇天の中、14時26分kickoff。

参加選手:アツト・アサユキ・カノト・キョウイチ・ケイ・ソウタ・タイチ・トウマ・トモカズ

堂々の3位入賞!おめでとう!!
この年代として初、また富ヶ谷SCにとって数年ぶりとなるメダルをもぎとってくれました。
強豪揃いのS1リーグだけあって全ての試合がタフな展開。そんな中、一歩も負けずにひたむきに勝利を目指しピッチを駆け回る彼らの勇姿に興奮しっぱなしでした。恐らく観戦していただいた多くの方も同じだったことと思います。
最終戦、終了を告げるホイッスルと同時にピッチにあふれかえった万雷の拍手。そして、この日一番の叫び声のような割れんばかりの歓声に選手が包まれたシーンは、どんなドラマや映画のエンディングよりも素敵なものでした。

今大会の基本編成は< GKタイチDFカノトMFアツト・キョウイチFWトモカズ > としました。理由は単純で、サッカーをしてきた時間量です。僕の知る限り彼らは夏休み朝6時から小公園に集まって練習をしていたり普段の生活の中でサッカーボールと触れ合っている時間が多いためスキルも格段と高い選手たちだと思っています。勝利を目指すためには、まず彼らで先制点を取り試合を優位に進めることが第一と考えました。そのためアサユキ・ケイ・ソウタ・トウマの出場時間は限定せざるを得ず、悔しい思いをさせたと思います。しかし、彼らは限られた時間のプレーで決定的な働きをしてくれました。全員DF要員としての起用でしたが、超攻撃的なチームメイトが前がかりになる中、カウンターで裏を通されても、彼らが自陣に残り献身的な守備で対応してくれたおかげで失点を防げた場面が幾度もありました。このリーグでは1点の重みが非常に大きいので本当に重要な仕事をしてくれたと思っています。どの一人が抜けても今回の結果はなかったと思います。また、試合間Bチームがくれた励ましの言葉が彼らの背中を押してくれました。一生懸命練習を頑張ってきた仲間の応援に応えたいと120%の力を出せたように見えました。

また私事で恐縮ですが、喜びを爆発させて駆け寄ってくる選手たちを迎え入れた時に得た多幸感は、なかなか人生では味わえないものでした。この体験をされたい方は是非、コーチとしてご参加ください!



○第1試合 vs本町A
試合結果 4-0

予選と違い、強豪揃いの1位リーグ。
リーグ戦は初戦の入りが重要です。入り方を失敗すると負の連鎖から全敗の可能性もありますので、普段以上の実力が出せるよう試合前はストレッチやボールを使った練習を重視しました。しかし、まだまだふざけたい年頃。集中が切れ ふざけてしまう場面が多く見られたので、強豪チームが黙々と練習する姿を見せたり、普段よりキツい口調で接し修正を心がけました。


フォーメーションは、まだパスワークが未熟なチームのためカウンター重視で得点力のあるワントップ起用した2-2-1。
オープニングゴールは富ヶ谷の重戦車、トモカズ!ゴール前へフィードされたボールにいち早く追いつき、DF2人を振り払ってゴールネットを揺らす圧巻のプレー。前半早い時間の得点、おかげでこの日のチームを勢いづける重要な点でもありました。2点目はアツト。普段のシュート練習時、シュートを打った後もこぼれ球を狙う姿勢を続けた成果がここででました。ポストに当たったこぼれ球にいち早く反応して決めきったこのプレーで完全に試合をものにしました。そして後半、トップにポジションチェンジしたカノトが水を得た魚のように2得点。そのうち一つはGKタイチからのゴールキックを胸で受け、振り向きざまにボレーシュートという、とんでもなくスキルの高いものでした。守備ではアサユキ・ソウタがリスクを冒さずセーフティーにボールを前線やサイドにフィードしてくれたおかげで危なげなく勝利を収める事ができました。

得点者:トモカズ・アツト・カノト2


○第2試合 vsトリプA
試合結果 2-2

トリプAは前の試合で渋谷東部に敗戦を喫しているので「富ヶ谷戦は必ず勝ち点を取ろう」と意気込んでいたと思われます。こちらとしても、どうしても勝ち点を拾いたい一戦でしたので前がかりにくると思われる相手に対し本町戦とフォーメーションを変えDF3FW2という守備重視の布陣で臨みました。しかし序盤、やはりトリプといった安定のパスワークに翻弄され先制点を許してしまいます。その後、チグハグな試合展開で窮屈そうにプレーする彼らを見て、ふと、我に返りました。この子たちは「超攻撃的」が売りのチームだった!馴れない守備を強要すると窒息してしまう!と。(現代サッカーにおける攻撃の起点となる守備の重要性は後々指導に組み込みます)その後、フォーメーションを戻すと息を吹き返しかのようにトモカズが得点。試合後、「俺、守備似合わねェ、っていうかできねえ」と口にしたとおり、のびのびとフィールドを攻め上がっていました。再び失点を許しリードされ、敗戦も覚悟しましたが、終了間際に再びトモカズが右サイドを駆け抜け、ボールを真芯で捉え、ニアサイドに目の覚めるようなシュート!同点に追いつけ見事勝ち点1をもぎ取りました。また攻め上がる4人の後、自陣に残されたケイとタイチが必死に対応してくれたおかげで最小失点に抑えられたと思います。皆でもぎ取った大きな勝ち点1でした。

得点者:トモカズ2


○第3試合 vs渋谷東部A
試合結果 0-2

1試合目、隣で行われていた渋谷東部Aの試合をみて研究してくれたトウマが、「●番の人が大きくて、いつもボールを持っているイメージ」と教えてくれました。僕もちらちら見ていたのですが、その通りでほぼ攻撃はその選手から始まっていました。そこで、この選手に仕事をさせない事が勝利の条件と判断し、チーム1走力・負けん気が強いキョウイチにマンマークをお願いしました。体が大きくスキルのある選手に対し粘り強くマークできていましたが数少ないチャンスをものにされ2失点の惜敗。試合後キョウイチが珍しく「あいつデカくてヤバイ、大変だった」と弱音を漏らしていました。でもその徹底マークのおかげで2失点で抑えられたのだと思います。本当かどうかわかりませんが、キョウイチのサポートで●番にマークに行ったトモカズも、試合後「あいつ○○(股間)蹴ってくるんだよ、参ったよ、大変だよ」と言っていました。あのキョウイチ・トモカズにこんなコメントをさせるとは、敵ながらアッパレです。
ともあれ、点差ほどの実力差はなかったと思われる相手に痛い黒星でした。

得点者:なし


○第4試合 vsトリプB
試合結果 2-1

最終戦、引き分け以上でメダルが狙える状況でしたが、なんの因果か相手は渋谷東部に勝利し全勝の勝ち癖のついたトリプB。以前メンバーだったノアが率いる言わずと知れた強豪です。通常なら敗戦の2文字が脳裏をよぎるところ。でも選手たちは違いました。「ノアとの対戦が楽しみ」と純粋にサッカーを楽しむことにシフトしていたようで無駄なプレッシャーなく試合に臨めたようです。勝ち負け関係なく「トリプで磨かれたノアと富ヶ谷の選手のマッチアップはどのようなものになるのか。富ヶ谷SCの現在地はどこらへんなのか。」と僕も楽しみにしていました。連戦となりますが、この試合もキョウイチには相手エース・ノアのマンマークをお願いしました。ノアからの起点は多くつぶせたのですが、そこは試合巧者のトリプ、ノアを経由せずともパターンがあるようで、先制を許してしまい前半を折り返すことに。
追う展開。4試合目で両チームとも疲れの色が出始めていましたので、僕はこの時、「せめて同点」と弱気になっていましたが、ピッチの選手たちは全く逆でした。後半になるとキョウイチの徹底マークに相手も気づき、他の選手からノアへのパスが減り始め、ミスが増え、「超攻撃的」な富ヶ谷の選手がインターセプトをする場面が増えました。そして攻め手を一向に緩める事なく、相手ファールを誘いフリーキックを得るなど果敢に相手ゴールに詰め寄り続けました。そして相手のゴールキックを奪い去り前線にフィードされたボールを、トモカズが冷静にキーパーの逆をつき同点ゴール!この展開で彼らのテンションはMAXになり最終試合とは思えないほどの運動量で圧倒し始めました。そして終了間際、カノトのミドルシュートが炸裂し、なんと逆転に成功。普段ガッツポーズなどしないのですが、思わず右手を握り締め、小さくやってしまいました。

そして試合終了のホイッスルがピッチに響くと、叫び声にも似た歓声と万雷の拍手が彼らを包みました。またグラウンドから出口までは保護者の方々の花道がつづき、ねぎらいの言葉をかけられ笑顔で迎えられた彼らの背中はとても大きく見えました。

得点者:トモカズ•カノト


○選手評
アツト :
勝利への情熱、選手としての態度を鑑みてこの日のゲームキャプテンを担当してもらいました。プレーでは個性強い猛獣のようなメンバーを上手に扱い、サイドチェンジやゴール前へパスを供給。攻撃と守備のバランスに優れたMFの鑑のようなプレーでチームの勝利に貢献。

アサユキ:
予選同様、最終ラインの要としてDFを任せました。安定感のある守備から、3試合でスタメンとして起用。特に相手のカウンター時、前線にフィードされたボールに早く反応。決定的な場面を未然につぶす守備でチームの勝利に貢献。

カノト :
DF任せた時、堪え切れず攻撃参加をした裏を取られ失点というケースがありましたが、それを覆す程のキック力、相手との競合いの強さは魅力でした。カノトーアツトートモカズといった縦のラインを形成できたら8人制になっても富ヶ谷の武器になるはず。

キョウイチ:
2試合で相手のエース相手に堂々と渡り合い、仕事をさせなかったフィジカルは圧巻。「俺、攻めたいから攻めていい?」と漏らしつつ、勝利のためにマンマークに徹してくれたおかげで3位入賞をもぎ取ることを可能に。あとはパスサッカーの楽しさを覚えたら敵なしになるかも。

ケイ:
プレー中はミスのないよう少し硬くなった場面も見られたが、強豪FW相手に一歩も引かずに冷静に対処。ミスのないプレーで失点を数度防ぐ。またベンチでも試合に集中・研究し勝利への道筋を探り、守備の脆さなどをコーチにアドバイス。(おかげで攻撃陣の手綱を握る事ができました)

ソウタ :
周囲を見て状況判断をしようという意識があるため、コーチからの指示をすぐに理解し、ポジショニングを修正でき相手の攻撃スペースをつぶす。また抜け出してきた相手との1vs1でもボールを取り切ることに成功。プレー以外でもアツトと共に模範的な振る舞いでチームをまとめる。

タイチ :
強烈なミドルシュートも怖がらずに対応できるのは練習を数多くこなしてきたからこそ。ゴールキックも安定してきているので、後は1vs1になった時の飛び出しの判断、味方選手へのコーチングなどを覚えると、より失点機会の減少につながるはず。

トウマ :
キック力を生かし、DF時にはクリアボールを前線に運ぶことに成功。数多くのポジションができるのでGKとしての出場も。また、「僕。勝ちたいから相手チームの分析する」1試合目、隣で行われた試合を分析し、コーチに情報提供などでもチームの勝利に貢献。

トモカズ:
トリプBのコーチが「あの子は特に気を付けろ」とマークされるほど、圧倒的なフィジカルとシュート力を兼ね備えた選手。得点への嗅覚は渋谷区トップレベルかも。そして強靭なメンタルで勝利を疑わうことなくラストまでゴールを狙いこの日のチーム得点王に!




・今回、木村コーチからも総括頂戴できました!

Aチームの予選リーグ、決勝リーグにアシスタントとしてサポートしました木村です。
Aチームメンバーのみんな、大会前からの目標だったメダルの獲得、本当におめでとうございます!
個性豊かな選手たちが自分の良いところを出しあい、富ヶ谷Aチームの強みを発揮して戦えたことで、強豪揃いのS1リーグで3位という素晴らしい結果につながり自信になったと思います。
が、この結果に油断することなく次の大会ではさらなる富ヶ谷旋風を巻き起こせるようみんなで頑張っていきましょう!

【2年生B】秋季区民大会 決勝リーグ 総括
内藤です。
代々木八幡宮の例大祭の開かれた9.23(金)秋分の日。

2年生Bチームの秋季区民大会決勝リーグが開催されました。
予選の結果が3位だったのでSIIIリーグ(3位リーグ)での4試合です。

予選では、岩崎コーチのもとで「みんなで楽しむ」をテーマに頑張りました。
岩崎コーチの総括にもあったとおり、競技の視点で見ると、みんなで守ることはできたものの、みんなで攻撃を作ることができなかった、そんな予選でした。

この決勝SIIIリーグでは、みんなで攻撃を作ることをテーマにしてもらおうと思い、「何点取られてもいいから、1点取ろう」というめあてを選手たちと共有しました。

みんなで攻撃を作るために、皆に守ってもらいたい約束の話をしました。
それは、「味方のボールホルダー(ボールを持っている人)に、近づかない」、という約束です。サッカーはチームスポーツですが、その本質を理解していない低学年の頃は、味方がボールを持っているときに、その味方のボールに近づいてしまうという傾向が強くあります。これはチームスポーツとは呼べず、それぞれが個人としてボールを追っかけてしまう集団スポーツであり、いわゆるお団子サッカーと呼ばれるものです。
ボールホルダーに近づかない、つまり離れた場所で待つことで、パスの受け手になれます。これが、攻撃を作るための最初のピースです。

ということで、試合直前の練習で、パス回しでそれを実践してもらいました。
案の定、ボールホルダーに引き寄せられてしまう選手が何人もいました。まだ道程は長いかな、と感じましたが、この日の4試合を通して、「サッカーにはそんな約束がある」、ということを体に覚えてもらうことにしました。

4戦4敗という結果ではありますが、みんなで攻撃を作るという体験を、少なからず実現できた時間帯がいくつかありました。みんなのサッカーに対する理解と感覚を、変えてくれるきっかけになったのではないかと思っています。



■出場選手
シン、カンタ、ケイシ、レンタロウ、ムネヒサ、ソウスケ、ユウヤ、アラタ、フミヒト

■第1試合 vs セントラルB
結果:負け 0-6

初戦キックオフ前、ケイシと喧嘩をして、シンは号泣しながらピッチに入りました(ちなみにそのちょっと前は、反対にケイシが号泣していました)。この二人は普段から喧嘩したり仲良しになったりの繰り返しで、見ていて微笑ましい限りなのですが、これから試合という中で、チームの他のみんなに悪い影響は出ないかな?と少し心配しました。しかし、その他の選手たちは、全員が全員、二人の喧嘩をほのぼのコメディのように楽しんでいました。これを見て、あぁ、この子たちはもうとっくにあたたかい仲間なんだな、と胸が熱くなりました。

さてその初戦。
味方のボールホルダーに近づかない、の実践をしてもらいたいところでしたが、そもそも味方にボールが収まらず(回ってきたボールをうまくトラップすることができず自分のものにできないこと)、相手チームばかりがボールを持っている一方的な展開でした。

攻撃を作る、という目当てにチャレンジするチャンスもないまま、このゲームは終了しました。

後半、ゴールキーパーのケイシは、自らのゴールを捨てて積極的に攻撃参加。そういえばハーフタイムに、後半はゴールキーパーじゃなくて攻めがいい、と要求されたことを思い出します。内藤はそれを却下しましたが、後半は自身の願望に突き動かされていたのかもしれません。選手自身が判断したことなので、そのチャレンジはさせてあげようと思いました。ただ、そうしてガラ空きになった自陣のゴールを、誰に言われるでもなく自分でカバーしにいったアラタには、確かな判断力とチームワーク意識を感じました。

フミヒトは、ペナルティエリアを示すマーカーがずれていたのを直して、審判からグリーンカードをもらった!と嬉しそうに報告をしてくれました。

■第2試合 vs 猿楽
結果:負け 0-7

この試合も、全然相手陣内に入れず、終始押し込まれる展開でした。
ただ、決定的に違ったのは、数回ではあるものの、攻撃の形を作ることに成功した点です。キックオフの際に、ケイシが相手陣内に向けてボールを強く蹴り込みました。予め示し合わせていたようで、そのボールにシンが全力で追走。紛れもなく、これは攻撃の形です。我々コーチ陣の指示したことではありません。普段、Aチームのメンバーがやっていることを真似てみたのだそうです。

自らが考え、気づいて、実践すること。とても素晴らしい体験だと思います。
後半は、ケイシとシンがベンチに下がりましたが、同様のプレーをカンタとユウヤが実践。

得点には届きませんでしたが、みんなで攻撃を作る、というめあてに大きく前進した一戦でした。

■第3試合 vs セントラルD
結果:負け 0-1

猿楽戦のあと、一つみんなに戦術を提示しました。
ボールを持ったら、相手ゴールに向けてロングシュートをしてみようよ、という内容です。実際のところ、そのシュートでゴールを狙う目的はありません。ボールホルダーとしっかり距離をとっているうえでこの戦術を実行すれば、自然とこれが縦パスになるから、という内緒の思惑がありました。ボールを前に送り込むことでどういう事が起きるかを体験してもらう狙いです。

皆が素直にこのプレーを実施してくれたことで、これまでの2戦とは打って変わって、相手陣内でのプレー時間が圧倒的に多くなりました。最初は、縦に送り込まれたボールを追いかけることもなく、自陣内にとどまって眺めるだけの選手ばかりでしたが、次第に、送り込まれたボールめがけて走り込む選手が出てきました。ケイシ、ユウヤ、カンタ、ソウスケです。
縦に送り込まれたボールに2名以上が走り込んでいるという状況。これこそ、サッカーの攻撃の基本形といえます。

その効果を体験したからだと思います。ケイシ、そしてレンタロウは、相手陣内にとどまって、縦に送られるパスを待つようになりました。ある程度の学年になったら、FWは前線にとどまることをティーチングで教えたりするのですが、自分でその意味に気づいたことは貴重な体験だと思います。

いわゆるカウンターという戦い方を実践し始めた富ヶ谷Bチーム。
相手を押し込める時間も増え、攻めて守っての切り替えがテンポよく行われました。中でもカンタは、自身で攻撃に参加した後、全力で戻って自分たちのゴールをしっかり守っていました。ゴールキーパーのシンのスーパーセーブ連発によるところもありますが、1失点にとどまったのは、自分たちが攻撃をしている時間が多かったことを示していると思います。

とはいえ、残念ながら得点はゲットできませんでした。
ただ、かなり得点に近づいたシーンもありました。
相手のシュートをキャッチしたゴールキーパーのシンが、大きく伸びるパントキックでアタッキングサード(コートを縦方向に3分割したときの、一番相手ゴールに近いエリア)にボールを送り込みます。これを、予めそのエリア付近で待ち伏せしていたレンタロウが触ってさらに前に送り、その位置で待ち構えていたケイシがシュート。ゴールキーパーに弾かれてしまいましたが、限りなく得点に近いシーンでした。

■第4試合 vs 渋谷東部B
結果:負け 0-6

いよいよ最後の試合。
めあてに掲げた1得点をあげるための最後のチャンスです。結果こそ大差が開きましたが、攻撃を作るという目標に向けて、試合を重ねて着実な成長を感じさせてくれました。
「何点取られてもいいから、1点を取ろう」。
まさにその目当てにチャレンジしたゲームだったと思います。
何点取れられてもいい=ディフェンスしなくていい、ではありません。攻撃をするためには、相手からボールを取り返す必要があります。ディフェンスは、攻撃の最初の一歩。みんなその事がわかっているから、いつも以上にディフェンスをしていたと思います。ムネヒサはピッチに入る直前、「僕の役割はなんだっけ?」と確認してくれました。「ディフェンスだよ」と伝えると、「わかった!」と答えてゲームに入っていきました。自分たちの攻撃にもしっかりと参加し、相手にボールを奪われると、全力で走って自陣に戻っていました。
ユウヤも、体をしっかり入れたディフェンスで気迫を見せます。相手のコーナーキック、味方のみんながコーナー側に釣り出される中、フミヒトだけはゴール前の中央に陣取り守備を固めていました。
ソウスケはまだ入会して月日が浅いですが、ゲームの中での攻守の動き方を急速に理解してきていると感じました。

会場の保護者のみなさんがその1点を待望する中、大きなチャンスが巡ってきました。
先程の試合同様、ナイスセーブをしたゴールキーパーのシンがパントキックでアタッキングサードへボールを送ります。それを、前線でチャンスを待っていたケイシが抜け出してシュート。残念がらこれもゴールキーパーに弾かれてしまいましたが、大きな”惜しい”手応えとして、チームにしっかりと刻まれたのではないかと感じています。

この秋に、区長杯というトーナメントが予定されています。
それまでに、各自がもうひと伸び、ふた伸びしてくれるよう、練習で働きかけていきたいと思います。

みんな、おつかれさまでした!

【5年生B】秋季区民大会 予選リーグ 総括
コーチの三村です。
5年生秋季大会の予選リーグが行われ、富ヶ谷Bは渋谷東部A・Bと2試合を戦いました。
メンバー:(5年)れい、はるた、ゆきや、せいた、そう、はるき、なおふみ
(4年)しのた、そうや、わくたろう 

1試合目 渋谷東部A 0-13
実力が勝る相手に対して守備的な配置で失点を抑え、カウンターで攻める作戦でした。
選手たちに伝えた点は3つ。
○両サイドのDFとMFでボール保持者を外に追い出す。
○中央のMFはDFの前で相手の勢いを止める。
○ボールを奪ったら前方に蹴り出しFWを走らせる。
中心選手として期待していたゆきやとはるきが学校行事の影響でチームに合流できたのは試合開始1分前。先発メンバーを変更せざるを得なかったものの、その点を考慮しても苦しい試合でした。
守備に人数をかけて技術の差を埋めようとしましたが球際が弱く、相手へのプレッシャーになりません。
人数は足りていても、フリーでシュートを打たれる場面が多く見られました。
技術が高い相手からボールを奪うことは難しくても、もっと粘り強くボールにチャレンジしたいです。

2試合目 渋谷東部B 0-3
みんなで渋谷東部のAB対決を見て、試合前に話し合いました。
(一部の選手が遊んでいてほとんど見てなかったのは残念でした。)
富ヶ谷Bと実力差はほとんどない印象で、1戦目よりは攻撃できそうとの意見があり、話し合った結果やりなれた守備と攻撃のバランスをとった布陣にしました。
はるき、なおふみのコンビからとコーナーキックから、あと一歩押し込めればというチャンスもありましたが、おしくも無得点でした。分析通り実力差はそんなにない相手でしたが、勝敗を分けたのはボールに対するこだわりの差だったように思います。
もちろん、失点はDFだけのせいでもキーパーのせいでもありません。一人で奪うことはできなくても、粘り強くボールに食らいつくことで次の味方が守りやすくなります。
次は一人一人の強い気持ちで一丸となって戦いましょう。

順位決定ラウンドに向けての課題です。
○マークの付き方を再確認しよう。まずは自分のゴールと相手との間のポジションをとること。
○パス・シュートには粘り強く足を出しブロックする。相手が少しでも嫌がるプレーを。
○ゴールキックではサイドでパスの受け手になろう。中央に固まると相手に狙われやすいです。
○ロングキックを蹴れるように練習しましょう。攻め込まれた時に大きくクリアができないので、相手の攻撃が続きます。

次は自分の持っている力を出し切れるようにがんばりましょう。
もっともっと出来るはずです!
【5年生A】秋季区民大会予選リーグ 総括
コーチの秋元です。
5年生秋季大会の予選リーグが開催されました。上位2チームが2次ブロックに進める形式です。
トリプレッタA、美竹、本町、そして富ヶ谷Aの4チームの組み合わせのリーグで、トリプレッタAが頭一つ抜き出たなか、2次ブロックに向けた残りの一席を争う、厳しい戦いでした。選手たちは力を出し切り、なんとかその椅子を確保しました。
出場選手:てとら、ゆうき、けい、そうすけ、かろ、りょう、りく、ふうか、かずき

第一試合 vs美竹 8ー0
得点者 けい、てとら、かろ、りょう、かろ、かろ、かろ、かずき

実は試合前の雰囲気はあまり緊張感が無い状態でした。
通常であれば、前の試合のハーフタイムでピッチでの練習できるのですが、他のチームのフレンドリーマッチで使われてしまうことになり、試合前に間延びした時間が長く、モチベーション的に心配な試合への入りでした。
ところが、選手たちはきっちり気持ちを切り替えて、前線からのチェイスからこぼれ球を前がかりで奪い取り、前半・後半4点ずつの素晴らしいゲームを展開してくれました。
後半から投入した4年生のかずきが良くコントロールしたシュートで最後のゴールを決めてくれたことに象徴されるように(後半11分25秒)、5名が得点するということは、ゴールのパターンがいくつもあるということで、素晴らしいことだと思います。
中でも、ゆうきが入れた楔のパスをかろがゆうきに落とし、それをかろがもう一度受けて決めたゴールは、中々見ることができない崩しでした(後半8分30秒)。こういうセンスのあるパスワークが5年生の強みだと思いますので、試合でもっと見せて欲しいと思います。

第二試合 vsトリプレッタA 0ー6

実力的にある程度の差は仕方がない相手だったと思います。
ただ、前半は0-3でしたが、コーナーキックからの失点が2点で、流れの中から奪われた失点は1点のみです。後半もコーナーキックからの失点を繰り返してしまい、点差が広がりましたが、選手たちは集中して、よく戦ったと思います。
コーナーキックもそうですし、ゴールキックをはじめとしたハイボールをヘディングで返すところで、戦局を有利に進められてしまったところが大きかったと思います。
この辺りは、まだ成長途上のメンバーにハイボールや、速いコーナーキックに対するヘディングの練習を繰り返しやらせるかどうかの考え方にも関係するところもあり、中々難しいところではありますが、選手たちはできることをしっかりやって、頑張った結果だと思っています。

第三試合 vs本町 1ー0
得点者 てとら

予選の結果を左右する最終戦、引き分け以上で2位が確保できる状況でしたが、選手たちは絶対に勝つという意気込みで臨んでいました。想像以上に中盤での攻防が激しく、交代選手一人で戦ってきた疲れも見える中、押し込まれる場面も多かったですが、キーパーを担当してくれた4年生のりく、ふうかが体を張ったセーブをしてくれる中で、前半にこぼれ球をてとらが決めてくれ(後半6分)、文字通り虎の子の一点を守り切って勝利を掴みました。
正直引き分け狙いで戦っていたら、落としていた試合だったと思います。

以上です。2次ブロックも厳しい戦いが待っていますが、頑張りましょう。お疲れ様でした。
【3年】秋季区民大会 予選リーグ 総括
コーチの山野です。

先日9/10、3年生が春季大会決勝トーナメントに臨みました。順位は4チーム中3位でした。

メンバー以下12名
エニシ、コウイチロウ、タクヤ、ゼン、ユウ、キーラン、ソウ、シンノスケ(キャプテン)、スバル、ミナト、ヤマト、ヒューゴ

今大会のテーマは自分たちでコーチング、コミュニケーションをとりながら試合をするということを試合前に話しました。春季大会までは守備における個人戦術にフォーカスした練習をしてきましたが、以降の練習では守備の連動を意識したコーチングをテーマにした練習をしてきました。
この話をする前にキャプテンのシンノスケから相談を受けました。春季大会ではサイドから攻撃された時にDFが釣られて中を守ってくれる選手がいなくなるときがある、ということでした。まさにこれまで改善を取り組んでいた課題の一つで、これから試合に向けて再確認しようと思っていたことでしたので、自ら確認してくる姿勢に感心しました。
あと、ベンチに4人いつでも試合に出られる準備をしているので、クタクタになるまで本気を出しても大丈夫だよ。みんなで全試合を戦おうという話をしました。ベンチからのコーチングや応援も含め一体感を持って一日試合に臨めたと思います。
観戦していた他チームの保護者にも「富ヶ谷いいチームだね」という言葉をいただきました。

試合結果
■1試合目vs 本町B
●0-1
 当日1試合目となるこの試合は、みんなが前からプレッシャーをかけ続けることで終始相手陣に押し込む形の試合運びでしたが、最後の試合終了のホイッスルの直前に相手に得点を許す本当に悔しい結果となりました。試合に臨む前のミーティングで話した通り、シンノスケは最後列から味方にコーチングすることをチャレンジしていました。
試合が終わったあと、なぜ得点されたかみんなで考えました。それぞれ意見を出してくれましたが、DFを含め全体が前がかりになり、片方によりすぎていたところを突かれてしまったことを導き出してくれました。みんな集中しているからこそ状況を振り返り問題点を発見できたのだと思います。コーチからはチームとして前線からプレッシャーに行っていてもDFの2人は全体のバランスや前の選手との距離を考えて正しいポジションをとることで改善できるのでは、GKシンノスケを中心にそういったコーチングも必要だということを話しました。
2,3点とってもおかしくない展開だったと思います。みんなも勝てると思って試合を運んでいたのではと思いますが、押し込んでいる展開でも点を獲れなければ勝つことができないという危機感を学ぶいい機会になったと考えます。

■2試合目vs 渋谷東部A
●0-3
 2試合目の直前に、1試合目隣りで行われていた試合で東部Aが大量得点で勝利していたことを伝え、守備的な布陣で臨みました。
普段から2-3-2(DF,MF,FWの順)のシステムで試合に取り組む3年生は相手のサイド攻撃はサイドハーフの選手がプレッシャーに行くことをルールとしています。攻撃も得意なタクヤ、キーラン、ヤマトにとってはハードな仕事になりますが頑張ってくれました。DFのユウとソウはサイドが攻められても釣られずに、中でシュートを狙ってくる選手をケアすることに専念してくれました。
相手が攻める際に自陣でサイドチェンジすることを試みていたところ、ゼンは次のパスコースを読みながら前からプレッシャーをかけていました。普段から意識した練習をしていますが、試合でできたのが素晴らしかったです。それを仲間とコミュニケーションをとりながらできればさらにレベルアップにつながります。
試合を通して高い集中力を保っていたため崩されて得点されることはなかったのですが、ミスで得点を許した印象でした。ただ、得点されても一度は落ち込むものの誰も攻めずに前を向いて取り返そうとする姿勢には仲間としての成長を感じました。

■3試合目vs 猿楽B
〇5-0
 2試合目の後、恒例のモグモグタイムを経て3試合目に臨みました。最初の2戦が敗戦となったためどうしても勝ちたいこの試合でしたが、最初は様子を見るため守備的な布陣で臨みました。ところがみんなのどうしても勝ちたい気持ちから激しい前線のプレッシャーが功を奏し、1点目のオウンゴールが生まれました。さらに当日、富ヶ谷デビューとなったヤマトが右サイドをドリブルで駆け上がり、素晴らしいマイナスのクロスをゼンがシュート、一度はブロックされたものの、ユウが詰めて2点目となりました。
後半はみんなに点をとるチャンスを得てほしいと考え、攻撃的な布陣で臨みました。
3点目は以前からよいコンビの左サイドのタクヤから右サイドのキーランへの美しいスルーパスをキーランがドリブルから冷静にゴールへ流し込みました。
4点目はユウのコーナーキックからO.G
5点目はキーランが打ったシュートが相手にブロックされたのですが、自ら相手選手に素早いプレッシャーをかけ、中央のユウへパス。ユウがゴールに蹴り込みました。
当日、攻めてはいたもののなかなか得点がなかったフラストレーションを晴らすようなゴールラッシュでした。

得点者:ユウ  2得点
キーラン 1得点
O.G 2得点

【2年B】秋季区民大会予選 総括
コーチの岩崎です。

9/3に2年生の秋季大会の予選がありました。今回Bチームの指揮を執りましたので以下総括します。

Bチームで予選に臨んだのは以下の9選手です。
あらた、かんた、けいし、しん、ふみひと、ゆうや、れんたろう、そうすけ、むねひさ

予選リーグは、セントラルAチーム、本町Aチーム、セントラルEチームと3試合を戦い、以下の通り、1分2敗の勝ち点1で3位という結果でした。

1試合目: vsセントラルA 0対5 負け
2試合目: vs本町A    0対2 負け
3試合目: vsセントラルE 0対0 引き分け

戦いに臨む前のブリーフィングにおいて、今回のBチームのテーマを「みんなで楽しむ」にしました。まだ「自分が楽しい」ということがサッカーをする動機である年齢ですが、少しずつチームワークを理解していく年齢でもありますので、今回の大会を通じて「みんなで楽しい=自分も楽しい」を気づいてもらいたいと考え、「自分もみんなも楽しい試合をすること」を目標に送り出しました。

 まずは試合から振り返ってみたいと思います。1,2試合目は、実力的には格上の相手でしたが、実力差ほど点を奪われることなく、3試合目はほぼ同格の相手でしたが、しっかり0点に抑えることができました。一方で3試合を通じて得点は0という結果に終わりました。
 比較的点を奪われずに守ることができたのはなぜか。それは各選手がボールに向かっていく意識が高いからです。コートもまだ6人制用で小さく、ポジション関係なく守備に攻撃にコート目いっぱい動いても2年生の体力でも戦えてしまうため、極論を言えば、フィールドプレーヤーの5人が全員ボールに向かって囲み続けることができれば相手に点を奪われることはないです。Bチームの選手はボールに向かうという基本がしっかりできていることの表れと考えてよいと思います。
 では、得点が奪えなかったのはなぜか。それは、仲間と点を取るための作戦をまだ習得できていないからです。仲間と点を取るための作戦というのは「チームワーク・パスワーク」と置き換えても良いです。
 富ヶ谷Bチームの選手たちが守備に健闘できたように、コートが狭いので相手のチームも守備はボールに集まるだけで出来てしまいます。そのボールに集まってくる相手チームの選手をかわすためにパスがあります。
 まだまだ自分がサッカーを楽しむという主観的な動機が根強くあると、なかなか自分が持っているボールを仲間にパスすることはできません。今はまだ、自分のところに来たボールを持ってドリブルすることになる傾向が強いので、上述の通り相手のチームに囲まれてしまい得点につなげることができないということになります。これか3試合通して得点0の要因です。
まとめますと、
・守備がしっかりできていた=ボールに向かう意識が高いのは長所
・得点を取ることができなかった=仲間にパスを出すことができないというのは今後の改善点
ということになります。

とはいえ、まだまだ2年生ですので、このあたりは少しずつ習得していければよいかと考えます。おうちでも、「なんであの時にパスを出さなかったの?」などと選手を怒らないようにしてあげてください。私が通常みている今の5年生も、まともにパスができるようになったのは4年秋季大会くらいだったと記憶していますので、このあたりのパスワークについては長期的な目線での育成が必要になります。そのため、その間選手たちがみんな楽しくサッカーが出来ることが大切になってきますので、是非ともポジティブな声掛けを継続してあげていただければと思います。

ということで、今回の予選のテーマは「みんなで楽しむ」ということにしています。毎試合終了後に選手たちには「楽しかった?」と聞くようにしました。選手たちは「負けたけれど楽しかった」「点が取れなかったけれどみんなで頑張って守れたから良かった」と言った感想を言ってくれました。満面の笑顔ではないですが、少し悔しさの入り混じった笑顔で。
今はBチームにいる選手たちですが、これから飛躍的に成長するタイミングが訪れます。おおよそ2〜4年生で迎える基礎運動能力の成長期、その後中学〜高校で迎える肉体的な成長期です。その成長のタイミングでサッカーを楽しんでいられることがとても重要になりますので、長い目線で成長を見守っていきたいと思います。

最後に各選手への一言
あらた:ボールを持っている相手にも臆せず立ち向かうことができています。
最後まで諦めずにボールを追い続ける姿勢はこのまま継続していきましょう。
かんた:守備の意識が非常に高く何度も相手のボールを奪取していました。良いプレーを
しているのでもっと自信を持って、ボールを持ったら攻撃にもチャレンジしてみよう。
けいし:守備も攻撃も積極的に参加出来ています。また、リーダーとしてしっかりチームをまとめる姿が
素敵でした。今の姿勢を維持しながらサッカーを楽しもう。
しん :誰よりも早くボールに向かう姿勢と高い身体能力がしんの長所だと思います。
ボールをおそれずにゴールキーバーが出来ているのも凄いことなので自信を持ちましょう。
ふみひと:小さい体でも恐れずに相手のボールを取りに行ける気持ちの強さがふみひとの長所です。
     ボールを持った時に前に行く意識を高く持てていることもとてもよかったです。
ゆうや:マンツーマンでの守備の強さはこのチームで一番だったと思います。守備にゆうやがいると
安心感がありました。良いプレーが出来ているので自信を持ってボールに絡みに行きましょう。
れんたろう:積極的にボールに絡む姿勢と前に出たボールを最後まであきらめずに追いかけられるのが
長所です。ゴールキーパーもナイスセーブを連発し何度もチームを救ってくれました。
そうすけ:初めての大会と思えないほど冷静なプレーが出来ていました。高い身体能力を持っているの
で、ミスをおそれずもっと積極的にボールに絡むとどんどんレベルアップできると思います。
むねひさ:縦横無尽にフィールドを駆け回る体力は見事です。サッカーを楽しむことができているよう
なので、どんどんボールを触ってボールタッチの感覚を高めていきましょう。

【2年A】秋季区民大会予選 総括
内藤です。
楽しい夏休みが終わり、9月最初の週末。
2022年度秋季渋谷区民大会の戦いの火蓋が切って落とされました。

その先陣を切るのは2年生。
Aチーム、Bチームの2チーム編成で予選を挑んでまいりました。

内藤の帯同したAチームについて、以下総括をさせていただきます。

■出場メンバー

アツト   
アサユキ
カノト   
キョウイチ
ケイ
ソウタ
タイチ   
トウマ
トモカズ

■予選全体を通して

2年生チームは今年の春季区民大会から、習熟度や理解度、サッカーとの距離感、性格や目的意識を考慮したAB編成を採用しています。今回の秋季区民大会でも同様のコンセプトでAB編成を行いました。
今季のAチームの目標は、メダルを獲ること(渋谷区ベスト3に入ること)。
そのためには、この予選は1位で通過する必要があることを、みんなにしっかり説明しました。
また、体力、そして精神面での疲労があった場合はどんどんメンバー交代させること、状況を見ながらメンバー編成やポジションを変えていくこと、結果として出場時間は公平にならないことも、予め説明しました。

結果としては、3戦全勝の文句なしの1位突破。素晴らしい活躍を見せてくれました。

以下、各試合ごとのレビューです。

■第1試合 vs 本町B

勝ち 5-0

春季大会はケントがディフェンスとして最後列を守っていました。そのケントがいない今大会、アサユキにその役割を任せました。春の大会では試合中に集中力を切らしてしまうこともあった彼ですが、この秋のアサユキは明らかに違いました。相手に背後を取らせない適切なポジショニング(位置取り)をつねに維持し、高い集中力でタイミングよく相手のボールを奪う活躍を何度も見せ、富ヶ谷の守備の安定の要となっていました。
そのアサユキに背後を任せる形で、同じくDFのソウタには少し前にポジショニングを取ってもらい、相手のカウンター(こちらの攻撃を跳ね返して一気に襲い掛かる戦術)の出鼻をくじきつつ、こちらの攻撃の起点となるクリアを担当してもらいました。序盤こそ、DFラインとMFラインの距離が開いてしまう(こちらが攻めにくく、相手が攻めやすくなる危険な状態)シーンが何度かありましたが、ベンチからの声掛けでしっかりと修正できる戦術理解力を見せました。
オープニングゴールはアツト。その後、同じくアツトが追加点を決め都合2得点、カノトが3得点と、大差の勝利となりました。
相手のゴールキックを奪ってのゴールもいくつかありました。Aチームとして今後のことを考えるとあまり満足してはいけないゴールだと思っています(相手のミスによる得点のため)。
しかし、キョウイチからの見事なロングパスを流し込んだカノトのゴール。この一連のプレーは、二人の連動を感じる、すばらしいシーンでした。
また、カノトの直接フリーキック。ゴールに向かって放たれたそのシュートを、トモカズがヘッドでスラす(ちょっと触って軌道を変えること)スーパープレイも。おしくもバーに当たってしまいましたが、会場が一気に盛り上がった瞬間でした。

■第2試合 vs セントラルB

勝ち 2-0

このブロックでの勝ち点3同士の直接対決となりました。トリプレッタDを下したチームということもあり、事実上の決勝戦となるかも、とみんなに話をして、しっかり気合を入れて望めたと思います。
しかし、前半はスコアレスドロー。終始相手陣内に押し込みましたが、得点には結びつきません。数こそ少ないものの、相手のカウンター攻撃を何度か受けヒヤッとます。シュートに持ち込まれたシーンもありましたが、いずれもGKのタイチがすべて完璧にセーブ。相手選手には、ゴールの中のタイチがとても大きく見えたことでしょう。
後半は、2-2-1のフォーメーション(左から、DF、MF、FWの数)を1-2-2にして、キョウイチとカノトの2トップに。攻撃重視のスタイルに切り替えました。相手GKのパントキックに飛び込んだカノトが、背中でボールを押し込み、先制点。きれいなゴールではないかもしれませんが、待望の得点にチームが喜びを爆発させます。その後も、左サイドからキョウイチがライナー性のセンタリング(相手ゴール近くで、サイドから中央にボールを入れること)を供給すると、アツトの足がそのボールを完璧にとらえ、決定打となる追加点。自分たちのサッカーを出し切り、見事勝ち点6で暫定首位に躍り出ます。

■第3試合 vs トリプレッタD

勝ち 2-0

トリプレッタDとセントラルBの試合を見れなかったので、トリプレッタDというチームがどんなサッカーをするチームかわかりませんでした。両チームの試合結果は0-1で、これもなんとも判断しづらい結果。このようにスタイルのわからない相手だったので、皆に、前半は少し守備を固めて様子を見よう、と提案しました。慎重すぎるかもしれませんが、トリプレッタというチームには、どうしても警戒を高めざるを得ません。
選択したフォーメーションは3-1-1。DFを3枚にして、中央をアサユキ、その左右をトウマとケイに固めてもらいました。左右と言っても、サイドでプレーするのではなく、中央の守りを固める仕事だよ、絞って3人で守るのが大切だよと伝えると、ゲーム中もしっかりとその役割を理解してこなし、堅固な守備を形成してくれました。このように守備を固めるこちらのサッカーの攻撃方法のねらいは、リスクを抑えた1トップのカウンター。1トップのトモカズの走破力を活かすプランを選択しました。運良くこのねらいはあたり、守備陣が守ったボールをしっかりと活かして、トモカズがカウンター一閃。持ち前の独走から強力なシュートで先制点をもぎ取ります。
相手のスタイルも見えてきた後半、更にひと勝負を打つことを皆に説明しました。フォーメーションを従来の2-2-1に戻して、攻守バランス良くサッカーしてもらうことにしました。この後半、相手を押し込みつつも、なかなか得点が遠かったのですが、終盤、アツトの見事なコーナーキックをトモカズが直接ボレーシュート。これが相手ゴールのネットを揺らし、勝ち点9をマークしました。
試合後、主審の方が、ナイスゲーム!と言いながら親指を立ててくれました。このブロックの首位に相応しいゲームができたのだと思います。

■決勝に向けて

通常、選手交代は運動量の多い中盤や攻撃陣を中心に行うことが多いのですが、この超攻撃的チームにおいては、その逆で、守備陣を入れ替えながらの3ゲームになりました。

このチームの守備陣に求めるポイントは、 守備における1vs1の強さ(球際/デュエル)。そして、攻撃を意識した前線への展開力です。今回交代が多くなってしまった選手には、是非決勝リーグまでに練習でスキルアップを図ってきてもらいたいと思っています。決まりごとの多い守備では、早い段階から思考力が求められます。わからないことがあったらどんどんコーチたちに質問してもらいたいです。

一方、攻撃陣については、全体的に球離れの悪い(パスをせずボールを持ちすぎること)シーンが多かったので、パスで崩すことの楽しさを追求してもらいたいな、と思います。ドリブルと一言で言っても、運ぶドリブル、仕掛けるドリブルという2種類があります。この2つは明確に使い分けが必要です。運ぶ、パスする、仕掛ける。この3つをそれぞれどの場所で、どんなときに使うとよいのか、理解をしておくことがとても大切です。

決勝リーグは5チームでの総当たり戦の4試合。
どの試合もタフなものになると思います。

限られた時間ではありますが、サッカーを好きだという気持ちをエネルギーに変えて、当日までしっかりとトレーニングしていきましょう。