【2年生】秋季区民大会 予選リーグ
新年のご挨拶にしては遅い時季になりましたが・・・、
明けましておめでとうございます。
監督の内藤です。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、2024年、最初の大会は2年生の秋季区民大会です。
2月3日(土)、2月らしい寒い青空の下で、富ヶ谷SCは予選の3試合に挑みました。
予選リーグの対戦相手は、千駄谷SC Aとトリプレッタ Aを含む3チーム。
明らかに格上の相手にどんなゲームをするのか、選手のみなと話をしました。
まず、負けるにしても負け方には2種類あることを伝えました。
ひとつは相手の強さにやる気をなくして、なすすべもなく負けるパターン。
もうひとつは、相手が強くても、最後の最後まで全力を出し切った上での負け。
皆がどちらの負け方をするかを見守っている、と最初に話しました。
コーチとして、試合前に負け前提での話をするのはどうかと悩んだのですが、強い相手と戦うんだ、という心構えを持って臨んでもらいたくて、あえてそんな話をしました。
3試合を通して勝利も得点もありませんでしたが、負けた試合はいずれも、最後の最後まで全力を出した上での気持ちの良い負けでした。それだけでなく、大きな可能性を感じさせるプレーがたくさんあり、春の大会からの大きな成長を実感させてくれました。
以下、試合ごとのレビューです。
■第1試合 vs 千駄谷SC A
負け 0-10
いきなり大会優勝候補との試合。
相手はクロスからの攻撃が上手だよ、と伝えて送り出しました。
案の定、序盤からクロスを軸に相手が得点を重ねていきます。こちらはハルとユウを2トップにしてカウンターのチャンスを狙います。何度かこちらのカウンターのシーンはありましたが、その数が少ないことと、相手のディフェンダーの足が早く、ハルもユウも追いつかれてしまいカウンターが成功しません。
そこで後半はゲームシナリオを変更し、みんなで1点でも多く守るサッカーに切り替えました。2トップの二人をベンチに下げ、二人には次の試合で活躍してもらうことをお願いしました。その二人、ベンチでとても良い声掛けをしていました。
前半でのことになりますが、ハルフミとユウが中盤で素早いワンツーパスで相手を攻略するシーンがあり、この半年間チームの目標にしていたパスサッカーが体に染み込んでいることを感じさせてくれました。
ゴールキーパーのダイチはいつものような強気の姿勢があまり見られず、相手のシュートを怖がって避けるシーンが多く、これは意外でした。後で聞いてみると、「相手がかなり強い」とコメント。これまで、ボロボロに負けた試合ではその悔しさから相手の悪口をたくさん言っていたのに、相手の強さを認められるくらい精神的に成長していることを知り、素晴らしいと思いました。でも、「ダイチなら怖がらずに止められる相手だったよ」と、正直な感想は伝えておきました。
サエは自陣から蹴り出されたボールを懸命に追いかけ、相手ゴールキーパーと1 vs 1のシーンを作り出しました。すばらしいチェイス(追いかけ)でした。
■第2試合 vs セントラルB
引き分け 0-0
実力の伯仲する相手と、熱い試合になりました。
どちらも多くのチャンスを作り出しましたが、互いに集中力の高いディフェンス、ゴールセービングを見せ、手に汗を握る無失点ゲームのまま終了のホイッスルが吹かれました。
試合開始前、「ゴールキーパーのシュウゴがボールをキャッチしたら攻撃開始の合図。そのときツートップはどうする?」と質問をしてピッチに送り出しました。
ツートップのユウとハルは自分たちでしっかりと答えを表現し、シュウゴの大きなパントキックにあわせて相手陣内に走り込み、たくさんのゴールチャンスを作り出しました。
しかしこの日、内藤にとっての一番のサプライズはシンノスケでした。これまでディフェンダーとして引いたポジションにいることが多かったのですが、この日は積極的に相手陣内に走り込んでいました。しかも、以前のように味方のボールホルダーに寄るのではなく、そこが最高!と言えるゴール前に走り込んでいるのです。それも何度も。そのため、たくさんのチャンスにシンノスケが関わっていました。シュートを打つシーンもあり、以前から楽しみにしていた覚醒の時期が近づいていることを感じます。
ユウとハルのツートップは、普段の練習のときと比べると距離が近すぎた感があります。もう少し離れていつものようにパスを使って相手を崩しても良かったかもしれません。でも、ハルが相手ボックス内にドリブルで侵入した後にゴールキーパーの目の前で見せたマルセイユ・ルーレットは素晴らしかったです。ユウも、試合を通して集中力を切らすことなく、シュウゴのパントキックにあわせてよく走り続けました。
この試合ではサエのディフェンスがとても光ってました。相手の攻撃にいち早く反応して自分の陣地に戻り、ストッパーとして何度も相手のチャンスを潰すことができていました。
■第3試合 vs トリプレッタA
負け 0-5
昨年まで一緒のチームだったアキヨシと対戦することができた第3試合。
ゴールキーパーのサエはナイスセーブを連発。そして、ハルフミが躍動を見せます。相手のドリブラーに対してしっかりと体を入れてボールを奪ったり、気合あふれるプレーで相手の攻撃を潰すシーンをたくさん見せてくれました。この日は3試合通して、積極的で自信あふれるプレーができていたと思います。ナツはやはり、いい場所に顔を出します。トラップも上達しているので足元に収まることが多く、後はその後のキックを磨くことで、チームの力を大きく強化してくれることでしょう。
ユウはトップとして、前線にしっかりと残り攻撃の準備をしっかりと整えていました。なかなか2年生ではできないことなので、すごいです。そんなユウに対し、右サイドを突破したハルからの最高のクロス。中央で待ち構えたユウがシュートを試みます。得点にはなりませんでしたが、ここがこの日のハイライトと言っても言いすぎじゃないでしょう。
ダイチとシュウゴが最終ライン付近に残って守っていたことで、守備がとても安定していました。ダイチは縦方向の技ありショートパスを見せ、シュウゴは強くて正確なロングパスで味方の攻撃の起点として活躍しました。
後半ベンチに下がったナツが、「もう一回出れる?」と聞いてきました。残念ながらその機会はあげることができなかったものの、その意欲的な姿勢に頼もしさを感じました。
来週の決勝リーグ、みんなの本気が勝利につながると信じています。
明けましておめでとうございます。
監督の内藤です。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、2024年、最初の大会は2年生の秋季区民大会です。
2月3日(土)、2月らしい寒い青空の下で、富ヶ谷SCは予選の3試合に挑みました。
予選リーグの対戦相手は、千駄谷SC Aとトリプレッタ Aを含む3チーム。
明らかに格上の相手にどんなゲームをするのか、選手のみなと話をしました。
まず、負けるにしても負け方には2種類あることを伝えました。
ひとつは相手の強さにやる気をなくして、なすすべもなく負けるパターン。
もうひとつは、相手が強くても、最後の最後まで全力を出し切った上での負け。
皆がどちらの負け方をするかを見守っている、と最初に話しました。
コーチとして、試合前に負け前提での話をするのはどうかと悩んだのですが、強い相手と戦うんだ、という心構えを持って臨んでもらいたくて、あえてそんな話をしました。
3試合を通して勝利も得点もありませんでしたが、負けた試合はいずれも、最後の最後まで全力を出した上での気持ちの良い負けでした。それだけでなく、大きな可能性を感じさせるプレーがたくさんあり、春の大会からの大きな成長を実感させてくれました。
以下、試合ごとのレビューです。
■第1試合 vs 千駄谷SC A
負け 0-10
いきなり大会優勝候補との試合。
相手はクロスからの攻撃が上手だよ、と伝えて送り出しました。
案の定、序盤からクロスを軸に相手が得点を重ねていきます。こちらはハルとユウを2トップにしてカウンターのチャンスを狙います。何度かこちらのカウンターのシーンはありましたが、その数が少ないことと、相手のディフェンダーの足が早く、ハルもユウも追いつかれてしまいカウンターが成功しません。
そこで後半はゲームシナリオを変更し、みんなで1点でも多く守るサッカーに切り替えました。2トップの二人をベンチに下げ、二人には次の試合で活躍してもらうことをお願いしました。その二人、ベンチでとても良い声掛けをしていました。
前半でのことになりますが、ハルフミとユウが中盤で素早いワンツーパスで相手を攻略するシーンがあり、この半年間チームの目標にしていたパスサッカーが体に染み込んでいることを感じさせてくれました。
ゴールキーパーのダイチはいつものような強気の姿勢があまり見られず、相手のシュートを怖がって避けるシーンが多く、これは意外でした。後で聞いてみると、「相手がかなり強い」とコメント。これまで、ボロボロに負けた試合ではその悔しさから相手の悪口をたくさん言っていたのに、相手の強さを認められるくらい精神的に成長していることを知り、素晴らしいと思いました。でも、「ダイチなら怖がらずに止められる相手だったよ」と、正直な感想は伝えておきました。
サエは自陣から蹴り出されたボールを懸命に追いかけ、相手ゴールキーパーと1 vs 1のシーンを作り出しました。すばらしいチェイス(追いかけ)でした。
■第2試合 vs セントラルB
引き分け 0-0
実力の伯仲する相手と、熱い試合になりました。
どちらも多くのチャンスを作り出しましたが、互いに集中力の高いディフェンス、ゴールセービングを見せ、手に汗を握る無失点ゲームのまま終了のホイッスルが吹かれました。
試合開始前、「ゴールキーパーのシュウゴがボールをキャッチしたら攻撃開始の合図。そのときツートップはどうする?」と質問をしてピッチに送り出しました。
ツートップのユウとハルは自分たちでしっかりと答えを表現し、シュウゴの大きなパントキックにあわせて相手陣内に走り込み、たくさんのゴールチャンスを作り出しました。
しかしこの日、内藤にとっての一番のサプライズはシンノスケでした。これまでディフェンダーとして引いたポジションにいることが多かったのですが、この日は積極的に相手陣内に走り込んでいました。しかも、以前のように味方のボールホルダーに寄るのではなく、そこが最高!と言えるゴール前に走り込んでいるのです。それも何度も。そのため、たくさんのチャンスにシンノスケが関わっていました。シュートを打つシーンもあり、以前から楽しみにしていた覚醒の時期が近づいていることを感じます。
ユウとハルのツートップは、普段の練習のときと比べると距離が近すぎた感があります。もう少し離れていつものようにパスを使って相手を崩しても良かったかもしれません。でも、ハルが相手ボックス内にドリブルで侵入した後にゴールキーパーの目の前で見せたマルセイユ・ルーレットは素晴らしかったです。ユウも、試合を通して集中力を切らすことなく、シュウゴのパントキックにあわせてよく走り続けました。
この試合ではサエのディフェンスがとても光ってました。相手の攻撃にいち早く反応して自分の陣地に戻り、ストッパーとして何度も相手のチャンスを潰すことができていました。
■第3試合 vs トリプレッタA
負け 0-5
昨年まで一緒のチームだったアキヨシと対戦することができた第3試合。
ゴールキーパーのサエはナイスセーブを連発。そして、ハルフミが躍動を見せます。相手のドリブラーに対してしっかりと体を入れてボールを奪ったり、気合あふれるプレーで相手の攻撃を潰すシーンをたくさん見せてくれました。この日は3試合通して、積極的で自信あふれるプレーができていたと思います。ナツはやはり、いい場所に顔を出します。トラップも上達しているので足元に収まることが多く、後はその後のキックを磨くことで、チームの力を大きく強化してくれることでしょう。
ユウはトップとして、前線にしっかりと残り攻撃の準備をしっかりと整えていました。なかなか2年生ではできないことなので、すごいです。そんなユウに対し、右サイドを突破したハルからの最高のクロス。中央で待ち構えたユウがシュートを試みます。得点にはなりませんでしたが、ここがこの日のハイライトと言っても言いすぎじゃないでしょう。
ダイチとシュウゴが最終ライン付近に残って守っていたことで、守備がとても安定していました。ダイチは縦方向の技ありショートパスを見せ、シュウゴは強くて正確なロングパスで味方の攻撃の起点として活躍しました。
後半ベンチに下がったナツが、「もう一回出れる?」と聞いてきました。残念ながらその機会はあげることができなかったものの、その意欲的な姿勢に頼もしさを感じました。
来週の決勝リーグ、みんなの本気が勝利につながると信じています。