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チームの様子や大会結果・イベントなど、クラブの今をご紹介します。

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新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
監督の内藤です。

2022年の初蹴りは、1月6日の木曜日の予定でしたが、まさかの4年に一度の大雪で練習は中止。
ということで、2022年の富ヶ谷サッカークラブは1月8日の代々木八幡宮様での必勝安全祈願から開始となりました。
5年生と6年生の選手一同、雪の残る境内に集まり、今年一年の勝利と身体安全をお祈りしてきました。

そして本日13日木曜日、年明け3回目の練習も無事に行えました。

社会情勢に目を向けますと、ここに来てオミクロン株の感染者急増。クラブの今後の活動に影響が出ないか不安な状況です。
しかし、厳しい状況の中でも、富ヶ谷サッカークラブは保護者の皆様の愛情と熱意、チームワークで、地域の仲間を増やしながら子どもたちのためのチャレンジをすることができると信じています。

春に向けて、新しい運営体制への準備も進めていく時期となりました。
まだまだ寒い日が続き、練習お当番さんにとってはなかなか大変な時節ですが、温かいベンチコートなどをまとっていただき、どうぞお風邪を召さないようご自愛いただければと思います。

本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
年末のご挨拶
2021年も最後の1日となりました。

コロナと共存する生活も2年を過ぎようとしています。

今年は昨年と比べるとオリンピックの開催もあり、代々木公園のサッカー場、フットサル場が使えないなど、練習時間の確保が難しい1年でした。

秋季大会は他クラブと比較して十分な練習時間が取れない中で迎える形となりました。

色々な選択肢のある中、2年ぶりに夏合宿の開催に踏み切りました。

あらゆる判断において、コロナでなければ、と考えてしまうことが既に日常化しています。

それでも、2020年よりは良くなったことも多かったと思います。

来たる新年が、子供たち、保護者の皆様にとってさらに良い世界になっていることを祈念しております。

本年も色々とお世話になりました。
来年も、何卒宜しくお願い申し上げます。

富ヶ谷サッカークラブ
監督 内藤 洋史
【4年B】秋季区民大会 予選リーグ 総括
4年B秋季予選総括

内藤です。
23日、勤労感謝の日に行われた4年生秋季区民大会予選リーグ、Bチームの総括です。

■出場選手

[4年]
ハルタ、アサト、セイタ、モトリク、ナオフミ、レイ
[3年]
ユウキ、サクレオ、イシリク、ソウヤ

■リーグ結果
0勝1分2敗
勝ち点:1
順位:4位/4チーム

■試合別結果
[1] vs 富ヶ谷A
0-7 負け

[2] vs トリプレッタD
0-0 引き分け

[3] vs セントラルC
0-4 負け

■総括フィードバック
長年バランスよくABにチーム分けをしてきたこの学年ですが、岩崎コーチとよく相談して、この大会で初めて、個々人のスキルやパフォーマンス、競技意識の高さなどを基準にAB分けを行いました。そうして臨んだ秋季区民大会予選リーグ。もはやこの学年では恒例となってしまっているAB直接対決ですが、今回もしっかりと用意されていました。しかも第1試合で。
その結果は0-7でBの大敗。AB分けの基準が結果としてはっきりと示されてしまったゲームでした。

さて、サッカーという競技の性質を考えれば、強いチームもそうでないチームもあり、勝ったり負けたり白黒をつける世界です。その意味で、AB直接対決が大差のつく内容だったとしても、仕方がないものと考えています。負けたチームの各選手はその結果を受け止めて、次にどうするかを考えていってほしいと思っています。
もっと本気で練習してさらにうまくなって、次はAチーム入りを目指す。とても良い目標と言えるでしょう。こういう悔しさは成長の原動力になるものです。
あるいは、自分はこのBの仲間たちとサッカーをしていれば楽しい(Aにいるような上手い子に試合中に要求されることがわからないし、楽しくないなど)ので、このままBのままで構わない。これだって、サッカーの楽しさを十分に知った上で選択していることですから、素晴らしい考えだと思います。各選手自身がどのように考えるか、全て本人次第だと思っています。

Aでプレーしなければ意味がない。そんなことは絶対ないので、保護者の皆様含め、その点どうぞ認識の共有をお願いいたします。

さて、そうは言っても。
Bチームの選手達はAチームに大敗してどう思っているのか。それは確認しておくべきと考えました。
「こてんぱんにやられたね。それでも楽しかった人はいる?」
学年にもよりますが、およそBチームの選手はこの問いに対して”負けたけど楽しかった!”と答える選手が多い傾向があります。

ところが、4年生Bチームは違うようです。誰一人として”楽しかった”とは言いませんでした。その逆に、「悔しかった」とみなが口を揃えて言いました。

Aにボロ負けして悔しい。それがみんなの本心だと確認できました。それであればこの悔しさをバネにしてもらい、今後の大きな成長をサポートしていきたいと改めて思いました。

ですので、今回の総括では少し具体的なフィードバックをしておこうと思います。
いずれも当日選手たちには伝えましたが、一度言ったくらいではしっかりと心・・・というか理解として頭に残らないでしょうし、今後のためにも今回の総括を、折に触れてふりかえり確認してもらいたいと思います。

まずはゲーム別の総括です。

[1] vs 富ヶ谷A
0-7 負け

Aチームの選手たちは、気心もプレースタイルも知り尽くしているBチームを相手に、完全に強気のゲーム展開を仕掛けてきました。ざっくりいうと、ほとんどの攻撃が中央突破による強引な攻撃でした。しかし、それがことごとく得点につながりました。Bチーム陣営からすると、くずされての失点ではなく、くずされるまでもなく失点した、というゲームだったと言えます。この事実からは、この日のBチームのプレーに大きな反省点を見つけることができます。

その反省点とは、何度も何度もディフェンスの最終ラインを、簡単に切り裂かれ続けたことにあります。

具体的にはまず、”しぼり”ができていませんでした。
しぼりについてはこちらの動画を改めて確認しておいてもらいたいと思います。
https://youtu.be/yCoTSSNjEmw

今回のフォーメーションは3-3-1をオーダーしました。
3人のDFのうち、真ん中以外の二人はポジショニングがよくなかったです。相手が自陣深くに攻めいってきているにも関わらず、サイドに広くポジショニングしていました。その広すぎるディフェンダーの間に、相手FWがいくどとなく切り込み、大量の失点を自分たちで演出してしまっていたのです。

これは能力の問題ではなく、知識の課題と言えます。

それ以外にも、ディフェンスラインに意思の統一がありませんでした。ラインを上げるのか下げるのか、これはチーム特性や状況にもよるので一概にどちらがよいとは言えませんが、少なくともラインを意図のある形で整えておくことが大切です。そのあたりの理解を得るために、こちらの動画を改めて確認しておいてもらいたいです。
https://youtu.be/3erqr4dLG4I

試合後の問答を通して、ディフェンスラインを上げることと下げることの意味についても、理解が不足していることが確認できました。

上げる、下げる、どちらが良いということではなく(トレンドとしては上げるのが主流ですが)、上げた場合のメリット、デメリット、そして下げた場合のメリット、デメリットについて理解しておくことが大切です。

このテーマの動画は近々アップしておこうと思います。

それと、味方のゴールキックのときのMFとDFの距離もよくありませんでした。
下がり気味のDFたちに対して、センターライン近くまで上がるMFたち。
バイタルエリア(DFとMFの間にある、相手の得点につながりやすい場所)と呼ばれる危険なエリアに自ら広大なスペースを空けてしまっていました。ここをAチームの攻撃的な選手が見逃すことはありませんでした。GKのレイからゴールキックが蹴り込まれると、それはそのままこの広大なスペースに落ちます。BチームのMFの背後から勢いよく飛び出すAチームのFWとMFがこのボールを奪い、そのままペナルティエリアに最短距離で侵入し、ゴールを量産したのです。見る限り、常に3,4人が狙ってました。

最後の失点も象徴的でした。
Aチームの攻撃がAチーム陣内から始まりました。BチームのMFとDFの間、つまりバイタルエリアに大きく広がったスペースの真ん中で、Aチームのテトラが完全にフリーの状態で悠然と待ち構えています。Bチームの誰もマークに付いていないどころかその近くにもいません。さすがにこれは、と思いとっさに上ずった声でコーチングしました。
「よ、46番(テトラ) 、誰が見ているの?そこ、危なすぎるよ・・・!」
そう言われてBチームの選手がテトラを探している間に、テトラに難なくボールが渡ってしまい、そのまま見事なゴールを奪われてしまいました。
(ちなみに、46番と言わずにテトラ、といえば反応も早かったかもしれません。でも、あくまで試合ということで競技に徹してもらおうと思いました。)

ここまでのことからわかるように、Bチームは個々の運動能力やスキルの差が原因で大敗したのではなく、サッカーにおける原理原則の理解不足、知識不足で大敗してしまった、と言えます。

もともと、個々の能力はそこまで差の開きがない学年です。
差があるとすると、サッカーというゲームに対する(現時点での)関心の深さです。Aチームの選手は、テレビや動画でサッカーの試合を見ていたり、小公園での自主練を頻繁にしながら、サッカー体験をどんどん積んでいます。そうした日々の中で、サッカーの原理原則の理解度や知識レベルに差が生じしているというのが、現在確認できた現象です。

一方で、誰も置いていかないサッカーは、我がクラブの大切な価値観だと思っています。
このタイミングでのAB分けは必要なことであったと考えます。AチームとBチームで、それぞれのペースに合ったコーチングをしていくことが大切だと改めて感じました。

[2] vs トリプレッタD
0-0 引き分け

1試合目の後のインターバルで、全員に「絞る」「DFラインを上げる」「MFとDFの距離」について一通りのレクチャーをしました。また、本人たちに反省点を聞いたところ「(守備のとき)自分がいかなくても誰かが行くだろう、と思ってしまった」という意見がいくつか。「まずはボールに近い人が必ず当たりに行くようにしよう」と伝えました。
そうした多少の調整の効果もあったかもしれませんが、それ以上にみんなが非常に高い集中力と気持ちで戦い、この第2試合は最高のゲームになりました。
トリプレッタを相手に、勝ち点1を獲得したのです。
GKのレオが9本のシュートをすべて止めたというのももちろん大きいです。でも、DFも、MFもこの試合はしっかり守る意識があり、バイタルエリアから簡単に中央突破されてしまうシーンはほとんどありませんでした。
すばらしいゲームだったと思います。

[3] vs セントラルC
0-4 負け

このセントラルとの試合が終わったあと、内藤は少し厳しいコメントをしました。
「どうした、この試合はひどかったぞ。」と。
少し時を戻しましょう。
トリプレッタから勝ち点1を獲得したBチーム。最後の相手は、Aチームに12-0で大敗したセントラルC。そのプレースタイルは、ボールに全員が集まってしまうお団子サッカー。
ここで手堅く勝利をものにすれば、Aチームの3戦目の結果次第で、Bチームも決勝トーナメントへ進めるかもしれない・・・!Bチームの選手達はAチームのみなと一様に盛り上がっていました。第2試合が良いゲームだったことに自信を持っていたのもあるのでしょう。
しかし、そうした和気あいあいの雰囲気の中で、みなの集中力が弛緩していく空気を感じたので、ぴしっと空気を締めておきました。内藤自身、Bチームの勝利の可能性を信じて、手堅く行きたいと考えていたからです。

・・・ところが。
蓋を開けてみたら、0-4での一方的敗北。

しぼらない。走らない。マークしない。パスをしない。

まるで3年前の1年生の頃に戻ってしまったようなサッカーでした。
相手のサッカースタイルは、事前に把握していたとおり、ボールに集まってしまうサッカー。その相手に、最終ラインをことごとく切り裂かれていきました。1試合目と同じか、それよりも悪いプレーが目立ちました。

ただ。
試合が終わって皆の意見を聞いてよくよく思ったのですが、どうやらこの試合の結果の原因は、また別のところにあったようです。
スタミナ切れによる集中力切れ。内藤はじめコーチ陣の皆がそう見て取りました。

本人たちは、「あまり良く考えてなかった」「なんだかわからなかった」「走ろう、という気持ちにならなかった」というようなコメントばかり。

区内の他の小学校が使用されるようになっても、長い間、富小の校庭が使用できず、練習量は足りていませんでした。特にBチームのメンバーは平均すると出席率もあまり高くない、自主練も少ない選手が多かったので、その影響はなおさらだったかもしれません。

この結果については、今回は仕方なかった、と横においておくべきと考えました。
次の大会までに体力も思考力も大きくアップした姿を見せてくれるよう、全力でサポートしていきます。

2試合目で全部を出し切ったのでしょう。
だとしたら、今回の順位だとか、3試合目の結果などをふまえても余りある素晴らしい2試合目だったと言えると思います。

最後に、以下は各選手に伝えた内容(一部+α)ですが、そちらにも触れておきます。
今後の向上のための選手別の課題を記しておきます(4年生選手のみ)。

ハルタ…キック力はバッチリ。でも、攻撃、そして守備の時どこにいるべきかのポジショニングの理解が必要。MFとして、DFとの距離をどうすべきか考えることが重要。
アサト…本来、1vs1の守備は悪くない。しぼる、を理解すること。守備のときのポジショニングを知ること。相手のサイド突破に無条件で釣り出されすぎていたので、それがどういうことかを振り返ってみよう。それから、一度抜かれてもしっかりとしつこく追いかけること。
セイタ…守備力は目をみはる成長。ポジショニングもよい。あとは、パスのスピードアップを。遅いパスでは相手に取られてしまうので、強化しよう。
モトリク…止めて蹴るなどの基礎技術は問題なし。サッカーの理屈を知っていこう。DFラインを整えることの重要性を理解し、ラインを上げたり下げたりすることの意味を学んでいこう。
ナオフミ…前線の自分に後ろから来たパスを足元に止め過ぎている。せっかくのスピードがいかせない。トラップもしくはスルーなどの工夫で相手をかわす工夫を。それと、ドリブルしながらのシュートは得意だけど、ゴール前の混戦、止まった状態でのシュートについてはまだまだ練習が必要。
レイ…2試合目のサイドハーフとしての動きは見事。適任かもしれないけど、特に走り回るポジションなので、体力をしっかりとつけて、集中力を保てるようになろう。それと、失点はGKの責任じゃないし、気持ちを切り替えることを大切に。
【4年A】秋季区民大会 予選リーグ 総括
コーチの岩崎です。

11月23日に4年生秋季大会の予選リーグがありました。富ヶ谷SC4年生は2チームでのエントリーです。この学年定番となりつつある予選リーグでのA,B対決があったものの、内藤監督とも相談し、バランスよく分けるのではなく、今回はスキル・技術、モチベーションの高さ、サッカーの理解度(ポジショニングの良さ)等の観点からレベル分けのチーム構成にしました。そのうちのAチームの指揮を執りましたので以下の通り総括します。

■Aチームメンバー
ユウキ、カロ、ケイ、リョウ、カズ、テトラ、ユキヤ、ソウスケ、コウシロウ(予選は欠席)

■リーグ結果
2勝1分0敗
勝ち点:7
順位:1位/4チーム

■試合別結果
1試合目:富ヶ谷B 7-0 勝ち
2試合目:セントラルC 9-0 勝ち
3試合目:トリプレッタD 0-0 引き分け

■総括
 まず全体を通して成果もありましたが、それよりも多くの課題が浮き彫りになった3試合でした。この予選リーグはAチームにとっては非常に相手に恵まれたので1位通過出来たとだけだと思っています。

課題(1)
体力不足
⇒ 3試合を戦い抜く体力が不足していることは春季大会でも課題として挙げましたが、おそらくそれに対して自分なりに改善しようと実行した選手がいたかどうか。今回も3試合目は全く足が動かず、実力的には勝ると思われるトリプレッタDに運良く引き分け(2点は入れられていてもおかしくなかった)と言った状態でした。

課題(2)
気持ち(メンタル)の弱さ
⇒ 流れで課題の2つめにしていますが、実は一番重要だと思っています。今回は交代メンバー無しで3試合戦うことになったので体力的に厳しくなるのは仕方ないと思いますが、それをカバーする気持ちが不足しています。疲労で足が動かないにしても、気力でカバーすべく声を出して自分・仲間を鼓舞する。そのような事が出来る選手が誰もいませんでした。3試合目、一番大きな声を出していたのがコーチであるという情けない事実を認識してもらうとともに、声を出すことと、声を出さずに格下の相手に負けることと、どちらが恥ずかしいのかを各自で考えてもらいたいと思います。

課題(3)
試合への準備
⇒ 初戦が普段から一緒に練習するBチームということもあったかと思いますが、Aチームのメンバーは勝てると思って試合前に余裕があったと感じられました。いわゆる慢心というやつです。相手が誰であろうが、自分たちのサッカーをするために万全の準備を期す、そしてそこから生まれる自信や余裕が自分たちのプレーをさらに良くする、ということをそろそろ学び初めてもらいたいと思います。


■試合別総括
1試合目 vs富ヶ谷B
試合前、スペースを使う動き、大きくサイドに展開するなどを指示したものの、小手先のサッカー(中央で相手DFのほころびをついての得点)に固執してしまう点は大いに反省してもらいたいと思います。サッカーはもちろん点を取るスポーツなので、点が取れれば良いという考え方もありますが、相手のレベルに応じて自分たちのサッカーが変わってしまうことは避けるべきですし、点の取り方も含めて満足できるようにならなければ、更なるステップアップは望めません。

2試合目 vsセントラルC
この試合は、1試合目の反省がしっかりとされ、理想的なサッカーを展開することが出来たものと思っています。選手達も皆楽しかったと振り返っていました。確かに相手はいわゆるお団子サッカーになりがちなレベル(おそらく3年生も多数いたように思います。)ではありましたが、その相手に対してスペースを大きく使ってサイドから展開し多く得点出来たのは、自分たちのサッカーを知るという意味で大きな収穫があったように思います。

3試合目 vsトリプレッタD
2試合目に大きな自信を感じて望んだ最終戦。試合前は選手達も勝つのだと意気込んでいましたが、始まってみるとビックリ。足が止まりボールを積極的に追いかける事も出来ず、ボールを持った相手へのプレスも弱く、終始相手にボールを支配されてしまう状況。また、それを改善しようとする選手が誰もおらず、全員が他人任せのようなサッカーをしていました。この試合で上記に挙げた課題(1)〜(3)の全てが凝縮されていますが、負けても上位トーナメント進出が決まっていたこともあったのか、試合を通して絶対勝つという気迫も感じられず((2)気持ちの弱さ)、疲れているなら試合前にストレッチをするなど準備も不足((3)試合への準備)するなど、反省点が多くあった試合でした。


富ヶ谷SCの環境的には、チームでの練習だけでは体力もつかないので、そこは各自で走り込みをするなどして自主練習に励んでもらいたいと思います。ここで動ける選手は、将来もしかするとサッカー選手として開花出来るかもしれませんし、サッカー選手として開花することを目的としてないのであれば、走り込みをせずとも、自分が今ある時間をどう有効活用するのが良いのか、しっかりと考えて行動してもらいたいと思います。
また、気持ちの弱さを克服するのが一番難しいのですが、上位レベルに行けば行くほど気持ちで体力をカバーできる選手が多いです。今年は既に日程を終えてしまいましたが、小学生でもトップレベルでは非常に声が出ているので、そのような試合(トーナメント表 | 大会・試合|JFA|日本サッカー協会
)を見ることも大事ですし、秋季大会で同じタイミングで行われている渋谷区内の強豪チームの試合を見ることも大事なので、まずは同世代の試合を見て刺激を受けて、そこから各選手がどう感じるのか、そこがスタートラインだと思っています。


と、ここまでは課題をメインに書きましたが、結果2勝1分けで1位通過した事実は褒めたいと思います。また、今回の予選では、試合前とハーフタイムでの戦術指導くらいしかコーチから選手達に指示することはあえてしませんでした。普段から考えて行動することを指導していますので、試合前、試合中、試合後、いずれのシーンでも自分がどう行動すべきか、選手自身が考えて行動してもらいたいと思います。

とはいえ、やはり相手に恵まれた1位であるという認識をしっかりと持ってもらい、この後一番大事なことは、上位トーナメント1回戦のトリプレッタCチームに、自分たちのサッカーをしっかりとして勝つこと。それに向けてチーム一丸となって練習に励みたいと思います。
【3年B】秋季区民大会順位決定リーグ 総括
3年生 秋季 順位決定S1リーグ 富ヶ谷Bチーム

春は4位リーグで戦ったチームに3人の補強選手が加わり、従来の選手達の成長もあり、3位リーグで戦うチケットを手に入れたBチームの春季大会順位決定リーグ。

土曜日授業のあと、慌ただしく集合しておこなった3連戦は、大人の想像以上に選手の負担になったのかもしれません。1戦ごとに試合展開が目まぐるしく変わり、いいプレーができている時間と、気が抜けてしまったような、フワッとした時間が交互にやってくる試合展開。あらためてジュニア年代の難しさを感じる1日となりました。

1分2敗でリーグ3位という結果は、ほぼ実力通りの結果と感じています。

押し込まみながらも決め手に欠き、ゆるめ の試合展開になった1戦目。
相手チームのプレー強度が上がった2戦目の前半は、おじけづいた ような印象で失点を重ねました。
なんとか持ち直した3戦目も、前半は奮闘しましたが、後半立ち上がりの失点が響いてペースダウン。

集中力がなかった、疲れてしまった、チームワークが足りなかった。
言い訳はいっぱい考えられます。
ただこの日に感じた、この年代で結果に一番つながる大事な部分は「1対1」の戦いに勝つか、負けるか。
相手のボールと自由を奪うディフェンス力。前に進むドリブル。相手を交わすターン。パスをするにも、まずは相手のプレッシャーを交わすことから始まります。ボールの近くは常に1対1の戦いです。

3試合を通して勝利を手に入れたチームは、1対1に勝ったチームだったと思います。

勝利のために、サッカーの基本にもう一度立ち返って、1対1に勝つための技術、テクニック、個人戦術の向上にはげみたいと思います。

試合結果
vs セントラルA (1−1)
  得点 そうや

vs セントラルD (0−8)

vs トリプレッタB (0−3)

出場選手

はおり
1戦目、中盤でのボールキープから相手をかわして、ディフェンスラインのウラに通したパスはこの日のベストプレー。試合前、中盤の選手に求めた だんぺいのスピードをいかす、スペースへのパスを成功させました。味方選手がサイドを突破した時に中央を駆け上がり、ゴールを狙う走力もすばらしいです。得点のご褒美も近いうちにゲットできるかもしれません。

ふうか
大敗した2戦目ですが、前半は6失点、後半は2失点。失点が大きく減ったのは試合途中に ふうか がセンターバックに入り、守備の強度が上がったから。ドリブル突破に対してプレッシャーをかけて相手の自由をうばい、スピードのあるカバーリングも良かったです。予選リーグから好プレーが続いており、今回は人数の都合もあって招集されませんでしたが、4年生の大会補強メンバーにも推薦しています。

だんぺい
自信をもってプレーしています。練習の時から大きな声でパスをよぶ声が出ていて、ウラへのランニングも積極的でした。スペースを使った大きなドリブルに加えて、細かいボールタッチの方向転換、思い切ったフェイントなどにもチャレンジしてみましょう。掴みかけた得点は次回、しっかりともぎ取ってきてください!

りゅうた
試合をこなすごとに1対1が強くなり、課題だったプレーの継続性も大きく改善され、積極的にプレー。ヘディングでのクリアが上手なことにも驚かされました。高学年の試合ではロングボールをヘディングでクリアできる選手はチームに大きく貢献します。キック練習、キーパー練習にも意欲的に取り組んで、成長速度ではチームで1番のプレーヤーだと思います。

じゅたろう
今大会ではボランチやフォワードなど、センターバックよりも自由に動けるポジションでプレー。前線からの積極的な守備は相手選手を大いに困らせ、チームを元気づけました。強度のあるプレーを継続するスタミナと集中力があればもっと長い時間プレーさせてみたいです。ドリブルでもパスでもシュートでも、自分の好きな攻撃を見つけることも忘れずに!

けんた
強いキックでボールを跳ね返して、相手の攻撃を終わらせオフェンスにつなげる好プレーを何度もみせました。本人はオフェンスでもプレーしたいようですが、チームのバランスをみてディフェンスに残る選択をするなどチームプレーの意識が高く、チームに必要なプレーヤーです。最終ラインに残ったときには「絶対に抜かれない」という、強い気持ちをもってプレーしてみましょう。ゴールを守るプレーは得点と同じ価値があります。

りくと
存在感のある選手で、りくと が自信をもってプレーしているときは富ヶ谷のいい時間帯。ゴールキーパーとしての安定感も増し心強いプレーをみせました。ディフェンスでも体の強さに自信をもって、当たりに行ってみましょう。どんなにスピードのある選手でも りくと のパワーをぶつけられたら自由にはプレーできないはず。最強の1対1プレーヤーをめざしましょう!

わくたろう
ゴールの近くでボールに絡めるようになってきました。もっと1対1を仕掛けていきましょう。ボールを失うことも、体がぶつかることも恐れずにゴールに向かったプレーを増やして、得意のテクニックで攻撃を引っ張ってもらいたいです。メッシもネイマールもボールを失う回数のランキングでは必ず上位に入るプレーヤーです。チームの主役になる気持ちでボールを要求していきましょう。

そうや
怪我があり、本調子ではないなか、出場した試合では強い気持ちで戦ってくれました。ゴール前で粘って蹴り込んだ1得点はチームを3位に導く貴重な同点弾。ボールコントロール、キックにはまだまだ向上できる余地があります。練習の時から試合を意識して取り組み、周りの選手を使い、使われる個人戦術のステップまで進んでいきましょう。

しょうた
自由で快活な性格ながら、チームの状況、試合展開に応じてディフェンスを助けるポジションをとるバランス感覚がよかったです。押し込まれる試合展開になっても、気持ちで負けないプレーが頼もしい2年生でした。一足先に経験した8人制のサッカー経験をいかし、自分の学年でもリーダーシップをもって同級生を引っ張ってくれると思います。

(本庄)
【3年A】秋季区民大会予選リーグ 総括
秋季大会 予選リーグ 富ヶ谷Aチーム

春季大会渋谷区1位となったトリプレッタAとの再戦の機会に恵まれたAチームは、そのトリプとの初戦、善戦はしましたが力及ばず、敗戦。その後はしっかりと立て直し2勝1敗、得失点差+9の成績で決勝トーナメント進出をきめました。

Aチームは地力のあるチームで身体能力の高い選手が多く、攻撃はゆうきのドリブル突破、守備ではさくレオのセービングである程度は戦えるチームです。それは長所でもあり、短所でもあります。2人の力で崩しきれない時、守りきれない時に求められるチームプレーの向上が必要です。

2戦目以降は個人の力で得点まで繋げる場面が多く、勝利につなげました。余裕のある試合展開になったときこそ、チームワークを活かしたプレーを意識していくことが今後の成長につながります。勝った2試合に満足せずにトリプ戦の内容、相手がどんなプレーをしていたのかを振り返ってチームの成長につなげていきましょう。

vsトリプレッタA (0−3)

個人技のある選手がドリブルとパスを使い分けながら攻撃を展開するトリプの攻撃に、ディフェンスがなんとか耐え、さくレオのパントキックから りく がウラをねらう展開になりました。常に相手に囲まれながらも起点を作ろうと奮闘した りくのプレーは評価していいと思います。
ハーフタイムには りく から「22番の選手がボールを跳ね返すからそこをマークしてほしい」と要望があり、しっかりとゲーム展開が見えていた様子。後半には実際に ゆうき、かずき がそのボールを回収して次の攻撃に繋げる場面もみられました。

同じくハーフタイムでは ゆうき により攻撃的なポジションを提案しましたが「これ以上、点差を広げられたくない」という本人の希望があり、その判断に任せることにしました。この選択が正しかったのかはわかりませんが、今は本人の意思を尊重して考えながらサッカーをしてほしいと思います。

vs本町 (5−0)
得点:ゆうき×4
   さくレオ

1戦目を10−0で大勝した本町との2戦目は、決勝トーナメント進出をかけて、絶対に負けられない試合。勢いをもってドリブル突破を仕掛けてくる相手に対して、こうたろう の力強いディフェンスが光ります。ボランチの かずき も豊富な運動量でボールを回収し、ピンチを防ぎます。前半の終盤にはさくレオのパントキックに りく、ゆうきの二人が前線で競り合いに参加したことで相手のミスを誘い、うばった ゆうき が抜け出して先制点。
後半は控え選手のいない本町に疲れが出て、足が止まったこともあり、ゆうきのドリブル突破から追加点。守備ではスピードのある選手に対してサイドに追い込み自由にさせなかった ゆいと の対応が良かったです。
結果的には5−0の勝利でしたが、本町に疲れがなければもっと接戦になっていたでしょう。決勝トーナメント上位進出のためにはドリブル突破だけに頼らない攻撃も必要と感じます。

vsセントラルE (8−1)
得点 りく×2 (アシスト ゆうき)
   ゆうき×3
   かずき×2
   さくレオ

右サイドの突破からのセンタリングを りく、かずきの得点につなげてしっかりと勝ちきった3戦目。身体能力で押し込める展開になったので得点を重ねられましたが、本来であればこういう試合でこそパスをつないだコンビネーションなど、得点のバリエーションを増やす機会にしていきたいです。大勝を喜ぶだけでなく、より強い相手と戦うことを意識して試合に望めるように促していきたいと思います。

出場選手

ゆうき
抜群の運動神経、体力で最多得点。得意のドリブルが通用しない相手と戦うときにどうするのか。自分自身の考える力で、次のステップへのレベルアップを待っています。

さくレオ
セービング能力は一段上がった印象でトリプ戦では何度もシュートストップ。守備範囲も広くペナルティーエリア内のこぼれ球を回収し攻撃につなげました。攻撃ではテクニックに加えて、スタジアムでのサッカー観戦で養ったサッカーIQの高さで、効果的なポジション取りをみせて2得点。

りく
高学年の試合にセンターフォワードで出場していることもあり、駆け引きが上手く、斜めのランニングでライン突破を試みていました。チームとしてウラへのパスをもっと意識させたいです。足元にボールが入ったあと、ドリブルでもパスでも、もうひと工夫あると一気に得点チャンスが増えるでしょう。
センターバックとしてもプレーしスピードとパワーで安定したディフェンスをみせました。

すずレオ
シンプルな1対1ならば身体能力の高さでボール奪取の上手さをみせます。1試合集中して守り切る意識とパスを出されたあとも自分のマーカーについていくプレーを身につければもっと活躍できます。攻撃時に暇になってしまうことも多いので、ディフェンスラインから効果的に攻撃に参加する方法も伝えていきたいです。

しのた
ディフェンスラインでプレーしながらも丁寧なインサイドキックで前線に繋げるなど、良いプレーがありました。集中しているときには驚くほど冷静で、抜け目のないプレーで攻守に貢献できる選手です。この日はディフェンスが得意な てゅんが不在だったため、センターバックでのプレーをお願いしましたが、しっかりと引き受けてくれました。決勝リーグでは攻撃的なプレーも期待しています。

こうたろう
運動量と強い当たりでボール奪取に貢献。守備を引き締めてくれました。本町戦のMVPだと思います。何度かファールを取られてイエローカードもありましたが、強度のあるプレーはそのままに、相手選手に怪我をさせないように、のびのびと成長してもらいたいと思います。ドリブルとキックの練習で攻撃力も身に着けましょう!

かずき
守備では広いエリアをカバー。攻撃にも参加してこぼれ球をひろい、2得点。ボランチとして求められる役割を完ぺきにこなして勝利に大きく貢献しました。あまりの運動量で翌日には筋肉痛で練習に参加出来なかったとの噂もあるほど。中盤でボールを受けたとき、判断が遅れて相手につめらててしまう場面があったので、事前に周りをみてプレーをきめておくなどの工夫があるともっといいと思います。

ゆいと
攻撃大好きな選手が多い中、ディフェンスで待ち構えるプレーが出来る貴重なプレーヤーでした。スピードのある相手にもあきらめずに喰らいつき、サイドに追い出すプレーでピンチを未然に防ぎ、経験が少ないながらも貢献度は高かったと思います。今後はオフェンスへの参加も意識して練習に励んでもらいたいです。

てっぺい
小柄ながら確かな足元の技術で攻撃に参加。3年生相手にも臆することなくプレーしていました。このチームでの大会はこれが最後になるかもれませんが、これからもサッカー仲間として一緒に成長していけたら嬉しいです。

しんのすけ
身体能力に加えて気持ちの強さもあり、劣勢のなか出場したトリプ戦では積極的なディフェンスで守備の強度を引き上げてくれました。ボールに対して当たりに行けるプレーが素晴らしかったです。今後も3年生の試合に参加して大きなピッチに慣れていってもらいたいと思います。

(本庄コーチ)
【3年B】秋季区民大会予選リーグ 総括
秋季大会 予選リーグ 富ヶ谷Bチーム

今まで以上に、本気で勝利をめざして戦った秋季大会の予選リーグ。

春季大会Aチームのメンバーをベースに攻撃の そうや、バランスの はおり、守備とパワーの りくとが加わったチームは、選手それぞれが精一杯のプレーで2試合を戦い抜きました。     

2敗という結果でしたが、内容は悲観するものではなく、むしろ過去の大会に比べても満足感のある試合ができていました。試合後は涙混じりに悔しがり、次こそは、という思いを強くしたと思います。勝てるチャンスもあったからこそ、心の底から悔しい思いをした選手たち。大きな成長につながる2敗だったと思います。

2試合を通して、お互いがボールに対して厳しいプレッシャーをかけながら戦い、1対1の戦いを制したほうが得点をする試合展開となりました。個人、個人のレベルアップがチームの力につながる段階です。まずはプレッシャーのある中でも、動きながらしっかりとドリブル、パスの出来る基礎技術の向上に取り組んでいきたいと思います。

また、このチームはしっかりとパスを繋ぐ意識のある選手が各ポジションにいるのが長所です。サイドにはテクニックのある わくたろう スピードスターの だんぺい と個性のある選手もおり、中央でプレーする そうや はおりと連携して攻撃が出来るようになれば、面白いチームになると思います。

上位トーナメント進出はなりませんでしたが、2試合ともに大差の負けにならなかったことで、各リーグ3位チームの成績では上位に入りました。この結果、順位決定リーグでは上位のS1リーグにて戦うことになります。

次の対戦相手も簡単に勝てる相手ではないと思います。それでも今は目先の結果よりも、より強い相手と戦う経験が選手の成長につながります。リーグ戦3試合、勝利をめざしながら成長していきましょう!

試合結果
vsセントラルB (0−2)
vsトリプレッタC (0−4)

出場選手

ふうか
センターバックとして出場した試合では、スピードとポジショニングの良さ、1対1の強さでボールを回収。奪ったあとも味方へのパスで攻撃の起点になりました。内藤監督からも「ふうかのディフェンスが良かった!」と褒められる素晴らしいプレーでした。
2戦目はオフェンスでも惜しいシュートがありましたが、彼がセンターバックでプレーしてくれるとチームのバランスはよかったなと思います。

けんた
センターバックでプレーしながら、カウンターをゆるなさないポジショニングを続け、集中力のある守備をみせました。ボールを持つとしっかりと味方をみつけて丁寧なパスで攻撃の起点となりました。1対1でボールを奪い切る強さと勇気をもって、積極的なプレーを心がけましょう。ディフェンスでプレーしながらもしっかりとボールを蹴れる長所をいかして、同じく左サイドの わくたろうと連携した攻撃参加にも期待しています。

はおり
おもにボランチでプレー。攻撃選手の後ろをサポートして、奪われたらすぐにプレッシャーをかけて相手の攻撃を遅らせるプレーが見事。ボールの近くには常に はおりがいた印象で、すばらしい運動量とポジショニングのよさでした。ボールを持った選手がもっと はおりのポジションをいかしてボールを集めてあげてもいいと思います。ボールを受けたあと、自信をもってドリブル、パスをしかけていける選手をめざしましょう!

だんぺい
速さでスペースに抜け出す以外にも、ドリブルで仕掛ける積極性で何度か右サイドを突破するプレーをみせる。カバーリングに戻るスピード、運動量でピンチを救う場面もありました。
そうや とのコンビネーションを深めて、より中央でディフェンスのウラを狙うプレーを増やしてもいいと思います。今大会、飛び出してオフサイドになったのが2試合で1回。だんぺいのプレースタイルならもっとオフサイドになる回数が増えてもいいです。何度失敗しても1度でも成功させればいい、という思い切ったプレーを増やしてみましょう。

わくたろう
左サイドでボールを持つと、ボールキープから逆サイドへの展開をねらうプレーで攻撃のアクセントになりました。チーム全体が余裕をもってパスを繋げるようになればもっと活きるプレーヤーだと思います。
得意の左サイドでパスを受けられない時には、中央にボールを迎えにいったり、ウラに抜け出すなどもうひと工夫してみるのもいいと思います。

りゅうた
1対1の戦いであきらめずにボールを奪いに行き、自分の力で守りきる意識の成長が感じられました。ゴールキーパーとしても集中力を切らさないで、常にいいポジショニングでシュートを正面で受けて跳ね返し、セーブ数はチーム最多だったと思います。いいキーパーは派手なセービングではなく、的確なポジショニングでシュートを正面で止められます。フィールドプレーヤーとしても、キーパーとしても正確で強いキックを練習して、チームに貢献してほしいです。

じゅたろう
試合になるとボール際で普段はみせない激しさをみせたり、練習試合では長い距離をランニングしてボールを引き出したりと、サッカー経験は足りないながらも可能性を感じさせる選手です。センターバックでのプレー以外にもボランチなどでプレーできるようになると面白そうです。ボールを止める、蹴るを身に着けたらいろいろなポジションにチャレンジしていきましょう!

りくと
キーパーとして、パワーのあるパントキックで相手を押し返し、ディフェンスとしても球際の強さでこのチームの守備を1段階レベルアップさせてくれました。スピードのある相手の対応を身につければ、より鉄壁です。チームをまとめる声掛けができるのも長所なのでリーダーとしても期待しています。
1戦目終了間際、オーバーラップから放った強烈なシュートは惜しくも枠外。今後はディフェンスラインの選手にも攻撃参加を求めていきますので、彼のパワーは貴重な得点源になるかもしれません。

しょうた
運動能力は3年生に引けを取らず、ハートの強さもあり、遜色のないプレーをみせました。自らゴールキーパーを志願すると、身のこなしを活かしたセーブであわやのピンチをギリギリセーブ。2年生大会と違い、広いピッチ、オフサイドルールなどなれない要素もありながら積極性を活かしたプレーは可能性を感じさせました。

そうや
攻撃の中心としてドリブルで切り込み、チームの押し上げに貢献。防戦一方にならなかったのは彼の運ぶ力があったからこそ。この力をサイド、中盤の選手とのコンビネーションにまでつなげられると得点のチャンスは一気に広がると思います。ドリブル中も周りを見る意識をもってサポートの選手を探してみましょう。ボールの引き出し方も上手いので、いったん味方にパスしてからウラをとるプレーなどにもチャレンジしてほしいです。

2戦目ではディフェンス希望の選手がいないなか、センターバックを自ら引き受けるキャプテンらしい協調性もみせてくれました。今大会は全員が評価選手といってもいいプレーをみせてくれましたが、一人だけ選ぶとすればチームのために不慣れなポジションを自ら引き受けてくれた そうやを選びたいと思います。

(本庄コーチ)
【5年A】秋季区民大会決勝トーナメント 総括
コーチの秋元です。
5年生Aチーム秋季大会の決勝トーナメントが開催されました。
予選リーグにより、渋谷区のベスト8に残ったチームによる順位決定トーナメントです。
結果は初戦を引き分けたもののPK戦で敗れ、その後2敗、8位という結果になりました。
出場選手:あゆむ、しゅうた、はる、たつき、すざく、しゅうま、ひろ、すみまる、あきら、れんせい

第一試合 vsトリプレッタC 0ー0(PK 3-4)

トーナメント形式なので、初戦に勝つと4位以上が確定し、負けると5位以下が確定する、重要な試合でした。試合前、内藤監督から「受験組もいるため、長く一緒にやってきたこのメンバーで戦える最後の大会、悔いの無いように頑張ろう」と声をかけていただき、選手たちも気合を入れて臨みました。
相手のトリプレッタCは10月の交流戦で対戦したメンバーも多く、その際は0-2で敗れていましたので、試合前には、中盤の守備における背後の相手選手への意識など、守備面でのポイントを確認しました。
相手チームの早い展開は予想通りでしたが、選手たちもしっかり適応し、中盤で隙を作らない素晴らしい対応をしてくれました。いくつかピンチもありましたが、キーパーのたつきを中心にしっかりとゴールを守り、残念ながら得点までは奪えませんでしたが、スコアレスでのドローとなりました。
トーナメント形式なので仕方がないのですが、PK戦での決着となり、3-4で惜しくも敗れました。ここ2回の練習ではこの大会を意識して、PKの練習も行っていたこともあり、規定での3人づつでは決着がつかず、延長の末の本当に惜しい敗退となりました。
個人的にはPKはサッカーとは別ものだと思っていますし、私も中学時代に自分がPKを外して先輩たちが引退する大会が終わってしまった苦い記憶もあり、あまり好きな形式ではないのですが、これはこれとして、気持ちを切り替えて次に進もうと、選手たちとも話し合いました。
兎にも角にも、ここ数試合でもっとも集中できた良い試合内容だったと思います。


第二試合 vs千駄ヶ谷 1ー4
得点者 あきら

先の交流戦で2-0で勝利した相手、ちょっと選手たちに気の緩みがあったのかもしれません。
また、1試合目で相当な集中力を使いましたので、その疲れが出たのかもしれません。
PKでの敗戦後、きっちりと気分を変えさせた方が良いと思い、私も試合間の時間を選手たちに自由に過ごさせたことが良くなかったとも思っています。
それぐらい前の試合とは全く違う動きの悪さ、声掛けのなさで、自分たちのペースを失ってしまい、あきらの先制点も活かすことができないまま、失点を重ねてしまいました。
試合後に話しましたが、一人ひとりが自分がボールを触ること、前に運ぶことばかり意識してしまうとこの学年ではチームとして全く機能しなくなります。
味方選手がやりやすいようにスペースをあける、相手選手と重なりやすい前ではなく、横のパスコースを意識してワンツーで崩すなど、少なくとも2人以上で声かけをしながらプレーすることが大事です。
キープ力がある選手が数メートルドリブルでボールを運んでも、時間がかかってしまっては相手に守る準備をする時間を与えることになってしまいます。目の前の相手以外の選手も含めて時間を与えないことをもっと意識していきたいと思いました。


第三試合 vsセントラルC 1-2
得点者 すみまる

大会をしめくくる最後の一戦、前の試合の反省を活かし、ボールを早く繋ぐことを意識しながら、声を掛け合うことを確認してから試合に臨みました。
試合後、はるが言っていたとおり、一人ひとりの個人としてのプレーはある程度できていましたし、守備面でも組織としては崩れていなかったと思います。
こうした互角以上の展開ができる相手に勝ち切るためには、攻撃の際の連携をもっと意識する必要があると思います。サイドの選手がボールを持った際の中盤の他の選手のポジショニング、トップの位置取りなど、もっとチームとしての意思が陣形に現れてくるような動きを増やしていきたいと思いました。
可能であれば、Jリーグでも良いと思いますが、レベルの高い試合を(本当はオフザボールの動きも見れる生観戦がベストですが)TVででも見れると良いですし、昨日はトリプレッタと猿楽の決勝戦を見ることができましたが、こうした際にも個々のキック力や足の速さに感嘆するのではなく、守るときのポジショニング、ボールを受ける動きなど、ボールのない場面に注目して欲しいと思います。

決勝戦は3-1でトリプレッタAが優勝しましたが、我々が0-0だったトリプレッタCは準決勝で猿楽に0-1で惜しくも敗れています。
我々は今回8位という悔しい結果でしたが、ちょっとした階段を登ることにより、景色がだいぶ変わると思います。今後も頑張っていきましょう。
お疲れさまでした。
小学生のための思考のサッカー第7回:サポートの基本
内藤です。
新しい動画を配信しました。子どもたちの多くが、わかっているようでわかっていない、それが味方選手への『サポート』。
プロや代表の試合を見ていると、応用のレパートリーが無限にある。そんな奥深いプレーが、サポートです。しかし、まずはその基本を知らなければ、テレビで見たプレーを自分の試合で実行することは難しいものです。なにより、仲間も理解している必要があります。

この機会に、基本のパターンをしっかりと理解しましょう。

【1年生B】秋季区民大会 決勝リーグ 総括
内藤です。
10月30日(日)、すっきり晴れた秋空の下、1年生Bチームの決勝リーグが開催されました。
予選を1位で通過したチームだけが集まって競い合うわけで、相手はいずれも強豪チームばかりでした。以下、決勝リーグの総括になります。

■出場選手
あさゆき
あつと
とうま
たいち
けんと
ともかず
そうた
しん

■チーム目標
この決勝リーグに望むにあたり、みんなに目指してほしい目標を伝えました。それは、”入賞してメダルをもらうこと”・・・ではなく、”強いチーム相手でもあきらめず、最後まで全力で戦い続けること”、でした。勝てる相手、負ける相手、引き分ける相手。いろんなチームと戦うのがサッカーです。強いチームとの戦いを良き糧にできる、そんなポジティブなチームを目指してもらいたいと考えてこのテーマにしました。

それと、今回は少し細かいプレイ制約も混ぜました。
「味方のボールを取らないこと」
「味方のドリブルを邪魔しないこと」
この2点は、1年生がチームでサッカーをするために最初に意識すべきことだと考えているからです。

■試合別総括
[1] vs 千駄ヶ谷A
負け 0-7

相手の強さは明白でした。しっかりとフォーメーションを意識したポジショニング、ドリブルでの無理な突破を仕掛けず、要所要所で背後の選手に落としてサイドに展開するパスワーク。強力で正確なシュートを打てる選手が少なく見積もって4人。
ほとんど富ヶ谷陣内で進むゲームになりました。当然、相手のシュート数も多く、ゴールキーパーのシンは大忙しでした。何本もナイスセーブを見せてくれたシン。ゴールキーパーの好セーブは自チームの1得点に値します。予選で話していた、ドッジボールが得意だという彼の強みが、この試合でバッチリ発揮されていました。

攻撃の機会はどうしても少なくなり、たまにトモカズの高速カウンターのチャンスがありましたが、いずれも相手のセンターバックの選手にしっかりとマンツーマンで処理をされ、シュートまで持ち込むことができませんでした。ハーフタイムに内藤から、「相手のディフェンダーがかなり強い。この相手からは、トモカズひとりではゴールを奪うことは難しい。アツトとの協力プレイが必要だよ」と伝えましたが、その引き出しは本番でいきなり実行できるものではありませんでした。

しかしながら、この試合からは多くの収穫がありました。
トップ1名によるカウンターのみに頼ったサッカーは、一定以上のレベルの相手には通用しません。違う引き出しとは何なのか、今後のみんなに考えてもらう良い機会になったと思います。
「相手チームは、長いパスでボールを回している」。予選から引き続き守りの要としてセンターバックを務めたケントは、相手のプレイをしっかりと観察してそのようにみんなに話していました。素晴らしい観察力、思考力です。

[2] vs トリプレッタB
負け 0-3

千駄ヶ谷戦と大局は同じでした。最後の最後にトモカズのカウンターがあるも、惜しくもそのシュートはネットを揺らすことはできませんでした。トリプレッタBはこのリーグを制し、今大会の優勝を決めたチームです。終始圧倒されたゲームでしたが、3失点に抑えられたのは、ゴールキーパーのトウマの活躍のおかげです。後半、頭を打ってしまい交代をさせようとしましたが、本人が「大丈夫、続けたい」と涙を浮かべながらも強い目で伝えてくれました。長い距離を飛ぶトウマのパントキックは、トリプレッタの選手に「飛ぶぞ、きをつけろ!」と脅威を与えていました。

相手のカウンターにしっかりと戻って対処するアサユキのディフェンスも光っていました。チャンピオンチームを相手に、堂々と意欲的に戦い続けてくれたと思います。

サッカーにおける『思考力』。この試合ではある二人の選手から特にその力を働かせていることを感じました。一人目はタイチです。プレーの課題や解決策をズバッと言語化する能力があるようです。内藤の「どんな問題がある?」「こんなときどうしたらいいかな?」の問いに、納得感のある即答の連続。本当に驚きました。
もうひとりは、トモカズです。前半、ケントはベンチスタート。ピッチにいないケントのディフェンス力をカバーしようと、この試合はトモカズが守備的なポジションに位置取っていました。内藤の指示ではありません。個人戦術と呼ばれる個人の思考力を、彼は使っていたのです。自分の考えをプレーに投影する。とても大切なことができています。

[3] vs トリプレッタA
負け 0-4

いよいよ最後の試合。富小生は午前中は運動会でした。思い疲労のたまってくる3試合目を前に、目標を追加させてもらいました。
「1点でも多く失点を防ぐこと。そして、1点を取ること。」
3試合目の相手も、明らかに強いチーム。このチームを相手に、心を折ることなく最後まで戦い続けてくれました。
前半のゴールキーパーはタイチ、後半はソウタ。ゴールキックのとき、ソウタはサイドでボールを要求するタイチをしっかりと見つけ、いいボールを配球していました。
アツトは、スピードではなくテクニックでボールを前に運ぶ推進力を見せ、相手のファールを呼び込みフリーキックを獲得しました。
アツトのドリブルを邪魔しないよう、タイチは意識的に横へ回避行動を取るなど、最初に伝えたコーチングをしっかり意識してプレーできていたのも素晴らしかったです。
1点を取ることはできませんでしたが、少しでも失点を防ごうとする意識が全選手に感じられました。


■最後に
秋季区民大会の5試合は、彼らをぐんと成長させる最高の体験になったと思います。”ちびっこの球遊び”から”少年サッカー”へ進化する局面が訪れつつあると思います。
指導者としても、今後の彼らの課題が以下の通りであることを認識できる良い機会となりました。

・ボールを前に運ぶために、パスを活用する引き出し
・攻守両面のデュエルの強化
・キックとトラップの基礎固め
・より専門的なゴールキーパー練習

これからの課題が何であるかを見ると、何が達成できているかがわかります。びっくりする成長スピードだと思います。
これからの彼らのサッカーが、ますます楽しみになりました。