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チームの様子や大会結果・イベントなど、クラブの今をご紹介します。

件数:340

【1年生A】秋季区民大会 決勝リーグ 総括
コーチの山野です。

先日10/30行われた秋季大会決勝2位リーグ、1年Aチームの総括です。

チームAメンバー以下8名
レンタロウ、ケイ、ユウヤ、カンタ、アラタ、ノア、カノト、キョウイチ

 今回決勝リーグが始まる前に、内藤監督から「今日は全て難しい試合になると思いますが、最後まで楽しみましょう」という言葉を頂きました。結果、Aチームにとって厳しいものとなりました。Bチームもそうですが、当日多くの選手が運動会の後というコンディションの中で、悔しい思いもしましたが、みんな最後まであきらめずに頑張り楽しむことができたと思います。
短い時間でしたがハーフタイムや試合間にはタクティクスボードを用い、直前の試合に起こった良かったところや、うまくやるためのアイデアを話し合えました。思い思いのアイデアを一生懸命に話す選手たちに頼もしさを感じました。

以下各選手評です。
レンタロウは1試合目、自ら志願したGKのポジションで数々の相手シュートをセーブ。フィールドでのプレーでは高い位置でのディフェンスが効果的でした。 2試合目のハンドはミスを認め審判に進言したことで当日富ヶ谷唯一のグリーンカードをゲット。 
ケイは常に相手のパスコースを読みインターセプトを狙う集中力が素晴らしかったです。 ユウヤは守備時には危険なスペースを埋める動きで相手の攻撃をブロック、攻撃時には裏を狙う動きで相手をかく乱していました。
カンタは危ないシーンで何度もボールを奪取、冷静なクリアや攻撃を組み立てるパスでチームに貢献。試合以外でもキャプテンとしてのリーダーシップは素晴らしかったです。 
アラタは高い集中力と負けん気の強さで相手チャンスを幾度となく潰していいました。ゴールキック時のキッカーがパスを出しやすいポジショニングのアドバイスを実践してくれ、理解度の高さを見せてくれました。また、ベンチでは大声で味方選手を応援してくれていました。
ノアは安定のテクニックとキック力で何度も得点チャンスを生み出してくれました。
カノトは何度もシュートまで持ち込みましたがあともう一つのところでゴールを奪うことができませんでした。
キョウイチは2試合目GKの際は気迫あふれるプレーで失点を最小限にしてくれました。また3試合目にはこれまで活躍の場が守備よりだったキョウイチが攻撃面でも大活躍する新しい面を見ることができました。


試合結果
■1試合目vs 本町
●1-2

得点者:ノア
得意の左サイドからのドリブル、相手陣営を切り裂くドリブルからうまくゴールまでもっていきました。

■2試合目vs 渋谷東部
●0-3

■3試合目vs 猿楽
●0-2
新しいプラクティスシャツ
内藤です。

2019年の夏、アルスプランニング様よりご供出をいただいて以来2年以上使用してきた白と黒のストライプのプラクティスシャツ。大変残念ながら、7月にメーカー廃盤となってしまいました。その後、同じメーカーであるPumaの新しいラインナップを待っていたのですが、一向に発表される様子がありません。10月まで待ちましたが、いよいよもう待てない、ということで、別メーカーから新しいプラクティスシャツを決定しました。

Nintendo Switchのジョイコンにありそうな、鮮やかな色のネオンレッドのシャツです。
これは、執行部、指導部、ユニフォーム係の皆さんで投票をして決定したモデルです。

価格は¥3,630(ジュニア)となります。
今月より注文受付を開始しますので、ぜひお申し込みをお願いします。

※なお、パンツもメーカー廃盤となってしまいました。こちらは別品番で同様モデルがあるためそちらへの切り替えとなります。その関係で金額変更がありますので、詳しくはユニフォーム案内もしくは申し込みフォームをご確認ください。
小学生のための思考のサッカー第6回:ゴールキーパーへのバックパス
内藤です。
夏合宿の準備などがありしばらく動画配信ができていませんでしたが、少しずつ再開していきたいと思っています。
本日、久しぶりに第6回の動画をアップしました。




内藤自身も、つい先ごろのTMで審判していて間違えてしまいました。
この、間違えやすいGKへのバックパスのファールのルールについて解説しています。
【3年生B】春季区民大会 決勝リーグ(未消化試合) 総括
春季大会IIリーグ 3年生Bチーム

秋晴れの心地よい気候のなか開催された、春季大会の決勝リーグ。
結果は2勝1分1敗で得失点差で及ばず3位。真剣勝負の試合からでしか得られない、貴重な体験ができた大会となりました。

サッカーも私生活も、やりたいこと、出来ることが増えてやんちゃ盛りの3年生チーム。もっと強くなれるチームだと思います。時にはやりたくなくても、やらなきゃいけないこともあります。自由に、楽しくはもちろん、基本的なキックやドリブルの基礎練習、苦手なプレーを克服する意識、サッカーのセオリーを学ぶ機会を大切にして、もう一つ上の順位、より上のリーグを目指していきましょう。


1試合目vs渋谷東部B (0−2)

前半、1失点目は自陣サイド際、ドリブルでのボールロストから。慌てて奪いに行ったセンターバックのウラに縦パスを通されると、さらに中央の選手へラストパスが繋がります。受けた選手は小さく横にずらすドリブルから、飛び出した GKさくレオ のわきの下を通してゴールに流し込む、テクニカルなシュート。後半には、相手フリーキックからシュートが壁に当たってゴールに吸い込まれる、少し不運な失点。

ゴールキーパー さくレオ のセービングとロングキック。ディフェンスのウラをとる りく のスピードとパワー 。マークにつかれてもボールを運べる ゆうき のドリブル。個の力では勝てる部分もありました。東部Bとの差はサッカーに対する理解と試合の中で対応する力。

東部の選手たちはスピードのある ゆうき のドリブルに対して常にサイドに追い出し、抜かれてもあきらめずゴール方向に戻ってシュートやパスをブロック。前半パントキックからの抜け出しに成功していた りく も次第に2人以上で囲まれるようになり孤立してしまいます。何度か決定的なピンチを防いでいた さくレオ の前に出るセービングを予測し、状況判断でかわした相手選手のシュートは見事でした。2人の関係、パス交換で攻撃する富ヶ谷に対して、3人以上がパスに絡めるバランスの良さ、基礎技術もありました。

個の力だけでは打開できないとき、守りきれないときに試合の中で工夫をして、相手のプレーを予測し自分たちで判断をかえられた東部Bチームのほうが、大人のサッカーをしていた印象です。



2試合目vs猿楽 (2−0)
得点:さくレオ(PK)
   りく (アシスト ゆうき)

チームの攻撃の中心となる ゆうき は上級生との試合でも独力で打開できる力のある選手。自分のポジションにとどまらずディフェンスにも参加する走力は魅力もありますが、反面、自由にプレーする彼が後ろに下がってしまうとバランスが崩れ、攻撃の枚数が足らなくなるジレンマがあります。

この試合では中盤のボランチと呼ばれる守備的な役割の てゅん(前半) と はおり(後半) 、センターバックの中央でプレーしたスピードのあるカバーリングが得意な すずレオ。この3人のディフェンスに安定感があり ゆうきのポジションを押し上げます。
足元のうまい さくレオ がセンターフォワードでプレーし、2人のコンビネーションで右サイドを突破するプレーからPKを獲得。先制点につなげました。

その後も安定したディフェンスで守り抜き、試合終了間際に攻撃的になった相手の背後へ ゆうき からのスルーパス。りく のシュートはいったんは弾かれるも、こぼれ球を自分で押し込み追加点となりました。

得点を生み出したのはオフェンスの選手ですが、勝利を生み出したのは りくと、こうたろう を含めた守備の選手たちの安定感。得点に絡んだ選手以上に大きな活躍をしてくれたディフェンスの選手たちを褒めてあげたいと思います。



3試合目vsセントラルA (0−0)

試合前の空き時間にセントラルAvs東部Bの試合を観戦する時間があり、チーム全員でスカウティング。スピードのあるフォワードの選手に気をつけようと確認してから試合に望みました。
2戦目から引き続きディフェンスは安定して無失点。惜しいシュートはありながら相手キーパーの好セーブもありスコアレスドロー。組織だった相手ディフェンスをこじ開ける、あと一歩が足りませんでした。

特に さくレオ がキーパーのとき、もう一人、効果的に攻撃に絡める選手がいたらと思うシーンがいくつかありました。前半途中で はおり の負傷があり、ちょっと守備的なポジションをお願いした そうや は攻撃にも魅力のある選手です。大胆に走れる選手でもあるので ゆうき のように自由なポジションでプレーさせてあげたいのですが、チームのためバランスにも気を使ってプレーしている様子もうかがえました。
今後、彼が攻撃の中心になれるチーム編成を考えてもいいかなと思っています。

4試合目vsセントラルE (6−2)
得点:さくレオ×2(アシスト てっぺい、ゆうき)
   ゆうきx2
   りく×2

普段より攻撃的に2バックで望んだ最終試合、結果は4点差の勝利ですが反省点も多い内容でした。

前半、両サイドの はおり、そうや がサイドのスペースを効果的に使った攻撃は迫力があり、相手チームを押し込んで2点先取。ところがリードしたことで気が緩み、中央を簡単に突破されてもったいない失点をします。その後も相手のミスを突いた追加点は奪いましたが、ポジションのバランスは悪いまま改善されず。前半見せた、相手を崩すプレーは影を潜めます。全員が得点欲しさに前に上がってしまい、カウンターからさらに失点。結果的に2失点がひびき、得失点差でリーグ3位となりました。

得点はゴールした本人だけでなくチーム全員のもの、失点はプレーに絡んだ選手だけでなく全員の責任。
ゴールを狙う以上に大切な役割が選手それぞれにあります。ディフェンスに貢献してくれる選手の活躍をもっと評価してあげたいです。



評価選手:てっぺい

周りを観ながらドリブルでボールを運び、相手に囲まれる前に味方にパスを出すプレーが素晴らしく、先発した第4戦では ゆうきのパスからゴール前に抜け出すと、自分でもシュートの打てる角度でしたが、冷静にフリーの さくレオにパスを繋いで完璧なアシスト。3人目の味方選手を活かすプレーは組織だったディフェンスを崩す大事な一手。3年生Bチームが求めるあと一歩を、この日唯一の2年生プレーヤーが魅せてくれました。
さらに攻撃参加した はおり のカバーに最終ラインまで戻るプレーは 一緒に帯同した石関コーチを「最高」と唸らせる通好みのプレー。今後の活躍に期待します。
(本庄)
【1年生B】秋季区民大会 予選リーグ 総括
内藤です。
10月24日(日)、1年生秋季区民大会の予選が開催されました。
内藤帯同のBチームについて、以下の通り総括いたします。

出場選手
あさゆき、あつと、とうま、たいち、けんと、ともかず、そうた、しん

前提として、今回も選手たちにチーム戦術あるいは個人戦術のようなものは特に求めませんでした。彼らの今いるステージは、さまざまな戦術の理解や実行よりも、もっと基礎的な”土台”をつくる時代にあると考えたためです。そのつくるべき土台とは、以下の要素です。

・サッカーの楽しさを体いっぱいに感じること
・走る、運ぶ、止める、蹴るの基礎習得
・チームで勝負をするということをたくさん体験する

選手たちには伝えていませんが、勝利よりもこれらを達成することを、今大会のめあてとしてのぞみました。勝利のために細かいコーチングをするのはもう少し先のことと考えました。試合について、ご家庭でのフィードバックをされることもあるかと思いますが、そのあたりの背景について深いご理解をいただけると助かります。

さて、Bチームの予選グループリーグは3チームでの戦い、2試合での勝点勝負となりました。
試合の結果としては、初戦の猿楽戦を1-0と白星スタート、第2戦の渋谷セントラルC戦は1-1の引き分けで幕を閉じました。

富ヶ谷Bの結果は、1勝1分、つまり勝点は3+1の4点。
グループ最終戦の猿楽vs渋谷セントラルCの結果により予選グループの順位が決まる展開となりました。

猿楽が勝つか引き分ければ、富ヶ谷Bが1位通過。
渋谷セントラルCが勝利すれば、得失点差次第で1位もしくは2位通過。

1年生の無垢な頭でも、この説明を理解することができたようで、選手たちから一斉に
「セントラル、負・け・ろ!」
の合唱が起こりました(笑)。
正々堂々、清らかなスポーツマンを育成したいというのが僕の思うところです。なので、これはいけないと思って、
「もしそう思うなら、せめて猿楽を応援しに行こう!」
と選手たち全員を観戦スペースにつれていきました。

その声援がプラスに働いたかどうかはわかりませんが、猿楽は渋谷セントラルCを見事3-0で下しました。この瞬間、富ヶ谷Bは予選リーグを1位で突破することが決まりました。とても素晴らしい結果です。

ただ、内藤としては冒頭に申し上げたとおり、今大会のめあては勝利、あるいはその先にある入賞自体ではありません。仮にこの予選が2位や3位であったとしても、将来のための布石になる経験になっていれば素晴らしいことだと考えています。ですからこの結果そのものを特別に意義のあるものとして受け止めるつもりはなかったのですが、やはり子どもたちの大喜びする姿は、かけがえのない特別なものと感じ入りました。

チームの勝利にみんなで興奮すること。それも、チーム競技の醍醐味ですね。
今回の見事な結果を受け、Aチーム同様、勝利を目指して上達することを次のめあてに掲げていこうと考えています。

以下、選手別に一言総括です。

あさゆき:
優しい性格ですが、一生懸命勝負に徹するハングリーな姿勢を見せてくれました。攻守の切り替えがしっかりできているのが印象的です。とっさのヘディングで局面を変えようとするなど、アイデア発想も面白いものがありました。

あつと:
細かいボールタッチやしっかりと意図のあるプレーに、大きな伸びしろを感じさせてくれました。サッカー選手に求められるのとして、パワーとスピードに目が行きがちですが、第3の要素である、思考力を感じさせるプレーが随所に見られました。

とうま:
審判さんや保護者の皆さんにしっかりと挨拶し、立派なキャプテンを務めてくれました。ゴールキーパーとして失点しても、心を折らずに試合を続ける姿にこの半年間での大きな成長を感じました。守備でもスライディングタックルで果敢に挑み、瞬発力あふれるプレーをたくさん見せてくれました。

たいち:
パワーいっぱいのたいち。この日は、クレバーな一面を見せてくれました。それはポジショニングです。自分たちのカウンター攻撃に備えるために、前線で待機し、味方のピンチと判断するや、一気に自陣に戻りピンチの芽をつんでくれました。決勝での得点を期待してます。

けんと:
山野コーチに、「けんとのあのプレー、監督の指示ですか?」と聞かれました。指示はしてないのですが、彼は自身の役割をストッパーとして定め最終ラインに布陣し、相手の再三のカウンターをミドルサード(中盤)で食い止め、前線にボールをつなげてました。大人びたプレーにびっくりです。ベンチで自身のプレーを解説するなど、言語化もできていました。

ともかず:
彼がボールを持てば何かが起きる。歓声の大きさがその証です。相手チームのベンチのコーチもすぐにそれを察知して、「彼を自由にさせたら大変だよー!」と大きな声を出していました。スピード、パワー、得点力。それに加え、後ろを振り返って守備陣の状況を確認したり、ボールによりすぎず良い場所で待ち構えてボールを狩るなど、思考力を感じさせるシーンがありました。攻守に大活躍の彼に、この日のMVPを贈りたいと思います。


そうた:
ゴールキーパーに立候補をするのは、誰でもできることではありません。でも、そうたは誰よりもゴールキーパーをやりたいと手を上げ続けていました。ディフェンスにも強い関心があるようで、将来的に守備のスペシャリストとして活躍してくれるかもしれません。守備が脇役と言われていた時代は終りを迎えました。ディフェンダーとは、守る人ではなく、最初に攻撃を始める人。長友選手、内田選手、槙野選手などに代表される魅力的なポジションですから、ぜひその好奇心を活かしてディフェンス道を追求してもらいたいです。

しん:
ドッジボールが得意だからゴールキーパーやりたい!としっかりアピールをしてくれました。残念ながら試合が攻勢すぎて相手のシュートを受けるシーンはあまりありませんでしたが、ぜひその強い気持ちで相手のシュートを防ぐ姿を見てみたいと思いました。決勝リーグは強豪ばかり。彼が望めば、その機会が訪れるかもしれません。練習でも試合でも、気持ちの切り替えの速い選手なので、重要なポジションを任せてみたいと思いました。


■試合別総括

第1試合 vs 猿楽FC
○勝ち 1-0
得点:ともかず
終始攻勢で進んだゲーム。シュート数も多かったので、得点シーンが待ち望まれましたが、前半は0点。あつとのターンしてシュートは見事でしたが、ゴールキーパーの足にあたって軌道が変わり惜しくも枠外へ。その後も、ともかずが何本もシュートを撃ちますが、後半も残り時間後30秒というところまで得点なし。しかし、最後の最後に、ともかずのカウンター攻撃からの強力なシュート。これが見事にゴールネットを揺らし、ゴールとともに試合終了。ベンチに戻ってきた子どもたちは全員興奮していて大変でした笑。

第2試合 vs 渋谷セントラルC
△引き分け 1-1
得点:ともかず
ボールを持った後のともかずは、爆撃機のように相手陣内を襲撃。早いタイミングで先制点をもぎ取ります。その後も優勢にゲームを進めシュートシーンも多くありましたが、追加点を奪うことはできず、少ないチャンスを活かした相手の同点弾を受けます。この試合を勝ち取れなかったのは残念ですが、そのことがかえって、勝ち点で決まるリーグ戦のルールを子どもたちに学んでもらう機会となりました。

■今後の目標
Aチームのトリプレッタとの試合を見ていた方も多いと思います。トリプレッタは、落としてサイドチェンジという、高度な個人戦術を1年生のうちから全選手が実行してきます。富ヶ谷SCでは、誰も置いていかないサッカーを掲げているため、こうした個人戦術をチーム練習で取り組むのはもう少し先に設定しています。が、ある程度個の力が高く、サッカー理解度の高い選手には、こうした一連のセオリーを理解しておいてもらうのはとてもよいことなので、今後は個別に声をかけたり、あるいは動画教材を配信してご家庭で見てもらうなどの取り組みをしていこうかと考えています。
【1年生A】秋季区民大会 予選リーグ 総括
コーチの吉野です。
1年生Aチーム、秋季区民大会予選リーグの総括です。

10/24(日)渋谷区スポーツセンターにて、17時キックオフ・夜間帯での開催。
前回大会と比べ、試合経験をつんだからか
試合前、以前より集合も早くなり、アップも積極的に行えるように。
「もっとできるよ!」「次のレベルの練習は何?」等の意欲も出てきていました。

また、試合間、仲間とじゃれあったり他の遊びをしていた彼らが
自らの意思で練習に費やす姿を見て、
「サッカーを楽しむ」段階はクリアできていると感じました。
今後は「勝つ」喜び、「上達する」喜びを感じてもらうステップに進もうと思います。

全体の集合時、積極的に周りに声かけをし、自らも模範的な態度を示そうと頑張っていた
ケイをキャプテンに指名し、予選リーグに臨みました。

出場選手:アラタ・カノト・カンタ・キョウイチ・ケイ・ノア・ユウヤ・レンタロウ
     ※キャプテン ケイ

基本布陣:FW ノア
     MF アラタ・カノト・ケイ
     DF カンタ・キョウイチ・ユウヤ
     GK レンタロウ

○第1試合 vs美竹
初戦の入りは抜群でした。
充分なアップを行えていた彼らは開始直後から全員がグラウンドを駆け回り
終始、優位な試合運びをしていました。

圧巻だったのは、ノアの左足から繰り出される数々の豪快なシュート。
まさに何百回と繰り返しているであろう自主トレーニングの賜物。
学年の中でもトップレベルだと思います。

試合結果 4−1
得点者:ノア 4得点


○第2試合 vs千駄ヶ谷C
拮抗した試合展開の中、数度チャンスを作るも先制点を奪われ追う展開に。
比較的早い時間の失点、その後、相手ゴールを狙い続けるも、あと一歩という状況。
こんな時、大抵敗戦ムードが漂うものですが
勢いを保ち相手ゴールへ向かい続けたメンタルは1年生とは思えないほどでした。
その姿勢が報われたのかPKを奪取。
そして目の覚めるようなシュートをノアが決め同点に追いつき
その後も粘り強く戦い勝点1をもぎ取りました。

反省点としてはキーパーへのバックパスで2回FKを与えてしまったこと。
ルールの周知を今後もしていきたいと思います。

試合結果 1−1
得点者:ノア

         
○第3試合 vsトリプレッタA

この日最後の試合は、トリプレッタA。
美竹・千駄ヶ谷を0−5、0−4と大差で下してきた強敵。
試合前、選手に現状を伝えたところ誰一人、気負いすることなく、
勝利を目指す発言をしていました。
そして「勝つためにどうするか」を話し合う姿も頼もしかったです。
また先に試合を終えていた富ヶ谷Bが1位通過をしたことも彼らの自信になっていました。
チームメイトの奮闘を自分たちの力に変え、最終戦に臨みました。

この試合だけ戦術に明確な注文を。
<守備を固め、カウンターを狙う>
彼らもグラウンドレベルでその必要性を感じていたようで、
終始守備的な布陣を整えていました。

だからこそ、
<パスワークを駆使して、中盤を支配し、サイドからのボールを中で待ち受ける選手がいる。>
そんな戦術理解度の高い相手に、失点を最小で抑えられたと思います。

そんな中、目を見張ったのはキチンとカウンターを狙えていたところ。
前がかりになった相手の裏をつきロングフィードを数度チャレンジし、
あわや得点というチャンスにまで持ち込んでいました。
遅くまで残って応援してくれていたBチームの選手たちにも感謝です。

試合結果 0−2

惜敗で1勝1敗1分。
決勝リーグは2位リーグのチケットを手に入れました。



選手評
アラタ​​:小柄ながらパワフルにグラウンドを駆け回り、守備はもちろん攻撃にも積極的に    
        参加。以前に比べパワフルさがあり頼もしい姿が。
​​ ベンチで試合をよく見ていたからか、トリプ戦では相手DF裏が空くことに気づ
​​ きカウンターを狙うポジションにつくなどクレバーな動きも。
​​ ​​
カノト​​:ノアと共に攻撃の要としてボールのあるところによく顔を出す。
​​ 最終戦ではGKを自ら志願し、全身を駆使しゴールを死守。
​​ 2試合目のPK、キッカーを志願した時、私はノアを指名しました。
​​ 「僕が蹴る」との返答を予想しましたが、すぐに納得し譲る姿に精神的成長を
​​ 感じました。

カンタ​​:最終ラインで常に相手FWが嫌がるポジションどりをし、数多くの
​​ シュートチャンスを潰す。「ゴール決められなかった」と悔しがって
​​ いたが攻めたい気持ちを抑えて、勝利への献身的なプレーに徹した事は立派。
​​ また、最終戦、負けて悔しがるノアに「もっと練習して頑張って勝とう」と
​​ 声かけする姿は未来のキャプテン候補。

キョウイチ​:変わらず無尽蔵のスタミナで所狭しと駆け回る貴重な中盤選手。
​​ 果敢にボールを奪いにいく彼の姿は相手チームの脅威に。
​​ 走力・スタミナは文句なし。最終戦は自ら守備を志願するなど、勝つための
​​ 自分の役割をしっかりと理解しトリプの決定機を数多く防ぐ。

ケイ​​:本日のキャプテン。チームメイトの行動を律し試合前の審判とのやりとりも
​​ 模範的にこなす。
​​ アップをキチンと行えたのもケイが皆をまとめてくれたおかげ。
​​ 2試合目、キーパーでミスをした時も、
​​ 「みんなスマン!」としきりに仲間に声かけを。
​​(これは私のルール指導不足です。申し訳ない。)
​​ フィールド上でも声かけを行い立派なキャプテンを務める。

ノア​​:全ての得点を叩き出した文句なく本日のMVP。
​​ 得点王にありがちな自己中心のプレーではなく空きスペースにいる仲間への
​​ フィードも数多く行え、チームで勝つ方法を常に模索。
​​ 最終戦、敗戦の悔しさで流した涙は、今後のさらなる成長を予感。​​ 

ユウヤ​​:試合前アップでレンタロウとパス交換をミスなく何回できるかに挑戦し、
​​ 自己記録を次々と塗り替え試合中、その成果を見事に発揮。
​​ カンタと共に、相手FWの嫌がるポジショニングをし、。
​​ ベンチにいる時も次戦に備え、悪ふざけせず体力を温存する姿勢は、
​​ 高学年のよう。

レンタロウ​:この学年ではGK練習をあまりしていなかったのですが、今大会GKへの志願を
        一番多くして、グラウンドでも相手シュートを幾度となくブロック。
​​ 試合の合間、GK練習時も早いボールも恐れぬ度胸。
​​ 未来の富ヶ谷正GK候補。


<今後の目標>
全体を通してノアのキック力は目を見張るものがありました。
しかし、ノアにしか蹴れないわけではありません。
<軸足をしっかりと据え、腰の回転を生かし、足の甲の硬い部分でボールを蹴る。>
この動作をしっかり身につければ、威力のあるシュート・キックができるようになります。
習得までにはノアのような練習量が必要ですが、
今後、是非一人でも多くの選手に目指して欲しいです。
そして、あの大きな歓声を受ける喜びを味わって欲しいと願っています。

団子状態になりがちな学年ですが、数度、逆サイドへの展開やフリースペースへのフィードが
見られました。
学年が上がるごとに「個」の力以上に「パスワーク」を生かしたプレーが求められます。
その階段を着実に登り始めている彼らの後押しができるような指導を今後進め、
1位リーグを目指し精進してまいります。

また保護者の方々、寒い中、遅い時間まで観戦ありがとうございました。
皆様の暖かな拍手に選手たちは幾度となく通常以上の力を発揮できました。
引き続き決勝リーグにても、強力な最高のサポーターとしてご観戦よろしくお願いたします。
【5年生B】秋季区民大会 順位決定リーグ
コーチの秋元です。
5年生Bチーム秋季大会の順位決定リーグが開催されました。
結果は1勝3敗で、5チーム中、4位となりました。
出場選手:じゅん、はお、りひと、こうた、せいのすけ、てとら、ゆうき、けい、かずおき、こうしろう

第一試合 vs本町 0ー2

初戦は、一人ひとりのスピードと個人技で崩しにくる、本町との対戦でした。前半は集中力高く守備を固め、なんとか最少失点の0-1で乗り切りました。
後半、こちらも攻撃的な選手を投入し、自分たちのペースの時間帯を作ることができましたが、何度かあったチャンスで決め切ることができず、相手のカウンターで追加点を奪われてしまう惜しい展開でした。
また、この試合では相手ゴール近くでのFKのチャンスが2回ありましたが、得点に結びつけることができませんでした。試合後、こうした場面でどの様な選択肢があって、何を選択するのかを話し合いました。時には他の選手に得点させるために自分が囮になることも含め、チームのために考えることを習慣化したいと思います。

第二試合 vsセントラルB 2ー0
得点者(アシスト) こうた(こうしろう)、こうしろう(けい)

相手のセントラルBには4年生大会で活躍している選手が何人かおり、こうした選手の攻撃を中盤で抑えられるかが試合前のテーマでした。
試合開始後、相手の攻撃の起点となる選手とはこうしろうがマッチアップする構造になりましたが、素晴らしいポジショニングで相手の攻撃を封じると共に、サイドからのスピードに乗った崩しからセンタリングをあげてチャンスを作れていました。(次の東部Bとの試合でもこうしろうは相手の攻撃の起点の選手を抑えながらチャンスを作っており、ポジショニングの良さが目立っていました。)
こうしたチャンスを中盤からゴール前に駆け上がっていたこうたがダイレクトで合わせ、待望の先制点を挙げてくれました。
後半も両サイドからの攻撃からチャンスを作り、けいからのパスをこうしろうが落ち着いて蹴り込み、追加点、2-0で勝利しました。
決して楽な展開ではありませんでしたが、ディフェンスラインを高く保ち、中盤から全員でプレッシャーを掛け続けたことで無失点に繋げたことが最大の勝因だと思います。

第三試合 vs東部B 0ー2

3試合目、相手の東部Bは初戦を8ー0、2戦目を5ー0と得点力の高さが際立つチームでした。
2試合目同様、ディフェンスラインを高く保ち、全員がしっかりとプレッシャーを掛け続けることができるかが大事なポイントです。一旦抜かれても、全速力で追いかけ続けることや、相手のドリブルをサイドに追い込んでいく、ワンサイドカットのディフェンスを試合前に確認しました。
こうたの素晴らしいセーブにも助けられ、前半を最少失点の0ー1で終え、後半からは攻撃的な選手を投入し逆転を狙いました。
結果は0ー2となりましたが、選手たちはしっかりとプレッシャーを掛け続け、チャンスも作り、拮抗したゲームに持ち込むことができていました。失点シーンはいずれも味方同士で譲り合ってしまった場面からで、お互いの声掛けや、まずは自分が飛び込んでみることで防ぐことを試合後に確認しました。

第四試合 vsセントラルA 0ー2
最終戦、この試合に勝った方がリーグ3位、負けた方がリーグ4位という分かりやすい状況での勝負となりました。
選手たちはこれまでの試合で確認したことを良く意識して、個人技のある相手に対し、組織的に守ってくれていましたが、非常に寒い中での連戦で、ちょっと集中力が欠けたタイミングで失点してしまい、前半を0ー1で終えました。
後半、富ヶ谷のペースで試合が進み、相手キーパーと1対1の場面を数多く作っていきましたが、なかなか得点にまでは至らず(けい、りひと、こうた、チャンスの場面に顔を出せるところまでは素晴らしかったです。あとは、シュート練習頑張ろう!)、相手に追加点を許してしまうという、初戦と同じような展開で敗戦してしまいました。

四試合、どの試合もスコアが示すように拮抗した好ゲームで、特にディフェンスラインを高く保つことをしっかりと四試合やり続けてくれたゆうきをはじめ、ディフェンス陣は本当によく戦ってくれたと思います。もう少し上の順位が見えてくるような内容だったと思います。

この大会で5年間一緒にプレーしてきたじゅんがチームを卒業することになりました。
最後の大会でも前線や中盤で相手選手の前に体を割り込ませ、味方にボールを繋ぐ役割を一所懸命に果たしてくれました。チームメンバーからの言葉にもありましたが、長い間一緒にサッカーをしてきた仲間ですので、これからも時間に余裕がある時には、是非、遊びにきて欲しいと思います。
寒い中、長時間の大会でしたが、お疲れさまでした。

【2年生B】秋季区民大会 決勝リーグ 総括
コーチの山野です。

先日10/2行われた秋季大会決勝リーグBチームの総括です。

チームBメンバー以下7名
ショウタ、エニシ、タクヤ、キーラン、ソウ、ノア、カノト

 チームBは今回なかなか勝利をつかむことができない中、みんなが必死で得点を試みる姿勢や落ち込んでいる選手を励ます姿を見ることができ、本当に良いチームだと思いました。特に3試合目が終わった際なかなか勝てなくてノアが泣いていたのを見て、みんなで励ますシーンがありました。

ショウタは試合前から希望の前線のポジションを任命しましたが、戦況に応じてディフェンスでピンチたくさん防いでくれました。エニシは巧みなターンからゴールに迫るプレーを見せてくれました。タクヤは試合を通じてスペースを狙うポジショニングが格段に良くなりました。キーランはボールを持っていないときも集中力が高く、最後の試合の得点は彼の狙い通りの成功体験になったと思います。ソウは前回試合でもよかったディフェンス時のポジショニングが意識的にできる回数が増えました。ノアはスペースを狙うタクヤへ抜群のパスを供給していました。試合後に指摘すると意識して出したとのことで1年生ながら本当によく考えてプレーしています。カノトはターンの速さとスペースへ持ち出す意識のドリブルで幾度も得点のチャンスを演出していました。

一方、特にポジションを頻繁に変えていることもあると思いますが、ゴールキックに関する理解度の偏りにより失点の機会になることが多かったと、ディフェンスに戻る際のコース取りに課題を感じましたので今後の練習で改善していきたいと思います。

試合結果
■1試合目vs 富ヶ谷A
●0-3

■2試合目vs セントラルA
●0-2

■3試合目vs 猿楽A
●0-3

■4試合目vs セントラルE
●1-2
得点者:キーラン
相手ゴールキックをインターセプトし、中へ切り込むドリブルからの右足一閃。美しいゴールでした。今大会チーム唯一の得点を最後の試合で決めてくれ、誰が得点したか迷う程みんなが喜んでいました。

【2年生A】秋季区民大会 決勝リーグ 総括
コーチの吉野です。
2年生Aチーム、秋季区民大決勝4位リーグの総括です。

10/2(土)渋谷区スポーツセンターにて、
台風一過で夏のような強い日差しの中での開催。
練習前、暑さに弱音をはく選手もいましたが、
いざ開始すると楽しそうに仲間と芝生の上を駆け回っていました。
成長過程にある彼らの伸び代を、低学年だからとこちらで制限せず
ドンドン伸ばしていくことが大事だなと再確認しました。

試合前のミーディングにて、本日の目標を選手に質問すると
全員が「全勝したい!」との声が多数ありました。
自由に伸び伸びとサッカーを楽しむことを基本とした当クラブですが、
全勝を実現すべく、本日の戦術ではポジションと役割を明確に分け、
少し型にはめることにしました。

彼らが「全勝」に向け、この1日で何を感じ、考え、体現してくれるのかに期待しながら
第1試合を迎えました。

出場選手:2年生 エブリ・コウイチロウ・コウキ・シンノスケ・ゼン・テッペイ
     1年生 キョウイチ・トモカズ

基本布陣:FW エブリ(トモカズ)
     MF テッペイ・コウイチロウ・ゼン
     DF コウキ(キョウイチ)
     GK シンノスケ
※()内サブメンバー


○第1試合 vs富ヶ谷B  3ー0
初戦、いきなりの富ヶ谷ダービー。
普段練習を共にする「仲間」との対戦。
「勝っても負けても同じチームメイトだからな」と釘を刺すと、複数の選手たちから
「一緒にサッカーをする仲間だからこそ全力で戦う」
「試合の相手をしてくれるのは嬉しい」との声。
小学2年にして対戦相手へのリスペクトも兼ね備えた素晴らしいチームだと感心しました。

前半早い時間の得点により、優位に試合を運べ、
後半、前がかりになった隙をつき裏に抜け出せる展開が増え2点追加。
試合前の言葉通り、最後までフィールド内を全力で駆け回る選手たちの姿が印象的でした。
また、第1試合にして水筒3本飲み切っていたキョウイチにも驚きました。

得点者:エブリ、テッペイ、テッペイ


○第2試合 vsセントラルE  2-0
富ヶ谷ダービーを制しての2戦目。
試合前のミーティングで、「攻めと守りをわけたい」という意見が多数ありました。
そして、やりたいポジションのアピールも数多く出るようになりました。
なぜそのポジションを?という問いかけにも、
「やりたい」からではなく「勝つために」、いわゆるFor the teamの返答が多くなりました。
そんな彼らは、試合中足を止めず集中力も切らすことなく、
終始優位に試合を展開でき2勝目を勝ち取りました。
テッペイのシュートが決まった瞬間、大声を出して喜びを表現していたコウイチロウ。
隣で試合をしていた山野コーチはその声で得点に気づき、
「コウイチロウが決めたんですか?」と質問をしてくるほどの感情表現でした。
仲間でもぎ取った1点をチームメイトが喜べるのは非常に良いチーム状態の証。
その気持ちを今後も抱けるようなチームにしていきたいですね。

得点者:テッペイ、テッペイ

         
○第3試合 vs美竹 2-1
2勝で迎えた第3戦。
一瞬の隙を突かれたカウンターから先制点を取られ、追いかける展開となりました。
失点後は大人の世界でも精神状態を良好に保つのは難しいものですが、
全勝を目指す彼らは、すぐに気持ちを切替えて望めていました。
得点まであと一歩という展開が続く我慢の時間帯が多かったですが、
ひたむきにゴールを狙い後半、早い時間で同点へ。
2点目となるテッペイの目の覚めるようなフリーキックは、
皆の全力プレーに対するご褒美ともいえるものでした。

得点者:テッペイ、テッペイ


△第4試合 vsセントラルA 1-1
全勝へ向け、気負うことなく迎えた4戦。
良い意味で少しも緊張感がなく望め
この日一番の強豪でしたが、試合の主導権をにぎれたのは
これまでの3試合で何かしらの自信を得たからだと思います。
後半追いつかれ、全勝こそはなりませんでしたが、無敗の立派な2位。
試合後、「次は上のリーグ行くぞ」「2位リーグ行くぞ」(←そこは1位を目指そう!)
と更なる目標を持てたようです。

得点者:エブリ


選手評
エブリ :「ストライカーになる。」との宣言通り、終始相手ゴールを脅かす存在。
 常に2〜3人のマークがつくも、当たり負けせず、クライフターンでかわすなど
 パワフルでテクニカルなストライカー。

コウイチロウ :体の大きな相手にも臆することなく積極的にボールを奪いにチャレンジ。
 ボールを出す場所がなく相手に詰められた際には、奪われないように両手を
 大きく広げて腰を突き出すなど、練習の成果を試合でも発揮。
 相手攻撃の芽を何度も摘み取る。
 
コウキ :最終ラインを当たり負けせず守り通し、持ち前のキック力での大きなクリアや
 パスで数々のピンチを防ぐ。
 また前線へのフィードにも貢献。カウンターの機会を数度演出。
 4試合目にはキーパーにもチャレンジ。

シンノスケ :得点をアシストできる強いパントキックで数多くチャンスを作る。キーパーは、
 DFを動かしシュートをさせないことが実は大事な技術。試合を重ねるたびに
 周囲の選手へ指示を出せるようになっていたことが失点を抑えられた要因。

ゼン :コウイチロウと共に、相手攻撃の芽を何度も摘み取る。相手のパサーの出しどこ
 ろに常にゼンの姿があるかのような印象。俯瞰でコートを見ているかのよう。
 また、当たり負けしない体の使い方も見事。
 
テッペイ :「右サイドのMFやりたい」と希望したにもかかわらず、試合展開に合わせ
 中央に、DFラインに、あらゆる場所に顔を出していたキャプテン。
 パスでスペースに走らせる展開も数度成功。パサーとしても活躍。

キョウイチ :上の学年に負けることなく無尽蔵にグラウンドを駆け回り、相手カウンター
 をことごとく潰す。抜かれても再度追いかける走力は相手FWの脅威に。
 今後は、パス・キックを向上させ、奪った後攻撃の起点になるよう期待。

トモカズ :キョウイチ同様、無尽蔵にグラウンドを駆け回る。攻撃時、重戦車のような
 どっしりとした早いドリブルは、エブリと共に相手ゴールを何度も脅かす。
 パスで一度ボールを離し、リターンをもらえるような技術を習得すれば、より
 多くの得点シーンを期待できる。

試合は、まだ団子状態になりがちですが、
時折、前線へのフィード・後方や横のスペースへのパスの展開が見られました。
予選リーグでの敗戦を経験して、ドリブル一辺倒のサッカーでは
得点や堅守は難しいと気づけてきたようです。
その際、大事なのがインサイドパスなのですが、
強度のあるキックをできる子が少なく、味方に届く前に相手にカットされたり、
クリアーボールが遠くに行かなかったのが印象的でした。
このような基礎スキル習得は、練習メニューにも組み込んでいますが、
地道な反復練習が一番の近道です。
是非、練習のない日にも遊びの一環として球を蹴る機会を作っていただけると
お子様の更なる成長につながると思います。

この日、テッペイの6得点は、際立っていました。
しかし、全勝を目指してコウイチロウ・コウキ・ゼン・キョウイチが相手の攻撃を全力で防ぎ、
シンノスケが体をはってシュートを止め、
トモカズ・エブリが何度も何度もドリブルで長距離を走ってこそ生まれた得点です。
得点シーンの後、必ず喜びをグラウンドで分かち合っていた彼らは
自然とそれを理解できていたものと思います。

全勝こそはなりませんでしたが、「勝利のために考え、実践し、勝つ喜びを味わう」
体験をできたことは大きな収穫でした。
【3年生】9月トレーニングマッチ2日程総括
風の子SC 練習試合&渋谷区交流戦

猛暑の季節が去り、校庭での練習も再開されるなか3年生チームは2週続けて練習試合の機会に恵まれました。
選手たちに活動の場を与えてくれたみなさまに感謝いたします。

まずは、素晴らしい環境の練習試合に招待していただいた、風の子SCとのトレーニングマッチ。
富ヶ谷は春季リーグのチーム分けにならい、2チームで交互に試合をしました。

対する風の子は1チームでの連戦でしたが、疲れ知らずでボールに積極的な試合を展開します。
突破力のある選手を中心にした攻撃は迫力があり、リーダーとなる選手が大きく声をかけながら戦う姿勢が好印象のチームでした。
勝ったり負けたりはほぼ同数ぐらい。見習う点も多く、良い経験となりました。

Aチームで印象に残った選手は りゅうた。相手ボールに喰らいつき、奪いにいく積極性がでてきました。
もともと試合を観る目のある選手です。富ヶ谷に入って間もない頃から試合後のミーティングで冷静に敗因を分析して発言することもありました。キック、ドリブルの基礎を磨いて「観て考える力」を活かした個性ある選手になることを期待しています。

Bチームではボールに集中してしまう選手が多いなか、後方から開いてるサイドに駆け上がり、しっかりと幅を取る意識を見せた はおり のプレーが印象的です。ただチームとしてはその幅をうまく使えず、その後の攻撃につなげることはできませんでした。この動きをチームで使う「楽しさ」を選手に伝えて行きたいと思います。



そして、スポーツセンターでの渋谷区交流戦。

区民大会で慣れ親しんだ会場で今後もライバルとなるであろう相手との対戦となり、熱のこもった選手たち。
2試合目勝利後、喜び爆発の選手たちを集めて大切なことを伝えました。

「相手チームへのリスペクトを持つこと」
交流戦はどのチームが強いのかを決めるために対戦しているわけではなく、お互いが上手くなるための練習試合。
負けず嫌いでいることはサッカー上達のための大切な要素ですが、過度に喜びを表現したり、対戦あとに一緒に試合をしてくれた相手チームへの感謝を忘れてはいけないこと。富ヶ谷チームは交流戦に望むための心構えを欠いて、過剰な喜びになっていました。

本来ならば試合前に選手たちに伝えるべき内容でした。コーチの責任として反省しています。
また3年生は参加してくれるコーチが多く、自分自身もふくめて、必要以上に試合中の声かけが多くなってしまいました。あわせて改善したいと思います。

選手の話題に戻りますと、まず、前週の練習試合から取り組んでいる「待ち時間のすごし方」について。
3年生チームは過去の練習試合で大敗した対戦があります。港区に遠征した御田SCとの対戦でした。ボール扱いが上手く、バックパスを織り交ぜながら逆サイドに展開する攻撃に手も足も出ず、年上の選手たちと戦っているような感覚の試合でした。

その時に印象的だったのが相手チームの「待ち時間のすごし方」。試合のない相手選手たちはカラーマーカーを使ってドリブルの基礎練習やボールタッチを繰り返し、ひとりひとりがボールに触る時間を長く作っていました。いっぽう富ヶ谷は楽しくおしゃべりタイムでしたので試合は納得の結果ともいえます。

そんな相手を見習い、ボール扱い向上のため、富ヶ谷も空き時間に自主的にボールに触れる場所を設けるように取り組んでいます。幸い、参加コーチの多い3年生です。自主練につきあえるコーチもおりますので、今後も可能な限りボールに触れる時間を増やしていきたいです。

試合面では じゅたろう、けんた のディフェンスの向上が光りました。前に行くのが大好きな選手の多いなか、後ろでしっかり我慢して最後のカバーリングに奮闘しました。オフェンスでは ゆうき、さくれおのパスを使ったコンビネーションがよく、ここに絡める選手がもう一人ほしいところ。彼ら2人と同じくらいボールを扱える選手が増えると、もっとサッカーが楽しくなります。
(帯同コーチ 本庄)