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チームの様子や大会結果・イベントなど、クラブの今をご紹介します。

件数:340

【2年B】春季区民大会 決勝リーグ総括
コーチの吉野です。
2年生Bチーム、春季区民大会決勝リーグの総括です。
04/23(土)渋谷区スポーツセンター 
夏空のような暑さの中、14時40分kickoff。

参加選手:アラタ・カンタ・ケイシ・シン・ソウタ・レンタロウ
    (サポートメンバー)キョウスケ・リョウ


予選リーグの結果、決勝は4位リーグ。
前回なし得なかった「1勝」を目標に、大会に臨みました。
3名が欠席となり急遽サポートメンバーとしてキョウスケとリョウが参加してくれました。
そんな二人を、2年生のお兄さん達は温かく迎え入れてくれました。

この日、突然の夏のような日差し・気温となり熱中症に注意して練習を行ったつもりですが、
キョウスケが練習後に気分を悪くしてしまいました。
幸い松崎コーチの迅速なケアがあり大事に至らず回復をしましたが、
今後繰り返さぬよう、一層の注意を払ってまいります。

キャプテンは集合時 一番に集まり、気づけないチームメイトにも積極的に声かけをしてくれた
ソウタに任せました。


○第1試合 vsセントラルC

2年生の対応もあり練習までは元気に動き回っていたサポートメンバーの2人ですが、
ベンチに入り、いざ上級生の試合の雰囲気を体験すると
「2年生の中でやるのは怖い。絶対負けちゃう」と弱気な発言もありました。
しかし、お兄さん達のひたむきに戦う姿を見て、次第に「僕も頑張りたい、試合に出たい」と
闘う姿勢に切り替え、後半から出場すると堂々とグラウンドで相手と渡り合うほどに。
リョウからキョウスケへ見事なスルーパスを成功させて攻撃の起点となるなど、
とても頼もしい戦力として活躍してくれました。
勝利まであと少しという手応えを感じていたのか、
試合後「勝ちたかった」「引き分けじゃだめだ」という声も多く聞こえました。

試合結果 0−0


○第2試合 vs本町

前半3点先制され勝利が遠く感じられましたが、
選手達は一矢報いようと諦めない姿を見せてくれました。
特に印象に残ったのはPKのシーン。
GKアラタの失点を重ねたくないという気迫が、相手のシュートを枠の外に逸らせました。
また、後半 得点を狙い前がかりになったチームの状態を俯瞰で見れたのか、
キョウスケがDFラインに残ってくれたおかげで、相手カウンターを未然に防げ
失点も最小に抑えられたことも素晴らしかったです。

試合結果 0−4


○第3試合 vsセントラルB

予選同様、一敗一分で望んだ最終戦。
「このままじゃ最下位になっちゃう」「絶対に勝ちたい」
勝利を渇望した選手達は、その気持ちをフィールドでも存分に表してくれました。

特に、これまでディフェンスの要の一人として、攻撃を跳ね返し続け来たシン。
「勝ちたい」気持ちを人一倍持って臨んだ彼は、相手攻撃をしのぐと、
前線へフィードされたボールに追いつき、ループシュート!
ボールは見事、キーパーの頭上を飛び越えゴールネットを揺らしました。
今大会、初めて先制を奪った瞬間、
フィールドの選手全員がシンに駆け寄り、ベンチメンバーも思わずベンチから立ち上がり
選手全員が喜びを爆発させる姿がとても印象的でした。

後半キーパーになっても、シンは積極的にゴールマウスを飛び出し追加点を狙うなど
溢れんばかりの闘志をプレーで見せてくれました。
チームも波に乗ることができ、リョウやケイシも立て続けにシュートまで持ち込む場面も。
攻撃の手を緩めることなく攻め続け、終了のホイッスル。
目標としていた待望の初勝利を、最終試合、遂にものにしました。

試合結果 1−0 



○選手評
アラタ​​:予選以上にタフネスにグラウンドを駆け回り、守備・攻撃を行ってくれました。   
​​ ここに至るまでに自分に足りないモノを理解し、
​​ 自ら志願して下級生練習に参加し、努力し、地力を高めてきたからこその
​​ 結果だと思います。
​​ 
カンタ​​:練習後、キョウスケの不調を知ると、「助けてあげたい」とかけよってきた
​​ カンタ。その持ち前の優しさは、この日もチームの雰囲気をとても良いものに。
​​ 試合では献身的なディフェンス以外にも、1試合目では左サイドを駆け上がり
​​ シュートを打つなど、着実に成長を感じさせるプレーも。

ケイシ​​:相手へのプレスからボール奪取した時に慌てず、まずボールキープを
​​ 心がけてくれ、時間を作る努力をしてくれました。そこからのフィードが
​​ できてくると頼もしい司令塔になってくれると期待しています。
​​ また、今回は得点をするために前線に残るなどの工夫も。

シン​​:持ち前のキック技術が、遂に花開きました。ループシュートは絶妙な力加減が
​​ 要求されるので、最終戦で見事決めきったことはまさに練習の賜物です。
​​ またGK時、ゴールマウスから出るのは怖がる選手が多い中、積極的に前にでる
​​ 姿勢は大きな可能性を感じました。
​​ 
ソウタ​​:キャプテンとして全体を常に気にして声かけをしてくれました。1試合目、
​​ ファーストシュートを放つなど、プレーでも皆を引っ張ってくれました。
​​ また、外に出たボールや相手のスローインミスのボールなどを全力で取りに行く
​​ 模範的なプレーは審判から数多くグリーンカードを提示されました。

レンタロウ​:どんなボールでも、しっかりと丁寧にボールをセーブするレンタロウ。
​​ 皆が必死にディフェンスする姿を見て、ゴールマウスを守る責任感を
​​ 充分に感じているからだと思います。こぼれ球に相手が詰め寄る時には
​​ 飛び込んでセービングするなどまさに体を張ったプレーでゴールを死守。

キョウスケ​:ディフェンス陣がボールを奪うと、次のシーンではキョウスケのもとに、
​​ というケースが多くみられました。プレーに関わるれよう顔を出しながらも、
​​ 適度な距離をとり良いポジションを保てたからです。2試合目のDFをみても
​​ グラウンドレベルでの視野がとても広いと感じました。

リョウ​​:相手ボールホルダーを恐れず、いち早く体を寄せる姿が印象的でした。
​​ またボールを奪取してからキープする能力もありキョウスケへのパスを
​​ 何度も成功させ、2年生DF陣もとても心強かったと思います。
​​ 3試合目ではシュートまで持ち込む場面も。



そして今回も松崎コーチから、この日の気温より”アツい”コメントをいただきました。
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4月のこの時期には珍しい25度をこえる様な暑さの中、皆んな本当に元気に良く走っていました!
このチームの良い所は、どんなに点が取れなかったとしても、どんなに点差をつけられてしまっても、常に変わらず前を向き続ける事が出来る“気持ち”です。
そんな中での3試合目、待望の初の“先取点”が生まれました‼️(今大会チーム2得点目をシンが取ってくれました!)
富ヶ谷SC本来の、「勝ち“だけ”にはこだわらないスタイル」というのは充分に承知した上でしたが、、
でも、どうしてもこの試合だけは、勝ちたかった。いや正確には勝たせてあげたかったんです!
…試合中、コーチとして大人気なく大きな声を張り上げて選手達に声をかけ過ぎてしまっていたのではないかと、冷静になって反省もしておりますが。。

そして待ちに待った試合終了のホイッスルが鳴りました。
1-0で試合終了。
ついに彼らは自らの力で待望の初勝利を手にする事が出来ました!
“勝利の味”は体感した者でなければ味わう事が出来ません。皆んな本当に良い顔をしていました。

体感こそ全て。
彼らはまた一つ大きな成長を遂げる事が出来たのではないでしょうか。
選手の皆さん、本当に大会お疲れ様でした‼️

そして、最高の瞬間と感動をありがとう‼️
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「僕、ずっとBチームでいたい。」
大会後、シンが口にした言葉です。
今大会、勝ち星以上に大切なものを彼らは経験できたと思えました。
集合写真での各々の決めポーズはそれをよく表現していると思います。
最高に格好良く、可愛らしかったです。

「仲間との協力」「勝利への渇望」など、ここに至るまでの貴重な経験は、
きっと大きなプレゼントとなったはずです。
今後、更なる成長を期待しています。またコーチ達をワクワクさせてください!

【2年A】春季区民大会 決勝リーグ 総括
内藤です。
1週間前に予選リーグを2位通過した2年生Aチーム。その翌週にあたる4/23(土)に決勝の2位リーグに挑んできました。2位リーグということで、強敵ぞろいの4試合でしたが、いずれも熱気のこもったプレーを見せてくれました。

■出場選手
アツト
トウマ
タイチ
ケント
トモカズ
カノト
キョウイチ
アサユキ

■第1試合
vs 千駄谷C
勝ち 5-0

初戦から勢いに乗っていきたいAチーム。圧倒的にボールを支配するも、得点が生まれない歯がゆい前半となりました。しかし前半終了間際、アツトが待望の先制点を取ると、後半は怒涛の4得点。富ヶ谷の勢いが作り出した相手オウンゴールの他は、キョウイチが1得点、カノトが2得点をマーク。
ゲームの組み立てもなかなかよく、トモカズとケントは相手の裏をかくリターンパスを見せたり、カノトは圧倒的なキック力で相手を震え上がらせていました。

■第2試合
vs 美竹
引き分け 1-1

打って変わって第2試合は、序盤から押される苦しい展開に。トウマやカノトがカウンターでゴールを狙うもシュートはネットを揺らせず、アツトの強力なシュートも相手ゴールキーパーに阻まれます。
こちらのゴールキーパーはトモカズ。よく守るだけでなく、ペナルティエリアの外でボールをキャッチして相手にフリーキックを与えるお茶目なピンチも演出しました。

スコアレスドローで前半を折り返しますが、後半も苦しい展開。特に、こちらの攻め手のドリブルをタッチライン際に寄せる美竹側のワンサイドカットが効果的で、サイドでつぶされるパターンが多く見られました。その流れでこちらのチャンスは減っていき、先制点は美竹に。美竹もなかなか苦しい展開だったので、選手もベンチも大きな歓びの声を上げます。こちらの選手たちのメンタルが問われる展開になりました。

しかし、彼らのマインドは決して折れていませんでした。後半のゴールキーパータイチはその後も安定のナイスセーブを見せます。攻撃ターンでサイドに寄せられたキョウイチは、ドリブル突破ではなく逆サイドのカノトにクロスパスを出しこれがつながります。そのカノト、後半終了間際に、強力なシュートを打ち込みます。これはゴールキーパーに阻まれましたが、あまりの威力にそのゴールキーパーは試合続行できずアウトしてしまいました。予定の10分が過ぎようとする頃で、アディショナルタイムの中、富ヶ谷の最後のコーナーキック。これを中で待っていたキョウイチがしっかりと決め、終了間際に同点に追いつきそのまま試合終了。素晴らしい気迫を見せてくれました。

■第3試合
vs トリプレッタC
負け 3-4

このリーグの優勝候補はトリプレッタAとC。そのAを下したトリプCが圧倒的優勝候補として富ヶ谷Aの前に立ちはだかりました。試合前、お気楽ムードの皆に、あえてこう伝えました。
「次の試合は、まず勝てないと思うんだ。」
その言葉を聞いて、アサユキはびっくりした顔をしていました。アサユキだけじゃなく、他の皆も同様でした。本気で挑めば勝てるはず、というのはサッカーの世界では通じません。もちろん、それ以前に、油断していればなおさら勝てないものだと思います。身体能力が互角なら、一生懸命に考えて、戦術で相手を上回るチームが勝利をもぎ取ります。このゲームではそんな意識を体験してもらいたいと思い、あえて伝えました。
「勝つためにはどんなものが必要なのか、それぞれで考えてみよう。」

そうしてゲームが始まりました。先制点はトリプC。その後、相手ゴール前でディフェンダーがそのままゴールラインを割れば自分たちのゴールキックになる、いわゆる”触らなくて良い”ボールをピッチ内に戻してしまい、そこをつめていたアツトが蹴り込んで得点します。最初これはラッキーゴールかなと思いましたが、木村コーチの「よくつめた!」の言葉に、アツトがあきらめずにつめていたからこそ生まれた得点なのだと思い直しました。

そうして前半は1-1で折り返しましたが、両チーム、プレースタイルは似ていて、それだけにわずかな力の差が徐々に点差に現れてきます。後半になると1-4の劣勢。球ぎわの勝負自体は互角に近かったですが、ドリブルの一歩目の動きに質の違いがありました。一歩目が大きく、剥がされ置き去りにされるシーンが多かったのです。
(やはり、まだ勝てないか・・・)

でも、そう思ったのは僕だけだったのかもしれません。選手の皆は諦めることなくゴールを目指し続けていました。カノト、トモカズが続けてゴールを決め、3-4まで追いついたのです。流れも富ヶ谷に来ていました。もう少し時間があればもしかして。そう思わせる、素晴らしいゲームでした。

■第4試合
vs トリプレッタA
負け 2-6

善戦したトリプレッタCが4-1で下したトリプレッタAが相手。
きっと勝てるぞ。そうした油断があったかもしれません。少なくとも、この試合の前に、僕から特に発破をかけなかったことも含めて、チーム全体がすこし緩んでいた可能性もあります。もう一つ敗因を上げるとすれば、体力、というより集中力が切れている選手が増えているように感じました。カノトはボールを持ちすぎて相手に取られるシーンが多くありました。また、こちらのゴールキックがそのまま相手FWに渡り攻撃チャンスを献上するシーンが何度も見られ、それが失点につながっていきました。さらに、普段のケントであればあまりないことですが、自身の背中に相手選手2枚が常に攻撃を狙って待機しているのを見過ごしていました。その背後の2枚をターゲットにロングボールを放り込む縦に速いサッカーを仕掛けてくるチーム戦術は、同じトリプレッタといってもCチームとは異なるスタイル。いいようにやられて、6失点でこの日一番の負けとなってしまいました。

ただ、トモカズは集中力・体力ともに第1試合と変わらず。
その彼が2得点を上げたことに、彼の強さを改めて認識させられました。



■最後に
結果はS2リーグ5チーム中3位(※最終試合の結果を見る前に会場を退出したので、おそらくは、という見立てです。追って確認します)。いずれのゲームも、Aチームの名に恥じない素晴らしいプレーだったと思います。

カノトは、前大会と比較してプレースタイルが大きく成長しているのを感じます。以前は、ボールを持ったら猪突猛進するプレーが多かったのですが、今は、しっかりとボールを足元に収め、冷静に周りを見て、かわす、いなす、とクレバーなプレーが目立ちました。その選択肢にパスが加わると、また大きく活躍の幅を広げてくれそうです。
センターバックのトウマは、ベンチで教えてもらったとおり一番前にいる相手選手の背中が見える位置をしっかりとキープ。守備のイロハを学ぶきっかけになっていたかもしれません。ただ、ゲーム中に不安そうにベンチを確認するシーンが何度もあったので、自分の中でのサッカー理解を進めて、自信を持ってプレーできると世界が広がると思います。
アツトはボールタッチと体幹バランスの成長がめざましく、キックのスキルも高まっています。ドリブルができてシュートが狙える相手チームにとって恐い選手になってきていると思います。
そのアツトが右サイドをドリブルで駆け上がると、中で待つトモカズは大きな声でアツトにボールを要求。予選で見つけた形を早くも進化させていて素晴らしかったです。トモカズはスピードもパワーもあり、ポジショニングもよいのですが、ここにコーチング(声かけ)が加わり、さらなる進化を感じました。
アサユキは、自慢のヘディングをこの日も見せてくれました。富ヶ谷SCの方針としては、ヘディングは原則使わないことにしていますが、本人は得意技として磨いているようなので、強いボールを跳ね返すのに使用しない範囲であれば、このまま様子を見守ろうと思います。ゲーム中の集中力を高め、夢中でサッカーする時間を増やしていけば、たくさん伸びしろがあると思います。
タイチは練習の時は、フィールドプレー中もゴールキーパーのグローブを付けたまま。気持ちも強いので、ゴールキーパーとしての適性はバッチリです。そろそろ、ゴールキーパーとしての専門技術を磨いて行くよう手ほどきをしてもいいかな、と感じています。キャッチングもそうですが、まずはゴールキック(プレースキック+ロングキック)を優先して磨くのが良いと思っています。
ケントは思考と技術を高いレベルでバランスよく備えています。しかし、フィジカルの面で相手に圧倒されてしまうシーンがあるので、今後は猫のような敏捷性を備えたり、当たりに負けない体幹コントロール、強いキック力などを磨いていくと良いと感じました。
猫のような敏捷性といえば、キョウイチ。ドリブル一辺倒ではなく、カノトに供給したクロスパスのような、クリエイティブなプレーを今後も期待したいです。攻撃も守備もトップスピードで参加する、頼もしい選手なので、そろそろサッカーの仕組みなどにふれる機会を作っていければと思います。

【2年A】春季区民大会 予選リーグ 総括
内藤です。

新学期が始まりました。昨年はピカピカの1年生だった選手たちが、一つ階段を登って2年生になりました。その彼らが、早速渋谷区春季区民大会の予選に参加してきましたので、内藤が帯同したAチームについて、大会の様子と結果をレポートします。

吉野コーチと相談して、今回はスキル習得の段階や勝利への意識などを考慮して、レベル分けのAB編成を行いました。

なので、Aチームには勝利を目指して挑む、ということをリクエストしました。


■出場選手
アツト
トウマ
タイチ
ケント
トモカズ
カノト
キョウイチ
アサユキ

■第1試合
vs セントラルA
勝ち 2-1

開始早々、中央からドリブルで持ち込んだトモカズがオープニングシュートを披露。球ぎわの強い富ヶ谷Aが圧倒的にボールを持っていて、常に相手陣内でのプレーとなりましたが、一度のカウンターにより先制点は相手チームに入りました。後半から入ったケントは最終ラインを堅く守るだけでなく、味方選手にマークをするよう声掛けするなど、守備の要となっていました。
同じく後半から入ったアツトが、冷静にボールを運んで待望の1点目をゲット。最後は右サイドをドリブルで駆け抜けたトモカズがゴール前にクロスを入れ、それをカノトが見事に流し込んで決勝点を勝ち取りました。
逆転に必要となる強いメンタルを見せてくれた良いゲームでした。

■第2試合
vs セントラルB
勝ち 7-0

ゴールキーパーのトウマは、この試合でほとんどボールに触れませんでした(一度も触れていない?)。
それほど、圧倒した試合でした。攻撃ポジションのキョウイチがしっかり戻って相手のドリブルをしっかりブロックしたり、最終ラインのケントは自分の足元にきたボールを焦らずに逆サイドにいるトモカズにはたいてまわすなど、とても安定したゲーム展開を見せてくれました。アサユキのシュートは相手ディフェンダーの腕に当たり、ペナルティキックを獲得。これをカノトがきっちり決めます。
アツトが右サイドをドリブルで持ち上がると、カノトやトモカズはゴール前で中を作ってシュートチャンスを待ちます。自分達で自分達なりのカタチを見つけ始めたようです。終始相手を圧倒したゲームで、トモカズが1得点、カノトとアツトはともにハットトリックを達成しました。

第3試合
vs トリプレッタB
負け 0-3

ともに2勝同士のチームがぶつかる最終戦。1位リーグに行くチームを決定するリーグ内決勝戦となりました。
昨年は一緒のチームメイトだったノアが相手にいたため、チームはとても高い士気でゲームにのぞみました。しかし、一つ一つのプレーでわずかに上をいかれ、チャンスらしいチャンスを作ることができませんでした。ゴールキーパーのカノト、タイチも健闘しましたが、前半に1点、後半に2点を奪われ、1位リーグに進むことはできませんでした。相手チームとプレースタイルは似ていたのですが、それだけにわずかな力の差で、自分達の良さを出すことができないゲームになっていたようです。
試合前、トップにトウマを置いて下がらないように残すことで、カウンターを狙う作戦を伝えていました。トウマは頑張って下がらず残っていたのでしたが、縦パスが彼の元にくることはほとんどありませんでした。アツト、ケント以外は、縦に行くときにドリブルのみに頼る傾向があるので、今後の課題かなと思っています。

Aチームということで、少し競技目線でのレポートとさせていただきましたが、サッカーを楽しむ気持ちを忘れず、自分たちなりに考えて戦う姿は、とてもカッコ良かったです。

中盤でのパスワークを磨くことで、更に上のレベルを目指すこともできると思います。
決勝は2位グループということで、楽な相手はいないと思いますが、勝つことが何より大好きな彼らの戦いの後半戦に、是非注目をしていただけたらと思います。

【2年B】春季区民大会予選リーグ 総括
コーチの吉野です。
2年生Bチーム、春季区民大会予選リーグの総括です。
04/16(土)渋谷区スポーツセンター 
前日の肌寒い雨から一転、春の陽気が戻る中、14時kickoff。

参加選手:アラタ・カンタ・ケイ・ケイシ・シン・ソウタ・フミヒト・ユウヤ・レンタロウ

このチームの選手達は、結成直後から素晴らしいスポーツマンシップを見せてくれました。
富ヶ谷での練習のように大会前にはグラウンド設営があります。
普段サッカー協会の方々が行ってくれますが「手伝ってくれよ」と声をかけられると選手全員が率先してゴール運びを笑顔で手伝い、協会の方々から とても喜ばれ感心されていました。
皆のために労を惜しまず協力する様子をみて、きっと この子達は観ている人をワクワクさせる
素晴らしいチームプレーを繰り広げると予感させてくれました。

全員がキャプテンシーを持ち その役割を担える立派な子供達でしたが、
この日は富ヶ谷SC歴が浅いにも関わらず、長年チームにいるかのような存在感で
皆に溶け込んでいたケイシに任せました。




○第1試合 vsセントラルE

練習時の集合も早く、話を聞く時に私語も少なかったので、事前練習がしっかりと行えました。
その後、Aチームの初陣を観戦し、普段練習を共にする仲間の活躍を喜び、
「僕たちも早くやりたい、勝ちたい」と闘志を抱いた選手達。
メンタル・フィジカル共に充実した状態で自らの初戦に臨めました。
序盤から全力でピッチを駆け回れた彼らの姿は、保護者の方々から多くの場面で
拍手を送られていました。
惜敗しましたが、相手や仲間を尊重しフェアプレーを繰り広げたBチーム全員に
グリーンカード100枚出したいくらいの素晴らしい試合内容でした。

試合結果 0−1


○第2試合 vs千駄ヶ谷C

幾度となくゴールを脅かされ、失点の危機が数多くありましたが、
DF陣の懸命の守備・GKのファインセーブ、
そしてシュートがポストに当たるなどの運もあり、引き分けで勝ち点1を得ました。

この試合はBチームの素晴らしさを強く感じた試合でもありました。
この年代でありがちなことですが、ゴールキックがあまりうまくいかず
近くの相手FWに取られてしまうという場面が数度見られました。
失点の危機となるので責めてしまいがちですが、
このチームは誰一人GKを責めることなく、周囲のDF陣が挽回しようと
必死になって守備に戻っていました。そして、次第にミスに備える事も想定するように。
ベンチからの声かけもピッチ上の選手を鼓舞するものばかりだったのも印象的でした。
チームワークの良さ・雰囲気の良さが、個々の通常以上のパフォーマンスを引き出し
大きなパワーと変えられたことが引き分けに持ち込めた大きな要因でした。

試合後、多くの選手が「もぐもぐタイム」を早く切り上げて
ゴールキックやパントキック等の練習をしたいと要望してきたのも頼もしかったです。
(直後の運度は消化不良となるので休息をとらせましたが、練習を我慢させるのに大変なほどでした。)

試合結果 0−0


         
○第3試合 vsセントラルD

一敗一分で望んだ最終戦。
ひたむきにボールを追いかけ、素晴らしいチームワークをみせてくれた彼らに、
そろそろご褒美があるのでは…
その瞬間はクライマックスにおきました。

相手の攻撃を懸命にしのぎきり、前線にフィードされたボールに走り込んだのは、ソウタ。
ドリブルで相手ディフェンダーを引き剥がすと右足を振り抜き、
見事ゴールネットを揺らしました。
まさにチーム一丸となって掴み取った待望の初ゴールは、
この日 一番の大きな拍手に包まれました。

「勝利のために何をすれば良いか」「チームでの自分の役割は何か」等を考え実行してきた
彼らは、立派なスポーツマンのようでした。
団体競技の醍醐味、サッカーの楽しさも一層感じてくれたものと思われます。


試合結果 1−2




○選手評
アラタ​​:ここを抜かれたらキーパーと1vs1、絶対に抜かれてはいけない局面を
​​ 幾度となく迎えましたが、体格差のある相手に果敢に立ち向かい
​​ 富ヶ谷の壁として跳ね返してくれました。相手の動きを予測した
​​ ポジショニングも堅守につながっていました。
​​ 前回大会と比べ、気持ちも体も大きく成長した選手の一人だと思います。

カンタ​​:前回大会に続き、チームメイトのケアを人一倍してくれたカンタ。
​​ その性格はプレーにも反映され、仲間のミスにはすぐ反応し
​​ 素早くカバーリングに入ってくれたので、
​​ 相手の多くの好機を潰してくれました。仲間を尊重し、よく観察し、
​​ for the teamの精神があるからこそできるプレーだと思います。​ 
 ​​
ケイ​​:前回大会でキャプテンを務めてくれたケイ。今回大会でも、随所でキャプテンの
​​ ような役割を務め、ケイシと共にチームをまとめてくれました。
​​ 試合ではアラタ同様、守備の局面が多い中、状況を判断して
​​ ボールホルダーに向かったり、距離をとってディレイをするなど
​​ 考えた守備を行ってくれ、失点の危機を減らしてくれました。

ケイシ​​:試合の合間、自ら皆を集めて次戦に向けての戦術を話し合うなど、
​​ 初めてのキャプテンとは思えないほど、堂々とその役割をこなしてくれました。
​​ また、その責務を肌で感じていたのかピッチ上でも守備に攻撃に積極的に関わり
​​ プレーで皆を引っ張りチームの士気を高めてくれました。

シン​​:練習中のパントキックで最も高くボールを蹴り上げ、あわやネットを
​​ 超えるのではというシーンも。持ち前のキックセンスは自陣の守備でも大活躍。
​​ 当たり負けしない屈強なフィジカルを生かし攻撃を何度も跳ね返しました。
​    1試合目では見事なカウンターを展開し、あと一歩で得点という見せ場も。

ソウタ​​:普段からひたむきに練習に取り組み、様々なポジションを経験してきたソウタ。​​​
​​ 大会でも時間を見つけてはチームメイトを誘い、積極的に練習を行う姿勢は
​​ 着実に成長へと繋がっていて、ポリバレントな選手へと成長しています。
​​ チーム唯一の得点を挙げた瞬間は、多くの拍手が送られました。

フミヒト​:ボールを持った時の推進力がとても魅力的でした。
​​ ドリブル時、腕を広げて相手を遠ざける工夫なども自然とでき、
​​ 精神的なタフさも兼ね備えているのでストライカー向きかなと感じました。
​​ 2試合目ではドリブルで持ち込みシュートで終えることも。
​​ 
ユウヤ​​:普段は大人しいイメージですがピッチに立つと積極的に、激しく
​​ ボールに関わるプレーを見せてくれる頼りになるプレーヤーに成長。
​​ 特にディフェンス時のクリアや前線の空いている選手へのパスが上達。
​​ 決勝リーグでは得点へとつなげるプレーを期待しています。

レンタロウ​:練習時、GKグローブを常につけている印象のレンタロウ。今回一番多い時間、
​​ GKを任せました。パントキック・ゴールキックも着実に上達。
​​ 特にゴールキックは相手に取られないような工夫をこらしていました。
​​ また数多くシュートを打たれましたが、キャッチングできるボールは
​​ 丁寧に扱い、ミスしないような工夫も伺えました。




今回、勝利はお預けとなりましたが、多くの方が彼らのプレーにワクワクしたと思います。
そして松崎コーチもワクワクしていた一人。
こんなコメントをいただきました。

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今回、中々勝つ事が難しかった中でも、それでも全員が前を向き続け、
諦めずに試合に挑み続けていた姿に、素直に感動を覚えました。
そのおかげなのか、最後の最後ご褒美とも言える
念願の2年生Bチームの初得点が生まれたのです。
点を決めてくれたのはソウタでしたが、あれはチーム全体の気持ちで勝ち取る事が出来た価値のある1点だったと思います。
「0勝2敗1引き分」。この結果に何を見るか。
私はこの結果に彼らの大いなる成長を感じ取りました。
次の決勝リーグがまたまた楽しみです!
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人の心をワクワクさせる素晴らしいプレーを繰り広げる彼らには、
きっと決勝リーグで更なる大きなプレゼントがあるはずです。
私は今からワクワクしております。

【3年】春季区民大会予選リーグ 総括
コーチの山野です。

先日4/9春季大会、全学年の先陣を切って3年生が予選リーグに臨みました。

メンバー以下10名
エニシ、コウイチロウ、ミナト、タクヤ、ゼン、ユウ、キーラン、ソウ、シンノスケ(キャプテン)、スバル

今回リーグ戦にあたり、練習でも徐々に取り組んでいた固定したポジションで挑みました。2年生まではみんなにいろんなポジションを経験して欲しくてローテーションを組んでいましたが、8人制となると広いコートで異なるミッションがある為、役割分担がシンプルに伝わるように心がけています。
予選の2試合は厳しい結果でしたが、最後の親善試合に一勝することができ、選手達にとっては勝敗どちらも経験でき、とても良い時間を過ごせたと思います。
最後に「全試合本気をだせましたか」と問うとこれまでで1,2を争う素晴らしい返事が返ってきました。

試合結果
■1試合目vs 千駄ヶ谷A
●0-8
 選手全体的に個人技レベルが高く、組織的にも理解度の高いチームでした。サイドを突破され、中央や逆サイドの相手選手をフリーにしてしまったり、ゴールキックを奪われたりという失点が多かったので、DFと左右MFの連携やゴールキック時のポジショニングについて話し合いました。シンノスケがGKでなければもっと点を入れられていたでしょう。ゼンが爽やかに「勝てる気がしなかった」と言っていたのが印象的でした。相手を強いと認めることも大切なスキルだと思います。

■2試合目vs トリプレッタA
●0-7
1試合目同様厳しい試合になりましたが、選手たちはもっとできたと感じていたようです。
個人技に秀でた何人かの選手にやられたという印象でしたが、タクヤの右サイドドリブルからのシュート、ユウの右サイドからゼンへのクロス等、富ヶ谷にも少なくないチャンスがありました。コウイチロウ自らの希望もありDFからMFにポジションチェンジすることで中央でのピンチの前でのボール奪取に貢献してくれました。この試合後、モグモグタイム時に千駄ヶ谷Avs トリプレッタAの試合が行われていました。数人の選手が両チームに同じぐらい点を入れられて負けたが何が違うのかと一生懸命見ていた姿が頼もしかったです。

親善試合
■3試合目vs 猿楽B
〇1-0
得点者:タクヤ(アシスト:ゼン)
 この試合では比較的やりたいことができ、最終戦にもかかわらずみんな生き生きプレイしていました。相手陣に押し込む時間帯が多く、ユウとゼンの前からのディフェンスが効いていました。
得点シーンはキーランのインターセプトからゼンに渡り、ゼンのパスからタクヤが冷静にフィニッシュ。素晴らしいゴールでした。
【3年A】秋季区民大会 決勝(順位決定)トーナメント 総括
3年生 渋谷区秋季大会 順位決定トーナメント

3年生最後の大会となったのはAチームの順位決定トーナメント。直前に怪我をしてしまった選手、あるいは学級閉鎖などの影響でしばらくお休みだった選手もいましたが、誰一人もかけることなく、すべての選手が出場できたことは、このタイミングではとても幸運なことだと思います。


1戦目 vs東部A (0−4)

東部Aは今大会準優勝の強い相手。
ボール奪取のうまいスズレオをフォワードに、ユウキは自由に走らせて、ショートカウンターを狙う。1対1の強いリクにセンターバックを任せて、ゴールマウスには守護神さくレオ。
しばらく練習に参加できない選手がいたなか、この大会に向けての準備をする時間がとれず、今の富ヶ谷ができる精一杯をぶつける作戦でした。
休み明け、本来の力を出しきれずに悔しい思いをした選手もいると思います。
3失点の前半から、ディフェンスラインを上げて戦うように修正した後半戦はよく戦えていました。

個人個人が頑張って戦った富ヶ谷に対して、東部Aは基礎技術の高さに加えてチームとしてまとまりがよかったのが印象的です。

2戦目 vsトリプレッタC (1−4) 
得点 リク (アシスト しのた)

いい流れだった1戦目の後半戦に続き、この試合の前半戦は互角の戦い。
1点目を先に取れていればあるいは、、との思いもありますが、先制点を奪われると勢いを失い、反撃は角度のないところから蹴り込んだリクらしいゴールのみとなりました。
足が速い、体が強い、大きなキックなどフィジカル面では富ヶ谷の選手のほうが、あるいは上回っていたかもしれません。学年が上がるに連れて、身体能力だけでは勝てない試合が増えてきました。

2連敗となってもっと悔しがるかな?と思っていたのですが、意外とすんなり次の試合に切り替えていたのは頼もしいようであり、ちょっと寂しくも感じました。サッカーを始めた頃の負けず嫌いが懐かしくもあります。
1試合目のあとの自由時間、リクは戦術ボード片手にフォーメーションを考えていました。しっかりと取り組んだ選手のプレーが結果につながったのは偶然ではないかもしれません。


3戦目 vsセントラルB (3−0)
得点 さくレオ(アシスト リク)
   リク (アシスト ユイト)
   ユウキ

3試合目は地力で勝り、相手陣内のボール奪取からシュートにつなげて3得点。勝利で3年生大会の締めくくりとなりました。

2得点目は高い位置でボールを奪ったユイトの嬉しい初アシスト。
ディフェンス選手の攻撃参加が課題だったこのチームで、しっかりと前に出てのディフェンスから得点につなげるアシスト。予選リーグ以降の練習で目指してきたプレーを本番で成功させました。

課題としては、広いスペースでボールを受ける意識がまだ足らず、ボールによりすぎてしまうシーンが多く見られたこと。ディフェンスラインの選手は、まずはトラップ、パスに自信をもってボールを持ったときも落ち着いてプレーできるように、ボールコントロールの向上を目指しましょう。

大会結果 9位
参加選手
さくレオ ゆうき りく しのた てゆん こうたろう かずき すずレオ ゆいと たくや しんのすけ

評価選手 こうたろう さくレオ  

2人だけではありませんが、ピッチでの活躍はもちろん、ピッチ外でもチームをまとめて、荷物の準備や水筒運びを積極的に手伝ってくれた選手にはすごく助けられています。年間を通してチームのために手助けをしてくれた選手が今回の評価選手です。

また今大会には直接関係ありませんが、3月の31日、木曜練習の帰りには、本来なら全員が整列をして校庭を出なければいけない解散の時間、数人の選手が列をはなれて話しかけに来ました。

「今日で放課後クラブの先生が最後だから挨拶をしたい」

言われたとおり、ルールを守っているだけでは出来なかった最後のお別れを、自由な発想で思いつき行動に移したのは、個人的には褒めてあげたいことだと思います。もちろんルールに従い、列になって帰った選手も素晴らしいです。

それぞれの個性を活かしながら一つのチームとしてまとまることを4年生の目標としたいと思います。
(本庄)
2022年度キックオフと、アルスプランニング様プラクティスシャツ No.5
満開の桜とともに新しい春がやってきました。

当クラブはといえば、保護者の皆さんによる運営体制も新しいメンバーに変わり、無事に2022年度の活動がキックオフされました。

昨年度代表を務めていただいた丸山代表は、医療機関に従事されるお立場であったため、ウィズコロナの中で色々とご心労をおかけしたことと思います。
異例続きの1年の締めくくりとして、新しい代表・執行部へ引き継ぎを終え、そのお役目を全うしていただきました。

丸山代表、そして小池副代表、本当にありがとうございました。
お子様とともに無事のご卒団を迎えられたこと、心よりお祝い申し上げます。


さて、新年度キックオフにあわせるかのように、今年も地元の企業を代表して株式会社アルスプランニング様から、子どもたちのためのプラクティスシャツ(練習着)をいただきました。

100名を越える当クラブに、毎年春にプラクティスシャツのプレゼントを頂いており、今年で5年目のご提供となります。
第5段モデルとなる今回は真っ白なシャツ。子どもたちの活動をまぶしく輝かせていただいています。この場を借りて心よりお礼申し上げます。

60年もの長きに渡って、富ヶ谷サッカークラブは保護者と地元の皆様に支えていただきながら、活動を続けています。

今年度も、子どもたちのまっすぐでしなやかな成長のため、今後とも皆様のお力をいただけますと幸いです。

富ヶ谷サッカークラブ 監督 内藤



■株式会社アルスプランニング様
http://www.ars-plan.co.jp/
【6年】秋季区民大会 順位決定リーグ 総括
コーチの秋元です。
6年生秋季大会の順位決定リーグが開催されました。
卒業式も卒団式も終わった3月27日の開催です。
出場選手:けん、ゆり、ゆうき、そうる、はる、たつき、あゆむ、しゅうた、あきら、すざく、こうた

第一試合 vs本町 0ー3

9月の交流戦で0-4で敗れた相手、体格の大きな選手がセンターをしっかり固め、ドリブルで攻め込んできますので、真ん中でのドリブルにこだわらず、サイドに展開することを意識して臨みました。中盤の選手たちも一所懸命にプレッシャーをかけましたが、相手チームの前線にスピードのあるドリブラーがおり、ここに2バックが釣り出される中で、折り返されての失点が重なってしまいました。2バックの守備におけるサイドハーフの粘り強い対応に課題が見えた戦いでした。

第二試合 vs猿楽 4ー0
得点者 あゆむ、あゆむ、はる、はる

相手チームの中盤にゲームメイクに長けた選手がいましたので、ここからのパス・ドリブルで崩されないことがポイントでした。粘り強いマークに定評?のあるゆうきにマンマークをお願いし、1試合を通じてほとんど仕事をさせなかったことが大きな勝因となりました。
はるの攻撃参加が目立つ一方で、後ろにスペースが空き、ここにロングボールを蹴り込まれる展開が数回ありましたが、全てゆりがスピードで競り勝ち、危なげない勝利でした。
また、得点こそなりませんでしたが、けんが攻撃の起点となって、アシストしてくれた場面が多くありました。

第三試合 vsセントラルA 0-5

予選では1-0でなんとか勝利した相手との再戦。もう少し接戦となるかと思いましたが、体力的に厳しくなってきたことに加え、予選の際にはいなかった相手選手(数年前に半年くらい富ヶ谷SCに在籍していた、けんと)に最終ラインでしっかりとガードされ、得点チャンスをモノにできませんでした。
普段であれば、3試合目あたりでは運動量が落ちてくるそうるも、今回は4試合目も含め、しっかりとプレッシャーやパスの繋ぎも努めてくれて、体力面も含めた成長が見えました。

第四試合 vs東部 0-6

最後に最も体力のある相手との一戦が残ってしまいました。
ここまでの試合でかなり消耗していた選手たちも最後の力を出し切って頑張ってくれました。
トップとして前線で体を張ってくれていたけんが、「体力に余裕があるから、中盤でカバーしたい」と志願して、右サイドでの起点になって攻撃を仕掛けましたが、ゴールは遠く、厳しい戦いとなりました。

四試合、勝利した猿楽戦以外は本人たちも悔いが残る内容もあったようで、試合終了後の挨拶でもキャプテンから「力を出し切れたわけではない」とのコメントにもあった通り、悔しい面もありました。多くの後輩や他学年のコーチたちが応援に駆けつけてくれたように、皆から慕われていた学年ですので、出し切れなかった分は、卒団後もグラウンドに来て、後輩たちに伝えて欲しいと思います。
最後に、今大会、怪我のため出場は見送ったこうすけですが、四試合を全てベンチから仲間たちに声掛け、コーチング、水筒などの整理等々、献身的にサポートしてくれました。
最も長く在籍したこうすけのプレーでの活躍が見れなかったことは残念ですが、for the teamの姿勢を見せてくれ、大きな成長を実感しました。

お疲れ様でした。
6年生を送る会
監督の内藤です。
3月20日(日)。今年もこの日がやってきました。

6年生を送る会、です。

今年は5人の6年生が、送られる選手としてこの会に参加しました。

下級生から信望の厚いドリブル巧者、キャプテンのケン。
男子もかなわない強いハートの持ち主、俊足副キャプテンのユリ。
一番長くこのクラブに在籍し続け、チームの守備を堅め続けたコウスケ。
思考力と勇気を武器に、中盤の存在感を高めながら最後までサッカーを続けたソウル。
自分流のサッカースタイルとショートソックスにこだわる独創性、子供と大人の垣根を超えて誰もが知るユニークさを持つユウキ。

毎年いろんな学年がありますが、この学年も非常に個性的でした。

今年の6年生を送る会は3部制。

最初の部は幼児が6年生を送る時間です。
6年生5名から幼児のみんな、そしてその保護者の皆様に立派に挨拶をしてくれました。
(ユウキはオチを考えようとして思いつかず2分ほど空白の放送事故がありましたが、辛抱強く静かに待ち続けた幼児のみんながすばらしかったです。)

第2部は1年から3年生が6年生を送る時間。
普段直接関わることの少ない両者が、サッカーボールを通して、一時の交流を楽しんでいました。6年生それぞれをキャプテンに、縦割り4チームによるトーナメント戦を行いました。コウスケは腕を骨折中のため、審判として各試合の揉め事対応に奔走してくれました。

このトーナメントでは、夏合宿で同じグループだったユリと3年のソウヤが、またも同じチームに。合宿では色々とあった二人でしたが、この日の試合では、ユリが自陣深くからロングボールを蹴り込み、それをソウヤが受けてシュートという、コンビネーションバッチリのシーンが何度もありました。二人にはサッカーボールがつないだ強い絆があるように感じ、感慨深かったです。

第2部のトーナメント決勝戦は、夏合宿以来の雪辱を果たしたかったユリ率いるリリー・ロイヤルズとキャプテン ケン率いるケンユナイテッドの一戦。これを制したケンユナイテッドが再び優勝を飾りました。

第3部は、普段から6年生との交流が深い、4年生と5年生が6年生を送る時間です。6年生それぞれが、目の前で寝転がっている下級生にボールをあてないように3本ずつ蹴り込むフリーキック勝負が盛り上がりました。浮き球をけれれば下級生にはボールは当たらないシンプルなゲームです。ゴールの本数こそ差は出ましたが、誰一人下級生にボールをぶつけることはありませんでした。6年生のかっこいいところを後輩たちに見てもらえたのではないでしょうか。
ちなみに、6年メンバーの何人かは4年生くらいまで、置いてあるボールから浮き球を蹴ることができなかっただけに、皆の成長を深く感じたひとシーンでした。

第3部でも、4人の6年生をキャプテンに、縦割りトーナメントを開催。
諦めない強いハートと豊かなインテリジェンスを感じさせるソウル率いる、ソウルユナイテッドが最終優勝を決めました。

各試合中、4年のユウキが、審判のコウスケに「おい審判、いまの!」と抗議と言うかじゃれつくシーンがたくさんありました。コウスケも負けじと「おい、おまえ。おい、カード出すぞ!」とじゃれつき返し、あまりに繰り返されるそのシーンに、コーチ陣の皆もコントを見ているようで笑いが絶えませんでした。こういう、学年を超えた楽しい関係性は、いつまでも見ていたいものです。

試合中のピッチ外、学生コーチのコータコーチとコウスケの会話も面白かったです。
コータコーチに上中のことをたくさん質問するコウスケ。
コータコーチは上中の情報をひとしきり教えてくれたあと、
「人に迷惑をかけない、そんな中学生になるんだぞ。」
とありがたい訓示。それに対してコウスケは
「でも・・・、思春期だからなぁ。」
とかなり個性的な回答。たまらず吹き出しながら、コータコーチがツッコミます。
「おい、何でも思春期って言ったら許されると思うなよー」
まわりで聞いていたコーチたちは悶絶していました。

トーナメント決勝戦のあと、6年生4名と、指名された4-5年生が、コーチたちとの最後の試合に臨みました。早々に1-0とリードされた6年生達でしたが、試合終盤、主審のコウスケがペナルティエリアでの岩崎コーチのプレーにファールを取りました。実際ファールのプレーではなかったですが、6年生審判コウスケのナイスな演出で、ペナルティキックを手に入れた6年生は、コーチとの試合をドローで終えることができました。
岩崎コーチが終盤ペナルティエリアでファールを取られる、というは毎年の伝統になりそうだぞ、とコーチたちも盛り上がっていました。

さて、そんな楽しい試合のあとは家庭科室に移動し、保護者の皆さんが作成した、6年生の思い出ムービーを鑑賞。保護者のみなさんの涙あり、子どもたちの爆笑ありのすてきな時間になりました。

そして、6年生を送る会といえば、キャプテンの任命式。
新しいキャプテンには、新6年生のタツキが選ばれました。副キャプテンに選ばれたのは同じく新6年生のシュウタ、そして新5年生のケイです。
現在のキャプテン、ケンがタツキにキャプテンマークを巻きます。・・・が、タツキのたくましい上腕に、ジュニア用のキャプテンマークを巻くことができず、戸惑うケンに爆笑する子どもたち。結局タツキは、「このほうがいいよ」と、キャプテンマークを手首に巻いて、リストバンドのようにしちゃってました。

6年生から、最後のあいさつ。
ケンはさすがキャプテン、とても立派なメッセージを、後輩たちに贈ってくれました。

最後、内藤から6年生の皆に、部活などで使えるデイバッグをプレゼントしました。3色の中でネイビーに人気が集まり、ユリとコウスケとソウルのじゃんけんに。ユリは、「お願いお願い、絶対この色がいいから、譲ってよ、お願い」と二人に懇願します。するとソウルが「いいよ、ユリに譲るよ」とスマートな優しさを見せます。
ユリは嬉しそうに、「ソウル、本当にありがとうね!」と一言。
ここで終わりにすれば感動的な一幕なのに、横からユウキが
「ソウル、そんなんじゃこれからの競争社会に生き残っていけないな」と余計な一言。会場がまたも爆笑に包まれました。

最後は、各コーチたちからお祝いのメッセージ。一歩大人の階段を上る6年生達に向けた、すてきなメッセージばかりでした。

こうして、またひとつ、6年生を送る会が幕を閉じました。

今の富ヶ谷サッカークラブは、100人をゆうに超える大所帯になっています。でもその内実は、5年生以下の在籍数の多さによるものです。この6年生の代は、コウスケを含め二人しかいない時期が長く、増えては減ってを繰り返しながら、いつも数人しかいない、という状態のままここまで来ました。でも、そのことでかえって、(大会出場に助っ人として参加してもらうため)5年生たちとの絆が深まり、この会のように、笑いの多い、温かい学年だったな、と思い返しています。

中学でサッカーを続ける子は今回の卒団生の中にいないかもしれません。
でも、何か問題があるでしょうか。

彼らはこのクラブで、サッカーを通してたくさんの成長を見せてくれました。
まっすぐさ、しなやかさ、たくましさ、思いやり、ユーモア、ポジティブな姿勢。
全員が異なる個性を持ち合いながら、それでもどこかで強くつながっていて、互いに影響し合い、多くのものを共有して高めあってきた。そんな選手たちでした。

サッカークラブを通して手に入れた本当にたくさんのもの。それは、あのメンバー、この場所でしか手に入らなかったものの気がしてなりません。

この経験と思い出を胸に、個性あふれる明るい未来へ飛び立っていくみんなを、いつまでも変わらないこのクラブで、これからも応援しています。

君たちの楽しくて、かけがえのない時間を共有してくれたこと、心から感謝しています。
卒団、おめでとう!


【6年】秋季区民大会 予選リーグ 総括
コーチの秋元です。
6年生秋季大会の予選リーグが開催されました。
上位2チームだけが決勝トーナメントに進める厳しい戦いのなか、選手たちは懸命に走りましたが、惜しくもあと一点届かず、惜しい結果となりました。
出場選手:けん、ゆり、ゆうき、そうる、はる、あゆむ、れんせい、しゅうた、たつき、あきら

第一試合 vs千駄ヶ谷B 1ー1
得点者 けん

数日前に行なわれた交流戦において、点差においてもボールポゼッションにおいても優位に進めることができた相手ではありましたが、油断なくゲームに入り、幸先良く先制点を得ることができました。
一方で、交流戦の結果から相手チームが個人のドリブルと長めのパスを組み合わせる形で修正を図って来たことにより、押し込まれる場面が多くなる中で同点に追いつかれ、たつきの好セーブがなければ、危うく逆転されていてもおかしくない内容となりました。
前半の押している展開で、しっかり得点を重ねることの大切さを感じた試合でした。

第二試合 vsセントラルA 1ー0
得点者 けん

1試合目で中盤の運動量に課題があったため、試合前に重点的に確認を行いました。
ゆうき、そうるともに献身的なチェイシングを行なってくれたことにより、はる、ゆりが後ろで安定感のあるディフェンスを行え、クリーンシートでの勝利となりました。
はるのコーナーキックからのけんの得点は非常に綺麗なゴールで、セットプレーからの得点が少ない我々に、今後の得点パターンとして取り入れていきたいと思いました。


第三試合 vs美竹 2ー3
得点者 あゆむ、はる

予選をしめくくる最後の一戦、交流戦で大敗した美竹が相手でした。
選手たちもこの試合で引き分け以上の結果でないと、自力での決勝トーナメント進出がないことが分かっていましたので、気合十分で臨みました。
ルーズボールが運悪く相手選手の前にこぼれたことによる失点など、本当に惜しかったですが、相手の大きな選手(170位あると思います)に、けんが果敢にドリブル仕掛けたことでPKとフリーキックを得ることができ、これをあゆむとはるが見事に決めてくれました。

この試合、もしくは1試合目であと1点取れていれば、決勝トーナメント進出だったという、結果的には本当に惜しい内容でしたが、選手たちが全力を出し切った結果ですので、前向きに捉えたいと思います。
次回、順位決定リーグでも、集大成の全力を出していきましょう!
お疲れ様でした。