内藤です。
まもなく、2020年が暮れようとしています。
例年とはまるで違う年の瀬ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
つい1週間ほど前、コロナ感染者数急増による対策の一環として、ホームグラウンドである富谷小学校の利用が無期限停止となってしまいました。これを受けて12月17日の木曜日練習を最後として、予定よりも早く年内の活動を終了し本日に至っています。
年明け以降の活動については現時点白紙です。
見通しの立たないまま新年を迎えることになるのは、クラブの選手、保護者一同とてもご不安なことと思います。
社会情勢自体が同じく不透明な状況にあり、内藤はもとより執行部のみなさんも慎重な対応と判断が求められています。この状況について、皆様の深いご理解とご協力をいただけていること、心よりお礼申し上げます。
さて、1年間を振り返りますと、今年はいたるところにコロナが影を落とす日々でした。
2020年、オリンピックイヤー。例年以上にスポーツが活性化するはずでした。それが、全く逆の展開へ。非常事態宣言、ステイホーム、ソーシャルディスタンス。
2月の終わりには、社会情勢に歩みを合わせるように、私たちもクラブの活動を休止しました。
リフティング動画コンテスト、LifKING(リフキング)でお互いの元気な姿を共有し、今年は例年になくリフティングが得意な子が増える結果になったのは印象的でした。
我慢の3ヶ月を経て、6月中旬、小公園グラウンドでついにクラブの活動を再開しました。日本サッカー協会から全指導者に通達されたガイドラインに従い、子どもたちの運動能力を取り戻す段階的なプログラムを経て、ゲーム形式のサッカーをするのに1ヶ月の時間をかけました。引き続き利用できない富谷小学校のかわりに、代々木公園のフットサルコートや、西原のスポーツセンターで暑い夏を駆け回りました。これはかえって、選手たちにとっては良い思い出になったかもしれませんね。
しかし、やはり良いことはあまり多くありませんでした。練習試合はおろか、春の区民大会は延期され、さらには夏合宿も中止となってしまいました。
秋になると、春の大会が振替開催されました(秋の大会はそのまま中止)。記憶に新しい、無観客試合でのスタートでしたね。これも、10月になると諸々ルールのある中ではありますが、保護者の方の応援も可能な状態まで戻ってきました。声を出せない代わりに拍手で応援を送る富ヶ谷SCサポーターのマナーの良さに敬服しました。
この大会で3年生は、今回も再びABチーム直接対決がありました。彼らが昨年から大きく成長したことを実感させてくれる最高のゲームを見せてくれました。
もうひとつ、忘れてはならない素晴らしいこともありましたね。この大会では、6年生が渋谷区ベスト4の快挙を達成したのです。彼らにとっての最後の大会で、最高成績を叩き出しました。本当に素晴らしい結果でした。
秋が深まり11月になると、他クラブとの練習試合の話もいくつか持ち上がるようになりました。4年生は東京タワーを間近に望む神谷町の豪勢なグラウンドへ遠征したわけですが、同日午前中は区民大会決勝リーグでした。それでも走り回れる彼らの姿を見て、コロナの活動休止で奪われた体力は、ほぼ完全に取り戻せてきているように実感したものです。
また、木曜日練習には、TOKYO CITY FC(SHIBUYA CITY FC)から指導者を派遣していただけるようになりました。木曜日の指導者が不足している問題について、最高の形で解決できたこと、とてもありがたく思っています。
いろいろな事情から急遽開催された富ヶ谷チャンピオンズリーグは、最高のイベントでしたね。
来年も是非開催したいと思います。
12月、今年のクリスマスイベントは例年通りにはできませんでした。
室内会場でのパーティ形式は取りやめにし、親子サッカーを中心とした屋外イベントとして実施しました。試合を重ねていく中で、保護者のみなさん同士がどんどんチームメイトになっていくさまが、とても好印象でした。
ルールは増えてやり方は工夫が必要だけど、サッカーのある日々が戻ってきた。
そう思ってきた矢先の第3波。活動休止措置。あまりに急のことでびっくりですよね。
ただ、こうして1年間を振り返りますと。
大変な状況の中でも、楽しく頑張り続け、まぶしい目標を達成する選手たちの姿が目に浮かんできます。そんな彼らの活動場所、時間を様々な工夫と努力でなんとか守り抜いてきた、保護者の皆様の愛ある努力に心が温まります。
これらは、富ヶ谷サッカークラブの素晴らしい強さです。選手、保護者、全員が素敵なサッカークラブに関われて、内藤はとても光栄です。
活動休止のまま迎えることになる新年ですが、僕たちなら絶対に乗り越えていけると断言できます。
来年も、素晴らしい1年にしましょう。
それでは
皆様、お子様ともども良いお年をお迎えください。