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【3年A】秋季区民大会予選リーグ 総括

【3年A】秋季区民大会予選リーグ 総括
秋季大会 予選リーグ 富ヶ谷Aチーム

春季大会渋谷区1位となったトリプレッタAとの再戦の機会に恵まれたAチームは、そのトリプとの初戦、善戦はしましたが力及ばず、敗戦。その後はしっかりと立て直し2勝1敗、得失点差+9の成績で決勝トーナメント進出をきめました。

Aチームは地力のあるチームで身体能力の高い選手が多く、攻撃はゆうきのドリブル突破、守備ではさくレオのセービングである程度は戦えるチームです。それは長所でもあり、短所でもあります。2人の力で崩しきれない時、守りきれない時に求められるチームプレーの向上が必要です。

2戦目以降は個人の力で得点まで繋げる場面が多く、勝利につなげました。余裕のある試合展開になったときこそ、チームワークを活かしたプレーを意識していくことが今後の成長につながります。勝った2試合に満足せずにトリプ戦の内容、相手がどんなプレーをしていたのかを振り返ってチームの成長につなげていきましょう。

vsトリプレッタA (0−3)

個人技のある選手がドリブルとパスを使い分けながら攻撃を展開するトリプの攻撃に、ディフェンスがなんとか耐え、さくレオのパントキックから りく がウラをねらう展開になりました。常に相手に囲まれながらも起点を作ろうと奮闘した りくのプレーは評価していいと思います。
ハーフタイムには りく から「22番の選手がボールを跳ね返すからそこをマークしてほしい」と要望があり、しっかりとゲーム展開が見えていた様子。後半には実際に ゆうき、かずき がそのボールを回収して次の攻撃に繋げる場面もみられました。

同じくハーフタイムでは ゆうき により攻撃的なポジションを提案しましたが「これ以上、点差を広げられたくない」という本人の希望があり、その判断に任せることにしました。この選択が正しかったのかはわかりませんが、今は本人の意思を尊重して考えながらサッカーをしてほしいと思います。

vs本町 (5−0)
得点:ゆうき×4
   さくレオ

1戦目を10−0で大勝した本町との2戦目は、決勝トーナメント進出をかけて、絶対に負けられない試合。勢いをもってドリブル突破を仕掛けてくる相手に対して、こうたろう の力強いディフェンスが光ります。ボランチの かずき も豊富な運動量でボールを回収し、ピンチを防ぎます。前半の終盤にはさくレオのパントキックに りく、ゆうきの二人が前線で競り合いに参加したことで相手のミスを誘い、うばった ゆうき が抜け出して先制点。
後半は控え選手のいない本町に疲れが出て、足が止まったこともあり、ゆうきのドリブル突破から追加点。守備ではスピードのある選手に対してサイドに追い込み自由にさせなかった ゆいと の対応が良かったです。
結果的には5−0の勝利でしたが、本町に疲れがなければもっと接戦になっていたでしょう。決勝トーナメント上位進出のためにはドリブル突破だけに頼らない攻撃も必要と感じます。

vsセントラルE (8−1)
得点 りく×2 (アシスト ゆうき)
   ゆうき×3
   かずき×2
   さくレオ

右サイドの突破からのセンタリングを りく、かずきの得点につなげてしっかりと勝ちきった3戦目。身体能力で押し込める展開になったので得点を重ねられましたが、本来であればこういう試合でこそパスをつないだコンビネーションなど、得点のバリエーションを増やす機会にしていきたいです。大勝を喜ぶだけでなく、より強い相手と戦うことを意識して試合に望めるように促していきたいと思います。

出場選手

ゆうき
抜群の運動神経、体力で最多得点。得意のドリブルが通用しない相手と戦うときにどうするのか。自分自身の考える力で、次のステップへのレベルアップを待っています。

さくレオ
セービング能力は一段上がった印象でトリプ戦では何度もシュートストップ。守備範囲も広くペナルティーエリア内のこぼれ球を回収し攻撃につなげました。攻撃ではテクニックに加えて、スタジアムでのサッカー観戦で養ったサッカーIQの高さで、効果的なポジション取りをみせて2得点。

りく
高学年の試合にセンターフォワードで出場していることもあり、駆け引きが上手く、斜めのランニングでライン突破を試みていました。チームとしてウラへのパスをもっと意識させたいです。足元にボールが入ったあと、ドリブルでもパスでも、もうひと工夫あると一気に得点チャンスが増えるでしょう。
センターバックとしてもプレーしスピードとパワーで安定したディフェンスをみせました。

すずレオ
シンプルな1対1ならば身体能力の高さでボール奪取の上手さをみせます。1試合集中して守り切る意識とパスを出されたあとも自分のマーカーについていくプレーを身につければもっと活躍できます。攻撃時に暇になってしまうことも多いので、ディフェンスラインから効果的に攻撃に参加する方法も伝えていきたいです。

しのた
ディフェンスラインでプレーしながらも丁寧なインサイドキックで前線に繋げるなど、良いプレーがありました。集中しているときには驚くほど冷静で、抜け目のないプレーで攻守に貢献できる選手です。この日はディフェンスが得意な てゅんが不在だったため、センターバックでのプレーをお願いしましたが、しっかりと引き受けてくれました。決勝リーグでは攻撃的なプレーも期待しています。

こうたろう
運動量と強い当たりでボール奪取に貢献。守備を引き締めてくれました。本町戦のMVPだと思います。何度かファールを取られてイエローカードもありましたが、強度のあるプレーはそのままに、相手選手に怪我をさせないように、のびのびと成長してもらいたいと思います。ドリブルとキックの練習で攻撃力も身に着けましょう!

かずき
守備では広いエリアをカバー。攻撃にも参加してこぼれ球をひろい、2得点。ボランチとして求められる役割を完ぺきにこなして勝利に大きく貢献しました。あまりの運動量で翌日には筋肉痛で練習に参加出来なかったとの噂もあるほど。中盤でボールを受けたとき、判断が遅れて相手につめらててしまう場面があったので、事前に周りをみてプレーをきめておくなどの工夫があるともっといいと思います。

ゆいと
攻撃大好きな選手が多い中、ディフェンスで待ち構えるプレーが出来る貴重なプレーヤーでした。スピードのある相手にもあきらめずに喰らいつき、サイドに追い出すプレーでピンチを未然に防ぎ、経験が少ないながらも貢献度は高かったと思います。今後はオフェンスへの参加も意識して練習に励んでもらいたいです。

てっぺい
小柄ながら確かな足元の技術で攻撃に参加。3年生相手にも臆することなくプレーしていました。このチームでの大会はこれが最後になるかもれませんが、これからもサッカー仲間として一緒に成長していけたら嬉しいです。

しんのすけ
身体能力に加えて気持ちの強さもあり、劣勢のなか出場したトリプ戦では積極的なディフェンスで守備の強度を引き上げてくれました。ボールに対して当たりに行けるプレーが素晴らしかったです。今後も3年生の試合に参加して大きなピッチに慣れていってもらいたいと思います。

(本庄コーチ)