【4年A】秋季区民大会 予選リーグ 総括
コーチの岩崎です。
11月23日に4年生秋季大会の予選リーグがありました。富ヶ谷SC4年生は2チームでのエントリーです。この学年定番となりつつある予選リーグでのA,B対決があったものの、内藤監督とも相談し、バランスよく分けるのではなく、今回はスキル・技術、モチベーションの高さ、サッカーの理解度(ポジショニングの良さ)等の観点からレベル分けのチーム構成にしました。そのうちのAチームの指揮を執りましたので以下の通り総括します。
■Aチームメンバー
ユウキ、カロ、ケイ、リョウ、カズ、テトラ、ユキヤ、ソウスケ、コウシロウ(予選は欠席)
■リーグ結果
2勝1分0敗
勝ち点:7
順位:1位/4チーム
■試合別結果
1試合目:富ヶ谷B 7-0 勝ち
2試合目:セントラルC 9-0 勝ち
3試合目:トリプレッタD 0-0 引き分け
■総括
まず全体を通して成果もありましたが、それよりも多くの課題が浮き彫りになった3試合でした。この予選リーグはAチームにとっては非常に相手に恵まれたので1位通過出来たとだけだと思っています。
課題(1)
体力不足
⇒ 3試合を戦い抜く体力が不足していることは春季大会でも課題として挙げましたが、おそらくそれに対して自分なりに改善しようと実行した選手がいたかどうか。今回も3試合目は全く足が動かず、実力的には勝ると思われるトリプレッタDに運良く引き分け(2点は入れられていてもおかしくなかった)と言った状態でした。
課題(2)
気持ち(メンタル)の弱さ
⇒ 流れで課題の2つめにしていますが、実は一番重要だと思っています。今回は交代メンバー無しで3試合戦うことになったので体力的に厳しくなるのは仕方ないと思いますが、それをカバーする気持ちが不足しています。疲労で足が動かないにしても、気力でカバーすべく声を出して自分・仲間を鼓舞する。そのような事が出来る選手が誰もいませんでした。3試合目、一番大きな声を出していたのがコーチであるという情けない事実を認識してもらうとともに、声を出すことと、声を出さずに格下の相手に負けることと、どちらが恥ずかしいのかを各自で考えてもらいたいと思います。
課題(3)
試合への準備
⇒ 初戦が普段から一緒に練習するBチームということもあったかと思いますが、Aチームのメンバーは勝てると思って試合前に余裕があったと感じられました。いわゆる慢心というやつです。相手が誰であろうが、自分たちのサッカーをするために万全の準備を期す、そしてそこから生まれる自信や余裕が自分たちのプレーをさらに良くする、ということをそろそろ学び初めてもらいたいと思います。
■試合別総括
1試合目 vs富ヶ谷B
試合前、スペースを使う動き、大きくサイドに展開するなどを指示したものの、小手先のサッカー(中央で相手DFのほころびをついての得点)に固執してしまう点は大いに反省してもらいたいと思います。サッカーはもちろん点を取るスポーツなので、点が取れれば良いという考え方もありますが、相手のレベルに応じて自分たちのサッカーが変わってしまうことは避けるべきですし、点の取り方も含めて満足できるようにならなければ、更なるステップアップは望めません。
2試合目 vsセントラルC
この試合は、1試合目の反省がしっかりとされ、理想的なサッカーを展開することが出来たものと思っています。選手達も皆楽しかったと振り返っていました。確かに相手はいわゆるお団子サッカーになりがちなレベル(おそらく3年生も多数いたように思います。)ではありましたが、その相手に対してスペースを大きく使ってサイドから展開し多く得点出来たのは、自分たちのサッカーを知るという意味で大きな収穫があったように思います。
3試合目 vsトリプレッタD
2試合目に大きな自信を感じて望んだ最終戦。試合前は選手達も勝つのだと意気込んでいましたが、始まってみるとビックリ。足が止まりボールを積極的に追いかける事も出来ず、ボールを持った相手へのプレスも弱く、終始相手にボールを支配されてしまう状況。また、それを改善しようとする選手が誰もおらず、全員が他人任せのようなサッカーをしていました。この試合で上記に挙げた課題(1)〜(3)の全てが凝縮されていますが、負けても上位トーナメント進出が決まっていたこともあったのか、試合を通して絶対勝つという気迫も感じられず((2)気持ちの弱さ)、疲れているなら試合前にストレッチをするなど準備も不足((3)試合への準備)するなど、反省点が多くあった試合でした。
富ヶ谷SCの環境的には、チームでの練習だけでは体力もつかないので、そこは各自で走り込みをするなどして自主練習に励んでもらいたいと思います。ここで動ける選手は、将来もしかするとサッカー選手として開花出来るかもしれませんし、サッカー選手として開花することを目的としてないのであれば、走り込みをせずとも、自分が今ある時間をどう有効活用するのが良いのか、しっかりと考えて行動してもらいたいと思います。
また、気持ちの弱さを克服するのが一番難しいのですが、上位レベルに行けば行くほど気持ちで体力をカバーできる選手が多いです。今年は既に日程を終えてしまいましたが、小学生でもトップレベルでは非常に声が出ているので、そのような試合(トーナメント表 | 大会・試合|JFA|日本サッカー協会
)を見ることも大事ですし、秋季大会で同じタイミングで行われている渋谷区内の強豪チームの試合を見ることも大事なので、まずは同世代の試合を見て刺激を受けて、そこから各選手がどう感じるのか、そこがスタートラインだと思っています。
と、ここまでは課題をメインに書きましたが、結果2勝1分けで1位通過した事実は褒めたいと思います。また、今回の予選では、試合前とハーフタイムでの戦術指導くらいしかコーチから選手達に指示することはあえてしませんでした。普段から考えて行動することを指導していますので、試合前、試合中、試合後、いずれのシーンでも自分がどう行動すべきか、選手自身が考えて行動してもらいたいと思います。
とはいえ、やはり相手に恵まれた1位であるという認識をしっかりと持ってもらい、この後一番大事なことは、上位トーナメント1回戦のトリプレッタCチームに、自分たちのサッカーをしっかりとして勝つこと。それに向けてチーム一丸となって練習に励みたいと思います。
11月23日に4年生秋季大会の予選リーグがありました。富ヶ谷SC4年生は2チームでのエントリーです。この学年定番となりつつある予選リーグでのA,B対決があったものの、内藤監督とも相談し、バランスよく分けるのではなく、今回はスキル・技術、モチベーションの高さ、サッカーの理解度(ポジショニングの良さ)等の観点からレベル分けのチーム構成にしました。そのうちのAチームの指揮を執りましたので以下の通り総括します。
■Aチームメンバー
ユウキ、カロ、ケイ、リョウ、カズ、テトラ、ユキヤ、ソウスケ、コウシロウ(予選は欠席)
■リーグ結果
2勝1分0敗
勝ち点:7
順位:1位/4チーム
■試合別結果
1試合目:富ヶ谷B 7-0 勝ち
2試合目:セントラルC 9-0 勝ち
3試合目:トリプレッタD 0-0 引き分け
■総括
まず全体を通して成果もありましたが、それよりも多くの課題が浮き彫りになった3試合でした。この予選リーグはAチームにとっては非常に相手に恵まれたので1位通過出来たとだけだと思っています。
課題(1)
体力不足
⇒ 3試合を戦い抜く体力が不足していることは春季大会でも課題として挙げましたが、おそらくそれに対して自分なりに改善しようと実行した選手がいたかどうか。今回も3試合目は全く足が動かず、実力的には勝ると思われるトリプレッタDに運良く引き分け(2点は入れられていてもおかしくなかった)と言った状態でした。
課題(2)
気持ち(メンタル)の弱さ
⇒ 流れで課題の2つめにしていますが、実は一番重要だと思っています。今回は交代メンバー無しで3試合戦うことになったので体力的に厳しくなるのは仕方ないと思いますが、それをカバーする気持ちが不足しています。疲労で足が動かないにしても、気力でカバーすべく声を出して自分・仲間を鼓舞する。そのような事が出来る選手が誰もいませんでした。3試合目、一番大きな声を出していたのがコーチであるという情けない事実を認識してもらうとともに、声を出すことと、声を出さずに格下の相手に負けることと、どちらが恥ずかしいのかを各自で考えてもらいたいと思います。
課題(3)
試合への準備
⇒ 初戦が普段から一緒に練習するBチームということもあったかと思いますが、Aチームのメンバーは勝てると思って試合前に余裕があったと感じられました。いわゆる慢心というやつです。相手が誰であろうが、自分たちのサッカーをするために万全の準備を期す、そしてそこから生まれる自信や余裕が自分たちのプレーをさらに良くする、ということをそろそろ学び初めてもらいたいと思います。
■試合別総括
1試合目 vs富ヶ谷B
試合前、スペースを使う動き、大きくサイドに展開するなどを指示したものの、小手先のサッカー(中央で相手DFのほころびをついての得点)に固執してしまう点は大いに反省してもらいたいと思います。サッカーはもちろん点を取るスポーツなので、点が取れれば良いという考え方もありますが、相手のレベルに応じて自分たちのサッカーが変わってしまうことは避けるべきですし、点の取り方も含めて満足できるようにならなければ、更なるステップアップは望めません。
2試合目 vsセントラルC
この試合は、1試合目の反省がしっかりとされ、理想的なサッカーを展開することが出来たものと思っています。選手達も皆楽しかったと振り返っていました。確かに相手はいわゆるお団子サッカーになりがちなレベル(おそらく3年生も多数いたように思います。)ではありましたが、その相手に対してスペースを大きく使ってサイドから展開し多く得点出来たのは、自分たちのサッカーを知るという意味で大きな収穫があったように思います。
3試合目 vsトリプレッタD
2試合目に大きな自信を感じて望んだ最終戦。試合前は選手達も勝つのだと意気込んでいましたが、始まってみるとビックリ。足が止まりボールを積極的に追いかける事も出来ず、ボールを持った相手へのプレスも弱く、終始相手にボールを支配されてしまう状況。また、それを改善しようとする選手が誰もおらず、全員が他人任せのようなサッカーをしていました。この試合で上記に挙げた課題(1)〜(3)の全てが凝縮されていますが、負けても上位トーナメント進出が決まっていたこともあったのか、試合を通して絶対勝つという気迫も感じられず((2)気持ちの弱さ)、疲れているなら試合前にストレッチをするなど準備も不足((3)試合への準備)するなど、反省点が多くあった試合でした。
富ヶ谷SCの環境的には、チームでの練習だけでは体力もつかないので、そこは各自で走り込みをするなどして自主練習に励んでもらいたいと思います。ここで動ける選手は、将来もしかするとサッカー選手として開花出来るかもしれませんし、サッカー選手として開花することを目的としてないのであれば、走り込みをせずとも、自分が今ある時間をどう有効活用するのが良いのか、しっかりと考えて行動してもらいたいと思います。
また、気持ちの弱さを克服するのが一番難しいのですが、上位レベルに行けば行くほど気持ちで体力をカバーできる選手が多いです。今年は既に日程を終えてしまいましたが、小学生でもトップレベルでは非常に声が出ているので、そのような試合(トーナメント表 | 大会・試合|JFA|日本サッカー協会
)を見ることも大事ですし、秋季大会で同じタイミングで行われている渋谷区内の強豪チームの試合を見ることも大事なので、まずは同世代の試合を見て刺激を受けて、そこから各選手がどう感じるのか、そこがスタートラインだと思っています。
と、ここまでは課題をメインに書きましたが、結果2勝1分けで1位通過した事実は褒めたいと思います。また、今回の予選では、試合前とハーフタイムでの戦術指導くらいしかコーチから選手達に指示することはあえてしませんでした。普段から考えて行動することを指導していますので、試合前、試合中、試合後、いずれのシーンでも自分がどう行動すべきか、選手自身が考えて行動してもらいたいと思います。
とはいえ、やはり相手に恵まれた1位であるという認識をしっかりと持ってもらい、この後一番大事なことは、上位トーナメント1回戦のトリプレッタCチームに、自分たちのサッカーをしっかりとして勝つこと。それに向けてチーム一丸となって練習に励みたいと思います。