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【5年】2021年度秋季区民大会 決勝リーグ総括

【5年】2021年度秋季区民大会 決勝リーグ総括
コーチの岩崎です。

6月5日(日)に、延期となっていた4年生秋季大会の5・6位決定戦とフレンドリーマッチがありました。今年2月に行われた順位決定トーナメントの過去2試合は、初戦をトリプレッタCに3vs4で●、2戦目は猿楽に3vs0で◯を経て5・6位決定戦に至っていますが、この2試合については、その後の5年生春季大会の総括で課題等は挙げましたので、今回は6月5日の2試合にフォーカスして総括いたします。

まず6月5日の2試合の結果は以下のとおりです。
5・6位決定戦​​vsトリプレッタB 0vs6 ●
フレンドリーマッチ​vsトリプレッタD 1vs2 ●(得点者:けい)

残念ながら直近の5年生春季大会での5位を下回る6位と言う結果になりました。
結果は残念なものになりましたが、今の5年生Aチームにとってはこの2試合の負けは、色々反省点も多く、今後の成長のためにも良いキッカケになると考えています。

【反省点(1)】油断・慢心
5・6位決定戦の前、チームは全体的に集中力・緊張感・気合に欠けていました。おそらく1か月前の春季大会で5位と言う結果を残したことで、この試合も勝てるだろうと言う楽観的な気持ち(油断)と、例え負けても5年の春季大会で5位を取った結果にすがってやり過ごせば良いと言う気持ち(慢心)が透けて見えました。
 元々初戦の入り方に課題を抱えているチームであるにもかかわらず、それをしっかりと認識して、試合に向けて気持ちを高めて行こうと言うメンバーがほぼ居なかったことが反省点の1つ目です。
 おそらくトリプレッタBに勝っていたら、課題が曖昧なまま秋季大会に向かうことになりましたので、この負けが今後の成長のための良いキッカケと思えた1つ目の要因です。

【反省点(2)】パスワーク≠チームワーク
 この2試合を通して、このチームはパスワークの基礎がついてきたと実感できた一方で、チームワークはまだまだだと実感しました。それは何故か。「自分のためにプレーしている選手がほとんどだから」です。
過去に「お互いを認め合う」と言う観点の総括を書きましたが、自分の能力は把握できているものの、まだ、仲間の能力を理解し、認め、それを活かすと言う観点でプレーが出来ている選手は残念ながらいません。
 チームワークを確かめるため、コーチや選手の間で交わす3つの問いがあると、ある有名なアメフトのコーチが言いました。
1 私はあなたを信じで良いか
2 あたなは力の限り頑張るか
3 あなたは私を大事に思ってくれているか
この3つの問いをチームの誰かと交わすことをイメージしてみてください。おそらく(1)(2)の問いに引っ掛かる選手はいないと思います。一方で(3)の問いについて、チームメイト全員が自分の事を大事に思ってくれていると自信が持てる選手はどれくらいいるでしょうか。
ちょっと難しい話をしましたが、簡単に言うと「お互いを大事に出来ないチームは勝てない」「相手に自分を大事に思ってもらうためには、まずは自分が相手を大事に思わなければならない」と言うことです。

自分の能力は自分が一番よく分かっているのは当たり前ですが、仲間はどれくらい自分の能力を分かってくれているでしょうか。仲間に自分の能力、特に長所となる点を分かってもらうためには、まずは自分から仲間のことを理解してみる姿勢を心掛けてみてください。全員が同じように仲間を理解しようと心掛けた先に、「お互いを認め合う=チームワーク」が醸成されるものと思います。

【課題】自分に足りないものが何かを考え行動すること
 サッカーの能力・スキルにおける課題は5年春季大会の総括で書いた内容と同じく、「トラップの精度」「イメージと予測」で良いです。
 ただ、この日のトリプレッタBチームは、5年生になり大半のメンバーがサッカーを離れてしまったため、4年生のトップチームのメンバーがかなりの人数緊急参加した急造チームでした。と言うこともあり、チームワークが凄いと言うよりは、個人の能力にやられてしまった感じです。
 足が凄く早い選手、キック力が凄く強い選手、マークを外すのが上手い選手、当たりがとても強い選手など、試合を通してマッチアップしてみて、相手の凄さを感じた点が多々あると思いますので、ただ単純に凄いで終わらせるのではなく、次に対戦した時にどうしたら負けないもしくは勝てるようになるのかを考え、各自で実践してもらいたいと思います。

春季大会において渋谷区5位を取って若干満足している感がチーム全体に出ていましたので、最初に書いたとおり、この敗戦は改めて自分たちの能力を知り、成長に向けた動き出しのキッカケになったと思いますので、引き続き秋季大会に向けてレベルアップに励みたいと思います。