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2020年度を終えて

2020年度を終えて
監督の内藤です。

誰もが予想しなかった、いつもと違う2020年度がまもなく終わろうとしています。
2019年度に監督として向かえていただいてから、ちょうど2年の月日が経ちます。
初年度の2019年度は、変革ではなく、ルールと伝統の護持をクラブのテーマとさせていただきました( https://tomigaya-sc.school.tm/phone/news-detail/15 )。
2020年度はどうだったか。昨年春に、難局に協働力をもって立ち向かう旨の宣言をした記憶がありますが( https://tomigaya-sc.school.tm/news-detail/101 )、常とは違う一年だったせいか、随分昔のことのように感じています。

先日のオンライン総会でもお話をさせていただきましたが、2020年度はすべてが新型コロナウイルスの影響を受けた1年でした。当たり前に使用できていた校庭が使用できなくなり、大会や練習試合はのきなみ中止。やっと開催された大会は無観客試合、練習もいつもと違う不規則な時間帯、場所で検温と人数制限つきの様式。

こうした異常事態の1年。活動と運営がままならず、ちまたでは多くのサッカークラブで会員数が大きく減ってしまったという話をよく耳にします。対して富ヶ谷SCはどうかといえば、昨年度以上のさらなる会員数増加とともに、子どもたちひとりひとりものびのびと躍動的に過ごせたという事実があります。この素晴らしい活動の軌跡は、保護者そして指導者の皆様の深いご理解とご献身によるものです。本当にありがとうございました。

さて、先日の日曜日、晴れて6年生を送る会を執り行うことができました。
やっと戻ってきたいつもの校庭での最後のゲーム。3年生、4年生、5年生、保護者、コーチ。卒団生はそれぞれのチームと、力の限り激突しました。

今年卒団する彼らは、内藤がコーチとしてこのクラブに参加した2015年にはまだ1年生だった世代です。
当時の内藤は主に幼児と低学年を担当していたため、彼らは私にとって最初のよく知る選手たちとなります。
これまで数年に渡り卒団生を見送ってきましたが、直接深く指導に関わった選手を送り出すのは、実は内藤としては今年度が初めてになります。

大きな喜びの気持ちと、同じくらい大きなさびしさ。
これからは、毎年これを味わうことになるのだという実感を、深く噛み締めながらこの文章を書いています。

昨夏、彼らは区民大会で渋谷区4位というすばらしい結果を残しました。
でも、このクラブをとても明るくしてくれた学年だったという事実こそ、彼らの偉大な功績だと思い、改めて深い感動を覚えます。

卒団を、心からお祝い申し上げます。

最後に、全てが異例となるこの1年間を強力に牽引していただいた、天野代表、住友代表、松永副代表に心より敬意を表します。執行部すべての皆様のお名前を列挙するのは差し控えさせていただきますが、個の力ではなくチームワークで難局にあたる最高の協働力を教えてくれた、すばらしい執行部だったと思います。

このチームワークをクラブの守るべきスタイル・伝統として継承し、今年度卒団した全員が、いつでも気軽に帰ってこれるクラブ作りに活かしていきたいと思います。

さぁ、新年度をはじめましょう!