【2年生A】秋季区民大会2024 予選リーグ総括
コーチの渡辺です。
11月4日(文化の日の振り替え休日)、渋谷区2年秋季大会予選リーグが開かれました。この日はさわやかな秋晴れで絶好のサッカー日和となりました。
富ヶ谷は選手たちの成長や新戦力の加入等もあって全体のレベルが拮抗してきたこともあり、対戦相手とのバランスも考慮して全く新しい2チームを編成して大会に挑みました。結果としてグループリーグAに参加したAチームはリーグ参加5チーム中2位で決勝トーナメント進出を決め、グループリーグBに参加したBチームは残念ながら参加5チーム中5位となりましたが、リーグ1位の渋谷東部Aに2-3と肉薄する接戦を演じる等、ポテンシャルの高さを示してくれました。
このレビューでは、Aチームの結果について振り返ります(Bチームは金子コーチに別途レビューしてもらいます)。
【試合結果】
Aチーム
vsセントラルF 0-0
vs千駄ヶ谷A 0-5
vs猿楽 3-0 (得点:アサヒ、シュウ×2)
vsセントラルE 3-0(得点:ヒロト、シュウ、エイタ)
【戦評】
第1試合のセントラルF戦では初戦の硬さが最後まで抜けず、固まって守る相手に対して、前衛の3枚だけで攻撃をしかけ、全体で連動した攻撃が行えないまま試合を終えました。前回の大会でもそうでしたが引いて守る相手を攻めきれないのは、守備的な布陣をとったことで攻撃に枚数をかけられていなかったこと、裏のスペースを狙うことを目標としていたため、相手が引いてプレスをかけていない状態でも、焦って早いタイミングで前線にボールを配球してカウンターを受けたり、自陣でも相手陣地でも数的不利の状況を作ってしまったことなどが原因だと思います。
結果的に、相手の体制を崩せないままゴール前でつぶされてしまったり、無理にシュートを放って枠外にそれたり、キーパーにセーブされるシーンが多く見られ、また前線とディフェンスラインが連動していないことで、守備時にも何度かピンチも招いていました。後半はソウジをアンカーとして、アサヒ、ヒロトが一列前に移り4名で前線からプレスをかける形に切り替えて押し気味に試合を進めることができましたが、ゴールに届かないまま試合を終えました。
今回は、強度の高いチームを想定してあえて初戦から守備的な体制を試していたことで、守備的に入りすぎて初戦で思うように攻撃の形が作れませんでしたが、相手の強度に合わせて戦術を変えたり、選手の自主性に任せて試合の状況を見て自ら判断してもらうように促すことも必要だったと反省しています(特にBチームの初戦のようにアグレッシブに前線からプレスをかけて前にボールを進めることにフォーカスした戦い方を見て、改めて目標や戦術が試合に与える影響の大きさを感じました)。
また、相手の強度に関わらず、フリーの状態では無理にボールを蹴るのではなく、しっかりとボールを前に運び、相手を引き付けてから仲間にボールをつなぐことで数的優位を作りだし、相手のディフェンスを崩していく必要がありますが、こうした動きについては、改めて練習に取り入れながら決勝トーナメントで体現できるようにしていきたいと思います。
第2戦はこのリーグ首位通過の千駄ヶ谷Aとの対戦となりました。前回の対戦での反省も踏まえて、できるだけ相手陣地にボールを運ぶことや自陣ではシュートを打たせないように体をしっかりと寄せていく守備など、選手たちにも意識的に実践してもらいましたが、千駄ヶ谷のプレスの速さ、正確なパス、ドリブルのスピード、シュート力、リスタートの速さなど多くの点で千駄ヶ谷が富ヶ谷を凌駕し、2列目からのロングシュート、ドリブルからのシュート、カウンターなど様々な形で失点を許してしまいました。
そのような中でも、カイのファインセーブで何度かピンチを防いだ場面も見られましたし、全体的に不用意に飛び込まずに体を相手に寄せてうまく攻撃をさせないディフェンスができていた場面も何度も見られました。
攻撃面では相手のプレスの速さに対応できずパスを回せずに全く攻撃を組み立てることができませんでしたが、今後は強いプレスを受ける中でもボールを失わないよう、意識的に練習に取り入れながら対策を取っていきたいと思います。また、キックオフやゴールキック、コーナーキック、フリーキックなどセットプレーについても、決勝トーナメントまでに選手たちと話し合っていろいろなアイディアを試していけたらと思います。
第3戦の猿楽戦では、終始優勢に試合を展開できましたが、相手キーパーの好セーブに阻まれ、後半の残り1分までゴールが奪えずハラハラする展開が続きました。しかし、途中交代したシュウヘイが前線でのプレスからこぼれ球を先に触ってゴール前にセンタリング、アサヒがそれを滑り込みながらのダイレクトシュートで先制。勢いに乗った富ヶ谷は、キックオフのボールをインターセプトしたエイタがドリブルで駆け上がり、ゴール前のシュウにスルーパスを送り、シュウがこれを落ち着いてゴールし2点目、さらに相手のカウンターによるピンチに素早く飛び出したカイがこれをクリアする際に相手ゴール前に素晴らしいフィードを送り、これをシュウがアウトサイドの美しいトラップから落ち着いて3点目を奪い、これまでのうっ憤を晴らすかのように立て続けにゴールを奪い勝利しました。
第4戦のセントラルE戦では、決勝トーナメント進出を目指して序盤から積極的に前線でプレスをかけて、前半中盤で相手ゴール前でこぼれ球に飛び込んだヒロトが浮き球を力強いボレーシュートでゴールに沈め先制し、続いて相手の不用意なゴール前へのバックパスをインターセプトしたシュウが落ち着いて決めて2点目、後半には相手ゴールキーパーのスローインをシュウがヘッドで折り返し、そこに詰めたエイタが3点目を奪い、3-0で勝利しました。
この結果、Aチームは次回は決勝トーナメントを戦います。予選以上に苦戦が強いられる展開が続くと思いますが、今回の決勝は3試合の総合力が試されるリーグ戦ではなく、負ければ即敗退のトーナメントです。悔いの残らないよう、予選よりもアグレッシブに試合に臨み、最後まで全力を尽くせたらと思います。
また、本日予選CDリーグを観てきましたが、決勝トーナメントに勝ち進んだチームはどこも富ヶ谷よりも数段格上のチームが揃っています。しかし、怖がってばかりはいられせん。富ヶ谷もしっかり準備をして決勝トーナメントに挑み、少しでも上を目指して頑張りましょう!
最近上り調子のソウジは3分間の体幹トレーニングを毎日こなしているようで、エイタも真似してトレーニングを始めました。決勝トーナメントまで残された時間は僅かですが、選手一人一人、自分にできることを最後まで考えて試合に臨みましょう。
11月4日(文化の日の振り替え休日)、渋谷区2年秋季大会予選リーグが開かれました。この日はさわやかな秋晴れで絶好のサッカー日和となりました。
富ヶ谷は選手たちの成長や新戦力の加入等もあって全体のレベルが拮抗してきたこともあり、対戦相手とのバランスも考慮して全く新しい2チームを編成して大会に挑みました。結果としてグループリーグAに参加したAチームはリーグ参加5チーム中2位で決勝トーナメント進出を決め、グループリーグBに参加したBチームは残念ながら参加5チーム中5位となりましたが、リーグ1位の渋谷東部Aに2-3と肉薄する接戦を演じる等、ポテンシャルの高さを示してくれました。
このレビューでは、Aチームの結果について振り返ります(Bチームは金子コーチに別途レビューしてもらいます)。
【試合結果】
Aチーム
vsセントラルF 0-0
vs千駄ヶ谷A 0-5
vs猿楽 3-0 (得点:アサヒ、シュウ×2)
vsセントラルE 3-0(得点:ヒロト、シュウ、エイタ)
【戦評】
第1試合のセントラルF戦では初戦の硬さが最後まで抜けず、固まって守る相手に対して、前衛の3枚だけで攻撃をしかけ、全体で連動した攻撃が行えないまま試合を終えました。前回の大会でもそうでしたが引いて守る相手を攻めきれないのは、守備的な布陣をとったことで攻撃に枚数をかけられていなかったこと、裏のスペースを狙うことを目標としていたため、相手が引いてプレスをかけていない状態でも、焦って早いタイミングで前線にボールを配球してカウンターを受けたり、自陣でも相手陣地でも数的不利の状況を作ってしまったことなどが原因だと思います。
結果的に、相手の体制を崩せないままゴール前でつぶされてしまったり、無理にシュートを放って枠外にそれたり、キーパーにセーブされるシーンが多く見られ、また前線とディフェンスラインが連動していないことで、守備時にも何度かピンチも招いていました。後半はソウジをアンカーとして、アサヒ、ヒロトが一列前に移り4名で前線からプレスをかける形に切り替えて押し気味に試合を進めることができましたが、ゴールに届かないまま試合を終えました。
今回は、強度の高いチームを想定してあえて初戦から守備的な体制を試していたことで、守備的に入りすぎて初戦で思うように攻撃の形が作れませんでしたが、相手の強度に合わせて戦術を変えたり、選手の自主性に任せて試合の状況を見て自ら判断してもらうように促すことも必要だったと反省しています(特にBチームの初戦のようにアグレッシブに前線からプレスをかけて前にボールを進めることにフォーカスした戦い方を見て、改めて目標や戦術が試合に与える影響の大きさを感じました)。
また、相手の強度に関わらず、フリーの状態では無理にボールを蹴るのではなく、しっかりとボールを前に運び、相手を引き付けてから仲間にボールをつなぐことで数的優位を作りだし、相手のディフェンスを崩していく必要がありますが、こうした動きについては、改めて練習に取り入れながら決勝トーナメントで体現できるようにしていきたいと思います。
第2戦はこのリーグ首位通過の千駄ヶ谷Aとの対戦となりました。前回の対戦での反省も踏まえて、できるだけ相手陣地にボールを運ぶことや自陣ではシュートを打たせないように体をしっかりと寄せていく守備など、選手たちにも意識的に実践してもらいましたが、千駄ヶ谷のプレスの速さ、正確なパス、ドリブルのスピード、シュート力、リスタートの速さなど多くの点で千駄ヶ谷が富ヶ谷を凌駕し、2列目からのロングシュート、ドリブルからのシュート、カウンターなど様々な形で失点を許してしまいました。
そのような中でも、カイのファインセーブで何度かピンチを防いだ場面も見られましたし、全体的に不用意に飛び込まずに体を相手に寄せてうまく攻撃をさせないディフェンスができていた場面も何度も見られました。
攻撃面では相手のプレスの速さに対応できずパスを回せずに全く攻撃を組み立てることができませんでしたが、今後は強いプレスを受ける中でもボールを失わないよう、意識的に練習に取り入れながら対策を取っていきたいと思います。また、キックオフやゴールキック、コーナーキック、フリーキックなどセットプレーについても、決勝トーナメントまでに選手たちと話し合っていろいろなアイディアを試していけたらと思います。
第3戦の猿楽戦では、終始優勢に試合を展開できましたが、相手キーパーの好セーブに阻まれ、後半の残り1分までゴールが奪えずハラハラする展開が続きました。しかし、途中交代したシュウヘイが前線でのプレスからこぼれ球を先に触ってゴール前にセンタリング、アサヒがそれを滑り込みながらのダイレクトシュートで先制。勢いに乗った富ヶ谷は、キックオフのボールをインターセプトしたエイタがドリブルで駆け上がり、ゴール前のシュウにスルーパスを送り、シュウがこれを落ち着いてゴールし2点目、さらに相手のカウンターによるピンチに素早く飛び出したカイがこれをクリアする際に相手ゴール前に素晴らしいフィードを送り、これをシュウがアウトサイドの美しいトラップから落ち着いて3点目を奪い、これまでのうっ憤を晴らすかのように立て続けにゴールを奪い勝利しました。
第4戦のセントラルE戦では、決勝トーナメント進出を目指して序盤から積極的に前線でプレスをかけて、前半中盤で相手ゴール前でこぼれ球に飛び込んだヒロトが浮き球を力強いボレーシュートでゴールに沈め先制し、続いて相手の不用意なゴール前へのバックパスをインターセプトしたシュウが落ち着いて決めて2点目、後半には相手ゴールキーパーのスローインをシュウがヘッドで折り返し、そこに詰めたエイタが3点目を奪い、3-0で勝利しました。
この結果、Aチームは次回は決勝トーナメントを戦います。予選以上に苦戦が強いられる展開が続くと思いますが、今回の決勝は3試合の総合力が試されるリーグ戦ではなく、負ければ即敗退のトーナメントです。悔いの残らないよう、予選よりもアグレッシブに試合に臨み、最後まで全力を尽くせたらと思います。
また、本日予選CDリーグを観てきましたが、決勝トーナメントに勝ち進んだチームはどこも富ヶ谷よりも数段格上のチームが揃っています。しかし、怖がってばかりはいられせん。富ヶ谷もしっかり準備をして決勝トーナメントに挑み、少しでも上を目指して頑張りましょう!
最近上り調子のソウジは3分間の体幹トレーニングを毎日こなしているようで、エイタも真似してトレーニングを始めました。決勝トーナメントまで残された時間は僅かですが、選手一人一人、自分にできることを最後まで考えて試合に臨みましょう。