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富ヶ谷チャンピオンズリーグ2020結果

富ヶ谷チャンピオンズリーグ2020結果
内藤です。
11月23日勤労感謝の日。澄み渡る秋空の下、ホームグラウンド富谷小学校の校庭で、富ヶ谷チャンピオンズリーグ2020が開催されました。
(開催経緯についてはこちらをご参照ください。 https://tomigaya-sc.school.tm/news-detail/126 )

参戦したのは以下の4チーム。

ハジクリエイトSC
FCウォーカーズ
リリー・ユーキングス
ケンユナイテッドEC

いずれも富ヶ谷サッカークラブに在籍する3年生から6年生の選手で編成されたチームです。
この大会の目当ては、本気で戦うことの素晴らしさと、学年を越えたつながりを体感してもらうことにあります。

例年通りであれば夏合宿でもっと長い時間をかけて同じことを体験してもらうのですが、今年はコロナの影響で夏合宿が中止になってしまいました。合宿に比べると短い時間でしたが、十二分にその目当てを達成することができた、すばらしい1日となりました。

優勝候補とささやかれた4年アユム率いるウォーカーズは、予想に反して最下位に沈みました。キャプテンのアユムは悔し涙を流してましたが、リリー・ユーキングスとの熾烈な乱打戦では4得点をマーク。ものすごい盛り上がった、記憶に残るゲームでした。ナオフミの走力、ユウタのキック力を活かせばもっと違う結果になったかもしれません。即席チームとはいえ、クラブ内の仲間です。今回の経験が、お互いを知り合い活かしあうことの大切さを知る機会になればと願っています。

3位になったのは、6年ハジメ率いるハジクリエイトSC。普段GKであるハジメが、フィールドプレイヤーとしてみせた存在感はとても印象的でした。迫力あるドリブルに、会場がどよめいていました。夏合宿もなかったため、6年生と3年生は交流の機会がとても少ないのが実情です。ハジメはクラブナンバーワンのムードメーカー。今回の大会で、3年生との距離が近づいたのではないかと思います。

2位は5年ユリ率いる、リリー・ユーキングス。初戦の相手が優勝チームケンユナイテッドECでした。白熱したその試合は、スコアレスドローで終わりました。こうして、両雄の対決は、他のチームの試合の結果に委ねられることになりました。リリー・ユーキングスは残りの2試合(ハジクリエイトSC戦、ウォーカーズ戦)をともに勝利で終えました。

最終試合は、ハジクリエイトSCとケンユナイテッドECの勝負。この試合で、ハジクリエイトSCが勝利した場合、リリー・ユーキングスの優勝が決まります。クラブが一つになっている。まさにそうとしか言えない大歓声の中で行われたこの最終戦は、1-0でケン・ユナイテッドECの勝利に。ハジメは悔し涙を流します。

この結果、勝点でケン・ユナイテッドECとリリー・ユーキングスは並びました。優勝は、両チームの得失点差で決まりました。

枯葉の散る富小の校庭で、歓喜の声を上げたのはケンユナイテッドECの選手たちでした。



キャプテンのケンは、サッカーのうまさ以外にも、とてもたくさんの良いところを持っています。この日はそれがとても際立っていました。
本気でボールを追いかけ、勝負に徹することができる。
真面目にしないといけないところはしっかりと真面目になれる。
困っている子や痛がっている子がいたら、そばによって面倒を見てあげられる。
仲間のがんばりを、ひとつひとつ拾い上げて、感謝の気持を伝えられる。
かと思えば、仲間と一緒に悪ふざけして笑いあうことができる。

まさに、優勝チームのキャプテン。内藤はそう思いました。

そして同チームのソウルは、この日とても大切な姿勢を見せてくれました。大きな声でチームを鼓舞し、仲間のピンチを救うクリアを何度も見せてくれました。彼には、人を動かすとても強い気持ちがあります。

年が明けて冬が去って再び桜の花が開く頃。彼らは6年生になります。
ハジメたちが卒業することのさびしさ。そして、ケンたちがどんな6年生になるのかの期待。そのふたつの気持ちがないまぜになったまま、さっきまでの大歓声が嘘のように静かになった誰もいないTCL会場を後にしました。

4チームとも、すばらしい試合、チームワークを見せてくれました。
来年の富ヶ谷チャンピオンズリーグが今から楽しみです。