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【4年生A】秋季区民大会 2nd ラウンド 総括

【4年生A】秋季区民大会 2nd ラウンド 総括
コーチの三村です。
2月23日、4年生秋季大会の2次リーグが行われました。
予選リーグを勝ち上がった富ヶ谷Aはこの時点でベスト8。この日のリーグを2位以内で勝ち上がると、ベスト4となりメダルをかけた決勝リーグに進みます。
強敵ぞろいではあるものの、勝ち上がるチャンスは十分にあると踏んでいました。

基本のフォーメーションは新しく取り組んでいた2-4-1。最終ラインが今までの3バックより1人少ないので、DF陣の1対1の状況が増えます。基本的にDF陣の後ろにはカバーがなくキーパーしかいないので、今までより慎重に相手FWに対応する必要があります。慣れ親しんだ3-3-1からこのシステムにした狙いはいくつかあり、選手個々に伝えた課題は以下です。

コウタロウ DFとしての1対1で負けないこと。
カズキ 視野の広さを生かして声で周りを動かすこと。
ダンペイ 右サイドを突破し中央にパスを折り返すこと。
ソウヤ 運動量を生かしてサイドを上下に走り続けること。
ワクタロウ 中盤で受けて前線へのパスの出し手になること。
テユン 激しい守備で相手の中心選手をマークすること。
リクト キーパーとして勇気をもって前に出ること。
タクヤ 左サイドでボールをおさめて起点になること。
フウカ 中盤でより多く攻守に絡むこと。後ろが苦しい時は最終ラインまで戻ること。
リク 前線で周りを使って攻撃の起点になること。

メダルに向かう気持ちが強すぎたのか、消極的なミスがいつも以上に多く厳しい展開になりました。いつになく固い入り方になり、リズムを取り戻すことが難しいまま3試合を終えました
とくに目立ったのはロングボールの処理のミスです。相手のキック力が今までより強く、頭を越されて簡単に失点するシーンも見られました。まず大切なのは相手より先にボールに触ること。それが難しかったら相手に体を当てていい状態でプレーさせないこと。とくに体格の大きな相手にこれをやらないと、かなり苦しくなります。
他には、対戦した3チームの方が広いコートの使い方に慣れている印象がありました。
サイドの幅を広く使うために適切なポジショニングやショートパスもロングパスもより強く、正確な技術が必要になります。

まだメダルを取ったことがない学年になんとか次のステージに挑戦させてあげたい思いでしたが、
実力の差以上に点差は開いてしまいました。あらためてメンタルコントロールの難しさを感じました。
「普段の練習の時は自分を下手な選手と思い、試合では自分を最高の選手だと信じる」
いい選手になるためにとても大切な言葉ですが、この日は上手く自信を持たせることができませんでした。
点差が開き多くの選手が気落ちする中、フウカは最後まで1点を取りに行くことをあきらめずプレーし続けました。言葉で言うのは簡単ですがなかなか出来ることではありません。そんな選手が増えていくように指導していきたいと思っています。


新5年生になると、富ヶ谷SCの副キャプテンが1名選出されます。
吉田麻也選手のように大きな声でも、澤穂希選手のように背中(人となり)でも、チームが苦しい時にこそ、盛り上げられるような選手がこの学年から出てくるのを楽しみにしています。

vs 東部A 2-3 得点 リク・ダンペイ
vs 千駄ヶ谷A 0-5
vs セントラルC 0-7