“厳しいことを言ってもいいですか?“ 4年生ウィンターカップ
内藤です。
4年生のウィンターカップ。
本来昨年秋に開催予定でしたが、残念ながら天候不良のため中止。
そして先ごろ会場の都合がついたため、2/23に改めて開催の運びとなりました。
当日は晴天。風は冷たくウィンターカップらしい気候の中、富ヶ谷サッカークラブ4年生チームは5つ試合に挑みました。
ウィンターカップには渋谷区サッカー協会が招聘した招待チームが4チームほど参加するのが特徴です。
今大会には、オーパス・ワン、町田JFC、府ロクSC、そして昨年末のU-12選手権で全国優勝したバディSCが参戦しました。
そうした強豪チームとの勝負の機会に胸を躍らせるクラブもあると思いますが、富ヶ谷SCの4年生チームについては、そういったこととは別のことにフォーカスして大会に挑みました。
秋季大会でテーマとした”負けても楽しいサッカー”の次のステップとして、”本気で挑むサッカー”をテーマとしました。
参加選手11人中、4年生はわずかに5名。のこり6名は3年生です。
勝ち負けだけにこだわれば、厳しい結果に心を折るだけになるでしょう。
なので、勝っても負けても本気を出し続けること、をテーマにしてもらったわけです。
初戦は0-13。
二戦目は0-12。
大差での敗北でしたが、充実感は感じられました。秋の大会よりもチームの雰囲気も更に良くなっていました。
ですが。
「・・・厳しいことを言ってもいいですか?」
3試合目の前に、ケンがそう切り出しました。
「勝ち負けにこだわらず、負けたことを気にしないでやるのも楽しいかもしれないけれど、ちゃんと結果と向き合って、勝ちたいという気持ちを強く出していかないと、上手になれないと思うんです。」
これは、ケンからチームのみんなへのメッセージでした。
彼は以前から5年生チームの戦力として活躍しているので、彼がそう思うことは意外でもなんでもありません。でも、彼が思っていることをチームのみんなに伝え(それも感情的になったり、遠回しにしたりせずに、建設的に提案していました)、みんながそのメッセージをしっかりと聞いて考えることができるようになったことは、このチームとしてはこれまでにない大きな変化だと感じました。以前であればただの温度差になっていたと思います。ついに、このチームは一つの温度を共有できるほどにチームワークが育ってきたのだなとうれしくなりました。
今大会の結果を数字で見るなら、0勝5敗。
ですが、終始チームの雰囲気はよく、かつ本気で挑んだ証拠に、皆の表情はいきいきとしていました。4年生ひとりひとりが、未来の勝利につながる良いエクスペリエンス(経験値)を積んでくれたと思います。
■1試合目 vs トリプレッタ
● 0-13
・評価選手
タツキ(GK)
とめどない猛攻にさらされながら、幾度となく好セーブを連発。
彼が守っていなかったらこの点差ではすまなかったと断言できる活躍でした。
■2試合目 vs 町田JFC
● 0-12
・評価選手
コウスケ(CB)
1試合目でも体を入れたディフェンスでピンチを救った彼は、2試合目では前線につながるナイスなクリアを見せてくれました。
■3試合目 vs 美竹SC
● 0-5
・評価選手
リヒト(LSB)
気持ちの入ったブロックや、スライディングタックル。奪ったあとは相手をかわすステップで左サイドに大きな存在感。
■4試合目 vs 渋谷東部JFC
● 0-2
・評価選手
ユリ(FW)
3人抜きのドリブルやポスト直撃の惜しいシュートなど、気持ちの入ったプレーを多く見せた。
■5試合目 vs 本町
● 2-4
・得点(アシスト)
ケン
ユリ(ケン)
・評価選手
ケン
運動量、スピード、シュート力、パスセンス。そのすべてをバランス良く発揮。その結果としての1ゴール1アシスト。しかしその記録以上に、彼がこのチームに与えているポジティブな影響力はとても大きいと感じた大会となりました。
(photo by C.Takahashi)
4年生のウィンターカップ。
本来昨年秋に開催予定でしたが、残念ながら天候不良のため中止。
そして先ごろ会場の都合がついたため、2/23に改めて開催の運びとなりました。
当日は晴天。風は冷たくウィンターカップらしい気候の中、富ヶ谷サッカークラブ4年生チームは5つ試合に挑みました。
ウィンターカップには渋谷区サッカー協会が招聘した招待チームが4チームほど参加するのが特徴です。
今大会には、オーパス・ワン、町田JFC、府ロクSC、そして昨年末のU-12選手権で全国優勝したバディSCが参戦しました。
そうした強豪チームとの勝負の機会に胸を躍らせるクラブもあると思いますが、富ヶ谷SCの4年生チームについては、そういったこととは別のことにフォーカスして大会に挑みました。
秋季大会でテーマとした”負けても楽しいサッカー”の次のステップとして、”本気で挑むサッカー”をテーマとしました。
参加選手11人中、4年生はわずかに5名。のこり6名は3年生です。
勝ち負けだけにこだわれば、厳しい結果に心を折るだけになるでしょう。
なので、勝っても負けても本気を出し続けること、をテーマにしてもらったわけです。
初戦は0-13。
二戦目は0-12。
大差での敗北でしたが、充実感は感じられました。秋の大会よりもチームの雰囲気も更に良くなっていました。
ですが。
「・・・厳しいことを言ってもいいですか?」
3試合目の前に、ケンがそう切り出しました。
「勝ち負けにこだわらず、負けたことを気にしないでやるのも楽しいかもしれないけれど、ちゃんと結果と向き合って、勝ちたいという気持ちを強く出していかないと、上手になれないと思うんです。」
これは、ケンからチームのみんなへのメッセージでした。
彼は以前から5年生チームの戦力として活躍しているので、彼がそう思うことは意外でもなんでもありません。でも、彼が思っていることをチームのみんなに伝え(それも感情的になったり、遠回しにしたりせずに、建設的に提案していました)、みんながそのメッセージをしっかりと聞いて考えることができるようになったことは、このチームとしてはこれまでにない大きな変化だと感じました。以前であればただの温度差になっていたと思います。ついに、このチームは一つの温度を共有できるほどにチームワークが育ってきたのだなとうれしくなりました。
今大会の結果を数字で見るなら、0勝5敗。
ですが、終始チームの雰囲気はよく、かつ本気で挑んだ証拠に、皆の表情はいきいきとしていました。4年生ひとりひとりが、未来の勝利につながる良いエクスペリエンス(経験値)を積んでくれたと思います。
■1試合目 vs トリプレッタ
● 0-13
・評価選手
タツキ(GK)
とめどない猛攻にさらされながら、幾度となく好セーブを連発。
彼が守っていなかったらこの点差ではすまなかったと断言できる活躍でした。
■2試合目 vs 町田JFC
● 0-12
・評価選手
コウスケ(CB)
1試合目でも体を入れたディフェンスでピンチを救った彼は、2試合目では前線につながるナイスなクリアを見せてくれました。
■3試合目 vs 美竹SC
● 0-5
・評価選手
リヒト(LSB)
気持ちの入ったブロックや、スライディングタックル。奪ったあとは相手をかわすステップで左サイドに大きな存在感。
■4試合目 vs 渋谷東部JFC
● 0-2
・評価選手
ユリ(FW)
3人抜きのドリブルやポスト直撃の惜しいシュートなど、気持ちの入ったプレーを多く見せた。
■5試合目 vs 本町
● 2-4
・得点(アシスト)
ケン
ユリ(ケン)
・評価選手
ケン
運動量、スピード、シュート力、パスセンス。そのすべてをバランス良く発揮。その結果としての1ゴール1アシスト。しかしその記録以上に、彼がこのチームに与えているポジティブな影響力はとても大きいと感じた大会となりました。
(photo by C.Takahashi)