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【3年生】練習試合レポート「本町スポーツ少年団」「テキサスイレブン」戦

【3年生】練習試合レポート「本町スポーツ少年団」「テキサスイレブン」戦
コーチの山野です。
3/21 春分の日に本町スポーツ少年団さまとテキサスイレブンさまを招待しTMを開催しました。

出場選手:エニシ、コウイチロウ、タクヤ、シンノスケ、ソウ、ミナト、ゼン、スバル、ヒューゴ、チフク、キーラン

3年生にとって初のホームに対戦相手を招いてのTM。ホームチームとしての振舞い方をお話しました。対戦相手がいてこそサッカーができることに感謝する、大きな声で挨拶することを確認しました。

サッカーに関しては、試合に入る前にこれまで皆でトレーニングしてきたメニューを振り返り、それぞれのポジションごとの、プレーエリアごとの役割分担を確認しました。
最初に2チーム総当たりx4セット 8試合あることの理解を促し、最初の1セットは日ごろ慣れているポジション、2,3セットはポジションをシャッフルしいろんなポジションを経験、4セット目はいつものポジションをベースにポジションシャッフルして得た経験を反映したポジションで挑んでみることを説明して試みました。自分がどのポジション、役割だということと同時に他の選手がどのポジションでどんな役割かを考えてもらうことが裏テーマでした

以下個人評です。
エニシ:試合の中で集中してプレーできる時間が増えたと感じました。時々キラリと光るボールコントロールとキラーパスが印象的でした。ディフェンスへの意識が飛躍的に伸びていました。

コウイチロウ:危機察知能力を裏付けとしたポジショニングとディフェンス能力がより向上したと感じました。ボールを獲ってから、冷静に次につなげるプレー、キック力の向上、攻撃参加する機会が増えればもっとサッカーが楽しくなると思います。

タクヤ:これまで左サイドMFでプレーすることが多かったタクヤですが、今回はCMFを中心にプレーしてみました。元々左サイドからカットインして右足でシュートすることが好みだったようですが、興味深かったのは感想を聞いた際、サイドよりゴールが近くなったという発言と実際タクヤの得点機会が増えたことでした。2-3-2フォーメーションの中で、最近トレーニングで取り組んでいる、自チームがボールを持っている時は常にパスコースのトライアングルを作る動きがCMFでは得に重要になることと、その為にオフザボール時にフリーになる動きが大切だということだけを伝えましたが、バイタルエリアでのディフェンスもがんばってくれました。

シンノスケ:自身でも気づいているようでしたが、集中している時のディフェンスへのコーチングが素晴らしい反面、自チームが攻めているとき声が出なくなっているのは集中切れているねと話しました。本町戦でハイボールのシュートに対して素晴らしいセービングがありました。ゴールキックでは最初の方に相手にあっさりボールを渡してしまうシーンがありましたが、試合を重ねるごとに思考を重ねているように見受けられましたので続けていけばよくなると思います。具体的には周りがシンノスケを助けてあげるポジショニングをとること、またはシンノスケが指示することを確認しました。

ソウ:主にDFでプレーしました。ディフェンスに戻る際の走るコース取り、ポジショニングが素晴らしかったです。これまでは相手サイドの選手につられるシーンがあったのですが、サイドMFが対応していることを察知した後の判断の切替が意識的に見ることができました。

ミナト:DFで出ているときもFWで出ているときも、気迫と強いフィジカルを生かしてボールを追いかけまわしていました。ミーティングでどのポジションで出ていても役割を理解することを皆に力強く話してくれたことが印象的でした。

ゼン:前線でプレーする機会が多いゼンですが、後ろ向きでボールを受けて味方が上がってくる時間を稼ぎ、味方を生かすパスを出すプレーが素晴らしいです。後ろ向きでプレーするのか、前向きでプレーするのかを意識し、シュート練習やゴール前での1対1でやっているダイアゴナルランの動きを例に自分が前向きでプレーする動きも取り入れれば、もっといろんなことができるよと提案しました。今後トレーニングの中でフォーカスしていきたいと思います。

スバル:足元の技術の上達が夏の合宿以降目覚ましいスバル。DFでプレーした際に、自分はディフェンス苦手だからフォワードがいいという発言がありました。FWもボール奪取力は必要で、スバルがディフェンス苦手だと思わないことを伝えました。乗り気ではなかったようですが、DFも考えながらプレーしているように見受けられました。

ヒューゴ:ディフェンスに強みがあるためDFで出場が多いヒューゴですが、攻撃したい気持ちが強いようです。当日は攻撃の機会が多いサイドMFをプレーした後DFに戻しました。そうすると運動量を生かして自ら攻撃機会を増やし、守備の時は戻るという新たな発見があったようです。チームメイトもヒューゴはDFなのに攻撃するけど、守備の時はちゃんと戻っていたと評価していました。最後の試合ではそのご褒美のようなゴールがあったことは特筆すべきことと思います。

チフク:チームでもサッカー経験が少ない方のチフクですが、運動量とスピード、楽しそうにプレーしているところが素晴らしいです。ポジションを忘れてどうしてもボールがある方につられてしまうところがありますが最初は皆同じでした。お話に耳を傾ける姿勢、こちらからの問いかけ対するレスポンスが秀逸です。どんどんサッカーの魅力に取り憑かれていってもらえたらと思います。

キーラン:当日学校があって遅れてきたキーランでしたが、プールの授業の後、準備万端でやってきました。試合ではパスのアイデアが素晴らしかったです。いつも通り攻撃時の右サイドでの推進力は素晴らしいのですが、相手ディフェンス陣が対応できないループパスや相手の死角を突いた右サイドから左サイドへのグラウンダークロスと創造力あふれたプレーをしていました。

個人的に興味深かったことは、左効きの相手選手に対してシュートを防ぐために左側からプレッシャーをかけて追い込む作戦を選手たちで導き出したのですが、あっさり逆に切り返されて右足で決められたことでした。相手選手にしてやられましたが、自分たちでゲームの中でスカウティングをしてアイデアを練って実行するということにビックリしました。

最後に皆に帰ってから(1)出来たこと、(2)出来なかったこと、(3)どうすれば改善できるかを思い出してみるように話しました。ご家庭で改めて促していただけると幸いです。