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【6年生B】秋季区民大会 予選リーグ総括 「決勝トーナメントベスト8進出!」

【6年生B】秋季区民大会 予選リーグ総括 「決勝トーナメントベスト8進出!」
コーチの岩崎です。
2月25日(土)に6年生の秋季大会予選リーグおよび順位決定トーナメント1回戦がありました。
富ヶ谷SCのテペ(今回は実質5年生チーム)が富ヶ谷Bチームとして参加し指揮を執りましたので以下総括いたします。
富ヶ谷Bチームの参加メンバーは以下11名です。
ゆうき、けい、かろ、せいた、はるた、てとら、そう、そうすけ、れい、りょう、ゆきや

この5年生は1試合目の入り方がなかなか克服できない課題です。
23日に行われた富ヶ谷AチームとのTMでも同様で、「ミスをしないよう注意深くなり過ぎるが故にタッチ数が多くなる」「視野が狭くなる故にパスの出しどころが見つけられない」という状況から球離れが遅くなることで相手にボールを奪われ、序盤に立て続けにゴールを奪われるといった展開でした。
TM後、25日の1試合目の入り方をどうすれば改善できるのか、各自で考えることを課題にしましたし、試合前もチームでの改善策をメンバー全員で話し合って臨みました。
が、1試合目のトリプB戦でも、開始早々に立て続けに失点を許してしまいました。もちろん相手は6年生でそもそもの実力差があったと思いますが、それ以上に自分たちのプレーが出来なかったことが原因だったと感じています。

課題というのはそう簡単に克服できるものでも無いですし、そもそもすぐに改善されたら課題にもなりません。また、この大会で改善されなかったからダメというものでも無いです。粘り強く各選手が試合を振り返ってチームおよび個人の課題に向き合い、それを克服する努力が実践できるかということの方が大切だと考えています。

【予選リーグ】
1試合目 vsトリプレッタB 0-5(●)
2試合目 vs 本町 5-0(◯)
     得点者:ゆうき(CKかろ)、けい(てとら)、ゆうき(CKかろ)、けい(かろ)、はるた(CKかろ)
【順位決定トーナメント】
1回戦 vsセントラルB 0-0 PK:3-2(◯)

1試合目のトリプB戦は、上記の通り序盤に自分たちのプレーが出来なかったことによる3失点があったものの、前半途中以降は善戦したと思います。やはり相手は6年生のためパワー・スピードともに基礎体力が上回っていましたし、パスワークのポジショニングがしっかりしていましたので、富ヶ谷Bチームより実力的にも格上であったことは確かだと思います。その中で、試合に慣れてきた頃からは、プレスの強度も上げることができ、いつも通りのパスワークを発揮することができました。
失点を防ぐことに終始してしまった試合になりますが、このような相手から1点をもぎ取るためには、やはり相手の想像を超えるプレーが必要になります。以前どこかの総括でも書いた記憶ありますが、良くも悪くも5年生は真面目で正統派なプレーを好みます。もちろんそれが悪いわけではないのですが、味方の足元への堅実なパスを繰り返すだけでは相手の想像を超えることはできません。失敗を恐れずチャレンジ・創意工夫ができるようになると、自分たちのプレーの幅が広がり、それが更なるレベルアップにつながると考えます。
2試合目の本町戦は、特段の課題はありません。トリプBと比較すると実力的に劣る相手であることもありますし、5年生のチームは過去ほとんどの大会で2試合目のパフォーマンスが一番良くなりますので、あまり心配はしていませんでした。敢えて言えば、5得点のうちコーナーキックから3得点と、かろの精度の高いプレースキックを自分たちの武器として得点を重ねられていたので、コーナーキック狙いでどんどん相手ゴールの近いエリアでのプレーを試みるための創意工夫を試合中に出来るようになるとよりレベルアップ出来るのではないでしょうか。
予選リーグを2位通過し、3試合目は順位決定トーナメントということで、勝てばベスト8以上の道が残されます。相手はセントラルBチーム。Bリーグ3位通過以外の事前情報はありませんでしたが、勝つという気持ちで負けずに全力で最後まで走りぬくことを約束事として送り出しました。
試合開始後、何となく勝利への貪欲さが全面に出ている感じではなくサッカーを楽しんでいる雰囲気が出ている相手でしたので、いつもの実力が発揮できれば大丈夫だと感じる一方で、ゴール前まで押し込めど、数多の決定機をゴールに繋げることができない、攻めているのに苦しい展開になってしまいました。このような試合展開だと、ゴールを焦るあまりイライラして自分たちのサッカーを見失ってしまうことで相手に得点を許してしまうことを避けなければなりませんが、最後まで集中して守り切ることができたことは、精神的な部分での成長を感じました。結果的には劇的なPK戦勝利となりましたが、そもそもPK戦までもつれ込むレベルの相手ではありませんでしたので、しっかりとゴールチャンスをものに出来なかった攻撃陣は大いに反省し、次の試合で名誉挽回することを期待しています。

次戦に勝てば6年生大会でのベスト4になります。1試合目の戦い方に課題を残すチームですが、絶対勝つという気持ちで、最初から全力で試合に臨めるように選手個々人が準備してもらいたいと思います。
おそらく、公式戦で親御さんの応援がある中で、多くの選手が、ミスをしたらどうしよう、かっこ悪い姿を見せたくない、という気持ちから緊張してパフォーマンスが発揮できない状況に陥るものと推測しています。以前にも伝えている通り、「ミスはプレーした人だけが出来るもの」です。ミスを恐れてプレーに関与しようとしない人は、ミスをしていませんがもちろん評価されません。ミスをしないように全力でプレーしない人も、ミスをしていないかもしれませんが評価されません。逆に、勝利を目指して全力でプレーした結果のミスを責める人は誰もいません。何なら世界のトップリーグでゴールを量産するスーパースターのシュート決定率はおおよそ2〜30%です。逆の言い方をすると、100本シュートを打って7〜80本は外していますが、彼らはスーパースターです。このように考えるとミスを恐れる必要は全くなく、むしろ全力で試合に臨むことだけを考えればよいのです。
が、気持ちのコントロールだけで試合で緊張しなくなるほど人生は甘くできていません。それを克服するためにもう一つ選手に意識してもらいたいこと。「普段の練習をもっと真剣に取り組むこと」です。普段の練習をヘラヘラと仲間と楽しむだけで何の目的無しにこなしてしまうと何も得るものがありませんから、練習すれども結果自分のプレーに自信が持てず、いざ試合になった時に不安で緊張してしまいます。普段の練習から試合を意識して真剣に取り組めるかどうか、そこもチームの課題克服の大事なポイントと考えていますので、是非とも来週の練習では選手たちの意識が変わりより真剣に練習に取り組む姿に会えることを楽しみにしたいと思います。