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【3年】遠征TM(vs チーム杉ニ)

【3年】遠征TM(vs チーム杉ニ)
コーチの櫻井です。チーム杉二とのTM総括です。

参加選手:しのた、けんた、さくれお、わくたろう、すずれお、ふうか、はおり、ゆいと、かずき、しょうた(2年生)、えぃぶり(2年生)

15分×6本の試合で、結果は3勝3敗でした。8人制ではあったのですが、ゴール/コートサイズともに一回り小さく、ポジションを守らずとも対応できてしまう為か、いつもよりポジショニングの乱れ(ボールに集まってしまう)が見られました。
キックオフ時のプレーは課題です。キックオフでは一旦ボールを後ろに下げますが、ボールの質に拘る必要があります。パスが弱くては相手に搔っ攫われますが、パスが強くてもコントロールが難しいので、適度なスピードでボールの受け手の利き足に出すことを意識して欲しいです。また、後ろに下げた後の展開についても改善が必要で、特にこの日は左右両サイドハーフがボール欲しさに中央に近いポジションを取っており、キックオフボールを受けた選手がパスをだしても敵に囲まれる状況であることを察し、出しどころに困る状況が多かったです。キックオフ時のポジションニングについても再度、意識を改めて欲しいです。
試合後の挨拶ではしのたが手を挙げて挨拶をしたいと申し出ました。「暑い中、一緒に頑張ってくれてありがとうございました!」サッカーに敵も味方もないという富ヶ谷SCの精神も表した素晴らしい挨拶でした。思い返せば1年前の区民大会予選リーグでキャプテンに任命し、解散時の挨拶をお願いしましたが、少し照れて「何て言えばいいの?」と言っていた姿はそこにはなく、定型文ではない自分で考えた立派な挨拶でした。先日の区民大会でもわくたろうが初めてとは思えない堂々とした挨拶をしてくれましたが、普段遠慮がちな子供たちもこちらが気づかぬうちに成長しているものだと思いました。私がこの学年の練習を見始めたのは1年生の初めのころからでしたが、この頃は「キャプテンをやりたい人?」と聞けば、ほぼ全員が手を挙げるような本来は積極的な子供たちです。それから2年が経ち、子供たちの中でもチームの中で誰が中心的な人物なのかというのを意識し始め、最近は同じような問いかけをしても以前は手を挙げていた子供たちの中には遠慮するようになった子も出てきました。しかし、普段表には出ずとも、いざとなれば立派に振る舞うことができるのだと、私にとっては嬉しい発見でした。プレー面でも先日の区民大会に続き、ふうかが2戦連続のゴールを決めました。先日の区民大会でのチーム編成や今回のTMのような中心人物に頼れない状況ですと、プレー面でもそれ以外の場面でも自分たちがやらねばならない状況が生まれますので、その中で成長が促されることもあるのだと感じました。
今回で私の総括も最後になります。まだまだ伝えたいことはありましたし、これからの子供たちの成長を近くから見届けられないのは本当に心残りなのですが、大きく羽ばたいていく子供たちの姿に思いを馳せ、少し離れた場所から見守っています。