東京都渋谷区サッカー協会加盟
ホーム > ニュース > 【1年生】渋谷区交流戦

【1年生】渋谷区交流戦

【1年生】渋谷区交流戦
コーチの渡辺です。1月27日、渋谷区1年生交流戦が開かれました。寒さの厳しい1日でしたが、快晴のサッカー日和となりました。

予選と決勝に分かれる普段の大会と異なり、今回の交流戦は1日限りのリーグ戦です。富ヶ谷SCは2チーム登録しましたが、試合直前に体調不良の選手が多く出てしまい、同日のキッズ大会に人数がそろわず参加できなかった幼児チームから補強選手2名に参加してもらい、それでも1名不足でしたが、なんとか2チームで出場することができました。

試合前から厳しいスタートとなりましたが、年中さん、年長さんの入ったAチームはリーグ2戦1勝1分、非公式戦も勝利して、見事リーグ1位。人数が一人少ないBチームはリーグでは3チーム中3位となりましたが、人数が少ない中でも善戦し、非公式戦では見事勝利をおさめ、それぞれ期待を大きく上回る戦績を残してくれました。

【試合結果】

★Aチーム
vs美竹 2-1(非公式戦) 得点:ケイヒル×2
vs東部B 1-1 得点:ケイヒル×1
vs本町 2-0 得点:ケイヒル×2

★Bチーム
vsトリプレッタC 0-1
vs美竹 0-5
vs本町 3-2 得点:ワク×1、コウノスケ×1、シュウ×1

【戦評】
★Aチーム
6名中2名が幼児補強選手のAチームは、厳しい戦いが予想されましたが、幼児2名が戦力としてしっかりと機能してくれました。年中のリツトは2学年飛び級でしたが、敵からボールを奪ったり、味方にパスをつなぐ場面も見られ、年中さんとは思えない活躍を見せてくれました。年長のナオヤは、完全に戦力として機能し、3試合フル出場で勝利に貢献してくれました。特にディフェンス時のポジショニングが良く、ファーストチャレンジャーとして相手に立ち向かい、ボール奪取したり、相手を遅らせるプレーを何度も見せてくれました。

守備面では、ナオヤがチャレンジして、それをトウマがカバーして相手からボールを奪う、さらに前線からシュウが戻ってトウマのカバーをするという重層的な守備で、見ていて安心感のあるディフェンスを見せてくれました。最近GKに関心のあるカイもGKで出場した際は、最後まで集中を切らさずファインセーブを見せ、何度となくチームを救ってくれました。このような全体が連動した守備は今後の試合でも継続していきたいと思います。

攻撃面では、ケイヒルのスピードと決定力が一つ抜けていました。広いコートでの試合で、普段よりもケイヒルのスピードと突破力が発揮されていました。また、シュウは、仲間と相手を引き付けてから裏のスペースにスローインを出す攻撃が効果的だったほか、急なダイレクトパスで攻撃の緩急をつけるなどサッカーIQの高いプレーでビルドアップに貢献してくれました。全体的にもパスをつないで相手を崩すチャレンジも徐々に増えてきた印象もあり、このまま継続していきたいです。

★Bチーム
Bチームはトリプレッタ戦、本町戦にはAチームから補強に入ってもらい、6名で試合することができましたが、Aチームと試合時間帯が重なる美竹戦では一人少ない5名での戦いを強いられました。

トリプレッタ戦では、相手にドリブルの上手な選手がおり、DFが飛び込んだところをうまくかわされてシュートを決められましたが、それ以外の場面では、全選手集中を切らさず走り切り、相手としっかり距離をとって無理に飛び込まず、しっかりと守ることができました。特にヒロト、シンタロウを中心に、相手のサイド攻撃時にも首をしっかり振って裏のスペース、敵の位置を確認し、ボールウォッチャーにならずに中央の守備を固めてくれたことや、ワクの前線からのプレス、ナオヨシの相手の攻撃を遅らせるディフェンスや、ボールを簡単に奪われない足元の技術の高さなど、それぞれ持ち味を発揮して、失点以外の場面では、大きなピンチを作らずに相手の攻撃を抑えることができました。

5人での戦いを余儀無くされた美竹戦では、前半はトリプ戦と同様に守備を固め、何度かシュートまでつなぐシーンも見られていたのですが、終盤に押し込まれ、ファンブルしたボールが不運にもゴールに吸い込まれ惜しくも失点してしまいました。後半は1名少ないことで、体力が落ちてきたこともありますが、4失点とも、ゴールキックの際に人数が一人少ないことでボールの出しどころがなかったところを狙われての失点でした。仕方のない失点ではありましたが、今後はボールの受け手がGKが蹴りやすい位置やスペースに動いてあげることで、パスコースを作っていく動きを練習し、このような失点を今後防いでいけるようにできたらと思います。

最後の本町戦は、全選手フル出場で疲れもピークに達しており、攻守の切り替わりの際にもなかなかディフェンスに戻り切れず、互いにカウンターの応酬となる激しい打ち合いの試合になりましたが、自陣のディフェンスラインでは、ヒロトとナオヨシが丁寧にパスを回し前線につなげるシーンも見られるなど、しっかりとボールをつなぐサッカーを最後まで見せてくれました。

そうした中、球際で随所に強さをみせてくれたコウノスケが中央突破で一歩抜け、そこからゴール前に走りこんだワクにつなぎ、ワクが素晴らしいフィニッシュで先制点を奪いました。その後、先方のカウンターから追い付かれ、さらには一時逆転を許しますが、後半には再びコウノスケがカウンターから得点し、さらに、相手のシュートを防いだ際にけがをしたシンタロウと交代して出場したシュウが、こぼれ球を押し込み見事逆転に成功しました。体力の限界を超えて勝利を手にしたこの経験は今後の大きな糧になると思います!

Aチーム、Bチームとも、厳しいコンディションの中でも全力を出し切り、最後まで集中力を切らさずに走り切ってくれた選手たちに感謝したいと思います。

2月は秋季大会の予選と本戦が控えていますが、ぜひこの勢いをキープして、大会に臨みたいと思います!