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【1年生】トレーニングマッチ(vs 多聞SC)

【1年生】トレーニングマッチ(vs 多聞SC)
コーチの渡辺です。

7月17日(月)、海の日の祝日、富ヶ谷小学校グラウンドで多門SCさんとTMを行いました。

当日は最高気温36度を超える猛暑日でしたが、幸い試合開始時刻には校舎の影がグラウンドを覆い、時折涼しい風が吹き抜ける中、熱中症に細心の注意を払いながら、体調不良者を出すことなく無事に練習試合を行うことができました。

渋谷区では幼児から2年生までの試合は、通常6人制で行われますが、今回は多門SCさんからの申し出を受け、普段より少し広めのコートで、8人制サッカーを行いました。

8人制とした理由は2つあります。1つ目は両チームとも参加選手が多かったこともあり、できる限り多くの選手に出場機会を与えるためです。そして2つ目は3年生以降に取り組む8人制サッカーを体験するためです。

8人制サッカーではフィールドの大きさも倍になり、オフサイドのルールも加わり、フォワードやミッドフィルダー、ディフェンスなどポジションの役割に応じた動きが求められる本格的なサッカーに近づいていきます。(今回はオフサイドはなしで実施)

一方、富ヶ谷SCでは、まだ普段の練習で8人制サッカーに取り組んでいる訳ではないので、今回も特にポジション分けはせずに試合に臨みました。

試合が始まる前、選手たちには1年生になってから練習で取り組んでいる(1)攻撃面ではパスを使って攻めること、(2)守備面ではマークにつくこと、(3)数的優位を作るためにみんなで守り、みんなで攻めること、の3つに取り組んでほしいと伝えました。

とはいえ、選手たちも頭では理解しているものの、それを実行に移すことはなかなか容易ではありません。結果的にいつものお団子サッカーとなってしまいました。しかし、個人のドリブルや突破で局面を打開できても、パスで次につないで相手を崩していかなければ得点することが難しいこと、ディフェンスでは、選手全員がボールウォッチャーになってボールに近寄っていってしまうと、その裏に生まれたスペースやフリーの相手選手にパスがつながることで簡単に失点してしまうということを選手たち個人個人が体験できたことは大きな収穫だったと思います。

そして、3つの目標のうち、「数的優位を作るためにみんなで守り、みんなで攻める」については、選手全員が一生懸命取り組んでくれたと思います。

結果的に全体では負け越す形となりましたが、ゲーム単位では勝ったり同点となるゲームもあり、負けたゲームでも選手たちは下を向くことなく、最後までサッカーを楽しみながら一生懸命プレーしてくれました。

今回の練習試合では、それぞれのレベルで、うまくいったこともあれば、うまくいかなかったこともあったと思いますが、うまくいったことは成功体験として、うまくいかなかったことも次に生かせる反省点としてしっかりと心に刻んでほしいと思います。

これから夏休みが始まりますが、9月には延期されていた1年生初の公式戦となる春季大会が控えています。

富ヶ谷SCでは、基礎技術の向上に向けて低学年向けのチャレンジドリルを作成しましたので、後日選手たちに配布したいと思います。ぜひ夏休み中に活用いただき、個々人のスキルアップを目指していただければと思います。チーム練習では引き続き、パスやマーク、数的優位など、チームで連携して行える練習を中心に取り組みます。

春季大会で1試合でも多く勝利をつかめるよう、夏を大事に過ごしていきましょう!

VS多門SC 4-11 得点者 エイタ(2点)、シュウ(2点)