東京都渋谷区サッカー協会加盟
ホーム > ニュース > 【5年生A】春季区民大会順位決定トーナメント 総括

【5年生A】春季区民大会順位決定トーナメント 総括

【5年生A】春季区民大会順位決定トーナメント 総括
7月9日、5年生春大会順位決定トーナメントが行われました。 この日のAチームは3試合での勝利を目指しつつ、今後強いチームに勝つためのチャレンジをしました。はっきり変更した点はゴールキックのつなぎ方です。キーパーからのショートパスを今まではバック3人で受けていましたがサイドの1人(主にこうたろう)が高めに位置を取り、後ろの2人+キーパーで展開します。りく、かずきのパス回しが安定してきたことで次の段階に進むことにしました。やってはいけないミスが何本かありハラハラしたシーンはありましたが、試合の中でたくさんミスをして経験することが次につながります。キーパーりくと、さくれおのセービングに助けられ失点にはならなかったものの、今後の課題がたくさん見つかったことが良かったと思います。対策としてはパスが来る前に敵味方の状況を見ておくこと、その上で適切なポジションを取ることなどいい準備をすることをトレーニングしていきましょう。
その変更により、ボールを前に運びやすくなりました。春から取り組んできた「右からのパスは左に、左からのパスは右に」を合言葉に、パスをつないで逆サイドに展開できるようになったことでチームに余裕が生まれました。
故オシム監督の言う「ボールは汗をかかない。ボールを走らせろ。」の最初の1歩を踏み出せたように思います。実際、つなげないことで走りまわらなければならなかった時より無駄なスプリントが減り、左サイドのわくたろうが余力を残して縦に突破しアシストする機会が何度もありました。ふうかを起点にサイドからワンツーで崩すシーンが左だけでなく右のだんぺいとも見られました。少しポゼッションが出来ることで落ちつく時間が生まれたことは大きな成長です。全体的に3試合を終えても体力的に余裕が感じられました。
もう一つの良かった点、3試合で1失点だった理由として守備の連携が上がったことがあります。ワントップのゆうき、しのたがどちらも前線で相手のパスコースを切ることができていたので次の守備の予測がたてやすくなりました。さらに基本的な陣形を崩すことなく、戻って守備(プレスバック)をする意識を全員が持ったことで相手にとってはボールを保持しにくくなっています。相手ボールホルダーに対して後ろからのチャージが増えたので、ファウル数も増えましたがこれくらいガツガツ行く守備は強い相手に勝つ為には必要だと思います。
繰り返しになりますが、試合間のミーティングでもっといいサッカーをする為には、次に何が起こりそうなのかを予測して準備することが大事だと伝えました。例えば、左サイドからセンターバックに横パスがあった瞬間に右サイドの選手はライン側に開いてポジションをとり前方にトラップすることを考えます。いい準備ができると余裕を持ってプレイができて周りを見渡せるのでよりいい判断ができたり、いいキックやドリブルが出来るようになります。これは生活面からトレーニングできます。ふだんから次のことを予測して行動ができれば「やろうと思ってたのにー」とお家の方に言う機会もへるでしょう。サッカーもうまくなって一石二鳥なのでぜひ取り組んでみてください。
個人的にこのチームの戦術を考えることがとても楽しいです。ゴールキックのつなぎ方の変更を伝えたのは前日の練習の時です。それでもすぐに対応できるようになったのは、選手それぞれが話を聞く力とサッカーを理解する力がついてきたからだと思います。体力、体格が劣っていても、サッカー脳(サッカーIQ)が高いと戦えるのがこのスポーツの面白いところです。そんな魅力をこの選手たちにもたくさん感じて欲しいと願っています。

vs セントラルA 5-0(ゆうき2、だんぺい、ふうか2)

vs 東部B 0-1

vs セントラルD 5-0(ふうか3、だんぺい1、りく1)

ふうか 中央でパスを受けて右左に散らそうと言う意識がたくさん見られました。
ゆうき いい形で強いシュートを打てる体勢になるまで粘れるのが素晴らしいです。
しのた 3試合目でポストプレーから何度もチャンスが生まれました。あれを繰り返すとシュートチャンスが必ず来ます。
だんぺい 前より周りを使う意識が見られました。こうたろうとの連携ができるともっと面白そうです。
わくたろう 課題だった縦突破でアシストもできました。次はシュートを打てるようにカットインもしてみよう。
こうたろう 準備ができていれば、というシーンが何度かありました。体の強さを生かした守備はすばらしいです。
りく ディフェンスの中心として頼りになりました。パスの出しどころをいくつか見つけられるとさらに良くなりそうです。
かずき パスを受ける位置がよかったです。課題だったオーバーラップも何度かあり可能性を感じました。
りくと 守備機会は少なかったですが集中していました。パントキックの精度は素晴らしいので、あとはロングキックお願いします。
さくれお 久しぶりの面々とのサッカーは楽しかったでしょうか。一発で前線のスペースに出せるので次はチーム戦術に取り入れます。
(三村)