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【5年生A】春季区民大会 予選 総括

【5年生A】春季区民大会 予選 総括
4月29日(土) 春季大会 予選リーグ
5年生A

この日のテーマは守備で体を張ること。ぶつかることを恐れてひるむとどんどん付け込まれます。1週前の自由が丘SCとのTMでひと回り大きな相手にふっ飛ばされた経験を活かして、当たりの強さで負けないように勇気を持って試合にのぞみました。自分たちより力があるチームに勝つためにはロースコアに持ち込む必要があります。そのために前線からの守備が重要です。前でプレッシャーがかかれば、DFラインの守備はずいぶん楽になります。チームが一つになって守備をすることで勝機をうかがいます。

(1) vsセントラルB 0-3
このグループで一番力のある相手に対して前半は浮き球の処理と対人の強さに優れ、スピードのある3人(左からゆうき、りく、ふうか)をDFに並べました。前半を2失点以内に抑えて後半で点を取りに行くプランです。気合十分で集中していたのですが、開始早々に右サイドを突破されマークがずれたところを後ろから飛び出してきた選手にフリーで決められました。が、その後は徐々に固さがなくなり相手陣内でのプレーも増えてきました。そんな矢先にこちらのゴールキックを中央で奪われドリブルシュートを決められました。靴紐を結んでいて対応が遅れた選手がいたのは大きな反省点です。もったいない失点でした。
後半はこうたろうが右DFに入り、りくをトップにして点を取り返しに行きます。何度かおしいチャンスも作りましたが決めきれず、逆に前がかりになったところで失点しました。3点差の敗戦ですが、内容は決して悪くなかったと思います。

(2) vs千駄ヶ谷B 4-1
1試合目で守備に徹してもらったふうか、ゆうきをMFに上げました。
2分 相手DFにしのたがプレス。こぼれ球をふうかが蹴り込み先制点をあげました。
9分 ふうかが中央でパスカット、スルーパスからゆうきがダイレクトシュートで2点目を取りました。
12分 前がかりになりDFラインが上がったところでオフサイドを取り損ねカウンターで失点。
14分 かずきのいい守備がありこぼれ球を拾ったわくたろうのパスを受けたふうかがドリブルで運び、しのたとゆうきが前のスペースにランニング。相手DFが裏を取られないように下がったスペースでふうかがゴール左隅にミドルシュート。前線が連動したお手本のような得点でした。
後半10分 だんぺいの前線からのプレスでボールを奪い、パスを受けたりくがゴール。
得点をあげた選手はもちろん素晴らしいのですが、一人の力で決まったゴールは一つもなくこのチームらしいみんなで取った4ゴールでした。

1試合目に続き、この試合でも今までに見られなかったこうたろうのオーバーラップがありました。チャンスがあればDFの1人は攻撃参加していいチームの決まりがあるものの今まで彼が上がることはほぼありませんでした。おしくもファウルになったり、パスカットされたりでしたが相手にとってはマークに付きにくい面白いプレーでした。またそれによって空いた右サイドをだんぺいが埋めていたのもこちらの指示ではなく自発的に動いたものです。ある程度の約束事は作れますが、どのタイミングでどう動くかは選手の判断です。試合の中で個々がアイデアを表現し、周りがカバーするサッカーを今後も続けていきたいです。

(3) vs東部A 0-4
この試合もまずはチーム全体で守ることをイメージして入りました。相手の左右のウイングがスピードもありドリブルが上手だったので危ない場面もありましたが、りくとのナイスセーブでねらい通り前半を無失点で守り切りました。やりたいことが出来ていたのは間違いなく富ヶ谷だったように思います。選手たちも手応えがあったようで前向きな言葉が多くあり、雰囲気よく後半にのぞみました。
しかし後半2分、隣のコートで何度も鳴った笛でこちらの足が止まったところをゴールされます。さらに守備に走り回った疲れからボールへの寄せが弱くなり、相手の力強いミドルシュートで終盤に立て続けに失点しました。3試合目の最後であれくらい力強いシュートが打てる選手は富ヶ谷にはいません。ドリブル、キック、走力含めて力の差はありましたが、それでも相手を思い通りにさせなかったのは球際に寄せることと体でぶつかることを全員が意識してやった結果だと思います。惜しくも望んだ結果にはなりませんでしたが、強いチームに勝つためのヒントが得られた3試合だったように思います。

試合後のミーティングでは1失点目の笛の話になりました。紛らわしい審判の笛に不満を言いたくなる気持ちは痛いほどわかるものの、相手は最後までプレーを止めませんでした。上手くいかなかった時に、何かのせいにするのは簡単ですがそれでは向上しません。成長するためには自分がどうすべきだったか、何ができたかを受け止めることは次に同じミスをしない為に必要なことだと思います。
それぞれに感想を求めたところ、いつも以上に悔しさを表現する選手が多かったことが嬉しかったです。次こそはいい結果が出せるように、日々の練習にどう取り組むかを楽しみにしています。
最後にチーム練習では補えない課題を交えて個々にメッセージです。



りくと GKとして頼もしさが増しました。前に出る守備とパントキックはかなり向上しています。ゴールキックでもしっかり相手FWの頭を越すロングボールが蹴れるようになりましょう。それができるとDFも安心してGKにパスができるので攻撃の起点になることができます。

だんぺい 後ろのこうたろうを助けるために上下に走りまわりました。前のスペースをついて何度かチャンスメイクもしてくれました。3試合を走り切れるスタミナが付くとさらにいい選手に。いっぱい食べよう!

こうたろう この日のように攻撃参加してMFを追い越すプレーができると面白いサッカーになりそうです。右サイドからのクロスは得点にはなりませんでしたがいい突破でした。いい状態でボールを持っている相手に飛び込み、かわされるシーンがまだ多いのでまずはじっくり見る守備をやっていきましょう。

かずき パスを受ける技術が高いこと、守備で球際に強くいけることを期待して主にセンターハーフで出てもらい期待通りの仕事をしてくれました。縦パスを急いでしまうところを改善して、キープしたりパスを前後左右に散らせるともっともっといいゲームメイカーになります。

りく DFでもFWでも頼りがいがあり、チームを鼓舞する声もありました。DFの時のマークの付き方とポジショニングでもっともっといい守備ができます。まずは背後を取られないようにしてみよう。

ゆうき 慣れないDFで奮闘してくれました。持ち前のスピードは守備でも生かされると思っています。前にスペースがある時はMFのつもりでどんどん飛び出してみよう。予想外な動きをする型破りな選手になるのが楽しみです。

ふうか 主にセンターバックでカバーリングが多い日でした。全てのポジションをこなせるユーティリティ性に助けられています。中心選手として周りの選手をどんどん引き上げてほしいです。

わくたろう 以前より守備に行けるようになってきました。パスだけでなく何度か縦にドリブル突破にチャレンジできていたのはよかったです。きれいなプレーでなくてもチームが助かる体を張ったプレーを選べるとよりいいですね。

しのた 強引なドリブルでなく、パスをしようとしていたのは感じました。前線の守備ではジョグするときとスプリントするときのメリハリがあるとより相手へのプレッシャーになります。まずはもっともっと走りまわる姿を見せることでみんなを引っ張っていってほしいです、

(三村)