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【3年生】秋季区民大会2024 予選リーグ 総括

【3年生】秋季区民大会2024 予選リーグ 総括
早いもので、先日の日曜日から12月になりました。ただ、季節の移ろいを体で感じるにはまだまだ温かい日が多く、なんだか地球のことを心配してしまいます。

さて、その12月の初日となった日曜日、3年生の秋季区民大会の予選リーグが開催されました。
今年度から6名体制となったこの学年は、8人制の試合に挑むため2年生の助っ人選手を加えた形でエントリーしています。

春の大会がずれ込んで、終わったのが9月末なので、実のところ2ヶ月しか経っていない中で秋の大会が始まったことになります。その間、3年生の練習参加率が少し少なかったように感じており、チーム全体として新しく取り組めたことはさほどありませんでした。

この日を迎えるにあたり、あまり細かいことを言わず、春の大会で芽生えた彼らのパスサッカーを見守ろう、と考えました。
出場選手は以下のとおりです。

【3年生】
サエ
シンノスケ
ダイチ
ナツ
ヒロト
ミドリ

【2年生】
エイタ
ガク
コウ
シュウ


※2年生メンバーの選考については、得点力が高いことに加えてゴールキーパーとしての成熟度が高い選手を、という基準で行いました。

■試合結果
・第1試合 vs セントラルE
勝ち 1-0

・第2試合 vs 美竹SC
負け 1-5

・第3試合 vs セントラルA
負け 0-12

■全体総括

この学年は、以前は渋谷区4位になったりしていますが、その後たくさんの選手が別チームに移籍をしていき、現在の6名になった今年4月以降は公式戦での勝利がありませんでした。その意味で、第1試合で勝利を勝ち取ったのはとてもよかったですね。それも、自分たちのサッカーの形、つまり自陣サイドから丁寧にパスを繋いでいくパスサッカーで勝ちきったのがすばらしいです。
右サイドバックのサエが出したパスを、エイタが抜け出して受け見事なゴールを決めました。エイタの決定力はさすがですが、加えて注目したいポイントは、サエがラストボールを出したことです。ディフェンスラインを上げることができていなければ、サエがラストボールを出せる位置にいることはできなかったのです。組織的なディフェンスの連携を感じることができました。一緒に連動していたミドリ、そしてラインをコントロールしていたヒロトたちも、このゴール、勝利の立役者と言えるでしょう。

残りの2試合は強い相手との試合になりましたが、第2試合では得点も生まれています。
左サイドからダイチが放ったロングシュートを相手ゴールキーパーが弾いたところ、つめていたガクが見事にネットを揺らしました。強い相手でも自分たちのプレーを崩すことなく、そして一矢報いたのはとてもよい経験になったことでしょう。

ゴールキックを蹴るのはゴールキーパー。
それを受けるのは、まずはサイドバック。その後に受けるのがハーフの二人である、シンノスケ、あるいはナツです。
ふたりとも怖がらずにボールを受けに行ってました。あとは前を向きながらトラップしたり、最初のワンタッチで相手をかわす動きを覚えると、サッカーの楽しさのトリコになるんじゃないかな、と思います。

コウは3年生チームに参加するのはじめてだし、僕の言うパスでサイドから繋いでいくサッカーへ対応できるか未知数でしたが、ポテンシャルの高さを発揮ししっかりゲームに関われていました。オフサイドについては、来年の大会までに慣れていけば問題ありません。

予定があって第3試合だけの参加になったシュウは、1試合だけでも存在感が大きかったです。機敏な動きでシュートに反応して何本もの厳しいシュートを止めてくれました。

パスサッカーは難しいものです。
ロングボールを蹴っていけば、自陣からの脱出の近道になりますが、ショートパスというのは、キックが不正確だったりトラップがしっかりできない、あるいは受け手がパスを受けられる位置に動いてくれないと、すぐに自陣でのピンチになります。でも、その緊張感の中で、全員がゲームに関われるという点において、このスタイルにこだわることにはとても重要な意味があります。

ロングボールで狙ったところに蹴ったり、そのロングボールを受け手がしっかりとトラップするのには、もう少し年数がかかります。それまでは運任せのロングキックに頼らず、動いて止めて蹴って走る、を繰り返すことができるパスサッカーで、全員が参加するサッカーをしっかりと学んで楽しんでもらいたいと思っています。

順位決定リーグでも、みんなのかっこいいパスサッカーを楽しみにしています。