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【4年生A】春季区民大会2024 予選リーグ 総括

【4年生A】春季区民大会2024 予選リーグ 総括
コーチの吉野です。
4年生、春季区民大会予選リーグの総括です。
7/13(土)渋谷区スポーツセンター
出場選手:アサユキ・アツト・アン・カノト・キョウイチ・ケイ(C)・タイチ・トウゴ・
     トモカズ・ムネヒサ

堂々の1位通過、おめでとう!
見事8月31日開催、強豪ぞろいの決勝トーナメントへのチケットをもぎ取りました。
試合前に設定した目標に向かい、ミーティング中・試合中、選手同士で檄を飛ばし合い、高い緊張感を最後まで保てたことが最高の結果につながったと思います。
1位通過のアドバンテージを活かし(初戦は他リーグの2位)、まずは1勝。
そしてメダルを!少しでも良い色のメダルを狙えるよう準備していきましょう。


・試合結果
●第1試合 vs本町  2ー2
初戦の入り、久しぶりの大会で選手達に少し緊張が目立つ中、前半早い時間でアツトが先制点を決めてくれたのが大きかったです。その後、追いつかれるも再び取り返すというシーソーゲーム。そして勝利を目前とした終了間際の失点で追いつかれ引き分けとなりましたが、この後、絶対に負けられないという気迫を選手全員が持てたことは大きかったです。
試合後、素早く気持ちを切り替えてミーティングに臨め、適宜修正していけたことが今回1位通過をできた大きな要因だったと思います。選手達の精神的な大きな成長を感じました。

●第2試合 vs富ヶ谷B  16-0
勝手知ったる同門対決。得点こそ大差つきましたが、ゲーム内容はBチームが優っていた箇所が多かったです。たとえば、自分達の目指す理想の戦術に向け、ミスをしつつも一歩一歩前進していた点。一方でAチームは前半、ミーティングで掲げた戦術と全く反対の”個の力に頼る”だけの進化のないサッカーをしてしまいました。ハーフタイムで修正できましたが、このままでは決勝トーナメントで相当痛い目をみるので、是非練習にて意識の修正をしていければと思います。

●第3試合 vs美竹  3-0
昨年の決勝トーナメントでの雪辱を果たすことができました。富ヶ谷B戦後半で修正した成果が遺憾なく発揮され、勝利に繋がりました。また、この試合でフォーメーション・戦術的に富ヶ谷Aの勝ちパターンが見えた気がします。このストロングポイントを磨いていけば、決勝トーナメントでも良い戦いができるはずです。


・決勝トーナメントに向けて
全体としては、(長年の課題ですが、)”パスサッカーができる”チームにすることでしょうか。
パスを選択肢に入れることにより、ドリブルが効果的に使用できることを選手自らが気付けるよう「より簡単にボールを離す(特にDF)」「オフザボールでの動きを意識する」練習メニューを増やしていこうと思います。
攻撃面ではサイドの選手が相手DFの裏を狙って走り込めるような意識が増えたら得点機会が倍増すると思いますので、こちらもメニューに組み込んでいきます。
また、全体的に攻撃時、前がかりになりすぎて守備の数が足りなくなるシーンが多々ありましたので、そちらも修正できればと思います。


アサユキ:DFとしてのポジショニング・コーチングは以前より上手になり、守備陣の連携を統率できていました。一方、ルーズボールへの反応が以前より遅れて、自陣深くで相手に寄せられた時の対応でドリブルを選択し、苦しむシーンが目立ちました。ボールを保持する前に次の選択肢を3つくらい(パス・ドリブル・クリア等)イメージしていると攻撃の起点として富ヶ谷の得点力アップにつながると思います!

アツト:中盤、前線に積極的に顔を出し、アシスト数・シュート数、圧巻のものでした。あえて課題をだすならコーナーキック。今回全てニア、またはキーパー付近になってしまったので、ショートコーナー、キーパーが出にくいマイナス方向へのキックなど他のパターンも試していきましょう。

アン:初得点おめでとう!持ち前のボディバランスとシュートへの意識は良いと思います。課題としてはオフサイドポジションを解消する動き。また、FWは勇気を持って下がらないことも大事です。FWが下がることで相手DFラインをあげてしまい失点リスクが増えるからです。こちら日本語での説明に加え、図解でもわかりやすく説明していきます!

カノト:GKとしてのスキルは非常に高いと思います。積極的にゴールエリアより前に出て、相手のスルーパスを何度も潰せました。ただ、キャッチしてから自らドリブルを選択し、ヒヤリとする展開も数度ありました。またFPの時も自陣のゴール付近でボールキープをしすぎて危ない場面も見られました。足元の技術はあるので、ドリブルを選択してしまう気持ちはわかるのですが、仕掛ける場所を考え、リスクを最小限にしていくと多くのチャンスが生まれると思います。

キョウイチ:本人は攻撃したがりますが今回はCBをやってもらいました。結果、コーチ陣が興奮するほど圧巻のプレーを見せてくれました。守備範囲の広さもさることながら、前線へのパスも、以前より大分精度が上がっています。地道なリフティング練習の成果ではないでしょうか。とはいえ自陣でのドリブル選択がまだ多いので、より早い球離れを意識できれば、非常に相手から嫌がられる選手になれると思います。

ケイ(C):試合内外で立派なキャプテンシーを見せてくれました。美竹戦で得点を挙げた時、彼の周りに選手達が駆け寄ってきた光景は、まさにその象徴でした。アップやミーティングなどで選手たちを素早く集合させてくれたおかげで、時間を有効に使えたことも勝利につながった大きな要因でした。一方、チームを勝たせたい気持ちから攻撃時、相手陣内の高い位置にい続けてしまう場面もあったので、全体を見渡しポジショニングを意識していければ、よりフォーメーションのバランスを保てると思います。

タイチ:MF・DF・GKとポリバレントに活躍できるので相手によって様々なフォーメーションを試せて助かりました。また唯一のレフティーという利点を活かし、左サイドからどんどんシュートを狙ってみても良いと思います。一方、ケイ同様、高い位置にいくと、戻れず、相手に裏を取られるシーンも多かったので、同様に全体を俯瞰で見ることを意識してもらえればと思います。

トウゴ:闘志溢れるプレーが魅力のトウゴ。自らDFを志願するだけあり、そのパワフルな対人能力を活かし相手FWを幾度も止めてくれました。たまに後ろに相手FWがいることも見受けられたのでオフザボール時に周囲の確認をする等、ポジショニングに工夫がでるとより強固なDFになると思います!

トモカズ:右サイドの覇者として、幾度もドリブルで駆け上がり多くの得点機会を作ってくれました。また、守備の場面にも多く顔を出し何度も失点機会を防ぎました。攻撃時、右サイドをえぐってから、ラストの得点パターン(マイナスへのパス、センタリング等)をアツト・アンと確立できるとチームとしての得点力が大きくアップすると思います。

ムネヒサ:足元の技術があり、パスの精度も高く視野も広いのでアツトと共にコートを広く使える数少ない選手です。ただ、対人でひるむところがあるので、フミヒトのように激しく相手とコンタクトがとれると、より富ヶ谷のボールポゼッションを高められると思います。


最後に木村コーチから頂戴したコメントです!

この学年の初めての公式戦はコロナ禍にあった1年春季区民大会、そこから多くのメンバーが吉野コーチのもとで富ヶ谷のサッカーを仲間とともに頑張ってきたから今があります。
今回の4年春季区民大会の予選リーグでは、個々の選手の技術的な成長を感じるシーンも多く見られましたが、チームとしてはやや意思統一が足りず、攻守ともにポジショニングに課題があり、試合前の作戦を実行できたという選手はいなかったのではないでしょうか。
まだ決勝トーナメントまで時間はあるので、改めて今回のチームの共通目標をメンバーが共有し、お互いの良い部分を理解し活かす富ヶ谷らしいサッカーで渋谷区を驚かせる準備をしていきましょう!