【2年生B】春季区民大会2024 決勝リーグ 総括
コーチの守谷です。
2年生春季大会決勝リーグ、富ヶ谷Bチームの結果について総括します。
総論ですが、選手たちのまた一歩、大きく成長した姿が見られました。汗だくでピッチを駆け回って真剣に相手チームと向き合い、最終戦で見事、勝利をもぎとった選手たち。それぞれが自らの限界に挑んでいる、とも言えそうな気迫のこもったプレーの数々でした。個々の選手のプレーを見ても、独りよがりではなくチームとして戦っていました。そんな選手たちが今後も更なる成長を見せてくれるのは間違いないと、改めて確信しました。
vs本町 0-4
初戦。試合開始前に行ったシュート練習とGK練習は、立ち上がりに課題がありがちなチームにとって、精神的にも良い準備になりました(何より選手たちがとても楽しそうでした)。こうして始まった試合の前半は、1失点のみ。この試合での失点を振り返ると、サイドから中にボールを蹴り込まれたことによるものが目立ちましたが、相手選手のポジショニングの良さからしても、正直気にしなくていいと感じました。むしろ、ゲンとソウジが、チャレンジ&カバーをごく自然に成功させていたり、リンが要所要所で的確なクリアを見せていたりと、いくつものピンチを切り抜ける姿に、チーム全体としての成長を感じました。試合前からチームワークの大切さを他の選手らと共有してくれたのはシュウヘイでした。その思いは各選手に届いていました。GKを担ったワクは、相手選手から繰り出される強烈なシュートをきっちりとカバー。課題のパントキックにも挑むなど、ナイスチャレンジでした。シンタロウは、相手チームからボールをどうにか奪おうと相手選手の足元を何度も攻めるなど、積極的なプレーが随所に見られたのがとても印象的でした。忘れられないのは、得意のダブルタッチなどで相手選手をさらりと抜き去ったナオヨシのプレー。日頃の練習の賜物なのでしょう。思わず見とれました。結果は4失点でしたが、初戦としては悪くない滑り出しとなりました。
▽vs千駄ヶ谷C 0ー2
今回は各試合の間に15分ほどの時間があり、選手たちとはあらためてディフェンスの際の注意点などを確認しました。前半、後半と1失点ずつしましたが、この試合の辺りから徐々にチームの熱量が高まっていきます。ワクが相手チームの選手にうまく体を入れてボールを奪ってみせれば、サイドから駆け上がったゲンが、中へボールを動かして理想的な展開からのチャンスも演出。リンの積極的なシュートのおかげで、前線が後退したままになるような場面は少なく、チームとして積極的に攻め続けることができました。一方、この日の参加選手は計7人。どうしても各選手の出場時間が長くなり、疲れの見える選手も出てきました。それでも、GKを進んで引き受け、チームを支えたシュウヘイが失点を2にとどめてくれ最終戦へと繋がります。
vsセントラルD、1ー0
最終戦。攻守の切り替え、ソウジの速いスローインのリスタートから徐々に攻撃のリズムが生まれていきます。この日、ボールをもつ相手選手に対して果敢に挑んでいたのは、豊富な運動量が武器のワク。積極的にシュートを狙っていく中で、前半についに得点を決めます。そんなワクに駆け寄っていった選手の姿、笑顔はチームとしてこれまで築かれてきた一体感があらわれていました。ソウジのクリアからゲンがシュートを打ち込むなど気持ちの入ったプレーが相次ぎ、全体として攻勢を強めます。一方で、カウンターも受けましたが、そんな場面でも、どうにかゴールを守ろうと献身的に走るシンタロウの姿はこの日も健在でした。
実はこの日、大きな成長を見せた選手の一人がリンでした。実はリン、試合開始前から、「GKをどうしてもやりたくない」「代えてほしい」と切実に私に訴えてきました。聞いてみると、GKとして失点することの不安が背景にあったようでした。本人には、チームで守る中での失点は全く気にすることはないことや、チャレンジすることこそが成長する上で素晴らしい機会になることだと思うと伝えて送り出しました。本人はおそらく不安だったと思いますが、いざ試合では、きちんとミートし、蹴り出す方向も完璧なパントキックをこれでもかと披露。失点もなく前半のリードを保ったまま、無事勝利することができました。そんなリンは試合後、さっそく、パントキックを練習しようとしていました。きっと、チャレンジする楽しさ、自らが秘めているとてつもなく大きな可能性にあらためて気付いたでしょう。リンのまっすぐな前向きさに、私自身も学ばせてもらいました。
新しい年度がスタートしました。今後も日々の練習が続きますが,サッカーに関わる全ての人へのリスペクトを忘れずに、楽しみながら成長していってほしいと願っています。
2年生春季大会決勝リーグ、富ヶ谷Bチームの結果について総括します。
総論ですが、選手たちのまた一歩、大きく成長した姿が見られました。汗だくでピッチを駆け回って真剣に相手チームと向き合い、最終戦で見事、勝利をもぎとった選手たち。それぞれが自らの限界に挑んでいる、とも言えそうな気迫のこもったプレーの数々でした。個々の選手のプレーを見ても、独りよがりではなくチームとして戦っていました。そんな選手たちが今後も更なる成長を見せてくれるのは間違いないと、改めて確信しました。
vs本町 0-4
初戦。試合開始前に行ったシュート練習とGK練習は、立ち上がりに課題がありがちなチームにとって、精神的にも良い準備になりました(何より選手たちがとても楽しそうでした)。こうして始まった試合の前半は、1失点のみ。この試合での失点を振り返ると、サイドから中にボールを蹴り込まれたことによるものが目立ちましたが、相手選手のポジショニングの良さからしても、正直気にしなくていいと感じました。むしろ、ゲンとソウジが、チャレンジ&カバーをごく自然に成功させていたり、リンが要所要所で的確なクリアを見せていたりと、いくつものピンチを切り抜ける姿に、チーム全体としての成長を感じました。試合前からチームワークの大切さを他の選手らと共有してくれたのはシュウヘイでした。その思いは各選手に届いていました。GKを担ったワクは、相手選手から繰り出される強烈なシュートをきっちりとカバー。課題のパントキックにも挑むなど、ナイスチャレンジでした。シンタロウは、相手チームからボールをどうにか奪おうと相手選手の足元を何度も攻めるなど、積極的なプレーが随所に見られたのがとても印象的でした。忘れられないのは、得意のダブルタッチなどで相手選手をさらりと抜き去ったナオヨシのプレー。日頃の練習の賜物なのでしょう。思わず見とれました。結果は4失点でしたが、初戦としては悪くない滑り出しとなりました。
▽vs千駄ヶ谷C 0ー2
今回は各試合の間に15分ほどの時間があり、選手たちとはあらためてディフェンスの際の注意点などを確認しました。前半、後半と1失点ずつしましたが、この試合の辺りから徐々にチームの熱量が高まっていきます。ワクが相手チームの選手にうまく体を入れてボールを奪ってみせれば、サイドから駆け上がったゲンが、中へボールを動かして理想的な展開からのチャンスも演出。リンの積極的なシュートのおかげで、前線が後退したままになるような場面は少なく、チームとして積極的に攻め続けることができました。一方、この日の参加選手は計7人。どうしても各選手の出場時間が長くなり、疲れの見える選手も出てきました。それでも、GKを進んで引き受け、チームを支えたシュウヘイが失点を2にとどめてくれ最終戦へと繋がります。
vsセントラルD、1ー0
最終戦。攻守の切り替え、ソウジの速いスローインのリスタートから徐々に攻撃のリズムが生まれていきます。この日、ボールをもつ相手選手に対して果敢に挑んでいたのは、豊富な運動量が武器のワク。積極的にシュートを狙っていく中で、前半についに得点を決めます。そんなワクに駆け寄っていった選手の姿、笑顔はチームとしてこれまで築かれてきた一体感があらわれていました。ソウジのクリアからゲンがシュートを打ち込むなど気持ちの入ったプレーが相次ぎ、全体として攻勢を強めます。一方で、カウンターも受けましたが、そんな場面でも、どうにかゴールを守ろうと献身的に走るシンタロウの姿はこの日も健在でした。
実はこの日、大きな成長を見せた選手の一人がリンでした。実はリン、試合開始前から、「GKをどうしてもやりたくない」「代えてほしい」と切実に私に訴えてきました。聞いてみると、GKとして失点することの不安が背景にあったようでした。本人には、チームで守る中での失点は全く気にすることはないことや、チャレンジすることこそが成長する上で素晴らしい機会になることだと思うと伝えて送り出しました。本人はおそらく不安だったと思いますが、いざ試合では、きちんとミートし、蹴り出す方向も完璧なパントキックをこれでもかと披露。失点もなく前半のリードを保ったまま、無事勝利することができました。そんなリンは試合後、さっそく、パントキックを練習しようとしていました。きっと、チャレンジする楽しさ、自らが秘めているとてつもなく大きな可能性にあらためて気付いたでしょう。リンのまっすぐな前向きさに、私自身も学ばせてもらいました。
新しい年度がスタートしました。今後も日々の練習が続きますが,サッカーに関わる全ての人へのリスペクトを忘れずに、楽しみながら成長していってほしいと願っています。