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【4年生】遠征TM(vs 風の子SC)

【4年生】遠征TM(vs 風の子SC)
内藤です。
本日は4年生の遠征練習試合がありました。
場所は、芝浦ふ頭、レインボーブリッジの真下にあるサッカー場です。ゆりかもめの先頭車両に乗って、特等席から東京ベイサイドの景色を楽しみながら移動。現地付近の緑地広場でお弁当を広げ、涼しい風を満喫した後、9月にしては灼熱の陽射しの中、グラウンドに入りました。
対戦相手は、風の子SC。実力的に拮抗していて、両チームにとって良い機会になったのではないかと思います。

今回もユウキがフォーメーションとスターティングメンバーを考えてきていましたが、これは採用しませんでした。
当然のことながらそれは、勝つための編成、作戦が前提になっていたからです。練習試合は、課題を決めて取り組む成長の機会としたいと考えています。

参加者の顔ぶれは、FW系選手が4名、MF系選手が4名、DF系選手が6名。
それぞれを適当に2つに分け、AB編成を取りました。
フォーメーションは3-2-2。

今回の課題は、個人戦術。
まずはその入口としてオフ・ザ・ボール、DFラインを上げたコンパクトなサッカーをテーマにしました。

練習試合に置いては勝ち負け自体よりテーマをクリアしたかどうかが肝心です。
1勝1敗3分の5ゲームの中で課題がクリアできたかどうか。残念ながら、及第点にはもうしばらくの練習と時間が必要そうです(そもそも長い時間をかけて取り組むべきテーマですし)。

縦方向のコンパクトなサッカーはまぁまぁ実現できていましたが、攻撃時の横方向が狭くなりすぎていました。そのため、パスコースが見つからず強引なドリブルを繰り返す展開が目立ちました。DFラインを上げることのメリット、バックパスを利用したサイドチェンジなど、その必要性についてコーチングをしましたが、もうしばらくこれらのテーマには取り組んでもらいたいと思います。

今回、もっともオフ・ザ・ボールの課題クリアに近い"現象"をつくってみせたのは、DFのユキヤです。
中盤右サイドを突破しようとするMFソウスケが相手のブロックにあい、なかなか前へ進めないでいました。ソウスケのすぐ後ろからそのことを"観察"した彼は、ポジションを上げてソウスケの左前方に顔を出しました。その後ソウスケの形勢が不利でボールを奪われると"判断"したユキヤは、すぐさまソウスケの背後のスペースのカバーに戻りました。

今日の振り返りの際に、このシーンでユキヤが行ったことについて、みなに説明して共有しました。

このチームは平均的に能力が高く、いよいよ個人戦術の始まり、そんな時期を迎えていると感じます。
各自がそれぞれの個人戦術を持ち合わせていくことで、サッカーの面白さが格段に増すと思います。当然、チームも強くなるでしょう。

それは簡単なことではありませんが、是非取り組んでもらいたい課題です。

■TM参加者
FW ケイ、テトラ | ナオフミ、ユウタ
MF コウシロウ、カズオキ|ソウスケ、カロ
DF ハルタ、ユウキ、リク|ユキヤ、リョウ、セイタ
GK レイ