【1年生B】春季区民大会 総括
内藤です。
6月26日(土)、1年生Bチームの春季区民大会が行われました。
1年生ということで、戦術的な論点でのお話ではなく、あくまで大会の様子のご報告とさせていただきます。
選手の皆に目当てとしてもらったことは、「本気を出して一生懸命走ること」その一点のみでした。まだまだ団子サッカーになるのは当然ですし、それで構わないと思ってます。サッカーって楽しい!本気になれる!そう感じてもらえたらなと思い、ベンチからサポートをさせてもらいました。
結果として、その目当ては達成できたものと感じています。
以下、各試合ごとのまとめです。
■予選:第1試合 vs トリプレッタA
2-7 負け
得点者:カンタ、アツト
これから数年に渡り対戦することになる強豪チームとの、初対決となりました。例年のことですが、トリプレッタは1年生の段階から基礎能力の高い選手が多く、それがそのまま結果に出た形です。圧倒された試合ですが、2得点取れたことはすばらしいです。カンタは遠くから相手陣内にボールを蹴り込み、相手ゴールキーパーの手元をすり抜けて貴重なチーム初得点を決めました。アツトは良いポジションにしっかりと詰め、サイドからのボールをきれいに流し込みました。まさにサッカー、という得点シーンでびっくりしました。
トモカズは攻守に渡りゲームに関わり、スピード、強さ、運動量いずれにおいてもトリプレッタの選手に見劣りしない、むしろ圧倒するようなプレイを見せてくれました。
■予選:第2試合 vs 渋谷セントラルB
1-2 負け
得点者:トモカズ
戦力的には同じくらいのレベルの対戦相手との試合。取って取られて良いゲームでした。
低学年は、自チームのゴールキックが最大の失点シーンになります。ゴールキックは自分たちが攻める番だ!という思いでフィールドプレーヤーは前がかりのポジショニングになります。しかし実際にはそこまでゴールキックのボールは届かず、自陣ゴール前中央で待ち構える相手FWにボールがそのまま渡ってしまうからです。
すばらしいことに、トウマとケイは、ゴールキックの時に左右のサイドに開いてボールを受ける準備をしていました。ゴールキーパーとの共通認識が出来上がってくれば、この課題は早々に解決できそうだ、そんな期待感を感じさせてくれる二人でした。
■決勝S3リーグ:第1試合 vs 猿楽
0-0 引き分け
予選の第2試合でサイドポジショニングを取れる選手がいたことから、このゲームからみんなにひとつ戦術的なキーワードを渡すことにしました。それは「魔法のトンネル」です。フィールド全体を縦に3つに分けたとします。左レーン、中央レーン、右レーンの3つです。ボールをドリブルで運ぼうとしたとき、中央レーンが最も突破が難しく、それに比較して左右のレーンは割と簡単にドリブル突破できます。レーンという言葉を使用すると頭に入りづらいので、選手には中央はジャングルで通るのが大変、でも左右は魔法のトンネルと言って、簡単にドリブルできるができるんだよ、ということを伝えました。この試合を通して、選手の皆が魔法のトンネルさがしに夢中になってました。素直で真っ直ぐな富ヶ谷SCのDNAが、彼らにも脈々と流れているのを感じてとても嬉しかったです。
試合内容としても、再三に渡り押し寄せてくる相手の攻撃を、ゴールキーパーのタイチが危なげなく防ぎ、頼もしさを見せてくれました。
■決勝S3リーグ:第2試合 vs 美竹
1-0 勝ち
得点者:トモカズ
トモカズの得点力はもはや明白でした。もうひとり注目のストライカーはノア。先日の交流戦で4点をあげています。そんな彼は、不思議なことをいうんです。「僕、キック力ないからなー」。実際はその逆です。現段階では彼がチーム1のキック力を持っていると思いますし、他チームを見ても匹敵する選手はなかなかいないはずです。そのことを伝え、まずは自信を持ってプレイしていいことと、そのキック力があるから、もっと遠くから蹴ってもいいよ、ということを伝えました。「え?遠くから蹴ってもいいの?」面白いですよね。低学年あるあるなんですが、シュートはゴールの近くで打つものという思い込み、みんなにあるんですよね。
この試合でノアはミドルシュートをうちました。低弾道のパワフルなシュートでした。ボールは惜しくもポストの少し外に流れてしまいましたが、今後も是非積極的に狙ってもらいたいです。
■決勝S3リーグ:第3試合 vs 本町
4-1 勝ち
得点者:トモカズ(4得点)
前半1失点から後半怒涛の逆転劇を見せてくれました。原動力はトモカズ。決勝はわずかな休憩を挟んでの3連戦。予選の2試合目から考えれば、4連戦という、この年代にはハードな試合スケジュールでした。スタミナや集中力の途切れる選手が出てきていましたが、トモカズは全くその気配がありませんでした。すでにフォワードとして必要なものを手にしている彼が、その実力をいかんなく発揮したゲーム。試合前にハットトリックを目標にしたら?などと笑いながら話しましたが、まさかの4得点。ゴールキーパーのトウマも、集中力を切らすことなく気迫あふれるセービングでみんなの背後をしっかりと守ってました。
交代でベンチに下がったユウヤは、ピッチの選手に「魔法のトンネル!」を連呼していました。チーム戦術を理解しチームにコーチングするという、サッカーでとても大切なことを、最初の大会でできていたことはとてもすばらしいことです。ただ、あまりに連呼するので、裏のベンチの別チームの選手が気になって、そのチームのコーチに「魔法のトンネルって、なにー?」と聞いていました。微笑ましい一幕でした。
●大会結果
予選:3位
決勝S3リーグ:1位(すばらしい!)
ふりかえると1日に5試合という、1年生には実にハードな大会でした。
最終戦後、やはり全員が疲れ切っていました(トモカズはそうでもなかったかな・・・・?)。でもその顔には、充実した一日だったことを感じさせてくれる表情がみてとれました。
全力を出し切った証拠です。とてもすばらしい一日であったと思います。
これからもサッカーを全力で楽しみ続け、その先に表彰台を目指せるチームになるよう、サポートを続けたいと思います。
そして、最後に素晴らしい応援を見せていただいた保護者の皆様に、今一度拍手を贈りたいと思います。他チームの保護者のみなさんは、「シュート、シュート!・・・もう、なにやってるの!」なんて声を上げていましたが(笑)、富ヶ谷の保護者の皆さんは、姿勢を正して、目線はしっかりと選手たちに、そして良いプレーのたびに大きくてきれいな拍手をされてました。そのそろった拍手の美しさに、心から感動を覚え、そのチームの指導に関わらせていただいていることを、大変名誉に感じました。あまりに感銘したので、帰宅後家族に、あれはオーケーストラの演奏後の拍手のような、とても立派な応援だったと、興奮して伝えたくらいです。
保護者のみなさまあっての富ヶ谷サッカークラブです。
どうぞ引き続き、みなさまのお力添えの程何卒よろしくお願い申し上げます。
以上、
1年生Bチーム、初めての大会総括とさせていただきます。
6月26日(土)、1年生Bチームの春季区民大会が行われました。
1年生ということで、戦術的な論点でのお話ではなく、あくまで大会の様子のご報告とさせていただきます。
選手の皆に目当てとしてもらったことは、「本気を出して一生懸命走ること」その一点のみでした。まだまだ団子サッカーになるのは当然ですし、それで構わないと思ってます。サッカーって楽しい!本気になれる!そう感じてもらえたらなと思い、ベンチからサポートをさせてもらいました。
結果として、その目当ては達成できたものと感じています。
以下、各試合ごとのまとめです。
■予選:第1試合 vs トリプレッタA
2-7 負け
得点者:カンタ、アツト
これから数年に渡り対戦することになる強豪チームとの、初対決となりました。例年のことですが、トリプレッタは1年生の段階から基礎能力の高い選手が多く、それがそのまま結果に出た形です。圧倒された試合ですが、2得点取れたことはすばらしいです。カンタは遠くから相手陣内にボールを蹴り込み、相手ゴールキーパーの手元をすり抜けて貴重なチーム初得点を決めました。アツトは良いポジションにしっかりと詰め、サイドからのボールをきれいに流し込みました。まさにサッカー、という得点シーンでびっくりしました。
トモカズは攻守に渡りゲームに関わり、スピード、強さ、運動量いずれにおいてもトリプレッタの選手に見劣りしない、むしろ圧倒するようなプレイを見せてくれました。
■予選:第2試合 vs 渋谷セントラルB
1-2 負け
得点者:トモカズ
戦力的には同じくらいのレベルの対戦相手との試合。取って取られて良いゲームでした。
低学年は、自チームのゴールキックが最大の失点シーンになります。ゴールキックは自分たちが攻める番だ!という思いでフィールドプレーヤーは前がかりのポジショニングになります。しかし実際にはそこまでゴールキックのボールは届かず、自陣ゴール前中央で待ち構える相手FWにボールがそのまま渡ってしまうからです。
すばらしいことに、トウマとケイは、ゴールキックの時に左右のサイドに開いてボールを受ける準備をしていました。ゴールキーパーとの共通認識が出来上がってくれば、この課題は早々に解決できそうだ、そんな期待感を感じさせてくれる二人でした。
■決勝S3リーグ:第1試合 vs 猿楽
0-0 引き分け
予選の第2試合でサイドポジショニングを取れる選手がいたことから、このゲームからみんなにひとつ戦術的なキーワードを渡すことにしました。それは「魔法のトンネル」です。フィールド全体を縦に3つに分けたとします。左レーン、中央レーン、右レーンの3つです。ボールをドリブルで運ぼうとしたとき、中央レーンが最も突破が難しく、それに比較して左右のレーンは割と簡単にドリブル突破できます。レーンという言葉を使用すると頭に入りづらいので、選手には中央はジャングルで通るのが大変、でも左右は魔法のトンネルと言って、簡単にドリブルできるができるんだよ、ということを伝えました。この試合を通して、選手の皆が魔法のトンネルさがしに夢中になってました。素直で真っ直ぐな富ヶ谷SCのDNAが、彼らにも脈々と流れているのを感じてとても嬉しかったです。
試合内容としても、再三に渡り押し寄せてくる相手の攻撃を、ゴールキーパーのタイチが危なげなく防ぎ、頼もしさを見せてくれました。
■決勝S3リーグ:第2試合 vs 美竹
1-0 勝ち
得点者:トモカズ
トモカズの得点力はもはや明白でした。もうひとり注目のストライカーはノア。先日の交流戦で4点をあげています。そんな彼は、不思議なことをいうんです。「僕、キック力ないからなー」。実際はその逆です。現段階では彼がチーム1のキック力を持っていると思いますし、他チームを見ても匹敵する選手はなかなかいないはずです。そのことを伝え、まずは自信を持ってプレイしていいことと、そのキック力があるから、もっと遠くから蹴ってもいいよ、ということを伝えました。「え?遠くから蹴ってもいいの?」面白いですよね。低学年あるあるなんですが、シュートはゴールの近くで打つものという思い込み、みんなにあるんですよね。
この試合でノアはミドルシュートをうちました。低弾道のパワフルなシュートでした。ボールは惜しくもポストの少し外に流れてしまいましたが、今後も是非積極的に狙ってもらいたいです。
■決勝S3リーグ:第3試合 vs 本町
4-1 勝ち
得点者:トモカズ(4得点)
前半1失点から後半怒涛の逆転劇を見せてくれました。原動力はトモカズ。決勝はわずかな休憩を挟んでの3連戦。予選の2試合目から考えれば、4連戦という、この年代にはハードな試合スケジュールでした。スタミナや集中力の途切れる選手が出てきていましたが、トモカズは全くその気配がありませんでした。すでにフォワードとして必要なものを手にしている彼が、その実力をいかんなく発揮したゲーム。試合前にハットトリックを目標にしたら?などと笑いながら話しましたが、まさかの4得点。ゴールキーパーのトウマも、集中力を切らすことなく気迫あふれるセービングでみんなの背後をしっかりと守ってました。
交代でベンチに下がったユウヤは、ピッチの選手に「魔法のトンネル!」を連呼していました。チーム戦術を理解しチームにコーチングするという、サッカーでとても大切なことを、最初の大会でできていたことはとてもすばらしいことです。ただ、あまりに連呼するので、裏のベンチの別チームの選手が気になって、そのチームのコーチに「魔法のトンネルって、なにー?」と聞いていました。微笑ましい一幕でした。
●大会結果
予選:3位
決勝S3リーグ:1位(すばらしい!)
ふりかえると1日に5試合という、1年生には実にハードな大会でした。
最終戦後、やはり全員が疲れ切っていました(トモカズはそうでもなかったかな・・・・?)。でもその顔には、充実した一日だったことを感じさせてくれる表情がみてとれました。
全力を出し切った証拠です。とてもすばらしい一日であったと思います。
これからもサッカーを全力で楽しみ続け、その先に表彰台を目指せるチームになるよう、サポートを続けたいと思います。
そして、最後に素晴らしい応援を見せていただいた保護者の皆様に、今一度拍手を贈りたいと思います。他チームの保護者のみなさんは、「シュート、シュート!・・・もう、なにやってるの!」なんて声を上げていましたが(笑)、富ヶ谷の保護者の皆さんは、姿勢を正して、目線はしっかりと選手たちに、そして良いプレーのたびに大きくてきれいな拍手をされてました。そのそろった拍手の美しさに、心から感動を覚え、そのチームの指導に関わらせていただいていることを、大変名誉に感じました。あまりに感銘したので、帰宅後家族に、あれはオーケーストラの演奏後の拍手のような、とても立派な応援だったと、興奮して伝えたくらいです。
保護者のみなさまあっての富ヶ谷サッカークラブです。
どうぞ引き続き、みなさまのお力添えの程何卒よろしくお願い申し上げます。
以上、
1年生Bチーム、初めての大会総括とさせていただきます。